JP3387773B2 - ロール軸の停止装置 - Google Patents

ロール軸の停止装置

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JP3387773B2 JP07031897A JP7031897A JP3387773B2 JP 3387773 B2 JP3387773 B2 JP 3387773B2 JP 07031897 A JP07031897 A JP 07031897A JP 7031897 A JP7031897 A JP 7031897A JP 3387773 B2 JP3387773 B2 JP 3387773B2
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澄彦 伊藤
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ローラ矯正機のロ
ール交換時にロール軸のキー合わせをするためにロール
軸を一定位置に停止させるロール軸停止装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、ローラ矯正機やローラ圧延機にお
いて、ロールを交換する場合、ロール交換装置のロール
支持軸とロール軸とを対向して配置し、ロール支持軸と
ロール軸との間でロールを受け渡しするが、このときに
ロール軸のキーとロール支持軸のキーとを位置合わせす
る必要がある。 【0003】従来では、キーの位置合わせのために、ロ
ール軸の軸端に設けたリミットスイッチやロータリエン
コーダなどの回転位置検出器により、ロール軸の回転位
置を検出し、この検出値に基づいてロール軸の回転モー
タを停止することでキーが一定位置になるようにロール
軸を停止していた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし、回転モータの
停止位置の精度誤差により、±3°程度ずれることがあ
り、そうすると手動により微調整する必要が生じ、この
ためにロール交換作業の自動化が図れないという問題が
あった。 【0005】本発明のうち請求項1記載の発明は、上記
問題点を解決して、ロール軸を一定位置に精度良く停止
させることができるロール軸の停止装置を提供すること
を目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1記載の発明は、ロール軸近傍の機台
フレームにロール軸心と平行に配設された支持ピンと、
この支持ピンに基端部が回動自在に支持されてロール軸
の略接線方向に伸びる揺動ロッドと、この揺動ロッドを
出退レバーを介して回動し先端受動端をロール軸に接近
自在なアーム出退手段と、ロール軸に突設されて略半径
方向の当接面が揺動ロッドの前記受動端に当接可能なス
トッパと、前記揺動ロッドに設けられて受動端への圧縮
力を緩衝する緩衝器とを具備したものである。 【0007】上記構成によれば、ロール軸を低速で回転
させて、ロッド出退手段により出退レバーを介して揺動
ロッドの受動端をロール軸に接近させることにより、受
動端にストッパの当接面に当接させてロール軸を停止さ
せる。この時のロール軸の回転トルクは、ストッパから
揺動ロッドを圧縮する方向に働き、緩衝器で吸収される
とともに支持ピンで支持されることになる。したがっ
て、停止時の衝撃力が出退レバーおよびロッド出退手段
に及ぶことなく、全体の軽量化、小形化が図れるととも
にロール軸を精度良く一定位置に停止でき、キー合わせ
を正確に行えてロール交換作業の自動化を図ることが可
能となる。 【0008】 【発明の実施の形態】ここで、本発明に係るローラ矯正
機に設けられたロール軸停止装置の実施の形態を図面に
基づいて説明する。 【0009】図3に示すように、ローラ矯正機の機台フ
レーム1には、パスラインPの上下位置に、パスライン
P方向および上下方向にに位置調整自在な4個の上軸受
箱2Aと5個の下軸受箱2B(中央は上下方向のみ)が
配置され、上軸受箱2Aに上ロール軸3Aが突設される
とともに下軸受箱2Bに下ロール軸3Bが突設されてい
る。上ロール軸3Aは矯正時に矯正駆動モータ(図示せ
ず)により矢印A方向に回転駆動され、下ロール軸3B
は遊転状態で矢印B方向に従動回転され、上下ロール軸
3A,3Bとも正逆回転自在な調整用油圧モータ(図示
せず)が連動連結されている。これら上下ロール軸3
A,3Bには、それぞれ矯正ロール付スリーブ4A,4
Bが外嵌されてキー5により周り止めされ、上下ロール
軸3A,3Bの先端部は、機台フレーム1にパスライン
Pを挟んで配置される可動軸受フレーム(図示せず)の
軸受に回転自在に支持される。 【0010】ワークの変更ごとに、矯正ロール付スリー
ブ4A,4Bを交換する場合には、可動軸受フレームを
後退して上下ロール軸3A,3Bの先端部を軸受から外
した後、可動軸受フレームを退避させ、ロール交換装置
(図示せず)のロール支持軸を上下ロール軸3A,3B
に対向して配置し、矯正ロール付スリーブ4A,4Bを
上下ロール軸3A,3Bからロール支持軸にスライドさ
せて抜き出す。次いで新たな矯正ロール付スリーブ4
A,4Bを装着したロール支持軸を上下ロール軸3A,
3Bに対向して配置した後、ロール支持軸を上下ロール
軸3A,3Bにスライドさせて移し替える。この矯正ロ
ール付スリーブ4A,4Bのキー溝を上下ロール軸3
A,3Bのキー5に位置合わせする必要がある。そのた
め上下軸受箱2A,2Bには、それぞれ上下ロール軸3
A,3Bをキー5がたとえば上方の0°位置になるよう
に停止する本発明に係る上下ロール軸停止装置6A,6
Bがそれぞれ配設されている。 【0011】前記上ロール軸停止装置6Aは、図1に示
すように、上軸受箱2Aのロール軸3Aの上部で下流側
近傍に支持金具11を介してロール軸3Aの軸心Oと平
行に配設された支持ピン12と、この支持ピン12に基
端部が回動自在に支持されてロール軸3Aの接線方向に
伸びる揺動ロッド13と、この揺動ロッド13の基端側
に固定された出退レバー18と、この出退レバー13の
先端部に連結ピン14を介して連結されたロッド出退手
段であるロッド出退シリンダ15と、ロール軸3Aに外
嵌された矯正ロール付スリーブ4Aに突設され半径方向
の当接面16aが形成されたストッパ16と、揺動ロッ
ド13の先端側に配設されて先端部に当接面16aを係
止する受動端17aを有して衝撃力を緩衝する緩衝器で
あるオイルバッファ17とで構成されている。 【0012】したがって、非使用時には仮想線で示すよ
うに、ロッド出退シリンダ15を収縮して揺動ロッド1
3を上方に回動して退避させておく。そして、ロール交
換時には、上ロール軸3Aを調整用の油圧モータによ
り、矯正方向Aとは逆の矢印C方向にゆっくりと2r.
p.m程度で回転させ、ロッド出退シリンダ15を伸展
して出退レバー18を介して揺動ロッド13を支持ピン
12を中心に下方の実線で示す突出位置まで回動させ
る。すると、ストッパ16の当接面16aが揺動ロッド
13の受動端17aに当接して、キー5が0°となる位
置に上ロール軸3Aが停止される。このときの上ロール
軸3Aの回転トルクは、揺動ロッド13を圧縮する方向
に働いてオイルバッファ17に吸収されるとともに支持
ピン12により支持される。したがって、係止時の衝撃
が出退レバー18やロッド出退シリンダ15に負荷され
ることもない。そして、当接した状態で数秒置いた後、
ロッド出退シリンダ15を収縮して揺動ロッド13を退
避させる。これは、油圧モータの油圧回路の圧抜きを行
うためであり、停止直後に揺動ロッド13を後退させる
と、油圧モータの残留圧により上ロール軸3Aが回転す
る為である。 【0013】前記下ロール軸停止装置6Bは、図2に示
すように、下軸受箱2Bのロール軸3Bの側部で上流側
近傍に支持金具21を介して下ロール軸3Bの軸心Oと
平行に配設された支持ピン22と、この支持ピン22に
基端部が回動自在に支持されて下ロール軸3Bの略接線
方向に伸びる揺動ロッド23と、支持ピン22を介して
揺動ロッド23に連結された出退レバー28と、この出
退レバー28の先端部に連結ピン24を介して連結され
たロッド出退手段であるロッド出退シリンダ25と、下
ロール軸3Bに外嵌された矯正ロール付スリーブ4Bに
突設され略半径方向の当接面26aが形成されたストッ
パ26と、揺動ロッド23の先端側に配設され先端部に
当接面26aを係止する受動端27a有し衝撃力を緩衝
する緩衝器であるオイルバッファ27とで構成されてい
る。 【0014】したがって、非使用時には仮想線で示すよ
うに、ロッド出退シリンダ25を収縮して出退レバー2
8を介して揺動ロッド23を上流側に回動し退避させて
おく。そして、ロール交換時には、下ロール軸3Bを調
整用の油圧モータにより、矯正方向Bとは逆の矢印A方
向にゆっくりと2r.p.m程度で回転させ、ロッド出
退シリンダ25を伸展して出退レバー28を介して揺動
ロッド23を支持ピン22を中心に後方の実線で示す突
出位置まで回動させる。すると、ストッパ26の当接面
26aが揺動ロッド23の受動端27aに当接してキー
5が0°となる位置に下ロール軸3Bが停止される。こ
のときの下ロール軸3Bの回転トルクは、揺動ロッド2
3を圧縮する方向に働いてオイルバッファ27に吸収さ
れるとともに支持ピン22により支持される。したがっ
て、係止時の衝撃が出退レバー28やロッド出退シリン
ダ25に負荷されることが極めて少ない。そして、当接
した状態で数秒置いた後、ロッド出退シリンダ25を収
縮して揺動ロッド23を退避させる。これは、油圧モー
タの油圧回路の圧抜きを行うためであり、停止直後に揺
動ロッド23を後退させると、油圧モータの残留圧によ
り下ロール軸3Bが回転する為である。 【0015】上記実施の形態によれば、ロール軸3A,
3Bの位置決め停止時に、揺動ロッド13,23を回動
して接線または略接線方向に傾斜させ、その受動端17
a,27aを矯正ロール付スリーブ4A,4Bに接近さ
せてストッパ16,26に衝突させ、ロール軸3A,3
Bを停止させるので、ロール軸3A,3Bをキー5が0
°となる位置に精度良く停止させることができる。ま
た、停止時にロール軸3A,3Bから伝達される衝撃力
は、揺動ロッド13,23に長さ方向の圧縮力となり、
オイルバッファ17,27に効果的に緩衝されると共
に、支持ピン12,22により支持される。したがっ
て、ロッド出退シリンダ15,25や出退レバー18,
28に衝撃力が負荷されることが極めて少なく、部品を
小形化できるとともに軽量化することができる。 【0016】 【発明の効果】以上に述べたごとく本発明の請求項1記
載の発明によれば、ロール軸を低速で回転させて、ロッ
ド出退手段により出退レバーを介して揺動ロッドの先端
係止部をロール軸に接近させることにより、先端係止部
にストッパを当接させてロール軸を停止させる。この時
のロール軸の回転トルクは、ストッパから揺動ロッドを
圧縮する方向に働き、緩衝器で吸収されるとともに支持
ピンで支持されることになる。したがって、停止時の衝
撃力が出退レバーおよびロッド出退手段に及ぶことな
く、全体の軽量化、小形化が図れるとともにロール軸を
精度良く一定位置に停止でき、キー合わせを正確に行え
てロール交換作業の自動化を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係るロール軸停止装置の実施の形態を
示す上ロール軸用の正面図である。 【図2】同下ロール用のロール軸停止装置を示す正面図
である。 【図3】同ロール軸停止装置を備えたローラ矯正機を示
す正面図である。 【符号の説明】 P パスライン 1 機台フレーム 2A,2B 軸受箱 3A,3B ロール軸 4A,4B 矯正ロール付スリーブ 5 キー 6A,6B ロール軸停止装置 11,21 支持金具 12.22 支持ピン 13,23 揺動ロッド 15,25 ロッド出退シリンダ 16,26 ストッパ 16a,26a 当接面 17,27 オイルバッファ 18,28 出退レバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 得丸 豊久 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(無番 地) 川崎製鉄株式会社 水島製鉄所内 (72)発明者 竹内 徹 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(無番 地) 川崎製鉄株式会社 水島製鉄所内 (72)発明者 伊藤 澄彦 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(無番 地) 川崎製鉄株式会社 水島製鉄所内 (72)発明者 永尾 勝 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28 号 日立造船株式会社内 (56)参考文献 特開 昭48−57876(JP,A) 特開 平4−351212(JP,A) 実開 昭60−46910(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21D 1/05 B21B 31/08 B21D 1/02

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】ロール軸近傍の機台フレームにロール軸心
    と平行に配設された支持ピンと、この支持ピンに基端部
    が回動自在に支持されてロール軸の略接線方向に伸びる
    揺動ロッドと、この揺動ロッドを出退レバーを介して回
    動し先端受動端をロール軸に接近自在なアーム出退手段
    と、ロール軸に突設されて略半径方向の当接面が揺動ロ
    ッドの前記受動端に当接可能なストッパと、前記揺動ロ
    ッドに設けられて受動端への圧縮力を緩衝する緩衝器と
    を具備したことを特徴とするロール軸の停止装置。
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JP6502312B2 (ja) * 2016-12-28 2019-04-17 ソノルカエンジニアリング株式会社 ロールユニット交換式ローラレベラ
JP2018187658A (ja) * 2017-05-10 2018-11-29 羽咋丸善株式会社 矯正機、矯正ロール、及び矯正ロール製造方法

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