JP3387664B2 - 平面型表示装置 - Google Patents
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Description
特に、プラズマ・ディスプレイ,エレクトロ・ルミネッ
センス,液晶,蛍光表示管および発光ダイオード等を用
いた平面型表示装置に関する。近年、平面型表示装置
(フラットディスプレイ)における大画面化, 大容量
化, フルカラー表示化の要求に伴って、該平面型表示装
置の消費電力も大きくなる傾向にある。そこで、このよ
うな平面型表示装置においても、消費電力をでき得る限
り低減することが要望されている。
(プラズマ・ディスプレイ・パネル),EL素子(エレク
トロ・ルミネッセンス素子),LCD(液晶ディスプレ
イ),VFD(蛍光表示装置),および, LED(発光ダイ
オード)等を用いたものが知られている。本発明は、こ
れら種々の平面型表示装置に適用することが可能である
が、以下の説明では、PDP、特に、3電極面放電交流
駆動型プラズマディスプレイ装置(AC型PDP)を例
にとって説明する。
プラズマディスプレイパネルを模式的に示す図であり、
図14は図13のプラズマディスプレイパネルにおける
1つの放電セルの概略的構造を示す断面図である。ここ
で、図13は、M×Nドットのパネル構造(電極構造)
を示している。図13および図14において、参照符号
1は前面ガラス基板, 2は背面ガラス基板, 3はアドレ
ス電極, 4は壁, 5は壁の間に設けられた蛍光体, 6は
誘電体層, 7および8はX電極およびY電極を示してい
る。このAC型PDPにおいて、放電は主に背面ガラス
基板2上に配置された2本の維持放電電極(X電極7お
よびY電極8)の間で行われ、また、表示データに応じ
た画素(放電セル)の選択は、Y電極8とアドレス電極
3との間の放電を利用して、該当するY電極8を含むラ
イン上のセルを選択して行うようになっている。各維持
放電電極(7,8)上には、絶縁のための誘電体層6が
形成され、該誘電体層6上に保護膜であるMgO膜が形
成されている。さらに、背面ガラス基板2と向かい合う
前面ガラス基板1には、アドレス電極3および蛍光体5
が形成されている。ここで、蛍光体5は、カラー表示を
可能とするために、赤・緑・青の発光特性を有し、該蛍
光体5はアドレス電極3上に形成されるようになってい
る。
側に形成された壁(障壁)4によって分離され、放電は
その中で各セル毎に起こるようになっており、放電によ
って発生した紫外線が蛍光体を発光させて表示を行うよ
うになっている。このような構成を有するセルを、例え
ば、マトリクス状に(M×N)個だけ配列することによ
り、図13に示すようなディスプレイパネルが構成され
る。ここで、図13において、参照符号A1 〜AM はア
ドレス電極3を示し、Y1 〜YN はY電極8を示してい
る。また、各セルに対するX電極7は、共通結線とされ
ている。
イパネルを用いた3電極面放電交流駆動型プラズマディ
スプレイ装置の一例を示すブロック図であり、代表的な
3電極AC型PDPを駆動するための周辺回路を示すも
のである。図15において、参照符号100 は制御回路,1
01は表示データ制御部,102はフレームメモリ,103はパネ
ル駆動制御部,104はスキャンドライバ制御部, そして,1
05は共通ドライバ制御部を示している。さらに、参照符
号21はアドレスドライバ, 22はXドライバ, 23は
Yスキャンドライバ, 24はYドライバ, そして,30
はプラズマ・ディスプレイ・パネル(PDP)示してい
る。
Kは表示データを示すドットクロック、DATAは表示
データ(256階調カラー表示の場合は、各色8ビッ
ト:3×8)、VSYNCは1フレーム(1フィール
ド)の開始を示す垂直同期信号、そして、HSYNCは
1ラインの開始を示す水平同期信号を示している。制御
回路100 は、表示データ制御部101 およびパネル駆動制
御部103 を備えている。表示データ制御部101 は、表示
データをフレームメモリ102 に蓄え、パネルの駆動タイ
ミングに合わせて、アドレスドライバ21に転送するも
のである。ここで、参照符号A−DATAは表示デー
タ、また、A−CLOCKは転送クロックを示してい
る。
波形を印加するタイミングを決定するものであり、スキ
ャンドライバ制御部104 および共通ドライバ制御部105
を備えている。ここで、参照符号Y−DATAはスキャ
ンデータ(Yスキャンドライバを1ビット毎にONさせ
るためのデータ)、Y−CLOCKは転送クロック(Y
スキャンドライバを1ビット毎にONさせるためのクロ
ック)、Y−STB1はYストローブ1(Yスキャンド
ライバをONさせるタイミング規定する信号)、そし
て、Y−STB2はYストローブ2を示している。ま
た、参照符号X−UDはX側共通ドライバのON/OF
Fを制御する信号(VS/VWを出力)、X−DDはX
側共通ドライバのON/OFFを制御(GND)、Y−
UDはY側共通ドライバのON/OFFを制御(VS/
VWを出力)、そして、Y−DDはX側共通ドライバの
ON/OFFを制御(GND)を示している。
(A1 〜AM )は1本毎にアドレスドライバ21に接続
され、該アドレスドライバ21によってアドレス放電時
のアドレスパルスが印加される。また、Y電極8(Y1
〜YN )は個別にYスキャンドライバ23に接続され
る。スキャンドライバ23はY側共通ドライバ(Yドラ
イバ)24に接続されており、アドレス放電時のパルス
はYスキャンドライバ23から発生する。また、維持パ
ルス等はYドライバ24で発生し、Yスキャンドライバ
23を経由して、Y電極8に印加される。さらに、X電
極7は、パネル30の全表示ラインに渡って共通に接続
される。そして、X側共通ドライバ(Xドライバ)22
は、書き込みパルスおよび維持パルス等を発生する。こ
れらのドライバ回路は、制御回路100 によって制御さ
れ、該制御回路100 は、装置の外部より入力される同期
信号や表示データ信号によって制御されるようになって
いる。
置における駆動波形の一例を示す図であり、いわゆる
『アドレス/維持放電分離型・書き込みアドレス方式』
における1サブフレーム(または、1サブフィールド)
の駆動波形を示すものである。この方法は、例えば、フ
ルカラーのための多階調表示を行う場合に適用され、低
電圧で安定な駆動(アドレス)を行うことができるもの
である。
内は、アドレス期間および維持放電期間に分離される。
そして、アドレス期間においては、全面書き込み,全面
消去,および,線順次書き込み(アドレス)が行われ、
また、維持放電期間においては、全ライン同時に維持パ
ルスが印加され、書き込みアドレスが実行され壁電荷が
蓄積されたセルに対して維持放電が行われる。ここで、
1サブフレームは、例えば、インターレース(飛び越し
操作)処理により1フレームの画面を2つのサブフレー
ムにより構成する場合には、各サブフレームにおけるサ
ブフィールドに対応する。
レス期間の始めに行われる全面書き込みと全面消去によ
って、全セルの状態を均一とし、さらに、次に行われる
線順次書き込み放電(アドレス放電)に有効な壁電荷を
残した状態で消去の完了とすることである。まず、Y電
極がGNDレベルになり、同時にX電極に書き込みパル
ス(電圧VW)が印加されて全面書き込みが行われる。
この時、アドレス電極側、実際には蛍光体等の絶縁物表
面に、正電荷であるイオンが蓄積される。そして、次の
ステップで、消去パルス(電圧VE)が印加されること
により、全面消去が行われる。消去放電は、X電極とY
電極の絶縁層(MgO膜)表面に壁電荷が無い状態を作
り出すものであるが、好ましくは、Y電極側のMgO面
には、次のアドレス放電に有利な負電荷である電子を蓄
積し、且つ、その際、残留した壁電荷の電圧値は、X電
極およびY電極に維持放電パルスが印加されても、維持
放電を起こさないレベルでなくてはならない。
狙った、全面書き込み全面消去を経た後に、線順次に書
き込み放電(アドレス放電)が行われる。この放電は、
書き込みを行うラインのY電極をGNDレベルとして、
そのライン中の書き込みを行うセルのアドレス電極に、
アドレスパルス(電圧VA)が印加されて行われる。こ
の際、アドレス側(蛍光体表面)にはイオンが、Y電極
側(MgO面)には電子がそれぞれ蓄積されたいるた
め、非常に低い電圧でアドレス放電が可能となる。これ
らの動作が、全ラインに渡り実行された後、X電極とY
電極に交互に維持パルス(VS)が印加され維持放電が
行われる。
6に示す従来の平面型表示装置(プラズマディスプレイ
装置)において、例えば、表示を全面消去状態にする場
合、表示装置に入力するデータそのものを非表示のデー
タにするか、或いは、ディスプレイ・イネーブル信号(D
ISPENA) の制御によりアドレスドライバの出力をOFF
することにより行っている。しかしながら、これらの手
法により表示を全面消去状態とした場合、アドレスパル
スの印加による壁電荷の形成は行われないが、その後の
維持パルス(図9の維持放電期間における維持パルス)
は印加されることになる。
は、実際の表示には全く関係ない維持パルスの印加によ
り無駄な電力が消費されることになっていた。本発明
は、上述した従来の平面型表示装置が有する課題に鑑
み、実際の表示には全く関係ないパネルへの充電電流お
よび無駄なスイッチングによる無効電流を無くして消費
電流を低減することを目的とする。
ク電圧以外に、維持放電を実施するための表示用高電圧
VSを使用する平面型表示装置であって、該表示用高電
圧VSの電圧値を検出する手段61、外部から入力され
る信号(消去状態または待機状態を示す信号)DISPENA、
または、入力される表示データDATAの有無を検出する手
段により、当該表示装置に対する駆動波形の印加を制御
するための駆動制御信号を制御する、駆動制御信号制御
手段を備えていることを特徴とする平面型表示装置が提
供される。
よび表示用高電圧が印加され、アドレス放電パルス用電
圧、書き込み放電パルス用電圧および消去用パルス電圧
を出力する内部電源回路を備え、駆動制御信号を制御す
る駆動制御信号制御手段と共に、内部電源回路50の動
作を制御する内部電源制御手段を備えることができる。
また、内部電源制御手段は、表示用高電圧VS、並び
に、前記アドレス放電パルス用電圧VA、書き込み放電
パルス用電圧VWおよび消去用パルス電圧VEを検出す
る電圧検出手段により検出された電圧値に応じて電源制
御信号PWSC1,PWSC2を変化させ、内部電源回
路50の動作を制御するように構成してもよい。さら
に、表示用高電圧VS、並びに、前記アドレス放電パル
ス用電圧VA、書き込み放電パルス用電圧VWおよび消
去用パルス電圧VEを検出する電圧検出手段により検出
された電圧値に応じて駆動制御信号制御手段により駆動
制御信号MCRST,MCPSD,ADENAを変化さ
せ、駆動波形を制御するように構成してもよい。
用高電圧VSの値が内部に設定した規定値に達しない場
合には駆動制御信号により駆動波形を停止させ、且つ、
検出された表示用高電圧VSの値が内部に設定した規定
値に達した場合には駆動制御信号により駆動波形を再開
させることができる。駆動制御信号制御手段は、検出さ
れた表示用高電圧VSの値を比較するために内部に設定
された少なくとも2つの第1および第2の規定値を有
し、第1の規定値は表示用高電圧が立ち上がる場合に使
用し、第2の規定値は表示用高電圧が立ち下がる場合に
使用するようにしてもよい。
る維持放電電極7,8と、維持放電電極に直行して配置
されたアドレス電極3とを具備し、維持放電電極の一方
7を共通接続し、且つ、他方8を表示ライン毎に独立し
て設け、壁電荷をメモリ媒体として利用した面放電構造
を有する3電極型面放電交流型プラズマディスプレイ装
置として構成してもよい。また、本発明によれば、ロジ
ック電圧以外に、維持放電を実施するための表示用高電
圧を使用する平面型表示装置であって、該ロジック電圧
および該表示用高電圧が印加され、該表示用高電圧とは
異なる駆動電圧を出力する内部電源回路と、該表示用高
電圧の電圧値を検出する電圧検出手段により検出された
電圧値に応じて、該内部電源回路の動作を制御する内部
電源回路制御手段とを備えていることを特徴とする平面
型表示装置も提供される。
号制御手段は、表示用高電圧VSの電圧値を検出する手
段61, 外部から入力される信号DISPENA,または, 入力
される表示データDATAの消去状態を検出する手段によ
り、駆動制御信号を制御するようになっている。
実際の表示には全く関係ないパネルへの充電電流および
無駄なスイッチングによる無効電流を無くして消費電流
を低減することができる。内部電源制御手段は、駆動制
御信号を制御する駆動制御信号制御手段と共に、内部電
源回路50の動作を制御する。この内部電源制御手段
は、表示用高電圧VSおよび他の駆動電圧VA,VW,
VEを検出する電圧検出手段により検出された電圧値に
応じて電源制御信号PWSC1,PWSC2を変化さ
せ、内部電源回路50の動作を制御する。また、駆動制
御信号制御手段は、表示用高電圧VSおよび他の駆動電
圧VA,VW,VEを検出する電圧検出手段により検出
された電圧値に応じて駆動制御信号MCRST,MCP
SD,ADENAを変化させ、さらに、内部電源制御手
段は、内部電源回路50の動作を制御する。
用高電圧VSの値が内部に設定した規定値に達しない場
合には制御回路10により回路動作を停止させ、また、
検出された表示用高電圧VSの値が内部に設定した規定
値に達した場合には制御回路10により回路動作を再開
させる。これにより、表示用高電圧VSの可変により、
駆動制御信号の制御を行うようにすることができる。こ
の駆動制御信号制御手段は、検出された表示用高電圧V
Sの値を比較するために内部に設定された少なくとも2
つの第1および第2の規定値を有している。そして、第
1の規定値は表示用高電圧が立ち上がる場合に使用さ
れ、また、第2の規定値は表示用高電圧が立ち下がる場
合に使用される。
る維持放電電極7,8と、維持放電電極に直行して配置
されたアドレス電極3とを備えて構成されている。この
平面型表示装置において、維持放電電極の一方7は共通
接続され、また、維持放電電極の他方8は表示ライン毎
に独立して設けられている。これにより、平面型表示装
置を壁電荷をメモリ媒体として利用した面放電構造を有
する3電極型面放電交流型プラズマディスプレイ装置と
して構成することができる。
示装置の実施例を説明する。図1は本発明に係る平面型
表示装置の一実施例としての3電極面放電交流駆動型の
プラズマディスプレイ装置を示す図であり、代表的な3
電極AC型PDPを駆動するための周辺回路を示すもの
である。
11は表示データ制御部, 12はフレームメモリ, 13
はパネル駆動制御部, 14はスキャンドライバ制御部,
そして, 15は共通ドライバ制御部を示している。ま
た、参照符号21はアドレスドライバ, 22はXドライ
バ, 23はYスキャンドライバ, 24はYドライバ, そ
して, 30はプラズマ・ディスプレイ・パネル(PD
P)を示している。さらに、参照符号40はCPU、A
DENAは表示データ制御部11に対する制御信号、そ
して、MCRSTおよびMCPSDは表示パネル駆動制
御部13に対する制御信号を示している。
装置は、前述した図15のプラズマディスプレイ装置に
対して、制御回路10へ制御信号(駆動制御信号)MC
RST,MCPSD,ADENAを供給すると共に内部
電源回路50へ制御信号(電源制御信号)PWSC1,
PWSC2を供給するCPU40が設けられている。さ
らに、制御回路10の構成および内部電源回路50も、
CPU40からの制御信号MCRST,MCPSD,ADENA およびPW
SC1,PWSC2 に対応して変形されている(詳細は、後述す
る)。なお、本実施例のプラズマディスプレイ装置の他
の構成は、基本的には、図15に示すものと同様であ
る。
CKは表示データを示すドットクロック、DATAは表
示データ(256階調カラー表示の場合は、各色8ビッ
ト:3×8)、DISPENA は外部から表示装置を消去状態
或いは待機状態にする信号(ディスプレイ・イネーブル
信号)、VSYNCは1フレーム(1フィールド)の開
始を示す垂直同期信号、そして、HSYNCは1ライン
の開始を示す水平同期信号を示している。
よびパネル駆動制御部13を備えている。表示データ制
御部11は、入力されるデータを監視しているために、
データが入力されている場合、すなわち、データがある
場合には、信号DERSのレベルを高レベル“H”に変化さ
せ、データが入力されていない場合、すなわち、データ
が無い場合には、信号DERSのレベルを低レベル“L”に
変化させて、CPU40に供給する。さらに、表示データ
制御部11は、表示データをフレームメモリ12に蓄
え、パネルの駆動タイミングに合わせて、アドレスドラ
イバ21に転送するようになっている。なお、参照符号
A−DATAは表示データ、また、A−CLOCKは転
送クロックを示している。
波形を印加するタイミングを決定するものであり、スキ
ャンドライバ制御部14および共通ドライバ制御部15
を備えている。ここで、参照符号Y−DATAはスキャ
ンデータ(Yスキャンドライバを1ビット毎にONさせ
るためのデータ)、Y−CLOCKは転送クロック(Y
スキャンドライバを1ビット毎にONさせるためのクロ
ック)、Y−STB1はYストローブ1(Yスキャンド
ライバをONさせるタイミング規定する信号)、そし
て、Y−STB2はYストローブ2を示している。ま
た、参照符号X−UDはX側共通ドライバのON/OF
Fを制御する信号(VS/VWを出力)、X−DDはX
側共通ドライバのON/OFFを制御(GND)、Y−
UDはY側共通ドライバのON/OFFを制御(VS/
VWを出力)、そして、Y−DDはX側共通ドライバの
ON/OFFを制御(GND)を示している。
1本毎にアドレスドライバ21に接続され、該アドレス
ドライバ21によってアドレス放電時のアドレスパルス
が印加される。また、Y電極8は個別にYスキャンドラ
イバ23に接続される。スキャンドライバ23はY側共
通ドライバ(Yドライバ)24に接続されており、アド
レス放電時のパルスはYスキャンドライバ23から発生
する。また、維持パルス等はYドライバ24で発生し、
Yスキャンドライバ23を経由して、Y電極8に印加さ
れる。さらに、X電極7は、パネル30の全表示ライン
に渡って共通に接続される。そして、X側共通ドライバ
(Xドライバ)22は、書き込みパルスおよび維持パル
ス等を発生する。これらのドライバ回路は、制御回路1
0によって制御され、該制御回路10は、装置の外部よ
り入力される同期信号や表示データ信号およびCPU4
0からの制御信号(MCRST,MCPSD,ADENA) によって制御さ
れている。
は、表示用高電圧VS, 外部から入力される消去状態ま
たは待機状態を示す信号(DISPENA),および, 入力される
表示データDATAにおけるデータの無い状態(信号DE
RS) をユニット(表示装置)内部で検出し、これによ
り、表示用高電圧VS投入時の立ち上がりおよび表示用
高電圧VS遮断時の立ち下がり時等の低電圧, 或いは,
高電圧での表示不良(異常)を防いで表示を消去状態と
し、また、外部から入力される信号DISPENA に応じて表
示を消去状態(待機状態)とし、さらに、入力される表
示データDATAが無い(所定時間データが入力しな
い)場合に表示を消去状態にすることができるようにな
っている。
レータ)が、装置に印加する表示用高電圧VSを意図的
に遮断或いは規定値以下に低下させることで、表示装置
に入力する信号を何ら制御することなく(変えることな
く)、制御信号(MCRST,MCPSD,ADENA) により駆動電流波
形を停止させ、これによって、パネルに対して駆動波形
が印加されないようにして無効電流の極力少ない画面の
消灯状態にすることができる。すなわち、表示用高電圧
VSを意図的に制御することで、新たな信号線を設ける
ことなく、無効電流の極力少ない画面の消灯状態にする
ことができる。従って、本実施例においては、オペレー
タは、意図的に表示用高電圧VSを遮断或いは規定値以
下に低下させるか、または、消去状態または待機状態を
示す信号DISPENA を制御することにより、表示を消去状
態にすることができる。
し、図2(a) は該平面型表示装置における要部を概略的
に示すブロック図であり、また、図2(b) は図2(a) に
おける電圧検出器の構成例を示す回路図である。ここ
で、図2(a) において、参照符号40はCPU、50は
内部電源回路、61〜64は高電圧検出回路、65はク
ロック・ジェネレータ、そして、66はパワーオン・リ
セット回路を示している。
50には、電源電圧Vccおよび表示用高電圧VSが印加
され、アドレス放電パルス用電圧VA, 書き込み放電パ
ルス用電圧VW, および,消去用パルス電圧VEがPW
M制御により出力されるようになっている。ここで、表
示用高電圧VSは高電圧検出器61により検出され、ア
ドレス放電パルス用電圧VAは高電圧検出器62により
検出され、書き込み放電パルス用電圧VWは高電圧検出
器63により検出され、そして、消去用パルス電圧VE
は高電圧検出器63により検出される。ここで、図2
(b) に示されるように、各高電圧検出回路61(62,
63,64)は、それぞれ抵抗R61〜R63およびコンデ
ンサC61で構成され、検出信号VSK(VAK,VW
K,VEK)を出力するようになっている。
VEKは、それぞれCPU40に内蔵された8ビットの
アナログ/ディジタル変換器(A/Dコンバータ)に供
給され、これにより該CPU40が各電圧値を8ビット
データ(256ポイントのデータ)として内部レジスタ
に取り込んで認識できるようになっている。また、CP
U40には、クロック・ジェネレータ65の出力信号
(クロック信号)CLKおよびパワーオン・リセット回
路66の出力信号(パワーオン・リセット信号)RST
も供給されている。そして、CPU40からは、内部電
源回路50に対して制御信号(電源制御信号)PWSC1およ
びPWSC2 が出力され、また、制御回路10に対して制御
信号(駆動制御信号)MCRST,MCPSD,ADENAが出力されるよ
うになっている。
路の一例を示すブロック回路図である。ここで、図3は
主に内部電源回路の全体的な構成を示し、また、図4は
CPU40から供給される制御信号PWSC1,PWSC2 を処理
する回路および図3におけるDTC電圧回路(55)を
示している。これら図3〜図5に示す内部電源回路の構
成は、本件と同一出願人により出願された特願平5−1
35972号に詳細に記載されている。
グ波形電圧/電流変換回路、52は基準電圧回路(Vr
電圧)、53はPWM制御回路、54は基準三角波発振
回路、55はDTC電圧回路、そして、56は保護回路
を示しており、これらの回路は、例えば、1つのICチ
ップとして集積化されている。同図に示されるように、
内部電源回路50は、スイッチング波形電圧/電流変換
回路51,基準電圧回路52,PWM制御回路53,基
準三角波発振回路54,DTC電圧回路55,保護回路
56,FET(トランジスタ)Tr50,抵抗R51〜R53,
コンデンサC51〜C54, ダイオードD50, および, チョ
ークコイルL50を備えている。ここで、コンデンサC52
およびC54は、電解コンデンサである。
路、72はコンパレータを示している。同図に示される
ように、内部電源回路50は、さらに、ラッチ回路7
1,コンパレータ72,トランジスタTr71 〜Tr71,抵
抗R71〜R75, コンデンサC71およびC72を備えてい
る。ここで、コンデンサC71およびC72は外付けされて
おり、また、コンデンサC71は電解コンデンサである。
また、コンパレータ72の一方の入力には表示用高電圧
VS(表示用高電圧の分圧値VS/n)が印加され、該
コンパレータ72の他方の入力には基準電圧Vr(表示用
高電圧の分圧値VS/nに対応した基準電圧の分圧値Vr/n)
が印加されている。また、制御信号PWSC1およびP
WSC2は、表示用高電圧VSを抵抗により分圧した電
位を接続したり、表示用高電圧VSの電圧および電流を
監視している回路からの出力信号を接続するために使用
される。この図4に示す回路では、Vsc電位がトランジ
スタTr71 のスイッチング状態とは別に、制御信号PWSC
1,PWSC2 により制御されるトランジスタTr72,Tr73 の
スイッチング状態によっても電位を制御することができ
るようになっており、これにより、表示用高電圧VSで
も保護回路(56)の制御が可能となっている。
電源回路内部の保護回路として内部に基準電源を内蔵し
ており、各出力電圧の分圧値と基準電圧を比較した結
果、分圧値が高い場合内部スイッチングを停止して出力
を停止するようになっている。ここで、本実施例の平面
型表示装置における内部電源回路50は、CPU40か
らの制御信号PWSC1およびPWSC2により保護動
作と出力の制御が行われるようになっている。この制御
信号PWSC1 およびPWSC2 の論理を次の表1に示す。
1 およびPWSC2 が両方共に高レベル“H”のときは内部
保護回路の動作が禁止され(保護動作による遮断が行わ
れない状態)、信号PWSC1 が高レベル“H”で信号PWSC
2 が低レベル“L”のときは内部保護回路の動作が開始
され(保護動作による遮断が行われる状態)、そして、
信号PWSC1 およびPWSC2 が両方共に低レベル“L”のと
きは内部電源出力が停止される。
データ部の要部を示す回路図であり、図7は図1の平面
型表示装置におけるパネル駆動制御部の要部を示す回路
図である。ここで、前述した図1に示すように、CPU
40から制御回路10に対して制御信号MCRST,M
CPSD,ADENAが供給されるが、制御信号ADENA
は表示データ部11に供給され、制御信号MCRST はパネ
ル駆動制御部13に供給される。
は、表示データD0〜D7が一方の入力に供給されるA
NDゲート110 〜117 を有している。これら各ANDゲ
ート110 〜117 の他方の入力には、それぞれ制御信号A
DENAが供給され、該信号ADENA が高レベル“H”の
ときはアドレスデータA-DATA(DOA〜D7A)がアドレスドラ
イバ21へ出力され、信号ADENA が低レベル“L”のと
きはアドレスデータA-DATA(DOA〜D7A)がアドレスドライ
バ21へ出力されないようになっている。従って、制御
信号ADENA により、制御回路10(表示データ部11)
からアドレスドライバ21へ供給されるアドレスデータ
A-DATAを制御するようになっている。
13(共通ドライバ制御部15)は、ANDゲート131,
132,ORゲート133,およびフリップ・フロップ134 を有
している。ANDゲート131 の反転入力およびANDゲ
ート132 の入力には、制御信号MCPSDが供給され、
ANDゲート131,132 の出力は、ORゲート133 を介し
てフリップ・フロップ134 のデータ入力に供給されてい
る。ここで、ANDゲート132 の入力には、信号Y-UD,Y
-DD,X-UD,X-DD が供給され、信号MCPSD が供給され、A
NDゲート131,132 の出力は、ORゲート133 を介して
フリップ・フロップ134 のデータ入力に供給されてい
る。従って、制御信号MCPSD により制御回路10(共通
ドライバ制御部15)からXドライバ22およびYドラ
イバ24へ供給される信号Y-UD,Y-DD,X-UD,X-DD を制御
するようになっている。
13内部の全てのラッチ或いはフリップ・フロップのダ
イレクトクリア端子に供給されており、低レベル“L”
の制御信号MCRSTにより初期化されるようになってい
る。ここで、制御信号MCRST,MCPSD,ADE
NAのレベルは、各状態において次の表2のようにな
る。
には、信号MCRST およびADENA が低レベル“L”で信号
MCPSD が高レベル“H”となり、そして、正常動作時に
は、信号MCRST およびADENA が高レベル“H”で信号MC
PSD が低レベル“L”となる。また、異常処理時には、
信号MCRST およびADENA が低レベル“L”で信号MCPSD
が高レベル“H”となる。さらに、信号DERSのレベルが
低レベル“L”の場合、すなわち、データが無い(所定
時間データが入力されない)場合には、信号MCRST およ
びADENA のレベルが低レベル“L”で信号MCPSD が高レ
ベル“H”となる。また、信号DERSのレベルが高レベル
“H”の場合、すなわち、データが有る場合には、信号
MCRST およびADENA のレベルが高レベル“H”で信号MC
PSD が低レベル“L”となる。
“L”の場合、すなわち、本プラズマディスプレイ装置
を搭載した表示装置(該表示装置を制御する装置)また
はオペレータが意図的に表示装置を消去状態(待機状
態)にしたい場合には、信号MCRST およびADENA のレベ
ルが低レベル“L”で信号MCPSD が高レベル“H”とな
る。
理の一例を示すフローチャート、図9は図8のフローチ
ャートにおけるタイマの動作を説明するための図、そし
て、図10は図8のフローチャートに示す処理を説明す
るための波形図である。図8に示されるように、まず、
電源(Vcc)が投入されると、CPU40は、パワーオ
ン・リセット回路66からの高レベル“H”のリセット
信号RSTによりプログラムが動作される。そして、ス
テップS1において、初期設定が行われる。この初期設
定では、駆動制御信号MCRST,MCPSD,ADENA の制御により
駆動波形が停止され、また、制御信号PWSC1,PWSC2 によ
り内部保護回路の動作が禁止状態とされる。次に、ステ
ップS2において、表示用高電圧VSがチェックされ
る。すなわち、表示用高電圧VSが規定値になるまでル
ープし続け、表示用高電圧VSが規定値(予めCPUの
内部に規定された値、例えば、170V:図10参照)
を越えると、初めてループから抜けて次のステップS3
に進む。
が行われる。すなわち、図9に示されるように、まず、
電源(図9(b) 参照)が投入された後、内部電源回路5
0の出力電圧VA(VW,VE:図9(c) 参照)は、表示用高
電圧VS(図9(a) 参照)が正常に印加されてから規定
値に立ち上がるまでに約350msec.程度の時間かかる
ため、この時間をステップS3のタイマ処理により保証
している。ここで、図9(d) および(e) に示されるよう
に(表1参照)、信号PWSC1 およびPWSC2 が両方共に高
レベル“H”のときは内部保護回路の動作が禁止され、
信号PWSC1 が高レベル“H”で信号PWSC2 が低レベル
“L”のときは内部保護回路の動作が開始され、そし
て、信号PWSC1 およびPWSC2 が両方共に低レベル“L”
のときは内部電源出力が停止される。
PWSC1およびPWSC2により内部保護回路の動作
を開始させる。次に、ステップS5に進んで、内部電源
のチェックを行う。この内部電源チェックは、各内部電
源回路50の出力電圧VA,VW,VEが電圧を予めC
PU40の内部に規定された値を出力しているかどうか
を確認するもので、電圧値が異常の場合はステップS1
0の異常処理ルーチンに分岐する。ステップS10の異
常処理ルーチンでは、制御信号PWSC1 およびPWSC2 によ
り内部電源回路50の動作を停止させ、また、制御信号
MCRST、MCPSD、ADENAにより制御回路1
0の動作を停止させ、図16の駆動波形が全て出ない状
態にする。なお、この状態は、電源Vccを再度投入して
パワーオンリセット回路を働かせない限りクリアするこ
とはできない。
(駆動電圧)VA,VW,VEが正常であったと判別さ
れると、ステップS6に進んで、制御信号MCRST,MCPSD,
ADENA により、制御回路10(表示データ制御部11お
よびパネル駆動制御部13)の動作を開始させる。ここ
で、信号MCRSTは、パネル駆動制御部13内部の全
てのラッチ或いはフリップ・フロップのダイレクトクリ
アを制御するリセット信号であり、また、信号MCPS
Dは非同期に高圧駆動回路をリセットするリセット信号
である。さらに、信号ADENAはアドレスドライバ2
1のイネーブル信号である。
入力される信号DISPENA(ディスプレイ・イネーブル信
号)のチェック、および、制御回路10(表示データ制
御部11)で検出された入力される表示データDATA
におけるデータの無い状態の検出信号DERSのチェックを
行う。このステップS7において、信号DISPENA または
DERSの少なくとも一方が低レベル“L”の場合、具体的
に、例えば、本プラズマディスプレイ装置を搭載した表
示装置(該表示装置を制御する装置)またはオペレータ
が意図的に信号DISPENA により表示装置を消去状態(待
機状態)にしたい場合、或いは、表示データDATAが
無い(所定時間データが入力しない)場合には、ステッ
プS1に戻って前述した処理を行う。この場合には、画
面が全面消去状態になるだけでなく、表示に関係の無い
パネルへの充放電電流や無駄なスイッチングによる無効
電流を無くして消費電力を低減することができる。ま
た、ステップS7において、信号DISPENA またはDERSの
両方とも高レベル“H”の場合、具体的に、例えば、本
プラズマディスプレイ装置を搭載した表示装置(該表示
装置を制御する装置)またはオペレータによる信号DISP
ENA の入力がなく、且つ、表示データDATAが入力し
ている場合には、ステップS8に進む。
Sをチェックし、表示用高電圧VSが規定値であると判
別されると、さらに、ステップS9に進んで、内部電源
電圧VA,VW,VEの出力をチェックする。この間、
表示用高電圧VSが規定値よりも下がった場合、すなわ
ち、ステップS8における表示用高電圧VSのチェック
がNGの場合には、ステップS1の初期設定に戻ると共
に、ステップS10の異常処理を行うことになる。ここ
で、ステップS8における表示用高電圧VSをチェック
するための規定値は、ステップS2における最初の表示
用高電圧VSをチェックするための規定値(175V)
よりも低い165Vとすることにより電圧変動によるプ
ログラムの異常動作を防いでいる。ここで、表示用高電
圧VSの値が195Vを越えた場合、異常電圧入力とし
て異常処理ルーチン(ステップS10)に分岐し、制御
信号PWSC1 およびPWSC2 により内部電源回路50の動作
を停止させ、また、制御信号MCRST,MCPSD,ADENA により
制御回路10の動作を停止させる(図10参照)。
ず、表示用高電圧VSの値が175Vまで上昇すると内
部電源電圧VA,VW,VEをチェックした後に表示開
始となる。そして、表示用高電圧VSの値が165V以
下に低下すると、初期設定に戻り、制御信号MCRS
T、MCPSD、ADENAにより制御回路10はリセ
ット状態となって表示は全面消去となる。
よれば、外部から入力される消去または待機の状態を示
す信号、或いは、入力される表示データの消去状態を検
出する手段により、駆動制御信号を制御する手段および
表示用高電圧の電圧値に応じて駆動制御回路を全て停止
状態とすることができ、無駄な電力を消費することなく
全面消去表示を行うことが可能となる。
の実施例としての2電極面放電交流駆動型プラズマディ
スプレイ装置を示すブロック図であり、図12は図11
のプラズマディスプレイ装置における駆動波形の一例を
示す図である。図11において、参照符号7AはX電極
(X1 〜XM )を示し、21A はX−アドレスドライバ
を示している。
に、本実施例の2電極面放電交流駆動型プラズマディス
プレイ装置は、3電極面放電交流駆動型プラズマディス
プレイ装置における共通接続されたX電極7は取り除か
れ、アドレスドライバ21としてX−アドレスドライバ
21A が設けられ、アドレス電極(A1 〜AM )3とし
てX電極7Aが設けられている。また、本実施例におい
ては、Xドライバ22の出力がX−アドレスドライバ2
1A に供給されるようになっている。
かなように、2電極面放電交流駆動型プラズマディスプ
レイ装置のX電極波形(X1 〜XM )が、3電極面放電
交流駆動型プラズマディスプレイ装置におけるアドレス
電極波形(A1 〜AM )に対応している。ここで、前述
した本発明の特徴とする構成および動作は、本実施例の
2電極面放電交流駆動型プラズマディスプレイ装置に対
してもそのまま当て嵌めることができる。さらに、本発
明の平面型表示装置は、上述した2電極および3電極の
面放電交流駆動型プラズマディスプレイ装置に限定され
るものではなく、エレクトロ・ルミネッセンス(EL)
等の他の様々な平面型表示装置に対しても適用すること
が可能である。
表示装置によれば、実際の表示には全く関係ないパネル
への充電電流および無駄なスイッチングによる無効電流
を無くして消費電流を低減することができる。
の3電極面放電交流駆動型プラズマディスプレイ装置を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
ク回路図(その1)である。
ク回路図(その2)である。
部の制御波形を示す図である。
要部を示す回路図である。
部の要部を示す回路図である。
示すフローチャートである。
説明するための図である。
ための波形図である。
しての2電極面放電交流駆動型プラズマディスプレイ装
置を示すブロック図である。
駆動波形の一例を示す図である。
ィスプレイパネルを模式的に示す図である。
る1つの放電セルの概略的構造を示す断面図である。
用いた3電極面放電交流駆動型プラズマディスプレイ装
置の一例を示すブロック図である。
駆動波形の一例を示す図である。
回路用)
Claims (8)
- 【請求項1】 ロジック電圧以外に、維持放電を実施す
るための表示用高電圧を使用する平面型表示装置であっ
て、 該表示用高電圧の電圧値を検出する手段、外部から入力
される信号、または、入力される表示データの有無を検
出する手段により、当該表示装置に対する駆動波形の印
加を制御するための駆動制御信号を制御する、駆動制御
信号制御手段を備えていることを特徴とする平面型表示
装置。 - 【請求項2】 前記平面型表示装置において、前記ロジ
ック電圧および前記表示用高電圧が印加され、アドレス
放電パルス用電圧、書き込み放電パルス用電圧および消
去用パルス電圧を出力する内部電源回路を備え、 前記駆動制御信号を制御する駆動制御信号制御手段と共
に、前記内部電源回路の動作を制御する内部電源制御手
段を備えていることを特徴とする請求項1の平面型表示
装置。 - 【請求項3】 前記内部電源制御手段は、前記表示用高
電圧、並びに、前記アドレス放電パルス用電圧、書き込
み放電パルス用電圧および消去用パルス電圧を検出する
電圧検出手段により検出された電圧値に応じて電源制御
信号を変化させ、前記内部電源回路の動作を制御するよ
うにしたことを特徴とする請求項2の平面型表示装置。 - 【請求項4】 前記表示用高電圧、並びに、前記アドレ
ス放電パルス用電圧、書き込み放電パルス用電圧および
消去用パルス電圧を検出する電圧検出手段により検出さ
れた電圧値に応じて前記駆動制御信号制御手段により前
記駆動制御信号を変化させ、前記駆動波形を制御するよ
うにしたことを特徴とする請求項2の平面型表示装置。 - 【請求項5】 前記駆動制御信号制御手段は、前記検出
された表示用高電圧の値が内部に設定した規定値に達し
ない場合には前記駆動制御信号により駆動波形を停止さ
せ、且つ、該検出された表示用高電圧の値が該内部に設
定した規定値に達した場合には該駆動制御信号により駆
動波形を再開させることを特徴とする請求項2の平面型
表示装置。 - 【請求項6】 前記駆動制御信号制御手段は、前記検出
された表示用高電圧 の値を比較するために内部に設定さ
れた少なくとも2つの第1および第2の規定値を有し、
該第1の規定値は該表示用高電圧が立ち上がる場合に使
用し、該第2の規定値は該表示用高電圧が立ち下がる場
合に使用するようにしたことを特徴とする請求項5の平
面型表示装置。 - 【請求項7】 前記平面型表示装置は、維持放電を行う
平行する維持放電電極と、該維持放電電極に直行して配
置されたアドレス電極とを具備し、前記維持放電電極の
一方を共通接続し、且つ、他方を表示ライン毎に独立し
て設け、壁電荷をメモリ媒体として利用した面放電構造
を有する3電極型面放電交流型プラズマディスプレイ装
置であることを特徴とする請求項1の平面型表示装置。 - 【請求項8】 ロジック電圧以外に、維持放電を実施す
るための表示用高電圧を使用する平面型表示装置であっ
て、 該ロジック電圧および該表示用高電圧が印加され、該表
示用高電圧とは異なる駆動電圧を出力する内部電源回路
と、 該表示用高電圧の電圧値を検出する電圧検出手段により
検出された電圧値に応じて、該内部電源回路の動作を制
御する内部電源回路制御手段とを備えていることを特徴
とする平面型表示装置。
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