JP3532187B2 - 平面型表示装置 - Google Patents

平面型表示装置

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JP3532187B2
JP3532187B2 JP2002208668A JP2002208668A JP3532187B2 JP 3532187 B2 JP3532187 B2 JP 3532187B2 JP 2002208668 A JP2002208668 A JP 2002208668A JP 2002208668 A JP2002208668 A JP 2002208668A JP 3532187 B2 JP3532187 B2 JP 3532187B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は平面型表示装置に関
し、特に、プラズマ・ディスプレイ、エレクトロ・ルミ
ネッセンス、液晶、蛍光表示管および発光ダイオード等
を用いた平面型表示装置に関する。
【0002】近年、平面型表示装置(フラットディスプ
レイ)における大画面化、大容量化、フルカラー表示化
の要求に伴って、該平面型表示装置の消費電力も大きく
なる傾向にある。そこで、このような平面型表示装置に
おいても、消費電力をでき得る限り低減することが要望
されている。
【0003】
【従来の技術】従来、平面型表示装置としては、PDP
(プラズマ・ディスプレイ・パネル)、EL素子(エレ
クトロ・ルミネッセンス素子)、LCD(液晶ディスプ
レイ)、VFD(蛍光表示装置)、および、LED(発光
ダイオード)等を用いたものが知られている。本発明
は、これら種々の平面型表示装置に適用することが可能
であるが、以下の説明では、PDP、特に、3電極面放
電交流駆動型プラズマディスプレイ装置(AC型PD
P)を例にとって説明する。
【0004】図13は従来の3電極面放電交流駆動型の
プラズマディスプレイパネルを模式的に示す図であり、
図14は図13のプラズマディスプレイパネルにおける
1つの放電セルの概略的構造を示す断面図である。ここ
で、図13は、M×Nドットのパネル構造(電極構造)
を示している。
【0005】図13および図14において、参照符号1
は前面ガラス基板、2は背面ガラス基板、3はアドレス
電極、4は壁、5は壁の間に設けられた蛍光体、6は誘
電体層、7および8はX電極およびY電極を示してい
る。このAC型PDPにおいて、放電は主に背面ガラス
基板2上に配置された2本の維持放電電極(X電極7お
よびY電極8)の間で行われ、また、表示データに応じ
た画素(放電セル)の選択は、Y電極8とアドレス電極
3との間の放電を利用して、該当するY電極8を含むラ
イン上のセルを選択して行うようになっている。各維持
放電電極(7,8)上には、絶縁のための誘電体層6が
形成され、該誘電体層6上に保護膜であるMgO膜が形
成されている。さらに、背面ガラス基板2と向かい合う
前面ガラス基板1には、アドレス電極3および蛍光体5
が形成されている。ここで、蛍光体5は、カラー表示を
可能とするために、赤・緑・青の発光特性を有し、該蛍
光体5はアドレス電極3上に形成されるようになってい
る。
【0006】放電空間は、ガラス基板の片側もしくは両
側に形成された壁(障壁)4によって分離され、放電は
その中で各セル毎に起こるようになっており、放電によ
って発生した紫外線が蛍光体を発光させて表示を行うよ
うになっている。このような構成を有するセルを、例え
ば、マトリクス状に(M×N)個だけ配列することによ
り、図13に示すようなディスプレイパネルが構成され
る。ここで、図13において、参照符号A1 〜AM はア
ドレス電極3を示し、Y1 〜YN はY電極8を示してい
る。また、各セルに対するX電極7は、共通結線とされ
ている。
【0007】図15は図13に示すプラズマディスプレ
イパネルを用いた3電極面放電交流駆動型プラズマディ
スプレイ装置の一例を示すブロック図であり、代表的な
3電極AC型PDPを駆動するための周辺回路を示すも
のである。
【0008】図15において、参照符号100 は制御回
路、101は表示データ制御部、102はフレームメモリ、10
3はパネル駆動制御部、104はスキャンドライバ制御部、
そして、105は共通ドライバ制御部を示している。さら
に、参照符号21はアドレスドライバ、22はXドライ
バ、23はYスキャンドライバ、24はYドライバ、そ
して、30はプラズマ・ディスプレイ・パネル(PD
P)示している。
【0009】また、図15において、参照符号CLOC
Kは表示データを示すドットクロック、DATAは表示
データ(256階調カラー表示の場合は、各色8ビッ
ト:3×8)、VSYNCは1フレーム(1フィール
ド)の開始を示す垂直同期信号、そして、HSYNCは
1ラインの開始を示す水平同期信号を示している。
【0010】制御回路100 は、表示データ制御部101 お
よびパネル駆動制御部103 を備えている。表示データ制
御部101 は、表示データをフレームメモリ102 に蓄え、
パネルの駆動タイミングに合わせて、アドレスドライバ
21に転送するものである。ここで、参照符号A−DA
TAは表示データ、また、A−CLOCKは転送クロッ
クを示している。
【0011】パネル駆動制御部103 はパネル30に高圧
波形を印加するタイミングを決定するものであり、スキ
ャンドライバ制御部104 および共通ドライバ制御部105
を備えている。ここで、参照符号Y−DATAはスキャ
ンデータ(Yスキャンドライバを1ビット毎にONさせ
るためのデータ)、Y−CLOCKは転送クロック(Y
スキャンドライバを1ビット毎にONさせるためのクロ
ック)、Y−STB1はYストローブ1(Yスキャンド
ライバをONさせるタイミング規定する信号)、そし
て、Y−STB2はYストローブ2を示している。ま
た、参照符号X−UDはX側共通ドライバのON/OF
Fを制御する信号(VS/VWを出力)、X−DDはX
側共通ドライバのON/OFFを制御(GND)、Y−
UDはY側共通ドライバのON/OFFを制御(VS/
VWを出力)、そして、Y−DDはX側共通ドライバの
ON/OFFを制御(GND)を示している。
【0012】図15に示されるように、アドレス電極3
(A1 〜AM )は1本毎にアドレスドライバ21に接続
され、該アドレスドライバ21によってアドレス放電時
のアドレスパルスが印加される。また、Y電極8(Y1
〜YN )は個別にYスキャンドライバ23に接続され
る。スキャンドライバ23はY側共通ドライバ(Yドラ
イバ)24に接続されており、アドレス放電時のパルス
はYスキャンドライバ23から発生する。また、維持パ
ルス等はYドライバ24で発生し、Yスキャンドライバ
23を経由して、Y電極8に印加される。さらに、X電
極7は、パネル30の全表示ラインに渡って共通に接続
される。そして、X側共通ドライバ(Xドライバ)22
は、書き込みパルスおよび維持パルス等を発生する。こ
れらのドライバ回路は、制御回路100 によって制御さ
れ、該制御回路100 は、装置の外部より入力される同期
信号や表示データ信号によって制御されるようになって
いる。
【0013】図16は図15のプラズマディスプレイ装
置における駆動波形の一例を示す図であり、いわゆる
『アドレス/維持放電分離型・書き込みアドレス方式』
における1サブフレーム(または、1サブフィールド)
の駆動波形を示すものである。この方法は、例えば、フ
ルカラーのための多階調表示を行う場合に適用され、低
電圧で安定な駆動(アドレス)を行うことができるもの
である。
【0014】図16に示されるように、1サブフレーム
内は、アドレス期間および維持放電期間に分離される。
そして、アドレス期間においては、全面書き込み、全面
消去、および、線順次書き込み(アドレス)が行われ、
また、維持放電期間においては、全ライン同時に維持パ
ルスが印加され、書き込みアドレスが実行され壁電荷が
蓄積されたセルに対して維持放電が行われる。ここで、
1サブフレームは、例えば、インターレース(飛び越し
操作)処理により1フレームの画面を2つのサブフレー
ムにより構成する場合には、各サブフレームにおけるサ
ブフィールドに対応する。
【0015】この図16に示す駆動方法の特長は、アド
レス期間の始めに行われる全面書き込みと全面消去によ
って、全セルの状態を均一とし、さらに、次に行われる
線順次書き込み放電(アドレス放電)に有効な壁電荷を
残した状態で消去の完了とすることである。
【0016】まず、Y電極がGNDレベルになり、同時
にX電極に書き込みパルス(電圧VW)が印加されて全
面書き込みが行われる。この時、アドレス電極側、実際
には蛍光体等の絶縁物表面に、正電荷であるイオンが蓄
積される。そして、次のステップで、消去パルス(電圧
VE)が印加されることにより、全面消去が行われる。
消去放電は、X電極とY電極の絶縁層(MgO膜)表面
に壁電荷が無い状態を作り出すものであるが、好ましく
は、Y電極側のMgO面には、次のアドレス放電に有利
な負電荷である電子を蓄積し、且つ、その際、残留した
壁電荷の電圧値は、X電極およびY電極に維持放電パル
スが印加されても、維持放電を起こさないレベルでなく
てはならない。
【0017】これらの、均一化とアドレスの低電圧化を
狙った、全面書き込み全面消去を経た後に、線順次に書
き込み放電(アドレス放電)が行われる。この放電は、
書き込みを行うラインのY電極をGNDレベルとして、
そのライン中の書き込みを行うセルのアドレス電極に、
アドレスパルス(電圧VA)が印加されて行われる。こ
の際、アドレス側(蛍光体表面)にはイオンが、Y電極
側(MgO面)には電子がそれぞれ蓄積されているた
め、非常に低い電圧でアドレス放電が可能となる。これ
らの動作が、全ラインに渡り実行された後、X電極とY
電極に交互に維持パルス(VS)が印加され維持放電が
行われる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上述した図13〜図1
6に示す従来の平面型表示装置(プラズマディスプレイ
装置)において、例えば、表示を全面消去状態にする場
合、表示装置に入力するデータそのものを非表示のデー
タにするか、或いは、ディスプレイ・イネーブル信号(D
ISPENA) の制御によりアドレスドライバの出力をOFF
することにより行っている。しかしながら、これらの手
法により表示を全面消去状態とした場合、アドレスパル
スの印加による壁電荷の形成は行われないが、その後の
維持パルス(図9の維持放電期間における維持パルス)
は印加されることになる。
【0019】すなわち、従来の平面型表示装置において
は、実際の表示には全く関係ない維持パルスの印加によ
り無駄な電力が消費されることになっていた。
【0020】本発明は、上述した従来の平面型表示装置
が有する課題に鑑み、実際の表示には全く関係ないパネ
ルへの充電電流および無駄なスイッチングによる無効電
流を無くして消費電流を低減することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、表示パ
ネルと、該表示パネルを駆動する駆動回路を制御する制
御回路と、表示用高電圧より駆動電圧を生成する内部電
源回路50とを備え、該表示用高電圧VSおよび該表示
用高電圧より生成した駆動電圧VA,VW,VEを使用
して表示を行う平面型表示装置であって、電源が投入さ
れた後、前記表示用高電圧VSが第1の規定値になった
かどうかを判別する第1の表示用高電圧判別手段S2
と、前記表示用高電圧より生成した駆動電圧VA,V
W,VEが第2の規定値になったかどうかを判別する第
1の駆動電圧判別手段S5と、前記制御回路の動作を開
始した後、前記表示用高電圧VSの維持を第3の規定値
と比較して判別する第2の表示用高電圧判別手段S8
と、前記駆動電圧VA,VW,VEの維持を判別する第
2の駆動電圧判別手段S9とを具備し、その判別結果に
基づいて前記制御回路を制御する駆動制御信号を制御す
ることを特徴とする平面型表示装置が提供される。
【0022】平面型表示装置において、第2の表示用高
電圧判別手段S8により表示用高電圧VSが維持されて
いないと判別されたとき、初期設定に処理を戻し、且
つ、第2の駆動電圧判別手段S9により駆動電圧VA,
VW,VEが維持されていないと判別されたとき、内部
電源および前記駆動制御信号の遮断を行うように構成し
てもよい。
【0023】平面型表示装置は、さらに、表示用高電圧
VSが印加されてから前記駆動電圧VA,VW,VEが
第2の規定値に立ち上がって内部電源回路50の保護動
作を開始するまでの時間を補償する立ち上がり時間補償
手段S3を備えるように構成してもよい。
【0024】第1の表示用高電圧判別手段S2で表示用
高電圧VSと比較する第1の規定値を、第2の表示用高
電圧判別手段S8で表示用高電圧の維持を判別するため
該表示用高電圧と比較する第3の規定値と異なる値とし
てもよい。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る平面型表示装置の実施例を説明する。
【0026】図1は本発明に係る平面型表示装置の一実
施例としての3電極面放電交流駆動型のプラズマディス
プレイ装置を示す図であり、代表的な3電極AC型PD
Pを駆動するための周辺回路を示すものである。
【0027】図1において、参照符号10は制御回路、
11は表示データ制御部、12はフレームメモリ、13
はパネル駆動制御部、14はスキャンドライバ制御部、
そして、15は共通ドライバ制御部を示している。ま
た、参照符号21はアドレスドライバ、22はXドライ
バ、23はYスキャンドライバ、24はYドライバ、そ
して、30はプラズマ・ディスプレイ・パネル(PD
P)を示している。さらに、参照符号40はCPU、A
DENAは表示データ制御部11に対する制御信号、そ
して、MCRSTおよびMCPSDは表示パネル駆動制
御部13に対する制御信号を示している。
【0028】ここで、図1に示すプラズマディスプレイ
装置は、前述した図15のプラズマディスプレイ装置に
対して、制御回路10へ制御信号(駆動制御信号)MC
RST,MCPSD,ADENAを供給すると共に内部
電源回路50へ制御信号(電源制御信号)PWSC1,
PWSC2を供給するCPU40が設けられている。さ
らに、制御回路10の構成および内部電源回路50も、
CPU40からの制御信号MCRST,MCPSD,ADENA およびPW
SC1,PWSC2 に対応して変形されている(詳細は、後述す
る)。なお、本実施例のプラズマディスプレイ装置の他
の構成は、基本的には、図15に示すものと同様であ
る。
【0029】すなわち、図1において、参照符号CLO
CKは表示データを示すドットクロック、DATAは表
示データ(256階調カラー表示の場合は、各色8ビッ
ト:3×8)、DISPENA は外部から表示装置を消去状態
或いは待機状態にする信号(ディスプレイ・イネーブル
信号)、VSYNCは1フレーム(1フィールド)の開
始を示す垂直同期信号、そして、HSYNCは1ライン
の開始を示す水平同期信号を示している。
【0030】制御回路10は、表示データ制御部11お
よびパネル駆動制御部13を備えている。表示データ制
御部11は、入力されるデータを監視しているために、
データが入力されている場合、すなわち、データがある
場合には、信号DERSのレベルを高レベル“H”に変化さ
せ、データが入力されていない場合、すなわち、データ
が無い場合には、信号DERSのレベルを低レベル“L”に
変化させて、CPU40に供給する。さらに、表示データ
制御部11は、表示データをフレームメモリ12に蓄
え、パネルの駆動タイミングに合わせて、アドレスドラ
イバ21に転送するようになっている。なお、参照符号
A−DATAは表示データ、また、A−CLOCKは転
送クロックを示している。
【0031】パネル駆動制御部13はパネル30に高圧
波形を印加するタイミングを決定するものであり、スキ
ャンドライバ制御部14および共通ドライバ制御部15
を備えている。ここで、参照符号Y−DATAはスキャ
ンデータ(Yスキャンドライバを1ビット毎にONさせ
るためのデータ)、Y−CLOCKは転送クロック(Y
スキャンドライバを1ビット毎にONさせるためのクロ
ック)、Y−STB1はYストローブ1(Yスキャンド
ライバをONさせるタイミング規定する信号)、そし
て、Y−STB2はYストローブ2を示している。ま
た、参照符号X−UDはX側共通ドライバのON/OF
Fを制御する信号(VS/VWを出力)、X−DDはX
側共通ドライバのON/OFFを制御(GND)、Y−
UDはY側共通ドライバのON/OFFを制御(VS/
VWを出力)、そして、Y−DDはX側共通ドライバの
ON/OFFを制御(GND)を示している。
【0032】図1に示されるように、アドレス電極3は
1本毎にアドレスドライバ21に接続され、該アドレス
ドライバ21によってアドレス放電時のアドレスパルス
が印加される。また、Y電極8は個別にYスキャンドラ
イバ23に接続される。スキャンドライバ23はY側共
通ドライバ(Yドライバ)24に接続されており、アド
レス放電時のパルスはYスキャンドライバ23から発生
する。また、維持パルス等はYドライバ24で発生し、
Yスキャンドライバ23を経由して、Y電極8に印加さ
れる。さらに、X電極7は、パネル30の全表示ライン
に渡って共通に接続される。そして、X側共通ドライバ
(Xドライバ)22は、書き込みパルスおよび維持パル
ス等を発生する。これらのドライバ回路は、制御回路1
0によって制御され、該制御回路10は、装置の外部よ
り入力される同期信号や表示データ信号およびCPU4
0からの制御信号(MCRST,MCPSD,ADENA) によって制御さ
れている。
【0033】ここで、本実施例の平面型表示装置の特徴
は、表示用高電圧VS、外部から入力される消去状態ま
たは待機状態を示す信号(DISPENA)、および、入力され
る表示データDATAにおけるデータの無い状態(信号
DERS) をユニット(表示装置)内部で検出し、これによ
り、表示用高電圧VS投入時の立ち上がりおよび表示用
高電圧VS遮断時の立ち下がり時等の低電圧、或いは、
高電圧での表示不良(異常)を防いで表示を消去状態と
し、また、外部から入力される信号DISPENA に応じて表
示を消去状態(待機状態)とし、さらに、入力される表
示データDATAが無い(所定時間データが入力しな
い)場合に表示を消去状態にすることができるようにな
っている。
【0034】また、本実施例においては、利用者(オペ
レータ)が、装置に印加する表示用高電圧VSを意図的
に遮断或いは規定値以下に低下させることで、表示装置
に入力する信号を何ら制御することなく(変えることな
く)、制御信号(MCRST,MCPSD,ADENA) により駆動電流波
形を停止させ、これによって、パネルに対して駆動波形
が印加されないようにして無効電流の極力少ない画面の
消灯状態にすることができる。すなわち、表示用高電圧
VSを意図的に制御することで、新たな信号線を設ける
ことなく、無効電流の極力少ない画面の消灯状態にする
ことができる。従って、本実施例においては、オペレー
タは、意図的に表示用高電圧VSを遮断或いは規定値以
下に低下させるか、または、消去状態または待機状態を
示す信号DISPENA を制御することにより、表示を消去状
態にすることができる。
【0035】図2は図1の平面型表示装置の要部を示
し、図2(a) は該平面型表示装置における要部を概略的
に示すブロック図であり、また、図2(b) は図2(a) に
おける電圧検出器の構成例を示す回路図である。ここ
で、図2(a) において、参照符号40はCPU、50は
内部電源回路、61〜64は高電圧検出回路、65はク
ロック・ジェネレータ、そして、66はパワーオン・リ
セット回路を示している。
【0036】図2(a) に示されるように、内部電源回路
50には、電源電圧Vccおよび表示用高電圧VSが印加
され、アドレス放電パルス用電圧VA、書き込み放電パ
ルス用電圧VW、および、消去用パルス電圧VEがPW
M制御により出力されるようになっている。ここで、表
示用高電圧VSは高電圧検出器61により検出され、ア
ドレス放電パルス用電圧VAは高電圧検出器62により
検出され、書き込み放電パルス用電圧VWは高電圧検出
器63により検出され、そして、消去用パルス電圧VE
は高電圧検出器63により検出される。ここで、図2
(b) に示されるように、各高電圧検出回路61(62,
63,64)は、それぞれ抵抗R61〜R63およびコンデ
ンサC61で構成され、検出信号VSK(VAK,VW
K,VEK)を出力するようになっている。
【0037】検出された信号VSK,VAK,VWK,
VEKは、それぞれCPU40に内蔵された8ビットの
アナログ/ディジタル変換器(A/Dコンバータ)に供
給され、これにより該CPU40が各電圧値を8ビット
データ(256ポイントのデータ)として内部レジスタ
に取り込んで認識できるようになっている。また、CP
U40には、クロック・ジェネレータ65の出力信号
(クロック信号)CLKおよびパワーオン・リセット回
路66の出力信号(パワーオン・リセット信号)RST
も供給されている。そして、CPU40からは、内部電
源回路50に対して制御信号(電源制御信号)PWSC1およ
びPWSC2 が出力され、また、制御回路10に対して制御
信号(駆動制御信号)MCRST,MCPSD,ADENAが出力されるよ
うになっている。
【0038】図3および図4は図2における内部電源回
路の一例を示すブロック回路図である。ここで、図3は
主に内部電源回路の全体的な構成を示し、また、図4は
CPU40から供給される制御信号PWSC1,PWSC2 を処理
する回路および図3におけるDTC電圧回路(55)を
示している。これら図3〜図5に示す内部電源回路の構
成は、本件と同一出願人により出願された特願平5−1
35972号に詳細に記載されている。
【0039】図3において、参照符号51はスイッチン
グ波形電圧/電流変換回路、52は基準電圧回路(Vr
電圧)、53はPWM制御回路、54は基準三角波発振
回路、55はDTC電圧回路、そして、56は保護回路
を示しており、これらの回路は、例えば、1つのICチ
ップとして集積化されている。同図に示されるように、
内部電源回路50は、スイッチング波形電圧/電流変換
回路51、基準電圧回路52、PWM制御回路53、基
準三角波発振回路54、DTC電圧回路55、保護回路
56、FET(トランジスタ)Tr50、抵抗R51〜R5
3、コンデンサC51〜C54、ダイオードD50、および、
チョークコイルL50を備えている。ここで、コンデンサ
C52およびC54は、電解コンデンサである。
【0040】図4において、参照符号71はラッチ回
路、72はコンパレータを示している。同図に示される
ように、内部電源回路50は、さらに、ラッチ回路7
1、コンパレータ72、トランジスタTr71 〜Tr71、
抵抗R71〜R75、コンデンサC71およびC72を備えてい
る。ここで、コンデンサC71およびC72は外付けされて
おり、また、コンデンサC71は電解コンデンサである。
また、コンパレータ72の一方の入力には表示用高電圧
VS(表示用高電圧の分圧値VS/n)が印加され、該
コンパレータ72の他方の入力には基準電圧Vr(表示用
高電圧の分圧値VS/nに対応した基準電圧の分圧値Vr/n)
が印加されている。また、制御信号PWSC1およびP
WSC2は、表示用高電圧VSを抵抗により分圧した電
位を接続したり、表示用高電圧VSの電圧および電流を
監視している回路からの出力信号を接続するために使用
される。この図4に示す回路では、Vsc電位がトランジ
スタTr71 のスイッチング状態とは別に、制御信号PWSC
1,PWSC2 により制御されるトランジスタTr72,Tr73 の
スイッチング状態によっても電位を制御することができ
るようになっており、これにより、表示用高電圧VSで
も保護回路(56)の制御が可能となっている。
【0041】図3〜図5に示す内部電源回路50は、該
電源回路内部の保護回路として内部に基準電源を内蔵し
ており、各出力電圧の分圧値と基準電圧を比較した結
果、分圧値が高い場合内部スイッチングを停止して出力
を停止するようになっている。ここで、本実施例の平面
型表示装置における内部電源回路50は、CPU40か
らの制御信号PWSC1およびPWSC2により保護動
作と出力の制御が行われるようになっている。この制御
信号PWSC1 およびPWSC2 の論理を次の表1に示す。
【0042】
【表1】
【0043】上記の表1から明らかなように、信号PWSC
1 およびPWSC2 が両方共に高レベル“H”のときは内部
保護回路の動作が禁止され(保護動作による遮断が行わ
れない状態)、信号PWSC1 が高レベル“H”で信号PWSC
2 が低レベル“L”のときは内部保護回路の動作が開始
され(保護動作による遮断が行われる状態)、そして、
信号PWSC1 およびPWSC2 が両方共に低レベル“L”のと
きは内部電源出力が停止される。
【0044】図6は図1の平面型表示装置における表示
データ部の要部を示す回路図であり、図7は図1の平面
型表示装置におけるパネル駆動制御部の要部を示す回路
図である。ここで、前述した図1に示すように、CPU
40から制御回路10に対して制御信号MCRST,M
CPSD,ADENAが供給されるが、制御信号ADENA
は表示データ部11に供給され、制御信号MCRST はパネ
ル駆動制御部13に供給される。
【0045】図6に示されるように、表示データ部11
は、表示データD0〜D7が一方の入力に供給されるA
NDゲート110 〜117 を有している。これら各ANDゲ
ート110 〜117 の他方の入力には、それぞれ制御信号A
DENAが供給され、該信号ADENA が高レベル“H”の
ときはアドレスデータA-DATA(DOA〜D7A)がアドレスドラ
イバ21へ出力され、信号ADENA が低レベル“L”のと
きはアドレスデータA-DATA(DOA〜D7A)がアドレスドライ
バ21へ出力されないようになっている。従って、制御
信号ADENA により、制御回路10(表示データ部11)
からアドレスドライバ21へ供給されるアドレスデータ
A-DATAを制御するようになっている。
【0046】図7に示されるように、パネル駆動制御部
13(共通ドライバ制御部15)は、ANDゲート131,
132、ORゲート133、およびフリップ・フロップ134 を
有している。ANDゲート131 の反転入力およびAND
ゲート132 の入力には、制御信号MCPSDが供給さ
れ、ANDゲート131,132 の出力は、ORゲート133 を
介してフリップ・フロップ134 のデータ入力に供給され
ている。ここで、ANDゲート132 の入力には、信号Y-
UD,Y-DD,X-UD,X-DD が供給され、信号MCPSD が供給さ
れ、ANDゲート131,132 の出力は、ORゲート133 を
介してフリップ・フロップ134 のデータ入力に供給され
ている。従って、制御信号MCPSD により制御回路10
(共通ドライバ制御部15)からXドライバ22および
Yドライバ24へ供給される信号Y-UD,Y-DD,X-UD,X-DD
を制御するようになっている。
【0047】制御信号MCRSTは、パネル駆動制御回路部
13内部の全てのラッチ或いはフリップ・フロップのダ
イレクトクリア端子に供給されており、低レベル“L”
の制御信号MCRSTにより初期化されるようになってい
る。
【0048】ここで、制御信号MCRST,MCPS
D,ADENAのレベルは、各状態において次の表2の
ようになる。
【0049】
【表2】
【0050】上記の表2に示されるように、初期設定時
には、信号MCRST およびADENA が低レベル“L”で信号
MCPSD が高レベル“H”となり、そして、正常動作時に
は、信号MCRST およびADENA が高レベル“H”で信号MC
PSD が低レベル“L”となる。また、異常処理時には、
信号MCRST およびADENA が低レベル“L”で信号MCPSD
が高レベル“H”となる。
【0051】さらに、信号DERSのレベルが低レベル
“L”の場合、すなわち、データが無い(所定時間デー
タが入力されない)場合には、信号MCRST およびADENA
のレベルが低レベル“L”で信号MCPSD が高レベル
“H”となる。また、信号DERSのレベルが高レベル
“H”の場合、すなわち、データが有る場合には、信号
MCRST およびADENA のレベルが高レベル“H”で信号MC
PSD が低レベル“L”となる。
【0052】そして、信号DISPENA のレベルが低レベル
“L”の場合、すなわち、本プラズマディスプレイ装置
を搭載した表示装置(該表示装置を制御する装置)また
はオペレータが意図的に表示装置を消去状態(待機状
態)にしたい場合には、信号MCRST およびADENA のレベ
ルが低レベル“L”で信号MCPSD が高レベル“H”とな
る。
【0053】図8は本発明の平面型表示装置における処
理の一例を示すフローチャート、図9は図8のフローチ
ャートにおけるタイマの動作を説明するための図、そし
て、図10は図8のフローチャートに示す処理を説明す
るための波形図である。
【0054】図8に示されるように、まず、電源(Vc
c)が投入されると、CPU40は、パワーオン・リセ
ット回路66からの高レベル“H”のリセット信号RS
Tによりプログラムが動作される。そして、ステップS
1において、初期設定が行われる。この初期設定では、
駆動制御信号MCRST,MCPSD,ADENA の制御により駆動波形
が停止され、また、制御信号PWSC1,PWSC2 により内部保
護回路の動作が禁止状態とされる。次に、ステップS2
において、表示用高電圧VSがチェックされる。すなわ
ち、表示用高電圧VSが規定値になるまでループし続
け、表示用高電圧VSが規定値(予めCPUの内部に規
定された値、例えば、170V:図10参照)を越える
と、初めてループから抜けて次のステップS3に進む。
【0055】ステップS3では、タイマによる時間補償
が行われる。すなわち、図9に示されるように、まず、
電源(図9(b) 参照)が投入された後、内部電源回路5
0の出力電圧VA(VW,VE:図9(c) 参照)は、表示用高
電圧VS(図9(a) 参照)が正常に印加されてから規定
値に立ち上がるまでに約350msec.程度の時間かかる
ため、この時間をステップS3のタイマ処理により保証
している。ここで、図9(d) および(e) に示されるよう
に(表1参照)、信号PWSC1 およびPWSC2 が両方共に高
レベル“H”のときは内部保護回路の動作が禁止され、
信号PWSC1 が高レベル“H”で信号PWSC2 が低レベル
“L”のときは内部保護回路の動作が開始され、そし
て、信号PWSC1 およびPWSC2 が両方共に低レベル“L”
のときは内部電源出力が停止される。
【0056】さらに、ステップS4に進んで、制御信号
PWSC1およびPWSC2により内部保護回路の動作
を開始させる。次に、ステップS5に進んで、内部電源
のチェックを行う。この内部電源チェックは、各内部電
源回路50の出力電圧VA,VW,VEが電圧を予めC
PU40の内部に規定された値を出力しているかどうか
を確認するもので、電圧値が異常の場合はステップS1
0の異常処理ルーチンに分岐する。ステップS10の異
常処理ルーチンでは、制御信号PWSC1 およびPWSC2 によ
り内部電源回路50の動作を停止させ、また、制御信号
MCRST、MCPSD、ADENAにより制御回路1
0の動作を停止させ、図16の駆動波形が全て出ない状
態にする。なお、この状態は、電源Vccを再度投入して
パワーオンリセット回路を働かせない限りクリアするこ
とはできない。
【0057】一方、ステップS5において、全ての電圧
(駆動電圧)VA,VW,VEが正常であったと判別さ
れると、ステップS6に進んで、制御信号MCRST,MCPSD,
ADENA により、制御回路10(表示データ制御部11お
よびパネル駆動制御部13)の動作を開始させる。ここ
で、信号MCRSTは、パネル駆動制御部13内部の全
てのラッチ或いはフリップ・フロップのダイレクトクリ
アを制御するリセット信号であり、また、信号MCPS
Dは非同期に高圧駆動回路をリセットするリセット信号
である。さらに、信号ADENAはアドレスドライバ2
1のイネーブル信号である。
【0058】そして、ステップS7に進んで、外部から
入力される信号DISPENA(ディスプレイ・イネーブル信
号)のチェック、および、制御回路10(表示データ制
御部11)で検出された入力される表示データDATA
におけるデータの無い状態の検出信号DERSのチェックを
行う。このステップS7において、信号DISPENA または
DERSの少なくとも一方が低レベル“L”の場合、具体的
に、例えば、本プラズマディスプレイ装置を搭載した表
示装置(該表示装置を制御する装置)またはオペレータ
が意図的に信号DISPENA により表示装置を消去状態(待
機状態)にしたい場合、或いは、表示データDATAが
無い(所定時間データが入力しない)場合には、ステッ
プS1に戻って前述した処理を行う。この場合には、画
面が全面消去状態になるだけでなく、表示に関係の無い
パネルへの充放電電流や無駄なスイッチングによる無効
電流を無くして消費電力を低減することができる。ま
た、ステップS7において、信号DISPENA またはDERSの
両方とも高レベル“H”の場合、具体的に、例えば、本
プラズマディスプレイ装置を搭載した表示装置(該表示
装置を制御する装置)またはオペレータによる信号DISP
ENA の入力がなく、且つ、表示データDATAが入力し
ている場合には、ステップS8に進む。
【0059】ステップS8では、再度、表示用高電圧V
Sをチェックし、表示用高電圧VSが規定値であると判
別されると、さらに、ステップS9に進んで、内部電源
電圧VA,VW,VEの出力をチェックする。この間、
表示用高電圧VSが規定値よりも下がった場合、すなわ
ち、ステップS8における表示用高電圧VSのチェック
がNGの場合には、ステップS1の初期設定に戻ると共
に、ステップS10の異常処理を行うことになる。ここ
で、ステップS8における表示用高電圧VSをチェック
するための規定値は、ステップS2における最初の表示
用高電圧VSをチェックするための規定値(175V)
よりも低い165Vとすることにより電圧変動によるプ
ログラムの異常動作を防いでいる。ここで、表示用高電
圧VSの値が195Vを越えた場合、異常電圧入力とし
て異常処理ルーチン(ステップS10)に分岐し、制御
信号PWSC1 およびPWSC2 により内部電源回路50の動作
を停止させ、また、制御信号MCRST,MCPSD,ADENA により
制御回路10の動作を停止させる(図10参照)。
【0060】すなわち、図10に示されるように、ま
ず、表示用高電圧VSの値が175Vまで上昇すると内
部電源電圧VA,VW,VEをチェックした後に表示開
始となる。そして、表示用高電圧VSの値が165V以
下に低下すると、初期設定に戻り、制御信号MCRS
T、MCPSD、ADENAにより制御回路10はリセ
ット状態となって表示は全面消去となる。
【0061】このように、本実施例の平面型表示装置に
よれば、外部から入力される消去または待機の状態を示
す信号、或いは、入力される表示データの消去状態を検
出する手段により、駆動制御信号を制御する手段および
表示用高電圧の電圧値に応じて駆動制御回路を全て停止
状態とすることができ、無駄な電力を消費することなく
全面消去表示を行うことが可能となる。
【0062】図11は本発明に係る平面型表示装置の他
の実施例としての2電極面放電交流駆動型プラズマディ
スプレイ装置を示すブロック図であり、図12は図11
のプラズマディスプレイ装置における駆動波形の一例を
示す図である。図11において、参照符号7AはX電極
(X1 〜XM )を示し、21A はX−アドレスドライバ
を示している。
【0063】図11と図1との比較から明らかなよう
に、本実施例の2電極面放電交流駆動型プラズマディス
プレイ装置は、3電極面放電交流駆動型プラズマディス
プレイ装置における共通接続されたX電極7は取り除か
れ、アドレスドライバ21としてX−アドレスドライバ
21A が設けられ、アドレス電極(A1 〜AM )3とし
てX電極7Aが設けられている。また、本実施例におい
ては、Xドライバ22の出力がX−アドレスドライバ2
1A に供給されるようになっている。
【0064】さらに、図12と図16との比較から明ら
かなように、2電極面放電交流駆動型プラズマディスプ
レイ装置のX電極波形(X1 〜XM )が、3電極面放電
交流駆動型プラズマディスプレイ装置におけるアドレス
電極波形(A1 〜AM )に対応している。ここで、前述
した本発明の特徴とする構成および動作は、本実施例の
2電極面放電交流駆動型プラズマディスプレイ装置に対
してもそのまま当て嵌めることができる。さらに、本発
明の平面型表示装置は、上述した2電極および3電極の
面放電交流駆動型プラズマディスプレイ装置に限定され
るものではなく、エレクトロ・ルミネッセンス(EL)
等の他の様々な平面型表示装置に対しても適用すること
が可能である。
【0065】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明の平面型
表示装置によれば、実際の表示には全く関係ないパネル
への充電電流および無駄なスイッチングによる無効電流
を無くして消費電流を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る平面型表示装置の一実施例として
の3電極面放電交流駆動型プラズマディスプレイ装置を
示すブロック図である。
【図2】図1の平面型表示装置における要部を概略的に
示すブロック図である。
【図3】図2における内部電源回路の一例を示すブロッ
ク回路図(その1)である。
【図4】図2における内部電源回路の一例を示すブロッ
ク回路図(その2)である。
【図5】図3および図4に示す内部電源回路における各
部の制御波形を示す図である。
【図6】図1の平面型表示装置における表示データ部の
要部を示す回路図である。
【図7】図1の平面型表示装置におけるパネル駆動制御
部の要部を示す回路図である。
【図8】本発明の平面型表示装置における処理の一例を
示すフローチャートである。
【図9】図8のフローチャートにおけるタイマの動作を
説明するための図である。
【図10】図8のフローチャートに示す処理を説明する
ための波形図である。
【図11】本発明に係る平面型表示装置の他の実施例と
しての2電極面放電交流駆動型プラズマディスプレイ装
置を示すブロック図である。
【図12】図11のプラズマディスプレイ装置における
駆動波形の一例を示す図である。
【図13】従来の3電極面放電交流駆動型のプラズマデ
ィスプレイパネルを模式的に示す図である。
【図14】図13のプラズマディスプレイパネルにおけ
る1つの放電セルの概略的構造を示す断面図である。
【図15】図13に示すプラズマディスプレイパネルを
用いた3電極面放電交流駆動型プラズマディスプレイ装
置の一例を示すブロック図である。
【図16】図15のプラズマディスプレイ装置における
駆動波形の一例を示す図である。
【符号の説明】
1…前面ガラス基板 2…背面ガラス基板 3…アドレス電極 4…壁 5…蛍光体 6…誘電体層 7…X電極(維持電極) 8…Y電極(維持電極) 10…制御回路 11…表示データ制御部 12…フレームメモリ 13…パネル駆動制御部 14…スキャンドライバ制御部 15…共通ドライバ制御部 21…アドレスドライバ 22…Xドライバ 23…Yスキャンドライバ 24…Yドライバ 30…プラズマ・ディスプレイ・パネル(PDP) 40…CPU 50…内部電源回路 VS…表示用高電圧 VA,VW,VE…駆動電圧 PWSC1,PWSC2…制御信号(内部電源回路用) MCRST,MCPSD,ADENA…制御信号(制御
回路用)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G09G 3/28 E (56)参考文献 特開 平2−242291(JP,A) 特開 平4−278988(JP,A) 特開 平4−287089(JP,A) 特開 平5−150741(JP,A) 実開 昭63−164725(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 3/28 G09G 3/20 611 G09G 3/20 612 G09G 3/20 670

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示パネルと、該表示パネルを駆動する
    駆動回路を制御する制御回路と、表示用高電圧より駆動
    電圧を生成する内部電源回路とを備え、該表示用高電圧
    および該駆動電圧を使用して表示を行う平面型表示装置
    であって、 電源が投入された後、前記表示用高電圧が第1の規定値
    になったかどうかを判別する第1の表示用高電圧判別手
    段と、 前記表示用高電圧より生成した駆動電圧が第2の規定値
    になったかどうかを判別する第1の駆動電圧判別手段
    と、前記制御回路の動作 を開始した後、前記表示用高電圧
    維持を第3の規定値と比較して判別する第2の表示用高
    電圧判別手段と、 前記駆動電圧の維持を判別する第2の駆動電圧判別手段
    とを具備し、その判別結果に基づいて前記制御回路を制
    御する駆動制御信号を制御することを特徴とする平面型
    表示装置。
  2. 【請求項2】 前記平面型表示装置は、前記第2の表示
    用高電圧判別手段により前記表示用高電圧が維持されて
    いないと判別されたとき、または、前記第2の駆動電圧
    判別手段により前記駆動電圧が維持されていないと判別
    されたとき、前記駆動制御信号の遮断を行うようにした
    ことを特徴とする請求項1の平面型表示装置。
  3. 【請求項3】 前記平面型表示装置は、さらに、前記表
    示用高電圧が印加されてから前記駆動電圧が前記第2の
    規定値に立ち上がって前記内部電源回路の保護動作が開
    始されるまでの時間を補償する立ち上がり時間補償手段
    を備えていることを特徴とする請求項1の平面型表示装
    置。
  4. 【請求項4】 前記第1の表示用高電圧判別手段で前記
    表示用高電圧と比較する前記第1の規定値を、前記第2
    の表示用高電圧判別手段で前記表示用高電圧の維持を判
    別するため該表示用高電圧と比較する前記第3の規定値
    と異なる値としたことを特徴とする請求項1の平面型表
    示装置。
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