JP3387420B2 - 負荷駆動制御装置 - Google Patents

負荷駆動制御装置

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JP3387420B2
JP3387420B2 JP23568598A JP23568598A JP3387420B2 JP 3387420 B2 JP3387420 B2 JP 3387420B2 JP 23568598 A JP23568598 A JP 23568598A JP 23568598 A JP23568598 A JP 23568598A JP 3387420 B2 JP3387420 B2 JP 3387420B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の駆動条件に
基づいて負荷の駆動制御を行う駆動制御回路を備えてな
る負荷駆動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車に搭載されるエアコンデ
ィショナ(エアコン)に用いられるブロワモータやクー
リングファンモータを負荷として駆動制御するECU(E
lectronic Control Unit) については、モータの運転が
停止している期間における不要な電力消費をできるだけ
抑制したいという要請がある。斯様な要請に応えるため
に、所定の入力条件に基づいて通常モードと電力消費を
低減するスタンバイモードとの切換えを行うように構成
したものがある。
【0003】その一構成例を図7に示す。ECU1は、
電源供給回路2,駆動制御回路3及びスタンバイ回路4
からなり、モータ5を駆動制御することによりファン6
を回転させるようになっている。自動車のバッテリ7か
らは、ダイオード8を介して電源供給回路2及びスタン
バイ回路4に電源が与えられるようになっている。
【0004】リレー9は、エアコンの運転状態に応じて
スタンバイ回路4及び電源供給回路2にモード切替え信
号を与えるものであり、一端はバッテリ7に接続され、
他端はダイオード10を介してダイオード8のカソード
に接続されていると共に、バッテリ7の逆極性接続保護
用のダイオード11を介してグランドに接続されてい
る。また、ダイオード8及び10のカソードとグランド
との間には、パワーツェナーダイオード12が接続され
ている。
【0005】そして、スタンバイ回路4は、エアコンの
運転が停止しておりリレー9が開いている場合は、バッ
テリ7からの駆動用電源を電源供給回路2内の主要回路
部には供給しないようにすることで、電力消費を低減す
るスタンバイモードにしておき、エアコンの運転が開始
されリレー9が閉じられると、前記主電源を前記主要回
路部に供給する通常モードへと切り替えるようになって
いる。すると、電源供給回路2から駆動制御回路3に駆
動用電源の供給が開始され、駆動制御回路3は、モータ
4を駆動制御してファン6を回転させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、パワーツェ
ナーダイオード12は、ロードダンプなどにより発生す
る過電圧をクランプして電源供給回路2やスタンバイ回
路4を保護するために設けられている。しかしながら、
パワーツェナーダイオード12は、高価な部品であり、
過電圧対策用として耐圧を高めたものはより高価となる
ことから、製品価格を上昇させてしまうという問題があ
った。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、コストを上昇させることなく過電圧
対策を行うことができる負荷駆動制御装置を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の負荷駆動
制御装置によれば、スタンバイモード中において過電圧
検出回路より過電圧検出信号が出力されると、モード切
替え手段は、通常モードに切替えを行うことで電源供給
回路に駆動制御回路に対する駆動用電源の供給を開始さ
せる。そして、駆動制御回路は、負荷を所定時間だけ略
最大出力条件で駆動するので、電源供給端子に印加され
た過電圧のエネルギは短時間内に消費される。
【0009】従って、パワーツェナーダイオードを用い
ずとも、電源供給回路や駆動制御回路を過電圧から保護
することができる。そして、過電圧検出回路は、スタン
バイ回路や電源供給回路などと共にICとして一体に構
成することが可能であるから、過電圧に対処するための
構成を低価格で実現することができる。
【0010】請求項2記載の負荷駆動制御装置によれ
ば、モード切替え手段は、負荷の駆動制御を行うための
制御用信号に基づいてモード切替えを行う構成であるか
ら、大形のリレーを用いたり、イグニッションスイッチ
のオンオフ信号などを駆動制御回路に与えることなく、
通常モードとスタンバイモードとの切替えを行うことが
できるので、全体をより低価格で構成することができ
る。
【0011】請求項3記載の負荷駆動制御装置によれ
ば、負荷をブラシレスモータとして、駆動制御回路は、
ロータの回転位置を検出する回転位置検出手段によって
出力される位置検出信号に基づきブラシレスモータを駆
動制御する。即ち、過電圧が検出されたことによりスタ
ンバイモードから通常モードに移行した場合に、駆動制
御回路は、回転位置検出手段により出力される位置検出
信号を参照することで、ロータの位置に応じて、ブラシ
レスモータの何れの相に対応するコイルから通電を開始
するのが適切かを判断することができる。従って、起動
を行う際にブラシレスモータに負担をかけることがない
ので、寿命を長期化することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、自動車に搭載さ
れるエアコンディショナ(カーエアコン)のブロアモー
タについて適用した場合の一実施例について、図1乃至
図6を参照して説明する。図4は、電気的構成を示す機
能ブロック図である。この図4において、例えば、ブラ
シレスモータからなるモータ(負荷)21の回転軸に
は、カーエアコンのファン22が取り付けられている。
ファン22は、自動車のフロント内部に配置されてお
り、モータ21により回転駆動されて例えばエバポレー
タ(図示せず)により冷却された空気を車室内に送風す
るようになっている。
【0013】モータ21のロータには、回転位置検出用
のホールIC(回転位置検出手段)23a,23b及び
23cが配置されており、ロータの回転位置に伴って位
置検出信号VHa,VHb及びVHcを駆動制御回路24に出
力するようになっている。そして、駆動制御回路24
は、位置検出信号VHa,VHb及びVHcに基づいてモータ
21をPWM方式により駆動制御するようになってい
る。
【0014】駆動制御回路24には、自動車のバッテリ
25を主電源VB として、電源供給回路26より駆動用
電源VBLが供給されるようになっている。電源供給回路
26は、リレーなどのスイッチを介さずに、電源供給端
子27を介してバッテリ25に直接接続されている。外
部からは、モータ21の回転数を指定するための駆動指
令信号(制御用信号)が駆動制御回路24及びスタンバ
イ回路(モード切替え手段)28に与えられるようにな
っている。
【0015】スタンバイ回路28は、与えられた駆動指
令信号が示すモータ21の駆動指令値に応じて、モード
切替え信号を電源供給回路26に出力するようになって
いる。そして、電源供給回路26は、そのモード切替え
信号に応じて、駆動制御回路24に駆動用電源VBLを供
給する通常モードと、その供給を停止して電力消費を低
減するスタンバイモードとの切替えを行うようになって
いる。尚、ここでスタンバイモードとは、図4に示すバ
ッテリ25より供給され、駆動制御回路24,電源供給
回路26によって消費される電流が、通常モードに比べ
て極めて少ない状態となるモードであり、例えば、消費
電流が1mA以下となる状態を示す。
【0016】また、電源供給端子27には、過電圧検出
回路29の入力端子が接続されている。過電圧検出回路
29は、例えば、ロードダンプなどにより電源供給端子
27に過電圧が印加されたことを検出すると、過電圧検
出信号をスタンバイ回路28及び駆動制御回路24に出
力するようになっている。
【0017】そして、スタンバイ回路28は、スタンバ
イモードにある時に過電圧検出信号が与えられると、直
ちに通常モードに移行するように電源供給回路26に対
してモード切替え信号を出力するようになっている。ま
た、駆動制御回路24は、過電圧検出信号が与えられる
と、PWM信号のデューティ比を100%にしてモータ
21を駆動するようになっている。
【0018】図1は、スタンバイ回路28の電気的構成
をより詳細に示すものである。この図1において、バッ
テリ25には、スタンバイ回路28のI0 /VREF 発生
回路30が接続されている。I0 /VREF 発生回路30
は、バッテリ25より供給される電源より定電流I0 と
基準電圧VREF とを生成して、スタンバイ回路28の各
部に適宜供給するようになっている。
【0019】I0 /VREF 発生回路30が出力する基準
電圧VREF は、第1コンパレータ31の非反転入力端子
に与えられており、その第1コンパレータ31の反転入
力端子には、外部より信号端子Siを介して駆動指令信
号が与えられるようになっている。そして、第1コンパ
レータ31の出力端子は、充放電切替え回路32に対し
て切替え制御信号として与えられている。第1コンパレ
ータ31は、信号線を経由して伝送される際になまりを
生じる駆動指令信号を波形整形するためのバッファとし
て機能するものである。
【0020】ここで、駆動指令信号は、モータ21の回
転数を例えばパルス信号のローレベルデューティ比によ
って指定する信号であり(図5参照)、具体的には、数
100〜数kHzのデューティ信号である。駆動制御回
路24は、デューティ比が20%(駆動開始条件)以上
になると、モータ21の駆動を開始して回転数制御を行
うようになっている。
【0021】充放電切替え回路32は、充電回路33,
放電回路34及び切替え制御回路35により構成されて
いる。切替えスイッチのシンボルで表されている切替え
制御回路35は、第1コンパレータ31により出力され
る切替え制御信号に応じて、一端がグランドに接続され
ているコンデンサ36の他端(出力端子35a)を、充
電回路33または放電回路34の一端(入力端子35b
または35c)に接続するように切替えを行うようにな
っている。尚、切替え制御回路35は、実際にはトラン
ジスタなどにより構成されている。
【0022】充電及び放電回路33及び34は、その他
端がバッテリ25及びグランドに夫々接続されており、
コンデンサ36に対する充放電電流の割合が、前述した
通常モードとスタンバイモードとの切替えを行うための
しきい値(モード切替えしきい値)に対応する駆動指令
信号のデューティ比に略等しくなるように予め設定され
ている。
【0023】例えば、モード切替えしきい値に対応する
駆動指令信号のデューティ比が5%である場合、充電回
路33が切替え制御回路35(31b→31a)を介し
てコンデンサ36に接続された場合に、コンデンサ36
をバッテリ25により充電する電流値を290μAに設
定し、また、放電回路34が切替え制御回路35(31
c→31a)を介してコンデンサ36に接続された場合
に、コンデンサ36に充電された電荷をグランドに放電
する電流値を10μAに設定する。即ち、充放電電流の
割合(放電電流値/充電電流値+放電電流値)=10/
(290+10)=5%となっている。
【0024】切替え制御回路35の出力端子35aは、
第2コンパレータ37の反転入力端子に接続されてお
り、第2コンパレータ37の非反転入力端子には、I0
/VREF 発生回路30が出力する基準電圧VREF が与え
られている。そして、第2コンパレータ37の出力端子
は、負論理出力のORゲート38の負論理入力端子に接
続されており、第2コンパレータ37の出力信号がモー
ド切替信号となる。
【0025】そのORゲート38の負論理出力端子は、
オンオフスイッチのシンボルで表されている電源供給回
路26の制御信号端子に接続されており、電源供給回路
26に対してモード切替え信号を与えるようになってい
る。そして、前述したように、電源供給回路26は、モ
ード切替え信号に応じて、バッテリ25からの駆動用電
源VBLを駆動制御回路24に供給する通常モードとその
供給を停止するスタンバイモードとの切替えを行うもの
である。
【0026】駆動制御回路24は、制御回路39と駆動
回路40とで構成されている。駆動回路40は、nチャ
ネルのパワーMOSFET(以下、単にFETと称す)
41乃至46を三相ブリッジ接続してなるインバータで
構成されている。また、各FET41乃至46のソース
−ドレイン間には、図示しないフリーホイールダイオー
ドが接続(若しくは素子として一体に構成)されてい
る。
【0027】そして、駆動回路40の正側母線40pは
バッテリ25に直結されている。制御回路39の電源端
子VP は、電源供給回路26の電源供給端子に接続され
ており、駆動回路40の負側母線40nは、グランドに
接続されている。制御回路39には、制御用電源回路
(図示せず)が内蔵されており、電源供給回路26より
供給される例えば14V程度の駆動用電源VBLから、例
えば5V程度の制御用電源を生成して内部回路に供給す
るようになっている。
【0028】制御回路39の信号入力端子Sは、第1コ
ンパレータ31の出力端子に接続されている。また、ホ
ールIC23a,23b及び23cが出力する位置検出
信号VHa,VHb及びVHcは、制御回路39に与えられる
ようになっている。モータ21は、三相のステータコイ
ル21a,21b及び21cがΔ結線されており、その
コイル21a,21b及び21cには、駆動回路40の
出力端子40a,40b及び40cが接続されている。
【0029】電源供給端子27とグランドとの間には、
ツェナーダイオード47並びに抵抗48a及び48bの
直列回路が接続されており、抵抗48a及び48bの共
通接続点は、第3コンパレータ49の非反転入力端子に
接続されている。また、第1コンパレータ31の非反転
入力端子は、抵抗50a及び50bの直列回路並びにn
pn型のトランジスタ51のコレクタ−エミッタを介し
てグランドに接続されており、抵抗50a及び50bの
共通接続点は、第3コンパレータ49の反転入力端子に
接続されている。
【0030】そして、第3コンパレータ49の出力端子
は、トランジスタ51のベースに接続されていると共に
抵抗52を介して電源供給端子27に接続され、更に、
ORゲート38の入力端子及び制御回路39の全負荷指
令信号の入力端子FLに接続されている。以上の第3コ
ンパレータ49を中心としたものが、過電圧検出回路2
9を構成している。尚、第3コンパレータ49は、電源
供給端子27に印加される電圧レベルが例えば30Vを
超えるとハイレベルの過電圧検出信号を出力するよう
に、ツェナーダイオード47,抵抗48a及び48b並
びに50a及び50bの各定数が設定されている。
【0031】図2は、制御回路39の内部構成を示す機
能ブロック図である。ロジックパターン生成部53に
は、ホールIC23a,23b及び23cが出力する位
置検出信号VHa,VHb及びVHcが与えられるようになっ
ており、ロジックパターン生成部53は、それらの位置
検出信号VHa,VHb及びVHcを論理合成することによっ
て駆動回路40の各FET41乃至46のゲートに与え
るゲート信号La+,Lb+,Lc+及びLa-,Lb-,Lc-を
生成して出力するようになっている。
【0032】PWM生成部54は、その内部においてP
WM信号のキャリアとなる所定周波数の例えば三角波信
号を発生している。また、PWM生成部54は、外部よ
り第1コンパレータ31を介して与えられる駆動指令信
号の例えばデューティ(即ち、モータ21の回転数指令
値)を検出して、そのデューティに応じたレベルの指令
信号S′を生成し、ホールIC23a乃至23cより得
られた現回転数との偏差積分値と、前記三角波信号のレ
ベルとを比較する。そして、例えば、偏差積分値のレベ
ルが大である程パルス幅が大となるPWM信号を生成す
るようになっている。
【0033】PWM生成部54より出力されるPWM信
号は、ORゲート55の一方の入力端子に与えられてお
り、そのORゲート55の出力端子は、ANDゲート5
6a,56b及び56cの一方の入力端子に接続されて
いる。また、ORゲート55の他方の入力端子には、過
電圧検出回路29より出力される過電圧検出信号FLが
与えられている。
【0034】ロジックパターン生成部53より出力され
るゲート信号La+,Lb+,Lc+は、そのまま駆動回路4
0のFET41乃至43のゲートに与えられるが、ゲー
ト信号La-,Lb-,Lc-は、ANDゲート56a,56
b,56cの他方の入力端子に与えられ、ANDゲート
56a,56b,56cの出力端子よりゲート信号LA
-,LB-,LC-としてFET44乃至46のゲートに与
えられるようになっている。即ち、ゲート信号LA-,L
B-,LC-は、ゲート信号La-,Lb-,Lc-とPWM生成
部54より出力されるPWM信号との論理積として出力
される。尚、以上の電源供給回路23,スタンバイ回路
28及び過電圧検出回路29は、ICとして一体に構成
されている。
【0035】次に、本実施例の作用について図3及び図
6をも参照して説明する。例えば、図6の区間Aに示す
ように、初期状態として駆動指令信号が出力されておら
ず(ローレベルデューティ比0%)モータ21の回転は
停止しており、モード切替え信号のレベルはローとなっ
ている。従って、電源供給回路26は、バッテリ25か
らの駆動用電源VBLの供給を停止しており、スタンバイ
モードにある(図6(c)参照)。
【0036】この状態から、カーエアコンの運転が開始
され、ファン22による所定の送風量が要求されてモー
タ21の回転数がデューティ比約60%の駆動指令信号
により指定されたとする(図6,区間B)。そして、第
2コンパレータ37は、駆動指令信号のレベルが基準電
圧VREF (3.75V)よりも低い場合はローレベル,
基準電圧VREF よりも高い場合はハイレベルとなる切替
え制御信号を切替え制御回路35に出力する。
【0037】切替え制御回路35は、切替え制御信号の
レベルのロー,ハイに応じてコンデンサ36を充電回路
33,放電回路34に接続する。すると、図6(b)に
示すように、コンデンサ36は、切替え制御信号がロー
レベルの場合は290μAの電流により充電され、切替
え制御信号がハイレベルの場合は、充電された電荷が1
0μAの電流で放電される。
【0038】ここで、駆動指令信号のデューティ比が5
%であれば、 (充電電流値)×(充電時間:ローレベル期間)=(放
電電流値)×(放電時間:ハイレベル期間) となるので、コンデンサ36の端子電圧は初期値から変
化しない。そして、駆動指令信号のデューティ比が5%
を超えた場合は、上式の(左辺)>(右辺)となって充
電電荷量が放電電荷量を上回り、コンデンサ36の端子
電圧は初期値から上昇する。この場合、デューティ比が
小さい(即ち、モータ21に対する回転数指令値が低
い)程『スタンバイ→通常』への移行は遅くなり、デュ
ーティ比が大きい(即ち、モータ21に対する回転数指
令値が高い)程『スタンバイ→通常』への移行は速くな
る。
【0039】従って、図6(b)に示すように、コンデ
ンサ36の端子電圧は0Vから上昇し、基準電圧VREF
を超えると、第2コンパレータ37は出力信号をローレ
ベルにする。すると、電源供給回路26は、バッテリ2
5から駆動制御回路24に駆動用電源VBLを供給するよ
うになり、スタンバイモードから通常モードに移行する
(図6,区間B→C)。
【0040】このように、駆動指令信号のデューティ比
に応じてコンデンサ36を充放電させてその端子電圧レ
ベルによりモード切替えを行うことで、駆動指令信号に
インパルス状のノイズが印加された場合には、そのノイ
ズレベルを平滑化することが可能となり、耐ノイズ性が
良好な構成となる。
【0041】一方、通常モードにある状態から、カーエ
アコンの運転が停止されて駆動指令信号のデューティ比
が5%を下回ると、コンデンサ36は放電回路34を介
して放電され、その端子電圧は第2コンパレータ37の
しきい値(基準電圧VREF )以下となり、第2コンパレ
ータ37は切替え制御信号をローレベルにする。する
と、電源供給回路26は、通常モードからスタンバイモ
ードに移行して、駆動制御回路24に対する駆動用電源
VBLの供給を停止する(図6,区間D→E)。
【0042】また、一旦通常モードに移行すると、その
状態からスタンバイモードに移行する場合にはヒステリ
シスを持たせるため、I0 /VREF 生成回路30により
与えられる基準電圧VREF を若干低下させるようになっ
ている(図6(b),(c)参照)。従って、区間Dに
示すように、駆動指令信号のデューティ比を急に0%と
しても、直ぐには『通常→スタンバイ』へと移行しな
い。
【0043】次に、駆動制御回路24及び過電圧検出回
路29を中心とする作用について説明する。駆動制御回
路24の制御回路39は、通常モードにおいて駆動用電
源VBLが供給され、モータ21を介してファン22を回
転させる場合には、ホールIC23a乃至23cにより
出力される位置検出信号VHa,VHb及びVHc(図3
(a)〜(c)参照)を、ロジックパターン生成部53
により以下のように論理合成してゲート信号La+乃至L
c-を生成する(図3(d)〜(f)参照)。 La+=/VHa・ VHc, La-= VHa・/VHc Lb+= VHa・/VHb, Lb-=/VHa・ VHb Lc+= VHb・/VHc, Lc+=/VHb・ VHc 但し、“/”は負論理を示す。そして、負側のゲート信
号La-乃至Lc-は、PWM生成部54より出力されるP
WM信号(図3(g)参照)との論理積がとられて、図
3(i)〜(k)に示すように、PWM変調されたゲー
ト信号LA-乃至LC-として出力される。
【0044】すると、図3(d)〜(f)に〜とし
て示すように、駆動回路40によりモータ21のコイル
21a乃至21cに通電が行われる方向は、 :U→V,:U→W,:V→W, :V→U,:W→U,:W→V となって、電圧ベクトルが60度ずつ回転するようにな
り、モータ21は回転駆動される。
【0045】このようにモータ21が駆動制御されてい
る状態で、バッテリ25からの電源線の接続部分が何ら
かの理由により離脱し、オルタネータの負荷が急減する
ことにより正極性のサージ電圧(例えば、70V程度)
が電源供給端子27に印加されたとする(ロードダン
プ)。
【0046】すると、過電圧検出回路29のツェナーダ
イオード47が導通して、第3コンパレータ49の非反
転入力端子に印加される分圧電圧が、反転入力端子に印
加されている基準電圧VREF よりも大となり、第3コン
パレータ49の出力端子はハイレベルとなって過電圧検
出信号が出力される。
【0047】その過電圧検出信号は、駆動制御回路24
に全負荷指令FLとして与えられ(図3(h)参照)、
ORゲート55の入力端子にハイレベルの信号が与えら
れるので、ゲート信号LA-乃至LC-は、PWM信号にか
かわらず100%デューティの信号として出力される。
すると、モータ21は、最大出力条件で高速回転駆動さ
れるので、電源供給端子27に印加されたサージ電圧の
エネルギは急速に消費される。
【0048】サージ電圧のエネルギが消費される過程
で、電源供給端子27の印加電圧レベルは次第に低下し
て行く。また、この時、第3コンパレータ49の出力端
子がハイレベルとなったことによりトランジスタ51が
オン状態となって、反転入力端子に印加されている基準
電圧VREF のレベルは抵抗50a及び50bにより分圧
される。
【0049】従って、一旦電源供給端子27にサージ電
圧が印加されると、そのエネルギが消費されて、印加電
圧レベルが30Vよりも低くなり例えば25V程度に低
下するまで過電圧検出信号(全負荷指令FL)は出力さ
れ続ける。ロードダンプの場合には、サージ電圧のエネ
ルギを略消費し尽くすまで約100ms〜200ms程
度を要する。
【0050】ここで、エアコンの運転が停止しておりス
タンバイモードにある状態で、上記と同様のサージ電圧
が電源供給端子27に印加された場合を考える。この場
合、電源供給回路26から駆動制御回路24に対して駆
動用電源VBLの供給は行われていないが、過電圧検出信
号が出力されると、第2コンパレータ37の出力側に設
けられているORゲート38の入力端子がハイレベルと
なることで、電源供給回路26にモード切替え信号が出
力される。
【0051】すると、駆動制御回路24に対して直ちに
駆動用電源VBLの供給が開始される。そして、ロジック
パターン生成部53は、モータ21が回転を停止してい
る場合であっても、その時点でのロータの回転位置に応
じてホールIC23a乃至23cにより出力される位置
検出信号VHa乃至VHcから論理合成を行い、適切なゲー
ト信号La+乃至Lc-を生成して出力する。
【0052】この場合も、負側のゲート信号La-乃至L
c-は、PWM生成部54より出力されるPWM信号にか
かわらず、全負荷指令FLにより100%デューティの
ゲート信号LA-乃至LC-として出力されるので、モータ
21は、最大駆動条件で高速回転駆動され、サージ電圧
のエネルギは急速に消費される。
【0053】以上のように本実施例によれば、スタンバ
イ回路28を、パルス信号のデューティ比によってモー
タ21の回転数を指定する駆動指令信号のレベルが基準
電圧VREF を下回ると充放電切替え回路32によってコ
ンデンサ36を充電し、基準電圧VREF を上回るとコン
デンサ36を放電するように設定し、コンデンサ36の
端子電圧が基準電圧VREF を下回れば電源供給回路26
に駆動制御回路24に対する駆動用電源VBLの供給を停
止させて、通常モードからスタンバイモードに移行する
ように構成した。
【0054】そして、過電圧検出回路29は、電源供給
端子27に過電圧が印加されたことを検出すると過電圧
検出信号を出力し、スタンバイ回路28は、スタンバイ
モード中に過電圧検出信号が出力されると通常モードに
移行して、駆動制御回路24の制御回路39は、駆動回
路40にデューティ比100%のゲート信号を出力して
モータ21を回転させるようにした。
【0055】従って、スタンバイモード中であり駆動制
御回路24に駆動用電源VBLが供給されていない状態に
おいて、ロードダンプの発生などにより電源供給端子2
7に過電圧が印加された場合でも、直ちに通常モードに
移行してモータ21を最大駆動条件で回転させることで
過電圧のエネルギを短時間内に消費することができる。
そして、過電圧検出回路29は、電源供給回路23やス
タンバイ回路28などと共にICとして一体に作り込む
ことができるので、外付けのパワーツェナーダイオード
を用いずとも電源供給回路23や駆動制御回路24を過
電圧から保護することが可能となり、過電圧に対処する
ための構成を低価格で実現することができる。
【0056】また、駆動制御回路24は、ホールIC2
3a乃至23cにより出力される位置検出信号VHa乃至
VHcを参照することで、ロータの位置に応じてモータ2
1のコイル21a乃至21cの内何れのコイルから通電
を開始するのが適切かを判断することができるので、モ
ータ21を起動する際に負担をかけることがなく、その
寿命を長期化することができる。
【0057】更に、スタンバイ回路28は、駆動指令信
号により指定されるモータ21の駆動条件(回転数)を
判定してスタンバイモードに移行することができるの
で、駆動制御回路24に対する駆動用電源VBLの供給を
停止するためにリレーを用いたりイグニッションスイッ
チの信号を利用する必要がなく、部品数や入力信号数を
増加させることでコストを上昇をさせずに消費電力を低
減することができる。
【0058】本発明は上記し且つ図面に記載した実施例
にのみ限定されるものではなく、次のような変形または
拡張が可能である。制御用信号における駆動開始条件の
デューティ比が20%である場合に、モード切替えしき
い値のデューティ比は5%とするものに限らず、例え
ば、3%や10%などに設定しても良い。また、20%
を超える値に設定しても良い。駆動指令信号は、モータ
21の回転数をパルス信号のデューティ比を変化させて
指定する信号に限ることなく、信号レベルを変化させて
指定する信号であっても良い。斯様な形式の駆動指令信
号が外部より与えられる場合でも、第1実施例における
スタンバイ回路28は、基準電圧VREF のレベルを適宜
調整することによりそのまま適用することが可能であ
る。例えば、駆動指令信号の信号レベルが基準電圧VRE
F で与えられるモード切替えしきい値を超えると、第1
コンパレータ31の出力信号によりコンデンサ36が連
続的に充電されるようになりその端子電圧が上昇して、
第2コンパレータ3より“スタンバイ→通常”へ移行す
るようにモード切替え信号が出力されるようになる。逆
に、駆動指令信号の信号レベルがモード切替えしきい値
を下回るとコンデンサ36は連続的に放電されることに
なるので、端子電圧が下降して“通常→スタンバイ”へ
移行するようにモード切替え信号が出力される。
【0059】また、モード切替え手段を、バッテリ25
の端子電圧VB を参照することにより、バッテリ25の
使用状態に応じて端子電圧VB がある程度低下した場合
には“スタンバイ→通常”への移行タイミングがより遅
くなるように、また、“通常→スタンバイ”への移行タ
イミングがより速くなるように基準電圧VREF のレベル
を調整するように構成するのが好ましい。斯様に構成す
れば、バッテリ25の電力消費を抑制して使用可能な時
間をより長期化することができる。モード切替え手段
は、スタンバイ回路28に限ることなく、例えば、イグ
ニッションスイッチのオンオフを参照してモード切替え
を行うものであっても良い。回転位置検出手段は、ホー
ルIC23a乃至23cに限ることなく、例えば、モー
タ21のコイル21a乃至21cに発生する誘起電圧波
形のゼロクロス点を検出するものでも良い。
【0060】PWM生成部54が参照する位置検出信号
は、VHaに限ることなく、VHbまたはVHcであっても良
い。駆動回路を構成するスイッチング素子は、FET4
1乃至46に限ることなく、バイポーラトランジスタや
IGBTであっても良い。モータ21の容量が小さい場
合には、駆動回路40に対しても電源供給回路23を介
して駆動用電源VBLを供給するようにしても良い。モー
タ21は、Δ結線に限ることなく、Y結線であっても良
い。また、負荷は、モータ21に限ることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における電気的構成図
【図2】制御回路の詳細な電気的構成を示す図
【図3】制御回路がブラシレスモータを駆動する場合の
タイミングチャート
【図4】全体の電気的構成を示す機能ブロック図
【図5】駆動指令信号のパルスデューティ比とモータの
回転数との関係を示す図
【図6】駆動指令信号とスタンバイ回路の各部の信号波
形を示す図
【図7】従来技術を示す図4相当図
【符号の説明】
21はブラシレスモータ(負荷)、22はファン、23
a,23b及び23cはホールIC(回転位置検出手
段)、24は駆動制御回路、25はバッテリ(主電
源)、26は電源供給回路、28はスタンバイ回路(モ
ード切替え手段)、29は過電圧検出回路、40は駆動
回路、41乃至46はパワーMOSFET(スイッチン
グ素子)を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−117484(JP,A) 特開 平6−14587(JP,A) 特開 平9−127174(JP,A) 特開 昭62−114429(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 6/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の駆動条件に基づいて負荷の駆動制
    御を行う駆動制御回路と、 この駆動制御回路に対して駆動用電源を供給する電源供
    給回路と、 前記電源供給回路による駆動用電源の供給を制御するこ
    とで、通常モードと電力消費を低減するスタンバイモー
    ドとの切替えを行うモード切替え手段と、 前記駆動用電源が供給される電源供給端子に過電圧が印
    加されたことを検出すると、過電圧検出信号を出力する
    過電圧検出回路とを備え、 前記モード切替え手段は、前記スタンバイモード中にお
    いて前記過電圧検出回路より過電圧検出信号が出力され
    ると前記通常モードに移行するように構成されており、 前記駆動制御回路は、前記過電圧検出回路より過電圧検
    出信号が出力されると、前記負荷を所定時間だけ略最大
    出力条件で駆動するように構成されていることを特徴と
    する負荷駆動制御装置。
  2. 【請求項2】 前記モード切替え手段は、前記負荷の駆
    動制御を行うための制御用信号に基づいてモード切替え
    を行うように構成されていることを特徴とする請求項1
    記載の負荷駆動制御装置。
  3. 【請求項3】 前記負荷は、ブラシレスモータであり、 このブラシレスモータを構成するロータの回転位置を検
    出し、位置検出信号を出力する回転位置検出手段とを備
    え、 前記駆動制御回路は、前記回転位置検出手段より出力さ
    れる位置検出信号に基づいて前記ブラシレスモータを駆
    動制御するように構成されていることを特徴とする請求
    項1または2記載の負荷駆動制御装置。
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