JP3386044B2 - ハイブリッド車用空調制御装置 - Google Patents

ハイブリッド車用空調制御装置

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  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用空調装置を
制御する空調制御装置に係り、詳細には、走行するため
の動力源としてエンジンに加えて電気モータを備えたハ
イブリッド車に用いられるハイブリッド車用空調制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両に設けられている空調装置
(以下「エアコン」と言う)では、エバポレータが十分
に冷えているときや、冷房負荷が小さくなると、コンプ
レッサの駆動を停止して省エネルギーを図るようにして
いる。
【0003】近年、ガソリン等の燃料を燃焼させて駆動
力を得るエンジンに加えて、電気によって駆動力を得る
電気モータが併設されたハイブリッド車が提案されてい
る。このハイブリッド車は、エンジンを停止させても、
予め充電されるかエンジンによって走行中に発電して充
電しているバッテリーから供給する電力によって電気モ
ータを駆動して走行することができる。
【0004】このようなハイブリッド車に設けられるエ
アコンにおいても、車室内の空調を行うときには、コン
プレッサを駆動する必要がある。このために、特開平6
−286459号公報では、エンジンが停止していると
きに、エアコンのスイッチを操作することにより、エン
ジンを始動させて、エンジンの駆動力によってコンプレ
ッサを駆動するようにしたものがある。
【0005】これにより、エアコンのコンプレッサを駆
動するための専用のモータが不要となり、また、電気モ
ータの駆動力や、電気モータを作動させるためのバッテ
リーの電力を用いることなく、エアコンを作動させるこ
とができるようにしている。
【0006】ところで、ハイブリッド車では、車両の走
行を停止すると、エンジンを停止するようになってい
る。これによって、エンジンが不必要に駆動されるのを
防止して、燃費の向上を図るようにしている。
【0007】しかしながら、エンジンの停止中にエアコ
ンの運転スイッチをオンすると、エンジンが始動されて
しまう。また、エアコンの運転スイッチをオンした状態
では、走行が停止してもエンジンが停止することなく、
駆動されたままの状態となってしまい、無駄に燃料が消
費されてしまうことがある。
【0008】このような燃料の消費を防止するために、
コンプレッサの駆動に合わせてエンジンを始動すると、
例えば、車両の停止中に頻繁にエンジンの始動が繰り返
されることがあり、これによって乗員に不快感を与えて
しまうことがある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実に鑑
みてなされたものであり、エアコンの運転による燃料の
消費を抑えて、燃費の向上を図ることができるハイブリ
ッド車用空調制御装置を提案することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
エンジン及び電気モータを備え始動要求によってエンジ
ンを始動させる始動手段を有するハイブリッド車に設け
られ、コンプレッサ及びエバポレータを含んで形成され
た冷凍サイクルによって車室内の空調を行う空調装置を
制御するハイブリッド車用空調制御装置であって、前記
エバポレータによって冷却された空気の温度を検出する
エバポレータ後温度検出手段と、検出したエバポレータ
後温度が所定の温度以下か否かを判定するエバポレータ
後温度判定手段と、車室内を設定温度とするための吹出
し温度である目標吹出し温度が前記所定の温度より低い
か否かを判定する目標吹出し温度判定手段と、車両停止
で、前記目標吹出し温度が前記所定の温度より低く、
かつ前記エバポレータ後温度が前記所定の温度以下であ
ると判定されたときに前記エンジンの始動要求を停止す
る停止手段と、を含むことを特徴とする。
【0011】この発明によれば、車両が停止したとき
に、すなわち車両停止中で、目標吹出し温度が所定の温
度より低く、かつエバポレータ後温度が所定の温度以下
であれば、エンジンを始動しないようにする。この所定
の温度をコンプレッサを駆動せずに最低限の冷房能力が
確保できていると判断できる温度に設定すれば、空調装
置の冷房能力を低下させることなく、エンジンを駆動す
るための燃料の消費を抑えることができる。
【0012】請求項2に係る発明は、前記判定手段によ
り前記エバポレータ後温度が所定の温度を越えていると
きに、前記停止手段による停止を解除して前記始動手段
へエンジン始動を要求することを特徴とする。
【0013】この発明によれば、エバポレータ後温度が
所定の温度を越えたときに、エンジンを始動させる。こ
れによって、車両の停止中であっても、十分な冷房能力
を確保することができる。
【0014】請求項3に係る発明は、車両が走行停止状
態であるか否かを検出する検出手段をさらに含み、前記
検出手段によって車両の停止が検出されたのちに前記エ
ンジン始動要求を出力したときに、前記停止手段の作動
を禁止することを特徴とする。
【0015】この発明によれば、車両が停止中に冷房能
力を確保するために、エンジンを始動させたときには、
逆にエンジンを停止させないようにする。
【0016】これによって、車両が停止しているとき
に、頻繁にエンジンの始動、停止が繰り返されることに
よる不快感を乗員に与えてしまうのを防止することがで
きる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
する。図1には、本実施の形態に適用したハイブリッド
車10の概略構成が示されている。
【0018】このハイブリッド車10には、走行用の駆
動源としてエンジン12とアシストモータ14が設けら
れており、エンジン12ないしアシストモータ14の駆
動力が、図示しないトランスミッションを介して駆動輪
16へ出力されることにより走行するようになってい
る。エンジン12の駆動軸12Aは、プラネタリギア1
8を介してアシストモータ14とジェネレータ20に分
配されるようになっている。
【0019】ジェネレータ20は、エンジン12の駆動
力が伝達されることによって、電力を発生する。この電
力は直接ないし図示しないバッテリーを介してアシスト
モータ14へ供給される。また、アシストモータ14
は、ジェネレータ20から供給される電力ないし図示し
ないバッテリーを介して供給される電力によってエンジ
ン12の駆動に合わせて回転駆動する。このエンジン1
2とアシストモータ14の駆動力が出力軸22へ出力さ
れる。
【0020】エンジン12及びアシストモータ14は、
エンジンECU24に接続されており、このエンジンE
CU24に制御されて駆動されるようになっている。例
えばエンジンECU24では、出力軸22に出力すべき
パワーに基づいて目標トルクと目標回転数を設定し、設
定した目標トルク及び目標回転数が維持されるように、
エンジン12及びアシストモータ14を制御する。
【0021】一方、ハイブリッド車10には、本発明を
適用した空調制御装置26を備えた空調装置(以下「エ
アコン30」と言う)が設けられている。このエアコン
30は、コンプレッサ32及びエバポレータ34等を含
む冷凍サイクルが設けられている。コンプレッサ32に
は、回転軸に電磁クラッチ36を備えたプーリ38が設
けられている。コンプレッサ32には、このプーリ38
に巻き掛けられている無端の駆動ベルト40を介してエ
ンジン12の駆動力が伝達される。
【0022】エアコン30は、コンプレッサ32が回転
駆動されることにより、冷凍サイクル中を冷媒が循環さ
れて、エバポレータ34が冷却される。
【0023】エバポレータ34は、空調ダクト42内に
設けられている。この空調ダクト42内には、エンジン
12の冷却水が供給されるヒータコア44及びエアミッ
クスダンパ46が設けられている。
【0024】エアコン30は、図示しないブロワファン
によって車外の空気ないし車内の空気を空調ダクト42
内へ吸引し、エバポレータ34によって冷却する。ま
た、エバポレータ34によって冷却された空気は、エア
ミックスダンパ46によって一部がヒータコア44へ供
給され、ヒータコア44をバイパスした空気とヒータコ
ア44を通過して加熱された空気とが、混合された後
に、空調風として車室へ吹き出される。
【0025】エアコン30の空調制御装置26には、エ
アコンECU50が設けられている。このエアコンEC
U50には、エバポレータ34を通過した空気の温度
(エバポレータ後温度)を検出するエバポレータ後温度
センサ52と共に、外気温度、車室温度、日射量等の環
境条件を検出する各種センサが接続されている。エアコ
ンECU50は、これらのセンサの検出結果及び、設定
手段として設けられている図示しない操作パネルの操作
によって乗員が設定する設定温度等の運転条件に基づい
て、エアコン30を制御して、車室内の空調を行うよう
になっている。
【0026】このとき、エアコンECU50では、環境
条件及び運転条件からエバポレータ後温度を設定し、エ
バポレータ34を通過した空気が、エバポレータ後温度
となるようにコンプレッサ32を制御する。また、エア
コンECU50では、車室内を設定温度とするための吹
出し温度(目標吹出し温度)を設定すると、この吹出し
温度が得られるように、エアミックスダンパ46を制御
するようになっている。
【0027】なお、車室内を最適に空調するための機構
及び制御は、ハイブリッド車に限らず種々の車両に用い
られている従来公知の機構及び制御方法を適用すること
ができ、本実施の形態では、詳細な説明を省略する。
【0028】ところで、このエアコンECU50は、エ
ンジンECU24に接続されている。エアコンECU5
0は、コンプレッサ32の駆動に合わせて電磁クラッチ
36をオンすると共に、エンジンECU24へエンジン
始動信号を出力する。
【0029】エンジンECU24は、エンジン12の停
止中にエアコンECU50等の外部の機器からエンジン
12の始動要求がなされると、エンジン12を始動し、
また、外部からのエンジン12の始動要求によってエン
ジン12を駆動しているときに、この始動要求が解消さ
れるかエンジン停止要求がなされると、エンジン12を
停止するようになっている。
【0030】一方、エアコンECU50は、エンジンE
CU24から出力される車両10の走行速度を読込ん
で、車両10が走行中であるか停止中であるかを判断で
きるようになっている。すなわち、エンジンECU24
は、検出手段としてエアコンECU50に接続されてい
る。なお、検出手段として、車速センサ等の信号を用い
ても良い。
【0031】以下に、本実施の形態の作用として、エア
コンECU50によるエンジン12の始動要求の一例を
図2に示されるフローチャートを参照しながら説明す
る。
【0032】なお、前記した如く、エアコン30は、図
示しない設定手段によって運転が指示されると、環境条
件及び設定条件に基づいて車室内の空調を行う。このと
き、コンプレッサ32の駆動が必要となると、エンジン
ECU24へエンジン12の始動要求を出力する。ま
た、エンジンECU24は、車両10が停止したとき
に、エンジン12を停止して省エネを図るようになって
いるが、エアコンECU50等からエンジン12の始動
要求がなされると、エンジン12を始動し、全ての始動
要求が停止すると、エンジン12を停止するようになっ
ている。
【0033】以下では、図2に示されるフローチャート
を参照しながら、エアコンECU50によるエンジンE
CU24へのエンジン12の始動要求について説明す
る。
【0034】このフローチャートは、図示しない設定手
段に設けられている運転スイッチによってエアコン30
のオン操作がなされると実行され、エアコン30のオフ
操作によって終了するようになっている。
【0035】このフローチャートでは、先ず、最初のス
テップ100で、フラグFをリセット(F=0)した後
に実行され、次のステップ102では、車両10が走行
中であるか否かを判断する。すなわち、エンジンECU
24から出力される速度S=0か否かを判断する。
【0036】ここで、車両10が走行中であるときに
は、速度S≠0であるので、ステップ102で否定判定
されてステップ104へ移行する。このステップ104
では、エバポレータ後温度TE が、予め設定している所
定の温度TO と比較している。なお、この所定の温度T
O としては、エバポレータ34の最低の冷房能力として
必要な温度が予め設定されている。この温度は、必要最
低限の冷房性能を確保できる値であることが望ましく、
また、吹出し風の湿度感の差が大きくならない程度の温
度であることが望ましい。さらに、所定の温度TO は、
冷房負荷が大きくなる程小さくなる(低くなる)ような
可変値としても良い。
【0037】ここで、エバポレータ後温度TE が、所定
の温度TO より低いときには、冷房能力が確保されてい
ると判断して、ステップ106へ移行し、エンジン12
の始動要求を出力せずにこのフローチャートを抜ける。
【0038】これに対して、エバポレータ後温度T
E が、所定の温度TO より高いときには、冷房能力が十
分に確保されていないと判断して、ステップ108へ移
行して、エンジンECU24へエンジン12の始動要求
を行う。すなわち、エンジンECU24へエンジン12
の始動を要求する信号を出力する。これと共に、エアコ
ンECU50では、電磁クラッチ36をオンして、エン
ジン12の駆動力によってコンプレッサ32が駆動され
るようにする。
【0039】エンジンECU24は、エアコンECU5
0からエンジン12の始動要求があったときに、エンジ
ン12が停止していれば、エンジン12を駆動する。こ
れによって、コンプレッサ32にエンジン12の駆動力
が伝達されて、エバポレータ後温度TE が下げられる。
【0040】一方、車両が停止すると、ステップ102
で肯定判定されて、ステップ110へ移行する。このス
テップ110では、目標吹出し温度TAOの判定を行って
いる。この判定は、前記した所定の温度TO と目標吹出
し温度TAOを比較している。
【0041】ここで、目標吹出し温度TAOが所定の温度
O より低いときには、ステップ112へ移行して所定
の温度TO に対するエバポレータ後温度TE を判定す
る。ここで、エバポレータ後温度TE が所定の温度TO
より高いとき(TE >TO )には、ステップ114へ移
行して、フラッグFをセット(F=1)した後、エンジ
ンECU24へエンジン12の始動を要求する(ステッ
プ116)。
【0042】これによって、車両10が停止した状態で
エンジン12が停止していると、エンジン12が始動さ
れる。これによって、コンプレッサ12が駆動してエバ
ポレータ後温度TE を低下させる。
【0043】これに対して、エバポレータ後温度TE
所定の温度TO よりも低いときには、エバポレータ34
による冷房能力が確保されていると判断して、後述する
ステップ120へ移行する。
【0044】一方、目標吹出し温度TAOが所定の温度T
O より高いときには、ステップ110からステップ11
8へ移行し、エバポレータ後温度TE と目標吹出し温度
AOを比較する。
【0045】ここでエバポレータ後温度TE が目標吹出
し温度TAOより高くなっているときには、冷房能力が足
りないと判断し、ステップ114でフラグFをセットし
た後、エンジン12の始動要求を行う(ステップ11
6)。
【0046】このように、エバポレータ後温度TE が最
低限度の冷房能力を確保するために設定されている所定
の温度TO より高いときにのみ、エンジン12の始動要
求を行うため、車両10の停止中に必要にエンジン12
を始動させて、燃費の悪化を招いてしまうのを防止する
ことができる。
【0047】これに対して、エバポレータ後温度TE
目標吹出し温度TAOより低いときには、最低限度の冷房
能力が確保されていると判断して、ステップ120へ移
行する。
【0048】このステップ120では、フラッグFがリ
セット状態であるか否かを判断している。このフラグF
は、車両10が走行を開始することによりリセットされ
るようになっている。言い換えれば、車両10が走行の
ためにエンジン12を始動したときにはリセットされる
が、車両10が停止している状態で、エンジン12の始
動要求を行うことによりセットされる。
【0049】すなわち、このステップ120では、車両
10が停止した後にエンジン12の始動要求を行ってい
るか否かを判断しており、フラッグFがリセットされて
いる状態であれば、このステップ120で肯定判定され
て、ステップ122へ移行し、エンジン12の始動要求
を行わずに、このフローチャートを抜ける。この状態で
は、エアコンECU50の要求によってエンジン12が
始動していない状態となっている。
【0050】これに対して、フラグFがセットされてい
る状態では、既に、エンジン12の始動要求を行って、
エンジン12が始動している状態であり、このときに
は、ステップ120で否定判定されて、ステップ116
へ移行して、エンジン12の始動要求を行う。すなわ
ち、少なくともエンジン12の停止要求を行わずにエン
ジン12が始動されている状態を継続させる。
【0051】このように、車両10が停止した後に、一
度、エンジン12を始動させたときには、逆に不必要に
エンジン12を停止させないようにする。車両10が停
止し、かつエンジン12が停止しているときには、騒音
が低いことが予測され、このような状態でエンジン12
の始動、停止が繰り返されると、乗員に一層大きな不快
感を生じさせる恐れがあるが、このような不快感の発生
を確実に防止することができる。
【0052】なお、このようにして、車両10の停止中
にエンジン12を始動し続けたときには、例えば、乗員
に不快感を与えることがないと思われる時間だけ経過し
てから(例えば数分から十数分)、フラグFをリセット
するようにしても良い。これによって、このフローチャ
ートでは、冷房能力が確保されているか否かを判断し、
確保されているときには、ステップ122へ移行するた
めに、エンジン12を停止させることができる。
【0053】なお、本実施の形態は、本発明の一例を示
すものであり、本発明を適用したハイブリッド車及び空
調装置の構成を限定するものではない。本発明は、アシ
スト用のモータを用いて、エンジンを最高効率で運転す
る種々の構成のハイブリッド車に設けられる空調制御装
置に適用することができる。
【0054】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明によれば、車
両が走行を停止した状態で、エバポレータ後温度が最低
限の冷房能力を確保できる所定の温度を越えたときにの
みエンジンを始動させるので、エンジンを駆動するため
の燃料の節約を図ることができる。
【0055】また、本発明では、車両が停止していると
きにエンジンを始動させたときには、エンジンを停止さ
せないようにしているため、車両が停止しているとき
に、エンジンの始動、停止が繰り返される不快感を生じ
させることがないため、所定の空調状態に維持されてい
る車室内の乗員に不快感を生じさせることがないと言う
優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に適用したハイブリッド車とエア
コンの概略構成図である。
【図2】本発明の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 車両(ハイブリッド車) 12 エンジン 14 アシストモータ 24 エンジンECU(検出手段、始動手段) 26 空調制御装置 30 エアコン(車両用空調装置) 32 コンプレッサ 34 エバポレータ 44 ヒータコア 50 エアコンECU(判定手段、停止手段) 52 エバポレータ後温度センサ(エバポレータ後温
度検出手段)
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F02D 45/00 314 F02D 45/00 314M F02N 11/08 F02N 11/08 Y // B60K 6/04 310 B60K 6/04 310 531 531 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02D 29/04 B60H 1/32 625 B60K 6/02 - 6/04

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン及び電気モータを備え始動要求
    によってエンジンを始動させる始動手段を有するハイブ
    リッド車に設けられ、コンプレッサ及びエバポレータを
    含んで形成された冷凍サイクルによって車室内の空調を
    行う空調装置を制御するハイブリッド車用空調制御装置
    であって、 前記エバポレータによって冷却された空気の温度を検出
    するエバポレータ後温度検出手段と、 検出したエバポレータ後温度が所定の温度以下か否かを
    判定するエバポレータ後温度判定手段と、車室内を設定温度とするための吹出し温度である目標吹
    出し温度が前記所定の温度より低いか否かを判定する目
    標吹出し温度判定手段と、 車両停止中で、前記目標吹出し温度が前記所定の温度よ
    り低く、かつ前記エバポレータ後温度が前記所定の温度
    以下であると判定されたときに前記エンジンの始動要求
    を停止する停止手段と、 を含むことを特徴とするハイブリッド車用空調制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記エバポレータ後温度判定手段により
    前記エバポレータ後温度が前記所定の温度を越えている
    と判定されたときに、前記停止手段による停止を解除し
    て前記始動手段へエンジン始動を要求することを特徴と
    する請求項1に記載のハイブリッド車用空調制御装置。
  3. 【請求項3】 車両が走行停止状態であるか否かを検出
    する検出手段をさらに含み、前記検出手段によって車両
    の停止が検出されたのちに前記エンジン始動要求を出力
    したときに、前記停止手段の作動を禁止することを特徴
    とする請求項1又は2に記載のハイブリッド車用空調制
    御装置。
  4. 【請求項4】 前記停止手段は、車両停止中で、目標吹
    出し温度が前記所定の温度より高く、かつ前記エバポレ
    ータ後温度が前記目標吹出し温度より低いと判定された
    ときに前記エンジンの始動要求を停止する請求項1〜請
    求項3のいずれか1項記載のハイブリッド車用空調制御
    装置。
  5. 【請求項5】 車両停止中で、目標吹出し温度が前記所
    定の温度越えており、かつ前記エバポレータ後温度が前
    記目標吹出し温度を越えているときに前記エ ンジンの始
    動要求を行なう請求項1〜請求項4のいずれか1項記載
    のハイブリッド車用空調制御装置。
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