JP3385525B2 - 板バネを用いた建具枠の施工方法 - Google Patents

板バネを用いた建具枠の施工方法

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JP3385525B2
JP3385525B2 JP35400698A JP35400698A JP3385525B2 JP 3385525 B2 JP3385525 B2 JP 3385525B2 JP 35400698 A JP35400698 A JP 35400698A JP 35400698 A JP35400698 A JP 35400698A JP 3385525 B2 JP3385525 B2 JP 3385525B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の壁に設けら
れた開口部を形成する開口下地枠に対して取り付けられ
る建具枠の鉛直度や水平度を調整,固定するための板バ
ネを用いた建具枠の施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、建物の壁には多種多様な建
具が取り付けられており、これらの建具の施工は、以前
においては、壁の施工と同時に行われていたが、近来で
は、建物の建築工期の短縮と建築費用の削減を図るため
にドアや引き戸等の建具の規格化が進み、その結果、建
具の施工は、建物の壁を施工する際に規格化された建具
を取り付けるための開口部を壁に設け、この開口部を形
成する開口下地枠に対して建具を取り付けることによっ
て行われるようになった。
【0003】即ち、上記建具の施工は、壁に設けられた
開口部を形成する開口下地枠に対して建具を構成する建
具枠(縦枠及び上方枠)を取り付け、次いで、この建具
枠にドアや引き戸等の本体部分を取り付けることによっ
て行われるものであり、上記建具枠を開口下地枠に取り
付ける際には、建具枠の鉛直度や水平度を調整,固定す
る必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記建具枠
を開口下地枠に対して取り付ける際に行われる鉛直度や
水平度の調整,固定は、比較的面倒な作業であるため、
建具枠を開口下地枠に対して取り付ける際、建具枠の鉛
直度や水平度の調整,固定が適切に行われない場合があ
り、この場合には、建具枠と本体部分であるドアや引き
戸等との間に隙間が生じたり、ドアや引き戸等の開閉に
支障が生じる等の不具合が発生することとなる。
【0005】そこで、上記不具合の発生を防止するた
め、建具枠を開口下地枠に対して取り付ける際の鉛直度
や水平度の調整,固定作業を簡易かつ正確に行えるよう
にするための手段及びその方法が求められるようになっ
た。
【0006】よって、本発明は、上記の要請に応えるも
のであって、建物の壁に設けられた開口部を形成する開
口下地枠に対して建具枠を取り付ける際の鉛直度や水平
度の調整,固定を簡易かつ正確に行うことができる建具
枠の鉛直度や水平度を調整,固定するため手段及び
方法の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決する為の手段】上記目的を達成する為に本
発明は次の技術的手段を有する。即ち、建具枠4の開口
下地枠3側に幅方向に沿って取り付けられる横長の本体
部分12と、上記本体部分12の左右両端から開口下地
枠3に向かって突出する弾性変形可能な一対の脚部13
を備えて成り、上記建具枠4を開口下地枠3に対して弾
性的に支持すると共に、開口下地枠3と建具枠4との間
の隙間Sを調整可能とする板バネ11を用いた建具枠の
施工方法において、上記板バネ11を用いた建具枠の施
工方法は、建具枠4の開口下地枠3側に所定の間隔で複
数の板バネ11を取り付けた後、上記建具枠4を開口下
地枠3に対して取り付ける工程と、上記開口下地枠3に
複数の板バネ11を介して取り付けられた建具枠4の鉛
直度や水平度を調整,固定する工程よりなり、上記建具
枠4の開口下地枠3への取り付けと鉛直度や水平度の調
整,固定が、建具枠4に取り付けられた板バネ11の本
体部分12の中央に配設され、上記建具枠4に形成され
る取付調整ネジ挿入穴24から板バネ11の本体部分1
2に形成される取付調整ネジ穴16を経て開口下地枠3
に螺着する取付調整ネジ18によって行われ、上記建具
枠4の左右に、開口下地枠3側に向かって延び、建具枠
4の幅方向に対して垂直であり且つ壁1の表面に接触す
る内面を有するカブリ22を形成すると共に、上記建具
枠4に対 する板バネ11の取り付けを板バネ11の本体
部分12の左右に形成された取付ネジ穴17を経て建具
枠4に螺着する取付ネジ19によって行うことにより、
上記開口下地枠3と建具枠4との間の隙間Sの調整が、
上記壁1の表面とカブリ22の内面の接触によって拘束
される建具枠4の平行移動と、上記板バネ11の本体部
分12の左右に位置する取付ネジ19で固定された一対
の脚部13の個々独立した弾性変形によって行われるこ
とを特徴とする板バネを用いた建具枠の施工方法であ
る。
【0008】さらに、建具枠4の開口下地枠3側に幅方
向に沿って取り付けられる横長の本体部分12と、上記
本体部分12の左右両端から開口下地枠3に向かって突
出する弾性変形可能な一対の脚部13を備えて成り、上
記建具枠4を開口下地枠3に対して弾性的に支持すると
共に、開口下地枠3と建具枠4との間の隙間Sを調整可
能とする板バネ11を用いた建具枠の施工方法におい
て、上記板バネ11を用いた建具枠の施工方法は、建具
枠4の開口下地枠3側に所定の間隔で複数の板バネ11
を取り付けた後、上記建具枠4を開口下地枠3に対して
取り付ける工程と、上記開口下地枠3に複数の板バネ1
1を介して取り付けられた建具枠4の鉛直度や水平度を
調整,固定する工程よりなり、上記建具枠4の開口下地
枠3への取り付けと鉛直度や水平度の調整,固定は、建
具枠4に取り付けられた板バネ11の本体部分12の左
右に配設され、上記建具枠4に形成される取付調整ネジ
挿入穴24から板バネ11の本体部分12に形成される
取付調整ネジ穴16を経て開口下地枠3に螺着する取付
調整ネジ18によって行われ、上記開口下地枠3と建具
枠4との間の隙間Sの調整が、上記板バネ11の本体部
分12の左右両端に位置する一対の脚部13の各々に対
して行われることを特徴とする板バネを用いた建具枠の
施工方法である。
【0009】そして、本発明の板バネを用いた建具枠の
施工方法は、上記技術的手段より成り、建具枠4を開口
下地枠3に対して弾性的に支持すると共に、その弾性変
形を利用して開口下地枠3と建具枠4との間の隙間Sの
調節を可能とする板バネ11を用いて建具枠4が施工さ
れることにより、建具枠4を開口下地枠3に対して取り
付ける作業と同時に、開口下地枠3に取り付けられる建
具枠4の鉛直度や水平度を調整,固定する作業が行われ
ることとなるので、建物の壁に設けられた開口部を形成
する開口下地枠に対する建具枠の取り付けと、その際の
鉛直度や水平度の調整,固定を簡易かつ正確に行うこと
ができ、しかも、上記建具枠4の開口下地枠3への取り
付けと鉛直度や水平度の調整,固定が、建具枠4に取り
付けられた板バネ11の本体部分12の中央に配設さ
れ、上記建具枠4に形成される取付調整ネジ挿入穴24
から板バネ11の本体部分12に形成される取付調整ネ
ジ穴16を経て開口下地枠3に螺着する取付調整ネジ1
8によって行われると共に、上記開口下地枠3と建具枠
4との間の隙間Sの調整が、上記壁1の表面とカブリ2
2の内面の接触によって拘束される建具枠4の平行移動
と、上記板バネ11の本体部分12の左右に位置する取
付ネジ19で固定された一対の脚部13の個々独立した
弾性変形によって行われるので、建具枠4を開口下地枠
3に対して取り付ける際の鉛直度や水平度の調整と同時
に、建具枠4の傾きの調整を行うことができる。
【0010】さらに、上記取付調整ネジ18を、建具枠
4に取り付けられた板バネ11の本体部分12の左右に
配設し、開口下地枠3と建具枠4との間の隙間Sの調整
が、板バネ11の本体部分12の左右両端に位置する一
対の脚部13の各々に対して行われるようにすることに
より、建具枠4を開口下地枠3に対して取り付ける際の
鉛直度や水平度の調整に加えて、建具枠4の傾きの調整
を行うことができるので、建具枠4の取り付け精度をよ
り一層良好にすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明における建具枠の鉛
直度や水平度を調整,固定するための板バネ及びこの板
バネを用いた建具枠の施工方法の実施の形態を添付図面
に基づき詳細に説明する。本発明の建具枠の鉛直度や水
平度を調整,固定するための板バネは、壁に設けられた
開口部を形成する開口下地枠と、この開口下地枠に取り
付けられる建具枠との間に配設され、開口下地枠と建具
枠との間の隙間を調整可能とすることによって、開口下
地枠に取り付けられる建具枠の鉛直度や水平度の調整,
固定を可能にするものであり、図1及び図2に示したよ
うに、建具枠の鉛直度や水平度を調整,固定するための
板バネ11は、建具枠4の幅方向に沿うようにして取り
付けられる横長の本体部分12と、上記本体部分12の
左右両端に形成される一対の脚部13とで構成されてい
る。
【0012】そして、上記本体部分12の左右両端に形
成される一対の脚部13の各々は、本体部分12の左右
両端に対して左右対称に形成されており、しかも、本体
部分12の左右両端を基部14とし、この基部14から
本体部分12に対して90度より大きい角度で突出する
ものであり、一対の脚部13の間隔が、本体部分12か
ら離れるにつれて徐々に大きくなる、即ち、一対の脚部
13の各々が外側に向かって開くように設けられてい
る。
【0013】さらに、上記一対の脚部13は、本体部分
12に対して弾性変形可能に形成されているものであっ
て、板バネ11が取り付けられた建具枠4を開口下地枠
3に対して取り付け、開口下地枠3と建具枠4との間に
板バネ11を位置させた際には、建具枠4が、この板バ
ネ11によって弾性的に支持されることとなる。
【0014】加えて、開口下地枠3に対して建具枠4を
取り付ける際には、本体部分12及び一対の脚部13に
力(図2中矢印F)が加えられるものであり、その結
果、開口下地枠3に向かって建具枠4が移動し、一対の
脚部13の各々が、外側に向かって開く(図2中一点鎖
線)ように弾性変形するものであって、これにより、本
体部分12が取り付けられている建具枠4と開口下地枠
3との間の隙間Sの調整が行われることとなる。
【0015】そして、上記建具枠の鉛直度や水平度を調
整,固定するための板バネ11の建具枠4への取り付け
は、取付ネジ19によって行われ、本体部分12には、
上記取付ネジ19のための取付ネジ穴17が形成されて
いる。
【0016】さらに、上記本体部分12には、開口下地
枠3に対する建具枠4の取り付けとその調整を行うため
の取付調整ネジ18が挿入される取付調整ネジ穴16が
形成されており、上記取付調整ネジ18は、建具枠4に
形成される取付調整ネジ挿入穴24から本体部分12の
取付調整ネジ穴16を経て開口下地枠3へ螺着し、上記
建具枠4を建具枠4に取り付けられた板バネ11の一対
の脚部13の弾力に抗して開口下地枠3側に押し付ける
ものであり、これにより、開口下地枠3に対する建具枠
4の取り付けとその調整を行うものである。
【0017】そして、本実施の形態で示した建具枠の鉛
直度や水平度を調整,固定するための板バネ11は、弾
性材料より成る板状部材に曲げ加工を施すことによっ
て、本体部分12の左右両端に一対の脚部13を形成し
た場合を示しており、上記弾性材料としては、曲げ加工
が可能な金属材料、好ましくは、鉄系の金属材料が考慮
され、さらに、上記弾性材料として樹脂材料を用いるこ
とも考慮され、この場合には、本体部分12とその左右
端部形成される一対の脚部13を一体成形することが
考慮される。
【0018】加えて、上記建具枠の鉛直度や水平度を調
整,固定するための板バネ11の本体部分12の長さ、
即ち、本体部分12の左右両端に形成される一対の脚部
13各々の基部14の間隔Lを可能な限り長くし、開口
下地枠3及び建具枠4の幅を最大限に利用することによ
って、建具枠4を開口下地枠3に取り付ける際の安定性
を向上させることができる。
【0019】次に、上記の如く構成された建具枠の鉛直
度や水平度を調整,固定するための板バネを用いた建具
枠の施工方法について説明する。図3及び図4は、本発
明における建具枠の鉛直度や水平度を調整,固定するた
めの板バネ11を用いた建具枠4の施工方法の第1の実
施の形態を示したものであり、建物の壁1に設けられた
開口部を形成する開口下地枠3に対して取り付けられる
建具枠4がドア枠である場合を示し、上記ドア枠は、通
常、戸当りを有した左右の縦枠と、左右の縦枠間の上方
に位置する上方枠とで構成されており、本実施の形態で
は、ドア枠における縦枠21を施工する場合を図示して
いる。
【0020】そして、上記ドア枠における縦枠21は、
その左右にカブリ22を備えると共に、戸当り25の嵌
合部26が嵌合する戸当り取付溝23を備えて成るもの
であり、縦枠21の開口下地枠3側には、上述した建具
枠4の鉛直度や水平度を調整,固定するための板バネ1
1の複数が所定の間隔で取り付けられている。
【0021】そして、上記板バネ11は、本体部分12
の左右2か所に形成された取付ネジ穴17を通って縦枠
21に螺着する2つの取付ネジ19によって縦枠21に
取り付けられており、さらに、本体部分12に形成され
る取付調整ネジ穴16(本実施の形態では1か所)は、
上記縦枠21に形成された戸当り取付溝23内に形成さ
れる取付調整ネジ挿入穴24と連通している。
【0022】そして、上記複数の板バネ11が配設され
たドア枠における縦枠21は、以下に示す工程でその施
工が行われる。先ず、第1の工程として、複数の板バネ
11が取り付けられた縦枠21を、壁クロス2が施工さ
れた後の壁1の開口部を形成する開口下地枠3に取り付
けるものであり、この取り付けは、縦枠21に取り付け
られた複数の板バネ11各々の一対の脚部13の端部1
5を上記開口下地枠3に当接させた状態で、縦枠21に
形成された取付調整ネジ挿入穴24及びこの取付調整ネ
ジ挿入穴24に連通する板バネ11の取付調整ネジ穴1
6に取付調整ネジ18を挿入し、さらに、上記取付調整
ネジ18を開口下地枠3に螺着させることによって行わ
れる。
【0023】次いで、第2の工程として、開口下地枠3
に対して取り付けられた縦枠21の鉛直度を調整するも
のであり、この調整は、上記開口下地枠3に螺着させた
取付調整ネジ18のねじ込み量を調整し、開口下地枠3
と縦枠21との間の隙間Sを調整することによって行わ
れるものである。
【0024】そして、上記第1及び第2の工程にて行わ
れる開口下地枠3に対するドア枠における縦枠21の取
り付けとその調整は、縦枠21の取付調整ネジ挿入穴2
4及び板バネ11の取付調整ネジ穴16を経て開口下地
枠3に螺着する取付調整ネジ18のみで行うことがで
き、開口下地枠3に対する縦枠21(建具枠4)の施工
を簡易な作業で行うことができる
【0025】さらに、上記開口下地枠3に対して取り付
けられる縦枠21は、板バネ11によって弾性的に開口
下地枠3に取り付けられており、取付調整ネジ18のね
じ込み量に応じて板バネ11が弾性変形し、しかも、こ
の取付調整ネジ18のねじ込み量が板バネ11の弾性変
形量、即ち、開口下地枠3と縦枠21との間の隙間Sに
ダイレクトに反映されるので、取付調整ネジ18のねじ
込み量を調整することによる縦枠21の鉛直度の微調整
も可能となり、開口下地枠3に対する縦枠21(建具枠
4)の施工を正確に行うことができる。
【0026】さらに、図示はしていないが、ドア枠にお
ける縦枠21の取り付け作業に続いて、ドア枠における
上方枠の開口下地枠3に対する取り付けが行われるもの
であり、その取り付けは、ドア枠における縦枠21の場
合と同様の工程で行うことができ、また、上記ドア枠に
おける縦枠21に上方枠を保持するための保持部材を配
設しておくことも考慮され、この場合には、より容易に
ドア枠における上方枠を取り付けることができる。
【0027】そして、第3の工程として、鉛直度の調整
が完了した縦枠21の戸当り取付溝23に対して戸当り
25の嵌合部26を嵌合させ、縦枠21への戸当り25
の取り付けを行うと共に、上方枠への戸当りの取り付け
(図示せず)を行うことによって、ドア枠における縦枠
21及び上方枠、即ち、建具枠4の開口下地枠3に対す
る取り付けが完了するものである。
【0028】また、この時、建具枠4を成す縦枠21と
開口下地枠3との間の隙間Sは、縦枠21の左右に形成
されたカブリ22によって覆われており、さらに、上記
縦枠21の戸当り取付溝23内に形成された取付調整ネ
ジ挿入穴24は、戸当り取付溝23に嵌合部26を嵌合
させることによって取り付けられる戸当り25によって
覆われるので、ドア枠における縦枠21の外観が良好に
保たれる(図示はしていないが、上方枠についても同様
である)。
【0029】そして、図5及び図6は、本発明における
建具枠の鉛直度や水平度を調整,固定するための板バネ
11を用いた建具枠4の施工方法の第2の実施の形態を
示したものであり、建物の壁1に設けられた開口部を形
成する開口下地枠3に対して取り付けられる建具枠4
が、開口下地枠3に対して取り付けられる一次枠32
と、この開口下地枠3に取り付けられた一次枠32に対
して取り付けられる仕上枠33とで構成されている場合
を示しており、このような建具枠4は、引き戸枠や無目
枠を形成する場合に適し、本実施の形態では、引き戸枠
における縦枠31を施工する場合を図示している。
【0030】上記引き戸枠における縦枠31は、図5に
示したように、開口下地枠3に対して取り付けられる一
次枠32と、この開口下地枠3に取り付けられた一次枠
32に対して取り付けられる仕上枠33とで構成され、
さらに、上記仕上枠33は、一次枠32の開口下地枠3
側の面を除くすべての面を覆うようにして係合すること
ができるような形状、即ち、略コ字状に成されており、
一次枠32の左右の側面を覆う部分は、カブリ22とし
ての役割も備える。
【0031】そして、上記一次枠32には、上記第1の
実施の形態で示したドア枠における縦枠21の場合と同
様に、複数の板バネ11が所定の間隔で取り付けられて
いるものであり、本実施の形態では、板バネ11の取り
付けが板バネ11の本体部分12の中央の1か所で行わ
れ、板バネ11が取り付けられた一次枠32の開口下地
枠3に対する取り付けと調整が、板バネ11の本体部分
12の左右2か所で行われるように構成されているもの
であって、第1の実施の形態と共通する部分について
は、同一の符合を付し、その詳細な説明は省略した。
【0032】そして、上記引き戸枠における縦枠31
は、以下に示す工程でその施工が行われる。先ず、第1
の工程として、壁クロス2が施工された後の壁1に設け
られた開口部を形成する開口下地枠3に対して引き戸枠
における縦枠31を構成する一次枠32を取り付けるも
のであり、この取り付けは、上記第1の実施の形態と同
様、一次枠32に取り付けられた複数の板バネ11各々
の一対の脚部13の端部15を上記開口下地枠3に当接
させた状態で、一次枠32に形成された取付調整ネジ挿
入穴24及び取付調整ネジ挿入穴24に連通する板バネ
11の取付調整ネジ穴16に取付調整ネジ18を挿入
し、さらに、取付調整ネジ18を上記開口下地枠3に螺
着させることによって行われる。
【0033】次いで、第2の工程として、開口下地枠3
に対して取り付けられた一次枠32の鉛直度を調整する
ものであり、この調整も、上記第1の実施の形態で示し
たドア枠における縦枠21の場合と同様、上記開口下地
枠3に螺着させた取付調整ネジ18のねじ込み量を調整
し、開口下地枠3と一次枠32との間の隙間Sを調整す
ることによって行われるものであり、本実施の形態の場
合には、板バネ11各々の本体部分12の左右2か所の
取付調整ネジ穴16挿入される2本の取付調整ネジ1
8によってその調整が行われることとなるので、一次枠
32の鉛直度の調整に加えて、その傾きの調整を行うこ
とが可能となり、その取り付け精度をより一層良好なも
のとすることができる。
【0034】次いで、第3の工程として、開口下地枠3
に対して取り付けられた一次枠32に対して仕上枠33
を取り付けるものであり、この取り付けは、上記一次枠
32に対して仕上枠33を係合させることによって行わ
れ、これによって、引き戸枠における縦枠31の開口下
地枠3に対する取り付けが完了するものであり、さら
に、一次枠32に係合する仕上枠33をより確実に固定
するために、図示せざる固定手段、例えば、両面クギや
相互係合部材等を用いることも考慮される。
【0035】そして、上記一次枠32に対して仕上枠3
3が取り付けられることにより、一次枠32及び一次枠
32を開口下地枠3に対して取り付けるための板バネ1
1や取付調整ネジ18並びに開口下地枠3と一次枠32
との間の隙間Sが仕上枠33で覆われることとなるの
で、引き戸枠における縦枠31の外観が良好に保たれる
ものである。
【0036】尚、図示はしていないが、引き戸枠におけ
る上方枠の開口下地枠3に対する取り付けも、上記第1
の実施の形態と同様に行われる。
【0037】さらに、図7〜図9は、本発明の第3の実
施の形態を示したものであり、上記第2の実施の形態の
中で建具枠4として示した引き戸枠における縦枠31の
一次枠32に対する仕上枠33の別の固定方法を示し、
第2の実施の形態と共通する部分については、同一の符
合を付し、その詳細な説明は省略した。
【0038】図7に示したように、本実施の形態では、
一次枠32に対する仕上枠33の固定を、仕上枠33の
一次枠32側の面に配設された止め金具34と、一次枠
32に形成された止め金具受入溝37との係合によって
行う場合を示しており、上記止め金具34及び止め金具
受入溝37は、仕上枠33及び一次枠32に所定の間隔
で複数配設されている。
【0039】そして、上記一次枠32に形成された止め
金具受入溝37は、図8に示したように、仕上枠33側
に形成された溝部38と、仕上枠33側から開口下地枠
3側まで貫通する穴部39より成り、しかも、上記穴部
39の幅は、下方に行くにつれてその幅が狭くなるよう
に成されているのに加えて、穴部39の開口下地枠3側
の下部が面取りされており、穴部39に挿入され係合す
る止め金具34を正確な位置に導くことができる。
【0040】そして、上記止め金具34は、図8に示し
たように、仕上枠33に取り付けられる取付部36と、
取付部36から立ち上がり、一次枠32に向かって延出
すると共に、その先端が下方に向かって曲げられた引掛
部35より成り、上記取付部36は、取付ネジ40によ
って仕上枠33に取り付けられている。
【0041】さらに、本実施の形態では、仕上枠33が
一次枠32に対して吊り下げられるようにして固定され
る(図9参照)ものであって、この吊り下げを壁1に設
けられた開口部内で円滑に行うために、仕上枠33の長
さが、一次枠32よりも若干短く成されている。
【0042】そして、上述したように、本実施の形態で
は、一次枠32に対して仕上枠33を吊り下げるように
して固定するものであるので、過大な力を仕上枠33に
加えることなくその固定を行うことが可能となり、引き
戸枠における縦枠31に傷を付ける心配がなくなる。
【0043】また、一次枠32を開口下地枠3に取り付
ける際に、一次枠32の最上部に取り付けられた板バネ
11の取付調整ネジ穴16及びこれに連通する一次枠3
2の取付調整ネジ挿入24に対して取付調整ネジ18
を挿入せず、一次枠32の最上部を固定しないことで、
一次枠32が撓むようにすることができ、これにより、
引き戸枠における上方枠(図示せず)の施工を円滑に行
うことができるものである。
【0044】尚、上述した実施の形態の各々では、建具
枠4(ドア枠における縦枠21及び引き戸枠における縦
枠31)の開口下地枠3への施工を、壁クロス2の施工
後に行った場合について説明したが、壁クロス2の施工
前に行うことも可能であることは言うまでもない。
【0045】さらに、上述した第2及び第3の実施の形
態の各々において、カブリ22をドア枠における縦枠2
1及び引き戸枠における縦枠31の仕上枠33とは別部
材とすることも考慮され、この場合には、壁クロス2と
カブリ22との間の隙間を最小限に抑えることができる
と共に、壁クロス2の厚みや壁1の施工誤差等によって
多少の変動がある壁1の厚みに対応させることもでき
る。
【0046】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明によると次の
様な効果を奏する。即ち、請求項1及び請求項2による
と、建物の壁に設けられた開口部を形成する開口下地枠
に対する建具枠の取り付けと、建具枠の鉛直度や水平度
の調整,固定を同一の作業で行うことができるのに加え
て建具枠の傾きの調整を行うことができ、建具枠の開口
下地枠に対する取り付け精度をより一層良好とすること
ができる建具枠の施工方法が提供される。
【0047】そして、請求項3によると、建具枠の開口
下地枠への取り付けと、鉛直度や水平度、傾きの調整,
固定を簡易かつ正確に行えるのに加えて建具枠の外観を
良好に保つことができると共に、建具枠を構成する仕上
枠に傷を付ける心配のない建具枠の施工方法が提供され
る。
【0048】さらに、請求項4によると、建具枠を構成
する一次枠に対する仕上枠の取り付けを簡易かつ正確に
行うことができる建具枠の施工方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建具枠の鉛直度や水平度を調整,固定
するための板バネの構成を示す斜視図である。
【図2】図1におけるX−X'線に沿う断面図である。
【図3】本発明の建具枠の鉛直度や水平度を調整,固定
するための板バネを用いて施工される建具枠(縦枠)の
第1の実施の形態を示す斜視図である。
【図4】本発明の建具枠の鉛直度や水平度を調整,固定
するための板バネを用いて施工された第1の実施の形態
における建具枠(縦枠)の横断面図である。
【図5】本発明の建具枠の鉛直度や水平度を調整,固定
するための板バネ及びこの板バネを用いて施工される建
具枠(縦枠)の第2の実施の形態を示す斜視図である。
【図6】本発明の建具枠の鉛直度や水平度を調整,固定
するための板バネを用いて施工された第2の実施の形態
における建具枠(縦枠)の横断面図である。
【図7】本発明の建具枠の鉛直度や水平度を調整,固定
するための板バネ及びこの板バネを用いて施工される建
具枠(縦枠)の第3の実施の形態を示す斜視図である。
【図8】本発明の建具枠の鉛直度や水平度を調整,固定
するための板バネを用いて施工される第3の実施の形態
における建具枠(縦枠)の施工工程を示す縦断面図であ
る。
【図9】本発明の建具枠の鉛直度や水平度を調整,固定
するための板バネを用いて施工される第3の実施の形態
における建具枠(縦枠)の施工が完了した状態を示す縦
断面図である。
【符号の説明】
1 壁 2 壁クロス 3 開口下地枠 4 建具枠 11 板バネ 12 本体部分 13 脚部 14 基部 15 端部 16 取付調整ネジ穴 17 取付ネジ穴 18 取付調整ネジ 19 取付ネジ 21 ドア枠における縦枠 22 カブリ 23 戸当り取付溝 24 取付調整ネジ挿入穴 25 戸当り 26 嵌合部 31 引き戸枠における縦枠 32 一次枠 33 仕上枠 34 止め金具 35 引掛部 36 取付部 37 止め金具受入溝 38 溝部 39 穴部 40 取付ネジ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建具枠4の開口下地枠3側に幅方向に沿
    って取り付けられる横長の本体部分12と、上記本体部
    分12の左右両端から開口下地枠3に向かって突出する
    弾性変形可能な一対の脚部13を備えて成り、上記建具
    枠4を開口下地枠3に対して弾性的に支持すると共に、
    開口下地枠3と建具枠4との間の隙間Sを調整可能とす
    る板バネ11を用いた建具枠の施工方法において、 上記板バネ11を用いた建具枠の施工方法は、建具枠4
    の開口下地枠3側に所定の間隔で複数の板バネ11を取
    り付けた後、上記建具枠4を開口下地枠3に対して取り
    付ける工程と、上記開口下地枠3に複数の板バネ11を
    介して取り付けられた建具枠4の鉛直度や水平度を調
    整,固定する工程よりなり、上記建具枠4の開口下地枠
    3への取り付けと鉛直度や水平度の調整,固定が、建具
    枠4に取り付けられた板バネ11の本体部分12の中央
    に配設され、上記建具枠4に形成される取付調整ネジ挿
    入穴24から板バネ11の本体部分12に形成される取
    付調整ネジ穴16を経て開口下地枠3に螺着する取付調
    整ネジ18によって行われ、上記建具枠4の左右に、開
    口下地枠3側に向かって延び、建具枠4の幅方向に対し
    て垂直であり且つ壁1の表面に接触する内面を有するカ
    ブリ22を形成すると共に、上記建具枠4に対する板バ
    ネ11の取り付けを板バネ11の本体部分12の左右に
    形成された取付ネジ穴17を経て建具枠4に螺着する取
    付ネジ19によって行うことにより、上記開口下地枠3
    と建具枠4との間の隙間Sの調整が、上記壁1の表面と
    カブリ22の内面の接触によって拘束される建具枠4の
    平行移動と、上記板バネ11の本体部分12の左右に位
    置する取付ネジ19で固定された一対の脚部13の個々
    独立した弾性変形によって行われることを特徴とする板
    バネを用いた建具枠の施工方法。
  2. 【請求項2】 建具枠4の開口下地枠3側に幅方向に沿
    って取り付けられる横長の本体部分12と、上記本体部
    分12の左右両端から開口下地枠3に向かって突出する
    弾性変形可能な一対の脚部13を備えて成り、上記建具
    枠4を開口下地枠3に対して弾性的に支持すると共に、
    開口下地枠3と建具枠4との間の隙間 Sを調整可能とす
    る板バネ11を用いた建具枠の施工方法において、 上記板バネ11を用いた建具枠の施工方法は、建具枠4
    の開口下地枠3側に所定の間隔で複数の板バネ11を取
    り付けた後、上記建具枠4を開口下地枠3に対して取り
    付ける工程と、上記開口下地枠3に複数の板バネ11を
    介して取り付けられた建具枠4の鉛直度や水平度を調
    整,固定する工程よりなり、上記建具枠4の開口下地枠
    3への取り付けと鉛直度や水平度の調整,固定は、建具
    枠4に取り付けられた板バネ11の本体部分12の左右
    に配設され、上記建具枠4に形成される取付調整ネジ挿
    入穴24から板バネ11の本体部分12に形成される取
    付調整ネジ穴16を経て開口下地枠3に螺着する取付調
    整ネジ18によって行われ、上記開口下地枠3と建具枠
    4との間の隙間Sの調整が、上記板バネ11の本体部分
    12の左右両端に位置する一対の脚部13の各々に対し
    て行われることを特徴とする板バネを用いた建具枠の施
    工方法。
  3. 【請求項3】 上記建具枠4は、開口下地枠3に取り付
    けられる一次枠32と、上記一次枠32に取り付けられ
    る仕上枠33とで構成され、上記一次枠32の開口下地
    枠3側に所定の間隔で複数の板バネ11を取り付けた
    後、上記一次枠32を開口下地枠3に対して取り付ける
    工程と、上記開口下地枠3に複数の板バネ11を介して
    取り付けられた一次枠32の鉛直度や水平度を調整,固
    定する工程と、上記開口下地枠3に取り付けられ、鉛直
    度や水平度の調整,固定が完了した一次枠32に対して
    仕上枠33を取り付ける工程より成り、上記一次枠32
    に対する仕上枠33の取り付けは、一次枠32に所定の
    間隔で形成される複数の止め金具受入溝37に対して仕
    上枠33の一次枠32側に所定の間隔で配設される複数
    の止め金具34を係合させることによって行われ、上記
    止め金具受入溝37が、仕上枠33側に形成された溝部
    38と、仕上枠33側から開口下地枠3側まで貫通する
    穴部39によって構成されていると共に、上記止め金具
    34が、仕上枠33に取り付けられる取付部36と、取
    付部36から一次枠32に向かって延出し、その先端が
    下方に向かって曲げられた引掛部35によって構成され
    ていることを特徴とする請求項2記載の板バネを用いた
    建具枠の施工方法。
  4. 【請求項4】 上記一次枠32に形成される止め金具受
    入溝37の穴部39が、下方に行くにつれて幅が狭くな
    るように成されていると共に、穴部39の開 口下地枠3
    側の下部が面取りされて成り、穴部39に挿入され係合
    する止め金具34の位置決めが正確に行われるように構
    成されていることを特徴とする請求項3記載の板バネを
    用いた建具枠の施工方法。
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