JP3384434B2 - スクランブル通信方法及びシステム - Google Patents

スクランブル通信方法及びシステム

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JP3384434B2
JP3384434B2 JP32861796A JP32861796A JP3384434B2 JP 3384434 B2 JP3384434 B2 JP 3384434B2 JP 32861796 A JP32861796 A JP 32861796A JP 32861796 A JP32861796 A JP 32861796A JP 3384434 B2 JP3384434 B2 JP 3384434B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクランブル通信
方法及びシステムに係り、特に、情報の配布に対して課
金するような有料情報の提供サービスにおいて、システ
ム(ネットワーク)に非登録端末に対しては情報内容を
取得することが困難(読みずらく)にし、登録者にとっ
て配布情報の価値を高めるような情報配布サービスに適
用するためのスクランブル通信方法及びシステムに関す
る。詳しくは、サーバ運用者にスクランブル処理時間の
負担をかけることなく、また、端末利用者にもアセンブ
ル(復号)処理の負担をかけることがなく、配布情報の
スクランブル配送及び復号を実現するためのスクランブ
ル通信方法及びシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】サーバが端末に対してネットワークを介
して情報を配布する時に、登録されていない端末に無断
で受信され、利用されることを防ぐためには、送信する
データを分割し、かつ送信する順序を替えて(スクラン
ブルをかけて)、受信後に利用者が事前に配布されてい
る鍵で受信データを復元する方法がある。
【0003】図1は、従来のスクランブル配送のための
データ転送方式を説明するための図である。同図に示す
システムは、サーバ1100、端末1200及びそれら
を接続する通信ネットワーク1300より構成れる。サ
ーバ1100は、送信するデータのスクランブル処理を
行うアプリケーション1110、スクランブル処理され
たデータを送信するデータ送信部1120、通信制御部
1130により構成される。端末1200は、受信した
データに復元処理を行うアプリケーション部1210、
スクランブル処理されたデータを受信するデータ受信部
1220、通信制御部1230より構成される。
【0004】同図に示すシステムでは、サーバ1100
のアプリケーション部1110において送信前に送信す
べき元のデータA全体にスクランブル処理を行い、デー
タA’を生成し、データ送信部1120でデータA’を
転送データ単位(パケット)に分割し、通信制御部11
30及び通信ネットワーク1300を介して端末120
0に送信する。端末1200は、転送データ単位(パケ
ット)を受け取り、データ受信部1220において、受
信した転送データ単位(パケット)からデータA’を再
構成する。
【0005】そして、アプリケーション部1210にお
いてデータA’に復元処理を行い元のデータA全体を復
元する。
【0006】尚、データ通信では、通常、サーバにおい
て、送信データを分割して各転送データ単位(パケッ
ト)に識別番号を付与して転送し、データの送受信管理
を行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の方法では、送信装置において、例えば、データ転
送前のファイル全体にスクランブルをかけるために、長
時間を要する。また、同様に、受信装置において、受信
したデータ全体を元の状態に復元するのにも長時間を要
するため、利用者が受信したデータを取得するために時
間がかかると共に煩わしいという問題がある。
【0008】ここで、図2および図3を参照して、従来
のスクランブル配送を用いたデータ転送方式を更に詳し
く説明する。
【0009】図2に示すように、従来のシステムでは、
送信側はスクランブル処理(S1,S2,S3)を行う
アプリケーション2100と送信処理(P1,P2)を
行うプロトコル処理部2200を有し、受信側は受信処
理(R1)を行うプロトコル処理部2400と復元処理
(D1,D2)を行うアプリケーション2500とを有
し、送信側と受信側は通信ネットワーク2300を介し
て接続される。
【0010】各部で行われる処理は、図3に示すよう
に、以下の通りである。
【0011】(1)スクランブル処理 S1:データ全体を適当な分割サイズに分割する。
【0012】S2:シーケンス番号やメモリアドレス等
のデータ識別番号(図3中で各分割データにつけられた
数字)をS1で得た各分割データに付与する、または各
分割データに割当てて別途管理する。
【0013】S3:分割データとそのデータ識別番号を
所定のスクランブルキーに基づいて置き換える。
【0014】(2)送信処理 P1:送信するデータをパケットに格納する。ここで、
パケットサイズは上記スクランブル処理(1)で用いた
分割サイズとは異なる。
【0015】P2:順序を持ったパケット識別番号(シ
ーケンス番号)pxを順序整合や再送等の送受信管理の
ためにパケットに付ける。
【0016】その後パケットは送信側から通信ネットワ
ーク2300に送信され、受信側で受信される。一般
に、受信パケットはネットワーク中で順序が入れ替わ
り、送信した通りの順序で受信側には届かない。
【0017】(3)受信処理 R1:受信パケットを所定のアセンブルキーに基づいて
正しいアドレスに格納して、データ全体を再構成する。
【0018】(4)復元処理 D1:パケットに格納された分割データの元のデータ識
別番号を所定のアセンブルキーに基づいて復元する。
【0019】D2:復元された元のデータ識別番号に基
づいて分割データの順序を入れ替えて元のデータを復元
する。
【0020】尚、送信処理P1,P2と受信処理R1の
プロトコル処理はスクランブル配送をするかしないかに
拘らずパケットによるデータ通信では必須の処理であ
る。
【0021】この図3に示す従来の方式では、送信処理
とは別にスクランブル処理を行い、受信処理とは別に復
元処理を行っている。このため、従来のスクランブル配
送を用いたデータ転送方式では、スクランブル処理、復
元処理の全体が追加の処理量と処理時間を必要とするも
のであった。
【0022】また、従来はネットワーク加入者の設備
(サーバ、端末)と接続している回線設備と中継を行う
ネットワーク設備が単一の通信事業者内で閉じられたネ
ットワークで運用されているが、近年、ネットワークの
インタフェースが多数の通信事業者やVAN業者(付加
価値通信業者)にも開示され、複数事業者により設備間
が結合された複合的なネットワークが提供されつつあ
る。従来の単一業者内のネットワークでは、加入者回
線、中継設備等の物理的なネットワーク自体が外部から
のアクセスが難しく、また、設備間のインタフェースも
公開されていなかったので、通信データの機密性が守ら
れている。しかし、複数業者によるサービスの場合は、
各業者設備間の接続点、あるは、各業者の中継設備と端
末接続している回線との接続点において、非登録利用者
から無断で通信データが取得される可能性がでてきてい
る。
【0023】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、送信側や受信側におけるスクランブル処理や復元処
理に必要な処理量や処理時間を軽減することが可能なス
クランブル通信方法およびシステムを提供することを目
的とする。
【0024】また、本発明は、複数のネットワークが接
続された複合的なネットワークを用いる場合に信頼性の
高い情報通信サービスを実現することが可能なスクラン
ブル通信方法およびシステムを提供することを目的とす
る。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明は、ネットワーク
で接続された送信側と受信側間のスクランブル通信方法
であって、送信側において、元のデータをパケットサイ
ズの複数のデータ単位に分割し、該データ単位をパケッ
トに格納して該パケットにスクランブルしたパケット順
序を示す偽のパケット識別子を付与して該パケットを組
み立て、該パケットを該偽のパケット識別子に基づいて
スクランブルしたパケット順序でネットワークに送信す
ことにより、該元のデータをスクランブルするステップ
と、受信側において、前記偽のパケット識別子から真の
データ単位順序を示すデータ単位順序情報を復元し、前
記パケットに格納された前記データ単位から該データ単
位順序情報に基づいて前記元のデータを再構成すること
により、ネットワークから受信した前記パケットを復元
するステップと、を有することを特徴とするスクランブ
ル通信方法を提供する。
【0026】さらに、本発明では、前記スクランブルす
るステップは、スクランブルされていないパケット順序
を示す真のパケット識別子を前記パケットに付与し、所
定のスクランブルキーに基づいて該真のパケット識別子
を前記偽のパケット識別子に置き換えることにより該パ
ケットを組み立て、前記復元するステップは、前記所定
のスクランブルキーに対応する所定のアセンブルキーに
基づいて前記偽のパケット識別子を前記真のパケット識
別子に変換し、前記元のデータを再構成するにあたって
該真のパケット識別子を前記データ単位順序情報として
用いることにより該データ単位順序情報を復元する、こ
とを特徴とする。
【0027】さらに、本発明では、前記スクランブルす
るステップは、所定の計算手順に基づいて前記データ単
位のメモリアドレスから前記偽のパケット識別子を直接
計算して前記パケットを組み立て、前記復元するステッ
プは、前記所定の計算手順に基づいて前記の偽パケット
識別子から前記データ単位のメモリアドレスを直接計算
し、前記元のデータを再構成するにあたって該メモリア
ドレスを前記データ単位順序情報として用いることによ
り該データ単位順序情報を復元する、ことを特徴とす
る。
【0028】さらに、本発明では、前記スクランブルす
るステップは、送信側におけるプロトコル処理により行
われることを特徴とする。
【0029】さらに、本発明では、前記復元するステッ
プは、受信側におけるプロトコル処理により行われるこ
とを特徴とする。
【0030】さらに、本発明では、前記スクランブルす
るステップは、前記パケットを送信する処理中に利用可
能な空き時間を利用して前記元のデータの分割と前記パ
ケットの組み立てを行うことを特徴とする。
【0031】さらに、本発明では、前記復元するステッ
プは、前記パケットを受信する処理中に利用可能な空き
時間を利用して前記データ単位順序情報の復元と前記元
のデータの再構成を行うことを特徴とする。
【0032】さらに、本発明では、前記スクランブルす
るステップは、所定の数の前記パケットをまとめて送信
し、前記元のデータが該所定の数で割切れないときに
は、該スクランブルするステップは、少なくとも一つの
パディングパケットを挿入してまとめて送信する該所定
の数のパケットを形成することにより該パケットを組み
立てることを特徴とする。
【0033】さらに、本発明では、受信側から送信側
に、未受信のパケットの偽のパケット識別子を示す否定
応答を送るステップと、送信側から受信側に、該否定応
答に示された偽のパケット識別子に基づいて、該末受信
パケットに該当する偽の識別子を有するパケットを再送
するステップと、を更に有することを特徴とする。
【0034】さらに、本発明では、ネットワークに設け
られた中継装置において、該中継装置に設けられ、各パ
ケット中に指定された宛先に対応する次の転送先または
最終宛先を示す宛先変換テーブルに基づいて、各パケッ
ト中に指定された宛先を変更して、送信側から送信され
た前記パケットを中継するステップ、を更に有すること
を特徴とする。
【0035】また、本発明は、ネットワークと、元のデ
ータをパケットサイズの複数のデータ単位に分割し、該
データ単位をパケットに格納して該パケットにスクラン
ブルしたパケット順序を示す偽のパケット識別子を付与
して該パケットを組み立てることにより該元のデータを
スクランブルするスクランブル処理手段と、該パケット
を該偽のパケット識別子に基づいてスクランブルしたパ
ケット順序でネットワークに送信する送信手段と、を含
む前記ネットワークに接続された送信装置と、前記ネッ
トワークから前記パケットを受信する受信手段と、前記
偽のパケット識別子から真のデータ単位順序を示すデー
タ単位順序情報を復元し、該パケットに格納された前記
データ単位から該データ単位順序情報に基づいて前記元
のデータを再構成することにより、該パケットを復元す
る復元処理手段と、を含む前記ネットワークに接続され
た受信装置と、を有することを特徴とするスクランブル
通信システムを提供する。
【0036】さらに、本発明では、前記スクランブル処
理手段は、スクランブルされていないパケット順序を示
す真のパケット識別子を前記パケットに付与し、所定の
スクランブルキーに基づいて該真のパケット識別子を前
記偽のパケット識別子に置き換えることにより該パケッ
トを組み立て、前記復元処理手段は、前記所定のスクラ
ンブルキーに対応する所定のアセンブリキーに基づいて
前記偽のパケット識別子を前記真のパケット識別子に変
換し、前記元のデータを再構成するにあたって該真のパ
ケット識別子を前記データ単位順序情報として用いるこ
とにより該データ単位順序情報を復元する、ことを特徴
とする。
【0037】さらに、本発明では、前記スクランブル処
理手段は、所定の計算手順に基づいて前記データ単位の
メモリアドレスから前記偽のパケット識別子を直接計算
して前記パケットを組み立て、前記復元処理手段は、前
記所定の計算手順に基づいて前記偽のパケット識別子か
ら前記データ単位のメモリアドレスを直接計算し、前記
元のデータを再構成するにあたって該メモリアドレスを
前記データ単位順序情報として用いることにより該デー
タ単位順序情報を復元する、ことを特徴とする。
【0038】さらに、本発明では、前記スクランブル処
理手段は、前記元のデータの分割と前記パケットの組み
立てをプロトコル処理を実行することにより行うことを
特徴とする。
【0039】さらに、本発明では、前記復元処理手段
は、前記データ単位順序情報の復元と前記元のデータの
再構成をプロトコル処理を実行することにより行うこと
を特徴とする。
【0040】さらに、本発明では、前記スクランブル処
理手段は、前記送信手段による前記パケットを送信する
処理中に利用可能な空き時間を利用して前記元のデータ
の分割と前記パケットの組み立てを行うことを特徴とす
る。
【0041】さらに、本発明では、前記復元処理手段
は、前記受信手段による前記パケットを受信する処理中
に利用可能な空き時間を利用して前記データ単位順序情
報の復元と前記元のデータの再構成を行うことを特徴と
する。
【0042】さらに、本発明では、前記送信手段は、所
定の数の前記パケットをまとめて送信し、前記元のデー
タが該所定の数で割切れないときには、前記スクランブ
ル処理手段は、少なくとも一つのパディングパケットを
挿入してまとめて送信する該所定の数のパケットを形成
することにより該パケットを組み立てることを特徴とす
る。
【0043】さらに、本発明では、前記受信装置は、末
受信パケットの偽のパケット識別子を示す否定応答を前
記送信装置に送る手段を更に含み、前記送信装置は、該
否定応答に示された偽のパケット識別子に基づいて、該
末受信パケットに該当する偽の識別子を有するパケット
を再送する手段を更に含む、ことを特徴とする。
【0044】さらに、本発明では、各パケット中に指定
された宛先に対応する次の転送先または最終宛先を示す
宛先変換テーブルと、該宛先変換テーブルに基づいて各
パケット中に指定された宛先を変更して、該変更された
宛先を持つ各パケットを前記ネットワークに転送する転
送手段とを含む前記ネットワークに設けられた中継装
置、を更に有することを特徴とする。
【0045】
【発明の実施の形態】まず、図4から図7を参照して、
本発明のスクランブル通信方法およびシステムの主要な
特徴について説明する。
【0046】図4は本発明のスクランブル通信システム
の基本構成を示しており、このシステムでは、送信側は
データを提供するアプリケーション10とスクランブル
処理(S3)と送信処理(P1(S1)、P2(S
2))を行うプロトコル処理部20を有し、受信側は受
信処理(R1(D2))と復元処理(D1)を行うプロ
トコル処理部40とデータを取得するアプリケーション
50とを有し、送信側と受信側は通信ネットワーク30
を介して接続される。
【0047】各部で行われる処理は、図5に示すよう
に、以下の通りである。
【0048】(a)スクランブルしながらパケット送信
処理 P1(S1):データ全体をスクランブルに適当な分割
サイズに等しいパケットサイズに分割する。図5中で各
分割データにつけられた数字は各分割データを識別する
ための分割データのシーケンス番号である。
【0049】P2(S2):パケットを組み立てる。
【0050】S3:偽のパケット識別番号pfxを各パ
ケットに付与する。
【0051】その後パケットは送信側から通信ネットワ
ーク30に送信され、受信側で受信される。一般に、受
信パケットはネットワーク中で順序が入れ替わり、送信
した通りの順序で受信側には届かない。
【0052】(b)復元しながらパケット受信処理 D1:各パケットの真のパケット識別番号pxを復元し
ながら、パケットを受信する。
【0053】R1(D2):パケットから元のデータを
再構成する。
【0054】この本発明のスクランブル通信方法では、
スクランブル処理S1,S2は送信処理P1,P2の一
部として行い、復元処理D2は受信処理R1の一部とし
て行われる。従って、スクランブル配送を行う場合で
も、S1,S2およびD2の処理はプロトコル処理によ
り行われるので、これらの処理に追加の処理量や処理時
間を必要としない。このため、本発明では、スクランブ
ル処理と復元処理をプロトコル処理の一部として実行す
ることによりスクランブル処理と復元処理の大半(S
1,S2,D2)にかかる処理量と処理時間を削減する
ことが可能となる。
【0055】より詳細には、以下に詳述する本発明のス
クランブル通信の第1の実施形態では、スクランブル通
信は図6に示すように、以下の通り行われる。
【0056】即ち、スクランブルしながらのパケット送
信処理では、P1(S1)で、データ全体をスクランブ
ルに適当な分割サイズに等しいパケットサイズに分割す
る。
【0057】そして、P2(S2)で、各パケットに真
のパケット識別番号pxを付与しながらパケットを組み
立てる。
【0058】そして、S3で、真のパケット識別番号p
xを偽のパケット識別番号pfxで置き換える。
【0059】一方、復元しながらのパケット受信処理で
は、D1で、偽のパケット識別番号pfxを真のパケッ
ト識別番号pxに変換しながらパケットを受信する。
【0060】そして、R1(D2)で、真のパケット識
別番号に基づいてパケットから元のデータ全体を再構成
する。
【0061】これに対して、以下に詳述する本発明のス
クランブル通信の第2の実施形態では、スクランブル通
信は図7に示すように、以下の通り行われる。
【0062】即ち、スクランブルしながらのパケット送
信処理では、P1(S1)で、データ全体をスクランブ
ルに適当な分割サイズに等しいパケットサイズに分割す
る。
【0063】そして、P2(S2)とS3で、偽のパケ
ット識別番号pfxを各パケット中の分割データのメモ
リアドレスから直接計算して各パケットに付与しながら
パケットを組み立てる。
【0064】一方、復元しながらのパケット受信処理で
は、D1で、偽のパケット識別番号pfxから分割デー
タのメモリアドレスを直接計算しながらパケットを受信
する。
【0065】そして、R1(D2)て、分割データのメ
モリアドレスに基づいてパケットから元のデータ全体を
再構成する。
【0066】次に、図8から図14を参照して、本発明
のスクランブル通信方法およびシステムの第1の実施形
態について詳細に説明する。
【0067】図8は、本発明の第1の実施形態を適用す
る情報配送システムの構成を示す。同図に示すシステム
は、サーバ100、複数の端末200−1、200−
2、200−nとこれらを接続するネットワーク300
より構成される。サーバ100は、ネットワーク300
を介して、複数の端末200−1、200−2、200
−nに対して、スクランブル処理されたデータを送信
し、端末200において、それぞれ受信したデータを復
号する。
【0068】図9は、第1の実施形態のデータ転送にお
けるスクランブル配送を説明するための図である。サー
バ100は、アプリケーション部110、データ送信部
120、通信制御部130より構成される。
【0069】アプリケーション部110は、端末200
に送信すべきデータ全体をデータ送信部120に渡す。
【0070】データ送信部120は、データ全体をパケ
ットに分割し、所定のスクランブルキーに基づいて、シ
ーケンス番号(識別番号)を入れ替えて、通信制御部1
30に転送する。
【0071】図10は、図9のサーバ100におけるデ
ータ送信部120の構成を示す。データ送信部120
は、例えば1ファイル分のデータをアプリケーション部
110から渡されると、当該ファイルのデータをパケッ
トに分割する処理を行う。データ送信部120は、パケ
ット分割部121、スクランブルキー格納部122、及
びスクランブル処理部123及び空き時間監視部124
より構成される。パケット分割部121は、アプリケー
ション部110から渡された全データをパケット単位に
分割して、スクランブル処理部123に転送する。スク
ランブルキー格納部122は、端末200と共有するス
クランブルキーを保持する。スクランブル処理部123
は、スクランブルキー格納部122を参照して、パケッ
ト分割部121で分割されたパケット単位にスクランブ
ルキーに基づいてパケットシーケンス番号を付与して、
図11に示すようなフォーマットのデータパケットを生
成する。
【0072】図11に示すデータパケット400は、宛
先401、パケットシーケンス番号402及びユーザデ
ータ部403より構成され、宛先401には、受信装置
の宛先アドレスを設定し、パケットシーケンス番号40
2には、スクランブル処理部123で取得したパケット
シーケンス番号を設定し、ユーザデータ部403には、
分割された1単位分のデータ(メッセージ)を設定す
る。なお、宛先401が付与されない場合には、データ
は、通信階層上、下階層のパケットに格納される。
【0073】なお、空き時間監視部124については、
後述する。
【0074】サーバ100の通信制御部130は、デー
タ送信部120で生成されたデータパケット400をネ
ットワーク300を介して端末200に送信する。
【0075】端末200は、アプリケーション部21
0、データ受信部220及び通信制御部230より構成
される。
【0076】通信制御部230は、サーバ100から転
送されたデータパケット400を受信して、当該パケッ
トをデータ受信部220に転送する。
【0077】データ受信部220は、所定のアセンブル
(復号)キーによりデータパケット400のパケットシ
ーケンス番号402を復号しながら、データ全体を再構
成し、アプリケーション部210に転送する。
【0078】図12は、図9の端末200におけるデー
タ受信部220の構成を示す。データ受信部220は、
復号部221、アセンブルキー格納部222、データ結
合部223及び空き時間監視部224より構成される。
【0079】アセンブルキー格納部222は、サーバ1
00と共有するデータパケット400のパケットシーケ
ンス番号402を復号するためのアセンブルキーを格納
している。復号部221は、通信制御部230より渡さ
れたデータパケット400に対しアセンブルキー格納部
222のアセンブルキーを参照して、パケットシーケン
ス番号402を復号する。
【0080】データ結合部223は、復号部221で復
号された、データパケットを保持しておき、全てのデー
タパケット400を受け取った時点で、シーケンス番号
に基づいてパケットを正規のデータの順に並べ替えて元
のデータ(サーバ側のデータ)を再構成する。
【0081】なお、空き時間監視部224については、
後述する。
【0082】この第1の実施形態では、上記の送信前と
受信後の処理をサーバ100の送信処理の空き時間及び
端末200の受信処理の空き時間に行う。空き時間は、
サーバ100及び端末200の空き時間監視部124,
224がそれぞれの通信制御部130、230を監視し
て送信処理またはは受信処理を行っていない時間(空き
時間)を検出する。空き時間が検出されると、サーバ1
00の空き時間監視部124は、パケット分割部121
を起動し、また、端末200の空き時間監視部224
は、復号部221を起動する。
【0083】図13は、第1の実施形態におけるサーバ
側のデータ送信の空き時間を示し、図14は、第1の実
施形態における端末側のデータ受信の空き時間を示す。
図13は、サーバ100側において、パケットをn個連
続転送し、一定時間待つという送信速度調整を行ってい
る場合の送信空き時間を例示している。図14は、端末
200側において、各パケットの受信処理の間の空き時
間、及び末受信のパケットがあるため、次のパケットを
待っている間にタイムアウトした場合のタイムアウトま
での空き時間を例示している。後者の場合、端末200
では、タイムアウト後にサーバ100への応答生成処理
を行っている。したがって、サーバ100のデータ送信
部120は、図13において、送信空き時間a,b,c
の間で、上記の送信前の処理を行って、端末200に送
信するデータパケット400を生成する。また、端末2
00のデータ受信部220は、図14において、受信空
き時間x,y,zの間で上記の受信後の処理を行って、
サーバ100から受け取ったデータパケットの復号処理
を行う。
【0084】ここで、以下の説明で用いる用語をいくつ
か定義しておく。
【0085】以下の説明において、サーバ100のアプ
リケーション部110から送信を指示されたデータ全体
をメッセージと呼ぶ。また、メッセージを分割して転送
するデータの単位をデータパケットと呼ぶ。
【0086】データパケットは、前述の図11に示す構
成であり、メッセージを分割した情報をユーザデータ部
403に格納し、メッセージの先頭から対応付けてパケ
ットシーケンス番号402を1から順に付与する。デー
タパケットには宛先401を付与して端末200に配送
する。宛先401を付けない場合には、データは、通信
階層上、下位層のパケットに格納されて端末に配布され
る。
【0087】データパケットの長さは、必要とするスク
ランブルの粒度(細かさ)に応じて設定する。長さを短
くすればするほど、情報がより解読しにくくなる。以下
では、64パケット単位のブロック内のスクランブル転
送の例を示すが、このブロックを構成するパケット数を
大きくすることにより、情報がより解読しにくくなる。
【0088】スクランブルキーは、サーバ100が所有
し、復元のためのアセンブルキーは、サーバ100が各
端末毎に、ファイル転送等の通信によって、または、情
報配送サービスに登録されている端末にオフラインによ
って事前に配布しておく。
【0089】スクランブル転送が行われていることや、
使用したパディングの値についてはサーバ100から端
末200にコネクション確立要求パケット等の手段で、
データ転送前に通知されていることとする。
【0090】次に、上記の定義に基づいてサーバ100
の送信手順について説明する。
【0091】転送時に速度調節等によりデータパケット
転送の空き時間を利用して以下の操作を行うものとす
る。
【0092】(1)64パケット単位のスクランブル 64パケットの中で、パケットシーケンス番号を入れ替
えて、偽のパケットシーケンス番号を付与する。そし
て、偽のパケットシーケンス番号の順にデータパケット
を転送する処理を64パケット分繰り返す。
【0093】(2)パディング サーバ100のアプリケーション部110から与えられ
たメッセージが64で割り切れない場合には、パディン
グパケット(空きパケット)を挿入して、得られる疑似
メッセージを64の倍数とする。
【0094】一方、端末200におけるデータパケット
の復号処理は、データ受信部220がデータパケットを
受信する毎に、受信処理の空き時間にアセンブルキーに
基づいてパケットシーケンス番号402を真の値に置き
換える。
【0095】次に、第1の実施形態に基づいて、スクラ
ンブルキー及びアセンブルキーを使用して、スクランブ
ル配送及び復号を行う具体的な例を説明する。
【0096】(1)サーバ100から端末200へのス
クランブル配送:この例では、簡単のために8パケット
に基づく説明とする。
【0097】サーバ100において、メッセージパケッ
トのシーケンス番号列を“1,2,3,4,5,6,
7,8”とし、スクランブルキー格納部122に格納さ
れているスクランブルキーを、“6,3,7,2,1,
8,4,5”とする。このスクランブルキーは、5番目
に位置する“1”によってパケットシーケンス番号
“5”のパケットを1番目に送信し、4番目に位置する
“2”によってパケットシーケンス番号“4”のパケッ
トを2番目に送信し、…ということを表している。
【0098】これにより、ネットワーク300上では、
偽のパケットシーケンス番号列は、“1,2,3,4,
5,6,7,8”であるが、真のパケットシーケンス番
号列は、“5,4,2,7,8,1,3,6”である。
【0099】上記の例は、8パケットを用いた例である
が、64パケットを用いる場合も同様の手順で行う。
【0100】サーバ100は、空き時間において、この
スクランブル配送を繰り返す。最初は、パケットシーケ
ンス番号“1〜64”番に対して上記の処理を行い、次
に、“65〜128”番に対して行う。スクランブルキ
ーは同じで、パケット番号のモジュロ64(64で割っ
た余り、0は64として扱う)に対してスクランブルを
かける。この処理を64パケット単位に全てのデータに
対して行う。
【0101】(2)端末200における復号 受信側の端末200が上記のパケットシーケンス番号
列、“1,2,3,4,5,6,7,8”のパケットを
受信すると、端末200のアセンブルキー格納部222
で保持するアセンブルキーは、“5,4,2,7,8,
1,3,6”であり、これは真のパケットシーケンス番
号列と同じである。このアセンブルキーは、スクランブ
ルキーより容易に生成可能である。このアセンブルキー
は、1番目に位置する“5”によって偽のパケットシー
ケンス番号“1”を真のパケットシーケンス番号“5”
に置き換えて受信し、2番目に位置する“4”によって
偽のパケットシーケンス番号“2”を真のパケットシー
ケンス番号“4”に置き換えて受信し…ということを表
している。この復号処理を受信した全てのパケットにつ
いて行う。
【0102】(3) 再送のための応答:サーバ100
が端末200の末受信パケットに対して再送を行う処理
を説明する。
【0103】端末200は、サーバ100に対する応答
に末受信パケットの偽のパケットシーケンス番号を入れ
てサーバ100に送出する(否定応答)。これにより、
サーバ100は、再送パケットについても最初のデータ
転送と同じスクランブル処理されているものを再送す
る。
【0104】(4) 受信後の処理 端末200のデータ結合部223は、メッセージ全体を
受信後、パディングパケットを取り除き、真のパケット
シーケンス番号に従って正規の順に並び替えを行い、元
のメッセージを得る。
【0105】尚、上述した第1の実施形態では、サーバ
100、端末200の双方に本発明を適用した例を示し
たが、上記の端末200のパケット受信以降の処理を直
ちに行なわずに、単に利用者に配布情報を渡して、その
後利用者が別アプリケーション等でアセンブルキーを利
用して情報を復元し、最後にメッセージが所定のパケッ
ト数で割り切れない場合に用いるパディングパケットを
取り除いて、元の情報を得るようにすることも可能であ
る。これは、同一の端末を登録利用者も非登録利用者も
使用するような場合に有効である。
【0106】これにより、復号処理に関する負担は利用
者にかかるものの、非登録利用者による配布情報の利用
を防ぎ、登録利用者に対してのみ有料情報の配布が可能
となる。
【0107】次に図15と図16を参照して、本発明の
スクランブル通信方法およびシステムの第2の実施形態
について詳細に説明する。
【0108】この第2の実施形態においては、情報配送
システムの構成は図8に示すものと同じであり、サーバ
100と端末200の構成も図9に示すものと同じであ
る。
【0109】図15は、第2の実施形態におけるサーバ
100のデータ送信部120の構成を示す。同図に示す
データ送信部120は、パケット組み立て部125とス
クランブルキー格納部122より構成される。データ送
信部120のパケット組み立て部125は、サーバ10
0のアプリケーション部110のメモリ上からデータ単
位を取り出して、宛先、偽のパケットシーケンス番号を
付与してデータパケットを生成する。これにより、予め
生成したデータパケットに対してパケットシーケンス番
号の変換処理を行う第1の実施形態の場合に比べて、変
換処理が不要となる分だけ処理負荷、処理時間が少なく
て済む。
【0110】即ち、パケットシーケンス番号を付けてデ
ータパケットを生成するという通信のために必要な手順
(処理)に、偽のパケットシーケンス番号を付けるとい
うスクランブルの手順(処理)が一体的に含まれるの
で、この分の処理が少なくて済むことになる。
【0111】図16は、第2の実施形態における端末2
00のデータ受信部220の構成を示す。同図に示すデ
ータ受信部220は、パケット分割部225とアセンブ
ルキー格納部222より構成される。データ受信部22
0において、復号を行う際に、受信したデータ単位の偽
パケットシーケンス番号から真のデータ格納位置(メモ
リアドレス)を算出して、データ受信を行うので、一旦
受信データを蓄積してからデータ単位を真のデータ格納
位置に並べ替える従来の場合に比べて、データ単位並べ
替え処理が不要となる分だけ処理負荷、処理時間が少な
くて済む。
【0112】即ち、受信データパケットのパケットシー
ケンス番号によりデータを格納するという通信のために
必要な手順(処理)に真のデータ格納位置を復元すると
いうアセンブルの手順(処理)が一体的に含まれるた
め、この分の処理が少なくて済むことになる。
【0113】ここで、サーバ100におけるデータ単位
のメモリアドレスから偽のパケットシーケンス番号を求
める計算と、端末200における偽のパケットシーケン
ス番号からデータ単位の真のメモリアドレスを求める計
算には、以下のような処理負荷の殆どない単純な計算を
用いることができる。ここでも、簡単のために前述同様
8パケットに基づく説明とする。
【0114】即ち、サーバ100のスクランブルキー格
納部122に格納されているスクランブルキーに対応す
る、端末200のアセンブルキー格納部222に格納さ
れている真のパケットシーケンス番号列(アセンブルキ
ー)“5,4,2,7,8,1,3,6”に基づいて、
サーバ100のデータ送信部120では、偽のパケット
シーケンス番号pf1からpf8で送信されるデータ単
位のメモリアドレスは、先頭メモリアドレスIとデータ
単位サイズdを用いて、次のように順に求められる。
【0115】 偽のパケットシーケンス番号 メモリアドレス pf1 I+(5−1)d pf2 I+(4−1)d pf3 I+(2−1)d pf4 I+(7−1)d pf5 I+(8−1)d pf6 I+(1−1)d pf7 I+(3−1)d pf8 I+(6−1)d 同様に、偽のパケットシーケンス番号pf9からpf1
6に対して、対応するメモリアドレスは次のように求め
られる。
【0116】 偽のパケットシーケンス番号 メモリアドレス pf9 I+(8+4)d pf10 I+(8+3)d pf11 I+(8+1)d pf12 I+(8+6)d pf13 I+(8+7)d pf14 I+(8+0)d pf15 I+(8+2)d pf16 I+(8+5)d 一般には、偽のパケットシーケンス番号pf(8n+
1)からpf(8n+8)に対応するメモリアドレス
は、次のように表される。但し、nは0以上の整数とす
る。
【0117】 偽のパケットシーケンス番号 メモリアドレス pf(8n+1) I+(8n+4)d pf(8n+2) I+(8n+3)d pf(8n+3) I+(8n+1)d pf(8n+4) I+(8n+6)d pf(8n+5) I+(8n+7)d pf(8n+6) I+(8n+0)d pf(8n+7) I+(8n+2)d pf(8n+8) I+(8n+5)d 端末200のデータ受信部220では、サーバ100と
同じ計算手順を共有することにより、上述した端末20
0のアセンブルキー格納部222に格納されている真の
パケットシーケンス番号列(アセンブルキー)に基づい
て、データ単位の真のメモリアドレスを上記の対応に従
って偽のパケットシーケンス番号から求めることができ
る。これにより、データ単位はサーバ100と端末20
0で同一のメモリアドレスを持つことが可能となる。
【0118】但し、前述した端末200でパケット受信
以降の処理を行わずに、単に利用者に配布情報を渡し
て、その後、利用者側でアセンブルキーを利用して情報
を復元し、パディングパケットを除去して元の情報に復
元するような場合には、上記のようなデータ格納方法を
用いない。
【0119】上記のように、第2の実施形態では、サー
バ100のパケット組み立て部125において、端末2
00と共通に与えられている計算手順を用いることによ
り、データ単位のメモリアドレスから直接偽のパケット
シーケンス番号を取得して、これをデータパケットに付
与し、また、端末200のパケット分割部225におい
て、サーバ100と共通に与えられている計算手順を用
いることにより、偽のパケットシーケンス番号から直接
データ単位の真のデータ格納位置を取得して、当該位置
にデータを格納する。
【0120】次に、図17から図19を参照して、本発
明のスクランブル通信方法およびシステムの第3の実施
形態について詳細に説明する。
【0121】上記の第1及び第2の実施形態では、サー
バ/端末のエンドエンド間のスクランブル通信の例を示
したが、本発明のスクランブル通信は「サーバ/端末」
のみならす、「サーバ/中継装置」、「中継装置/中継
装置」、「中継装置/端末」等、各装置間の通信に個別
に必要に応じて適用できる。
【0122】図17は、本発明の第3の実施形態を適用
する中継装置を含む情報配送システムの構成を示す。
【0123】同図は、上記の図8のサーバと端末のエン
ド/エンド間でスクランブル通信を行う構成に加えて、
サーバ100がネットワーク300内の中継装置300
−1に回線で接続され、中継装置300−7から300
−n間が回線で接続され、中継装置300−2と端末2
00−1、端末200−2が接続されている。図17に
示すシステムでは、サーバ/中継装置、中継装置間、中
継装置/端末間の各箇所において必要に応じて個別にス
クランブル通信を行う。
【0124】このようにネットワーク300内の中継装
置を介してスクランブル通信を行うことにより、複合化
されたネットワークにおける通信においても秘匿性を保
持した通信が可能となる。
【0125】なお、図17において、ネットワーク及び
サーバ/中継装置間の回線及び中継装置間の回線及び中
継装置/端末間の回線には地上のISDN、専用線等の
有線、衛星、セルラ等の無線の各種伝送形態を利用可能
である。また、中継装置は、パケット交換機、ATM交
換機、ルータ等が利用できる。
【0126】図18は、第3の実施形態の中継装置30
0−nの構成を示す。同図に示す中継装置300−n
は、転送処理部310、中継受信部320及び中継送信
部330より構成され、中継送信部320は、データ送
信部321と通信制御部322より構成され、中継送信
部330は、データ送信部331と通信制御部332よ
り構成され、データ受信部321及び通信制御部322
は、図9に示す端末200のデータ受信部220及び通
信制御部230と同様の機能を有する。転送処理部31
0は、中継するデータパケットの宛先変換処理を行う。
【0127】図19は、図18の中継装置300−nに
おける転送処理部310の構成を示す。同図に示す転送
処理部310は、宛先変換テーブルを格納する宛先変換
テーブル格納部311、受信したデータパケットを蓄積
する転送データバッファ312及び、宛先変更処理を実
行する転送データ制御部313を有する。このような中
継装置は、蓄積交換型の中継装置で通常用いられるもの
である。
【0128】このような構成を有する第3の実施形態の
中継装置300−nによるデータパケット中継の手順
は、次の通りである。
【0129】転送処理部310において、データ受信部
321からデータパケットを受け取ると、宛先変換テー
ブル格納部311の宛先変換テーブルを参照して、デー
タパケットの宛先を転送先の中継装置あるいは、最終の
配送先の端末200の宛先に変換する。データ単位が適
当数溜ったところで、データ送信部331に送信要求す
る。データ転送部331では、相手中継装置あるいは端
末200との間でパケットの転送を行う。
【0130】以上の手順における転送処理部310の動
作は、次の通りである。転送データ制御部313は、受
信データを転送データバッファ312に蓄積し、宛先変
換テーブル格納部311の宛先変換テーブルを参照して
データパケットの宛先を変更してデータパケットを転送
する。
【0131】次に、図20を参照して、情報配送サービ
ス加入者と情報サービスセンタとの間に本発明のスクラ
ンブル通信を適用した電子新聞配送システムの例を説明
する。
【0132】図20は、本発明を適用した電子新聞配送
システムの一例を示す。
【0133】同図に示すシステムは、サーバ100を有
する配送センタ500、通信ネットワーク300、複数
の端末200、端末200を有する販売所600より構
成される。
【0134】端末200を持たない購読者には、販売所
600で複製された電子新聞が販売所600より配布さ
れる。
【0135】サーバ100から端末200にマルチキャ
スト通信により、毎朝、一斉に電子新聞を配布する。そ
の際、本発明のスクランブル通信方法に従って情報のス
クランブルを行う。購読を登録している利用者の端末2
00には予め安全な方法で復元鍵(アセンブルキーを表
す数字列)を配布しておく。非登録利用者は、通信を傍
受することはできても復元鍵がないので、容易に解読す
ることはできない。
【0136】例えば、同図において、端末Aの利用者は
復元鍵240を有しているため、当該通信による購読が
可能であるが、端末Bの非登録利用者は復元鍵を有して
いないため、購読が不可能である。
【0137】なお、復元鍵を定期的に変更し、購読料が
未払いの利用者には最新の復元鍵を配布しないようにす
ることにより、そのような利用者は電子新聞を受信でき
ても解読が困難となるようにすることが可能である。
【0138】次に、図21を参照して、本発明のスクラ
ンブル通信の情報ネットワークへの部分的な適用を説明
する。
【0139】図21は、本発明を部分的に適用した情報
ネットワークシステムの一例を示す。同図において、楕
円で示される700aから700fは情報ネットワーク
である。ネットワーク700aは、企業本店内の中継装
置または、端末装置Aを有し、ネットワーク700fは
企業支店内の中継装置または端末装置Dを有する。ネッ
トワーク700cは中継装置Bと中継装置Cを有する。
【0140】このような情報ネットワークシステムにお
いて、ネットワーク700aの企業本店内の端末Aとネ
ットワーク700fの端末D間において通信を行う場合
に、長距離ネットワーク700cの中継装置と企業の端
末A、Dとの間に本発明を適用する。このとき、利用者
企業と長距離ネットワーク700cとの間に公開接続点
や安全が保証されない地域ネットワーク700bを組む
場合に、以下のようにして通信を行うことが考えられ
る。
【0141】(1)企業本店の端末Aと長距離ネットワ
ーク700cの中継装置Bとの間で本発明を適用してス
クランブル通信を行うことが可能である。
【0142】(2)長距離ネットワーク700cは多数
の接続点を公開しており、不正アクセスの可能性がある
ので、長距離ネットワーク700cの中継装置B−C間
に本発明を適用してスクランブル通信を行うことが可能
である。
【0143】(3)長距離ネットワーク700cと地域
ネットワーク700eの中継装置E−C間に本発明を適
用してスクランブル通信を行うことが可能である。
【0144】このように、あるネットワーク毎に順次本
発明によるスクランブル通信を適用していくことによ
り、秘匿性を保証することが可能となる。
【0145】以上の説明では、A、Dを企業内の端末と
して説明したが、A、Dを企業内の中継装置とし、A、
Dを企業内の複数の端末に接続して通信を行う場合にも
本発明を同様に適用できる。
【0146】なお、本発明は、上記の実施形態に限定さ
れることなく、特許請求の範囲内で種々変更・応用が可
能である。
【0147】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のスクラン
ブル通信方法およびシステムによれば、スクランブル処
理と復元処理をプロトコル処理の一部として実行するこ
とによりスクランブル処理と復元処理の大半にかかる処
理量と処理時間を削減することが可能となるので、送信
側や受信側におけるスクランブル処理や復元処理に必要
な処理量や処理時間を軽減することが可能となる。
【0148】また、本発明のスクランブル通信方法およ
びシステムによれば、ネットワーク中の適当な箇所に個
別にスクランブル通信を適用して中継装置を介在させた
通信を行うことにより、複数のネットワークが接続され
た複合的なネットワークを用いる場合に信頼性の高い情
報通信サービスを実現するとが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のスクランブル通信システムを示すブロッ
ク図。
【図2】従来のスクランブル通信システムの機能構成を
示すブロック図。
【図3】従来のスクランブル通信方法の処理の流れを示
す図。
【図4】本発明のスクランブル通信システムの機能構成
を示すブロック図。
【図5】本発明のスクランブル通信方法の処理の流れを
示す図。
【図6】本発明のスクランブル通信方法の第1の実施形
態における処理の流れを示す図。
【図7】本発明のスクランブル通信方法の第2の実施形
態における処理の流れを示す図。
【図8】本発明の第1、第2の実施形態における情報配
送システムを示すブロック図。
【図9】本発明の第1、第2の実施形態におけるスクラ
ンブル通信システムを示すブロック図。
【図10】本発明の第1の実施形態における図9のスク
ランブル通信システムのデータ送信部を示すブロック
図。
【図11】本発明で用いるデータパケットのフォーマッ
トを示す図。
【図12】本発明の第1の実施形態における図9のスク
ランブル通信システムのデータ受信部を示すブロック
図。
【図13】本発明の第1の実施形態において用いる送信
側の空き時間を示す図。
【図14】本発明の第1の実施形態において用いる受信
側の空き時間を示す図。
【図15】本発明の第2の実施形態における図9のスク
ランブル通信システムのデータ送信部を示すブロック
図。
【図16】本発明の第2の実施形態における図9のスク
ランブル通信システムのデータ受信部を示すブロック
図。
【図17】本発明の第3の実施形態における情報配送シ
ステムを示すブロック図。
【図18】本発明の第3の実施形態における図17の情
報配送システムの中継装置を示すブロック図。
【図19】本発明の第3の実施形態における図18の中
継装置の転送処理部を示すブロック図。
【図20】本発明のスクランブル通信を適用した電子新
聞配送システムを示すブロック図。
【図21】本発明のスクランブル通信を適用した情報ネ
ットワークシステムを示すブロック図。
【符号の説明】
10 アプリケーション 20 プロトコル処理部 30 通信ネットワーク 40 プロトコル処理部 50 アプリケーション 100 サーバ 110 アプリケーション部 120 データ送信部 121 パケット分割部 122 スクランブルキー格納部 123 スクランブル処理部 124 空き時間監視部 125 パケット組み立て部 130 通信制御部 200 端末 210 アプリケーション部 220 データ受信部 221 復号部 222 アセンブルキー格納部 223 データ結合部 224 空き時間監視部 225 パケット分解部 230 通信制御部 240 復元鍵 300 通信ネットワーク 300−1〜300−n 中継装置 310 転送処理部 311 宛先変換テーブル格納部 312 転送データバッファ 313 転送データ制御部 320 中継受信部 321 データ受信部 322 通信制御部 330 中継送信部 331 データ送信部 332 通信制御部 400 データパケット 401 宛先 402 パケットシーケンス番号 403 ユーザデータ部 500 配送センタ 600 販売所 700a〜700f ネットワーク
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−18473(JP,A) Integrating Layer ed Security into R eliable Multicast, roceedings of the 3rd International Workshop on Protoc ols for Multicast Systems(PROMS’96) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 9/34 JICSTファイル(JOIS)

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークで接続された送信側と受信
    側間のスクランブル通信方法であって、 送信側において、元のデータをパケットサイズの複数の
    データ単位に分割し、該データ単位をパケットに格納し
    て該パケットにスクランブルしたパケット順序を示す偽
    のパケット識別子を付与して該パケットを組み立て、該
    パケットを該偽のパケット識別子に基づいてスクランブ
    ルしたパケット順序でネットワークに送信することによ
    り、該元のデータをスクランブルするステップと、 受信側において、前記偽のパケット識別子から真のデー
    タ単位順序を示すデータ単位順序情報を復元し、前記パ
    ケットに格納された前記データ単位から該データ単位順
    序情報に基づいて前記元のデータを再構成することによ
    り、ネットワークから受信した前記パケットを復元する
    ステップとを有し、 前記スクランブルするステップは、前記パケットを送信
    する処理中に利用可能な空き時間を利用して前記元のデ
    ータの分割と前記パケットの組み立てを行い、 前記復元するステップは、前記パケットを受信する処理
    中に利用可能な空き時間を利用して前記データ単位順序
    情報の復元と前記元のデータの再構成を行う、 ことを特徴とするスクランブル通信方法。
  2. 【請求項2】 前記スクランブルするステップは、スク
    ランブルされていないパケット順序を示す真のパケット
    識別子を前記パケットに付与し、所定のスクランブルキ
    ーに基づいて該真のパケット識別子を前記偽のパケット
    識別子に置き換えることにより該パケットを組み立て、 前記復元するステップは、前記所定のスクランブルキー
    に対応する所定のアセンブルキーに基づいて前記偽のパ
    ケット識別子を前記真のパケット識別子に変換し、前記
    元のデータを再構成するにあたって該真のパケット識別
    子を前記データ単位順序情報として用いることにより該
    データ単位順序情報を復元する、 ことを特徴とする請求項1記載のスクランブル通信方
    法。
  3. 【請求項3】 ネットワークで接続された送信側と受信
    側間のスクランブル通信方法であって、 送信側において、元のデータをパケットサイズの複数の
    データ単位に分割し、該データ単位をパケットに格納し
    て該パケットにスクランブルしたパケット順序を示す偽
    のパケット識別子を付与して該パケットを組み立て、該
    パケットを該偽のパケット識別子に基づいてスクランブ
    ルしたパケット順序でネットワークに送信することによ
    り、該元のデータをスクランブルするステップと、 受信側において、前記偽のパケット識別子から真のデー
    タ単位順序を示すデータ単位順序情報を復元し、前記パ
    ケットに格納された前記データ単位から該データ単位順
    序情報に基づいて前記元のデータを再構成することによ
    り、ネットワークから受信した前記パケットを復元する
    ステップとを有し、 前記スクランブルするステップは、所定の計算手順に基
    づいて前記データ単位のメモリアドレスから前記偽のパ
    ケット識別子を直接計算して前記パケットを組み立て、 前記復元するステップは、所定の計算手順に基づいて前
    記の偽パケット識別子から前記データ単位のメモリアド
    レスを直接計算し、前記元のデータを再構成するにあた
    って該メモリアドレスを前記データ単位順序情報として
    用いることにより該データ単位順序情報を復元する、 ことを特徴とするスクランブル通信方法。
  4. 【請求項4】 前記スクランブルするステップは、送信
    側におけるプロトコル処理により行われることを特徴と
    する請求項1または3記載のスクランブル通信方法。
  5. 【請求項5】 前記復元するステップは、受信側におけ
    るプロトコル処理にり行われることを特徴とする請求項
    1または3記載のスクランブル通信方法。
  6. 【請求項6】 前記スクランブルするステップは、所定
    の数の前記パケットをまとめて送信し、前記元のデータ
    が該所定の数で割切れないときには、該スクランブルす
    るステップは、少なくとも一つのパディングパケットを
    挿入してまとめて送信する該所定の数のパケットを形成
    することにより該パケットを組み立てることを特徴とす
    る請求項1または3記載のスクランブル通信方法。
  7. 【請求項7】 受信側から送信側に、未受信のパケット
    の偽のパケット識別子を示す否定応答を送るステップ
    と、 送信側から受信側に、該否定応答に示された偽のパケッ
    ト識別子に基づいて、該末受信パケットに該当する偽の
    識別子を有するパケットを再送するステップと、 を更
    に有することを特徴とする請求項1または3記載のスク
    ランブル通信方法。
  8. 【請求項8】 ネットワークに設けられた中継装置にお
    いて、該中継装置に設けられ、各パケット中に指定され
    た宛先に対応する次の転送先または最終宛先を示す宛先
    変換テーブルに基づいて、各パケット中に指定された宛
    先を変更して、送信側から送信された前記パケットを中
    継するステップ、 を更に有することを特徴とする請求項1または3記載の
    スクランブル通信方法。
  9. 【請求項9】 ネットワークと、 元のデータをパケットサイズの複数のデータ単位に分割
    し、該データ単位をパケットに格納して該パケットにス
    クランブルしたパケット順序を示す偽のパケッ識別子を
    付与して該パケットを組み立てることにより該元のデー
    タをスクランブルするスクランブル処理手段と、該パケ
    ットを該偽のパケット識別子に基づいてスクランブルし
    たパケット順序でネットワークに送信する送信手段と、
    を含む前記ネットワークに接続された送信装置と、 前記ネットワークから前記パケットを受信する受信手段
    と、前記偽のパケット識別子から真のデータ単位順序を
    示すデータ単位順序情報を復元し、該パケットに格納さ
    れた前記データ単位から該データ単位順序情報に基づい
    て前記元のデータを再構成することにより、該パケット
    を復元する復元処理手段と、を含む前記ネットワークに
    接続された受信装置とを有し、 前記スクランブル処理手段は、前記送信手段による前記
    パケットを送信する処理中に利用可能な空き時間を利用
    して前記元のデータの分割と前記パケットの組み立てを
    行い、 前記復元処理手段は、前記受信手段による前記パケット
    を受信する処理中に利用可能な空き時間を利用して前記
    データ単位順序情報の復元と前記元のデータの再構成を
    行う、 ことを特徴とするスクランブル通信システム。
  10. 【請求項10】 前記スクランブル処理手段は、スクラ
    ンブルされていないパケット順序を示す真のパケット識
    別子を前記パケットに付与し、所定のスクランブルキー
    に基づいて該真のパケット識別子を前記偽のパケット識
    別子に置き換えることにより該パケットを組み立て、 前記復元処理手段は、前記所定のスクランブルキーに対
    応する所定のアセンブルキーに基づいて前記偽のパケッ
    ト識別子を前記真のパケット識別子に変換し、前記元の
    データを再構成するにあたって該真のパケット識別子を
    前記データ単位順序情報として用いることにより該デー
    タ単位順序を復元する、ことを特徴とする請求項9記載
    のスクランブル通信システム。
  11. 【請求項11】 ネットワークと、 元のデータをパケットサイズの複数のデータ単位に分割
    し、該データ単位をパケットに格納して該パケットにス
    クランブルしたパケット順序を示す偽のパケッ識別子を
    付与して該パケットを組み立てることにより該元のデー
    タをスクランブルするスクランブル処理手段と、該パケ
    ットを該偽のパケット識別子に基づいてスクランブルし
    たパケット順序でネットワークに送信する送信手段と、
    を含む前記ネットワークに接続された送信装置と、 前記ネットワークから前記パケットを受信する受信手段
    と、前記偽のパケット識別子から真のデータ単位順序を
    示すデータ単位順序情報を復元し、該パケットに格納さ
    れた前記データ単位から該データ単位順序情報に基づい
    て前記元のデータを再構成することにより、該パケット
    を復元する復元処理手段と、を含む前記ネットワークに
    接続された受信装置とを有し、 前記スクランブル処理手段は、所定の計算手順に基づい
    て前記データ単位のメモリアドレスから前記偽のパケッ
    ト識別子を直接計算して前記パケットを組み立て、 前記復元処理手段は、前記所定の計算手順に基づいて前
    記偽のパケット識別子から前記データ単位のメモリアド
    レスを直接計算し、前記元のデータを再構成するにあた
    って該メモリアドレスを前記データ単位順序情報として
    用いることにより該データ単位順序情報を復元する、 ことを特徴とするスクランブル通信システム。
  12. 【請求項12】 前記スクランブル処理手段は、前記元
    のデータの分割と前記パケットの組み立てをプロトコル
    処理を実行することにより行うことを特徴とする請求項
    9または11記載のスクランブル通信システム。
  13. 【請求項13】 前記復元処理手段は、前記データ単位
    順序情報の復元と前記元のデータの再構成をプロトコル
    処理を実行することにより行うことを特徴とする請求項
    9または11記載のスクランブル通信システム。
  14. 【請求項14】 前記送信手段は、所定の数の前記パケ
    ットをまとめて送信し、前記元のデータが所定の数で割
    切れないときには、前記スクランブル処理手段は、少な
    くとも一つのパディングパケットを挿入してまとめて送
    信する該所定の数のパケットを形成することにより該パ
    ケットを組み立てることを特徴とする請求項9または1
    1記載のスクランブル通信システム。
  15. 【請求項15】 前記受信装置は、末受信パケットの偽
    のパケット識別子を示す否定応答を前記送信装置に送る
    手段を更に含み、 前記送信装置は、該否定応答に示された偽のパケット識
    別子に基づいて、該末受信パケットに該当する偽の識別
    子を有するパケットを再送する手段を更に含む、 ことを特徴とする請求項9または11記載のスクランブ
    ル通信システム。
  16. 【請求項16】 各パケット中に指定された宛先に対応
    する次の転送先または最終宛先を示す宛先変換テーブル
    と、該宛先変換テーブルに基づいて各パケット中に指定
    された宛先を変更して、該変更された宛先を持つ各パケ
    ットを前記ネットワークに転送する転送手段とを含む前
    記ネットワークに設けられた中継装置、を更に有するこ
    とを特徴とする請求項9または11記載のスクランブル
    通信システム。
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