JP3383828B2 - 無人ヘリコプタ - Google Patents

無人ヘリコプタ

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JP3383828B2
JP3383828B2 JP22667796A JP22667796A JP3383828B2 JP 3383828 B2 JP3383828 B2 JP 3383828B2 JP 22667796 A JP22667796 A JP 22667796A JP 22667796 A JP22667796 A JP 22667796A JP 3383828 B2 JP3383828 B2 JP 3383828B2
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shaped frame
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篤志 松田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線にて遠隔操縦
される小型の無人ヘリコプタに関する。
【0002】
【従来の技術】害虫駆除用薬剤等を森林や農地に大規模
に散布する一手段として、無線にて遠隔操縦される小型
の無人ヘリコプタが使用されている。斯かる無人ヘリコ
プタにおいては、パイプ材で構成された骨格構造を成す
機体フレームにエンジンが搭載されていた(例えば、特
開平4−39442号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の無人
ヘリコプタにあっては、エンジンが機体フレームによっ
て囲まれる構造が採用されていたため、組立性及び整備
性が悪い他、一部が損傷してもその部分だけ新しいもの
と交換することができず、修理コストが高いという問題
もあった。
【0004】従って、本発明の目的とする処は、組立性
及び整備性の向上を図ることができるとともに、修理コ
ストを低く抑えることができる無人ヘリコプタを提供す
ることにある。
【0005】又、従来の無人ヘリコプタにおいては、機
体フレームはパイプ材の溶接構造品であったため、高重
量化及び高コスト化を免れないという問題があった。
【0006】従って、本発明の目的とする処は、フレー
ムに必要な強度と剛性を確保しつつ、その軽量化と低コ
スト化を図ることができる無人ヘリコプタを提供するこ
とにある。
【0007】更に、従来の無人ヘリコプタにおいては、
電装品をコンパクトに収納することができず、電装品同
士を電気的に接続するリード線が長くなるばかりか、機
体を分解しなければ電装品を脱着することができないと
いう問題もあった。
【0008】従って、本発明の目的とする処は、電装品
のコンパクトな収納とリード線の長さの短縮化を図るこ
とができるとともに、機体を分解することなく電装品を
脱着することができる無人ヘリコプタを提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、箱型フレームの上部にパワ
ーユニットを支持し、同箱型フレームの後部にテールボ
ディを固定するとともに、同箱型フレーム内に電装品を
収納して成る無人ヘリコプタにおいて、前記箱型フレー
ムを直方体の互いに平行を成す一対の側面部を形成する
略矩形の側面部材と、該側面部材の角部に固定されて直
方体の長辺部を形成する骨格部材を含んで略直方体に構
成するとともに、該箱形フレームの側面部材及び骨格部
材によって形成される直方体の側面部を成す部位の少な
くとも一部に側面部材及び骨格部材よりも薄肉厚又は低
密度の板材を張設したことを特徴とする。
【0010】
【0011】請求項記載の発明は、請求項記載の発
明において、前記骨格部材の長手方向中間部に、略矩形
の中間部材を前記側面部材に対して略平行に固定し、該
中間部材と側面部材及び骨格部材の少なくとも1つにブ
ラケットを介して前記パワーユニットを支持せしめたこ
とを特徴とする。
【0012】請求項記載の発明は、請求項1又は2
載の発明において、前記一対の側面部材の少なくとも一
方に前記電装品が挿通可能な開口部を形成し、該開口部
を塞ぐ蓋部材の裏面部に予め電装品を固定し、固定され
た電装品を前記側面部材に形成された開口部に挿通して
蓋部材を側面部材に固定することを特徴とする。
【0013】請求項記載の発明は、請求項1又は2
載の発明において、前記箱形フレームの側面部の少なく
とも一部に前記電装品が挿通可能な開口部を形成し、該
開口部を塞ぐ蓋部材の裏面部に予め電装品を固定し、固
定された電装品を前記開口部に挿通して蓋部材を側面部
材と中間部材及び骨格部材の少なくとも1つに固定する
ことを特徴とする。
【0014】請求項記載の発明は、請求項記載の発
明において、前記開口部を機体後方に向かって開口せし
め、該開口部に対向して前記テールボディを配設したこ
とを特徴とする。
【0015】請求項記載の発明は、請求項記載の発
明において、前記開口部を箱形フレーム前部において下
方に向かって開口せしめたことを特徴とする。
【0016】請求項記載の発明は、請求項2〜5又は
記載の発明において、前記一対の側面部材及び中間部
材は、同一の鋳造型で成形された素材を所定の形状に追
加工して製造されるものとしたことを特徴とする。
【0017】従って、請求項1記載の発明によれば、
型フレームを直方体の互いに平行を成す一対の側面部を
形成する略矩形の側面部材と、該側面部材の角部に固定
されて直方体の長辺部を形成する骨格部材を含んで略直
方体に構成するとともに、該箱形フレームの側面部材及
び骨格部材によって形成される直方体の側面部を成す部
位の少なくとも一部に側面部材及び骨格部材よりも薄肉
厚又は低密度の板材を張設したため、箱型フレームに必
要な強度と剛性を板材によって確保しつつ、該箱型フレ
ームの軽量化を図ることができる。
【0018】そして、パワーユニットとテールボディ及
び電装品の各ユニットを予めサブ組みして箱型フレーム
にそれぞれ取り付けることによって組み立てられるた
め、組立性が高められるとともに、組立後の整備性も高
められる。又、箱型フレーム、パワーユニット、テール
ボディ及び電装品の各ユニットを明確に区分けして配置
したため、これらのユニットが同時に破損する確率が低
く抑えられるとともに、何れかのユニットが破損した場
合には、そのユニットだけ新しいものと交換すれば済む
ために修理コストを低く抑えることができる。
【0019】請求項記載の発明によれば、中間部材に
よって箱形フレームの強度と剛性を更に高めることがで
きるとともに、該箱型フレームにパワーユニットを強固
に支持せしめることができる。
【0020】請求項記載の発明によれば、電装品を箱
型フレームの外部で予め組み付けることができるために
組立作業性が更に高められるとともに、開口部を塞ぐ蓋
部材によって側面部材の剛性がより一層高められる。
【0021】請求項記載の発明によれば、電装品を箱
型フレームの外部で予め組み付けることができるために
組立作業性が更に高められるとともに、開口部を塞ぐ蓋
部材によって箱型フレームの剛性がより一層高められ
る。
【0022】請求項記載の発明によれば、テールボデ
ィに内蔵された電装品と箱型フレーム内に組み込まれた
電装品との電気的な接続(リード線の接続)の作業性が
高められるとともに、箱型フレームとテールボディによ
ってリード線等が外部から完全に見えないようにするこ
とができるために当該無人ヘリコプタの外観性が高めら
れる。又、テールボディから箱型フレームに向かってリ
ード線をそのまま前方へ略真っ直ぐ配線することができ
るため、リード線の長さを短縮することができる。
【0023】請求項記載の発明によれば、側面部材の
開口部(請求項4記載の開口部)を塞ぐ蓋部材に固定さ
れた電装品と箱型フレームの側面部に形成された開口部
(請求項5記載の開口部)を塞ぐ蓋部材に固定された電
装品を互いに干渉することなく箱型フレーム内にコンパ
クトに収納することができ、パワーユニットやテールボ
ディを箱型フレームに固定したままの状態で、請求項5
記載の開口部を塞ぐ蓋部材に固定された電装品を作業性
良く脱着することができる。
【0024】請求項記載の発明によれば、側面部材と
中間部材は同一の鋳造型で成形された素材から得られる
ため、これらの製造コストを低く抑えることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0026】図1は本発明に係る無人ヘリコプタの側面
図、図2は同無人ヘリコプタの部分正面図である。
【0027】本実施の形態に係る無人ヘリコプタ1は、
薬剤散布に用いられる無線操縦式の産業用ヘリコプタで
あって、これは前後方向(図1の左右方向)に延びる細
長い機体2を有し、該機体2には駆動源であるエンジン
3、ラジエータ4、燃料タンク5等が搭載されている。
そして、エンジン3、ラジエータ4、燃料タンク5等
は、左右2分割構造を有する樹脂製のカウリング6によ
って覆われている。
【0028】又、機体2の前方上部に垂直に立設された
メインシャフト7にはメインロータ8と不図示のスタビ
ライザが取り付けられており、これらは前記エンジン3
の回転動力を受けて略水平面内で回転駆動される。
【0029】一方、機体2の後半部を構成するテールボ
ディ9にはテールロータ10が図1の紙面垂直方向に延
びる軸11に取り付けられており、該テールロータ9は
前記エンジン3の回転動力をテールボディ9に内蔵され
た不図示のベルト伝動機構によって伝達されて略垂直面
内で回転駆動される。
【0030】尚、図1及び図2において、12は排気
管、13はマフラー、14は消音器、15は薬剤タン
ク、16は薬剤を散布するための噴射ノズルである。
【0031】又、図1及び図2に示すように、機体2の
前方下部には樹脂にてアーチ状に一体成形された2つの
脚部材である降着スキッド17が前後に適当な間隔で取
り付けられており、これらの降着スキッド17は下方に
向かって広がっており、その左右の各下端部には、機体
2の前後方向に延びる金属パイプ製の左右一対の接地部
材であるランナー18がそれぞれ取り付けられている。
【0032】ところで、本実施の形態に係る無人ヘリコ
プタ1は、前記エンジン3を含むパワーユニット19と
前記テールボディ9及び箱型フレーム20の各ユニット
で構成されており、図1に示すように、箱型フレーム2
0の上部にはパワーユニット19と前記燃料タンク5が
支持されており、同箱型フレーム20の後部にテールボ
ディ9が固定されている。そして、箱型フレーム20の
内部には後述の電装品が集約的に収納されている。
【0033】ここで、上記箱型フレーム20の構成と電
装品の収納構造の詳細を図3乃至図10に基づいて説明
する。尚、図3は電装品の収納構造を示す箱型フレーム
の側断面図、図4は同箱型フレームの正面図、図5は同
箱型フレームの底面図、図6は箱型フレーム単体の側面
図、図7は同箱型フレーム単体の平面図、図8は図7の
A−A線断面図、図9は図7のB−B線断面図、図10
は図7のC−C線断面図、図11は図7のC−C線断面
図である。
【0034】箱型フレーム20は中空状の直方体に成形
されており、これは直方体の前後端面を形成する互いに
平行な前後一対の側面部材21,22と、該側面部材2
1,22の角部に固定されて直方体の左右の長辺部(両
側面)を形成する略矩形の左右一対の骨格部材23と、
該骨格部材23の長手方向(前後方向)中間部に前記側
面部材21,22に対して平行に固定された略矩形の中
間部材24を含んで構成されている。
【0035】上記前方の側面部材21には、図4に示す
ように、左右2つの開口部21aが形成されており、図
6に示すように、該側面部材21はこれよりも薄肉厚の
アルミパネル25によって覆われている。尚、アルミパ
ネル25は複数のリベット26によって側面部材21の
前面に取り付けられている。
【0036】又、後方の側面部材22には、図11に示
すように、大きな開口面積(具体的には、後述のコント
ロールボックス42(図3参照)が通過するに十分な開
口面積)を有する略矩形の1つの開口部22aが形成さ
れており、前記中間部材24にも、図9に示すように、
1つの開口部24aが形成されている。
【0037】以上の側面部材21,22と中間部材24
は、同一の鋳造型で一体鋳造されたアルミニウム製の素
材を所定幅に切断するとともに、それれぞれに応じた形
状の前記開口部21a,22a,24aをそれぞれ追加
工(機械加工)によって形成することによって得られる
ため、これらの製造コストが低く抑えられる。
【0038】一方、前記各骨格部材23はアルミニウム
鋳造品であって、これは図6に示すように略矩形に成形
され、これには2つの大きな開口部23a,23bが形
成されている。そして、各骨格部材23には、これに形
成された前記開口部23a,23bを外側から覆うよう
にカーボンパネル27が複数のリベット28によって取
り付けられて張設されている(図8乃至図10参照)。
【0039】又、図7、図8及び図10に示すように、
中空状の直方体を成す箱型フレーム20の上面の大小2
枚の矩形のカーボンパネル29,30によって覆われて
おり、両カーボンパネル29,30は複数のリベット3
1によって箱型フレーム20の上面に取り付けられて張
設されている。
【0040】一方、箱型フレーム20の下面の後半部
(中間部材24よりも後方の部分)は、図5及び図10
に示すように、矩形のアルミパネル32によって覆われ
ており、該アルミパネル32はリベット33によって箱
型フレーム20の下面に取り付けられている。従って、
図8に示すように、箱型フレーム20の下面の前半部
(中間部材24よりも前方の部分)は開口部20aとし
て下方に向かって開口している。
【0041】而して、アルミパネル25,32及びカー
ボンパネル27,29,30の肉厚は何れも側面部材2
1,22及び骨格部材23のそれよりも薄く設定されて
おり、箱型フレーム20の開口部をこれらのアルミパネ
ル25,32とカーボンパネル27,29,30で覆う
ことによって、箱型フレーム20に必要十分な強度と剛
性を確保しつつ、該箱型フレーム20の軽量化を図るこ
とができる。
【0042】又、本実施の形態においては、箱型フレー
ム20に中間部材24を設けたため、該箱型フレーム2
0の強度と剛性が中間部材24によって更に高められ
る。尚、箱型フレーム20の開口部を覆う板材として
は、側面部材21,22及び骨格部材23よりも低密度
の材質を選定すれば、その厚さが側面部材21,22及
び骨格部材23よりも厚いものを用いても良い。
【0043】ところで、図3及び図4に示すように、前
側の側面部材21の上面の幅方向中央部にはブラケット
34が結着されており、中間部材24の上面の左右には
ブラケット36が結着されており、これらのブラケット
34,36及び不図示のマウントラバーを介して前記パ
ワーユニット19(図1参照)が箱型フレーム20の上
面にマウント支持される。従って、パワーユニツト19
は、箱型フレーム20の強度メンバーである側面部材2
1と中間部材24によって強固に支持されることとな
る。
【0044】又、前記テールボディ9は、箱型フレーム
20の後端部に結着された図3に示すブラケット38を
介して箱型フレーム20の後端部に固定される。つま
り、テールボディ9は側面部材22の開口部22aに対
向して固定されている。
【0045】次に、各種電装品の箱型フレーム20内へ
の収納構造を図3及び図5に基づいて説明する。
【0046】箱型フレーム20においては、後方の側面
部材22に形成された開口部22a(図11参照)が後
方に向かって開口するとともに、下面の前半部には図8
に示すように矩形の開口部20aが下方に向かって開口
している。
【0047】而して、上記開口部22a,20aは矩形
パネル状の蓋部材40,41によってそれぞれ塞がれる
が、一方の蓋部材40の裏面にはコントロールボックス
42が予め固定されており、この固定されたコントロー
ルボックス42を側面部材22に形成された開口部22
aに挿通して蓋部材40をボルト43によって側面部材
22に固定すれば、コントロールボックス42が箱型フ
レーム20内に収納されると同時に開口部22aが蓋部
材40によって塞がれる。従って、コントロールボック
ス42を箱型フレーム20の外部で予め組み付けること
ができるために組立作業性が高められるとともに、開口
部22aを塞ぐ蓋部材40によって側面部材22の剛性
がより一層高められる。尚、コントロールボックス42
が箱型フレーム20内に収納されると、その前端下部が
外側(下方)からビス44によってアネミパネル32に
固定される。
【0048】一方、前記蓋部材41の裏面(上面)には
姿勢制御装置45が複数のボルト46によって予め固定
されており、この固定された姿勢制御装置45を箱型フ
レーム20の下面に下方に向かって開口する前記開口部
20a(図8参照)に下方から挿通して蓋部材41を複
数のボルト47によって側面部材21と中間部材24及
び左右一対の骨格部材23の各下面に固定すれば、姿勢
制御装置45が箱型フレーム20内に収納されると同時
に開口部20aが蓋部材41によって塞がれる。従っ
て、姿勢制御装置45を箱型フレーム20の外部で予め
組み付けることができるために組立作業性が高められる
とともに、開口部20aを塞ぐ蓋部材41によって箱型
フレーム20の剛性が更に高められる。
【0049】尚、他の電装部品であるリレーボックス4
8はボルト49によって上面のカーボンパネル29に予
め取り付けられており、スロットルサーボモータ50と
CDIユニット51は側方のカーボンパネル27にボル
ト52,53によって予めそれぞれ取り付けられてい
る。
【0050】而して、箱型フレーム20においては、開
口部22a,20aは互いに直交する後方と下方に向か
ってそれぞれ開口し、これらの開口部22a,20aを
塞ぐ蓋部材40,41にコントロールボックス42と姿
勢制御装置45がそれぞれ固定されているため、これら
のコントロールボックス42と姿勢制御装置45を互い
に干渉することなく箱型フレーム20内にコンパクトに
収納することができる。
【0051】又、特に蓋部材41はパワーユニット19
やテールボディ9を箱型フレーム20に固定したままの
状態でそのまま脱着することができるため、該蓋部材4
1に予め固定された姿勢制御装置45も同様にパワーユ
ニット19やテールボディ9を箱型フレーム20に固定
したままの状態で作業性良く脱着することができる。
【0052】ところで、前述のようにテールボディ9は
箱型フレーム20の後端部に固定されるが、該テールボ
ディ9に内蔵された不図示の電装品と箱型フレーム20
内に収納された前記コントロールボックス42や姿勢制
御装置45等の各種電装品との電気的な接続(リード線
の接続)は、テールボディ9を箱型フレーム20に固定
すると同時に不図示のコネクタを用いて作業性良くなさ
れるとともに、箱型フレーム20とテールボディ9によ
ってリード線等が外部から完全に見えないようにするこ
とができるために当該無人ヘリコプタ1の外観性が高め
られる。
【0053】又、テールボディ9から箱型フレーム20
に向かってリード線をそのまま前方へ略真っ直ぐ配線す
ることができるため、該リード線の長さを短縮すること
ができる。
【0054】以上において、本実施の形態に係る無人ヘ
リコプタ1は、パワーユニット19とテールボディ9及
び各種電装品の各ユニットを予めサブ組みして箱型フレ
ーム20にそれぞれ取り付けることによって組み立てら
れるため、その組立性が高められるとともに、組立後の
整備性も高められる。
【0055】又、箱型フレーム20、パワーユニット1
9、テールボディ9及び各種電装品の各ユニットを明確
に区分けして配置したため、これらのユニットが同時に
破損する確率が低く抑えられるとともに、何れかのユニ
ットが破損した場合には、そのユニットだけ新しいもの
と交換すれば済むために修理コストを低く抑えることが
できる。
【0056】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
記載の発明によれば、箱型フレームを直方体の互いに平
行を成す一対の側面部を形成する略矩形の側面部材と、
該側面部材の角部に固定されて直方体の長辺部を形成す
る骨格部材を含んで略直方体に構成するとともに、該箱
形フレームの側面部材及び骨格部材によって形成される
直方体の側面部を成す部位の少なくとも一部に側面部材
及び骨格部材よりも薄肉厚又は低密度の板材を張設した
ため、箱型フレームに必要な強度と剛性を板材によって
確保しつつ、該箱型フレームの軽量化を図ることができ
という効果が得られる。
【0057】そして、パワーユニットとテールボディ及
び電装品の各ユニットを予めサブ組みして箱型フレーム
にそれぞれ取り付けることによって組み立てられるた
め、組立性が高められるとともに、組立後の整備性も高
められる。又、箱型フレーム、パワーユニット、テール
ボディ及び電装品の各ユニットを明確に区分けして配置
したため、これらのユニットが同時に破損する確率が低
く抑えられるとともに、何れかのユニットが破損した場
合には、そのユニットだけ新しいものと交換すれば済む
ために修理コストを低く抑えることができるという効果
が得られる。
【0058】請求項記載の発明によれば、中間部材に
よって箱形フレームの強度と剛性を更に高めることがで
きるとともに、該箱型フレームにパワーユニットを強固
に支持せしめることができるという効果が得られる。
【0059】請求項記載の発明によれば、電装品を箱
型フレームの外部で予め組み付けることができるために
組立作業性が更に高められるとともに、開口部を塞ぐ蓋
部材によって側面部材の剛性がより一層高められるとい
う効果が得られる。
【0060】請求項記載の発明によれば、電装品を箱
型フレームの外部で予め組み付けることができるために
組立作業性が更に高められるとともに、開口部を塞ぐ蓋
部材によって箱型フレームの剛性がより一層高められる
という効果が得られる。
【0061】請求項記載の発明によれば、テールボデ
ィに内蔵された電装品と箱型フレーム内に組み込まれた
電装品との電気的な接続(リード線の接続)の作業性が
高められるとともに、箱型フレームとテールボディによ
ってリード線等が外部から完全に見えないようにするこ
とができるために当該無人ヘリコプタの外観性が高めら
れる。又、テールボディから箱型フレームに向かってリ
ード線をそのまま前方へ略真っ直ぐ配線することができ
るため、リード線の長さを短縮することができるという
効果が得られる。
【0062】請求項記載の発明によれば、側面部材の
開口部(請求項4記載の開口部)を塞ぐ蓋部材に固定さ
れた電装品と箱型フレームの側面部に形成された開口部
(請求項5記載の開口部)を塞ぐ蓋部材に固定された電
装品を互いに干渉することなく箱型フレーム内にコンパ
クトに収納することができ、パワーユニットやテールボ
ディを箱型フレームに固定したままの状態で、請求項5
記載の開口部を塞ぐ蓋部材に固定された電装品を作業性
良く脱着することができるという効果が得られる。
【0063】請求項記載の発明によれば、側面部材と
中間部材は同一の鋳造型で成形された素材から得られる
ため、これらの製造コストを低く抑えることができると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る無人ヘリコプタの側面図である。
【図2】本発明に係る無人ヘリコプタの部分正面図であ
る。
【図3】本発明に係る無人ヘリコプタにおける電装品の
収納構造を示す箱型フレームの側断面図である。
【図4】本発明に係る無人ヘリコプタの箱型フレームの
正面図である。
【図5】本発明に係る無人ヘリコプタにおける電装品の
収納構造を示す箱型フレームの底面図である。
【図6】本発明に係る無人ヘリコプタの箱型フレーム単
体の側面図である。
【図7】本発明に係る無人ヘリコプタの箱型フレーム単
体の平面図である。
【図8】図7のA−A線断面図である。
【図9】図7のB−B線断面図である。
【図10】図7のC−C線断面図である。
【図11】図7のD−D線断面図である。
【符号の説明】
1 無人ヘリコプタ 2 機体 9 テールボディ 19 パワーユニット 20 箱型フレーム 20a 開口部 21,22 側面部材 22a 開口部 23 骨格部材 24 中間部材 25,32 アルミパネル(板材) 27,29,30 カーボンパネル(板材) 40,41 蓋部材 42 コントロールボックス(電装品) 45 姿勢制御装置(電装品) 48 リレーボックス(電装品) 50 スロットルモータ(電装品) 51 CDIユニット(電装品)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱型フレームの上部にパワーユニットを
    支持し、同箱型フレームの後部にテールボディを固定す
    るとともに、同箱型フレーム内に電装品を収納して成る
    無人ヘリコプタにおいて、 前記箱型フレームを直方体の互いに平行を成す一対の側
    面部を形成する略矩形の側面部材と、該側面部材の角部
    に固定されて直方体の長辺部を形成する骨格部材を含ん
    で略直方体に構成するとともに、該箱形フレームの側面
    部材及び骨格部材によって形成される直方体の側面部を
    成す部位の少なくとも一部に側面部材及び骨格部材より
    も薄肉厚又は低密度の板材を張設した ことを特徴とする
    無人ヘリコプタ。
  2. 【請求項2】 前記骨格部材の長手方向中間部に、略矩
    形の中間部材を前記側面部材に対して略平行に固定し、
    該中間部材と側面部材及び骨格部材の少なくとも1つに
    ブラケットを介して前記パワーユニットを支持せしめた
    ことを特徴とする請求項記載の無人ヘリコプタ。
  3. 【請求項3】 前記一対の側面部材の少なくとも一方に
    前記電装品が挿通可能な開口部を形成し、該開口部を塞
    ぐ蓋部材の裏面部に予め電装品を固定し、固定された電
    装品を前記側面部材に形成された開口部に挿通して蓋部
    材を側面部材に固定することを特徴とする請求項1又は
    記載の無人ヘリコプタ。
  4. 【請求項4】 前記箱形フレームの側面部の少なくとも
    一部に前記電装品が挿通可能な開口部を形成し、該開口
    部を塞ぐ蓋部材の裏面部に予め電装品を固定し、固定さ
    れた電装品を前記開口部に挿通して蓋部材を側面部材と
    中間部材及び骨格部材の少なくとも1つに固定すること
    を特徴とする請求項1又は2記載の無人ヘリコプタ。
  5. 【請求項5】 前記開口部を機体後方に向かって開口せ
    しめ、該開口部に対向して前記テールボディを配設した
    ことを特徴とする請求項記載の無人ヘリコプタ。
  6. 【請求項6】 前記開口部を箱形フレーム前部において
    下方に向かって開口せしめたことを特徴とする請求項
    記載の無人ヘリコプタ。
  7. 【請求項7】 前記一対の側面部材及び中間部材は、同
    一の鋳造型で成形された素材を所定の形状に追加工して
    製造されることを特徴とする請求項2〜5又は6記載の
    無人ヘリコプタ。
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