JP3383701B2 - 樹脂封入成形用金型 - Google Patents

樹脂封入成形用金型

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JP3383701B2
JP3383701B2 JP03551594A JP3551594A JP3383701B2 JP 3383701 B2 JP3383701 B2 JP 3383701B2 JP 03551594 A JP03551594 A JP 03551594A JP 3551594 A JP3551594 A JP 3551594A JP 3383701 B2 JP3383701 B2 JP 3383701B2
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/26Moulds
    • B29C45/27Sprue channels ; Runner channels or runner nozzles
    • B29C45/2701Details not specific to hot or cold runner channels
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/02Transfer moulding, i.e. transferring the required volume of moulding material by a plunger from a "shot" cavity into a mould cavity

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体素子、各種の電
気部品等の小型電気素子を熱硬化性樹脂によって封入成
形する際に使用される樹脂封入用金型に関する。
【0002】
【従来の技術】従来例の樹脂封入用金型を図4に基づい
て説明する。
【0003】図4(a)は、樹脂封入用金型の下型板5
0の平面図を示す。下型板50の中央には、センタープ
レート41があり、このセンタープレート41には、カ
ル部42と第1ランナー43と第2ランナー44とがあ
る。前記センタープレート41の前記第2ランナー44
の出口には、インサート部49に設けられた第3ランナ
ー46のランナー入口45がある。前記インサート部4
9の前記第3ランナー46には、ゲート部47とパッケ
ージ部48とが設けられている。
【0004】図4(b)は、図4(a)の下型板50の
イ−イ断面を示し、中心から左側は、前記カル部42の
断面、右側は、前記第2ランナー44と前記第3ランナ
ー46の断面である。 図4(c)は、樹脂封入用金型
の使用状態を示す。図示していないプレス機の固定側
に、上型板Dが固定され、その中央位置に、挿入した封
入樹脂Aを加熱するポットCがセットされ、プランジャ
ーBが、前記ポットC内で加熱された封入樹脂Aを押し
出すようになっている。
【0005】下型板50は、図示していないプレス機の
上下可動部に取付けられ、前記センタープレート41の
カル部42が、丁度、前記ポットCの位置に一致するよ
うにして、上下移動し、前記上型板Dに押しつけられて
前記封入樹脂Aを注入・成形され、成形後に、前記上型
板Dから離れて、成形された製品が、下型板50のパッ
ケージ部48から離型される。
【0006】図4(d)は、前記第1ランナー43のロ
−ロ断面、前記第2ランナー44のハ−ハ断面、前記第
3ランナー46のニ−ニ断面を示す。
【0007】次に、従来例の動作を図4に基づいて説明
する。
【0008】始めは、図4(c)において、下型板50
が、上方に移動し、センタープレート41のカル部42
が、丁度、ポットCの位置に一致するようにして、上型
板Dに押しつけられている。先ず、ポットCが空の状態
で、プランジャーBが上方に上がり、上型板Dと下型板
50とが、図示していない内蔵ヒータによって熱硬化性
樹脂の硬化温度に加熱される。
【0009】次いで、前工程で予備加熱されたブロック
状の封入樹脂AがポットCに挿入され、予め温度上昇し
ているプランジャーBが下降して前記封入樹脂Aに予備
圧力をかける。ポットCとプランジャーBとカル部42
からの熱伝動によって、前記封入樹脂Aが加熱され溶融
状態になると、プランジャーBが注入圧力を溶融状態の
封入樹脂Aに加え、封入樹脂Aをカル部から各第1ラン
ナー43に均等に押し出す。
【0010】押し出された溶融状態の封入樹脂Aは、第
1ランナー43、第2ランナー44、第3ランナー46
を経て、パッケージ部48に充填され、充填された封入
樹脂は熱硬化を開始し、所定硬化時間を経過後、下型板
50が、下方に移動し、成形・硬化された製品が、パッ
ケージ部48から取り出される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来例
の構成では、ポットCとプランジャーBとカル部42か
らの熱伝動で封入樹脂Aを加熱するので、熱伝導率が小
さい封入樹脂Aが注入可能な粘度になるまで温度上昇す
るのに時間が長くかかり、封入作業のタクトが長くなる
という問題点がある。
【0012】又、封入温度に加熱された封入樹脂は、粘
度が小さくなり流動性が良くなるが、やがて、硬化が始
まり、粘度が上昇し、流動性が低下する。この流動性が
良い状態で封入するのが望ましいが、生産性を向上する
ために、パッケージ部48を多くして多数の小型電気素
子を同時に封入しようとすると、第1ランナー43、第
2ランナー44、第3ランナー46が長くなり、長いラ
ンナー中で樹脂の硬化が始まってしまうのを防止するた
めに、長いランナーの断面積を大きくしランナー通過時
間を短くすることが必要になり、長くて断面積が大きい
ランナー中に残る封入樹脂が多くなり、樹脂の利用率が
低下するという問題点がある。
【0013】そして、断面積を大きくして樹脂のランナ
ー通過時間を短くすると、樹脂は、前記カル部42と第
1〜第3ランナー43、44、46からの熱が中心部ま
で伝わらない状態で素通りし、ランナー内の封入樹脂の
流れの外面部と中心部とに温度差が発生し、封入時に必
要な均質性が得られないので、封入された製品の封入樹
脂の特性が悪く、ボイドや未充填部が発生し易いという
問題点がある。
【0014】本発明は、上記の問題点を解決し、封入樹
脂の流れの各部の温度を均一化し、封入作業のタクトを
短縮し、ボイドや未充填部の発生が無い樹脂封入成形用
金型を提供することを課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の樹脂封入成形用
金型は、上記の課題を解決するために、電気素子封入
樹脂封入・成形する複数のパッケージ部と、封入樹脂
を加熱するポットと、前記ポット内の封入樹脂を押し出
すプランジャーと、前記ポットから押し出される封入樹
脂を前記複数のパッケージ部に供給するランナーと、前
記ポットの底部に位置し前記ポットから押し出される封
入樹脂を前記各ランナーに均一に供給するカル部とを有
する樹脂封入成形用金型において、前記ランナーにラン
ナー内壁面からランナー内の封入樹脂の流れの中心部に
向かう縦襞を封入樹脂の流れの方向に設けることを特徴
とする。
【0016】又、本発明の樹脂封入成形用金型は、上記
の課題を解決するために、ポットから押し出される封入
樹脂を各ランナーに均一に供給するカル部の底面に、前
記封入樹脂の流れに対する金型の接触面積を広くする同
心円状の凹部・凸部を設けることが好適である。
【0017】又、本発明の樹脂封入成形用金型は、上記
の課題を解決するために、ポットから押し出される封入
樹脂を各ランナーに均一に供給するカル部の底面に、前
記封入樹脂の流れに対する金型の接触面積を広くする放
射線状の縦襞を設けることが好適である。
【0018】
【作用】本発明の樹脂封入成形用金型は、ランナーにラ
ンナー内壁面からランナー内の封入樹脂の流れの中心部
に向かう縦襞を封入樹脂の流れの方向に設けているの
で、金型の熱が、ランナー内を通過する封入樹脂の流れ
の中心部にまで直接に伝わり、封入樹脂の流れの外側か
ら中心部までの温度差が小さくなり、樹脂の封入特性が
均一になり、パッケージ部への封入が均一に行われ、封
入された樹脂の均一性が良くなる。
【0019】又、粘度が低下して流動性が向上するの
で、プランジャーの押し出し開始時の封入樹脂温度を低
くすることができ、ポット内での封入樹脂の必要加熱時
間が短くなり、プランジャーの圧力を上げることなく、
封入タクトを短縮でき、且つ、ボイドや未充填の発生が
無くなる。
【0020】更に、ランナー内での流動性が良くなるの
で、ランナーの断面積を小さくすることができ、成形後
にランナー内に残る樹脂量が少なくなり樹脂の利用率を
大幅に向上できる。
【0021】又、本発明の樹脂封入成形用金型は、ポッ
トから押し出される封入樹脂を各ランナーに均一に供給
するカル部の底面に、前記封入樹脂の流れに対する金型
の接触面積を広くする同心円状の凹部・凸部を設けてい
るので、プランジャーで押し出される樹脂がカル部の底
面からランナーに流出する前に、金型からの熱を多く受
けることができ、プランジャーの押し出し開始時の封入
樹脂温度を低くすることができ、ポット内での封入樹脂
の加熱時間が短くなり、プランジャーの圧力を上げるこ
となく、封入タクトを短縮できる。
【0022】又、本発明の樹脂封入成形用金型は、金型
の熱が、通過する封入樹脂の外側から中心部にまで直接
に伝わり、封入樹脂の温度が均一になると共に平均温度
も上昇するので、粘度が低下して流動性が向上し、プラ
ンジャーの押し出し開始時の封入樹脂温度を低くするこ
とができ、ポット内での封入樹脂の加熱時間が短くな
り、プランジャーの圧力を上げることなく、封入タクト
を短縮でき、且つ、ボイドや未充填の発生が無くなる。
【0023】
【実施例】本発明の樹脂封入成形用金型の実施例を図1
〜図3に基づいて説明する。
【0024】第1実施例を図1に基づいて説明する。
【0025】図1(a)は、樹脂封入用金型の下型板1
0の平面図を示す。下型板10の中央には、センタープ
レート1があり、このセンタープレート1の中央部に
は、カル部2と第1ランナー3と第2ランナー4とがあ
る。前記センタープレート1の前記第2ランナー4の出
口には、インサート部9に設けられた第3ランナー6の
ランナー入口5がある。前記インサート部9の前記第3
ランナー6には、ゲート部7とパッケージ部8とが設け
られている。そして、本実施例の特徴として、前記第1
ランナー3と前記第2ランナー4と前記第3ランナー6
とには、夫々に、金型からの熱をランナーを流れる封入
樹脂の流れの中心部に直接に伝える縦襞3a、4a、6
aが樹脂の流れの方向に設けられている。
【0026】図1(b)は、図1(a)の下型板10の
イ−イ断面を示し、図1(c)は、図1(b)の一部拡
大図である。中心から左側は、前記カル部2の断面で、
前記第1ランナー3と前記縦襞3aが見えている。右側
は、前記第2ランナー4と前記第3ランナー6の断面
で、前記縦襞3aと4aとが見えている。
【0027】図1(d)は、前記第1ランナー3のロ−
ロ断面、前記第2ランナー4のハ−ハ断面、前記第3ラ
ンナー6のニ−ニ断面を示し、前記縦襞3aと4aと6
aとがある。
【0028】下型板10は、図示していないプレス機の
上下可動部に取付けられ、前記センタープレート1のカ
ル部2が、図4(c)に示すように、ポットCの位置に
一致するように上下移動し、上型板Dに押しつけられて
封入樹脂Aが封入・成形され、成形後に、上型板Dから
離れ、成形された製品(電気素子)が、下型板10のパ
ッケージ部8から離型される。
【0029】次に、本実施例の動作を図1、図4に基づ
いて説明する。
【0030】始めは、図4(c)において、下型板10
が、上方に移動し、センタープレート1のカル部2が、
丁度、ポットCの位置に一致するようにして、上型板D
に押しつけられている。先ず、ポットCが空の状態で、
プランジャーBが上方に上がり、上型板Dと下型板10
とが、図示していない内蔵ヒータによって熱硬化性樹脂
の硬化温度約180°Cに加熱される。
【0031】次いで、前工程で約70°Cに予備加熱さ
れたブロック状の封入樹脂AがポットCに挿入され、予
め温度上昇しているプランジャーBが下降して前記封入
樹脂Aに予備圧力をかける。ポットCとプランジャーB
とカル部2からの熱伝動によって、前記封入樹脂Aが加
熱され溶融状態になると、プランジャーBが注入圧力を
溶融状態の封入樹脂Aに加えて、封入樹脂Aをカル部か
ら各第1ランナー3に均等に押し出す。
【0032】押し出された溶融状態の封入樹脂Aは、第
1ランナー3、第2ランナー4、第3ランナー6を経
て、パッケージ部8に充填され、充填された封入樹脂
は熱硬化を開始し、所定硬化時間を経過後、下型板10
が、下方に移動し、成形・硬化された製品が、パッケー
ジ部8から取り出される。
【0033】この際、第1ランナー3、第2ランナー
4、第3ランナー6には、夫々に、前記縦襞3aと4a
と6aとがある。この縦襞は、ランナー中を流れる封入
樹脂の流れの断面の中央部に達しているので、金型の熱
がこの縦襞を通して封入樹脂の中央部まで達し易くな
り、封入樹脂の流れの外面部と中央部との温度差が無く
なり、封入樹脂の均一性が向上し、流動性も大きくなる
ので、各ランナーの断面積を従来例に比べて小さくして
も、パッケージ部8に対する供給量を確保できる。従っ
て、各ランナー内に残りロスとなる樹脂量が少なくな
り、樹脂利用率が、従来例に比べて数倍向上する。
【0034】又、ランナー内で、封入樹脂の流れの各部
の温度が均一化し、平均温度も上昇し、封入樹脂の均一
性が向上し、流動性も大きくなるので、プランジャーが
押し出し始める封入樹脂の温度を従来例より低くするこ
とができ、ポットC内の封入樹脂の温度上昇の待ち時間
が短くなり、封入作業のタクトを短縮できる。
【0035】又、封入樹脂の均一性が向上し、流動性も
大きいので、パッケージ部8に均一に封入することがで
き、封入樹脂の特性が均一化し、ボイドや未充填部の発
生が無くなる。
【0036】次に、第2実施例を図2、図4に基づいて
説明する。
【0037】図2に示す第2実施例は、カル部20以外
は、図1に示す第1実施例と同一なので、同じ部品には
同じ番号を付けて、説明を省略する。
【0038】図2(a)、(b)、(c)において、カ
ル部20の底の中央部に、凸部20aを設けている。こ
の凸部20aは、図4(c)に示す封入樹脂が、プラ
ンジャーBに押されて、第1ランナー3に押し出される
前に、金型からの熱を受ける接触面の面積を大きくし、
接触時間を長くする作用があるので、それだけ多くの熱
を受けることができる。これによって、前記第1実施例
の作用に加えて、ランナー内の封入樹脂の温度を高く
し、流動性を向上することができる。
【0039】次に、第3実施例を図3、図4に基づいて
説明する。
【0040】図3に示す第3実施例は、カル部30以外
は、図1に示す第1実施例と同一なので、同じ部品には
同じ番号を付けて、説明を省略する。
【0041】図3(a)、(b)、(c)において、カ
ル部30の底の中央部に、同心円状の凸部30aと縦襞
部30bと内凹部30cと外凹部30dとを設けてい
る。これらの凸部30a、縦襞部30b、内凹部30
c、外凹部30dは、図4(c)に示す封入樹脂Cが、
プランジャーBに押されて、各第1ランナー3に押し出
される前に、金型からの熱を受ける接触面の面積を極め
て大きくし、接触時間を長くする作用があり、第1、第
2実施例の作用に加えて、ランナー内の封入樹脂の温度
を高くし、流動性を向上することができる。
【0042】上記の実施例で示した、縦襞や凸部や凹部
は、各ランナーへの封入樹脂の供給量を均一にし、通過
する封入樹脂に金型からの熱が伝わり易くすることがで
きれば、その形状の設計は自由である。
【0043】
【発明の効果】本発明の樹脂封入成形用金型は、ランナ
ーに縦襞を設けることにより、金型の熱が、ランナー内
を通過する封入樹脂の流れの中心部にまで直接に伝わ
り、封入樹脂の流れの外側から中心部までの温度差が小
さくなり、樹脂の封入特性が均一になり、パッケージ部
への封入が均一に行われ、封入された樹脂の均一性が良
くなる。又、粘度が低下して流動性が向上するので、プ
ランジャーの押し出し開始時の封入樹脂温度を低くする
ことができ、ポット内での封入樹脂の必要加熱時間が短
くなり、プランジャーの圧力を上げることなく、封入タ
クトを短縮でき、且つ、ボイドや未充填の発生が無くな
るという効果を奏する。
【0044】更に、ランナー内での流動性が良くなるの
で、ランナーの断面積を小さくすることができ、成形後
にランナー内に残る樹脂量が少なくなり樹脂の利用率を
大幅に向上できるという効果を奏する。
【0045】又、本発明の樹脂封入成形用金型は、カル
部の底面に樹脂との接触面積を広くする凸部を設けるこ
とにより、プランジャーで押し出される樹脂がカル部の
底面からランナーに流出する前に、金型からの熱を多く
受けることができ、プランジャーの押し出し開始時の封
入樹脂温度を低くすることができ、ポット内での封入樹
脂の加熱時間が短くなり、プランジャーの圧力を上げる
ことなく、封入タクトを短縮できるという効果を奏す
る。
【0046】又、本発明の樹脂封入成形用金型は、カル
部の底面に樹脂との接触面積を広くする縦襞部と凸部、
凹部を設けることにより、金型の熱が、通過する封入樹
脂の外側から中心部にまで直接に伝わり、封入樹脂の温
度が均一になると共に平均温度も上昇するので、粘度が
低下して流動性が向上し、プランジャーの押し出し開始
時の封入樹脂温度を低くすることができ、ポット内での
封入樹脂の加熱時間が短くなり、プランジャーの圧力を
上げることなく、封入タクトを短縮でき、且つ、ボイド
や未充填の発生が無くなるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の平面図と主要部の断面図
である。
【図2】本発明の第2実施例の平面図と主要部の断面図
である。
【図3】本発明の第3実施例の平面図と主要部の断面図
である。
【図4】従来例の平面図と主要部の断面図である。
【符号の説明】
1 センタープレート 2 カル部 3 第1ランナー 3a 縦襞 4 第2ランナー 4a 縦襞 5 ランナー入口 6 第3ランナー 6a 縦襞 7 ゲート部 8 パッケージ部 9 インサート部 10 下型板 20 カル部 20a 凸部 30 カル部 30a 凸部 30b 縦襞部 30c 凹部 30d 凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−274910(JP,A) 特開 昭62−30013(JP,A) 特開 平4−147814(JP,A) 特開 平7−96536(JP,A) 実開 昭49−29859(JP,U) 実開 昭61−180712(JP,U) 実開 昭62−178118(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/00 - 45/84 H01L 21/56

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気素子封入樹脂封入・成形する複
    数のパッケージ部と、封入樹脂を加熱するポットと、前
    記ポット内の封入樹脂を押し出すプランジャーと、前記
    ポットから押し出される封入樹脂を前記複数のパッケー
    ジ部に供給するランナーと、前記ポットの底部に位置し
    前記ポットから押し出される封入樹脂を前記各ランナー
    に均一に供給するカル部とを有する樹脂封入成形用金型
    において、前記ランナーにランナー内壁面からランナー
    内の封入樹脂の流れの中心部に向かう縦襞を封入樹脂の
    流れの方向に設けることを特徴とする樹脂封入成形用金
    型。
  2. 【請求項2】 ポットから押し出される封入樹脂を各ラ
    ンナーに均一に供給するカル部の底面に、前記封入樹脂
    の流れに対する金型の接触面積を広くする同心円状の凹
    部・凸部を設ける請求項1に記載の樹脂封入成形用金
    型。
  3. 【請求項3】 ポットから押し出される封入樹脂を各ラ
    ンナーに均一に供給するカル部の底面に、前記封入樹脂
    の流れに対する金型の接触面積を広くする放射線状の縦
    襞を設ける請求項1に記載の樹脂封入成形用金型。
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