JP3383525B2 - プレス機及びプレス加工方法 - Google Patents

プレス機及びプレス加工方法

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JP3383525B2 JP27043796A JP27043796A JP3383525B2 JP 3383525 B2 JP3383525 B2 JP 3383525B2 JP 27043796 A JP27043796 A JP 27043796A JP 27043796 A JP27043796 A JP 27043796A JP 3383525 B2 JP3383525 B2 JP 3383525B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばドロー加工
に引続いてトリミング加工、カーリング加工を行うよう
なプレス成形において、設備費用、要員の削減を図り、
作業効率を向上させるための改良技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば車両の車体フレーム等を製
造する際、例えば図3に示すように、所定形状で切出し
たブランク材をドロー成形型51aを搭載したプレス機
51によって所望の形状に成形し、トリミング型52a
を搭載したプレス機52で余分な部分をカットした後、
カーリング型53aを搭載したプレス機53によって周
縁部等をカーリング成形する等の各プレス成形工程を経
て製造している。
【0003】このような各成形金型51a〜53aは、
それぞれのプレス機51〜53に搭載され、例えばカー
リング型53aを代表にして説明すると、図4に示すよ
うに、プレス機53のボルスター54上のカーリング型
53aの型中心Oと機械中心(プレス中心)Pが一致す
るよう配置される。またこのプレス機のクッション機構
55は、不図示のブランクホルダ等から下方に延出する
クッションピン56が、プレス機のベッド部57に内装
される空圧式又は空油圧式ダイクッション58で支持さ
れており、このようなクッションピン56は、プレス圧
をほぼ均等に受けて同一のストローク長で降下するよう
に配置されている。尚、図中、60はスライダ、61は
上型、62は下型、63はダイプレート、64はガイド
ピン、65はピアスパンチである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な各プレス成形工程では、合計3台分のプレス機に応じ
る設備投資、設備運用費用が必要であり、また例えば1
台のプレス機に2名の要員が必要であると仮定すると、
合計6名の要員が必要になるが、このような設備の投資
効率と要員の投資効率をもっと有効に出来れば好ましか
った。
【0005】そこで、本発明は、一連のプレス成形工程
の設備費用の削減と要員の削減を図り、同時に作業効率
の向上を図ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、請求項1において、1台のプレス機のボルス
ター上に複数の成形金型の各固定型を搭載し、このプレ
ス機のスライドに各成形金型の可動型を取付けて同時に
上下動させるようにし、クッションシリンダ又はクッシ
ョンスプリングのいずれか、又は両者を併用して周方向
に沿って配設したプレス機のクッション機構を、各成形
金型内に組込むようにした。
【0007】このように1台のプレス機に複数の成形金
型を設け、スライドを上下動させて複数の成形金型で同
時にプレス加工する。そして、このように1台のプレス
機で複数の成形金型を駆動することで、設備運用費の削
減と要員の削減が図られ、同時に加工効率の向上が図ら
れる。
【0008】
【0009】ここで、従来のプレス機は、前述のように
機械中心(プレス中心)と型中心が一致させられるが、
本発明のように1台のプレス機に複数の成形金型を設け
ると、機械中心(プレス中心)と型中心を一致させるこ
とが出来ず、従来のクッション機構では、プレス精度が
極めて悪くなる等の不具合が生じる。すなわち、従来の
クッション機構には、上下長が比較的長いクッションピ
ン56を採用しているため、偏荷重がかかった際に各ク
ッションピン56の下端部に正確な荷重が伝達されにく
くなり、ブランクホルダ等が傾く度合いが大きくなっ
て、プレス精度を悪化させる。
【0010】そこで、本発明では従来のようにプレス機
のベッド部にダイクッションを内蔵することなく、各成
形金型内に内蔵することで、クッション機構の上下長さ
を短くし、偏荷重がかかっても悪影響が出ないようにす
る。
【0011】また、クッション機構を、クッションシリ
ンダ又はクッションスプリングのいずれか、又は両者を
併用して周方向に沿って配設して構成した。そして、こ
のような支持方式にすることで、安価で且つ簡易な構成
となり、設備費用の削減が図られる。
【0012】そして請求項2では、プレスラインにおい
てワークに順次プレス加工を施すようにしたプレス加工
方法において、クッションシリンダ又はクッションスプ
リングのいずれか、又は両者を併用して周方向に沿って
配設したプレス機のクッション機構を、各成形金型内に
組込み、任意の組合わせの複数のプレス加工を同一のプ
レス機で同時に行うようにした。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について添付
した図面に基づき説明する。ここで図1は本発明のプレ
スラインの説明図、図2は本発明のプレス機の1例を示
す構成例図である。
【0014】本発明のプレス機は、例えばドロー成形に
よって所定の形状に成形したワークをトリミング成形し
た後、カーリング成形するようなプレス成形工程におい
て、トリミング成形とカーリング成形を集約して同時に
加工出来るようにしたものであり、図1に示すように、
ドロー成形型3を搭載したプレス圧400Tonのプレス
機1によってドロー成形した後、プレス圧400Tonの
プレス機2によってトリミング成形とカーリング成形を
同時に行うようにしている。
【0015】すなわちこのプレス機2には、図2に示す
ように、ボルスター4上にトリミング型6とカーリング
型7の各下型6a、7aを搭載する一方、各上型6b、
7bをプレス機2のスライド5に取付け、不図示の駆動
源でスライド5を上下動させることで、各上型6b、7
bを同時にプレス作動させるようにしている。
【0016】因みに、従来のトリミング型52a(図
3)は、プレス圧300Tonのプレス機52(図3)に
搭載されるとともに、カーリング型53a(図3)は、
プレス圧200Tonのプレス機53(図3)に搭載さ
れ、それぞれ別個に駆動され成形されていたものであ
る。
【0017】また、本発明のプレス機2に搭載されたト
リミング型6とカーリング型7には、それぞれのブラン
クホルダ等を支持するクッション機構8が型内に組込ま
れている。これは、複数の型6、7を搭載したプレス機
2では、機械中心(プレス中心)Pと型中心Oを合せる
ことが出来ず、従来型のベッド部にダイクッションを設
ける方式では、偏荷重によってプレス精度が低下するた
め、クッション機構8として新機構を採用したものであ
る。
【0018】すなわち、例えば図2のカーリング型7を
代表にして説明すると、ダイプレート10と不図示のブ
ランクホルダ等の間に、シリンダタイプの複数のクッシ
ョンシリンダ11及びスプリングタイプのクッションス
プリング12を周方向に沿って合計13ヵ所に配設し、
例えばコーナ部4ヵ所をクッションシリンダ11とし、
その他の9ヵ所をクッションスプリング12にするよう
にしている。
【0019】そしてこれらクッションシリンダ11及び
クッションスプリング12の上下のストローク長は従来
のクッションピン等に比較して短くし、偏荷重がかかっ
た場合でも、ブランクホルダ等の傾きが少なくなるよう
にしている。
【0020】このようなプレス機2において、ドロー成
形が終えたワークをトリミング型6にセットするととも
に、トリミング成形が終えたワークをカーリング型7に
セットし、スライド5を降下させてトリミング型6とカ
ーリング型7によってトリミング成形とカーリング成形
を同時に行う。この際、各型6、7のクッション機構8
によって、偏荷重によるプレス精度の低下を抑制するこ
とが出来、加工精度が保持される。
【0021】また、このように複数の成形型6、7を同
一の駆動源でプレス作動させ加工することで、設備運用
費用を削減することが出来るのみならず、作業効率の向
上が図られる、同時に人員の削減が図られる。
【0022】因みに、このようなトリミング型6とカー
リング型7を搭載したプレス機2の設備投資、運用費用
は、従来に較べて約76%程度となり、また設備スペー
スも削減されるとともに、人員の投資も従来に対して約
67%程度に削減することが出来るようになった。尚、
1台のプレス機に搭載する型は、トリミング型6とカー
リング型7以外の成形型の組合わせであっても良く、ま
たクッション機構の組合わせ等な任意であることはいう
までもない。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明のプレス機は、1台
のプレス機のボルスター上に複数の成形金型の各固定型
を搭載し、このプレス機のスライドに各成形金型の可動
型を取付けて同時に上下動させるようにしたため、設備
費用の削減と要員の削減が図られると同時に、加工効率
の向上を図ることが出来る。また、クッションシリンダ
又はクッションスプリングのいずれか、又は両者を併用
して周方向に沿って配設したプレス機のクッション機構
を、各成形金型内に組込んだので、偏荷重がかかっても
加工精度の低下等の悪影響がなく、精度良く加工出来
る。またクッション機構を、クッションシリンダ又はク
ッションスプリングのいずれか、又は両者の併用にした
ので、安価で且つ簡易な構成となり、設備費用の削減が
図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプレスラインの説明図
【図2】本発明のプレス機の1例を示す構成例図
【図3】従来のプレスラインの説明図
【図4】従来のカーリング成形型を示し、(A)は下型
の平面図、(B)は金型の縦断面図
【符号の説明】
2…プレス機、4…ボルスター、5…スライド、6…ト
リミング型、7…カーリング型、8…クッション機構、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B21D 24/02 B21D 24/02 A B B30B 13/00 B30B 13/00 A (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B30B 15/02 B21D 22/20 B21D 22/26 B21D 24/02 B30B 13/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1台のプレス機のボルスター上に複数の
    成形金型の各固定型を搭載し、このプレス機のスライド
    に各成形金型の可動型を取付けて同時に上下動させるよ
    うにしたプレス機において、クッションシリンダ又はク
    ッションスプリングのいずれか、又は両者を併用して周
    方向に沿って配設したプレス機のクッション機構を、各
    成形金型内に組込むことを特徴とするプレス機。
  2. 【請求項2】 プレスラインにおいてワークに順次プレ
    ス加工を施すようにしたプレス加工方法であって、クッ
    ションシリンダ又はクッションスプリングのいずれか、
    又は両者を併用して周方向に沿って配設したプレス機の
    クッション機構を、各成形金型内に組込み、任意の組合
    わせの複数のプレス加工を同一のプレス機で同時に行う
    ようにしたことを特徴とするプレス加工方法。
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