JP3382779B2 - テレビ受像機 - Google Patents
テレビ受像機Info
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、陰極線管を使用し
て構成されそのＣＲＴ管面上に画像を表示するテレビ受
像機に関するものである。
て構成されそのＣＲＴ管面上に画像を表示するテレビ受
像機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、テレビ放送などにおける画像を大
画面上で視聴するため、陰極線管（以下、ＣＲＴと略称
する）を使用して構成されそのＣＲＴ管面上に画像を表
示するテレビ受像機であって、そのＣＲＴ管面上の画像
を、視聴者が実際に見る画面となるスクリーン面に対し
て拡大投射し、そのスクリーン面上に拡大画像を再表示
する投射型テレビ受像機が利用されるようになってきて
いる。
画面上で視聴するため、陰極線管（以下、ＣＲＴと略称
する）を使用して構成されそのＣＲＴ管面上に画像を表
示するテレビ受像機であって、そのＣＲＴ管面上の画像
を、視聴者が実際に見る画面となるスクリーン面に対し
て拡大投射し、そのスクリーン面上に拡大画像を再表示
する投射型テレビ受像機が利用されるようになってきて
いる。
【０００３】また、従来のテレビ受像機では、一般に、
ＹＣ分離からの輝度信号出力を検出して、この出力信号
に基づいて、画面上に表示される画像の輝度を制御して
いる。
ＹＣ分離からの輝度信号出力を検出して、この出力信号
に基づいて、画面上に表示される画像の輝度を制御して
いる。
【０００４】このような投射型テレビ受像機において
は、従来、スクリーン画面上への拡大投影による輝度低
下を補うために、ＣＲＴ管面を画面としてそのＣＲＴ管
面上に表示されている画像を直接見る直視型テレビ受像
機に比べ、高輝度化されたＣＲＴを使用し、さらにＣＲ
Ｔのビーム電流を大きく設定している。
は、従来、スクリーン画面上への拡大投影による輝度低
下を補うために、ＣＲＴ管面を画面としてそのＣＲＴ管
面上に表示されている画像を直接見る直視型テレビ受像
機に比べ、高輝度化されたＣＲＴを使用し、さらにＣＲ
Ｔのビーム電流を大きく設定している。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来のテレビ受像機では、画面上の表示画像の全体
が静止状態である静止画を長時間受像すると、ＣＲＴ管
面上に静止画の焼付けが発生し、その焼付けが他の映像
を受像していても残像として認識され、映像が見苦しく
なるという問題点を有していた。
うな従来のテレビ受像機では、画面上の表示画像の全体
が静止状態である静止画を長時間受像すると、ＣＲＴ管
面上に静止画の焼付けが発生し、その焼付けが他の映像
を受像していても残像として認識され、映像が見苦しく
なるという問題点を有していた。
【０００６】これらの状態は、特に投射型テレビ受像機
の場合に、スクリーン画面上での画像の輝度を上げるた
めに上記のような直視型テレビ受像機に比べＣＲＴのビ
ーム電流を大きくしているため、より重大な問題点とな
る。
の場合に、スクリーン画面上での画像の輝度を上げるた
めに上記のような直視型テレビ受像機に比べＣＲＴのビ
ーム電流を大きくしているため、より重大な問題点とな
る。
【０００７】本発明は、上記の問題点を解決するもの
で、静止画を長時間受像する際にも、従来のＹＣ分離か
らの輝度信号出力を検出する方法に比べて輝度を向上す
ることができるにもかかわらず、その静止画のＣＲＴ管
面上への焼付けを防止することができるテレビ受像機を
提供する。
で、静止画を長時間受像する際にも、従来のＹＣ分離か
らの輝度信号出力を検出する方法に比べて輝度を向上す
ることができるにもかかわらず、その静止画のＣＲＴ管
面上への焼付けを防止することができるテレビ受像機を
提供する。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のテレビ受像機は、静止画が所定時間以上連
続するときまたは静止画および画面上の表示画像の一部
に静止部分が存在する動画が所定時間以上連続するとき
に、従来のようにＣＲＴ管面の焼付けを防止するため映
像信号レベルまたは、ＣＲＴのビーム電流とは無関係に
ＹＣ分離からの輝度信号出力を所定の値に下げるのでは
なく、赤、青、緑の各々について、陰極線管のビーム電
流または原色信号レベルをそれぞれ検出して、静止画の
表示状態または静止画および静止部分が存在する動画の
表示状態で且つＣＲＴ管面の焼付けの危険がある場合に
のみ、陰極線管のビーム電流または原色信号レベルを低
下させるように構成する。
に、本発明のテレビ受像機は、静止画が所定時間以上連
続するときまたは静止画および画面上の表示画像の一部
に静止部分が存在する動画が所定時間以上連続するとき
に、従来のようにＣＲＴ管面の焼付けを防止するため映
像信号レベルまたは、ＣＲＴのビーム電流とは無関係に
ＹＣ分離からの輝度信号出力を所定の値に下げるのでは
なく、赤、青、緑の各々について、陰極線管のビーム電
流または原色信号レベルをそれぞれ検出して、静止画の
表示状態または静止画および静止部分が存在する動画の
表示状態で且つＣＲＴ管面の焼付けの危険がある場合に
のみ、陰極線管のビーム電流または原色信号レベルを低
下させるように構成する。
【０００９】この構成により、静止画を長時間受像する
場合または静止画および画面上の表示画像の一部に静止
部分が存在する動画を長時間受像する場合にも、従来の
ＹＣ分離からの輝度信号出力をフレーム間比較すること
により静止画部を検出し、その情報のみにより輝度レベ
ルを低下させる方法に比べて、輝度レベルを低下させる
モードを減らすことができるにもかかわらず、ＣＲＴ管
面の焼付けを防止することができる。
場合または静止画および画面上の表示画像の一部に静止
部分が存在する動画を長時間受像する場合にも、従来の
ＹＣ分離からの輝度信号出力をフレーム間比較すること
により静止画部を検出し、その情報のみにより輝度レベ
ルを低下させる方法に比べて、輝度レベルを低下させる
モードを減らすことができるにもかかわらず、ＣＲＴ管
面の焼付けを防止することができる。
【００１０】
【発明の実施の形態】本発明の請求項１に記載のテレビ
受像機は、信号形態がアナログであるアナログ映像信号
からデジタル変換して得られたデジタル映像信号に対し
てＹＣ分離処理した信号と前記アナログ映像信号とに基
づいて、陰極線管のＣＲＴ管面上に画像を表示するテレ
ビ受像機において、前記デジタル映像信号のフレーム間
での比較により画像の動きを検出する動き検出手段と、
前記デジタル映像信号からレーザーディスクの静止状態
を検出するＬＤスチル検出手段と、前記アナログ映像信
号から同期信号を分離する同期分離手段と、前記陰極線
管のビーム電流を検出するビーム電流検出手段と、前記
ビーム電流検出手段で検出したビーム電流のピーク値を
順次電圧値に変換し、その電圧値を１フレーム期間ホー
ルドするホールド手段と、前記ホールド手段がホールド
中の電圧値と予め設定された所定の基準電圧値とを比較
し、前記ホールド手段の電圧値における前記基準電圧値
以上の部分を出力する比較手段と、前記動き検出手段お
よびＬＤスチル検出手段および同期分離手段の各検出結
果と前記比較手段の比較結果とに基づいて検出された静
止画の表示状態で且つＣＲＴ管面の焼付けの危険がある
状態が、予め設定された所定時間以上連続していること
を検出する時間検出手段と、前記時間検出手段が検出し
た静止画の表示状態で且つＣＲＴ管面の焼付けの危険が
ある状態の連続期間中、前記陰極線管のビーム電流を前
記基準電圧値に対応する基準電流値まで徐々に減少させ
る輝度コントロール手段とを備えた構成とする。
受像機は、信号形態がアナログであるアナログ映像信号
からデジタル変換して得られたデジタル映像信号に対し
てＹＣ分離処理した信号と前記アナログ映像信号とに基
づいて、陰極線管のＣＲＴ管面上に画像を表示するテレ
ビ受像機において、前記デジタル映像信号のフレーム間
での比較により画像の動きを検出する動き検出手段と、
前記デジタル映像信号からレーザーディスクの静止状態
を検出するＬＤスチル検出手段と、前記アナログ映像信
号から同期信号を分離する同期分離手段と、前記陰極線
管のビーム電流を検出するビーム電流検出手段と、前記
ビーム電流検出手段で検出したビーム電流のピーク値を
順次電圧値に変換し、その電圧値を１フレーム期間ホー
ルドするホールド手段と、前記ホールド手段がホールド
中の電圧値と予め設定された所定の基準電圧値とを比較
し、前記ホールド手段の電圧値における前記基準電圧値
以上の部分を出力する比較手段と、前記動き検出手段お
よびＬＤスチル検出手段および同期分離手段の各検出結
果と前記比較手段の比較結果とに基づいて検出された静
止画の表示状態で且つＣＲＴ管面の焼付けの危険がある
状態が、予め設定された所定時間以上連続していること
を検出する時間検出手段と、前記時間検出手段が検出し
た静止画の表示状態で且つＣＲＴ管面の焼付けの危険が
ある状態の連続期間中、前記陰極線管のビーム電流を前
記基準電圧値に対応する基準電流値まで徐々に減少させ
る輝度コントロール手段とを備えた構成とする。
【００１１】請求項２に記載のテレビ受像機は、信号形
態がアナログであるアナログ映像信号からデジタル変換
して得られたデジタル映像信号に対してＹＣ分離処理し
た信号と前記アナログ映像信号とに基づいて、陰極線管
のＣＲＴ管面上に画像を表示するテレビ受像機におい
て、前記デジタル映像信号のフレーム間での比較により
画像の動きを検出する動き検出手段と、前記デジタル映
像信号からレーザーディスクの静止状態を検出するＬＤ
スチル検出手段と、前記アナログ映像信号から同期信号
を分離する同期分離手段と、前記ＣＲＴ管面上の表示画
像の輝度が予め設定された基準値以上の場合に、前記Ｙ
Ｃ分離処理した信号に基づく原色信号における予め設定
された所定レベル以上の部分を検出する原色信号レベル
検出手段と、前記動き検出手段とＬＤスチル検出手段と
同期分離手段と原色信号レベル検出手段との各検出結果
に基づいて、ＣＲＴ管面上の表示画像の一部が静止状態
で且つＣＲＴ管面が焼付けの危険がある状態であること
を順次検出し、その検出結果を１フレーム期間ホールド
するホールド手段と、前記ホールド手段のホールド期間
に基づいて、ＣＲＴ管面上の表示画像の一部が静止状態
で且つＣＲＴ管面が焼付けの危険がある状態が、所定時
間以上連続していることを検出する時間検出手段と、前
記時間検出手段が検出した表示画像の一部が静止状態で
且つＣＲＴ管面が焼付けの危険がある状態の連続期間
中、前記陰極線管のビーム電流を予め設定された所定の
基準電流値まで徐々に減少させる輝度コントロール手段
とを備えた構成とする。
態がアナログであるアナログ映像信号からデジタル変換
して得られたデジタル映像信号に対してＹＣ分離処理し
た信号と前記アナログ映像信号とに基づいて、陰極線管
のＣＲＴ管面上に画像を表示するテレビ受像機におい
て、前記デジタル映像信号のフレーム間での比較により
画像の動きを検出する動き検出手段と、前記デジタル映
像信号からレーザーディスクの静止状態を検出するＬＤ
スチル検出手段と、前記アナログ映像信号から同期信号
を分離する同期分離手段と、前記ＣＲＴ管面上の表示画
像の輝度が予め設定された基準値以上の場合に、前記Ｙ
Ｃ分離処理した信号に基づく原色信号における予め設定
された所定レベル以上の部分を検出する原色信号レベル
検出手段と、前記動き検出手段とＬＤスチル検出手段と
同期分離手段と原色信号レベル検出手段との各検出結果
に基づいて、ＣＲＴ管面上の表示画像の一部が静止状態
で且つＣＲＴ管面が焼付けの危険がある状態であること
を順次検出し、その検出結果を１フレーム期間ホールド
するホールド手段と、前記ホールド手段のホールド期間
に基づいて、ＣＲＴ管面上の表示画像の一部が静止状態
で且つＣＲＴ管面が焼付けの危険がある状態が、所定時
間以上連続していることを検出する時間検出手段と、前
記時間検出手段が検出した表示画像の一部が静止状態で
且つＣＲＴ管面が焼付けの危険がある状態の連続期間
中、前記陰極線管のビーム電流を予め設定された所定の
基準電流値まで徐々に減少させる輝度コントロール手段
とを備えた構成とする。
【００１２】請求項３に記載のテレビ受像機は、請求項
１または請求項２に記載の時間検出手段と輝度コントロ
ール手段とを、マイクロコンピュータによりソフトウエ
ア制御可能とし、陰極線管のビーム電流を減少させ始め
るまでの静止画連続時間と、陰極線管のビーム電流の基
準電流値までの減少度合いとを、ユーザーのリモコン操
作により設定可能に構成する。
１または請求項２に記載の時間検出手段と輝度コントロ
ール手段とを、マイクロコンピュータによりソフトウエ
ア制御可能とし、陰極線管のビーム電流を減少させ始め
るまでの静止画連続時間と、陰極線管のビーム電流の基
準電流値までの減少度合いとを、ユーザーのリモコン操
作により設定可能に構成する。
【００１３】請求項４に記載のテレビ受像機は、請求項
３に記載の輝度コントロール手段を、静止画の表示状態
で且つＣＲＴ管面の焼付けの危険がある状態が所定時間
以上連続した後に、それらの状態を外れた際に、陰極線
管のビーム電流の基準電流値までの減少動作を、徐々に
解除するよう構成する。
３に記載の輝度コントロール手段を、静止画の表示状態
で且つＣＲＴ管面の焼付けの危険がある状態が所定時間
以上連続した後に、それらの状態を外れた際に、陰極線
管のビーム電流の基準電流値までの減少動作を、徐々に
解除するよう構成する。
【００１４】請求項５に記載のテレビ受像機は、請求項
４に記載のテレビ受像機に請求項１および請求項２に記
載の各特徴を兼ね備えた構成とする。請求項１または請
求項３または請求項４の構成によると、静止画が所定時
間以上連続するときは、従来のようにＣＲＴ管面の焼付
けを防止するためＹＣ分離からの輝度信号出力を所定の
値に下げるのではなく、赤、青、緑の各々の陰極線管の
ビーム電流をそれぞれ検出して、静止画の表示状態で且
つＣＲＴ管面の焼付けの危険がある場合にのみ陰極線管
のビーム電流を低下させる。
４に記載のテレビ受像機に請求項１および請求項２に記
載の各特徴を兼ね備えた構成とする。請求項１または請
求項３または請求項４の構成によると、静止画が所定時
間以上連続するときは、従来のようにＣＲＴ管面の焼付
けを防止するためＹＣ分離からの輝度信号出力を所定の
値に下げるのではなく、赤、青、緑の各々の陰極線管の
ビーム電流をそれぞれ検出して、静止画の表示状態で且
つＣＲＴ管面の焼付けの危険がある場合にのみ陰極線管
のビーム電流を低下させる。
【００１５】請求項２または請求項３または請求項４の
構成によると、静止画および画面上の表示画像の一部に
静止部分が存在する動画が所定時間以上連続するとき
は、従来のようにＣＲＴ管面の焼付けを防止するためＹ
Ｃ分離からの輝度信号出力を所定の値に下げるのではな
く、赤、青、緑の各々の原色信号レベルをそれぞれ検出
して、静止画および静止部分が存在する動画の表示状態
で且つＣＲＴ管面の焼付けの危険がある場合にのみ原色
信号レベルを低下させる。
構成によると、静止画および画面上の表示画像の一部に
静止部分が存在する動画が所定時間以上連続するとき
は、従来のようにＣＲＴ管面の焼付けを防止するためＹ
Ｃ分離からの輝度信号出力を所定の値に下げるのではな
く、赤、青、緑の各々の原色信号レベルをそれぞれ検出
して、静止画および静止部分が存在する動画の表示状態
で且つＣＲＴ管面の焼付けの危険がある場合にのみ原色
信号レベルを低下させる。
【００１６】請求項５の構成によると、静止画が所定時
間以上連続するときまたは静止画および画面上の表示画
像の一部に静止部分が存在する動画が所定時間以上連続
するときは、従来のようにＣＲＴ管面の焼付けを防止す
るためＹＣ分離からの輝度信号出力を所定の値に下げる
のではなく、赤、青、緑の各々について、陰極線管のビ
ーム電流または原色信号レベルをそれぞれ検出して、静
止画の表示状態または静止画および静止部分が存在する
動画の表示状態で且つＣＲＴ管面の焼付けの危険がある
場合にのみ、陰極線管のビーム電流または原色信号レベ
ルを低下させる。
間以上連続するときまたは静止画および画面上の表示画
像の一部に静止部分が存在する動画が所定時間以上連続
するときは、従来のようにＣＲＴ管面の焼付けを防止す
るためＹＣ分離からの輝度信号出力を所定の値に下げる
のではなく、赤、青、緑の各々について、陰極線管のビ
ーム電流または原色信号レベルをそれぞれ検出して、静
止画の表示状態または静止画および静止部分が存在する
動画の表示状態で且つＣＲＴ管面の焼付けの危険がある
場合にのみ、陰極線管のビーム電流または原色信号レベ
ルを低下させる。
【００１７】以下、本発明の実施の形態を示すテレビ受
像機について、図面を参照しながら具体的に説明する。 （実施の形態１）本発明の実施の形態１のテレビ受像機
を説明する。
像機について、図面を参照しながら具体的に説明する。 （実施の形態１）本発明の実施の形態１のテレビ受像機
を説明する。
【００１８】図１は本実施の形態のテレビ受像機の部分
構成を示したものである。図１において、アナログビデ
オ信号ＳＶをアナログデジタル変換回路（Ａ／Ｄ変換回
路）１及び同期分離手段としての同期分離回路３に入力
する。アナログデジタル変換回路１でデジタル信号に変
換されたビデオ信号は、フレームメモリ回路および所定
のタイミングを発生するタイミングジェネレータおよび
ラインメモリを内蔵したＹＣ分離処理回路とその他各種
制御回路とによって構成される動き適応型３次元ＹＣ分
離システム２に入力される。
構成を示したものである。図１において、アナログビデ
オ信号ＳＶをアナログデジタル変換回路（Ａ／Ｄ変換回
路）１及び同期分離手段としての同期分離回路３に入力
する。アナログデジタル変換回路１でデジタル信号に変
換されたビデオ信号は、フレームメモリ回路および所定
のタイミングを発生するタイミングジェネレータおよび
ラインメモリを内蔵したＹＣ分離処理回路とその他各種
制御回路とによって構成される動き適応型３次元ＹＣ分
離システム２に入力される。
【００１９】この動き適応型３次元ＹＣ分離システム２
には、ビデオ信号のフレーム間での比較により静止画を
検出する機能を有する動き検出手段としての静止画検出
部２ａと、レーザーディスク（一般にＬＤと略称する）
のスチル状態を検出する機能を有するＬＤスチル検出手
段としてのＬＤスチル検出部２ｂとがあり、それぞれ、
静止画時に検出出力Ｈｉになる信号と、レーザーディス
クスチル時に検出出力Ｈｉになる信号とを出力する。そ
れぞれの検出出力は、ＯＲ回路４によって１つの信号に
まとめられる。
には、ビデオ信号のフレーム間での比較により静止画を
検出する機能を有する動き検出手段としての静止画検出
部２ａと、レーザーディスク（一般にＬＤと略称する）
のスチル状態を検出する機能を有するＬＤスチル検出手
段としてのＬＤスチル検出部２ｂとがあり、それぞれ、
静止画時に検出出力Ｈｉになる信号と、レーザーディス
クスチル時に検出出力Ｈｉになる信号とを出力する。そ
れぞれの検出出力は、ＯＲ回路４によって１つの信号に
まとめられる。
【００２０】一方、同期分離回路３により、同期信号が
負出力となる信号を得る。その同期信号を反転回路３ａ
で反転して得られる同期信号部分が正出力となる信号
と、ＯＲ回路４によって１信号にまとめられた信号をＯ
Ｒ回路５によってさらに１つの信号にまとめ、同期信号
期間と静止画期間に検出出力Ｈｉになる信号を得る。
負出力となる信号を得る。その同期信号を反転回路３ａ
で反転して得られる同期信号部分が正出力となる信号
と、ＯＲ回路４によって１信号にまとめられた信号をＯ
Ｒ回路５によってさらに１つの信号にまとめ、同期信号
期間と静止画期間に検出出力Ｈｉになる信号を得る。
【００２１】また、ＣＲＴ６のＣＲＴ管面６ａの焼付け
の危険があるモードを検出するため、赤、青、緑の３本
の各ＣＲＴ６に流れる各ビーム電流をビーム電流検出手
段としてのビーム電流検出回路７で検出し、ＣＲＴ管面
６ａの焼付けの危険がある基準値以上のビーム電流を検
出した場合に検出出力がＨｉになる信号を得る。その検
出信号は、パルス信号のＨｉ状態を検出し、その検出
後、垂直期間１周期（１フレーム期間）分だけＨｉ状態
を維持するホールド手段および比較手段からなるホール
ド回路８に入力される。
の危険があるモードを検出するため、赤、青、緑の３本
の各ＣＲＴ６に流れる各ビーム電流をビーム電流検出手
段としてのビーム電流検出回路７で検出し、ＣＲＴ管面
６ａの焼付けの危険がある基準値以上のビーム電流を検
出した場合に検出出力がＨｉになる信号を得る。その検
出信号は、パルス信号のＨｉ状態を検出し、その検出
後、垂直期間１周期（１フレーム期間）分だけＨｉ状態
を維持するホールド手段および比較手段からなるホール
ド回路８に入力される。
【００２２】上記の同期信号期間と静止画期間に検出出
力ＨｉになるＯＲ回路５の出力信号と、ホールド回路８
の出力信号とを、ＡＮＤ回路９によって１つの信号にま
とめ、ＣＲＴ管面６ａの画像が静止画状態で且つＣＲＴ
管面６ａの焼付けの危険がある状態の時に出力がＨｉに
なる信号を得る。そのＡＮＤ回路９からの出力のＨｉ状
態が長時間継続した場合、ＣＲＴ管面６ａに焼付けが発
生する。
力ＨｉになるＯＲ回路５の出力信号と、ホールド回路８
の出力信号とを、ＡＮＤ回路９によって１つの信号にま
とめ、ＣＲＴ管面６ａの画像が静止画状態で且つＣＲＴ
管面６ａの焼付けの危険がある状態の時に出力がＨｉに
なる信号を得る。そのＡＮＤ回路９からの出力のＨｉ状
態が長時間継続した場合、ＣＲＴ管面６ａに焼付けが発
生する。
【００２３】従って、ＡＮＤ回路９からの出力を時間検
出手段としてのタイマ回路１０に入力し、Ｈｉ状態の継
続時間がＣＲＴ管面６ａの焼付けの危険がある基準値以
上になった場合、ビーム電流検出回路７からの出力が全
くＬｏになるまで、輝度コントロール手段としての輝度
コントロール回路１１によって、ＣＲＴ６のビーム電流
を徐々に減少させて安定させる。
出手段としてのタイマ回路１０に入力し、Ｈｉ状態の継
続時間がＣＲＴ管面６ａの焼付けの危険がある基準値以
上になった場合、ビーム電流検出回路７からの出力が全
くＬｏになるまで、輝度コントロール手段としての輝度
コントロール回路１１によって、ＣＲＴ６のビーム電流
を徐々に減少させて安定させる。
【００２４】このようにして、静止画の表示状態および
ＣＲＴ管面６ａの焼付けの危険がある状態を検出し、そ
の状態が所定時間以上継続する場合には、ＣＲＴ管面６
ａの焼付けの危険がある状態が解除されるまでＣＲＴ６
のビーム電流を徐々に減少させて安定させることによ
り、ＣＲＴ管面６ａの輝度を制御している。ここでは、
赤、青、緑の３本のＣＲＴ６のうち、常に最も焼付けの
しやすいＣＲＴ６のビーム電流を制御している。
ＣＲＴ管面６ａの焼付けの危険がある状態を検出し、そ
の状態が所定時間以上継続する場合には、ＣＲＴ管面６
ａの焼付けの危険がある状態が解除されるまでＣＲＴ６
のビーム電流を徐々に減少させて安定させることによ
り、ＣＲＴ管面６ａの輝度を制御している。ここでは、
赤、青、緑の３本のＣＲＴ６のうち、常に最も焼付けの
しやすいＣＲＴ６のビーム電流を制御している。
【００２５】以上により、静止画を長時間受像する際に
も、従来のＹＣ分離からの輝度信号出力を検出する方法
に比べて輝度を向上することができるにもかかわらず、
その静止画のＣＲＴ管面上への焼付けを防止することが
できる。 （実施の形態２）本発明の実施の形態２のテレビ受像機
を説明する。
も、従来のＹＣ分離からの輝度信号出力を検出する方法
に比べて輝度を向上することができるにもかかわらず、
その静止画のＣＲＴ管面上への焼付けを防止することが
できる。 （実施の形態２）本発明の実施の形態２のテレビ受像機
を説明する。
【００２６】図２は本実施の形態のテレビ受像機の部分
構成を示したものである。図２において、実施の形態１
で説明したテレビ受像機と同様に、アナログビデオ信号
ＳＶをアナログデジタル変換回路（Ａ／Ｄ変換回路）１
２及び同期分離手段としての同期分離回路１４に入力す
る。アナログデジタル変換回路１２でデジタル信号に変
換されたビデオ信号は、フレームメモリ回路および所定
のタイミングを発生するタイミングジェネレータおよび
ラインメモリを内蔵したＹＣ分離処理回路とその他各種
制御回路とによって構成される動き適応型３次元ＹＣ分
離システム１３に入力される。
構成を示したものである。図２において、実施の形態１
で説明したテレビ受像機と同様に、アナログビデオ信号
ＳＶをアナログデジタル変換回路（Ａ／Ｄ変換回路）１
２及び同期分離手段としての同期分離回路１４に入力す
る。アナログデジタル変換回路１２でデジタル信号に変
換されたビデオ信号は、フレームメモリ回路および所定
のタイミングを発生するタイミングジェネレータおよび
ラインメモリを内蔵したＹＣ分離処理回路とその他各種
制御回路とによって構成される動き適応型３次元ＹＣ分
離システム１３に入力される。
【００２７】この動き適応型３次元ＹＣ分離システム１
３には、ビデオ信号のフレーム間での比較により静止画
を検出する機能を有する動き検出手段としての静止画検
出部１３ａと、レーザーディスクのスチル状態を検出す
る機能を有するＬＤスチル検出手段としてのＬＤスチル
検出部１３ｂとがあり、それぞれ、静止画時に検出出力
Ｈｉになる信号と、レーザーディスクスチル時に検出出
力Ｈｉになる信号とを出力する。それぞれの検出出力
は、ＯＲ回路１５によって１つの信号にまとめられる。
３には、ビデオ信号のフレーム間での比較により静止画
を検出する機能を有する動き検出手段としての静止画検
出部１３ａと、レーザーディスクのスチル状態を検出す
る機能を有するＬＤスチル検出手段としてのＬＤスチル
検出部１３ｂとがあり、それぞれ、静止画時に検出出力
Ｈｉになる信号と、レーザーディスクスチル時に検出出
力Ｈｉになる信号とを出力する。それぞれの検出出力
は、ＯＲ回路１５によって１つの信号にまとめられる。
【００２８】一方、同期分離回路１４により、同期信号
部分が負出力となる信号を得る。その同期信号と、ＯＲ
回路１５によって１信号にまとめられた信号とを、ＡＮ
Ｄ回路１６によって１信号にまとめ、静止画期間のみが
出力Ｈｉになる信号を得る。一方、原色信号レベル検出
手段としての原色信号スライス回路１７では、Ｒ、Ｇ、
Ｂの各原色信号に復調された信号を受け、ＣＲＴ６のＣ
ＲＴ管面６ａの焼付けの危険がある信号レベルの高い部
分を検出する。
部分が負出力となる信号を得る。その同期信号と、ＯＲ
回路１５によって１信号にまとめられた信号とを、ＡＮ
Ｄ回路１６によって１信号にまとめ、静止画期間のみが
出力Ｈｉになる信号を得る。一方、原色信号レベル検出
手段としての原色信号スライス回路１７では、Ｒ、Ｇ、
Ｂの各原色信号に復調された信号を受け、ＣＲＴ６のＣ
ＲＴ管面６ａの焼付けの危険がある信号レベルの高い部
分を検出する。
【００２９】ＡＮＤ回路１８では、ＡＮＤ回路１６から
の静止画検出信号と原色信号スライス回路１７からの信
号レベルの高い部分の検出信号とを１つの信号にまと
め、静止画で且つＣＲＴ管面６ａの焼付けの危険がある
部分を検出する。
の静止画検出信号と原色信号スライス回路１７からの信
号レベルの高い部分の検出信号とを１つの信号にまと
め、静止画で且つＣＲＴ管面６ａの焼付けの危険がある
部分を検出する。
【００３０】ホールド手段としてのホールド回路１９
は、ＡＮＤ回路１８の検出出力を受け、その検出信号入
力後、垂直走査期間１周期（１フレーム期間）分だけＨ
ｉ状態を維持する。従って、表示画像全体のうち部分的
にでも静止状態で且つＣＲＴ管面６ａの焼付けの危険が
ある部分が継続して存在する場合、ホールド回路１９か
らの出力は常にＨｉ状態になる。
は、ＡＮＤ回路１８の検出出力を受け、その検出信号入
力後、垂直走査期間１周期（１フレーム期間）分だけＨ
ｉ状態を維持する。従って、表示画像全体のうち部分的
にでも静止状態で且つＣＲＴ管面６ａの焼付けの危険が
ある部分が継続して存在する場合、ホールド回路１９か
らの出力は常にＨｉ状態になる。
【００３１】時間検出手段としてのタイマ回路２０は、
ホールド回路１９からの出力を受け、Ｈｉ状態の継続時
間がＣＲＴ管面６ａの焼付けの危険がある基準値以上に
なった場合、原色信号スライス回路１７からの検出出力
が全くＬｏになるまで、輝度コントロール手段としての
輝度コントロール回路２１によって、原色信号出力を徐
々に減少させ安定させる。
ホールド回路１９からの出力を受け、Ｈｉ状態の継続時
間がＣＲＴ管面６ａの焼付けの危険がある基準値以上に
なった場合、原色信号スライス回路１７からの検出出力
が全くＬｏになるまで、輝度コントロール手段としての
輝度コントロール回路２１によって、原色信号出力を徐
々に減少させ安定させる。
【００３２】このようにして、静止画あるいは画面上の
表示画像の一部に静止部分が存在する動画の表示状態お
よびＣＲＴ管面６ａの焼付けの危険がある状態を検出
し、その状態が所定時間以上継続する場合には、ＣＲＴ
管面６ａの焼付けの危険がある状態が解除されるまで原
色信号出力を徐々に減少させて安定させることにより、
ＣＲＴ管面６ａの輝度を制御している。ここでは、赤、
青、緑の各々の原色信号レベルについて制御している。
表示画像の一部に静止部分が存在する動画の表示状態お
よびＣＲＴ管面６ａの焼付けの危険がある状態を検出
し、その状態が所定時間以上継続する場合には、ＣＲＴ
管面６ａの焼付けの危険がある状態が解除されるまで原
色信号出力を徐々に減少させて安定させることにより、
ＣＲＴ管面６ａの輝度を制御している。ここでは、赤、
青、緑の各々の原色信号レベルについて制御している。
【００３３】以上により、静止画および静止部分が存在
する動画を長時間受像する際にも、従来のＹＣ分離から
の輝度信号出力を検出する方法に比べて輝度を向上する
ことができるにもかかわらず、その静止画のＣＲＴ管面
上への焼付けおよび動画中の静止部分のＣＲＴ管面上へ
の焼付けを防止することができる。
する動画を長時間受像する際にも、従来のＹＣ分離から
の輝度信号出力を検出する方法に比べて輝度を向上する
ことができるにもかかわらず、その静止画のＣＲＴ管面
上への焼付けおよび動画中の静止部分のＣＲＴ管面上へ
の焼付けを防止することができる。
【００３４】また、上記の各実施の形態のテレビ受像機
において、時間検出手段と輝度コントロール手段とを、
マイクロコンピュータによりソフトウエア制御可能と
し、ＣＲＴのビーム電流を減少させ始めるまでの静止画
連続時間と、ＣＲＴのビーム電流の基準電流値までの減
少度合いとを、ユーザーのリモコン操作により設定可能
に構成することもできる。
において、時間検出手段と輝度コントロール手段とを、
マイクロコンピュータによりソフトウエア制御可能と
し、ＣＲＴのビーム電流を減少させ始めるまでの静止画
連続時間と、ＣＲＴのビーム電流の基準電流値までの減
少度合いとを、ユーザーのリモコン操作により設定可能
に構成することもできる。
【００３５】また、上記の各実施の形態のテレビ受像機
において、輝度コントロール手段を、静止画の表示状態
で且つＣＲＴ管面の焼付けの危険がある状態が所定時間
以上連続した後に、それらの状態を外れた際に、ＣＲＴ
のビーム電流の基準電流値までの減少動作を、徐々に解
除するよう構成することもできる。
において、輝度コントロール手段を、静止画の表示状態
で且つＣＲＴ管面の焼付けの危険がある状態が所定時間
以上連続した後に、それらの状態を外れた際に、ＣＲＴ
のビーム電流の基準電流値までの減少動作を、徐々に解
除するよう構成することもできる。
【００３６】なお、テレビ受像機を、上記の各実施の形
態のテレビ受像機において説明した各特徴を、全て兼ね
備えて構成することもでき、上記の各実施の形態のテレ
ビ受像機における全ての効果を得ることができる。
態のテレビ受像機において説明した各特徴を、全て兼ね
備えて構成することもでき、上記の各実施の形態のテレ
ビ受像機における全ての効果を得ることができる。
【００３７】なお、上記の各実施の形態におけるテレビ
受像機は、ＣＲＴ管面を画面としてそのＣＲＴ管面上に
表示されている画像を視聴者が直接見る直視型テレビ受
像機であっても、ＣＲＴ管面上の画像を、視聴者が実際
に見る画面となるスクリーン面に対して拡大投射し、そ
のスクリーン面上に拡大画像を再表示する投射型テレビ
受像機であっても、その他、各実施の形態における各構
成に適応するテレビ受像機であれば、どのような型式の
テレビ受像機でも実施できる。
受像機は、ＣＲＴ管面を画面としてそのＣＲＴ管面上に
表示されている画像を視聴者が直接見る直視型テレビ受
像機であっても、ＣＲＴ管面上の画像を、視聴者が実際
に見る画面となるスクリーン面に対して拡大投射し、そ
のスクリーン面上に拡大画像を再表示する投射型テレビ
受像機であっても、その他、各実施の形態における各構
成に適応するテレビ受像機であれば、どのような型式の
テレビ受像機でも実施できる。
【００３８】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、静止画が
所定時間以上連続するときは、従来のようにＣＲＴ管面
の焼付けを防止するためＹＣ分離からの輝度信号出力を
所定の値に下げるのではなく、赤、青、緑の各々の陰極
線管のビーム電流をそれぞれ検出して、静止画の表示状
態で且つＣＲＴ管面の焼付けの危険がある場合にのみ陰
極線管のビーム電流を低下させることができる。
所定時間以上連続するときは、従来のようにＣＲＴ管面
の焼付けを防止するためＹＣ分離からの輝度信号出力を
所定の値に下げるのではなく、赤、青、緑の各々の陰極
線管のビーム電流をそれぞれ検出して、静止画の表示状
態で且つＣＲＴ管面の焼付けの危険がある場合にのみ陰
極線管のビーム電流を低下させることができる。
【００３９】そのため、静止画を長時間受像する際に
も、従来のＹＣ分離からの輝度信号出力をフレーム間比
較することにより静止画部を検出し、その情報のみによ
り輝度レベルを低下させる方法に比べて、輝度レベルを
低下させるモードを減らすことができるにもかかわら
ず、その静止画のＣＲＴ管面上への焼付けを防止するこ
とができる。
も、従来のＹＣ分離からの輝度信号出力をフレーム間比
較することにより静止画部を検出し、その情報のみによ
り輝度レベルを低下させる方法に比べて、輝度レベルを
低下させるモードを減らすことができるにもかかわら
ず、その静止画のＣＲＴ管面上への焼付けを防止するこ
とができる。
【００４０】また、静止画および画面上の表示画像の一
部に静止部分が存在する動画が所定時間以上連続すると
きは、従来のようにＣＲＴ管面の焼付けを防止するため
ＹＣ分離からの輝度信号出力を所定の値に下げるのでは
なく、赤、青、緑の各々の原色信号レベルをそれぞれ検
出して、静止画および静止部分が存在する動画の表示状
態で且つＣＲＴ管面の焼付けの危険がある場合にのみ原
色信号レベルを低下させることができる。
部に静止部分が存在する動画が所定時間以上連続すると
きは、従来のようにＣＲＴ管面の焼付けを防止するため
ＹＣ分離からの輝度信号出力を所定の値に下げるのでは
なく、赤、青、緑の各々の原色信号レベルをそれぞれ検
出して、静止画および静止部分が存在する動画の表示状
態で且つＣＲＴ管面の焼付けの危険がある場合にのみ原
色信号レベルを低下させることができる。
【００４１】そのため、静止画および画面上の表示画像
の一部に静止部分が存在する動画を長時間受像する際に
も、従来のＹＣ分離からの輝度信号出力をフレーム間比
較することにより静止画部を検出し、その情報のみによ
り輝度レベルを低下させる方法に比べて、輝度レベルを
低下させるモードを減らすことができるにもかかわら
ず、その静止画のＣＲＴ管面上への焼付けおよび動画中
の静止部分のＣＲＴ管面上への焼付けを防止することが
できる。
の一部に静止部分が存在する動画を長時間受像する際に
も、従来のＹＣ分離からの輝度信号出力をフレーム間比
較することにより静止画部を検出し、その情報のみによ
り輝度レベルを低下させる方法に比べて、輝度レベルを
低下させるモードを減らすことができるにもかかわら
ず、その静止画のＣＲＴ管面上への焼付けおよび動画中
の静止部分のＣＲＴ管面上への焼付けを防止することが
できる。
【図１】本発明の実施の形態１のテレビ受像機の部分ブ
ロック図
ロック図
【図２】本発明の実施の形態２のテレビ受像機の部分ブ
ロック図
ロック図
３ 同期分離回路
７ ビーム電流検出回路
８ ホールド回路
１０ タイマー回路
１１ 輝度コントロール回路
１４ 同期分離回路
１７ 原色信号スライス回路
１９ ホールド回路
２０ タイマー回路
２１ 輝度コントロール回路
２ａ，１３ａ 静止画検出部
２ｂ，１３ｂ ＬＤスチル検出部
Claims (5)
- 【請求項１】 信号形態がアナログであるアナログ映像
信号からデジタル変換して得られたデジタル映像信号に
対してＹＣ分離処理した信号と前記アナログ映像信号と
に基づいて、陰極線管のＣＲＴ管面上に画像を表示する
テレビ受像機において、前記デジタル映像信号のフレー
ム間での比較により画像の動きを検出する動き検出手段
と、前記デジタル映像信号からレーザーディスクの静止
状態を検出するＬＤスチル検出手段と、前記アナログ映
像信号から同期信号を分離する同期分離手段と、前記陰
極線管のビーム電流を検出するビーム電流検出手段と、
前記ビーム電流検出手段で検出したビーム電流のピーク
値を順次電圧値に変換し、その電圧値を１フレーム期間
ホールドするホールド手段と、前記ホールド手段がホー
ルド中の電圧値と予め設定された所定の基準電圧値とを
比較し、前記ホールド手段の電圧値における前記基準電
圧値以上の部分を出力する比較手段と、前記動き検出手
段およびＬＤスチル検出手段および同期分離手段の各検
出結果と前記比較手段の比較結果とに基づいて検出され
た静止画の表示状態で且つＣＲＴ管面の焼付けの危険が
ある状態が、予め設定された所定時間以上連続している
ことを検出する時間検出手段と、前記時間検出手段が検
出した静止画の表示状態で且つＣＲＴ管面の焼付けの危
険がある状態の連続期間中、前記陰極線管のビーム電流
を前記基準電圧値に対応する基準電流値まで徐々に減少
させる輝度コントロール手段とを備えて構成したことを
特徴とするテレビ受像機。 - 【請求項２】 信号形態がアナログであるアナログ映像
信号からデジタル変換して得られたデジタル映像信号に
対してＹＣ分離処理した信号と前記アナログ映像信号と
に基づいて、陰極線管のＣＲＴ管面上に画像を表示する
テレビ受像機において、前記デジタル映像信号のフレー
ム間での比較により画像の動きを検出する動き検出手段
と、前記デジタル映像信号からレーザーディスクの静止
状態を検出するＬＤスチル検出手段と、前記アナログ映
像信号から同期信号を分離する同期分離手段と、前記Ｃ
ＲＴ管面上の表示画像の輝度が予め設定された基準値以
上の場合に、前記ＹＣ分離処理した信号に基づく原色信
号における予め設定された所定レベル以上の部分を検出
する原色信号レベル検出手段と、前記動き検出手段とＬ
Ｄスチル検出手段と同期分離手段と原色信号レベル検出
手段との各検出結果に基づいて、ＣＲＴ管面上の表示画
像の一部が静止状態で且つＣＲＴ管面が焼付けの危険が
ある状態であることを順次検出し、その検出結果を１フ
レーム期間ホールドするホールド手段と、前記ホールド
手段のホールド期間に基づいて、ＣＲＴ管面上の表示画
像の一部が静止状態で且つＣＲＴ管面が焼付けの危険が
ある状態が、所定時間以上連続していることを検出する
時間検出手段と、前記時間検出手段が検出した表示画像
の一部が静止状態で且つＣＲＴ管面が焼付けの危険があ
る状態の連続期間中、前記陰極線管のビーム電流を予め
設定された所定の基準電流値まで徐々に減少させる輝度
コントロール手段とを備えて構成したことを特徴とする
テレビ受像機。 - 【請求項３】 時間検出手段と輝度コントロール手段と
を、マイクロコンピュータによりソフトウエア制御可能
とし、陰極線管のビーム電流を減少させ始めるまでの静
止画連続時間と、陰極線管のビーム電流の基準電流値ま
での減少度合いとを、ユーザーのリモコン操作により設
定可能に構成したことを特徴とする請求項１または請求
項２に記載のテレビ受像機。 - 【請求項４】 輝度コントロール手段を、静止画の表示
状態で且つＣＲＴ管面の焼付けの危険がある状態が所定
時間以上連続した後に、それらの状態を外れた際に、陰
極線管のビーム電流の基準電流値までの減少動作を、徐
々に解除するよう構成したことを特徴とする請求項３に
記載のテレビ受像機。 - 【請求項５】 請求項１および請求項２に記載の各特徴
を兼ね備えた請求項４に記載のテレビ受像機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14206396A JP3382779B2 (ja) | 1996-06-05 | 1996-06-05 | テレビ受像機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14206396A JP3382779B2 (ja) | 1996-06-05 | 1996-06-05 | テレビ受像機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09327031A JPH09327031A (ja) | 1997-12-16 |
| JP3382779B2 true JP3382779B2 (ja) | 2003-03-04 |
Family
ID=15306575
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14206396A Expired - Fee Related JP3382779B2 (ja) | 1996-06-05 | 1996-06-05 | テレビ受像機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3382779B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100572682B1 (ko) * | 1997-12-29 | 2006-04-19 | 톰슨 라이센싱 | 화면 보호기 기능을 구현하기 위한 장치 및 방법 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6563495B1 (en) | 1998-12-21 | 2003-05-13 | Thomson Licensing S.A. | Automatic screen saver |
| JP2005086480A (ja) | 2003-09-09 | 2005-03-31 | Funai Electric Co Ltd | ディスク装置一体型テレビジョン受像機および再生装置一体型テレビジョン受像機 |
| JP2012063436A (ja) * | 2010-09-14 | 2012-03-29 | Casio Comput Co Ltd | 投影装置、投影方法及びプログラム |
-
1996
- 1996-06-05 JP JP14206396A patent/JP3382779B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100572682B1 (ko) * | 1997-12-29 | 2006-04-19 | 톰슨 라이센싱 | 화면 보호기 기능을 구현하기 위한 장치 및 방법 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09327031A (ja) | 1997-12-16 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |