JP3382534B2 - 障害解析システム及び記録媒体 - Google Patents

障害解析システム及び記録媒体

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JP3382534B2
JP3382534B2 JP09128298A JP9128298A JP3382534B2 JP 3382534 B2 JP3382534 B2 JP 3382534B2 JP 09128298 A JP09128298 A JP 09128298A JP 9128298 A JP9128298 A JP 9128298A JP 3382534 B2 JP3382534 B2 JP 3382534B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、業務システム等
のシステムにおける障害情報の収集及び障害解析に係
り、特にシステムを構築するソフトウェアの障害の解析
及び品質の向上に好適な障害解析システム及び媒体に関
する。
【0002】
【従来の技術】業務システム等を構築するソフトウェア
は、開発時、すなわち納品前にすべての不具合を取り除
き、品質を安定させてから納品・出荷することが理想で
ある。しかしながら、近年では、例えばクライアント/
サーバシステム(C/Sシステム)等の開発において、
RAD(Rapid Application Development〜アプリケー
ション迅速開発)の考え方に基づき、「開発したソフト
ウェアのユーザへの試行導入→ユーザの意見の仕様への
反映→ソフトウェアの改造」を短期間に且つサイクリッ
クに繰り返す形態での開発が多くなっている。
【0003】このような開発形態では、ユーザへ提供す
る試行導入のための仮リリース製品の品質を、改造後の
本リリース製品と同等にまで引き上げることが困難であ
る。このため、ユーザによる仮リリース製品の試用期間
に発生する不具合を、いかにして、正確に効率よく的確
に収集し、次の試用サイクルまでにそれを反映させて、
品質を向上させるかが、大きな課題であった。
【0004】実際には、業務システムのユーザは、余計
な作業を嫌って、システム管理者又は開発元への不具合
の報告を怠ったり、パソコン操作に精通していないため
正確に障害情報を収集できないことが多い。このため、
システム管理者及び開発元は試行運用中の業務システム
の不具合の発生状況を充分に把握することができなかっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の開発形態においては、ユーザへ提供する試行導入のた
めの仮リリース製品の品質を向上することが困難である
にもかかわらず、ユーザによる仮リリース製品の試用期
間における不具合の発生状況を、システム管理者ひいて
は開発元が、正確に且つ充分に把握することはできなか
った。このため、開発元が次の試用サイクルまでに、不
具合を反映させて、品質を向上させることは容易ではな
かった。
【0006】この発明は、上述した事情に鑑みてなされ
たもので、障害発生に係るエラー情報を容易に収集する
ことができ、リリース後の障害状況を、迅速に且つ確実
に開発元に認知させ、速やかに改訂及び修正作業に反映
させることが可能な障害解析システム及び記録媒体を提
供することを目的とする。
【0007】
【0008】
【0009】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するた
め、この発明の第1の観点による障害解析システムは、
複数のルーチンを含むプログラム実行時のエラーを検出
するエラー検出手段と、前記プログラムを構成する各ル
ーチンの実行履歴に関連し且つ前記エラー検出手段によ
り検出したエラーに関するわかりやすいエラーの説明と
対処方法を示すユーザ通知用のエラー情報を保持する第
1のエラースタック手段と、前記実行履歴に関連し且つ
前記エラー検出手段により検出したエラーの障害解析の
ための詳細情報を示す内部制御用のエラー情報を保持す
る第2のエラースタック手段と、前記第1及び第2のエ
ラースタック手段に保持されたエラー情報をメール処理
系及びクリップボードの少なくとも一方に転送する情報
転送手段と、前記第1のエラースタック手段に保持され
た前記エラー情報を表示するとともに、外部操作に応じ
て前記情報転送手段を作動させる情報表示手段と、を具
備する。
【0010】前記情報表示手段は、外部操作に応じて前
記第2のエラースタック手段に保持された前記エラー情
報を表示する手段を含んでいてもよい。
【0011】
【0012】前記クリップボードにエラー情報が転送さ
れたときに、前記エラー情報を収集処理する手段をさら
に含んでいてもよい。
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】この発明の第の観点によるコンピュータ
により読み取り可能な記録媒体は、コンピュータを、複
数のルーチンを含むプログラム実行時のエラーを検出す
るエラー検出手段、前記プログラムを構成する各ルーチ
ンの実行履歴に関連し且つ前記エラー検出手段により検
出したエラーに関するわかりやすいエラーの説明と対処
方法を示すユーザ通知用のエラー情報を保持する第1の
エラースタック手段、前記実行履歴に関連し且つ前記エ
ラー検出手段により検出したエラーの障害解析のための
詳細情報を示す内部制御用のエラー情報を保持する第2
のエラースタック手段、前記第1及び第2のエラースタ
ック手段に保持されたエラー情報をメール処理系及びク
リップボードの少なくとも一方に転送する情報転送手
段、及び前記第1のエラースタック手段に保持された前
記エラー情報を表示するとともに、外部操作に応じて前
記情報転送手段を作動させる情報表示手段、として機能
させるためのプログラムを記憶する。
【0018】
【0019】この発明に係る記録媒体は、複数のルーチ
ンを含むプログラム実行時のエラーを検出し、前記プロ
グラムを構成する各ルーチンの実行履歴に関連し且つ前
記エラーに関するエラー情報を保持するとともに、該エ
ラー情報をメール処理系及びクリップボードの少なくと
も一方に転送する障害解析システムを構築することがで
きる。このようにして、ユーザの面倒な操作をほとんど
必要とせずに、システム管理者又は開発元にて、障害発
生に係るエラー情報を、容易に、迅速にしかも確実に収
集することが可能となり、リリース後の障害状況を、速
やかに改訂及び修正作業に反映させることができる。
【0020】また、該記録媒体により、障害解析システ
ムを構築すれば、エラー情報を蓄積保持して、エラート
レースを実現するエラースタックを、ユーザ向けのわか
りやすい情報と開発者向けの詳細な内部制御用の情報と
の2つに分け、これら2つのエラースタックを、エラー
情報の表示及び収集に際して、効果的に利用して、わか
りやすい表示及び詳細なエラー状況の把握を可能とする
こともできる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。図1〜図3を参照して、この発
明の第1の実施の形態に係る障害解析システムを説明す
る。
【0022】図1は、この発明の第1の実施の形態に係
る障害解析システムの構成を模式的に示している。
【0023】図1に示す障害解析システムは、アプリケ
ーション実行部1、エラー処理部2、品質保証処理部
3、エラースタック4、メールシステム5及びクリップ
ボード部6を備えている。
【0024】アプリケーション実行部1は、障害解析の
対象となるアプリケーション(アプリケーションソフト
ウェア)を実行する。この場合、アプリケーションは、
ルーチンA、ルーチンB及びルーチンCにより構成され
る。これら、各ルーチンは順次ネスティングしており、
ルーチンBは、ルーチンAにより呼び出されて実行さ
れ、ルーチンCは、ルーチンBにより呼び出されて実行
される。
【0025】したがって、アプリケーション実行部1
は、ルーチンA実行部11、ルーチンB実行部12及び
ルーチンC実行部13を有する。ルーチンA実行部11
は、ルーチンAを実行し、ルーチンB実行部12は、ル
ーチンBを実行し、そしてルーチンC実行部13は、ル
ーチンCを実行する。アプリケーション実行部1をコン
ピュータにより構成している場合には、ルーチンA実行
部11、ルーチンB実行部12及びルーチンC実行部1
3は、共通のコンピュータで構成されていてもよい。
【0026】エラー処理部2は、アプリケーション実行
部1においてエラーが発生したときに、それを検出する
とともに、品質保証処理部3にエラーの発生を通知す
る。
【0027】品質保証処理部3は、この発明に係る障害
解析システムの主要部をなし、アプリケーションの各ル
ーチンA、B及びCの実行に関連し且つエラー発生時に
動作する。この品質保証処理部3は、具体的には、例え
ば、品質保証クラスライブラリとして構成され、各ルー
チンA、B及びCの最初と最後及びエラー発生時に呼び
出される。該品質保証処理部3には、ログ出力機能、エ
ラースタック管理・表示機能、エラー表示・送信機能、
プロセス相互監視機能及びクリップボードや、メールに
エラートレース情報を送り込む機能等がある。
【0028】すなわち、品質保証処理部3は、ログ出力
部31、エラースタック操作部32、エラー表示/送信
部33、プロセス相互監視部34及び情報転送部35を
有している。ログ出力部31は、各ルーチン及びエラー
のログを出力するログ出力機能を有する。エラースタッ
ク操作部32は、エラースタック4を操作してエラー情
報を管理し且つ表示に供する。
【0029】エラー表示/送信部33は、エラースタッ
ク4にエラー情報を蓄積保持し且つそれを電子メールと
して送信するためのユーザ操作を処理する。プロセス相
互監視部34は、複数のルーチンの各プロセスにおい
て、相互に他のルーチンのプロセスの実行状況を監視
し、ログ情報及びエラー情報に含ませる。情報転送部3
5は、メールシステム5又はクリップボード部6にエラ
ートレース情報を転送し、メールとして開発元に供給
し、あるいはクリップボードに転送して他のアプリケー
ションで処理させる。
【0030】エラースタック4は、各ルーチン毎のエラ
ー情報を順次蓄積する。エラースタック4は、表示用
(ユーザ通知用)エラースタック41及び内部制御用
(内部処理用)エラースタック42を有している。表示
用エラースタック41は、ユーザのためのわかりやすい
エラーの説明とその対処方法を蓄積する。内部処理用
(内部制御用)エラースタック42は、開発者用の故障
解析のための詳細なエラー情報を蓄積する。これら表示
用エラースタック41及び内部制御用エラースタック4
2のそれぞれの情報を、メールシステム5又はクリップ
ボード部6を介して、ユーザ及び開発元にそれぞれ提供
することにより、エラーに対して適切で且つ円滑な対処
を速やかに実現することが可能となる。
【0031】メールシステム5は、インターネット又は
イントラネットを介してメールを送受するためのソフト
ウェアであり、このメールシステム5を介してエラース
タック4に蓄積されたエラー情報を、開発者に電子メー
ルとして転送する。
【0032】クリップボード部6は、ウィンドウ環境等
において、アプリケーション間でデータを授受するため
の一時保管場所を提供するものであり、エラー情報を、
クリップボードに転送して、他のアプリケーションで利
用可能とする。
【0033】次に、上述のように構成された障害解析シ
ステムにおける動作を、図2及び図3に示すフローチャ
ートを参照して説明する。
【0034】まず、図2を参照して、アプリケーション
の各ルーチンA、B及びCの実行及びエラーの発生と品
質保証処理部3との関係を説明する。
【0035】ルーチンAが起動されると、該ルーチンA
の先頭において、品質保証処理部3による保証処理、つ
まり品質保証クラスライブラリ、を呼び出す(ステップ
S11)。そして、ルーチンAの処理が行われ(ステッ
プS12)、ルーチンAの処理が終了すると、再度、品
質保証処理部3による保証処理、つまり品質保証クラス
ライブラリ、を呼び出し(ステップS13)、処理を終
了する。
【0036】ステップS12のルーチンAの処理におい
て、エラーの発生の有無がチェックされ(ステップS1
2a)、エラーが発生した場合にも、ステップS13に
移行して、品質保証処理部3による保証処理を呼び出
す。ステップS12aでエラーが発生していなければ、
ルーチンAの処理S12の中で、ルーチンBが呼び出さ
れる(ステップS12b)。
【0037】ルーチンBが呼び出されると、該ルーチン
Bの先頭において、品質保証処理部3による保証処理を
呼び出す(ステップS21)。そして、ルーチンBの処
理が行われ(ステップS22)、ルーチンBの処理が終
了すると、再度、品質保証処理部3による保証処理(品
質保証クラスライブラリ)を呼び出し(ステップS2
3)、処理を終了する。
【0038】ステップS22のルーチンBの処理におい
て、エラーの発生の有無がチェックされ(ステップS2
2a)、エラーが発生した場合にも、ステップS23に
移行して、品質保証処理部3による保証処理を呼び出
す。ステップS22aでエラーが発生していなければ、
ルーチンBの処理S22の中で、ルーチンCが呼び出さ
れる(ステップS22b)。
【0039】ルーチンCが呼び出されると、該ルーチン
Cの先頭において、品質保証処理部3による保証処理を
呼び出す(ステップS31)。そして、ルーチンCの処
理が行われ(ステップS32)、ルーチンCの処理が終
了すると、再度、品質保証処理部3による保証処理を呼
び出し(ステップS33)、処理を終了する。
【0040】ステップS32のルーチンCの処理におい
て、エラーの発生の有無がチェックされ(ステップS3
2a)、エラーが発生した場合にも、ステップS33に
移行して、品質保証処理部3による保証処理を呼び出
す。ステップS32aでエラーが発生していなくても、
ルーチンCの処理S32が終了すれば保証処理を呼び出
し(ステップS33)、処理を終了する。
【0041】次に、図3を参照して、品質保証処理部3
による保証処理を説明する。保証処理の先頭において
は、エラーの発生により、保証処理に移行したのか否か
がチェックされ(ステップS41)、エラーの発生によ
る場合には、エラー情報がエラースタック4に格納され
る(ステップS42)。エラー情報は、クリップボード
部6に転送され(ステップS43)、エラー表示が行わ
れる(ステップS44)。エラー表示時に、エラースタ
ック4に格納されたエラートレース情報を電子メールと
して開発元に送信するか否かがユーザに問われ(ステッ
プS45)、メールを送る場合には、メールシステム5
に送られて、メールが送信される(ステップS46)。
そして、ログ情報が出力され(ステップS47)、リタ
ーンする。
【0042】ステップS41においてエラー発生でない
と判定された場合には、直ちにステップS47に移行し
てログ情報を出力してからリターンする。また、ステッ
プS45において、メールを送信しない場合にも、ステ
ップS47に移行してログ情報を出力してからリターン
する。
【0043】上述の動作について、図4〜図6を参照し
て、さらに具体的に説明する。図4に示すように、ルー
チンAの実行中に、ルーチンBが呼び出され、ルーチン
Bの実行中に、ルーチンCが呼び出され、ルーチンCの
実行中に、エラーが発生した場合を考える。
【0044】この場合、図5に示すように、ルーチンC
において、ODBC(Open Database Connectivity)エ
ラーが発生したとすると、エラー発生により、エラー表
示のための表示用エラースタック41には「DB(デー
タベース)接続に失敗しました」というエラーメッセー
ジが格納され、内部処理用エラースタック42には「O
DBCエラー」というエラーメッセージが格納される。
そして、このルーチンCのエラーに基づくルーチンBに
おけるエラーは、例えば処理番号2のワークフロー読み
取りにおける失敗となり、表示用エラースタック41に
は「ワークフロー読取エラー」というエラーメッセージ
が格納され、内部制御用エラースタック42には「処理
番号2失敗」というエラーメッセージが格納される。こ
のルーチンBのエラーに基づくルーチンAにおけるエラ
ーは、例えば再試行可能であるけれども、文書の起案に
失敗しているので、表示用エラースタック41には「文
書を起案できません」というエラーメッセージが格納さ
れ、内部制御用エラースタック42には「再試行可」と
いうエラーメッセージが格納される。
【0045】その結果、システムの表示画面に、図6に
示すように、ルーチンCでスタックされた「DB接続に
失敗しました」というメッセージとルーチンAでスタッ
クされた「文書を起案できません」というメッセージと
が表示される。このとき、画面上には、エラー情報を電
子メールとして開発元に送信する際に指示するメールボ
タンと、システム管理者等がエラー状況を詳しく知りた
い場合に、表示用エラースタック41の情報でなく内部
制御用エラースタック42の情報を表示させるための詳
細情報ボタンとが表示される。
【0046】このように、表示用エラースタック41に
は、表示にそのまま使用されるエラーメッセージが格納
されるが、内部制御用エラースタック42には分岐情報
等のエラーに対処して、プログラムを修正するために必
要な情報が格納される。なお、電子メールは、自動送信
するようにしておいてもよい。
【0047】このようにして、障害発生部の情報を容易
に又は自動的に収集することができる。そのため、従
来、リリース後は、状況の把握が困難であった障害の状
況を迅速に、しかも開発者等が直接に且つ詳細に得るこ
とができるようになる。
【0048】また、一般にエラーの管理は、1つのエラ
ーコードと、対になるエラーメッセージで管理すること
が多いが、このシステムでは、ユーザ通知用と内部制御
用の2本のエラースタック41及び42を用意し、ユー
ザにはわかりやすいエラーの説明と対処方法を、そして
開発者には故障解析のための詳細情報を提供するように
している。
【0049】また、この発明の第2の実施の形態による
障害解析システムの構成を図7に示す。図7では、特に
この発明によるプロセス相互間の監視機能を説明する。
このように、プロセス相互監視機能を用いれば、実行中
に「無応答」になったアプリケーションのエラートレー
ス情報を収集することができる。
【0050】図7に示す障害解析システムは、ログオン
プロセス71A、電子稟議プロセス71B及び業務シス
テムデスクトッププロセス71Cの3つのプロセスが実
行される。
【0051】電子稟議プロセス71Bは、ログオンプロ
セス71Aから呼び出され、業務システムデスクトップ
プロセス71Cは、電子稟議プロセス71Bから呼び出
される。ログオンプロセス71A、電子稟議プロセス7
1B及び業務システムデスクトッププロセス71Cの各
々は、それぞれメインスレッド711A、711B及び
711Cと監視スレッド712A、712B及び712
Cとで構成され、各メインスレッド711A、711B
及び711Cが無応答になるとそれぞれ閉塞通知イベン
ト72A、72B及び72Cによって監視スレッド71
2A、712B及び712Cに通知される。ログオンプ
ロセス71A、電子稟議プロセス71B及び業務システ
ムデスクトッププロセス71Cの各メインスレッド71
1A、711B及び711Cは、それぞれ、情報共有用
MMF変更通知イベント73A、73B及び73Cを制
御してシグナル状態を変更しており、情報共有用MMF
76による情報共有を実現している。
【0052】ログオンプロセス71A、電子稟議プロセ
ス71B及び業務システムデスクトッププロセス71C
の各プロセスには、ローカルテーブル74A、74B及
び74Cと、ログバッファMMF75A、75B及び7
5Cがそれぞれ設けられている。
【0053】図7において、例えばログオンプロセス7
1Aの監視スレッド712Aは、ログオンプロセス71
Aの閉塞通知イベント、電子稟議プロセス71Bの監視
スレッド712B及び業務システムデスクトッププロセ
ス71Cの監視スレッド712Cの各ハンドルを例えば
WaitForMultipleObjectsにより監視している。これが相
互監視機能である。
【0054】なお、この発明の障害解析システムは、専
用のシステムとして構成することなく、通常のコンピュ
ータシステムを用いて実現することができる。例えば、
コンピュータシステムに上述の動作を実行するためのプ
ログラムを格納した媒体(フロッピーディスク、CD−
ROM等)から該プログラムをインストールすることに
より、上述の処理を実行する障害解析システムを構築す
ることができる。インストールによって、当該プログラ
ムは、コンピュータシステム内のハードディスク等の媒
体に格納されて、障害解析システムを構成し、実行に供
される。
【0055】また、コンピュータにプログラムを供給す
るための媒体は、狭義の記憶媒体に限らず、通信回線、
通信ネットワーク及び通信システムのように、一時的且
つ流動的にプログラム等の情報を保持する通信媒体等を
含む広義の記憶媒体であってもよい。
【0056】例えば、インターネット等の通信ネットワ
ーク上に設けたFTP(File Transfer Protocol)サー
バに当該プログラムを登録し、FTPクライアントにネ
ットワークを介して配信してもよく、通信ネットワーク
の電子掲示板(BBS:Bulletin Board System)等に
該プログラムを登録し、これをネットワークを介して配
信してもよい。そして、このプログラムを起動し、OS
(Operating System)の制御下において実行することに
より、上述の処理を達成することができる。さらに、通
信ネットワークを介してプログラムを転送しながら起動
実行することによっても、上述の処理を達成することが
できる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、障害発生に係るエラー情報を、電子メール等によ
り、容易に収集することができ、リリース後の障害状況
を、迅速に且つ確実に開発元に認知させ、速やかに改訂
及び修正作業に反映させることが可能な障害解析システ
ム及び記録媒体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態に係る障害解析シ
ステムの構成を模式的に示すブロック図である。
【図2】図1の障害解析システムにおけるアプリケーシ
ョンの各ルーチンの動作を説明するためのフローチャー
トである。
【図3】図1の障害解析システムにおける保証処理の動
作を説明するためのフローチャートである。
【図4】図1の障害解析システムにおける各ルーチンの
動作を説明するための模式図である。
【図5】図1の障害解析システムにおけるエラースタッ
クの動作を説明するための模式図である。
【図6】図1の障害解析システムにおけるエラー表示例
を説明するための模式図である。
【図7】この発明の第2の実施の形態に係る障害解析シ
ステムの構成を模式的に示すブロック図である。
【符号の説明】 1 アプリケーション実行部 2 エラー処理部 3 品質保証処理部 4 エラースタック 5 メールシステム 6 クリップボード部 11 ルーチンA実行部 12 ルーチンB実行部 13 ルーチンC実行部 31 ログ出力部 32 エラースタック操作部 33 エラー表示/送信部 34 プロセス相互監視部 35 情報転送部 41 表示用エラースタック 42 内部制御用エラースタック 71A ログオンプロセス 71B 電子稟議プロセス 71C 業務システムデスクトッププロセス 72A,72B,72C 閉塞通知イベント 73A,73B,73C 情報共有用MMF変更通知イ
ベント 74A,74B,74C ローカルテーブル 75A,75B,75C ログバッファMMF 76 情報共有用MMF

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のルーチンを含むプログラム実行時の
    エラーを検出するエラー検出手段と、 前記プログラムを構成する各ルーチンの実行履歴に関連
    し且つ前記エラー検出手段により検出したエラーに関す
    るわかりやすいエラーの説明と対処方法を示すユーザ通
    知用のエラー情報を保持する第1のエラースタック手段
    と、 前記実行履歴に関連し且つ前記エラー検出手段により検
    出したエラーの障害解析のための詳細情報を示す内部制
    御用のエラー情報を保持する第2のエラースタック手段
    と、 前記第1及び第2のエラースタック手段に保持されたエ
    ラー情報をメール処理系及びクリップボードの少なくと
    も一方に転送する情報転送手段と、 前記第1のエラースタック手段に保持された前記エラー
    情報を表示するとともに、外部操作に応じて前記情報転
    送手段を作動させる情報表示手段と、 を具備することを特徴とする障害解析システム。
  2. 【請求項2】 前記情報表示手段は、外部操作に応じて前
    記第2のエラースタック手段に保持された前記エラー情
    報を表示する手段を含むことを特徴とする請求項に記
    載の障害解析システム。
  3. 【請求項3】 前記クリップボードにエラー情報が転送さ
    れたときに、前記エラー情報を収集処理する手段をさら
    に含むことを特徴とする請求項1または2に記載の障害
    解析システム。
  4. 【請求項4】 コンピュータを、 複数のルーチンを含むプログラム実行時のエラーを検出
    するエラー検出手段、 前記プログラムを構成する各ルーチンの実行履歴に関連
    し且つ前記エラー検出手段により検出したエラーに関す
    るわかりやすいエラーの説明と対処方法を示すユーザ通
    知用のエラー情報を保持する第1のエラースタック手
    段、 前記実行履歴に関連し且つ前記エラー検出手段により検
    出したエラーの障害解析のための詳細情報を示す内部制
    御用のエラー情報を保持する第2のエラースタック手
    段、 前記第1及び第2のエラースタック手段に保持されたエ
    ラー情報をメール処理系及びクリップボードの少なくと
    も一方に転送する情報転送手段、及び前記第1のエラー
    スタック手段に保持された前記エラー情報を表示すると
    ともに、外部操作に応じて前記情報転送手段を作動させ
    る情報表示手段、 として機能させるためのプログラムを記録したコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体。
JP09128298A 1998-04-03 1998-04-03 障害解析システム及び記録媒体 Expired - Lifetime JP3382534B2 (ja)

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