JP3381683B2 - 差動入力回路及びその誤動作防止方法 - Google Patents

差動入力回路及びその誤動作防止方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2つの入力信号を
受けて動作する差動入力回路及びその誤動作防止方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の差動入力回路を使用したインタフ
ェースの例を図10(a)に示す。従来の差動入力回路
を利用したインターフェースでは、差動入力回路42は
伝送線43を介して差動入力回路42へ信号を送出する
入力回路41と接続されている。また、差動入力回路4
2のそれぞれの入力端には入力信号に対する参照電圧V
refが接続されている。入力回路41から送出された差
動入力信号は、伝送線43を介して差動入力回路42に
入力され、差動入力回路42はこの差動入力信号に応じ
て所定の出力を行う構成となっている。
【0003】上記構成において、入力回路41および差
動入力回路42の電源制御がそれぞれ異なっている場合
や、入力回路41および差動入力回路42の接続が分離
可能である場合には、差動入力回路42の電源が入って
いる状態で、入力側の接続相手である入力回路41が接
続されていない、または、接続されていても入力回路4
1の電源が入っていないという事態が起こり得る。ま
た、さらには、図10(b)のように差動入力回路42
の電源が入っている状態で伝送線43が切断されるとい
う事態も発生し得る。このような場合、差動入力回路4
2の入力端子は、オープンとなって終端した状態となっ
てしまう。この従来の例においては、伝送路43が切断
されるか、または、入力回路41が接続されていない状
態になると、参照電圧Vrefが差動入力回路42へのそ
れぞれの入力信号となって同一レベルの信号が差動入力
回路42に連続して入力されることになる。
【0004】しかしながら、一般に、差動入力回路は同
一レベルの信号が連続して入力された場合、微少のノイ
ズにより差動信号入力間にレベル差が生じ、その出力が
不用意に動作したり、ノイズによってはその出力が発振
したりする等の問題点が存在している。したがって、こ
のような場合、差動入力回路42は予期しない動作を行
ってその出力側に接続している図示しない回路等の消費
電流を増加させたり、もしくは、他の回路動作に影響を
与えるなどの問題を引き起こす可能性があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような問題を回避
するために、従来の差動入力回路では、入力側の接続相
手がない、入力側の接続相手の電源が入っていない、ま
たは、伝送路43が切断されている等して終端がオープ
ンとなった場合でも、差動入力回路42への入力信号の
電圧レベルが連続して同一にならないように差動入力回
路42の入力側終端の参照電圧Vrefを互いに若干異な
るものにしていた。しかしながら、高速信号のインタフ
ェースではこのような終端電圧の違いによっては通常動
作の動作マージンが減少してしまうという問題があっ
た。
【0006】本発明の目的は、差動入力回路において、
参照電圧を互いに若干異なるものにすることなく、2つ
の差動入力信号が同一レベルで連続して入力された場合
でも不用意な発振などを起こさず安定した出力を保証す
る差動入力回路を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の差動入力回路は、2つの入力信号が所定時間
以上連続して互いに同一レベルの信号であることを検出
すると、所定の信号を出力する。
【0008】また、本発明の差動入力回路は、2つの入
力信号の一方と閾値電圧とを入力とする第1の差動入力
バッファと、前記2つの入力信号の他方と前記閾値電圧
とを入力とする第2の差動入力バッファと、前記第1及
び第2の差動入力バッファの出力をそれぞれ所定時間遅
延させる第1及び第2の遅延回路と、前記第1及び第2
の差動入力バッファの出力と、前記第1及び第2の遅延
回路の出力とから、前記2つの入力信号が所定時間以上
連続して互いに同一レベルの信号となっているか否かを
判断し、所定時間以上連続して互いに同一レベルの信号
となっていると判断すると所定の信号を出力するレベル
検出回路とを有する。
【0009】さらに、前記2つの入力信号を入力とする
第3の差動入力バッファをさらに有し、前記レベル検出
回路は、前記2つの入力信号が所定時間以上連続して互
いに同一レベルの信号となっていないと判断した際は、
前記第3の差動入力バッファの出力と前記所定の信号と
から前記第3の差動入力バッファの出力を選択して出力
する。
【0010】さらに、前記レベル検出回路は、前記第1
及び第2の差動入力バッファの出力が互いに同一で、か
つ、前記第1及び第2の遅延回路の出力が互いに異なる
ときに、前記2つの入力信号が所定時間以上互いに同一
レベルであると判断する。
【0011】また、前記閾値電圧は、前記2つの入力信
号の参照電圧とは異なる値である。
【0012】さらに、本発明の差動入力回路の誤動作防
止方法は、2つの入力信号を受けて動作する差動入力回
路において、前記2つの入力信号をそれぞれ閾値電圧と
比較し、前期比較結果と前記比較結果のそれぞれを所定
時間遅延させた遅延信号とから前記2つの入力信号が所
定時間以上互いに同一レベルであるか否かを判断し、前
記2つの信号が所定の時間以上互いに同一レベルであれ
ば、所定の信号を出力する。
【0013】また、本発明の差動入力回路の誤動作防止
方法は、前記比較結果が同一で、かつ、それぞれの前記
遅延信号が相異なる場合に前記2つの入力信号が所定の
時間以上互いに同一レベルであると判断する。
【0014】
【発明の実施の形態】次に本発明の差動入力回路の実施
の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1を
参照すると、本発明の差動入力回路10は、互いに相反
する入力信号IN、IN#が入力される差動入力バッフ
ァ11と、参照電圧(Vref)付近の閾値電圧(Vre
f')と入力信号INとが入力される差動入力バッファ1
2と、参照電圧付近の閾値電圧(Vref')と入力信号IN
#とが入力される差動入力バッファ13と、差動入力バ
ッファ12および13の出力をそれぞれ所定の時間遅延
させる遅延回路14および15と、差動入力バッファ1
2および13の出力と遅延回路14および15の出力と
を入力信号として差動入力回路10の出力を制御するレ
ベル検出回路16とを有して構成される。
【0015】尚、本実施の形態では、閾値電圧Vref'を
参照電圧Vrefよりもやや大きな値として設定してい
る。これは、入力信号INまたはIN#が参照信号Vre
fと同一レベルになった際に、差動入力バッファ12お
よび13がこれを確実に検出できるようにするためであ
る。
【0016】図1および2を参照すると、入力信号IN
およびIN#には通常互いに逆のレベルの信号が入力さ
れている。信号レベルの切り替わり時には、これら2つ
の入力信号は中間値となる参照電圧Vrefで同一レベル
になることがあるが、これは入力信号の切り替わりの際
に一瞬発生するものであって、これらの信号が同一レベ
ルになり続けることはない。したがって、差動入力回路
10は、このような信号の切り替わりによる同一レベル
の入力によっては誤動作を起こすことはない。これに対
し、入力側の接続相手がない、入力側の接続相手の電源
が入っていない、または、入力側の伝送路が切断されて
いるなど、何らかの異常により入力信号INおよびIN
#の入力レベルが参照電圧Vrefで同一となる場合があ
る。例えば、図3を参照すると、入力側の伝送路が切断
された場合には、ある時点から差動入力バッファ11に
は同一レベルの入力が行われ続けることになり、差動入
力バッファ11には発信を起こすなどの不具合が発生す
る。
【0017】本願発明においては、これらのことを鑑
み、閾値電圧Vref'と入力信号INとを差動入力バッフ
ァ12に、閾値電圧Vref'と入力信号IN#とを差動入
力バッファ13に入力し、入力信号INおよびIN#の
レベルをそれぞれ測定する。また、その結果をそれぞれ
IN1およびIN3としてレベル検出回路16へ送出す
る。さらに、これらのIN1およびIN3を遅延回路1
4および15により一定時間tdだけ遅延させたものを
IN2およびIN4としてレベル検出回路16に送出す
る。遅延時間tdは、入力信号INおよびIN#の信号
レベルが切り替わるための時間より長く設定されればよ
く、その値は各機器により適宜設定されればよい。
【0018】レベル検出回路16は、これらIN1〜I
N4を入力として差動入力バッファ11の状態を判断す
る。レベル検出回路16は、差動入力バッファ11が正
常動作していると判断すれば差動入力バッファ11の出
力L1をそのままL2へと送出する。一方、差動入力バ
ッファ11に誤動作の可能性があると判断するとL1を
L2には送出せずに固定値“Low”(もしくは“Hig
h”)をL2に出力する。
【0019】入力信号INおよびIN#は、通常動作時
には逆のレベルの入力が行われるために差動入力バッフ
ァ12および13の出力IN1およびIN3は“High”
と“Low”の組となる。したがって、レベル検出回路1
6はIN1およびIN3が“High”と“Low”の組であ
ると判断するとIN2およびIN4の入力に関係なく差
動入力バッファ11の出力L1をそのままL2へと送出
する。
【0020】一方、入力信号INおよびIN#が参照電
圧Vrefで一定の場合、参照電圧Vrefが閾値電圧Vref'
よりも低いために差動入力バッファ12および13の出
力IN1およびIN3がともに“Low”となって検出さ
れる。しかしながら、閾値電圧Vref'が参照電圧Vref
よりもやや高めに設定されているために、通常動作時に
おいても入力信号INおよびIN#の信号レベルの切り
替わりの際に一時的に入力信号INおよびIN#の両方
がVref'よりも低くなる期間tが存在してしまい、差動
入力バッファ12および13の出力IN1およびIN3
が共に“Low”となる信号レベル切り替え期間が存在し
てしまう。この信号レベル切り替え期間は、信号レベル
が切り替わる時における一時的なものであるため、差動
入力バッファ11が誤動作を引き起こす可能性はない。
【0021】そこで、レベル検出回路16は、IN1お
よびIN3が共に“Low”となる場合、これが期間tに
よるものであるか否かをIN2およびIN4から判断す
る。IN2およびIN4は、遅延回路13および14に
より遅延時間tdだけIN1およびIN3が遅延させら
れたものであるが、この遅延時間tdは期間tによって
発生するINおよびIN#の信号レベルの切り替え期間
よりも長く設定されている。このため、IN1およびI
N3が共に“Low”であっても、IN2およびIN4が
“High”と“Low”の組になっている場合は、正常動作
中の信号レベル切り替え期間であると判断し、レベル検
出回路16はL1をそのままL2へと出力する。一方、
IN1およびIN3が共に“Low”であって、さらにI
N2およびIN4が共に“Low”である場合、信号レベ
ル切り替え期間よりも長い遅延時間tdの間継続してI
NおよびIN#から同一レベルの信号入力が行われてい
ると判断し、レベル検出回路16はL2への出力を固定
値“Low”にする。
【0022】次に、本発明におけるレベル検出回路の動
作について説明する。
【0023】図4を参照すると、レベル検出回路16
は、まず、IN1およびIN3が"Low"および"High"の
組み合わせ、すなわち、IN1が“High”でかつIN3
が“Low”、または、IN1が“Low”でかつIN3が
“High”であるか否か判断する(ステップS1)。N1
およびIN3が"Low"および"High"の組み合わせであれ
ばレベル検出回路16は、差動入力バッファ11からの
入力L1をL2へそのまま出力する(ステップS4)。
一方、N1およびIN3が"Low"および"High"の組み合
わせでなければ、次に、IN2が“High”でかつIN
1,IN3およびIN4が“Low”であるか否かを判断
する(ステップS2)。この条件を満たせば、ステップ
S1と同様に差動入力バッファ11からの入力L1をL
2へそのまま出力する(ステップS4)。条件を満たさ
ない場合、IN4が“High”でかつIN1、IN2およ
びIN3が“Low”であるか否かを判断する(ステップ
S3)。この条件を満たせば、ステップS1と同様に差
動入力バッファ11からの入力L1をL2へそのまま出
力する(ステップS4)。条件を満たさなければレベル
検出回路16は、差動入力バッファ11からの入力L1
をL2へは出力せず、固定値“Low”をL2へと出力す
る(ステップS5)。
【0024】図5を参照すると、レベル検出回路16
は、IN1およびIN3を入力とする論理積回路21お
よび22と、IN1〜IN4を入力する論理積回路23
および24と、論理積回路21〜24を入力とする論理
和回路25と、差動入力バッファ11の出力L1と論理
和回路25の出力L3とを入力とする論理積回路26と
を有して構成される。したがって、以上の説明からも明
らかなように、レベル検出回路16は、図6に示される
とおりIN1およびIN3が“High”と“Low”の組に
なっている場合か、または、IN1およびIN3が共に
“Low”であってIN2およびIN4が“High”と“Lo
w”の組になっている場合にのみL1をそのままL2へ
と出力し、それ以外ではL2に固定値“Low”を出力す
る。
【0025】次に、本発明のレベル検出回路16の実施
例について説明する。
【0026】まず、入力信号INおよびIN#から通常
の入力が行われた場合について説明する。図5および図
7を参照すると、入力信号INおよびIN#からそれぞ
れ“High”と“Low”の信号が入力されたとする。差動
入力バッファ12および13ではそれぞれINおよびI
N#が閾値電圧Vref'と比較され、IN1には“High”
が、IN3には“Low”が出力される。すると、レベル
検出回路16のL3が“High”となり、論理積回路26
を介して差動入力バッファ11の出力L1がL2へと出
力される。
【0027】続いて入力信号INおよびIN#の信号レ
ベルが切り替わると、まず、t1のタイミングで閾値電
圧Vref'に近い入力信号INが閾値電圧Vref'よりも低
くなり差動入力バッファ12の出力IN1が“High”か
ら“Low”に切り替わる。続いてt2のタイミングで入
力信号IN#が閾値電圧Vref'よりも高くなり、差動入
力バッファ13の出力IN3が“Low”から“High”に
切り替わる。このとき、IN1が“Low”になってから
IN3が“High”になるまでの間にはIN1およびIN
3が共に“Low”となる信号レベル切り替え期間taが
発生する。しかしながら、IN1及びIN3がそれぞれ
遅延時間tdだけ遅延されたIN2およびIN4がそれ
ぞれ“High”および“Low”を示すため、レベル検出回
路16では信号レベル切り替え期間taと判断されてL
3は“High”のままとなり、差動入力バッファ11の出
力L1がL2へと出力され続ける。IN2およびIN4
はそれぞれt4のタイミングまで“High”および“Lo
w”を示すため、IN1およびIN3が共に“Low”であ
ってもt4のタイミングまではL1がL2へと出力され
続けることになる。
【0028】一方、t3のタイミングになるとIN1お
よびIN3がそれぞれ“Low”および“High”となる。
この場合、レベル検出回路16ではL3が“High”とな
るため論理積回路26を介して差動入力バッファ11の
出力L1がL2へと出力され続ける。以後、通常動作時
はこの動作が繰り返される。
【0029】次に、入力信号INおよびIN#が通常の
入力から異常入力に変化した場合について説明する。図
5および図8を参照すると、まず、入力信号INおよび
IN#からそれぞれ“High”と“Low”の信号が入力さ
れているとする。差動入力バッファ12および13では
それぞれ入力信号INおよびIN#が閾値電圧Vref'と
比較され、IN1には“High”が、IN3には“Low”
が出力される。すると、レベル検出回路16のL3が
“High”となり、論理積回路26によって差動入力バッ
ファ11の出力L1がL2へと出力される。
【0030】その後、何らかの異常により、入力信号I
NおよびIN#が共に参照電圧Vrefに収束すると、t
5のタイミングでIN1は“High”から“Low”へと切
り替わり、IN3は“Low”のまま保持される。しかし
ながら、IN1及びIN3が遅延時間tdだけ遅延され
たIN2およびIN4はt5及びt6のタイミングでは
それぞれ“High”および“Low”を示している。このた
め、t5及びt6のタイミングではIN2が“High”、
IN1,IN3及びIN4が“Low”となり、レベル検
出回路16ではL3が“High”となる。したがってレベ
ル検出回路16では通常の信号レベル切り替え期間ta
と判断されて差動入力バッファ11の出力L1がL2へ
と出力される。しかしながら、IN1が“Low”となっ
てからtdの時間が過ぎたt7のタイミングでは、IN
2は“High”から“Low”に切り替わる。t7のタイミ
ングにおいてIN1〜IN4の全てが“Low”となる
と、レベル検出回路の16のL3は“Low”となる。す
ると、レベル検出回路16では差動入力バッファ11に
誤動作の可能性があると判断されてL2への出力が“Lo
w”に固定される。このようにして、入力信号INおよ
びIN#が何らかの障害により同一レベルを入力し続け
る場合には、入差動入力回路10から誤った信号が出力
されることが防止される。
【0031】本実施例では、閾値電圧Vref'が参照電圧
Vrefよりも高く設定しているため、差動入力バッファ
12および13の出力IN1およびIN3が同時に“Hi
gh”となることはない。したがって、IN1およびIN
3を遅延させたIN2およびIN4もまた同時に“Hig
h”となることはない。
【0032】また、他の実施例として、図9のようにレ
ベル検出回路16の論理を変更することで、閾値電圧V
ref'を参照電圧Vrefよりも低い電圧と設定することも
可能である。閾値電圧Vref'を参照電圧Vrefよりも低
い値に設定した場合は、IN1およびIN3が同時に
“Low”になることはなく、また、IN2およびIN4
が同時に“Low”となることもない。また、レベル検出
回路16がL1をL2に送出する条件は、IN1および
IN3が“High”と“Low”の組になっている場合か、
または、IN1およびIN3が共に“High”であってI
N2およびIN4が“High”と“Low”の組になってい
る場合となる。
【0033】以上のように、本発明の実施の形態である
差動入力回路10によれば、差動入力信号である入力信
号INおよびIN#において、同一レベルの信号が所定
の時間以上連続して入力され続けた場合でも、誤った信
号を出力することなく動作することが可能となる。
【0034】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
差動入力回路は、電源制御が異なるインタフェースや接
続が分離可能で、接続相手(入力側)が無くなる場合の
あるインタフェース等において、同一レベルの入力信号
が連続して入力され続けても誤動作を起こすことなく安
定した動作を保証することが可能となる。
【0035】また、入力信号となる差動信号のペアに同
一の終端電圧を使用することができるため、高速な信号
伝送も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】本発明の実施の形態における入力信号のタイム
チャートである。
【図3】本発明の実施の形態における入力信号のタイム
チャートである。
【図4】本発明のレベル検出回路の動作を示す流れ図で
ある。
【図5】本発明のレベル検出回路の構成を示すブロック
図である。
【図6】本発明のレベル検出回路の動作条件を示す図で
ある。
【図7】本発明の実施例の動作を示すタイムチャートで
ある。
【図8】本発明の実施例の動作を示すタイムチャートで
ある。
【図9】本発明の他のレベル検出回路の構成を示すブロ
ック図である。
【図10】従来の差動入力回路を示す図である。
【符号の説明】
10 差動入力回路 11〜13 差動入力バッファ 14,15 遅延回路 16 レベル検出回路 21〜24,26 論理積回路 25 論理和回路 41 入力回路 42 差動入力回路 43 伝送線

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2つの入力信号の一方と閾値電圧とを入力
    とする第1の差動入力バッファと、 前記2つの入力信号の他方と前記閾値電圧とを入力とす
    る第2の差動入力バッファと、 前記第1及び第2の差動入力バッファの出力をそれぞれ
    所定時間遅延させる第1及び第2の遅延回路と、 前記第1及び第2の差動入力バッファの出力と、前記第
    1及び第2の遅延回路の出力とから、前記2つの入力信
    号が所定時間以上連続して互いに同一レベルの信号とな
    っているか否かを判断し、所定時間以上連続して互いに
    同一レベルの信号となっていると判断すると所定の信号
    を出力するレベル検出回路とを有することを特徴とする
    差動入力回路。
  2. 【請求項2】前記2つの入力信号を入力とする第3の差
    動入力バッファをさらに有し、 前記レベル検出回路は、前記2つの入力信号が所定時間
    以上連続して互いに同一レベルの信号となっていないと
    判断した際は、前記第3の差動入力バッファの出力と前
    記所定の信号とから前記第3の差動入力バッファの出力
    を選択して出力することを特徴とする請求項記載の差
    動入力回路。
  3. 【請求項3】前記レベル検出回路は、前記第1及び第2
    の差動入力バッファの出力が互いに同一で、かつ、前記
    第1及び第2の遅延回路の出力が互いに異なるときに、
    前記2つの入力信号が所定時間以上互いに同一レベルで
    あると判断することを特徴とする請求項記載の差動入
    力バッファ。
  4. 【請求項4】前記閾値電圧は、前記2つの入力信号の参
    照電圧とは異なる値であることを特徴とする請求項
    載の差動入力回路。
  5. 【請求項5】2つの入力信号を受けて動作する差動入力
    回路において、 前記2つの入力信号をそれぞれ閾値電圧と比較し、 前期比較結果と前記比較結果のそれぞれを所定時間遅延
    させた遅延信号とから前記2つの入力信号が所定時間以
    上互いに同一レベルであるか否かを判断し、 前記2つの信号が所定の時間以上互いに同一レベルであ
    れば、所定の信号を出力することを特徴とする差動入力
    回路の誤動作防止方法。
  6. 【請求項6】前記比較結果が同一で、かつ、それぞれの
    前記遅延信号が相異なる場合に前記2つの入力信号が所
    定の時間以上互いに同一レベルであると判断することを
    特徴とする請求項記載の差動入力回路の誤動作防止方
    法。
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