JP3381482B2 - ワイヤ放電加工装置のワイヤ電極回収装置 - Google Patents

ワイヤ放電加工装置のワイヤ電極回収装置

Info

Publication number
JP3381482B2
JP3381482B2 JP26427095A JP26427095A JP3381482B2 JP 3381482 B2 JP3381482 B2 JP 3381482B2 JP 26427095 A JP26427095 A JP 26427095A JP 26427095 A JP26427095 A JP 26427095A JP 3381482 B2 JP3381482 B2 JP 3381482B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
wire electrode
rotary blade
blade
cutting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP26427095A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09108951A (ja
Inventor
田中  誠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP26427095A priority Critical patent/JP3381482B2/ja
Publication of JPH09108951A publication Critical patent/JPH09108951A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3381482B2 publication Critical patent/JP3381482B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23HWORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
    • B23H7/00Processes or apparatus applicable to both electrical discharge machining and electrochemical machining
    • B23H7/02Wire-cutting
    • B23H7/08Wire electrodes
    • B23H7/10Supporting, winding or electrical connection of wire-electrode
    • B23H7/108Used wire disposal devices

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、ワイヤ電極を工
具に、導電性を有する被加工物間との放電エネルギーに
より、被加工物を所望の形状に切断加工するワイヤ放電
加工装置に関するもので、特に加工中のワイヤ電極の回
収効率の向上を図るワイヤ回収機構の改良に関するもの
である。 【0002】 【従来の技術】第11図は従来のワイヤ放電加工装置の
ワイヤ電極回収機構を示す概略図であり、1はワイヤ電
極であり、図示しないワイヤ供給ボビンから巻き出さ
れ、ブレーキ手段にて張力を作用される。2は回収パイ
プであり、加工部から出たワイヤ電極1を回収部まで案
内する。4はピンチロ−ラであり、5はキャプスタンロ
−ラである。ピンチロ−ラ4は、軸8を中心に回転支持
されたテコ7に回転自在に保持されると共に、テコ7に
作用するバネ9の力でキャプスタンロ−ラ5に押圧され
ている。12はモ−タであり、キャプスタンロ−ラ5に
直結されており、図示しない制御装置の信号により回転
停止可能に構成されている。15はケ−スであり、一面
にワイヤ電極1を導入する穴を、また下方に切断済みの
ワイヤ電極16の排出穴を有している。17は固定刃、
18は回転刃であり、固定刃17はケ−ス15のワイヤ
電極1を導入する穴に勘合して固定されている。回転刃
18は固定刃17とわずかな間隙をもって例えば玉軸受
けなどで回転自在にケ−ス15に保持されており、モ−
タ19と直結され、図示しない制御装置の信号により回
転停止可能に構成されている。20は切断済みワイヤ電
極16を受け回収する回収箱である。 【0003】次に動作について説明する。被加工物を加
工する場合、ワイヤ電極1を供給しながら加工電源を動
作させ、被加工物とワイヤ電極1間に電圧をかけ、放電
を発生させることにより被加工物を切断加工する。この
時、ワイヤ電極1は常時ワイヤボビンより供給する必要
がある。加工の時ワイヤ電極1は、ピンチロ−ラ4とキ
ャプスタンロ−ラ5の間に挟持されると共に、先端部は
固定刃17の中を通過し、回転刃18の位置にある。こ
の時、回転刃用モ−タ19は常時回転している。次に、
制御装置の信号でキャプスタン用モ−タ12を回転させ
る。モ−タ12が回転することによりそれに直結された
キャプスタンロ−ラ5が回転し、ワイヤ電極1とロ−ラ
4、5との摩擦力により、ワイヤ電極1は滑らずに送り
出される。送り出されたワイヤ電極1は、固定刃17と
回転している回転刃18の間隙で切断される。ワイヤ電
極1の切断長さは、キャプスタンロ−ラ5の外径Dと回
転数N、および回転刃18の刃数rと回転数nにより決
まる。 ワイヤ電極の切断長さ =(D×π×N)/(r×n) 切断されたワイヤ電極16は、ケ−ス15の排出穴より
落下し、回収箱20に堆積し回収される。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】従来のワイヤ放電加工
装置のワイヤ電極回収機構は上記のように構成されてい
たので、加工中にワイヤ電極に付着した水分が切断済み
ワイヤ電極にも付着しており、その表面張力の影響で切
断済みワイヤ電極がケ−ス内部に残留していた。このケ
−ス内部の上方に付着した切断済みワイヤ電極の堆積量
が増加し、その重みで周期的に落下するようになり、落
下位置が固定刃と回転刃の切断部分に落下した場合、そ
の隙間に噛み込み回転刃の回転が停止し、その後の切断
が不能になる場合があった。また落下しないで、ケ−ス
内上部が加工の進行(連続したワイヤ切断)により徐々
に切断済みワイヤ電極で埋まり、最終的に固定刃と回転
刃の切断部分に噛み込んで回転刃の回転が停止し、その
後の切断が不能になる不具合が発生する場合もあり、結
果として連続したワイヤ放電加工ができなくなってい
た。 【0005】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、ワイヤ電極に水分が付着してい
ても、ケ−ス内部に堆積することなく排出でき、回転刃
の回転を停止させず連続運転が可能になるワイヤ放電加
工機装置を得ることを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】この発明に係るワイヤ放
電加工装置のワイヤ電極回収装置は、ワイヤ電極と被加
工物との間に微小間隙を設け、この微小間隙に放電を発
生させ上記被加工物を切断加工するワイヤ放電加工装置
であって、上記ワイヤ電極の使用済部分を巻きだし回収
すると共に、この巻きだし回収された上記ワイヤ電極を
切断する切断刃を備えたワイヤ電極回収手段を有するワ
イヤ放電加工装置において、上記ワイヤ電極回収手段が
固定刃と回転刃による切断方式を用いたものであると共
に、これら固定刃及び回転刃により切断された上記ワイ
ヤ電極の上方への飛散を防止する、上記回転刃の刃先軌
跡に対し接触ないしは微小間隙を持って対向する面を有
する干渉手段を備えるようにしたものである。 【0007】 【0008】 【発明の実施の形態】実施の形態1. 以下この発明の実施の形態を図を用いて説明する。図1
実施の形態1に係るワイヤ放電加工装置のワイヤ切断
回収機構のカッタ内部部分を示す概略図であり、図にお
いて、30は干渉材であり、ケ−ス15の内寸に勘合
し、さらに回転刃18の刃先の回転軌跡に対し、接触な
いしは微小間隙を持って保持され、かつ固定刃17に対
してもわずかな間隙を有しており、弾性を有する材質で
構成され、固定ネジ32で固定されている。図中Aは回
転刃18の回転方向を表す。 【0009】次にこの発明の実施の形態の動作について
説明する。ワイヤ放電加工およびワイヤ電極1の回収動
作については、従来と同一でありここでは省略し、切断
したワイヤ電極16の挙動についてのみ説明する。回転
刃18で切断された切断済みワイヤ電極16はその回転
刃18の回転による力によりケ−ス15の全方向に飛び
散っている。ここで下方に飛び散ったものはそのまま落
下し、回収箱20へ回収される。また、上方に飛散しよ
うとするものは、干渉材30の存在により飛散すること
が出来ず、カッタのすくい面に残留する。しかし回転刃
18の遠心力および重力の作用により、干渉材30のな
い部分、すなわち下方に来たときのみ飛散および落下
し、切断済みワイヤ電極16はケース15の上部にたま
ることなく常に回収箱20に回収される。 【0010】この発明の実施の形態において、干渉材3
0の材質としてスポンジ、発泡ゴム、軟質ゴムなどのゴ
ムなど伸縮性を有する材料を使用すれば、回転刃18の
位置に関係なく取り付けて回転刃18と干渉材30が干
渉した場合でも、回転刃18の劣化が防止できる。 【0011】実施の形態2. 図2は実施の形態2に係るワイヤ放電加工装置のワイヤ
切断回収機構部分を示す概略図であり、図において35
は略鉛直に構成された回転刃であり、取付姿勢は異なる
が、従来例と同様にモ−タ19とカップリング37を介
して直結されている。その他の構成は発明の実施の形態
1と同様であるため説明を省略する。 【0012】次にこの発明の実施の形態の動作について
説明する。ワイヤ放電加工およびワイヤ電極1の回収動
作については従来と同一であり、ここではその説明を省
略し、切断済みワイヤ電極16の挙動についてのみ説明
する。回転刃35で切断された切断済みワイヤ電極16
は、その回転刃35の回転による力によりカッタケ−ス
15の全方向に飛び散っている。しかし、この発明の実
施の形態においては、回転刃35の回転軸が略垂直に構
成されているので、その飛散方向は、回転刃35の回転
軸を中心にした水平面上の全方向であり、固定刃17と
回転刃35が接する点、すなわち切断点より上方へ飛散
することがない。従って、加工中にワイヤ電極1に付着
した水分が切断済みワイヤにも付着しており、その表面
張力の影響でケ−ス内部に残留して堆積量が増加し、ワ
イヤ電極16の重みで周期的に落下するようになっても
切断刃を損傷することがなく、回収箱20に回収され
る。 【0013】この発明の実施の形態において、以上の説
明では回転刃35の回転軸を略鉛直に構成したが、カッ
タ回転軸を略鉛直ではなく、水平方向に対しある角度傾
斜するだけでも同様の効果を有する。 【0014】実施の形態3. 図3は実施の形態3に係るワイヤ放電加工装置のワイヤ
切断回収機構における回転刃形状を示す概略図であり
a図が正面図、b図が下面図を表している。図において
38は回転軸方向に対して、図のように刃のすくい面が
下方を向くねじれ角θを有する回転刃であり、発明の実
施の形態2の回転刃35と同様に組み付けられている。
図中Cは刃の回転軸を、図B−Bは回転軸Cを通り、ワ
イヤ電極送りだし方向に平行な直線を示す。またPは固
定刃17と回転刃38が最も接近する点(切断点)であ
る。図から明らかなように、P点は直線B−B上に位置
するように、固定刃17と回転刃38の相対位置が固定
されている。この点は他の発明の実施の形態においても
同様である。 【0015】次にこの発明の実施の形態の動作について
説明する。ワイヤ放電加工およびワイヤ電極1の回収動
作については従来と同一であり、ここではその説明は省
略し、切断済みワイヤ電極16の挙動についてのみ説明
する。回転刃38で切断された切断済みワイヤ電極16
は、その回転刃38の回転による力によりカッタケ−ス
15の全方向に飛び散っている。加工中にワイヤ電極1
に付着した水分が切断済みワイヤにも付着しており、そ
の表面張力の影響でまれに回転刃38のすくい面に沿っ
て飛散するものもあるが、刃のすくい面が下方を向くね
じれ角θを有する回転刃であるためその方向は下方にな
る。従って、切断済みワイヤ電極16の飛散は、実施の
形態2と同様水平面方向に飛散し、カッターケース15
に付着したものは堆積量が増加し、ワイヤ電極16の重
みで周期的に刃に損傷を与えることなく落下するように
なり、回収箱20に回収される。また、すくい面に沿っ
た物はそのまま下方へと落下し、回収箱20に回収され
る。 【0016】実施の形態4. 図4、図5は実施の形態4に係るワイヤ放電加工装置の
ワイヤ切断回収機構部分を示す概略図であり、図におい
て40は回転刃であり、軸43に同心に勘合し、固定ネ
ジ45により固定されている。軸43はモ−タ19とカ
ップリング37により直結されており、ケ−ス15にベ
アリング47により回転自在に支持されている。48は
ケ−ス15に設けられた、工具挿入穴であり、回転刃4
0を軸43に固定している固定ネジ45で締め付けて固
定するときに使用するためのものである。また、図4と
図5は同じ発明の実施の形態においての回転刃40の軸
方向の取付位置を変えたものを表している。 【0017】次にこの発明の実施の形態の動作について
説明する。ワイヤ放電加工およびワイヤ電極1の回収動
作については従来と同一であり、ここではその説明を省
略し、寿命となったカッタ特に回転刃40が寿命になっ
た場合の交換についてのみ説明する。回転刃40が寿命
になった場合、ケ−ス15の側面に設けた保守用の工具
挿入穴48より工具を挿入し、固定ネジ45を緩める。
すると回転刃40は軸43に対し上下方向に移動可能に
なる。そして、固定刃17の穴位置に対し、図5に示す
ように回転刃40の当たる位置を変更する。その後再度
固定ネジ45を締め付け、回転刃40と軸43を固定す
る。これにより回転刃40は未使用部分を使用すること
になり再度新品同様のワイヤ電極電極切断能力を発揮す
る。この発明の実施の形態においては、このように回転
刃40の軸方向の取付位置を調整できるようにしたこと
により、回転刃交換に至るまでの時間、すなわち寿命を
大幅に増大させることが出来る。 【0018】この発明の実施の形態については、回転刃
40の取付位置を変更することには関係なく、その効果
が発揮できる。また、ケ−スが図4、図5のように回転
刃40の取り付け位置調整用の穴48を持った箱状では
なく、回転刃40の取り付け位置調整用にケースの一方
が解放されている形状でも良い。さらに、回転刃40の
移動を図6に示すように、エアシリンダ−65またはモ
−タ回転力を用いたラックアンドピニオンや送りネジ機
構などの直線移動可能な機構により実施するように構成
することもできる。このように構成すれば、回転刃40
が寿命になった場合に自動的に回転刃40の位置変更を
することが可能になり、連続無人自動加工が可能とな
る。またワイヤ電極切断中、常時回転刃40を回転軸に
平行に往復移動させるように構成すれば、回転刃40の
消耗が回転刃40の全刃面に均等に生じることになり、
回転刃を有効に使用できるし、また寿命も長くなる効果
がある。 【0019】実施の形態5. 図7および図8は実施の形態5を示したものであり、図
7は位置決め基準面50を設けた固定刃17の一例を示
し、図8は位置決め基準面52を設けた固定刃17の一
例を示したものである。図7は四角形、図8は六角形の
フランジ部を有し、このフランジの多角形を成す各辺が
固定刃17をケース15に固定するときの位置決め基準
面を成している。 【0020】次にこの発明の実施の形態の動作について
説明する。ワイヤ放電加工およびワイヤ電極1の回収動
作については従来と同一であり、ここでは説明を省略
し、寿命となったカッタ、特に固定刃17が寿命になっ
た場合の交換についてのみ説明する。固定刃17が寿命
になった場合、ケ−ス15より固定刃17を一旦外し軸
周りに回転して、従来使用した位置と変更してケ−ス1
5に挿入固定する。この際、固定刃17のフランジ部に
設けた多角形の基準面を用い、固定刃17の位置決めを
する。すなわち、例えば四角形の基準面の場合は90度
の正確な回転ができ、一つの固定刃17で最大4回まで
の位置変更をして使用することが出来る。 【0021】またこの発明の実施の形態における固定刃
17の位置決め基準は、形状的な基準ではなく、簡単な
マ−クでも良いことはいうまでもない。さらにこの発明
の実施の形態において、固定刃17の回転をモ−タの回
転により自動的に回転割り出しできるように構成すれ
ば、固定刃17の使用部が寿命になった場合、自動的に
固定刃17の交換が可能になり、連続無人自動加工が可
能となる。また、ワイヤ切断中常時、図9に示すように
固定刃17をモータ67でギヤセット68により回転さ
せるように構成すれば、固定刃17の消耗が固定刃17
の全刃面に均等に生じることになり、固定刃17を有効
に使用できるし、また寿命も長くなる効果がある。 【0022】実施の形態6. 図10は実施の形態6を示したものであり、図において
60は振動子であり、カッタケ−ス15に直結されてお
り、カッターケース15に振動を加えることが出来るよ
うに構成されている。そして例えば、カッターケース1
5をワイヤ電極送り動作すなわち、キャプスタン用モ−
タ12の回転に同期して振動させたり、あるいはワイヤ
電極の送り時に周期的に振動させたりする。 【0023】次にこの発明の実施の形態の動作について
説明する。ワイヤ放電加工およびワイヤ電極1の回収中
の動作については従来と同一であり、ここではその説明
は省略し、切断済みワイヤ電極16の挙動についてのみ
説明する。回転刃18で切断された切断済みワイヤ電極
16は、その回転刃18の回転による力によりカッタ−
ケ−ス15の全方向に飛び散っている。ここで、ワイヤ
電極回収動作に同期して、カッタケ−ス15に直結され
た振動子60も動作しており、カッタケ−ス15はその
振動子60がもつ周波数で振動する。従って、加工中に
ワイヤ電極1に付着した水分が切断済みワイヤ電極16
にも付着しており、その表面張力の影響でケ−ス内部に
付着しても、ケ−ス15の振動により回転刃18の回転
を妨げるような切断済みワイヤ電極16の残留が発生す
る以前に、落下して回収箱20に回収される。 【0024】 【発明の効果】この発明に係るワイヤ放電加工装置のワ
イヤ電極回収装置によれば、ワイヤ電極と被加工物との
間に微小間隙を設け、この微小間隙に放電を発生させ上
記被加工物を切断加工するワイヤ放電加工装置であっ
て、上記ワイヤ電極の使用済部分を巻きだし回収すると
共に、この巻きだし回収された上記ワイヤ電極を切断す
る切断刃を備えたワイヤ電極回収手段を有するワイヤ放
電加工装置において、上記ワイヤ電極回収手段が固定刃
と回転刃による切断方式を用いたものであると共に、こ
れら固定刃及び回転刃により切断された上記ワイヤ電極
の上方への飛散を防止する、上記回転刃の刃先軌跡に対
接触ないしは微小間隙を持って対向する面を有する干
渉手段を備えるようにしたので、切断済みワイヤが付着
した水分の表面張力の影響でケ−ス内部の上方に付着す
ることを防止でき、ワイヤの重みで周期的に落下するこ
となく、切断済みワイヤの切断部への噛み込みによる回
転刃の回転の停止、その後の切断が不能になる不具合が
発生することがなく連続したワイヤ放電加工が可能とな
る。 【0025】
【図面の簡単な説明】 【図1】実施の形態1に係るワイヤ放電加工装置のワイ
ヤ切断回収機構のカッタ内部部分を示す概略図である。 【図2】実施の形態2に係るワイヤ放電加工装置のワイ
ヤ切断回収機構部分を示す概略図である。 【図3】実施の形態3に係るワイヤ放電加工装置のワイ
ヤ切断回収機構における回転刃形状を示す概略図であ
る。 【図4】実施の形態4に係るワイヤ放電加工装置のワイ
ヤ切断回収機構部分を示す概略図である。 【図5】図4の装置においてワイヤ放電加工装置のワイ
ヤ切断回収機構部分の回転刃の位置変更をした図であ
る。 【図6】実施の形態4に係るワイヤ放電加工装置のワイ
ヤ切断回収機構部分を示す概略図である。 【図7】実施の形態5に係るワイヤ放電加工装置のワイ
ヤ切断回収機構部分の固定刃の基準面の例を示す概略図
である。 【図8】実施の形態5に係るワイヤ放電加工装置のワイ
ヤ切断回収機構部分の固定刃の基準面の例を示す概略図
である。 【図9】実施の形態5に係るワイヤ放電加工装置のワイ
ヤ切断回収機構部分を示す概略図である。 【図10】実施の形態6に係るワイヤ放電加工装置のワ
イヤ切断回収機構部分を示す概略図である。 【図11】従来のワイヤ放電加工装置のワイヤ切断回収
機構部分を示す概略図である。 【符号の説明】 1 ワイヤ電極 4 ピンチロ−ラ 5 キャプスタンロ−ラ 15 ケ−ス 17 固定刃 18 回転刃 20 回収箱 30 干渉材 35 略垂直に構成された回転刃 38 右方向のねじれ角を有する回転刃 50 位置決め基準を持つ固定刃 52 位置決め基準を持つ固定刃 60 振動子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−212627(JP,A) 特開 平6−297230(JP,A) 特開 平1−240222(JP,A) 特開 平5−301123(JP,A) 特開 昭63−114820(JP,A) 実開 昭62−103441(JP,U) 実開 平2−15825(JP,U) 実開 昭61−9212(JP,U) 実公 昭62−7449(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23H 7/10

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ワイヤ電極と被加工物との間に微小間隙
    を設け、この微小間隙に放電を発生させ上記被加工物を
    切断加工するワイヤ放電加工装置であって、上記ワイヤ
    電極の使用済部分を巻きだし回収すると共に、この巻き
    だし回収された上記ワイヤ電極を切断する切断刃を備え
    たワイヤ電極回収手段を有するワイヤ放電加工装置にお
    いて、上記ワイヤ電極回収手段が固定刃と回転刃による
    切断方式を用いたものであると共に、これら固定刃及び
    回転刃により切断された上記ワイヤ電極の上方への飛散
    を防止する、上記回転刃の刃先軌跡に対し接触ないしは
    微小間隙を持って対向する面を有し、上記回転刃と干渉
    した場合でも回転刃の劣化が防止できるような伸縮性を
    有する材料からなる干渉手段を備えたことを特徴とする
    ワイヤ放電加工装置のワイヤ電極回収装置。
JP26427095A 1995-10-12 1995-10-12 ワイヤ放電加工装置のワイヤ電極回収装置 Expired - Fee Related JP3381482B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26427095A JP3381482B2 (ja) 1995-10-12 1995-10-12 ワイヤ放電加工装置のワイヤ電極回収装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26427095A JP3381482B2 (ja) 1995-10-12 1995-10-12 ワイヤ放電加工装置のワイヤ電極回収装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09108951A JPH09108951A (ja) 1997-04-28
JP3381482B2 true JP3381482B2 (ja) 2003-02-24

Family

ID=17400844

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26427095A Expired - Fee Related JP3381482B2 (ja) 1995-10-12 1995-10-12 ワイヤ放電加工装置のワイヤ電極回収装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3381482B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10085489B4 (de) * 2000-09-28 2013-05-29 Mitsubishi Denki K.K. Funkenerosive Drahtschneidemaschine

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09108951A (ja) 1997-04-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0585927B1 (en) Disc-shaped knife rotary cutter
US4438312A (en) Method of and device for conducting machining current to a wire-electrode tool in a wire-cutting electroerosion machine
WO1998043771A1 (fr) Coupe-fils pour machine a couper les fils par decharges electriques
JP3166116B2 (ja) 磁気記録媒体の裁断方法及び装置
JP3381482B2 (ja) ワイヤ放電加工装置のワイヤ電極回収装置
EP0633086B1 (en) Inner diameter saw slicing machine
US5357072A (en) Wire consolidator for wirecut EDM
JP4270846B2 (ja) 金属箔スリット加工装置
CN110877343A (zh) 用于收集机加工部分的收集机构及收集方法
JP3298922B2 (ja) ワイヤ放電加工機におけるワイヤ電極の切断装置
KR100782672B1 (ko) 회전 커터 장치 및 회전 커터 장치에 있어서 고정날의 설치 각도를 조정하는 방법
JP2000126746A (ja) 石膏ボードの紙剥離装置
JPH0863074A (ja) 脱トナー・ロールの寿命を増加させる非一様なスクレーパ・ブレード負荷
JPH07246555A (ja) 金属製円筒物の表面加工方法及び装置
CN214601084U (zh) 一种拉拔机的润滑进粉装置
JPS6153170B2 (ja)
JPH0557529A (ja) ワイヤ送出し装置
JP2001212720A (ja) ワイヤ電極の処理装置とその処理方法、及びワイヤカット放電加工装置
JP2553730Y2 (ja) 回転切削装置
JPH1058439A (ja) ワイヤソー
JP2001112138A (ja) 剥離装置
JPH0223314B2 (ja)
JPS6321802A (ja) 抵抗器のトリミング装置
JP6691289B2 (ja) ロールプレス装置
JP3367325B2 (ja) ワイヤ放電加工機のワイヤ切断装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071220

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081220

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091220

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091220

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101220

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees