JP3380183B2 - パレット転回放出装置 - Google Patents

パレット転回放出装置

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JP3380183B2 JP04811599A JP4811599A JP3380183B2 JP 3380183 B2 JP3380183 B2 JP 3380183B2 JP 04811599 A JP04811599 A JP 04811599A JP 4811599 A JP4811599 A JP 4811599A JP 3380183 B2 JP3380183 B2 JP 3380183B2
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仁男 遠藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、各種ワーク加工
処理の前段において、処理対象のワークを積載してきた
パレットから一気に放出するためのパレット転回放出装
置に関し、特に、パレットを180度以上に転回させて
ワークを一気に放出することを特徴としたパレット転回
放出装置に関する。
【0002】
【発明の背景】作業者の手作業を主とした各種ワーク加
工処理は、作業者の労力と作業性を考慮して、立ち姿
勢、又は腰掛け姿勢でできるように作業位置を所定の高
さに維持して行うことが多い。
【0003】このように一定の高さに保たれている場合
には、通常、未処理ワークを溜めて置くストック位置
も、ほぼ同じ高さの位置に設定するのが好ましいもので
ある。
【0004】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】ところ
で、この一定高さをもったストック位置へのワーク供給
は、従来、他所から積載搬送してきたワークをいちいち
手作業で移したり、搬送装置を用いていた。かかる装置
は、例えば、ワークが金属製のクランプやパイプ等の比
較的重量物である場合に、ワークを積載してきたパレッ
トを所定位置に置き、ここから吸着手段でパレット内の
ワークを懸垂保持して、目的の位置で開放させる構成で
あった。
【0005】しかし、重量のあるワークを一定高さのス
トック位置へいちいち手作業で上下移動させることは、
腰の屈曲を繰り返し行わせるため非常に重労働となるば
かりでなく、誤って取りこぼし足などへ落下させて怪我
をする恐れもあった。
【0006】また、上述した搬送装置は、懸垂保持装置
やその移動機構を構築する必要があるため、装置全体が
大型となってしまうという欠点や、工程の変更に迅速に
対応できないという課題もあった。
【0007】
【目的】そこで、本願発明は、かかる課題に鑑みて為さ
れたものであり、現在普及している汎用性パレットを載
置して適宜の所望回転角まで転回させることにより、所
定のストック位置に一気に放出させることができるパレ
ット転回放出装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本願発明にかかるパレット転回放出装置は、次のよ
うに構成されている。
【0009】すなわち、床面(F)に安定設置した基台
(1)と、該基台(1)の上部に所定の高さをもって配
設した放出受台(2)と、該放出受台(2)の一端部
(21)に水平幅方向の回動軸(22)をもって軸支し、
載置したパレット(P)を保持する可動台(3)と、前
記基台(1)にその一端側(40)を軸支した伸縮駆動
手段(4)と、該伸縮駆動手段(4)の進出する他端側
(41)に2本のリンクロッド(50、51)の幹部を
回動自在に軸支すると共に、該リンクロッド(50、5
1)の先端部(50t、51t)を放出受台(2)及び
可動台(3)とにそれぞれ各別にかつ回動自在に軸支し
たリンク機構(5)と、から成り、該リンク機構(5)
を介した前記伸縮駆動手段(4)の進出により、床面近
接位置を初期状態とした可動台(3)を回動軸(22)
をもって回動させることとしている。
【0010】また、上記リンク機構(5)の構成の例と
しては、一方のリンクロッド(50)の先端部(50
t)を、前記回動軸(22)より放出受台(2)側寄り
の所定位置に軸支し、他方のリンクロッド(51)の先
端部(51t)を、前記回動軸(22)より可動台
(3)の中央寄りの所定位置に軸支する構成としてい
る。
【0011】また、可動台(3)の回動角を180度以
上となるようにリンク機構(5)を構成することを特徴
とする。
【0012】
【作用】上記構成により、ワークを積載してきたパレッ
トを、可動台の載置部に載置保持する。
【0013】ここで、伸縮駆動手段を起動させると、可
動台は、パレットを保持したまま、上下及び前後方向へ
所定角度回動する。このときの回動角は、適宜に設定す
ることが可能であるが、リンク機構の構成により、18
0度以上の回動角となる。
【0014】そして、ワークがパレットに留まっている
ことができる最大傾斜角(「安息角」)以上に回動した
ところで、ワークがパレットから一気に放出受台へ落下
し、放出が行われる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本願発明にかかるパレット
転回放出装置の実施例の形態について、図面に基づき詳
細に説明する。
【0016】図1は本実施形態のパレット転回放出装置
の全体を示す斜視図であり、図2は可動初期状態を示す
側面図であり、図3〜6はその可動過程の状態を示す要
部拡大側面図である。
【0017】本願パレット転回放出装置(以下「装
置」)は、主に、基台1、放出受台2、可動台3、伸縮
駆動手段4、及びリンク機構5からなるものである。
【0018】基台1は、装置全体の安定のためのアンカ
ーベースとなるもので、鉄骨などで矩形枠状に形成して
略平坦な床面Fに設置固定する。該基台1の前部側(図
面2の右側、以下同様)には、可動台3が初期状態で当
接する下側開放の支持枠台10を配設しており、基台1
の後部側(図面2の左側、以下同様)には、放出受台2
と連続するストック台11を配設している。ストック台
11の両側(図面2の手前側と向側、以下同様)及び後
部側には、囲い板12を取り付けている。
【0019】放出受台2は、基台1の上部に所定の高さ
をもって上面が後部側に下降傾斜した状態で配設してお
り、またその後部側は、前記ストック台11と連続させ
ている。さらに、ストック台11の両側には、所定高さ
の防護板20を配設している。
【0020】可動台3は、初期状態(図2の状態。)で
略水平位置となる載置部30と、これと略垂直に立設一
体化させた背当部31とにより、側面視略L字状に構成
している。背当部31の上端部32と前記放出受台2の
前部側の端部21とを、それぞれ取付部材21a、32
aを介して水平幅方向の回動軸22をもって軸支持(以
下「軸支」)している。
【0021】可動台3の載置部30は、本装置専用のパ
レットではなく、工場内のワーク運搬用パレットとして
広く普及している汎用パレットPを載置し得る形状に構
成しており、載置したパレットPを保持固定できる係止
手段(図示省略。)を備えている。この係止手段は、特
別な構成のものではなく、一般的な機構でよく、例え
ば、載置部30に係合フックを取付け、このフックをパ
レットPの底部または側部に引っ掛けて係止する機構で
もよい。
【0022】次に、伸縮駆動手段とは、供給されるエネ
ルギーにより直線方向へ進出後退して比較的大きな進出
力を発生する機構を意味し、これには、例えば、油圧や
エアー圧で伸縮するピストン・シリンダ機構、ボールね
じ機構、又はパンタグラフ機構、などが挙げられる。本
実施例では、油圧駆動のピストン・シリンダ機構4を用
いている。
【0023】該ピストン・シリンダ機構4の配置は、一
端側のシリンダ幹部40を基台1の後部側に上下方向の
回動を可能にして軸支し、他端側のピストン先端部41
を後述するリンク機構5に連結している。
【0024】最後に、該リンク機構5は、ピストン先端
部41に、2本のリンクロッド50、51の幹部をそれ
ぞれ回動可能にして各別に取付け、その一方のリンクロ
ッド50の先端部50tを、前記可動台3と放出受台2
との回動軸22より放出受台2の中央寄り(後部側よ
り)の裏面位置に軸支し、他方のリンクロッド51の先
端部51tを、前記回動軸22より可動台3の中央寄り
(載置部より)の背当部31の裏面側に軸支して構成し
ている。
【0025】[本実施例の作用]本実施例は上記のよう
に構成することにより、次のように作用する。
【0026】先ず、図3(図2の要部拡大図)の状態を
初期状態とし、可動台3は基台1の支持枠台10に当接
して水平安定状態に置かれる。ここで、ワークを積載し
てフォークリフト車(図示省略。)などで運ばれてきた
上方開放のパレットPを載置部30に載せ置き適宜の係
止手段で保持固定する。
【0027】次いで、ピストン・シリンダ機構4を起動
させると、ピストン先端部41が進出移動し、その進出
力がリンク機構5の各リングロッド50、51に作用す
る。これにより、各リングロッド50、51は、その挟
角αが広がる方向に連携作動し、これにより可動台3
が、放出受台2の上面に向かって図3から図6に図示す
るように回動することになる。
【0028】ここで、この回動台3の回動角の設定は、
リンク機構5の構成、すなわち、各リンクロッド50、
51の長さと、その取付け位置を適宜に設定することに
より180度以上に構成することも可能である。本実施
例では、各リンクロッド50、51の長さを、その先端
部50t、51tの取付け位置から軸支点22までの長
さよりも長く設定することにより、180度以上の回動
角を実現している。
【0029】このように180度以上に可動台3が回動
し、背当部31の傾斜が安息角以上になったところでワ
ークはパレットPから一気に転げ落ちて、放出受台2に
放出され、ストック台11に滞積することになる。
【0030】放出後は、ピストン・シリンダ機構4を収
縮させて可動台3を初期状態へ戻し、またストック台1
1に滞積されたワークは、ここから順次移されて、次の
工程へ移行して加工処理される。 [他の実施形態の可能性]
【0031】上記実施形態においては、可動台3を当接
させる基台1の支持台10を、フォークリフト車のフォ
ークが挿入できるように下側開放で所定高さに設定して
いるが、これに限らず自走式のパレットを床面Pからそ
のまま移動させて載置できるように、可動台3の載置部
30を床面と当接するように設定してもよい。
【0032】また可動台3の軸支を放出受台2の前部側
端部で行っているが、必ずしも放出受台2に取りつける
必要はなく、別に基台1からその付近まで、支柱を立て
て軸支持するようにしてもよい。
【0033】
【効果】本願発明は以上のように構成されているため、
汎用パレットを載置して転回させることにより、収納搭
載したワークを一気に放出させることができる。この結
果、いままで手作業でおこっていたワークの取り出しが
不要となり、作業の効率化及び、作業者の労力軽減と安
全性を図ることができる。
【0034】また、伸縮駆動手段の進出力をリンク機構
を介して可動台に作用させているため、180度以上の
回転をさせ得ることができ、これによりパレットからワ
ークを一気に放出させることができる特徴的な効果を有
するもので、顕著な産業上の有用性を備えた新規なパレ
ット転回放出装置である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態のパレット転回放出装置の全体を
示す斜視図である。
【図2】 本実施形態の可動初期状態を示す全体側面図
である。
【図3】 本実施形態の可動過程の状態を示す要部拡大
側面図である。
【図4】 本実施形態の可動過程の状態を示す要部拡大
側面図である。
【図5】 本実施形態の可動過程の状態を示す要部拡大
側面図である。
【図6】 本実施形態の可動過程の状態を示す要部拡大
側面図である。
【符号の説明】
1 基台 10 支持枠台 11 ストック台 12 囲い板 2 放出受台 20 防護板 21 前部側の端部 21a 取付部材(前部側端部の〜) 22 回動軸 3 可動台 30 載置部 31 背当部 32 上端部 32a 取付部材 4 ピストン・シリンダ機構(伸縮駆動機構) 40 シリンダ幹部 41 ピストン先端部 5 リンク機構 50 リンクロッド 51 リンクロッド F 床面 P パレット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小沼 洋二 愛知県名古屋市中区上前津2丁目12番7 号 東洋機材工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−319097(JP,A) 実開 平5−35620(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66F 7/22

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】床面(F)に安定設置した基台(1)と、 該基台(1)の上部に所定の高さをもって配設した放出
    受台(2)と、 該放出受台(2)の一端部(21)に水平幅方向の回動
    軸(22)をもって軸支し、載置したパレット(P)を保
    持する可動台(3)と、 前記基台(1)にその一端側(40)を軸支した伸縮駆
    動手段(4)と、 該伸縮駆動手段(4)の進出する他端側(41)に2本
    のリンクロッド(50、51)の幹部を回動自在に軸支
    すると共に、各リンクロッド(50、51)の先端部
    (50t、51t)を放出受台(2)及び可動台(3)
    とにそれぞれ各別にかつ回動自在に軸支したリンク機構
    (5)と、から成り、 該リンク機構(5)を介した前記伸縮駆動手段(4)の
    進出により、床面近接位置を初期状態とした可動台
    (3)を回動軸(22)をもって回動させることを特徴
    とするパレット転回放出装置。
  2. 【請求項2】前記リンク機構(5)の構成において、 一方のリンクロッド(50)の先端部(50t)を、前
    記回動軸(22)より放出受台(2)側寄りの所定位置
    に軸支し、 他方のリンクロッド(51)の先端部(51t)を、前
    記回動軸(22)より可動台(3)の中央寄りの所定位
    置に軸支してなることを特徴とする請求項1記載のパレ
    ット転回放出装置。
  3. 【請求項3】可動台(3)の回動角を180度以上とな
    るようにリンク機構(5)を構成したことを特徴とする
    請求項1、又は2記載のパレット転回放出装置。
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