JP3380038B2 - 超音波皮脂厚測定装置 - Google Patents

超音波皮脂厚測定装置

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JP3380038B2 JP13035894A JP13035894A JP3380038B2 JP 3380038 B2 JP3380038 B2 JP 3380038B2 JP 13035894 A JP13035894 A JP 13035894A JP 13035894 A JP13035894 A JP 13035894A JP 3380038 B2 JP3380038 B2 JP 3380038B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波を用いて人体あ
るいは動物といった被験体の皮脂厚を測定する超音波皮
脂厚測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、人体あるいは動物の体内に向けて
超音波を送信し、その超音波が脂肪と筋肉との境界面で
反射する境界面エコーを検出して皮脂厚を検出するよう
にした皮脂厚測定装置が知られている(例えば、特許出
願公表昭57−500900号公報参照のこと)。すな
わち、この装置は、パルス発生器で発生させた超音波を
人体に向けて送信し、その境界面エコーを入力したら電
気信号に変換して増幅器で増幅し、その信号が所定のし
きい値を越えたら、境界面エコーを検出したとして、パ
ルス発生から境界面エコーの検出までの時間に基づい
て、皮下脂肪の厚みを測定するよう構成されている。
【0003】ところで、このような超音波皮脂厚測定装
置では、電気信号と超音波との相互変換割合が、温度や
回路を構成する素子のばらつきにより大きく変化してし
まい検出精度にばらつきが生じる。すなわち、同じ部位
を測定しても、温度や、センサ・回路の性能のばらつき
や、利得のばらつきなどにより、境界面エコーの観測が
不可能となったり、あるいは、観測できても極めて微弱
であったりする。
【0004】そこで、上述の従来の超音波皮脂厚測定装
置では、しきい値検出器が境界面エコーを検出するまで
の間、パルス発生器が超音波を発生する度に、増幅器の
利得やしきい値検出器のしきい値を段階的に上昇させて
検出感度を高め行き、温度やセンサ・回路の性能のばら
つきがあっても、確実に境界面エコーを検出できるよう
にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の超音波皮脂厚測定装置にあっては、測定を開始し
た後、段階的に検出感度を高める構成であるので、検出
感度が低下してしまっている場合、測定を開始してから
実際に境界面エコーを検出するまで時間がかかってしま
うという問題があり、また、このように時間がかかる
と、測定者に装置が故障しているのではないかといった
不安感を与えてしまうという問題も生じる。しかも、皮
脂厚の測定を行いながら段階的に検出感度を高める構成
では、構成やその処理が複雑になるという問題も生じ
る。
【0006】本発明は、上述の従来の問題点に着目して
なされたもので、温度やセンサなどのばらつきに関わら
ず、測定開始前の段階で、常に、一定の検出感度に校正
可能とすることを簡単な構成により達成することを目的
としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め本発明では、電気信号と超音波との相互変換を行う振
動子ならびに超音波を伝達する遅延部材を有して超音波
の送受信を行う超音波トランスデューサと、この超音波
トランスデューサの超音波の送信を制御する送信制御手
段と、前記超音波トランスデューサから被験体に向けて
超音波を送信した後に、超音波トランスデューサが受信
した信号から、被験体の皮脂と筋肉との間の境界面で反
射した境界面エコーを検出する境界面エコー検出手段
と、前記超音波の送信から境界面エコーの検出までの時
間に基づいて皮脂厚を求める皮脂厚演算手段と、を備え
た皮脂厚測定装置において、前記超音波トランスデュー
サが受信した信号から前記遅延部材の端面で反射した端
面エコーを検出する端面エコー検出手段と、装置の検出
感度を変更する検出感度変更手段と、皮脂厚測定時の検
出感度の校正を行う検出感度校正手段とを設けた。
【0008】前記検出感度変更手段は、請求項1記載の
装置では、前記送信制御手段から超音波トランスデュー
サへの出力電圧を変更することにより装置の検出感度を
変更するように構成しており、すなわち、前記出力電圧
を増加させれば超音波トランスヂューサから送信させる
超音波のレベルが高まることで、受信する端面エコーや
端面エコーの受信レベルも高まって検出感度が上昇し、
逆に、出力電圧を減少させれば各エコーの受信レベルも
低下して検出感度が低くなる。
【0009】そして、請求項1記載の検出感度校正手段
は、遅延部材の端面に何も当接させずに超音波を送信す
る校正作動時に、前記出力電圧を徐々に増加あるいは減
少させるように検出感度変更手段を作動させ、前記端面
エコー検出手段により所定のしきい値を越える端面エコ
ーが検出された時あるいは検出されなくなった時の出力
電圧に基づいて皮脂厚測定時の出力電圧を設定すること
で皮脂厚測定時の検出感度の校正を行うよう構成した。
【0010】また、請求項2記載の装置では、検出感度
変更手段は、前記端面エコー検出手段が端面エコー検出
と判定するしきい値ならびに前記境界面エコー検出手段
が境界面エコー検出と判定するしきい値を変更すること
により装置の検出感度を変更するように構成しており、
すなわち、一定レベルのエコーが入力されていても、各
検出手段のしきい値を増加すれば各エコーを検出しにく
くなるから検出感度が低くなり、逆に、各検出手段のし
きい値を減少させれば各エコーを検出し易くなるから検
出感度が高くなる。
【0011】そして、請求項2記載の検出感度校正手段
は、前記遅延部材の端面に何も当接させずに超音波を送
信する校正作動時に、前記端面エコー検出手段の前記し
きい値を徐々に増加あるいは減少させるように検出感度
変更手段を作動させ、そのしきい値を越える端面エコー
が検出されなくなった時あるいは検出された時のしきい
値に基づいて前記境界面エコー検出手段のしきい値を設
定することで皮脂厚測定時の検出感度の校正を行うよう
構成した。
【0012】また、請求項3記載の装置では、検出感度
変更手段は、前記境界面エコー検出手段ならびに端面エ
コー検出手段の入力利得を変更することにより装置の検
出感度を変更するように構成しており、すなわち、一定
レベルのエコーが入力されていても、各検出手段の入力
利得を増加すれば各エコーを検出し易くなるから検出感
度が高くなり、逆に、各検出手段の入力利得を減少させ
れば各エコーを検出しにくくなるから検出感度が低くな
る。
【0013】そして、請求項3記載の検出感度校正手段
は、前記遅延部材の端面に何も当接させずに超音波を送
信する校正作動時に、前記端面エコー検出手段の前記入
力利得を徐々に増加あるいは減少させるように検出感度
変更手段を作動させ、しきい値を越える端面エコーが検
出された時あるいは検出されなくなった時の端面エコー
検出手段の入力利得に基づいて境界面エコー検出手段の
入力利得を設定することで皮脂厚測定時の検出感度の校
正を行うよう校正した。
【0014】
【作用】本発明装置では、皮脂厚測定の前に、検出感度
の校正を行うもので、この校正時には、超音波トランス
デューサの遅延部材の端面に何も当接させずに超音波を
送信させる。この時、超音波トランスデューサの受信側
では、送信の残響の入力の直後に、遅延部材の端面で反
射した端面エコーが入力される。
【0015】そこで、検出感度校正手段は、請求項1記
載の装置では、出力電圧を徐々に増加あるいは減少させ
るよう検出感度変更手段を作動させ、また、請求項2記
載の装置では、端面エコー検出手段のしきい値を徐々に
増加あるいは減少させるように検出感度変更手段を作動
させ、請求項3記載の装置では、端面エコー検出手段の
入力利得を徐々に増加あるいは減少させるように検出感
度変更手段を作動させることにより検出感度を高めた
り、低めたりする。
【0016】そして、端面エコー検出手段の入力が所定
のしきい値を越えて端面エコーを検出したり、あるい
は、所定のしきい値を越えなくなってそれまで検出して
いた端面エコーを検出しなくなったりしたら、その時の
検出感度に基づいて皮脂厚測定時の検出感度の校正を行
う。すなわち、温度や装置の構成要素の固体差により超
音波の出力や受信の利得などがばらついて検出感度にば
らつきが生じていても、端面エコーが所定のしきい値を
越えるようになった状態あるいは越えなくなった状態を
形成することで、一定の検出感度の状態を得ることがで
きる。そこで、検出感度校正手段は、この時の検出感度
に基づいて皮脂厚測定時の検出感度の校正を行うもの
で、請求項1記載の装置では、この時の出力電圧に基づ
いて皮脂厚測定時の出力電圧を設定し、請求項2記載の
装置では、この時の端面エコー検出手段のしきい値に基
づいて境界面エコー検出手段のしきい値を設定し、請求
項3記載の装置では、この時の端面エコー検出手段の入
力利得に基づいて境界面エコー検出手段の入力利得を設
定するもので、これらによって、境界面エコーの検出感
度を常に一定にすることができる。
【0017】
【実施例】本発明実施例を図面に基づいて説明する。図
1は請求項1記載の発明に対応した第1実施例の超音波
皮脂厚測定装置の構成を示す全体構成図であり、図中1
は超音波トランスデューサである。この超音波トランス
デューサ1は、超音波を人あるいは動物といった被験体
に向けて送信するとともに、そのエコーを受信するため
のもので、電気信号を受けて振動する一方、振動を電気
信号に変換する機能を有する振動子1aと、後述するよ
うに、エコーを検出する時期を遅らせるための、ポリエ
チレンやシリコンなどを素材として略円柱形状に形成さ
れた遅延部材1bとを備えている。ちなみに、測定時に
は、遅延部材1bの端面1cを被験体に当接させる。
【0018】前記振動子1aは、整合回路2に接続され
ている。この整合回路2は、パルサー3からの信号を振
動子1aに伝える一方で、振動子1aからの信号を増幅
器4へ伝えるよう構成されている。
【0019】前記パルサー3は、CPU5からの信号に
基づいて振動子1aが超音波を送信するための駆動信号
を出力するもので、また、前記CPU5からの出力変更
信号sに応じて超音波の出力レベル、すなわち、振動子
1aへの駆動信号(出力電圧VOUT )を10段階に変更
可能に構成されている。したがって、パルサー3ならび
にCPU5で請求の範囲の送信制御手段ならびに検出感
度変更手段を構成している。
【0020】前記増幅器4は、波形成形を行うためのフ
ィルタ6ならびに検波器7に接続され、さらに、比較器
8に接続されている。この比較器8は、振動子1aが受
信したエコーのうち後述する端面エコーが第1しきい値
TH1 を越えたか否か、ならびに、後述する境界面エコ
ーが第2しきい値VTH2 を越えたか否かを比較し、これ
らのしきい値VTH1 ,VTH2 を越えた時に各エコーを検
出したと処理するものである。よって、増幅器4,フィ
ルタ6,検波器7,比較器8で請求の範囲の境界面エコ
ー検出手段ならびに端面エコー検出手段を構成してい
る。
【0021】また、前記CPU5には、測定結果(皮脂
厚)を表示するための表示器9が接続されている。
【0022】前記CPU5は、検出感度校正制御と皮脂
厚測定制御とを行う。まず、校正制御について、図2の
フローチャートにより説明する。
【0023】この検出感度校正制御は、図示を省略した
スイッチによりこの制御を選択する操作を行って校正開
始信号がCPU5に入力されるとスタートする。
【0024】ステップS1では、パルサー3が出力する
駆動信号の出力電圧VOUT を最低電圧Vmin に設定す
る。すなわち、この処理により装置の検出感度は最低の
状態に設定される。ステップS2では、設定した出力電
圧VOUT の駆動信号をパルサー3から整合回路2を経て
振動子1aに出力する。これにより、超音波トランスデ
ューサ1から超音波が送信される。ステップS3では、
振動子1aが受信しているエコーの電圧Vecho(検波器
7の出力)が、予め設定している第1しきい値VTH1
越えたか否かを判定する。すなわち、この検出感度校正
制御を行う場合には、遅延部材1bの端面1cには何も
当接させない状態で超音波を送信するもので、この状態
で、振動子1aが振動すると、その振動が遅延部材1b
を伝達して端面1cから超音波が送信され、その後、図
3に示すように、振動子1aには、送信残響p1が受信
された後、端面1cからのエコー(端面エコーp2)が
受信されるもので、このステップS3では、この端面エ
コーp2を電気変換して増幅器4で増幅した後の検波器
7の出力電圧Vechoが第1しきい値VTH1 を越えたか否
かを判定し、YESでステップS5に進み、NOでステ
ップS4に進む。ちなみに、この送信残響p1を受信し
てから端面エコーp2を受信するまでの遅延時間tは、
遅延部材1bにおける伝達時間により形成される。ま
た、遅延部材1bの端面1cに何も当接させない状態で
は、端面エコーp2の振幅(出力電圧Vecho)が大きく
なる。ステップS4では、出力変更信号sをパルサー3
に出力して出力電圧VOUT をα倍することで(ただし、
α>1)の送信レベルを1段階強め、これにより装置の
検出感度を1段階高める。
【0025】ステップS5では、皮脂厚測定制御時の出
力電圧VP を、端面エコーp2受信時の電圧Vechoが第
1しきい値VTH1 を越えた時の出力電圧VOUT の定数n
倍とする処理を行った後、この出力電圧VP を記憶す
る。なお、本実施例ではn=20としているが、このn
の数値は、回路構成や超音波トランスデューサ1の特性
に応じて最適の数値を選べばよい。
【0026】次に、皮脂厚測定制御の流れを図4のフロ
ーチャートにより説明する。ちなみに、この皮脂厚測定
制御も、図示を省略したスイッチによりこの制御を選択
する操作を行って計測開始信号がCPU5に入力される
とスタートするもので、この時、遅延部材1bの端面1
cを被験者の測定部位の皮膚に当接させておく。
【0027】ステップS11では、パルサー3を駆動さ
せて駆動信号(出力電圧VP )を出力させる。なお、こ
の時の出力電圧VP は、ステップS5により記憶された
電圧である。ステップS12では、脂肪と筋肉との境界
面で反射する境界面エコーが検出されたか否かを判定す
る。ちなみに、端面1cを人体や動物である被験体の皮
膚に当接させて超音波を送信させた時には、振動子1a
は図5に示すような信号を受信するもので(実際には、
検波器7の出力電圧Vecho)、すなわち、送信残響p1
を受信した後、まず、端面エコーp2を受信し(なお、
この時の端面エコーp2の電圧Vechoは、端面1cに皮
膚を当接させていることで低い値となる)、その後、境
界面エコー(超音波が皮脂と筋肉との境界面で反射する
ことで生じるエコー)p3を受信する。したがって、超
音波の送信から所定時間(端面エコーp2が入力される
時間)が経過した以降に第2しきい値VTH2 以上の電圧
echoが検出された時に、境界面エコーp3を検出した
と判定する。ステップS13では、超音波の発信から境
界面エコーp3の検出までの時間に基づいて皮脂厚を演
算する。ステップS14では、測定結果を表示器9に表
示する。
【0028】したがって、CPU5は請求の範囲の皮脂
厚演算手段,検出感度変更手段,検出感度校正手段を構
成している。
【0029】次に、皮脂厚を測定する場合の手順につい
て説明する。まず、超音波トランスデューサ1の遅延部
材1bの端面1cに何も当接させない状態で、図外の検
出感度校正制御の選択スイッチを押して、校正制御を行
う。この検出感度校正制御時には、まず、超音波トラン
スデューサ1から、10段階の出力レベルのうちの最低
レベルの超音波を出力し(実際には、パルサー3に対し
て最低電圧Vmin の出力電圧VOUT を出力する)、その
時に端面エコーp2が検出されなければ1段階づつ出力
電圧VOUT を高めて行く。ちなみに、上述のように端面
1cに何も当接させない状態で超音波トランスデューサ
1から超音波を出力した場合、検波器7の出力電圧V
echoは、図3に示すように、送信残響p1の出力の後、
端面エコーp2の出力が成されるもので、この端面エコ
ーp2を示す出力電圧Vechoがしきい値VTHを越えた時
点で、端面エコーp2を検出したと処理する。
【0030】そして、この端面エコーp2が検出された
時点で、測定時の出力電圧VP を、その時の出力電圧V
OUT の20倍の値に設定する。
【0031】すなわち、超音波トランスデューサ1から
送信する超音波の出力レベルあるいは超音波トランスデ
ューサ1が受信した超音波の振幅に対する電圧Vecho
どの検出感度に関するレベルは常に一定している訳では
なく、よって、パルサー3から出力する電圧VP あるい
はVOUT に対応した検波器7の出力電圧Vechoは、一定
の関係ではない。したがって、検出感度は、その時の温
度などの影響を受けてばらついている。そこで、本実施
例では、検波器7の出力電圧Vechoが示す端面エコーp
2のレベルが予め設定されている第1しきい値VTH1
越えた一定の状態を形成した時の超音波の送受信のトー
タルレベルを検出感度の基準として(実施例ではこの
の出力電圧VOUT )測定時の出力電圧VP を設定するこ
とで、皮脂厚測定時の検出感度を常に一定にすることが
できる。
【0032】このようにして校正を終えたら、次に、超
音波トランスデューサ1の遅延部材1bの端面1cを皮
脂厚測定部位の皮膚に当接させて、図外の皮脂厚測定制
御の選択スイッチを押すと、上述の校正制御により設定
された出力電圧VP がパルサー3から振動子1aに向け
て出力されて、超音波トランスデューサ1から超音波が
送信される。この時の、超音波トランスデューサ1の送
信レベルは、上記校正により、略一定となる。
【0033】そして、超音波トランスデューサ1から超
音波を送信し、図5に示すように、送信残響p1と端面
エコーp2が受信された後に境界面エコーp3が受信さ
れると、この時間に基づいて皮脂厚が演算されて、演算
結果が表示器9に表示されるもので、上述のように超音
波トランスデューサ1の検出感度を常に一定にできるか
ら、1回の測定で確実に境界面エコーp3を検出するこ
とができる。
【0034】以上説明したように、本実施例では、皮脂
厚の測定前に検出感度校正制御を行って、測定時には、
常に一定の検出感度に設定するように構成したため、温
度や回路を構成する素子を原因として電気信号と超音波
との相互変換割合がばらつくことがあっても、一回の測
定により短時間で確実に境界面エコーp3を観測して皮
脂厚を測定することができるもので、従来のように測定
に時間を要することがないという効果が得られるととも
に、それにより測定者に装置が故障しているのではない
かというような不安感を与えることもないという効果が
得られる。ちなみに、出力電圧VP の校正の際には、段
階的に出力を高めるから、出力電圧VOU T に対する超音
波の出力が低下している場合、第1しきい値VTH1 を越
えるレベルの端面エコーp2が得られるまで時間がかか
る可能性があるが、この時は、測定者とは別人の操作者
が測定前に校正を行っている場合、測定者に不安を与え
ることは皆無であるし、測定者自身が測定前に校正を行
う場合でも、校正を行っていることを認識しているか
ら、ある程度時間を要しても不安感を与えることはな
い。
【0035】また、このように、皮脂厚の測定制御と、
校正制御とを別個に行うようにしたため、処理が簡単に
なり、構成の簡略化を図ることができるという効果が得
られる。
【0036】次に、他の実施例について説明する。な
お、これらの実施例を説明するにあたり、第1実施例と
同様の構成・作用・効果については説明を省略して、相
違点のみについて説明することにする。
【0037】これらの実施例は、検出感度の校正の手段
が第1実施例と異なっており、図6に示している本発明
第2実施例の超音波皮脂厚測定装置(請求項2記載の発
明に対応)は、CPU5から比較器8の第1しきい値V
TH1 ならびに第2しきい値V TH2 を変更する変更信号u
を出力することで検出感度を校正するようにした例であ
る。すなわち、この第2実施例装置では、パルサー3か
らの出力電圧VP ,V OUT ならびにフィルタ6の利得G
は一定に設定されている。そして、第2実施例では、図
2のフローチャートのステップS1で、第1しきい値V
TH1 を最大値に設定して(VTH1 =Vmax )検出感度を
最低の状態とし、ステップS4で第1しきい値VTH1
1段階低い値に設定して(VTH1 =β・VTH1 ただし、
0<β<1である)検出感度を1段階高め、ステップS
5で、境界面エコーp3を検出することを判定するため
の第2しきい値VTH2 を、第1しきい値VTH1 に応じた
値に設定するようにしている(例えば、VTH2 =VTH1
あるいはVTH2 =VTH1 /aとする。ただし、a>1で
ある)。
【0038】図7に示している本発明第3実施例の超音
波皮脂厚測定装置(請求項3記載の発明に対応)は、C
PU5からフィルタ6の利得を変更する変更信号tを出
力することで検出感度を校正するようにした例である。
すなわち、この第3実施例では、パルサー3からの出力
電圧VP ,VOUT ならびに端面エコーp2の有無を判定
するしきい値VTH1 は一定に設定されている。そして、
第3実施例は、図2のフローチャートのステップS1
で、フィルタ6の利得Gを最低値に設定して(G=G
min )検出感度を最低の状態とし、ステップS4で、利
得Gを1段階高めて(G=αG、ただし、α>1)検出
感度を1段階高め、ステップS5で、その時の利得Gあ
るいは、利得Gのn倍の値をメモリするように構成され
ている。
【0039】以上、実施例について説明してきたが具体
的な構成はこれら実施例に限定されるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更などがあっても
本発明に含まれる。
【0040】例えば、各実施例において、校正開始時
に、検出感度を最低にした後、徐々に検出感度を高めて
いって、端面エコーを初めて検出した時点で、皮脂厚測
定時の検出感度の校正(出力電圧VP あるいは第2しき
い値VTH1 あるいは利得Gを設定する)を行うようにし
たが、これとは逆に、校正開始時に、検出感度を最高に
した後、徐々に検出感度を低めて行って、それまで検出
されていた端面エコーが検出されなくなった時点で、皮
脂厚測定時の検出感度の校正を行うようにしてもよい。
【0041】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明の超音波
皮脂厚測定装置は、遅延部材の端面で反射した端面エコ
ーを検出する端面エコー検出手段と、装置の検出感度を
変更する検出感度変更手段と、遅延部材の端面に何も当
接させずに超音波を送信する校正作動時に、検出感度変
更手段を作動させて端面エコーの検出感度を徐々に増加
あるいは減少させて、端面エコー検出手段により所定の
しきい値を越える端面エコーが検出された時あるいは検
出されなくなった時の検出感度に基づいて皮脂厚測定時
の検出感度の校正を行う検出感度校正手段と設けた構成
としたために、温度や回路を構成する素子などを原因と
して電気信号と超音波との相互変換割合がばらつくこと
があっても、皮脂厚測定時の検出感度を常に一定にする
ことでき、これにより、一回の測定により短時間で確実
に境界面エコーを観測して、皮脂厚を測定することがで
きるもので、従来のように測定に時間がかかることがな
いという効果が得られるとともに、それにより測定者に
装置が故障しているのではないかというような不安感を
与えることもないという効果が得られる。また、このよ
うに、皮脂厚の測定制御と校正制御とを別個に行うよう
にしたため、処理を簡単にすることができて構成の簡略
化を図ることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施例の超音波皮脂厚測定装置の構
成を示す全体構成図である。
【図2】第1実施例装置の検出感度校正制御の流れを示
すフローチャートである。
【図3】検出感度校正制御時の端面エコーを示すタイム
チャートである。
【図4】第1実施例装置の皮脂厚測定制御の流れを示す
フローチャートである。
【図5】皮脂厚測定制御時の境界面エコーを示すタイム
チャートである。
【図6】本発明第2実施例の超音波皮脂厚測定装置の構
成を示す全体構成図である。
【図7】本発明第3実施例の超音波皮脂厚測定装置の構
成を示す全体構成図である。
【符号の説明】
1 超音波トランスデューサ 1a 振動子 1b 遅延部材 3 パルサー(送信制御手段,検出感度変更手段) 4 増幅器(端面エコー検出手段,境界面エコー検出手
段) 5 CPU(送信制御手段,皮脂厚演算手段,検出感度
変更手段,検出感度校正手段) 6 フィルタ(端面エコー検出手段,境界面エコー検出
手段) 7 検波器(端面エコー検出手段,境界面エコー検出手
段) 8 比較器(端面エコー検出手段,境界面エコー検出手
段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 17/00 - 17/08 A61B 8/00 - 8/15 G01N 29/00 - 29/28 G01S 1/72 - 1/82 G01S 3/80 - 3/86 G01S 5/18 - 5/30 G01S 7/52 - 7/64 G01S 15/00 - 15/96

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気信号と超音波との相互変換を行う振
    動子ならびに超音波を伝達する遅延部材を有して超音波
    の送受信を行う超音波トランスデューサと、 この超音波トランスデューサの超音波の送信を制御する
    送信制御手段と、 前記超音波トランスデューサから被験体に向けて超音波
    を送信した後に、超音波トランスデューサが受信した信
    号から、被験体の皮脂と筋肉との間の境界面で反射した
    境界面エコーを検出する境界面エコー検出手段と、 前記超音波の送信から境界面エコーの検出までの時間に
    基づいて皮脂厚を求める皮脂厚演算手段と、を備えた皮
    脂厚測定装置において、 前記超音波トランスデューサが受信した信号から前記遅
    延部材の端面で反射した端面エコーを検出する端面エコ
    ー検出手段と、 前記送信制御手段から超音波トランスデューサへの出力
    電圧を変更することにより装置の検出感度を変更する検
    出感度変更手段と、 前記遅延部材の端面に何も当接させずに超音波を送信す
    る校正作動時に、前記出力電圧を徐々に増加あるいは減
    少させるように検出感度変更手段を作動させ、前記端面
    エコー検出手段により所定のしきい値を越える端面エコ
    ーが検出された時あるいは検出されなくなった時の出力
    電圧に基づいて皮脂厚測定時の出力電圧を設定すること
    で皮脂厚測定時の検出感度の校正を行う検出感度校正手
    段と、を設けたことを特徴とする超音波皮脂厚測定装
    置。
  2. 【請求項2】 電気信号と超音波との相互変換を行う振
    動子ならびに超音波を伝達する遅延部材を有して超音波
    の送受信を行う超音波トランスデューサと、 この超音波トランスデューサの超音波の送信を制御する
    送信制御手段と、 前記超音波トランスデューサから被験体に向けて超音波
    を送信した後に、超音波トランスデューサが受信した信
    号から、被験体の皮脂と筋肉との間の境界面で反射した
    境界面エコーを検出する境界面エコー検出手段と、 前記超音波の送信から境界面エコーの検出までの時間に
    基づいて皮脂厚を求める皮脂厚演算手段と、を備えた皮
    脂厚測定装置において、 前記超音波トランスデューサが受信した信号から前記遅
    延部材の端面で反射した端面エコーを検出する端面エコ
    ー検出手段と、 前記端面エコー検出手段が端面エコー検出と判定するし
    きい値ならびに前記境界面エコー検出手段が境界面エコ
    ー検出と判定するしきい値を変更することにより装置の
    検出感度を変更する検出感度変更手段と、 前記遅延部材の端面に何も当接させずに超音波を送信す
    る校正作動時に、前記端面エコー検出手段の前記しきい
    値を徐々に増加あるいは減少させるように検出感度変更
    手段を作動させ、そのしきい値を越える端面エコーが検
    出されなくなった時あるいは検出された時のしきい値に
    基づいて前記境界面エコー検出手段のしきい値を設定す
    ることで皮脂厚測定時の検出感度の校正を行う検出感度
    校正手段と、を設けたことを特徴とする超音波皮脂厚測
    定装置。
  3. 【請求項3】 電気信号と超音波との相互変換を行う振
    動子ならびに超音波を伝達する遅延部材を有して超音波
    の送受信を行う超音波トランスデューサと、 この超音波トランスデューサの超音波の送信を制御する
    送信制御手段と、 前記超音波トランスデューサから被験体に向けて超音波
    を送信した後に、超音波トランスデューサが受信した信
    号から、被験体の皮脂と筋肉との間の境界面で反射した
    境界面エコーを検出する境界面エコー検出手段と、 前記超音波の送信から境界面エコーの検出までの時間に
    基づいて皮脂厚を求める皮脂厚演算手段と、を備えた皮
    脂厚測定装置において、 前記超音波トランスデューサが受信した信号から前記遅
    延部材の端面で反射した端面エコーを検出する端面エコ
    ー検出手段と、 前記境界面エコー検出手段ならびに端面エコー検出手段
    の入力利得を変更することにより装置の検出感度を変更
    する検出感度変更手段と、 前記遅延部材の端面に何も当接させずに超音波を送信す
    る校正作動時に、前記端面エコー検出手段の前記入力利
    得を徐々に増加あるいは減少させるように検出感度変更
    手段を作動させ、しきい値を越える端面エコーが検出さ
    れた時あるいは検出されなくなった時の端面エコー検出
    手段の入力利得に基づいて境界面エコー検出手段の入力
    利得を設定することで皮脂厚測定時の検出感度の校正を
    行う検出感度校正手段と、を設けたことを特徴とする超
    音波皮脂厚測定装置。
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