JPH069616Y2 - 最高血圧測定装置 - Google Patents

最高血圧測定装置

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JPH069616Y2
JPH069616Y2 JP1989023013U JP2301389U JPH069616Y2 JP H069616 Y2 JPH069616 Y2 JP H069616Y2 JP 1989023013 U JP1989023013 U JP 1989023013U JP 2301389 U JP2301389 U JP 2301389U JP H069616 Y2 JPH069616 Y2 JP H069616Y2
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JP
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blood
blood pressure
ultrasonic
pressure
systolic blood
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JP1989023013U
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JPH02114008U (ja
Inventor
義昌 小山
博治 松本
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林電気株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、超音波プローブと圧センサを利用して最高
血圧を測定するようにした最高血圧測定装置に関する。
[従来の技術] 人の血圧を測定するには、通常カフ帯(駆血帯)を上腕
部に巻き付け、上腕部を圧迫して動脈の血流を止め、そ
の後徐々に減圧していき、最初に血液が流れはじめたと
きの血圧値を最高血圧として測定している。
このような血圧測定装置は、通常この駆血帯と水銀柱と
で構成されている。最近ではデジタル式の血圧測定装置
も開発されているが、この場合でも駆血帯が使用されて
いる。
[考案が解決しようとする課題] このような従来の血圧測定装置では、何れも駆血帯を使
用するものであるから、血圧測定のための準備が必要
で、簡単には血圧を測定できなかった。
そこで、この考案はこのような点を改善したものであっ
て、駆血帯を使用しないでも血圧、特に最高血圧を簡単
に測定できるようにした最高血圧測定装置を提案するも
のである。
[課題を解決するための手段] 上述した課題を解決するため、この考案では、超音波プ
ローブに摺動自在に内蔵されかつ皮膚面に当接させて使
用される超音波振動子によって血管を流れる血液の流速
音が検出されると共に、 この超音波振動子が取り付けられた超音波センサと対向
する位置に、上記超音波振動子に加えられた押圧力を直
接検出する圧センサが配され、 この圧センサの検出出力と上記流速音から最高血圧を測
定するようにしたことを特徴とするものである。
[作用] 超音波プローブ10を皮膚面に当て、超音波プローブ1
0で皮膚面を圧迫すると、血管20が圧迫されて血流が
止まる。
その後減圧すると、ある時点から血液が流れはじめる。
血液が流れはじめると、血管20に照射した超音波信号
(送波信号)の反射波は、血流速に応じたドップラー効
果を受けた信号となって得られる。このドップラー効果
を受けた受波信号aでスピーカ34を駆動すると、血流
音が聞こえる。
この血流音の出はじめたときの血管に加わっている圧力
が最高血圧値に対応する。
血液が流れ始めたときに血管に加わっている圧力は圧セ
ンサ12で検出され、その圧力値を水銀圧に変換した値
(最高血圧値)が表示部44に表示される。
したがって、血流音が聞こえ始めたときの値が最高血圧
値となる。
[実施例] 続いて、この考案に係る最高血圧測定装置の一例を、第
1図以下を参照して詳細に説明する。
この考案では、超音波センサと圧センサを利用して最高
血圧値を測定するものである。そのため、第1図に示す
ような超音波プローブ10が使用される。
超音波プローブ10は所定の長さ及び径を有する中空の
柱状体ケース1であって、その中心より僅かに右寄りに
偏倚した位置に超音波センサ5及び圧センサ12を収納
するための貫通孔4が穿設されている。これとは逆に、
左寄りに信号ケーブル線の取り出し用の導出孔3が穿設
されている。
貫通孔4の先端孔2付近は先細形状に選定され、この先
端孔2に超音波センサ5が摺動自在に嵌挿される。
超音波センサ5は有底筒状筺体6を有し、その開放端側
に、血管内を流れる血流音を検出するための振動子7
と、血管壁を検出するための振動子8とが並んで配置さ
れている。血流音検出用の振動子7は後述するように送
波用の振動子7aと受波用の振動子7bとを有する(第
4図参照)が、血管壁検出用の振動子8は送受波兼用構
成となされている。振動子7と8は直接皮膚面に当てて
使用される。
これは、前者が連続波を使用するのに対して、後者の血
管壁検出はパルス波を使用するためである。
9は端子板であって、これに振動子7,8が取り付け固
定されている。
皮膚に当接させて使用される超音波センサ5の上端面側
には、超音波センサ5自体に加えられた押圧力を直接検
出するための圧センサ12が設けられている。圧センサ
12は平板状の素子であって、その接触突起(受感部)
12aが超音波センサ5の上端面と接触するように、こ
の圧センサ12が摺動自在な取付軸11に固定されてい
る。
そのため、貫通孔4の上部には内向フランジ13が形成
され、ここに内向フランジ13に衝合するような外向フ
ランジ14aを有する筒状のスプリング受け部14が嵌
着されている。
スプリング受け部14の内部にはこれを貫通するように
圧センサ12の取付軸11が摺動自在に挿通されてお
り、取付軸11の下端部が圧センサ12の取付部15と
なされている。取付部15は図のように径大部として構
成される。
この径大な取付部15と外向フランジ14aとの間には
過負荷防止のためのスプリング18が介在される。
また、ストッパとして機能するワッシャー16がネジ1
7によって取付軸11の上端部側にネジ止めされ、取付
軸11の下方への移動量(スプリング18によって生ず
る伸び)を規制している。
さて、超音波プローブ10をこのように構成した場合、
超音波プローブ10は超音波センサ5の先端を皮膚面に
当接させた状態で使用される。超音波プローブ10を皮
膚面に強く当てると、超音波センサ5が摺動自在に構成
されている関係上、その押圧力が圧センサ12に伝達さ
れるから、その押圧力に対応した検出出力がこの圧セン
サ12から得られる。
押圧力がスプリング18の偏倚力よりも大きくなるよう
な過負荷状態となったときには、スプリングの偏倚力に
抗して取付軸11が上方にスライドする。これで、圧セ
ンサ12の破壊が防止される。過負荷状態が解除される
と、スプリング18の作用で取付軸11は原位置に復帰
する。原位置はネジ17によって規制されている。
さて、第3図に示すように超音波プローブ10を皮膚面
にあて、超音波プローブ10で皮膚面を圧迫すると、血
管20が圧迫されて血流が止まる(第2図の波形
)。このとき振動子8から得られる反射エコーE1
は第3図Aのようになる。
受波パルスが単一なのは、血管20が潰れているため、
血管20の前壁と後壁の区別がつかないからである。
この状態から減圧すると、ある時点tから血液が流れ
はじめる。血液が流れはじめると、血管20に照射した
超音波信号(送波信号)の反射波は、血流速に応じたド
ップラー効果を受けた信号となって得られる。このドッ
プラー効果を受けた受波信号a(第2図)で第4図の
スピーカ34を駆動すると、血流音が聞こえる。このと
きの反射エコーE2は第3図Bのようになる。
この血流音の出はじめたときの血管20に加わっている
圧力が最高血圧値に対応する。
圧力をさらに減圧すると、血管20は通常の状態に戻る
ためその波形はaのようになり、前壁及び後壁に対応
した反射エコーE3が得られる(第3図C)。
第4図はこのような超音波プローブ10を使用した最高
血圧測定装置30の一例を示す系統図である。
発振回路及びそのドライバで構成された送波回路31よ
り出力された所定周波数、この例では5MHzの超音波
信号(連続波信号)が送波振動子7aに供給されて、こ
れが励振される。
超音波信号によって送波振動子7aが励振されると、超
音波が血管20に向けて照射される。
超音波の反射波は血管20を流れる血液によってその周
波数が変調されるから、ドップラー効果を受けた反射波
が得られる。反射波は受波振動子7bで受波された後、
高周波アンプや検波回路などで構成された受波回路32
に供給されて受波信号a(第5図A)が得られる。
受波信号aは駆動回路33を経てスピーカ34に供給さ
れて、血流音が放音される。
受波信号aはさらに周波数・電圧変換回路37に供給さ
れて受波信号aの周波数が電圧に変換される。変換され
た電圧は血流速に対応する。f・V変換出力b(第5図
B)は比較回路38で所定の基準レベルREFと電圧比
較され、その比較出力c(同図C)がフリップフロップ
回路39にセット信号として供給される。
受波信号aを周波数・電圧変換回路37を通さず、直接
比較回路38に供給してもよい。
このフリップフロップ回路39で得られたホールド信号
d(第5図D)は最高血圧値をホールドして表示するた
めの信号として使用される。
そのため、圧センサ12で検出された検出出力は増幅回
路42を経て圧表示回路43に供給されて、検出出力が
血圧値に対応した表示信号に変換されると共に、この表
示信号が表示部44に供給されて、例えばデジタル表示
される。
圧表示回路43には上述したホールド信号dが供給さ
れ、これでホールド信号dが得られたときの表示信号が
そのまま保持される。
したがって、表示部44に表示されている血圧値は最初
に血流音が得られたときの血圧値であって、これは取り
も直さず最高血圧値を意味する。
上述したフリップフロップ回路39にはリセットスイッ
チ40が取り付けられ、これをオンすることによってフ
リップフロップ回路39をリセットしてホールド信号d
を解除するようにしている。血圧測定を開始する前にこ
のリセットスイッチ40によってフリップフロップ回路
39がリセットされる。
ホールド信号dを使用して最高血圧値を測定すると、血
管圧迫後、血液が最初に流れ始めた時点を正確に検知で
きるから、最高血圧値を正確に測定できる。
勿論、このホールド信号dを用いないでも最高血圧値は
測定できる。それは、血圧測定者が耳で聞いた血流音に
基づいて表示値を判読しても差し支えないからである。
第4図に示す最高血圧測定装置30では更に以下の構成
が付加されている。
超音波プローブ10内に配された振動子8には送受波回
路51より間欠的な超音波パルス(その周波数は7MH
z程度)が印加されて、これが励振されると共に、同一
の振動子8に入射した反射波が送受波回路51で検出さ
れる。この反射波が管壁エコー作成回路52に供給され
てこれより第3図に示すような反射エコーEが作成さ
れ、これがCRTなどのエコー表示手段53に供給され
て、その表示面上に第3図の反射エコーEが表示され
る。
これによつて、血液が流れ始めた状態では、第3図Bに
示すような反射エコーE2が表示されるから、この反射
エコーEを観察しながら最高血圧を測定すると、その精
度がさらに向上する。
上述した管壁エコー作成回路52は周知の技術、例えば
「特公昭61−028337号公報」などに開示された
血管径測定回路の技術を流用できるので、その詳細な説
明は省略する。
[考案の効果] 以上のようにこの考案では、超音波センサと圧センサを
使用して最高血圧値を測定するようにしたものである。
これによれば、超音波プローブを単に上腕部に当てるだ
けでよいから、駆血帯を上腕部に巻き付けて血圧を測定
する従来の場合よりも、簡単に最高血圧値を測定できる
特徴を有する。また、超音波振動子を皮膚面に当接させ
て使用するので、超音波の減衰が非常に少なく、高い周
波数帯の超音波での使用が可能になる。さらにこの考案
では、圧センサは超音波センサの押圧力を直接検知する
構成となっているので、高精度の圧検出を実現できる。
また、超音波の受波信号を利用したり、反射エコーを利
用したりすれば、その測定精度がさらに向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る最高血圧測定装置に使用される
超音波プローブの一例を示す縦断面図、第2図及び第3
図は超音波プローブの動作説明図、第4図は最高血圧測
定装置の系統図、第5図は第4図の動作説明図である。 1……ケース 5……超音波センサ 7,8……振動子 10……超音波プローブ 12……圧センサ 20……血管 30……最高血圧測定装置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】超音波プローブに摺動自在に内蔵されかつ
    皮膚面に当接させて使用される超音波振動子によって血
    管を流れる血液の流速音が検出されると共に、 この超音波振動子が取り付けられた超音波センサと対向
    する位置に、上記超音波振動子に加えられた押圧力を直
    接検出する圧センサが配され、 この圧センサの検出出力と上記流速音から最高血圧を測
    定するようにしたことを特徴とする最高血圧測定装置。
JP1989023013U 1989-02-28 1989-02-28 最高血圧測定装置 Expired - Lifetime JPH069616Y2 (ja)

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JP1989023013U JPH069616Y2 (ja) 1989-02-28 1989-02-28 最高血圧測定装置

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JP1989023013U JPH069616Y2 (ja) 1989-02-28 1989-02-28 最高血圧測定装置

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JPH02114008U JPH02114008U (ja) 1990-09-12
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CH607746A5 (en) * 1975-09-09 1978-10-31 Max Bretscher Automatic apparatus for taking blood pressure

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