JP3376509B2 - プレート・フィン形熱交換器の製造方法 - Google Patents

プレート・フィン形熱交換器の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、オイル
クーラ、アフタクーラ等として使用されるプレート・フ
ィン形熱交換器の製造方法に関する。 【0002】 【従来の技術】この種のプレート・フィン形熱交換器の
製造方法としては、両端に流体通過孔を有する複数対の
方形状平板の対をなすもの同士間に、方形枠状周壁およ
び周壁の内側に設けられかつ両端に連通用空隙を有する
伝熱面拡大用壁部によって形成された流路形成体を介在
させるに際し、長さが平板の左右方向長さと一致しかつ
幅が平板の前後方向長さと一致する1つの流路形成体を
用いていたものが知られている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記熱交換器では、熱
交換器の幅を、例えば、33、43、50、66、8
6、100mmの6種類とすることにより、必要とする性
能の異なる6種類の熱交換器を製造している。 【0004】上記において、さらに高性能の熱交換器を
求められると、さらに、幅の広い熱交換器を製造する必
要がある。その場合、平板および流路形成体の幅の広い
ものを製造しなければならず、そのために新たに設備費
が必要となる。とくに、流路形成体は、アルミニウム押
出形材で製造されることが一般的であるが、押出用の金
型はとくに高価であった。 【0005】この発明の目的は、性能の異なる熱交換器
を設備費を必要最小限に抑制して製造することのできる
プレート・フィン形熱交換器の製造方法を提供すること
にある。 【0006】 【課題を解決するための手段】この発明によるプレート
・フィン形熱交換器の製造方法は、両端に流体通過孔を
有する複数対の方形状平板の対をなすもの同士間に、方
形枠状周壁および周壁の内側に設けられかつ両端に連通
用空隙を有する伝熱面拡大用壁部によって形成された流
路形成体を介在させるに際し、長さが平板の左右方向長
さと一致しかつ幅を足した合計が平板の前後方向長さと
一致する複数の流路形成体を用い、これらを、各対の平
板間に幅を前後方向に向けて隣接するように並べること
を特徴とするものである。 【0007】この発明によるプレート・フィン形熱交換
器の製造方法では、長さが平板の左右方向長さと一致し
かつ幅を足した合計が平板の前後方向長さと一致する複
数の流路形成体を用い、これらを、各対の平板間に幅を
前後方向に向けて隣接するように並べるから、同じ幅ま
たは異なる幅の複数の流路形成体の組合わせ方によって
幅を異にする所要性能の熱交換器が得られる。 【0008】 【発明の実施の形態】この発明を、オイルクーラに適用
した場合の実施例について、図面を参照してつぎに説明
する。 【0009】以下の説明において、前後とは、図1にお
いて矢印Aで示す風の流れ方向下流側を前、これと反対
側を後といい、左右とは、後にむかってその左右の側を
左右というものとする。 【0010】図1を参照すると、オイルクーラは、上下
に所定間隔をおいて配置されている左右に長い方形水平
平板状トップ側平板11およびボトム側平板12と、これら
両平板11,12の間に、5つの空気通路形成用幅広間隙13
および4つのオイル通路形成用幅狭間隙14を1つ置き交
互に形成するように配置されかつ同両平板11,12と同じ
外形を有してている8つの中間平板15とを備えている。
これら平板11,12,15は、いずれもアルミニウムブレー
ジングシート製である。 【0011】トップ側平板11の右端部中央にオイル入口
管16が、その左端部中央にはオイル出口管17がそれぞれ
上方突出状に形成されている。 【0012】幅広間隙13には、コルゲートフィン21およ
びこれを左右両側から挟む左右スペーサ22が挿入され、
これにより、低温流体通路である前後方向にのびた空気
通路23が形成されている。幅狭間隙14には流路形成体24
が挿入され、これにより、高温流体通路である左右方向
にのびたオイル通路25が形成されている。 【0013】図2を参照すると、コルゲートフィン21
は、1つの幅広間隙13内に2つあり、2つのコルゲート
フィン21は、同一の幅を有しかつ前後に隣接して並んで
いる。同じように、流路形成体24は、1つの幅狭間隙14
内に2つあり、2つの流路形成体24は、同一の幅を有し
かつ前後に隣接して並んでいる。 【0014】中間平板15の左右両端近くにはオイル通過
孔31が前後に長い方形状にそれぞれ形成されている。 【0015】スペーサ22は、アルミニウム押出形材製
で、中間平板15の前後方向長さに等しい長さを有しかつ
オイル通過孔31と合致するオイル連通孔32を有する前後
に長い方形枠状のものである。 【0016】流路形成体24は、アルミニウム押出形材製
のもので、中間平板15の左右方向長さに等しい長さを有
する一対の長尺バー33および中間平板15の前後方向長さ
の半分の長さを有する一対の短尺バー34によって一体成
形された周壁30と、周壁30の内側に設けられている伝熱
面拡大用壁部35とよりなる。 【0017】伝熱面拡大用壁部35の左右端部には、オイ
ル通過孔31と連通する連通用空隙36がそれぞれ形成さ
れ、これを除いた伝熱面拡大用壁部35のほぼ全体には多
数のフィン37が前後左右に列をなすように形成されてい
る。図3に示すように、フィン37は、切起こしによって
断面V字状となりかつ各列におけるフィン37の隣り合う
もの同士の向きを1つ起き交互に上下が逆となるように
形成されている。 【0018】短尺バー34の長さの中程には傾斜状継ぎ目
38が形成されているが、これは、流路形成体24の製造過
程でできたものである。その製造過程は、横断面略I字
状となるように押出した素材を、長尺バー33と短尺バー
34を足した長さとなるように切断するとともに、素材の
バー33,34となる部分を残して、連通用空隙36となる部
分を切断除去し、残されたバー33,34となる部分を対向
状に折曲げてその先端同士を突合わせたものである。突
合わせに際し、その先端面を傾斜状に形成しておくこと
により、突き合わされる先端面同士が少々のずれを生じ
ていても、支障をきたすことがない。突き合わせ面は、
後述のろう付の際に接合される。 【0019】オイルクーラの製造に際しては、図1に示
すように、トップ側平板11、ボトム側平板12、中間平板
15、コルゲートフィン21、スペーサ22および流路形成体
24を順次積み重ね、これを炉中に入れて一括ろう付す
る。 【0020】図示の実施例では、中間平板15の隣り合う
もの同士間に、同じ幅の2つの流路形成体24が介在させ
られているが、幅の異なる2つの流路形成体を用いても
よい。その場合、2つの流路形成体の幅を足した合計が
中間平板15の前後方向の長さと等しくならなければなら
ない。 【0021】上記により製造されたオイルクーラの使用
に際しては、図2に矢印Oで示すように、オイルクーラ
内に入口管16から流入したオイルは、右スペーサ22のオ
イル連通孔32、中間平板15の右側オイル通過孔31および
前後の流路形成体24の右側連通用空隙36を順次経由して
下向きに流れる。同右側連通用空隙36に流入したオイル
の一部は、矢印Bで示すように、オイル通路25を右から
左向きに流れ、左側連通用空隙36から流出する。流出し
たオイルは、矢印Iで示すように、左スペーサ22のオイ
ル連通孔32、中間平板15の左側オイル通過孔31および前
後流路形成体24の左連通用空隙36を順次経由して上向き
に流れ、出口管17からオイルクーラ外に流出する。 【0022】図4および図5に、他の実施例が示されて
いる。この実施例において、上記実施例のものと対応す
る部分には同一の符号を伏して示す。 【0023】この実施例によるオイルクーラは、上記実
施例のものと同様に、トップ側平板11、ボトム側平板1
2、中間平板15、コルゲートフィン21、スペーサ22およ
び流路形成体24によって構成され、空気通路23およびオ
イル通路25を有している。以下、上記実施例との相違点
についてのみ説明する。 【0024】トップ側平板11には入口管および出口管が
設けられておらず、トップ側平板11は全体が平坦であ
る。中間平板15の右端部には前側オイル通過孔41および
後側オイル通過孔42が前後に並んで設けられている。コ
ルゲートフィン21は、1つの幅広間隙内に1つあって、
中間平板15の前後方向の長さと同一幅を有している。左
右2つのスペーサ22のうち、右スペーサ22の中空状内部
には、これを前後に仕切る隔壁43が設けられ、これによ
り、前側オイル連通孔44および後側オイル連通孔45が形
成されている。前側オイル連通孔44に連通するようにス
ペーサ22の前側壁にオイル入口管16が設けられ、後側オ
イル連通孔45に連通するようにスペーサ22の後側壁にオ
イル出口管17が設けられている。 【0025】図5に矢印Lで示すように、オイルクーラ
内に入口管16から流入したオイルは、右スペーサ22の前
側オイル連通孔44、中間平板15の前側オイル通過孔41お
よび前側流路形成体24の右側連通用空隙36を順次経由し
て下向きに流れる。右側連通用空隙36に流入したオイル
の一部は、矢印Mで示すように、オイル通路25を右から
左向きに流れ、左側連通用空隙36から流出する。左側連
通用空隙36から流出したオイルは、矢印Nで示すよう
に、その下側(および/または上側)の左スペーサ22の
連通孔31内で反転されられ、後側流路形成体24の左側連
通用空隙36に流入し、今度は、矢印Pで示すように、後
側流路形成体24のオイル通路25を左から右に流れ、右側
連通用空隙36から流出する。流出したオイルは、矢印Q
で示すように、右スペーサ22の後側オイル連通孔45、中
間平板15の後側通過孔42および後側流路形成体24の右連
通用空隙36を順次経由して上向きに流れ、出口管17から
オイルクーラ外に流出する。 【0026】図6に、スペーサの変形例が示されてい
る。この変形例は、上記2つの実施例のいずれにも適用
される。 【0027】フィン51の左側には長尺スペーサ52があ
り、その中空内部には、これを前後方向に3つの空間に
仕切る2つの隔壁53が設けられており、これにより、ス
ペーサ52の補強が果たされている。フィン51の右側には
2つの短尺スペーサ54が前後に並ぶように配置されてい
る。押出成形の点において、短尺スペーサ54は、大型ス
ペーサ52よりコスト的に有利である。 【0028】 【発明の効果】この発明によれば、性能の異なる熱交換
器を設備費を必要最小限に抑制して製造することができ
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明による熱交換器の外観斜視図である。 【図2】同熱交換器の分解斜視図である。 【図3】同熱交換器の流体通路部分を拡大して示す垂直
断面図である。 【図4】他の実施例を示す熱交換器の外観斜視図であ
る。 【図5】同熱交換器の分解斜視図である。 【図6】同熱交換管の流路形成体の変形例を示す斜視図
である。 【符号の説明】 11 平板 24 流路形成体 30 流路形成体周壁 31 流体通過孔 35 伝熱面拡大壁部 36 流通用空隙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−74677(JP,A) 実開 昭60−111879(JP,U) 実開 昭63−116781(JP,U) 実開 平1−67478(JP,U) 実開 昭51−140254(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F28D 1/03 F28F 3/08 311

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 両端に流体通過孔31を有する複数対の方
    形状平板15の対をなすもの同士間に、方形枠状周壁30お
    よび周壁30の内側に設けられかつ両端に連通用空隙36を
    有する伝熱面拡大用壁部35によって形成された流路形成
    体24を介在させるに際し、 各平板15を、アルミニウムブレージングシートによって
    成形し、長さが平板15の左右方向長さと一致しかつ幅を
    足した合計が平板15の前後方向長さと一致する複数の流
    路形成体24を、アルミニウム押出形材によって成形し、
    各対の平板15間に、同流路形成体24をそれぞれの幅を前
    後方向に向けて隣接するように並べ、各平板15および流
    路形成体24をろう付けすることを特徴とするプレート・
    フィン形熱交換器の製造方法。
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