JP3376424B2 - 角度検出スイッチ - Google Patents

角度検出スイッチ

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JP3376424B2 JP11592996A JP11592996A JP3376424B2 JP 3376424 B2 JP3376424 B2 JP 3376424B2 JP 11592996 A JP11592996 A JP 11592996A JP 11592996 A JP11592996 A JP 11592996A JP 3376424 B2 JP3376424 B2 JP 3376424B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、角度検出スイッ
チに関し、特に、可動接点部に導電粉末粒子を使用する
ことによりスイッチ開閉動作に加えて傾斜角度のリニア
な検出をすると共にチャタリングの生じない安価な角度
検出スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】高級カメラにおいては被写体に対するカ
メラ方向を検出する必要に迫られる場合があるが、この
場合のカメラの傾斜は水銀スイッチを使用して検出する
ことができる。この様に、傾斜は水銀スイッチを使用し
て簡単容易、安価に検出することができるが、廃棄時の
水銀スイッチは、これを放置するすると水銀による地球
環境の汚染につながって有害であるところから、回収作
業をする必要がある。傾斜を検出するには、水銀スイッ
チの他に光学的な装置としてフォトインタラプタを使用
し、重力振子が光をしゃ断することにより検出するもの
があるが、これはコストが高い。また、鋼球を使用して
その転がりを利用することにより検出するものがある
が、これはチャタリングが発生し、電気的性能が劣る。
【0003】角度検出スイッチの従来例を図4ないし図
8を参照して説明する。図5は従来例の水平状態を示す
図である。図6は従来例の傾斜状態を示す図である。図
7は従来例の固定接点−固定端子を説明する図である。
図8は従来例のセット状態の一部断面を示す図である。
角度検出スイッチはベース1とカバー2とを具備し、カ
バー2はその左右1対の凹部21とベース1の左右1対
の突起11とを結合することによりベース1に取り付け
られる。ベース1には左右に対向して固定接点3および
4が形成されている。左右に対向する固定接点3および
3' は電気的機械的に分離しており、また、固定接点4
も固定接点3および3' は電気的機械的に分離してい
る。5は鋼球であり、固定接点3或は固定接点4と固定
接点3' との間に介在して接触する可動接点を構成す
る。互に対向する固定接点3および固定接点3' の形状
構造は図示される通りL字状に形成されている。そし
て、鋼球5は固定接点3および固定接点3' の双方の間
に載置或は挟持された状態に設計する。
【0004】角度検出スイッチが水平状態にあるとき、
図5に示される如く、鋼球5は固定接点3と固定接点
3' の双方の間に挟持接触した状態において平衡してい
る。スイッチの電気的状態は、固定接点3と固定接点
3' はオン、固定接点4と固定接点3' はオフである。
ここで、角度検出スイッチを図示される状態において固
定接点4側を下げる向きに傾斜せしめると、図6に示さ
れる如く鋼球5の重力の固定接点3および固定接点3'
の間を降下する向きの成分は増大し、固定接点3および
固定接点3' との間の摩擦力に打ち勝って、鋼球5は降
下して固定接点4に接触するに到り、結局、固定接点4
と固定接点3' とは鋼球5により橋絡されて角度検出ス
イッチはオンの状態となる。
【0005】この角度検出スイッチは、固定接点3、固
定接点3' および固定接点4の形状構造および鋼球5と
の間の関係を適宜に設計することにより動作傾斜角を設
定する。即ち、角度検出スイッチの動作傾斜角を設計変
更する場合、特に、固定接点3、固定接点3' の形状構
造を変更する必要がある。しかし、固定接点3、固定接
点3' および固定接点4はプレス金型により製造すると
共にベース1と一体モールド成型する成型金型を必要と
するところから、これらの形状構造の変更にはこれらの
型の改造再製作が必要となり、改造コストが高くなる。
そして、スイッチに加わる外部振動に起因するチャタリ
ングの発生も多い。また、検出することができる傾斜の
方向も限定され、使い勝手も良好とはいい難い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、以上の環
境汚染問題、コスト高、電気的性能の悪さ、使い勝手そ
の他の問題を解消した角度検出スイッチを提供するもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】球形中空部4を形成する
半球形中空部を有する上側ケース1を具備し、球形中空
部4を形成する半球形中空部を有する下側ケース2を具
備し、球面固定接点12を上側ケース1の半球形中空部
に具備し、球面固定接点22を下側ケース2の半球形中
空部に具備し、可動接点3を構成する導電粉末粒子を球
形中空部4内に具備する角度検出スイッチを構成した。
【0008】そして、上側ケース1の球面固定接点12
は半球より少し小さく形成され、その下端はスイッチ水
平状態において同一水平面内にあり、下側ケース2の球
面固定接点22は半球の大きさに形成される角度検出ス
イッチを構成した。また、導電粉末粒子は銅、アルミニ
ウム、ニッケル、鉄、或はカーボンの内から選択された
材料より成る粉末粒子である角度検出スイッチを構成し
た。
【0009】ここで、横断面が円形の凹部14を形成す
る円柱ケース1を具備し、横断面が円形のケース収容部
23が形成されると共に当該収容部23の底部には円柱
ケース1の凹部14と円筒状の中空部4を形成する凹陥
部24が同軸的に形成されるケース2を具備し、凹部1
4の側壁に固定される円弧状固定接点12を具備し、凹
陥部24の側壁全周に亘って固定される環状固定接点2
2を具備し、可動接点3を構成する導電粉末粒子を円筒
状の中空部4内に具備し、柱ケース1をケース収容部2
3に収容固定した角度検出スイッチを構成した。
【0010】そして、円弧状固定接点12の円弧の長さ
は半円弧の長さより少し短く形成される角度検出スイッ
チを構成した。また、円弧状固定接点12の下端はスイ
ッチ水平状態において同一水平面内にある角度検出スイ
ッチを構成した。更に、横断面が円形の凹部14を形成
する円柱ケース1を具備し、横断面が円形のケース収容
部23が形成されると共に、当該収容部23の底部には
円柱ケース1の凹部14と円筒状の中空部4を形成する
凹陥部24が同軸的に形成されるケース2を具備し、凹
部14の側壁に固定される円周の1/4の程度の長さの
円弧状固定接点12を具備し、凹陥部24の側壁全周に
亘って固定される環状固定接点22を具備し、可動接点
3を構成する導電粉末粒子を円筒状の中空部4内に具備
し、円柱ケース1をケース収容部23に収容固定し、凹
陥部24を共通とする更なるケース収容部23をケース
2に形成し、横断面が円形の凹部14を形成する更なる
円柱ケース1を具備し、更なる円柱ケース1の凹部14
の側壁に固定される円周の1/4の程度の長さの円弧状
固定接点12を具備し、更なる円柱ケース1を更なるケ
ース収容部23に収容固定し、一方の円柱ケース1の円
弧状固定接点12と更なる円柱ケース1の円弧状固定接
点12とは環状固定接点22を垂直に通る軸に関して線
対称である角度検出スイッチを構成した。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図1の実
施例を参照して説明する。図1はこの発明の角度検出ス
イッチ全体の斜視図である。図1において、この角度検
出スイッチの外形寸法は10mm前後の大きさの直方体
とされている。上側ケース1からは1個の端子11が導
出されると共に、下側ケース2からは複数個の端子21
および22が導出されている。この角度検出スイッチの
外形は、図示される直方体に限られず、球形或は円筒形
その他の如何なる形状であっても差し支えない。
【0012】図1(b)および(c)は図1(a)の断
面を示す。図1(b)において、上側ケース1および下
側ケース2はそれぞれ半球形中空部を有して4により示
される球形中空部を形成する。球形中空部4には容積の
約1/2程度の量の導電粉末粒子より成る可動接点3を
収容し、空気或は各種不活性ガスを封入する。導電粉末
粒子として使用される金属粉末粒子は、金属粉末射出成
形技術分野において金属微粉末の製造法の開発が進んで
いるところから、これにより各種の金属、例えば銅、ア
ルミニウム、ニッケル、鉄の如き金属の粉末粒子を容易
に製造することができる。粉末粒子の粒径が2μm程度
の微小な粒径のものも製造することができる。導電粉末
粒子としては、金属粉末粒子の他にカーボン粉末粒子を
も採用することができる。この球形中空部4は外気に対
して密封されている。12および22は1対の球面固定
接点であり、球形中空部4内面に互に対向して接合固定
されている。球面固定接点12は半球より少し小さく形
成され、球面固定接点22は半球程度に形成される。球
面固定接点12は端子11と一体に形成されると共に球
面固定接点22は複数個の端子21および22と一体に
形成されている。球面固定接点12の下端はスイッチを
図示される水平状態に設置した場合、同一水平面内にあ
る。図1において、線Sは対称軸を示す。
【0013】以上の角度検出スイッチは、端子11およ
び21を除いて対称軸Sに関して線対称の形状構造を有
している。従って、この角度検出スイッチは配線基板そ
の他の電気部品に取り付けて動作させる場合、スイッチ
の姿勢或は角度変化を全方位について検出してオンオフ
動作をする。ここで、角度検出スイッチのオンオフ動作
について説明する。先ず、図1(b)を参照するに、
(b)の状態を水平状態とすると、導電粉末粒子より成
る可動接点3は球面固定接点22のみに接触して球面固
定接点12には接触していないので、端子11と端子2
1或は22との間は電気的機械的に接続しておらず、ス
イッチはオフの状態にある。図1(b)の水平状態にあ
る角度検出スイッチを紙面に垂直の方向の軸に関して反
時計方向に回動し回動角αに達したものとすると、導電
粉末粒子より成る可動接点3は水平状態を維持するの
で、スイッチは図1(c)の状態になる。図1(c)は
可動接点3が将に球面固定接点12に接触したところで
あり、球面固定接点22および球面固定接点12の双方
に亘って接触しているので、端子11と端子21或は2
2との間は電気的機械的に接続し、スイッチはオンの状
態である。このとき、角度検出スイッチが固定された部
材は角度αだけ回動傾斜したことが検出される。角度検
出スイッチは、上述した通り端子11および21を除い
て対称軸Sに関して線対称の形状構造をしているので、
スイッチがオンの状態となったということは、角度検出
スイッチが固定された部材が何れかの方向に角度αだけ
傾斜したことを示す。
【0014】図2を参照して他の実施例を説明する。図
2(a)はスイッチ全体の斜視図であり、図2(b)は
図2(a)の線B−B’に沿った断面を示す図である。
図2(c)は図2(a)の線C−C’に沿った断面を示
す図である。1は円柱に横断面が円形の凹部14を形成
した円柱ケースである。ケース2は横断面が円形のケー
ス収容部23が形成されると共に、この収容部23の底
部には当該収容部と同軸の凹陥部24が形成されてい
る。この凹陥部24の直径とケース1の円形の凹部14
の直径は等しく構成され、ケース1とケース2とを一体
化して傾き検出スイッチが形成された暁に円形の凹陥部
24と円形の凹部14により円筒状の中空部4が形成さ
れる。凹陥部24には、その側壁全周に亘って環状固定
接点22が一体的にモールド成型固定される。そして、
円柱ケース1の円形の凹部14には、その側壁に円弧状
固定接点12が一体的にモールド成型固定される。この
円弧状固定接点12の円弧の長さは半円弧の長さより少
し短く形成される。円弧の下端は傾き検出スイッチを図
示される水平状態に設置した場合に同一水平面内にある
ものとすると、傾き方向を対称的にすることができる。
ここで、凹陥部24に環状固定接点22を固定したケー
ス2のケース収容部23内に導電粉末粒子より成る可動
接点3を収容する。この場合の導電粉末粒子の量は円筒
状の中空部4の容積の約1/2程度の量であるものとす
る。次いで、円弧状固定接点12が固定された円柱ケー
ス1をケース収容部23に収容固定して傾き検出スイッ
チの組み立ては終了する。
【0015】ここで、図2の傾き検出スイッチによる傾
き角の検出について説明する。図2の状態を水平状態と
すると、導電粉末粒子より成る可動接点3は環状固定接
点22のみに接触して弧状固定接点12には接触してい
ないので、端子11と端子21との間は電気的機械的に
接続しておらず、傾き検出スイッチはオフの状態にあ
る。なお、固定接点22は環状であるので、傾き検出ス
イッチの傾きが如何なる場合であっても必ず可動接点3
とは接触している。
【0016】図2の水平状態にある傾き検出スイッチを
傾き検出方向dに回動すると、水平状態を維持する可動
接点3は相対的に弧状固定接点12に対して変位してこ
れに接触するに到る。可動接点3が将に弧状固定接点1
2下端に接触したとき、端子11と端子21との間は電
気的機械的に接続し、傾き検出スイッチはオンの状態に
なり、傾き検出スイッチが固定された部材は所定の角度
だけ回動傾斜したことが検出される。検出スイッチを傾
き検出方向dとは逆の方向に回動した場合も同様であ
る。
【0017】図2の傾き検出スイッチは、ケース2のケ
ース収容部23に対して円柱ケース1を収容固定するに
際して、ケース2に対する円柱ケース1の取付角度を容
易に調整設定することができる。ケース2のケース収容
部23を横断面が円形の収容部に形成し、これに収容固
定されるケース1を円柱状に構成したことによる。そし
て、可動接点3と弧状固定接点12との間の接触面積は
傾き角度に比例する構造に構成されている。端子11と
端子21との間に現われる可動接点3と弧状固定接点1
2との間の接触抵抗は接触面積に対応してリニアに減少
する。従って、端子11と端子21との間の接触抵抗の
変化を読みとることにより傾き角度をリニアに検出する
ことができる。
【0018】図3の更に他の実施例は、図2のケース2
に対して弧状固定接点12を含む円柱ケース1を環状固
定接点22および端子21を通る面について対称的に両
側に設けたものに相当する。即ち、環状固定接点22お
よび端子21を通る面に関して円柱ケース1' および弧
状固定接点12' は円柱ケース1および弧状固定接点1
2に対称に形成されている。ここで、弧状固定接点12
および12' の長さは円周の1/4の程度であり、図3
を紙面に平行な方向から視た場合に左右に線対称に形成
されている。
【0019】図3の傾き検出スイッチの動作は、基本的
に図2の傾き検出スイッチの動作と同様である。但し、
弧状固定接点12および12' は、上述した通り左右に
線対称に形成されているところから、一方方向に傾斜し
て可動接点3が弧状固定接点12に接触する場合は可動
接点3は弧状固定接点12' に接触することはない。逆
に、他方方向に傾斜して可動接点3が弧状固定接点1
2' に接触する場合は可動接点3は弧状固定接点12に
接触することはない。従って、弧状固定接点12の内の
何れがオンとされたかに対応して傾き検出スイッチが正
逆何れの向きに傾斜したかを検出認識することができ
る。なお、図2の傾き検出スイッチは、正逆何れの向き
の傾斜をも認識することができるが、その傾斜の向きが
正逆何れであるかは認識することはできない。なお、ケ
ースは球状、円柱状に限らず、角柱その他の形状のもの
とすることができる。
【0020】
【発明の効果】以上の通りであって、この発明の角度検
出スイッチは、球形中空部4を形成する半球形中空部を
有する上側ケース1を具備し、球形中空部4を形成する
半球形中空部を有する下側ケース2を具備し、球面固定
接点12を上側ケース1の半球形中空部に具備し、球面
固定接点22を下側ケース2の半球形中空部に具備し、
可動接点3を構成する導電粉末粒子を球形中空部4内に
具備することにより、スイッチの姿勢或は角度変化を全
方位について検出してオンオフ動作し、傾斜角を測定す
ることができる。そして、上側ケース1の球面固定接点
12は半球より少し小さく形成され、下端はスイッチ水
平状態において同一水平面内にあり、下側ケース2の球
面固定接点22は半球の大きさに形成されることによ
り、スイッチの姿勢或は角度変化を全方位について同一
の傾斜角においてオンオフ動作するものとすることがで
きる。また、導電粉末粒子は、銅、アルミニウム、ニッ
ケル、鉄、或はカーボンの内から選択された材料より成
る粉末粒子とすることにより、環境汚染問題を生起する
ことなくして廉価な、チャタリングの発生する余地のな
い電気的性能の良好な角度検出スイッチを構成すること
ができる。
【0021】この発明の角度検出スイッチは、横断面が
円形の凹部14を形成する円柱ケース1を具備し、横断
面が円形のケース収容部23が形成されると共に当該収
容部23の底部には円柱ケース1の凹部14と円筒状の
中空部4を形成する凹陥部24が同軸的に形成されるケ
ース2を具備し、凹部14の側壁に固定される円弧状固
定接点12を具備し、凹陥部24の側壁全周に亘って固
定される環状固定接点22を具備し、可動接点3を構成
する導電粉末粒子を円筒状の中空部4内に具備し、円柱
ケース1をケース収容部23に収容固定したことによ
り、正逆の何れの傾き検出方向について同様に傾斜角を
測定することができる。そして、端子11と端子21と
の間に現われる可動接点3と弧状固定接点12との間の
接触抵抗は接触面積に対応してリニアに減少する。従っ
て、端子11と端子21との間の接触抵抗の変化を読み
とることにより傾き角度をリニアに検出することができ
る。また、ケース2のケース収容部23およびケース1
が円形であるところから、円柱ケース1を収容固定する
に際して、ケース2に対する円柱ケース1の取付角度を
回動しながら容易に調整設定することができる。更に、
円弧状固定接点12の円弧の長さを半円弧の長さより少
し短く形成し、円弧状固定接点12の下端はスイッチ水
平状態において同一水平面内にあるものとすることによ
り、スイッチの姿勢或は角度変化を正逆何れの方位につ
いて同一の傾斜角においてオンオフ動作するものとする
ことができる。
【0022】図2のケース2に対して弧状固定接点12
を含む円柱ケース1を環状固定接点22および端子21
を通る面について対称的に両側に設けたこの発明の角度
検出スイッチは、更に、弧状固定接点12の内の何れが
オンとされたかに対応して傾き検出スイッチが正逆何れ
の向きに傾斜したかを検出認識することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を説明する図。
【図2】他の実施例を説明する図。
【図3】更に、他の実施例を説明する図。
【図4】従来例を説明する図。
【図5】従来例の水平状態を示す図。
【図6】従来例の傾斜状態を示す図。
【図7】従来例の固定接点−固定端子を説明する図。
【図8】従来例のセット状態の一部断面を示す図。
【符号の説明】
1 上側ケース 12 球面固定接点 2 下側ケース 22 球面固定接点 3 可動接点 4 球形中空部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01C 9/10 G01C 9/06 H01H 35/02 G01B 7/30

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 球形中空部を形成する半球形中空部を有
    する上側ケースを具備し、 球形中空部を形成する半球形中空部を有する下側ケース
    を具備し、第1の 球面固定接点を上側ケースの半球形中空部に具備
    し、第2の 球面固定接点を下側ケースの半球形中空部に具備
    し、 可動接点を構成する導電粉末粒子を球形中空部内に具備
    することを特徴とする角度検出スイッチ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載される角度検出スイッチ
    において、 上側ケースの第1の球面固定接点は半球より少し小さく
    形成され、その下端はスイッチ水平状態において同一水
    平面内にあり、 下側ケースの第2の球面固定接点は半球の大きさに形成
    されることを特徴とする角度検出スイッチ。
  3. 【請求項3】 請求項1および請求項2の内の何れかに
    記載される角度検出スイッチにおいて、 導電粉末粒子は銅、アルミニウム、ニッケル、鉄、或は
    カーボンの内から選択された材料より成る粉末粒子であ
    ることを特徴とする角度検出スイッチ。
  4. 【請求項4】 横断面が円形の凹部を形成する円柱ケー
    スを具備し、 横断面が円形のケース収容部が形成されると共に、当該
    収容部の底部には円柱ケースの凹部と円筒状の中空部を
    形成する凹陥部が同軸的に形成されるケースを具備し、 凹部の側壁に固定される円弧状固定接点を具備し、 凹陥部の側壁全周に亘って固定される環状固定接点を具
    備し、 可動接点を構成する導電粉末粒子を円筒状の中空部内に
    具備し、円柱ケースをケース収容部に収容固定したこと
    を特徴とする角度検出スイッチ。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載される角度検出スイッチ
    において、 円弧状固定接点の円弧の長さは半円弧の長さより少し短
    く形成されることを特徴とする角度検出スイッチ。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載される角度検出スイッチ
    において、 円弧状固定接点の下端はスイッチ水平状態において同一
    水平面内にあることを特徴とする角度検出スイッチ。
  7. 【請求項7】 横断面が円形の凹部を形成する円柱ケー
    スを具備し、 横断面が円形のケース収容部が形成されると共に、当該
    収容部の底部には円柱ケースの凹部と円筒状の中空部を
    形成する凹陥部が同軸的に形成されるケースを具備し、 凹部の側壁に固定される円周の1/4の程度の長さの円
    弧状固定接点を具備し、 凹陥部の側壁全周に亘って固定される環状固定接点を具
    備し、 可動接点を構成する導電粉末粒子を円筒状の中空部内に
    具備し、円柱ケースをケース収容部に収容固定し、 凹陥部を共通とする更なるケース収容部をケースに形成
    し、 横断面が円形の凹部を形成する更なる円柱ケースを具備
    し、 更なる円柱ケースの凹部の側壁に固定される円周の1/
    4の程度の長さの円弧状固定接点を具備し、 更なる円柱ケースを更なるケース収容部に収容固定し、 一方の円柱ケースの円弧状固定接点と更なる円柱ケース
    の円弧状固定接点とは環状固定接点を垂直に通る軸に関
    して線対称であることを特徴とする角度検出スイッチ。
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