JP3376358B2 - 現像剤補給容器 - Google Patents

現像剤補給容器

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JP3376358B2 JP2001120880A JP2001120880A JP3376358B2 JP 3376358 B2 JP3376358 B2 JP 3376358B2 JP 2001120880 A JP2001120880 A JP 2001120880A JP 2001120880 A JP2001120880 A JP 2001120880A JP 3376358 B2 JP3376358 B2 JP 3376358B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器内部に粉体現
像剤を充填し、熱溶着フィルムを用いることにより該容
器を密封し、乾式電子写真複写機やプリンタに補給する
際に、そのフィルムを引き剥して使用する現像剤補給容
器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、現像剤補給容器は合成樹脂、紙等
を主な構造材料とした現像剤排出口を有する容器本体
と、合成樹脂フィルムを基盤とし、これに溶着層を設け
た熱溶着フィルムから構成され、この熱溶着フィルムを
上記現像剤排出口周りのフランジ部等に熱溶着して現像
剤収納部を密封するのが一般的である。現像剤の補給
は、図4のように現像剤補給容器の現像剤排出口を下向
きとして複写機等の現像剤供給部に嵌め込み、フィルム
を手等で引っ張ることでフィルムと容器との溶着部分を
引き剥しながら現像剤排出口を開口させて補給を行って
いた。
【0003】また、他にも容器本体の材質としてハイイ
ンパクト・ポリスチロール樹脂(HIPS)やアクリル
ニトリル・スチレン・ブタジエン共重合樹脂(AB
S)、ポリプロピレン樹脂(PP)等のプラスチックを
用いたもの、さらに、可撓性フィルムの材質として、二
軸延伸ポリプロピレンフィルム(OPP)やポリエチレ
ンテレフタレートフィルム(PET)、延伸ナイロンフ
ィルム(ONy)等を基材とし、これに接着層をラミネ
ートしたものがある。
【0004】このような従来例装置における上記接着層
は、容器本体に対して接着すると同時に、開封時にはス
ムーズに剥離することが要求され、通常、イージーピー
ル型と呼ばれている。これを満足する接着層としては、
エチレン酢酸ビニル共重合樹脂(EVA)、エチレン・
エチルアクレート共重合樹脂(EEA)、イオン性共重
合体(アイオノマー)等が知られており、これをプラス
チックまたは紙製の容器本体に熱溶着する方法が採られ
る。熱溶着の方法は、熱板シール、インパルスシール、
高周波ウェルダー等の方法があるが、熱板シールが最も
一般的である。
【0005】また、上記のような周知の画像形成装置に
おいては、画像形成装置毎に現像剤(以下、トナーとい
う)を消費するので、装置内でトナーを貯留する現像装
置には随時トナーを補給する必要がある。トナー補給方
式には種々の提案がなされているが、トナーは極めて微
細な粒子から成っているのでトナーの補給が簡単でユー
ザが容易に操作でき、しかも補給容器から現像装置に入
れ替える際にその漏出が生じない構成が必須である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記各
従来例によれば、以下のような問題点があった。先ず、
フィルム熱溶着時に熱溶着治具による容器フランジ部等
への加熱と加圧によって被溶着面が凸凹となり、現像剤
補給時にフィルムを一度引き剥してしまうと、再度新し
いフィルムを用いて熱溶着しようとしても、被溶着面の
平面性がないため熱溶着治具との当たりが悪く、フィル
ム熱溶着の安定性が低いため現像剤を完全に密封するこ
とは困難であった。したがって、現像剤補給後の容器
は、廃棄処分するしか他に用途がなかった。
【0007】また、上記イージーピール型の従来例にお
いては、接着強度は強すぎても弱すぎても不具合を生じ
ていた。つまり、現像剤補給容器は内部に黒色微粉末状
の現像剤を収容して、様々な過酷な環境下、物流条件下
を経てユーザの元へ届けられるため、接着強度が弱すぎ
ると、輸送、保管途上でフィルムが剥れて現像剤が漏れ
てしまう。
【0008】一方、接着強度が強すぎれば、ユーザが開
封する際に引き剥し強度が大きくなり、操作性が悪化
し、最悪の場合開封できないといったトラブルとなる。
また、引き剥し強度が大きいと、フィルム引き剥し時に
フィルムが破れたり途中で切れるといったトラブルも併
発していた。
【0009】このような接着強度に係る製造条件は、例
えば熱板シール方式の場合、熱板の表面温度、熱板圧着
時間、圧力の三つがある。接着強度を上記問題を生じな
い範囲に収めるためには三つの製造条件を厳しく管理し
なければならない。
【0010】しかし、温度は温度センサーと温調器によ
り、時間はタイマーによりかなり高精度で管理できるよ
うになってきているが、圧力についてはエアシリンダー
とレギュレータにより全体に加わる総圧は管理できるも
のの局部的な圧力のバラツキが生じるため、上記のよう
な不具合の主な原因となっていた。
【0011】また、フィルムの接着強度は実際にフィル
ムを引き剥して測定する(破壊検査)しか方法がなく、
抜き取り検査にプラスチックを射出成型、中空成型(ブ
ロー成型)、押し出し成型等の方法で製造しており、偏
肉やヒケ等は成型品一つ一つで程度が異なる可能性があ
り、抜き取り検査は確実な手段ではなかった。
【0012】また、上記従来例によれば、トナー容器は
ユーザの手に渡るまでに物流段階において様々な環境下
におかれ、また、落下等の衝撃にもさらされる。このた
め、従来のトナー容器においてはトナーの漏出が生じる
トラブルが発生していた。
【0013】本発明の目的は、上記問題点を解決し、破
壊検査を行うことなく該接着強度を測定することのでき
るフィルムを備え、また、フィルムの接着強度の安定し
た現像剤補給容器を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記目
的は、開口部を有する現像剤容器と、該開口部の周縁に
固着される可撓性フィルム部材とを有する現像剤補給容
器において、上記可撓性フィルム部材は、感圧発色層を
有していることにより達成される。
【0015】このような本発明にあっては、現像剤容器
の開口部周縁に固着される可撓性フィルムは、感圧発色
層を有しているので、上記周縁に該フィルムを載せて熱
板等で圧力を加えると、フィルムの該当部分は発色す
る。しかも、発色の濃度は圧力の大小に応じて異なるの
で、容器の成型時における偏肉やヒケがあっても、破壊
検査を行うことなく、上記発色状態の判定によって局部
的な加圧不良の有無が検出される。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の第一実施形態及び第二実
施形態を図面に基づいて説明する。
【0017】〈第一実施形態〉次に、本発明の第一実施
形態を図1ないし図3に基づいて説明する。図1は本実
施形態の現像剤補給容器を示す斜視図、図2は本実施形
態のフィルムの構成を示す断面図、図3は熱溶着の様子
を示す断面図である。これらの図において101は現像
剤容器本体、102は可撓性フィルム、103(斜線
部)はフィルムと容器本体の熱溶着部、104は熱板を
それぞれ示す。フィルムの層構成は下記の通りである。
【0018】 ポリエステル層(PET) 102a 12μm 感圧発色層 102c 50μm 延伸ナイロン層(ONy) 102b 15μm イージーピール接着層(EVA) 102d 50μm 図3に示すように、このフィルム102を現像剤容器本
体101の上に置き、所定の温度に加熱した熱板104
にて所定時間、所定の圧力を加えて熱溶着した。
【0019】熱板104の先端は、容器開口部の周縁に
沿ったパターン形状を有しており、このパターンに相当
する部分にのみ圧力が加わって熱溶着され、図1に斜線
部103で示すようにフィルム102の該当部分が発色
する。この発色の濃度は圧力の大小に応じて決まるの
で、シールした後で、実際にどの位の圧力が加わってい
たかが判断できる。
【0020】容器本体はプラスチックの射出成型にて製
造することが多いが、成型におけるヒケや偏肉によるシ
ール面の平面度不良が発生し易い。しかし、本発明によ
れば、これに起因する局部的な加圧不良を容易に検出す
ることができる。これは非破壊検査であり、全数検査も
可能である。
【0021】また、発色状態は目視でも容易に判定でき
るが、より好ましくは反射濃度計等を利用して自動化す
るのが望ましい。
【0022】(比較例1)従来一般的に用いられていた
フィルムの層構成の一例を下記に示す。
【0023】 ポリエステル層(PET) 12μm 延伸ナイロン層(ONy) 15μm イージーピール接着層(EVA) 50μm 上記構成では、従来例で説明したように、破壊検査を行
うしか接着強度を測定する方法がない。
【0024】〈第二実施形態〉次に、本発明の第二実施
形態を図4及び図5に基づいて説明する。なお、第一実
施形態との共通箇所には同一符号を付して説明を省略す
る。
【0025】第一実施形態では、フィルムを引き剥し可
能に設定し、微妙な接着強度にコントロールする例を挙
げたが、本発明は引き剥しを前提としない接着(永久接
着)、例えば特開平1−223485に開示されるよう
な形態の容器にも適用できる。
【0026】図4及び図5はこれを示す斜視図である。
ここで105は第一フィルム(カバーフィルム)、10
6は第二フィルム(テアテープ)を示す、第二フィルム
106は第一フィルム105より幅が狭く、第二フィル
ム106は第一フィルム105の内面側に存在して第一
フィルム105の少なくとも両端部において固定され、
さらに一端側は延長されて第一フィルム105の外面側
へ折り返され、その自由端部を把手部とするよう構成さ
れる。つまり、第二フィルム106の自由端部を引く
と、図5に示すように第一フィルム105が引き裂かれ
て開封する。
【0027】第一フィルム105の容器本体101に対
する接着は、引き剥し可能な所謂イージーピールである
必要はないが、接着方法としては第一実施形態と同様に
熱溶着を利用するのが簡便であり好ましい。永久接着の
場合には、接着強度の上限は管理する必要はないが、下
限は容器の密閉性を確保するため管理が必要である。第
一フィルム105の層構成の一例を下記に示す。
【0028】 一軸延伸発泡ポリプロピレン層 120μm 感圧発色層 50μm 接着層(ポリエチレン、EVA混合物) 20μm この場合も第一実施形態と全く同様にして、発色状態か
ら接着強度の下限の管理を容易に行うことができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
可撓性フィルムが感圧発色層を備えているので、適正強
度の接着を安定して行うことができる。また、非破壊で
良品か不良品かの評価ができる。したがって、全数検査
が可能で、確実に品質を保証できる。また、従来行って
いた破壊検査が不要になり、検査損品がないため歩留り
が向上し、製造コストを低くすることができる。さら
に、容器の成型品の偏肉やヒケの変動をいち早く検知で
き、適切な対応ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態装置の概略構成を示す斜
視図である。
【図2】図1装置の可撓性フィルムの構成を示す断面図
である。
【図3】第一実施形態における可撓性フィルムの溶着方
法を示す図である。
【図4】本発明の第二実施形態装置の概略構成を示す斜
視図である。
【図5】図4装置の可撓性フィルムの開封状態を示す斜
視図である。
【符号の説明】
101 現像剤容器 102 可撓性フィルム 102c 感圧発色層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−39763(JP,A) 特開 平1−315779(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/08 112 G03G 15/08 505 B65D 83/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部を有する現像剤容器と、該開口部
    の周縁に固着される可撓性フィルム部材とを有する現像
    剤補給容器において、上記可撓性フィルム部材は、感圧
    発色層を有していることを特徴とする現像剤補給容器。
  2. 【請求項2】 感圧発色層は、発色濃度が圧力に応じて
    変化することとする請求項1に記載の現像剤補給容器。
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