JP3376121B2 - カバー式内視鏡 - Google Patents

カバー式内視鏡

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JP3376121B2
JP3376121B2 JP20570394A JP20570394A JP3376121B2 JP 3376121 B2 JP3376121 B2 JP 3376121B2 JP 20570394 A JP20570394 A JP 20570394A JP 20570394 A JP20570394 A JP 20570394A JP 3376121 B2 JP3376121 B2 JP 3376121B2
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    • A61B1/00064Constructional details of the endoscope body
    • A61B1/00071Insertion part of the endoscope body
    • A61B1/0008Insertion part of the endoscope body characterised by distal tip features
    • A61B1/00098Deflecting means for inserted tools

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明はカバー用内視鏡と内視鏡
カバーとの装着の位置決め機構を有するカバー式内視鏡
に関する。 【0002】 【従来の技術】内視鏡検査の症例間での洗浄の手間を省
略し、1日の検査回数及び検査費用を削減する手段とし
て、内視鏡の光学系、操作部をリユース部分とし、洗浄
に時間のかかる送気・送水・吸引等の管路系及び内視鏡
全体のカバーを1症例ごとのディスポーザブルとしたカ
バー式内視鏡という装置が開示されている。又、特願平
5−328776号においては、内視鏡カバー装着時に
おける起上ワイヤと起上ノブの連結方法が示されてい
る。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】特願平5−32877
6号は、連結するための装着作業においてカバー用内視
鏡と内視鏡用カバーの位置が回転方向にずれたり、又、
回転防止のための係合手段の位置と、起上部材の連結位
置との相互関係が不明確であり、無理に装着すると連結
部品が破損する可能性がある。 【0004】本発明は上述した点に鑑みてなされたもの
で、その目的は起上台に接続された起上用ワイヤが内視
鏡カバー側にあり、起上操作部がカバー用内視鏡側にあ
る処置具起上機構を有し、カバー用内視鏡と内視鏡カバ
ーを装着する際に処置具起上系を簡単かつ確実に係合状
態に設定できるカバー式内視鏡を提供することである。 【0005】 【課題を解決するための手段および作用】本発明による
カバー式内視鏡は、挿入部操作部、及び処置具起上機
構における起上操作部を有するカバー用内視鏡と、前記
挿入部を覆い、前記処置具起上機構における起上台を起
上させる起上用ワイヤ及び前記起上操作部に係合させる
係合部材とを有する内視鏡カバーとからなるカバー式内
視鏡において、前記カバー用内視鏡を前記内視鏡カバー
に装着する際に、前記係合部材が係合位置に達する前
に、前記カバー用内視鏡と前記内視鏡カバーとの回転方
向の位置決めを行うとともに、前記カバー用内視鏡と前
記内視鏡カバーとの装着状態において、前記内視鏡カバ
ーを前記カバー用内視鏡の挿入方向に位置決め固定され
る位置決め機構を設けたことを特徴とする上記構成に
おいて、カバー用内視鏡と内視鏡カバーとの装着の位置
決めがなされた後に、引き続いて装着状態に設定する作
業を行うと、内視鏡カバー側の係合部材を起上操作部と
係合させるのに適した位置から係合する係合位置にガイ
ドすることができる。 【0006】 【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を具体
的に説明する。図1ないし図4は本発明の第1実施例に
係り、図1は第1実施例のカバー式内視鏡を示し、図2
は挿入部カバーを操作部に装着した状態での口体部と筒
部との形状を示し、図3はピニオンギヤにラックが係合
した状態を示し、図4は先端部カバーに設けられ得た処
置具起上台を示す。 【0007】この第1実施例は処置具起上台がディスポ
ーザブル部にあり、起上操作部がリユース部にある処置
具起上機構を有するカバー式内視鏡において、カバー用
内視鏡と内視鏡カバーを装着する際に処置具起上系の連
結部材の相互の位置決めが容易で連結操作が簡単且つ確
実に行えるようにすることを主な目的としている。 【0008】図1に示すように本発明の第1実施例のカ
バー式内視鏡1は、内視鏡検査に繰り返し使用されるリ
ユース部となるカバー用内視鏡2と、このカバー用内視
鏡2を汚染されないように覆い、内視鏡検査後に廃棄さ
れるディスポーザブル部となる内視鏡カバー3とから構
成される。 【0009】カバー用内視鏡2は体腔内に挿入される細
長の挿入部4と、この挿入部4の後端に形成された太幅
の操作部5と、この操作部5の側部から延出される図示
しないライトガイドケーブル(又はユニバーサルケーブ
ル)とから構成される。挿入部4は、照明窓と観察窓と
が形成された先端部と、この先端部に隣接して湾曲自在
の湾曲部と、この湾曲部の後端から操作部5の前端に至
る長尺で可撓牲を有する可撓管部7とから構成される。
操作部5には湾曲部を湾曲操作する図示しない湾曲操作
ノブが設けてある。 【0010】図1では湾曲操作ノブを外して、この湾曲
操作ノブが取り付けられる回転軸9を示している。この
操作部5の前端(或いは可撓管部7の後端)には(内視
鏡カバー3を構成する後述の)口体部22を位置決めす
るためのピン10を設けた装着用筒部11が設けてあ
る。 【0011】上記回転軸9には処置具の先端側の突出方
向を規制する操作(起上操作という)を行う起上操作部
となる起上レバー12が回転自在に取り付けられる。例
えば、起上レバー12はほぼ円板形状で回転自在に取り
付けられる回転取付部13と、この回転取付部13から
延出され、起上操作を行うノブ部(レバー部)14とか
らなり、回転取付部13の中心に設けた孔部13aに回
転軸9を通すことにより、起上レバー12は回転軸9の
回りで回転自在である。 【0012】また、回転取付部13の円板の周面の一部
にはピニオンギア15が設けてあり、以下に説明する内
視鏡カバー3側に設けた起上力を伝達する伝達部材とな
る起上用ワイヤ31の後端に設けたラック部材16と係
合させることができるようにしている。 【0013】内視鏡カバー3は挿入部4を覆うほぼ円筒
チューブ形状の挿入部カバー21と、この挿入部カバー
21の後端に設けられ、(カバー用内視鏡2側の例え
ば)筒部11に装着される硬質性の口体部22とを有す
る。内視鏡カバー3は、この他に操作部5を覆う図示し
ない操作部カバーと、ライトガイドケーブル(又はユニ
バーサルケーブル)を覆う図示しないケーブルカバーと
を有する。 【0014】挿入部カバー21は可撓牲の合成樹脂など
で形成され、その先端にはカバー用内視鏡2の先端部を
覆う先端部カバー23が設けてあり、この先端部カバー
23には(カバー用内視鏡2の)照明窓と観察窓とを覆
う部分が透明板などで形成された光透過部24が設けて
あり、被検体に向けて照明光を照射可能にすると共に、
被検体からの反射光を観察窓に導くことを可能にしてい
る。 【0015】口体部22には、挿入方向(挿入部カバー
21の長手方向或いは軸方向)に沿って長く形成され、
位置決めのための長溝25が設けてあり、且つこの長溝
25の途中の中間位置に(該長溝25の溝幅より)大き
く、筒部11に突設したピン10の外径にほぼ等しい内
径のクリック穴26が設けてあり、このクリック穴26
にピン10を係入することにより位置決め固定すること
ができる位置決め手段(或いは位置決め機構)を形成し
ている。 【0016】また、長溝25の溝幅はピン10の外径よ
り小さく、この長溝25の後端がピン10に当たる位置
に設定した状態が、位置決め固定にガイドする位置決め
状態となり、この位置決め状態の後、単にカバー用内視
鏡2の操作部5側に口体部22を押し進める作業を行う
ことで位置決め固定状態つまり装着状態に設定できる。 【0017】例えば図1はカバー用内視鏡2に内視鏡カ
バー3を装着する途中の状態を示し、図1の状態からさ
らに矢印で示すように内視鏡カバー3を操作部5側に移
動するように押し進める作業を行うことにより、ピン1
0に長溝25の後端が当たり、ピン10を係入可能な位
置となり、(カバー用内視鏡2側の)操作部5と(内視
鏡カバー3側の)口体部22とが回転方向(周方向)で
の位置決めがされ(つまり、回転方向の位置決め状態と
なり)、この回転方向の位置決め状態からさらに内視鏡
カバー3を操作部5側に移動することによりピン10が
クリック穴26に係入されて挿入方向に対しても移動が
規制された位置決め固定状態、つまり装着状態になる。 【0018】図2はピン10がクリック穴26に係入さ
れて位置決め固定された装着状態での口体部22と筒部
11を示す。この図2から分かるように口体部22と筒
部11とが嵌合する形状であり、この嵌合する嵌合部の
断面形状がD字型であるので、装着状態に設定する途中
で位置決め位置(回転方向における位置)がずれてしま
うことがないような構造にしている。 【0019】なお、図2において、口体部22の大きな
円形は処置具挿入部口と連通する連通口を示し、その他
の4つの小さいホールは送気、送水、吸引の管路の挿通
口とガイドパイプ32の挿通口とを示す。 【0020】また、図1に示すように口体部22には生
検鉗子などの処置具を挿通する挿入口となる処置具挿入
口27が設けてあり、この処置具挿入口27に挿入され
る処置具はその内部のチャンネル28(図4参照)を挿
通され、先端部カバー23の光透過部24に隣接して形
成したチャンネル開口部29から突出させることがで
き、突出させた処置具の先端にて病変組織の採取とか切
除などの処置を行うことが可能である。 【0021】この実施例では図4に示すようにチャンネ
ル開口部29内には処置具起上台を構成するチューブ3
0が配置され、このチューブ30の後端はチャンネル2
8の出口付近に固着され、このチューブ30の先端には
先端リング34を介して起上用ワイヤ31の先端が固着
されている。 【0022】このチューブ30の上部側には切り込みが
設けられて、上部側に屈曲自在にしている。そして起上
用ワイヤ31を前後動させることにより、このチューブ
30の屈曲量を変えて、このチューブ30内を挿通され
て前方に突出される処置具の先端側の突出される突出方
向(起上方向ともいう)を規制(可変制御)できるよう
にしている。 【0023】上記先端リング34はチューブ30の先端
側の位置決めした位置に接着剤などで固着され、この先
端リング34には起上用ワイヤ31の先端が金属の溶接
により接合されて固着されている。上記起上用ワイヤ3
1は挿入部カバー21内を挿通され、図1に示すように
その後端側(手元側)は硬質のガイドパイプ32内を挿
通され、口体部22からガイドパイプ32と共に手元側
に突出される。このガイドパイプ32から摺動自在で突
出する起上用ワイヤ31の後端部には係合部材となるラ
ック部材16が固着され、このラック部材16に刻設さ
れたラックギアと起上レバー12のピニオンギア15と
を係合(より具体的には噛合による係合或いは連結)さ
せる係合手段(連結手段)を形成している。 【0024】そして、図1に示す状態から内視鏡カバー
3を操作部5側に移動して装着する作業を行う途中で、
上記のように回転方向の位置決め状態にできる。この回
転方向の位置決め状態ではラック部材16の後端部は、
図1の2点鎖線で示すようにピニオンギア15と係合す
る(或いは連結する)ことが可能な係合可能位置に至る
前の状態となる。 【0025】つまり、図1の実線で示す状態で、口体部
22の端部からピン10までの距離Laよりも、ラック
部材16の後端部からラック部材16がピニオンギア1
5と係合可能な係合可能位置までの距離LbとはLa<
Lbの条件を満たすように設定されている。 【0026】ラック部材16の後端部を図1の2点鎖線
で示す状態からさらに内視鏡カバー3を操作部5側に移
動することにより、ラック部材16の後端部は起上レバ
ー12と(ラック部材16の幅程度だけ)離間して操作
部5に設けられた(ラック部材16を係合可能な位置に
ガイドするガイド手段となる)ガイド部材33に設けた
(ラック部材16を迎える)斜面33aにガイドされて
係合可能な位置、つまりガイド部材33と起上レバー1
2との間に形成した隙間37の位置に導かれ、クリック
穴26にピン10が係入された状態ではこの隙間37内
で深部側(後方側)の係合可能な位置に設定される。 【0027】この係合可能な位置に設定された状態の後
に、ノブ部14を反時計回り方向に回転することによ
り、ラック部材16と起上レバー12のピニオンギア1
5とを係合させて係合状態で設定することができる。 【0028】図3はラック部材16と起上レバー12の
ピニオンギア15とを係合させた係合状態を図1の後方
から見た背面図を示す。この図3に示すようにガイド部
材33と起上レバー12の間の隙間37にガイドされて
て位置決めされたラック部材16は起上レバー12のピ
ニオンギア15と噛合し、起上レバー12を回動する操
作を行うことにより、ピニオンギア15に噛合するラッ
ク部材16を前後に移動して、この移動に応じて起上用
ワイヤ28を介して処置具起上台29を起上させる角度
を可変設定可能にしている。 【0029】なお、図1に示すように操作部5にはスト
ッパ35が設けてあり、起上レバー12を時計回り方向
に回転させてストッパ35に突き当たって、それ以上回
転しないように回転が規制された待避位置ではピニオン
ギア15はガイド部材33に対向する位置から待避し、
ラック部材16とは係合しない状態となる。また、係合
した状態において、起上レバーを時計回り方向に回転さ
せてこのストッパ35に当たる位置まで回転させた場合
には、係合が解除されることになる。 【0030】起上レバー12をストッパ35に当たる位
置まで回転させた場合には、ノブ部14に設けた爪状の
突起14aがストッパ35に係合して、起上レバー12
はこの待避状態に保持できるようにしてある。次にこの
実施例の作用を説明する。 【0031】カバー用内視鏡2に対し、内視鏡カバー3
を装着していくと、まず、口体部22が筒部11に対し
て嵌合する状態になる。さらに口体部22を押し進める
と、ピン10に長溝25の後端が当たる状態となり、こ
の状態では操作部5と口体部22が回転方向で位置決め
される。 【0032】この時、まだラック部材16はガイド部材
33及び起上レバー12との係合が可能な位置には達し
てなく(その手前の状態であり)、さらに押し進め(て
装着状態に設定す)る作業を行うことにより、ラック部
材16がガイド部材33の斜面33aを滑っていき、起
上レバー12との隙間37の深部側の位置に位置決めさ
れるようにガイドされる。 【0033】つまり、口体部22を操作部5側に押し進
めて、ピン10がクリック穴26に係入されて装着状態
に設定する作業を行う途中の長溝25とピン10とが当
たる状態の位置決め位置において、(起上レバー12に
係合されるべき)ラック部材16の後端部はこの起上レ
バー12と係合可能な位置の手前の位置に自然に設定さ
れ、引き続いて口体部22を操作部5側に押し進める装
着のための作業により、ラック部材16の後端部はガイ
ド部材33の斜面33aにより円滑に係合位置となる隙
間37の深部側に円滑にガイド設定される。 【0034】この第1実施例によれば、処置具起上系の
係合部材であるラック部材16がピニオンギア15との
係合位置へ導かれるより前に、長溝25とピン10によ
り口体部22と操作部5との周方向の位置が互いに決め
られるため、ラック部材16を常に正規位置でガイド部
材33側に導入することができ、簡単な装着作業により
ラック部材16等、(係合手段を構成する)係合部材等
を破損することなく安全確実に係合位置に設定できる。 【0035】また、この実施例では図2に示すように口
体部22と筒部11の嵌合部の径方向の断面形状をD字
型としているので、口体部22を操作部5に装着する場
合に、口体部22が操作部5に対して相対的に回転して
しまって位置決め状態からずれてしまうことを確実に防
止でき、この位置決め状態を維持できる。つまり、回転
防止の位置決め機構を有する。 【0036】図5は本発明の第2実施例における処置具
起上系の係合部を示す。この実施例は処置具起上機構を
有するカバー式内視鏡において、処置具起上系の連結部
材の係合が外れるのを防止することを目的とし、この係
合が外れるのを防止する手段を有するものである。 【0037】図3に示す処置具起上系では連結部材の係
合が外れる可能性がある。つまりこの係合状態におい
て、ラック部材16に外力が加わったり、ガイドパイプ
32の曲がり癖で、ラック部材16がピニオンギア15
に噛合する正規位置方向からずれると係合が外れる虞れ
がある。そこで、本実施例はこれを以下のような構造に
改良することにより、係合が外れることを防止できる。 【0038】図5に示すように、ガイド部材33におけ
るラック部材16側のガイド面36が操作部5の側面側
へ傾斜している、つまりガイド面36と操作部側面との
なす角度を90゜よりも小さくし、ラック部材16が隙
間から逃げてピニオンギア15との係合が外れることを
防止する構造にしている。その他は第1実施例と同様の
構造である。 【0039】この構成によればラック部材16はピニオ
ンギア15とガイド部材33のガイド面36との間には
さまれた状態で位置決めされる。従って、ラック部材1
6とピニオンギア15との係合が外れることが防止でき
る効果を有する。 【0040】図6は第2実施例の変形例における処置具
起上系の係合部を示す。この変形例の目的は第2実施例
と同様である。この変形例は第1実施例において、起上
レバー12にはピニオンギア15の代わりに傘歯車38
が設けてあり、この傘歯車38の斜面39は図6に示す
ように、操作部5の側面及びガイド部材33におけるラ
ック部材16側のガイド面36へ対向するように設けて
いる。 【0041】この構成によれば、ラック部材16は傘歯
車38とガイド部材33により、はさまれた状態で位置
決めされている。従って、第2実施例と同様にラック部
材16と傘歯車38の係合が外れることを防止できる。 【0042】図7は本発明の第3実施例を示す。この実
施例の目的は第2実施例と同じである。図7に示すよう
に、内視鏡カバー3及びカバー用内視鏡2の挿入中心軸
40に対し、口体部22から後方側に延出しているガイ
ドパイプ32及びラック部材16の中心軸が角度θを有
するように傾いている。この角度θは0°〜10°が適
当である。図7では湾曲操作用の湾曲操作ノブ41が装
着された状態で示している。その他は第1実施例とほぼ
同様の構成である。 【0043】次に作用を説明する。図7の状態からカバ
ー用内視鏡2をさらに内視鏡カバー3に対して挿入する
と、ラック部材16が操作部5に対して押し付けられ、
そのまま擦り合った状態が維持され、ピニオンギア15
と係合する位置でも操作部5から浮き上がることなく位
置決めされる。 【0044】この実施例によれば、常に一定の位置でラ
ック部材16とピニオンギア15の係合が行われ、外れ
ることを防止できる。その他に、第1実施例の効果を有
する。 【0045】図8は本発明の第4実施例における口体部
と筒部の装着状態の端面を示す。第1実施例では口体部
22と操作部5とが相対的に回転することを防止する回
転防止の位置決め手段を、図3のような形状にして実現
したが、この実施例では図8に示すように径方向の断面
形状(横断面)がほぼ長円形とした筒部11′と、この
筒部11′と嵌合する長円形の嵌合開口22aを設けた
口体部22にした。 【0046】この構造の場合にも、筒部11′と口体部
22とが回転方向に動いてしまうことを防止できる。従
って、操作部5に対する口体部22の相対的な関係が一
定となり、処置具起上系の結合が確実に行える。 【0047】さらに、図9に示す第4実施例の変形例の
ように筒部11にキー43、口体部22にキー溝44を
設けた位置決め手段でもよい。この他にも円形以外の異
形状であれば、同様の効果が得られる。 【0048】次に本発明の第5実施例を説明する。この
実施例は口体部に対する挿入部カバー(外シースともい
う)のスライドを安価かつ確実に行うことができるもの
を提供することを目的とする。その背景をまず説明す
る。内視鏡の挿入部をカバーする手段として、実開昭6
1−203716号公報のようにチューブ状のものでカ
バーし、その根元部に設けた位置決め部材によりカバー
を内視鏡に位置決めしている。 【0049】実開昭61−203716号公報の欠点
は、このままの方法をカバー式内視鏡に用いた場合は、
口体部を内視鏡に位置決めした後、挿入部カバーのみを
軸方向にスライドさせることができなかった。従来のカ
バー式内視鏡においては、カバー用内視鏡に内視鏡カバ
ーを装着していく際に、図10(b)に示すように後側
口体部46のネジ部をカバー用内視鏡47のネジ部47
aに接続固定した後、挿入部カバー48をカバー用内視
鏡47の挿入部49に対して引き上げるという操作が先
端部位置決めのために必要である。 【0050】そこで、挿入部カバー48の手元側端部に
は後側口体部46に対して軸方向に摺動可能に係合して
いる前側口体部50を有している。このため、従来例で
は口体部は前側口体部50と後側口体部46との2部品
となってしまい原価上昇の一因であった。 【0051】そこで、この実施例では口体部を構成する
部品点数を少なくし、原価低減化等を可能とすることを
目的とする。図10(a)は本発明の第5実施例におけ
る口体部付近を示す。この図10(a)に示すように、
この実施例では内視鏡カバー51を構成する挿入部カバ
ー52の手元側端部を(挿入部カバー52の素材自身
を)成形して、内径方向へ突出する突部により係合部5
3を設けた。また、口体部54の後端にはカバー用内視
鏡55のネジ部55aに螺合で接続固定(装着)される
ネジ部を設けると共に、口体部54には挿入部カバー5
2引き上げのストローク分の直線部と、この直線部の前
端に前記係合部53と係合して外れるのを防止できるよ
うに外径方向に突出する係合用突起56とを設けた構造
にして、係合部53から外れるのを防止するストッパの
機能と引き上げのためのストローク分の直線部との機能
とを一体で形成するようにしている。端部に形成する係
合部53或いは係合突起56の成形方法は熱或いは圧力
等を採用できる。 【0052】この構成によれば、カバー用内視鏡55に
内視鏡カバー51を装着していく際に、図10(a)に
示すように口体部54のネジ部をカバー用内視鏡55の
ネジ部55aに接続固定した後、挿入部カバー52をカ
バー用内視鏡55の挿入部57に対して引き上げるとい
う操作を行うことにより先端部の位置決めを行うことが
可能である。つまり、挿入部カバー52は、口体部54
に対して引き上げ可能で、かつ、成形した係合部53に
より係合突起56と係合して外れないようにしている。
この実施例によれば、挿入部カバー52の係合部53を
挿入部カバー52の素材の成形で設けたので、部品点数
が増えずに済み、原価を低減化でき、かつ引き上げ操作
(スライド移動操作)により所定の装着状態に設定でき
る。 【0053】図11は本発明の第6実施例を示し、その
目的は第5実施例と同じで、さらに引き上げ易い挿入部
カバーを提供することにある。図10(a)に示す挿入
部カバー52の手元側端部に成形により形成した係合部
53の代わりに、図11に示すように(挿入部カバー5
2の手元側端部に成形により)内径方向側及び外径方向
側各々に突出する突起58を設けた内視鏡カバー51′
としている。その他は、図10(a)の第5実施例と同
じ構成であり、その説明を省略する。 【0054】この構成によれば、挿入部カバー52の突
起58における外径方向へ突出させた突起部分が設けて
あるので、この部分を掴んで引き上げる操作が行い易い
という効果がある。その他は第5実施例と同じ効果であ
る。 【0055】なお、図10(a)及び図11において
は、カバー用内視鏡55と、口体部51或いは51′と
の接続固定(装着)手段として螺合による手段とした
が、第1実施例のようにピン10と、クリック穴26を
設けた長溝25とで構成して、周方向の位置決めと、そ
の位置決めの周方向位置のままで装着できるようにして
も良い。このようにすると、第1実施例の効果も有す
る。 【0056】次に本発明の第7実施例を説明する。ま
ず、この背景を説明する。内視鏡の処置具起上の方法と
して、特開平5−123288のようにチャンネルチ
ューブの先端に固定部材があり、起上用ワイヤを固定部
材と連結しチューブ先端を引き上げるというものがあ
る。前記特開平−123288号の処置具起上方法
欠点は、チャンネルチューブ先端のリング状固定部品に
対するワイヤの固定に手間がかかり、原価上昇につなが
るものである。 【0057】また、図4では処置具起上台をチューブ3
0を用い、そのチューブ30を起上用ワイヤ31で引き
上げる構成のものである。この場合、チューブ30の先
端側に先端リング34を位置決め固定し、それに連結し
た起上用ワイヤ31を起上レバー12により操作してい
た。 【0058】この場合、先端リング34と起上用ワイヤ
31は金属製であり、溶接により接合されているが、起
上のための大きな力量をこの一点だけで受けるには負荷
が大きく、過大な力を加えると接合部が外れ易い。ま
た、起上用ワイヤ31と連結される連結部品或いは連結
部材としての先端リング34のリング部分の曲面に対し
て位置決めして起上用ワイヤ31を接合するため、接合
作業しにくく、一定の品質を確保することが困難にな
る。 【0059】そこで、第7実施例の目的はチューブ引き
上げ方式の処置具起上台において、起上用ワイヤのチュ
ーブ先端部へ固定した場合に、一定の品質を安定して確
保でき、かつ強度を向上させることのできるものを提供
することにある。 【0060】図12(a)は、接合された先端リング6
2と起上用ワイヤ31の平面図、図12(b)は側面図
である。先端リング62は起上用ワイヤ31が接合され
る接合部に円錐状の凹部63を設けたものにしてあり、
その凹部63に起上用ワイヤ31が正対して位置決めさ
れ、接合されている。その他の構成は第1実施例と同様
である。 【0061】この構成では、凹部63を設けたことによ
り、起上用ワイヤ31との接合部の面積が増えている。
さらに、起上用ワイヤ31の先端を位置決めするガイド
の役割を凹部63が兼ねている。 【0062】この実施例によれば、接合の際に2つの部
品の位置決めが容易になり、接合条件が安定し、さらに
接合面積が増えて、品質の安定及び固定(或いは連結)
の強度の向上(連結力の増大)が得られる。さらに、図
12(c)に示すように、斜め方向からの位置決めに対
しても有効である。その他は第1実施例と同様の効果を
有する。 【0063】図13は本発明の第8実施例における先端
リング65と起上用ワイヤ31の接合部付近の構造を示
す。この実施例も第7実施例と同じ目的のものである。
図13(a)の平面図及び図13(b)の側面図に示す
ように、先端リング65に凹溝66が設けられており、
起上用ワイヤ31の先端部が凹溝66に位置決めされて
いる。第7実施例の凹部63と類似の凹溝66である。 【0064】従って、この実施例の作用及び効果は第7
実施例と殆ど同じとなる。さらに、図13(c)に示す
ように、起上用ワイヤ31の端部を折り曲げた折り曲げ
部67を設けて接合することにより、接合面接が増し、
接合強度の向上が可能である。 【0065】又、例えば図13の先端リング65に対す
る起上用ワイヤ31の接合手順として、図14に示すよ
うに、 図14(a):先端リング65に起上用ワイヤ31を正
対させる 図14(b):接合 図14(c):起上用ワイヤ31を折り曲げ加工とした
ものや、図15に示すように、 図15(a):起上用ワイヤ65を折り曲げ加工 図15(b):先端リング65に対し、起上用ワイヤ3
1の端部を正対させる 図15(c):接合 という手順も考えられる。なお、図13の先端リング6
5の代わりに図12の先端リング62に対しても同様の
接合手順を適用できる。 【0066】図16は本発明の第9実施例における操作
部の前端付近の構造を示す。一般にカバー式内視鏡で
は、カバー用内視鏡の可撓管部(蛇管部ともいう)の後
端に折れ止め部が設けてある場合が多く、この場合には
内視鏡カバー側の口体部はこの折れ止め部を内側に覆う
ように設ける必要がある。そのため、内視鏡カバーの口
体部のサイズが大きくなってしまう。そこで、この実施
例では可撓管部の折れ防止機能を有し、かつ小型の口体
部で済むものを提供することを目的とする。 【0067】図16に示すように、この実施例における
カバー用内視鏡71では可撓管部73の後端、つまり操
作部74に接続される操作部側端部は、操作部74の前
端の開口部に嵌合して接着剤などで固着されたフランジ
部を有する硬質の筒部74aに嵌入して接着剤などで固
着されている。 【0068】可撓管部73の後端付近の内側にはコイル
パイプ75を配置して、可撓管部73の後端付近に曲げ
力が加わった場合に、コイルパイプ75がその力を吸収
することにより、可撓管部73の折れ止め機能を有する
構造にしている。また、この実施例では筒部74aの外
側の操作部74の前端付近に第1実施例で説明したピン
10が設けてあり、挿入部カバー21の後端に設けた口
体部22の図示しないクリック穴を設けた長溝とで位置
決め機構を形成している。その他は第1実施例と同様の
構成である。 【0069】この構造においては、可撓管部73の後端
付近に曲げ力が加わった場合に、コイルパイプ75がそ
の力を吸収する作用をするので、折れ止めの機能を有す
ることになる。従って、可撓管部73の外径はそのまま
で(太くすることを必要としないで)折れ止め機能を発
揮でき、このカバー用内視鏡71に装着される口体部2
2を小型化できる。その他は第1実施例と同様の効果を
有する。 【0070】図17は本発明の第10実施例における操
作部の前端付近の構造を示す。この実施例の目的は第9
実施例と同じである。図17に示すように、可撓管部7
3の後端付近の内部に、図16のコイルパイプ75の代
わりにパイプ、棒等の弾性材料76を配置した。その他
は第9実施例と同様の構成である。 【0071】この構成においては可撓管部73の後端付
近に曲げ力が加わった場合に、弾性材料76がその力を
吸収する。従って、第9実施例と同じ作用及び効果を有
する。 【0072】図18は本発明の第11実施例における操
作部の前端付近の構造を示す。この実施例の目的は第9
実施例と同じである。図18に示すように、可撓管部7
3と操作部74の連結部分近傍に相当する位置のアング
ルワイヤ用コイルシース77の外周側にさらに別のコイ
ルシース78を設けた。その他は第9実施例と同様の構
成である。 【0073】この構成においては可撓管部73の後端付
近に曲げ力が加わった場合に、コイルシース78がその
力を吸収する。従って、第9実施例と同じ作用及び効果
を有する。 【0074】第9〜11実施例においてはカバー式内視
鏡としての実施例で説明したが、操作部の小型化という
効果を得られるという意味では、通常の内視鏡(カバー
で覆うことをしないで内視鏡検査に使用される内視鏡)
に応用することも可能である。 【0075】図19は本発明の第12実施例における先
端部カバーを示す。カバー式内視鏡においては、カバー
用内視鏡の先端と、それに相対して配置されている内視
鏡カバー側先端のレンズカバーの間で、照明光が散乱す
ることによるフレアが発生し易く、観察上問題となって
いた。そこで、本実施例ではフレアの発生を防止する構
造のレンズカバーの提供を目的とする。 【0076】図19(a)は第12実施例によるカバー
式内視鏡の先端側から見た正面図で、図19(b)は図
19(a)のA−A断面である。 【0077】図19(a)に示す先端部カバー83の前
面には半円形のレンズカバー84と、吸引口85と、洗
浄用のノズル86が設けてある。このレンズカバー84
はカバー用内視鏡87の観察光学系88と照明光学系8
9に対向して設けてあり、さらにこのレンズカバー84
には観察光学系88に対向する部分と、照明光学系89
に対向する部分との間の位置に内側溝91と外側溝92
を有している。各々の溝は、レンズカバー84の厚みの
半分以上深く、かつ、貫通しないレベルの深さである。 【0078】この構成においては、照明光学系89から
出射した照明光の反射光はレンズカバー84内を図19
(b)で示す光線93Aや光線93Bのように進むが、
外側溝92と内側溝91により遮断され、観察光学系8
8には入射されない。従って、反射光が遮断され、観察
光学系88に入ることがないので、フレアの発生が防止
でき、良好な観察像が得られる。 【0079】図20は本発明の第13実施例における正
面図の一部を示す。この実施例の目的は第12実施例と
同じで、さらにレンズカバーの機械的強度の低下を防
ぐ。図20に示すように、レンズカバー84に外側溝9
4と内側溝95を各々破断線状にかつ、千鳥状にずらし
て配置している。 【0080】この構成においての作用は第16実施例と
ほぼ同じである。従って、フレアが防止でき、かつ、溝
が破断線状に形成されているのでレンズカバーに外力が
加わった場合にも溝部から割れてしまうことを防止でき
る。 【0081】図21は本発明の第14実施例における正
面図の一部を示す。この実施例の目的は第12実施例と
同じである。図21に示すように、外側溝96と内側溝
97を照明光学系89を中心に円弧状に配置した。 【0082】この構成においては、第12実施例と同じ
作用となる。またその効果も第12実施例と同じとな
る。 【0083】図22は本発明の第15実施例における正
面図の一部を示す。この実施例の目的は第12実施例と
同じである。図22に示すように、観察光学系88を中
心に外側溝98と内側溝99を円弧状に構成した。 【0084】この構成においては、第12実施例と同じ
作用となる。またその効果も第12実施例と同じとな
る。 【0085】なお、第12〜15実施例において、外側
溝と内側溝の配置は逆でもよく、又、溝の数は単数でも
複数でもよい。 【0086】[付記] (1)前記係合手段はギアの組み合わせによる請求項1
記載のカバー式内視鏡。 (2)前記ギアはラックギアとピニオンギアの組み合わ
せによる付記1記載のカバー式内視鏡。 【0087】(3)前記位置決め機構はピンとスリット
による請求項1記載のカバー式内視鏡。 【0088】(4)前記位置決め機構は異形断面形状部
品同士の嵌合による請求項1記載のカバー式内視鏡。 【0089】(5)前記位置決め機構はキーとキー溝に
よる請求項1記載のカバー式内視鏡。 (6)前記カバー用内視鏡を内視鏡カバーに装着する際
に、前記係合手段の軸と内視鏡の挿入部中心軸の間に一
定の角度を有している請求項1記載のカバー式内視鏡。 【0090】(7)前記一定の角度はカバー用内視鏡を
内視鏡カバーに装着した際に、係合手段がカバー用内視
鏡に押し付けられる状態になるような設定角度に設定さ
れている付記6記載のカバー式内視鏡。 【0091】(8)前記設定角度とは0〜10°の範囲
内である付記7記載のカバー式内視鏡。 【0092】(9)挿入部と操作部を有するカバー用内
視鏡と、挿入部を覆うカバーシース及びこのカバーシー
スの後端が接続され、操作部に装着される口体部とを有
する内視鏡カバーからなるカバー式内視鏡において、前
記カバーシースの後端にカバーシース素材の成形により
形成した突起を設け、かつ前記口体部の前端側に前記突
起に係合する係合突起を設けたカバー式内視鏡。口体部
を操作部に位置決めした後、カバーシースの突起と口体
部の係合突起とで係合が外れない状態でカバーシース側
を移動して、装着状態に設定することができる。 【0093】(10)前記シース素材の成形方法は熱に
よる付記9記載のカバー式内視鏡。 (11)前記シース素材の成形方法は圧力による付記9
記載のカバー式内視鏡。 (12)挿入部と操作部を有するカバー用内視鏡と、挿
入部を覆い、さらに処置具起上台の先端に起上用ワイヤ
と連結される連結部材を有する内視鏡カバーからなるカ
バー式内視鏡において、前記連結部品における起上用ワ
イヤが連結される位置に凹部を設けたカバー式内視鏡。
起上用ワイヤを連結する際の位置決めが凹部により簡単
にでき、且つ位置決めして接合等による連結した連結力
を大きくできる。 【0094】(13)前記凹部は円錐状である付記9記
載のカバー式内視鏡。 (14)前記凹部は溝状である付記9記載のカバー式内
視鏡。 【0095】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、挿
入部と操作部とを有し、さらに処置具起上機構における
起上操作部を有するカバー用内視鏡と、前記挿入部を覆
い、前記処置具起上機構における起上台を起上させる起
上用ワイヤ及び前記起上操作部に係合させる係合部材と
を有する内視鏡カバーとからなるカバー式内視鏡におい
て、カバー用内視鏡を内視鏡カバーに装着する際に、前
記係合部材が係合位置に達する前に、カバー用内視鏡と
内視鏡カバーとの装着の位置決めがされる位置決め機構
を設けてあるので、カバー用内視鏡と内視鏡カバーとの
装着の位置決めがされた後に、引き続いて装着状態に設
定する作業を行うと、内視鏡カバー側の係合部材を起上
操作部と係合させるのに適した位置から係合する係合位
置にガイドすることができる。従って、簡単な装着作業
で、カバー式内視鏡の起上操作系の係合位置への相互の
位置決めが確実にでき、かつ装着作業時における係合部
材等の破損を確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の第1実施例のカバー式内視鏡を示す構
成図。 【図2】挿入部カバーを操作部に装着した状態での口体
部と筒部との形状を示す断面図。 【図3】ピニオンギヤにラック部材が係合した状態を示
す背面図。 【図4】先端部カバーに設けられ得た処置具起上台を示
す断面図。 【図5】本発明の第2実施例におけるピニオンギヤにラ
ック部材が係合した状態を示す背面図。 【図6】第2実施例の変形例におけるピニオンギヤにラ
ック部材が係合した状態を示す背面図。 【図7】本発明の第3実施例のカバー式内視鏡を示す平
面図。 【図8】本発明の第4実施例における口体部と筒部の嵌
合部の形状を示す説明図。 【図9】第4実施例の変形例における口体部と筒部の嵌
合部の形状を示す説明図。 【図10】本発明の第5実施例における口体部と操作部
との装着部付近の構造を示す断面図。 【図11】本発明の第6実施例における口体部と操作部
との装着部付近の構造を示す断面図。 【図12】本発明の第7実施例における先端リングと起
上用ワイヤの接合部の構造を示す図。 【図13】本発明の第8実施例における先端リングと起
上用ワイヤの接合部の構造を示す図。 【図14】先端リングと起上用ワイヤとの接合手順の1
例を示す説明図。 【図15】先端リングと起上用ワイヤとの接合手順の他
の1例を示す説明図。 【図16】本発明の第9実施例における可撓管部と操作
部との接続部付近の構造を示す断面図。 【図17】本発明の第10実施例における可撓管部と操
作部との接続部付近の構造を示す断面図。 【図18】本発明の第11実施例における可撓管部と操
作部との接続部付近の構造を示す断面図。 【図19】本発明の第12実施例における先端部カバー
の正面及び断面構造を示す図。 【図20】本発明の第13実施例における先端部カバー
の一部を示す正面図。 【図21】本発明の第14実施例における先端部カバー
の一部を示す正面図。 【図22】本発明の第15実施例における先端部カバー
の一部を示す正面図。 【符号の説明】 1…カバー式内視鏡 2…カバー用内視鏡 3…内視鏡カバー 4…挿入部 5…操作部 7…可撓管部 9…回転軸 10…ピン 11…筒部 12…起上レバー 14…ノブ部 15…ピニオンギア 16…ラック部材 21…挿入部カバー 22…口体部 23…先端部カバー 25…長溝 26…クリック穴 27…処置具挿入口 28…チャンネル 29…チャンネル開口部 30…チューブ 31…起上用ワイヤ 32…ガイドパイプ 33…ガイド部材 34…先端リング 37…隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−8030(JP,A) 特開 昭57−75629(JP,A) 特開 昭58−44033(JP,A) 特開 平6−38920(JP,A) 特開 平6−254037(JP,A) 特開 平6−319681(JP,A) 特開 平7−111967(JP,A) 特開 平7−155284(JP,A) 実開 平3−101902(JP,U) 実開 平6−61205(JP,U) 実開 平6−68702(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 1/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 挿入部操作部、及び処置具起上機構に
    おける起上操作部を有するカバー用内視鏡と、 前記挿入部を覆い、前記処置具起上機構における起上台
    を起上させる起上用ワイヤ及び前記起上操作部に係合さ
    せる係合部材とを有する内視鏡カバーとからなるカバー
    式内視鏡において、前記 カバー用内視鏡を前記内視鏡カバーに装着する際
    に、前記係合部材が係合位置に達する前に、前記カバー
    用内視鏡と前記内視鏡カバーとの回転方向の位置決めを
    行うとともに、前記カバー用内視鏡と前記内視鏡カバー
    との装着状態において、前記内視鏡カバーを前記カバー
    用内視鏡の挿入方向に位置決め固定される位置決め機構
    を設けたことを特徴とするカバー式内視鏡。
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