JP3376064B2 - 太陽電池モジュール - Google Patents

太陽電池モジュール

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JP3376064B2
JP3376064B2 JP33713893A JP33713893A JP3376064B2 JP 3376064 B2 JP3376064 B2 JP 3376064B2 JP 33713893 A JP33713893 A JP 33713893A JP 33713893 A JP33713893 A JP 33713893A JP 3376064 B2 JP3376064 B2 JP 3376064B2
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cell module
module
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metal reinforcing
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昌宏 森
裕二 井上
誠紀 糸山
文隆 豊村
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、太陽電池モジュールに
関し、特に詳しくは、製作が簡単であり軽量で、モジュ
ール単体での構造強度に優れた太陽電池モジュールに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、太陽電池は、クリーンで非枯
渇性のエネルギー供給源として汎用されており、また、
それ自体の開発研究も多種多様に行われているが、太陽
電池モジュールの形状、つまり、地上及び屋根上等ヘの
設置にうまく適合する太陽電池モジュールの開発がなさ
れている。
【0003】このような太陽電池モジュールの従来例と
しては、図14及び図15に示す太陽電池モジュールが
挙げられ、これは、モジュール周縁部に、モジュールの
機械的構造強度の補強及び、モジュールの設置架台への
取付を目的として、アルミニウム等の材料によりフレー
ム材35を設けている。
【0004】36及び37で示されるフレーム材を除い
た部分の太陽電池モジュールは通常、大別して、次の2
つのタイプのモジュールが上げられる。
【0005】1つは、図14に断面図を示すタイプのモ
ジュールであり、受光面側にガラス38を、裏面側に例
えば「アルミフィルムをフッ素樹脂フィルムではさんだ
積層フィルム」のような防湿性を有したフィルム39を
用い、太陽電池素子40を透光性樹脂41により樹脂封
止したものである。
【0006】もう1つは、図15に断面図を示すタイプ
のモジュールであり、受光面側にフッ素樹脂フィルム4
2を、裏面側に金属製補強板43を用い、例えば「ステ
ンレス基板を有したアモルファスシリコン太陽電池」の
ような可曲性を有する太陽電池素子44を透光性樹脂4
5により樹脂封止したものである。
【0007】このタイプのモジュールは、可曲性を有す
る太陽電池素子を用いることによって、太陽電池素子の
割れ防止及び保護のために、表面にガラス材を用いる必
要がない。それで、上記ガラスを用いるタイプのモジュ
ールに比較すると軽量に作製することができる。
【0008】これら従来の太陽電池モジュールを設置架
台上に取り付けるには、図に示すように、フレーム材の
下辺部に穴をあけ、設置架台46にボルト・ナットで固
定するのが通常である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例における太
陽電池モジュールにおいては、太陽電池モジュール自体
にフレーム材を有していることにより、モジュール重量
が重くなるという問題がある。
【0010】前記、表面にガラスを有しないタイプのモ
ジュールは、フレーム材を除いた部分においては、ガラ
スを用いたモジュールに比べ、軽量であるという特徴を
有しているにもかかわらず、フレーム材を設けるために
その特徴を充分に発揮できないことが問題である。
【0011】また、図15からわかるように、金属製補
強板上に太陽電池素子を樹脂封止した状態のモジュール
37にフレーム材35を取り付けるには、モジュールと
フレーム材の固定をはかるために、シーリング材47を
設ける必要がある。
【0012】この固定は、フレーム材の溝部48にシー
リング材47を予め注入した後、前記金属製補強板上に
太陽電池素子を樹脂封止した状態のモジュール37を該
溝部48に挿入後にフレーム材を互いにネジ等により機
械的に固定するのが通常である。
【0013】この作業において、前記シーリング材がフ
レーム材よりはみだし、モジュール表面に付着しないよ
うに、かつ、該モジュールと該フレーム材の固定を充分
とするために、溝部48がシーリング材によりすき間な
く埋められていることが必要である。そのため、シーリ
ング材の注入量を適当な量に制御しながら、狭い溝部に
一様に注入しなければならないので、非常に煩雑な作業
となっているという問題がある。
【0014】その際に、シーリング材の注入量が過小と
ならないように、モジュール裏面側、つまり、金属製補
強板の裏面側に故意にはみださせて作製する方法をとる
こともある。
【0015】この場合には、裏面側への「はみだし」は
外観上の問題は全くないのだが、シーリング材のはみだ
した分は全く無駄となっているという問題がある。
【0016】さらに、前記フレーム材及びシーリング材
は、耐候性に優れたものを選んで使用しており、コスト
的にも高く、かつ、シーリング材に関しては前記のよう
に無駄に使用する場合もあり、安価な太陽電池モジュー
ルを提供できないという問題がある。
【0017】よって本発明は、製造工程が簡単であり軽
量で、モジュール単体での構造強度の強い、かつ、製造
コストの安い太陽電池モジュールを提供する事を目的と
する。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は前述した課題を
解決し、上述の目的を達成するものであり、本発明の太
陽電池モジュールは、受光面側表面に透光性樹脂フィル
ムを、受光面裏面側に金属製補強板を有し、太陽電池素
子を透光性樹脂により樹脂封止した矩形の太陽電池モジ
ュールにおいて、該金属製補強板が四辺部全て、受光面
と反対側に折り曲げられた垂下部と、それをさらに太陽
電池モジュール内側に折り曲げられた下辺部を有し、前
記金属製補強板に用いる金属は、その機械的性質とし
て、縦弾性係数Eが1.8×10 4 kg/mm 2 以上、か
つ、降伏点応力σ S が20k g/mm 2 以上である金属
を用い、前記金属製補強板の板厚tについては、0.
2mm≦t≦1.6mmであり、かつ、前記四辺部のう
ち少なくとも向かい合う二辺部の前記垂下部の長さa、
及び前記下辺部の長さbは、20mm≦a、20mm≦
b≦50mm、であることを特徴とするにより達成する
ことができる。
【0019】
【0020】また、前記透光性樹脂フィルムの伸び率が
250%以上あることが好ましく、さらに太陽電池モジ
ュールの角部において、前記金属製補強板の隣合う下辺
部が溶接により接合されていることが好ましい。
【0021】
【作用】本発明は前述した課題を解決し、上述の目的を
達成するものであり、本発明は、上述の手段を用いるこ
とにより、太陽電池モジュール単体での充分な構造強度
を確保することができ、従来の太陽電池モジュールに用
いられていたフレーム材を使用する必要がなくなる。
【0022】これにより、太陽電池モジュールの製作工
程における、フレーム材を取り付けるという煩雑な作業
がなくなり、工程が簡単になり、モジュールの軽量化が
はかれる。さらに、高価なフレーム材やシーリング材を
使用することがないので、安価な太陽電池モジュールを
提供できる。
【0023】また、前記透光性樹脂フィルムの伸び率が
250%以上あることにより、太陽電池モジュールを折
り曲げる時にも、フィルムに亀裂が入ったりすることが
ない。
【0024】さらに太陽電池モジュールの角部におい
て、前記金属製補強板の隣合う下辺部が溶接により接合
されていることにより、太陽電池モジュールに「ネジ
リ」の力が加わったとしても、それに耐えることのでき
る充分な構造強度を有した太陽電池モジュールを得るこ
とができる。
【0025】
【実施態様例】以下、本発明の実施態様例を図1、図
2、を参照しながら説明する。
【0026】図2は本発明の太陽電池モジュールを設置
した状態を示す斜視図であり、図1は図2のX−X′で
の横断面図である。
【0027】本発明の太陽電池モジュール1は、太陽電
池素子2を透光性樹脂3により樹脂封止したものであ
り、受光面側表面には透光性樹脂フィルム4を、受光面
裏面側には金属製補強板5を有しており、それらは、そ
れぞれ接着積層されているものである。
【0028】ここで、これらを接着積層する方法として
は、例えば、本例では次のようにして作製した。金属製
補強板上に透光性樹脂としてシート状のEVA(エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体)、太陽電池素子、同EVA、
透光性樹脂フィルムを順次重ね合わせ、加圧脱泡しなが
ら150℃でEVAを溶融することにより接着積層し
た。
【0029】本発明の太陽電池モジュール1の垂下部1
a及び下辺部1bは、前記接着積層されてなる平板な形
状にある太陽電池モジュール1を、「薄板鋼板用の折り
曲げ加工機」により折り曲げることにより形成したもの
である。
【0030】このように垂下部1a及び下辺部1bを有
するように、金属製補強板5が折り曲げられ、断面がコ
の字状に形成されることにより、本発明の太陽電池モジ
ュールのように、フレーム材を有していなくとも、モジ
ュール単体で充分な構造強度を有することができるもの
である。
【0031】また、下辺部1bが太陽電池モジュール内
側に形成されていることにより、太陽電池モジュールの
架台への設置時において、隣接するモジュール間のすき
間を無くして設置することができ、発電領域の面積効率
が良い。
【0032】そして、太陽電池モジュールの形状は、
「箱型」となるので、運搬時積み重ねて収納できる等取
扱いに便利である。
【0033】ここで、下辺部1bの所望の位置には予め
貫通穴があけられており、前記説明のように折り曲げら
れた後には、図1に示すように、それを利用し、ボルト
・ナット7により、支持材8に固定されるものである。
【0034】本発明は、以上述べた例に限られるもので
はなく、各構成要素について以下に説明する。
【0035】(透光性樹脂フィルム)本発明の太陽電池
モジュールの受光面側表面に用いられる透光性樹脂フィ
ルムは、耐候性を有したものが好ましく、例えば、フッ
素樹脂フィルムなどが適している。
【0036】さらに、曲げ加工によりフィルムが延ばさ
れる時に、フィルムに破断及び亀裂が発生しないよう
に、フイルムの伸び率が250%以上あるものが好まし
い。250%未満では、太陽電池を折り曲げる際に亀裂
が入るおそれがある。
【0037】(金属製補強板及びモジュール形状)本発
明の太陽電池モジュールの受光面裏面側に用いられる金
属製補強板は耐候性、折り曲げ加工性に優れ、その機械
的性質は縦弾性係数Eが1.8×104kg/mm2
上、かつ、降伏点応力σsが20kg/mm2以上のもの
が好ましい。
【0038】例えば亜鉛メッキ鋼板やそれらの上にさら
にフッ素樹脂や塩化ビニルなどの耐候性物質を有した鋼
板や、ステンレス鋼板等が挙げられる。
【0039】その機械的性質において上記値より劣る金
属、例えば、アルミニウムなどを使用した場合、モジュ
ール単体での構造強度を充分なものとしようとすると、
板厚及び以下に示すところの垂下部の長さa、下辺部の
長さbを非常に大きくする必要が生じる。
【0040】それにより重量も重く、コスト的にも高く
つき、本発明の太陽電池モジュールのように折り曲げ加
工をして、フレーム材をなくすメリットがなくなる。
【0041】上記理由を以下に簡単に述べる。太陽電池
モジュールに風力が加わる、人が乗る等により、太陽電
池モジュールを曲げようとする力が働くとき、これに抗
するのは「曲げ剛さ」であるところの「断面二次モーメ
ントI」である。これは、太陽電池モジュールの形状、
詳しくは、断面形状のみにより決定される値であり、こ
の値が大きいほど「曲げ剛さ」が剛い、つまり、曲がり
にくい物体形状といえる。
【0042】この断面形状のみにより決定される「断面
二次モーメントI」と使用する金属材料の機械的性質に
より、「曲げ」に対する「剛さ」が決まる。太陽電池モ
ジュールを曲げようとする力が加わった時の「最大たわ
み量」は「断面二次モーメントI」と上記「縦弾性係数
E」により決まる。また、このとき、金属材料に加わる
最大引張り応力σ1が、金属材料が塑性変形を起こさず
に耐えられる力「降伏点応力σs」より小さくなるかは
「断面二次モーメントI」により決まる。
【0043】そのため、「縦弾性係数E」と「降伏点応
力σs」が上記値より小さな金属材料を用いると、「断
面二次モーメントI」の値を大きくすることにより対応
しなければならない。「断面二次モーメントI」の値を
大きくするためには、断面形状を決める板厚t及び垂下
部の長さa、下辺部の長さbを大きくしなければならな
い。
【0044】ここで、金属製補強板の板厚t及び垂下部
の長さa、下辺部の長さbについては、後述の値をとる
ことが好ましく、それを考慮すると、「縦弾性係数E」
と「降伏点応力σs」について、上記値以上の金属材料
を用いないと、太陽電池モジュール設計の自由度が非常
に小さくなるものである。
【0045】「太陽電池モジュールの外形寸法」、「太
陽電池モジュールに用いる透光性樹脂の材質及び量」等
の太陽電池モジュールの設計内容により、異なってくる
が、「縦弾性係数E」及び「降伏点応力σs」について
それぞれ、E=1.8×104kg/mm2未満もしく
は、σs=20kg/mm2未満の金属材料を用いる場合
は、「断面二次モーメントI」は、I=8000mm4
程度以上必要になる。
【0046】例えば、本実施態様例の概略断面図を示す
図1において、W=350mmとした場合に、板厚t及
び垂下部の長さa、下辺部の長さbがそれぞれ、t=
0.4、a=20mm、b=20mm、であるとき、太
陽電池素子及び樹脂部を除いた金属製補強板のみの「断
面二次モーメントI」は約7500mm4になる。つま
り、W=350mmとした場合には、板厚tについてt
=0.4mmより小さな値での設計の自由度が非常に小
さいことになる。
【0047】ここで、太陽電池モジュールの設置時に使
用するボルト・ナットの形状寸法との適合性及びその取
り付け作業性、さらに「折り曲げ加工機」による加工上
の加工寸法の制約により、前記a及びbはそれぞれ、2
0mm≦a、20mm≦b≦50mmであることが好ま
しい。
【0048】さらに、金属製補強板のその板厚tは0.
2mm≦tであることが好ましい。これより薄い板材を
用いる場合には、上記20mm≦b≦50mmの範囲で
太陽電池モジュール単体での構造強度が充分なものを得
るためには、上記「断面二次モーメント」の値を大きな
値とすることができないので、高強度な材料を使用する
必要があり、材料選択の自由度が非常に狭くなり、高価
な材料を使わざる得なくなる場合もある。
【0049】その上、金属製補強板のその板厚tは1.
6mm≧tであることが好ましい。1.6mm≧tであ
る金属製補強板を用いると、重量的にも重く、コスト的
にも高くつき、フレーム材をなくすメリットがなくなっ
てしまう。このような板厚の厚い金属製補強板を用いる
と、金属製補強板の加工において必要となる「切断機」
や「折り曲げ加工機」に高性能なものが必要となり、逆
にコスト高となってしまう。
【0050】よって、金属製補強板の板厚tは、0.2
mm≦t≦1.6mm、の範囲であることが好ましい。
【0051】さらに、折り曲げ加工時に後述の透光性樹
脂との剥がれのないように、透光性樹脂との接着性に適
した表面処理をしたものが好ましい。
【0052】なお、太陽電池モジュールの隣接する下辺
部同士を溶接により接合すれば、太陽電池モジュールの
隣接する各下辺部が一体となるために、太陽電池モジュ
ールに加わる「ネジリ」、つまり、モジュールの対角線
を対称軸とするような曲げのモードに対して、実施例1
に比較して非常に強くなり好ましい。
【0053】(透光性樹脂・・樹脂封止用)本発明の太
陽電池モジュールの透光性樹脂としては、例えば、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポリビニルブチ
ロール、シリコーン樹脂等があげられるがこれに限られ
るものではない。
【0054】(太陽電池素子)本発明の太陽電池モジュ
ールの太陽電池素子の種類に特に限定はないが、好まし
くは、可曲性を有する太陽電池であり、特に好ましく
は、ステンレス基上に形成されたアモルファスシリコン
太陽電池である。
【0055】可曲性を有した太陽電池素子を用いること
により、太陽電池モジュールに力が加わり、モジュール
がたわむようなことがあっても、太陽電池素子が破壊す
るようなことがない。
【0056】本発明に使用する太陽電池素子は、一例と
して図3の概略断面図に示した構成になっている。図3
において、28は導電性基体、29は裏面電極層、30
は光電変換部材としての半導体層、31は透明電極層、
32は集電電極である。裏面電極層29は導電性基体2
8で兼ねることもできる。
【0057】上記導電性基体としては、ステンレス、モ
リブデン、タングステン、コバルト、クロム、鉄、タン
タル、ニオブ、ジルコニウム、アルミニウム、アルミニ
ウム合金、銅、チタン等が挙げられる。 上記半導体層
30としては、非晶質シリコン系半導体、単結晶シリコ
ン、多結晶シリコン、銅インジウムセレナイドなどの化
合物半導体が用いられ、特に非晶質シリコン系半導体が
適当である。
【0058】非晶質シリコン系半導体の場合は、シラン
ガスと、所望の導電体にするための形成ガスなどをプラ
ズマCVD法により反応させ形成する。
【0059】また、多結晶シリコン半導体の場合は、溶
融シリコンのシート化あるいは非晶質シリコン半導体の
熱処理により形成する。CuInSe2/CdSの場合
は、電子ビーム蒸着やスパッタリング、電析(電解液の
電気分解による析出)などの方法で形成する。半導体の
構成としては、pin接合、pn接合ショットキー型接
合が用いられタンデム、トリプル等の複層構成とするこ
とができる。
【0060】該半導体層は少なくとも裏面電極層29と
透明電極層31にサンドイッチされた構造になってい
る。該裏面電極層29には、金属層あるいは金属酸化
物、あるいは金属層と金属酸化物の複合層がもちいられ
る。金属層の材質としては、Ti、Al、Ag、Ni、
Fe、Cu、Cr、Moなどが用いられ、金属酸化物と
してZnO、TiO2、SnO2、ITOなどが採用され
る。
【0061】上記金属層及び金属酸化物の形成方法とし
ては抵抗加熱蒸着、電子ビーム蒸着、スパッタリング
法、スプレー法、CVD法、不純物拡散法などがある。
さらに、透明電極層の上の光起電力によって発生した電
流を効率よく集電するための、格子(グリッド)上の集
電電極の材料としては、Ti、Cr、Mo、W、Al、
Ag、Ni、Cu、Suや銀ペーストなどの導電性ペー
ストが用いられる。グリッド電極の形成方法にはマスク
パターンを用いたスパッタリング、抵抗加熱、CVDな
どの蒸着方法、あるいは全面に金属層を蒸着した後にエ
ッチングしてパターニングする方法、光CVDにより直
接グリッド電極パターンを形成する方法、グリッド電極
のネガパターンのマスクを形成した後にメッキにより形
成する方法、導電性ペーストを印刷して形成する方法な
どがある。導電性ペーストは、通常、微粉末状の金、
銀、銅、ニッケル、及びそれらの合金、混合物カーボン
などをバインダーポリマーと分散させたものが使用され
る。上記バインダーポリマーとしては、ポリエステル、
エポキシ、アクリル、アルキド、ポリビニルアセテー
ト、ゴム、ウレタン、フェノールなどの樹脂がある。グ
リッド電極で集電した電流をさらに集めて輸送するため
のバスバーの材料としてはスズ、あるいはハンダコーテ
ィングした銅、ニッケルなどを用いる。バスバーのグリ
ッド電極への接続は、導電性接着剤あるいはハンダで行
う。
【0062】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明するが、本
発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0063】(実施例1)本実施例は、ステンレス基板
上に形成したアモルファスシリコン太陽電池を直列接続
したものを用いて作製した太陽電池モジュールについて
記述する。
【0064】まず、アモルファスシリコン太陽電池素子
は次のようにして作製した。図7に示すように、洗浄し
た0.1mmのロール状の長尺ステンレス基板9上にS
iを1%含有するAl10をスパッタ法により膜厚50
00Å形成した。
【0065】次にn/i/p型非晶質シリコン半導体層
11をn型半導体としてはPH3、SiH4、H2のガス
を用い、i型半導体としてはSiH4、H2のガスを用
い、p型半導体としてはB26、SiH4、H2のガスを
用いてプラズマCVD法によってn型半導体層を300
Å、i型半導体層を4000Å、p型半導体層を100
Å、順次形成した。その後、膜厚800ÅのIT012
を抵抗加熱蒸着により形成してアモルファスシリコン太
陽電池を形成した。
【0066】次に、上記長尺の太陽電池素子を縦30c
m×15cmの大きさで図8のような形状にプレスマシ
ンを用いて打ち抜き複数個の太陽電池素子を作製した。
【0067】ここでプレスマシンにより切断された太陽
電池素子の切断面では、太陽電池素子がつぶされてIT
O電極とステンレス基板が短絡した状態になっている。
そこで次に、この短絡をリペアーするために、図8及び
図9に示したように各太陽電池素子のITO電極の周辺
を除去した。ここで、ITO電極の周辺の除去はITO
は除去するがアモルファスシリコン半導体は溶解しない
選択性を持つエッチング材(FeCl3溶液)を、各太
陽電池素子の切断面よりやや内側のITOの周囲にスク
リーン印刷しITOを溶解した後、水洗浄することによ
り行い、ITO電極の素子分離部13を形成した。
【0068】次にITO上に集電用グリッド電極14と
してポリエステル樹脂をバインダーとする銀ペースト
(デュポン社製『5007』)をスクリーン印刷するこ
とにより形成した。
【0069】次にグリッド電極の集電電極である錫メッ
キ銅線15をグリッド電極と直交させる形で配置したの
ち、グリッド電極との交点に接着性銀インク16(エマ
ーソンアンドカミング社製『C−220』)を点下し1
50℃/30分乾燥して、グリッド電極と錫メッキ銅線
とを接続した。
【0070】その際に、錫メッキ銅線とステンレス基板
の端面が接触しないように、錫メッキ銅線の下にポリイ
ミドテープ17をはりつけた。
【0071】次にアモルファスシリコン太陽電池素子
の、非発電領域の一部のITO層/a−Si層を、グラ
インダーで除去してステンレス基板を露出させた後、そ
の部分に銅箔18をスポット溶接器で溶接した。
【0072】次に上記太陽電池素子を図10のように、
太陽電池素子の錫メッキ銅線15と太陽電池素子の銅箔
18とを半田することにより直列接続し、同様に隣接す
る太陽電池素子の錫メッキ銅線と銅箔を半田付けするこ
とにより13枚の太陽電池素子を直列接続した。
【0073】次に、プラス及びマイナスの端子用配線は
ステンレス基板の裏側で行った。
【0074】図11に直列接続された太陽電池素子の裏
面配線図を示した。プラス側の配線は、13番目の太陽
電池素子の中央部に絶縁性ポリエステルテープ19を貼
り付けた上に銅箔20を貼り付け、次に、銅箔20と錫
メッキ銅線15を半田付けすることにより行った。ま
た、マイナス側の配線は、1番目の太陽電池素子21に
銅箔22を図11に示したように配線した後、太陽電池
素子21にスポット溶接された銅箔23と半田付けする
ことにより行った。
【0075】このプラス及びマイナスの端子49、50
に対応して、金属製補強板に穴をあけ、端子の取り出し
を行った。
【0076】本発明の太陽電池モジュールの金属製補強
板は、建物の屋根材として一般によく使用されている亜
鉛メッキ鋼板の板厚t=0.4mmのものを用いた。本
鋼板は屋根材としての使用実績が示すように、耐候性、
折り曲げ加工性に優れており、その機械的性質は縦弾性
係数E=2.1×104kg/mm2、降伏点応力σs
30kg/mm2以上であった。
【0077】図6に示すように、この亜鉛メッキ鋼板上
にEVA(25)/上記直列接続した太陽電池素子(2
6)/EVA(25)/フッ素樹脂フィルム(27)を
順次重ね合わせて、真空ラミネーターを用いて150℃
でEVAを溶融させることにより、接着積層させた。
【0078】ここで、EVAは厚さ900μmのシート
状のもの、フッ素樹脂フィルムは厚さ50μmの無延伸
エチレン−テトラエチレン共重合体フッ素樹脂フィルム
(旭硝子社製『アフレックス』)を用いた。この無延伸
フッ素樹脂フィルムの引張伸度は250%以上あった。
【0079】上記亜鉛メッキ鋼板24は図5に示す形状
を有しており、これに対して太陽電池素子26は斜線部
に示すところに配置作製した。このとき、EVA及びフ
ッ素樹脂フィルムは亜鉛メッキ鋼板24より大きく作製
し、上記接着積層後に、亜鉛メッキ鋼板の外形にそって
切断した。その後、「プレス加工機」により、ボルト・
ナットの取付用の貫通穴6を設けた。
【0080】このように作製した太陽電池モジュールを
一点破線で示す部分で折り曲げ加工し、図4に示すよう
な箱型形状の太陽電池モジュールを作製した。この外形
寸法は以下に示すものとした。
【0081】太陽電池モジュールの短辺側の長さWは3
50mm、長辺側の長さLは1200mm、垂下部の長
さaは20mm、下辺部の長さbは20mmとした。こ
のような寸法形状に作製することによって、以下のよう
な充分な構造強度を得ることができた。
【0082】載荷試験として太陽電池モジュールの受光
面を上にして、太陽電池モジュールの短辺側B及びDを
支持し、上方から146.5kg/m2の等分布荷重を
加えた時、長辺側中央部における最大のたわみ量は6m
mであった。本実施例の太陽電池素子は可曲性を有した
アモルファスシリコン太陽電池なので、上記6mmのた
わみ量は何等問題ない値であった。
【0083】このとき、長辺側中央部の下辺部に加わる
最大引張り応力は、σ=21kg/mm2であり、本実
施例使用の亜鉛メッキ鋼板の降伏点応力はσS=30k
g/mm2以下であり、塑性変形を起こすという問題は
なかった。
【0084】ここで、太陽電池モジュールの折り曲げ
は、通常の薄板鋼板用の「折り曲げ加工機」により行っ
た。ただし、折り曲げの際に太陽電池モジュール表面に
傷がつかないように、折り曲げ加工機において太陽電池
モジュール表面があたる箇所にウレタン樹脂の型を用い
て折り曲げを行った。
【0085】太陽電池モジュール表面の折り曲げ部に
は、折り曲げによる曲げ傷は全く見られなかった。折り
曲げ部での傷の確認は、折り曲げ箇所に油性マジックを
塗り付けた後、溶剤で拭き取り、折り曲げ部にインクが
残っているかどうかをみて確認した。
【0086】このように太陽電池モジュールを作製した
ことにより、従来のようにフレーム材を有した太陽電池
モジュールに比べて、製作工程が非常に簡単であり、軽
量化がはかれた。さらに、従来用いていた高価なAlフ
レーム材やシリコーン材が不要になったことにより、太
陽電池モジュールの製造コストが安くなった。
【0087】また、前記透光性樹脂フィルムの伸び率が
250%以上あることにより、太陽電池モジュールを折
り曲げる時にも、フィルムに亀裂が入ったりすることが
なかった。
【0088】(比較例1)本比較例の太陽電池モジュー
ルでは、実施例1の太陽電池モジュールのフッ素樹脂フ
ィルムに一軸延伸フッ素樹脂フィルムを用いた。具体的
には、デュポン社製『テフゼル』フィルム(38μm)
を用いた。このフッ素樹脂フィルムの破断時の引っ張り
伸び率は長手方向には、45%、幅方向には650%で
ある(テスト方法:ASTM−D882)。表面のフッ
素樹脂フィルムを変更した以外は実施例1と同様の方法
で太陽電池モジュールを作製した。
【0089】ここで、フッ素樹脂フィルムの方向につい
ては、太陽電池モジュールの長手方向がフッ素樹脂フィ
ルムの長手方向と一致するようにして太陽電池モジュー
ルを作製し、次に、ウレタン型を使用した折り曲げ加工
機で実施例1と同様に折り曲げた。
【0090】その結果、図4におけるA辺とC辺の折り
曲げ部については、問題なく折り曲げることができた
が、伸び率が60%と小さいB辺とD辺では、曲げ部に
フッ素樹脂フィルムの大きな亀裂がはいった。
【0091】(実施例2)本実施例は、実施例1と同様
に作製した太陽電池モジュールの隣接する下辺部が、図
12のように溶接部33により接合されている例であ
る。
【0092】このように作製することにより、太陽電池
モジュールの隣接する各下辺部が一体となるために、太
陽電池モジュールに加わる「ネジリ」、つまり、モジュ
ールの対角線を対称軸とするような曲げのモードに対し
て、実施例1に比較して非常に強くなった。
【0093】太陽電池モジュールの四隅部をボルト・ナ
ット等により固定する通常の設置方法においては、太陽
電池モジュールに上記「ネジリ」が加わる可能性は少な
い。しかし、設置作業者による作業ミス等により四隅部
のうち一つが、固定されていなかったり、固定不良であ
る場合には、風力等により太陽電池モジュールに上記
「ネジリ」が加わる可能性がある。
【0094】このような場合でも、本実施例の太陽電池
モジュールは変形、破壊を発生したりすることはない。
【0095】なお、本実施例の溶接による接合部分にお
いては、予め溶接部周辺のEVA及びフッ素樹脂フィル
ムは切りとって角部34を作製した。
【0096】(実施例3)本実施例の太陽電池モジュー
ルは、図13に示すように、モジュールの短辺側の下辺
部の長さbを5mmとしたこと以外は、実施例1と同様
に作製した。
【0097】本実施例では、太陽電池モジュールの長辺
側の下辺部をボルト・ナットにより固定するので、短辺
側の下辺部に対しては、モジュールを固定するための考
慮は必要なく、構造強度的に充分であれば良い。
【0098】そこで、本実施例では構造強度的に充分で
あることを確認して、短辺側の下辺部の長さを5mmと
して作製した。これにより、下辺部を短くした分だけモ
ジュールの軽量化及びコスト削減が達成できた。
【0099】
【発明の効果】本発明は、受光面側表面に透光性樹脂フ
ィルムを、受光面裏面側に金属製補強板を有し、太陽電
池素子を透光性樹脂により樹脂封止した矩形の太陽電池
モジュールにおいて、該金属製補強板が四辺部全て、受
光面と反対側に折り曲げられた垂下部と、それをさらに
太陽電池モジュール内側に折り曲げられた下辺部を有す
るこの断面形状とし、かつ、前記金属製補強板に用いる
金属は、その機械的性質として、縦弾性係数Eが1.8
×104kg/mm2以上、かつ、降伏点応力σsが20
kg/mm2以上である金属を用い、前記金属製補強板
の板厚tについては、0.2mm≦t≦1.6mmであ
り、かつ、前記四辺部のうち少なくとも向かい合う二辺
部の前記垂下部の長さa、及び前記下辺部の長さbは、
20mm≦a、20mm≦b≦50mm、とすることに
より、太陽電池モジュール単体での充分な構造強度を確
保することができ、従来の太陽電池モジュールに用いら
れていたフレーム材を使用する必要がなくなった。
【0100】これにより、太陽電池モジュールの製作工
程における、フレーム材を取り付けるという煩雑な作業
がなくなり、工程が簡単になり、モジュールの軽量化が
達成できた。さらに、高価なフレーム材やシーリング材
を使用することがないので、安価な太陽電池モジュール
を提供することができた。
【0101】また、前記透光性樹脂フィルムの伸び率が
250%以上あることにより、太陽電池モジュールを折
り曲げる時にも、フィルムに亀裂が入ることがなかっ
た。
【0102】さらに太陽電池モジュールの角部におい
て、前記金属製補強板の隣合う下辺部が溶接により接合
されていることにより、太陽電池モジュールに「ネジ
リ」の力が加わったとしても、それに耐えることのでき
る充分な構造強度を有した太陽電池モジュールを得るこ
とができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の太陽電池モジュールの実施態様例を示
す断面図である。
【図2】本発明の太陽電池モジュールの実施態様例を示
す斜視図である。
【図3】本発明の太陽電池モジュールの実施態様例の太
陽電池素子を示す断面図である。
【図4】本発明の太陽電池モジュールの第一の実施例を
示す斜視図である。
【図5】本発明の太陽電池モジュールの第一の実施例を
示す展開図である。
【図6】本発明の太陽電池モジュールの第一の実施例を
示す断面図である。
【図7】本発明の太陽電池モジュールの第一の実施例の
太陽電池素子を示す断面図である。
【図8】本発明の太陽電池モジュールの第一の実施例の
太陽電池素子を示す平面図である。
【図9】本発明の太陽電池モジュールの第一の実施例の
太陽電池素子を示す断面図である。
【図10】本発明の太陽電池モジュールの第一の実施例
の太陽電池素子を直列接続したものを示す平面図であ
る。
【図11】本発明の太陽電池モジュールの第一の実施例
の太陽電池素子を直列接続したものを示す裏面図であ
る。
【図12】本発明の太陽電池モジュールの第二の実施例
を示す斜視図である。
【図13】本発明の太陽電池モジュールの第三の実施例
を示す斜視図である。
【図14】従来の太陽電池モジュールの一例を示す断面
図である。
【図15】従来の太陽電池モジュールの一例を示す断面
図である。
【符号の説明】
1 太陽電池モジュール、 2 太陽電池素子、 3 透光性樹脂、 4 透光性樹脂フィルム、 5 金属製補強板、 9 ステンレス基板、 10 Al、 11 非晶質シリコン半導体層、 12 ITO、 13 素子分離部、 14 集電用グリッド電極、 15 錫メッキ銅線、 16 接着性銀インク、 17 ポリイミドテープ、 18、20、22、23 銅箔、 19 絶縁性ポリエステルテープ、 24 亜鉛メッキ鋼板、 25 EVA、 26 太陽電池素子、 27 フッ素樹脂フィルム、 28 導電性基体、 29 裏面電極層、 30 半導体層、 31 透明電極層、 32 集電電極、 33 溶接部、 34 角部、 35 フレーム材、 36、37 太陽電池モジュール 38 ガラス、 39 積層フィルム、 40、44 太陽電池素子、 41、45 透光性樹脂、 46 設置架台、 47 シーリング材、 48 フレーム材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 糸山 誠紀 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 豊村 文隆 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 大塚 崇志 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−22574(JP,A) 特開 昭54−50966(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受光面側表面に透光性樹脂フィルムを、
    受光面裏面側に金属製補強板を有し、太陽電池素子を透
    光性樹脂により樹脂封止した矩形の太陽電池モジュール
    において、該金属製補強板が四辺部全て、受光面と反対
    側に折り曲げられた垂下部と、それをさらに太陽電池モ
    ジュール内側に折り曲げられた下辺部を有し、前記金属
    製補強板に用いる金属は、その機械的性質として、縦弾
    性係数Eが1.8×104kg/mm2以上、かつ、降伏
    点応力σSが20k g/mm2以上である金属を用い、
    前記金属製補強板の板厚tについては、0. 2mm≦
    t≦1.6mmであり、かつ、前記四辺部のうち少なく
    とも向かい合う二辺部の前記垂下部の長さa、及び前記
    下辺部の長さbは、20mm≦a、20mm≦b≦50
    mm、であることを特徴とする太陽電池モジュール。
  2. 【請求項2】 前記透光性樹脂フィルムの伸び率が25
    0%以上あることを特徴とする請求項1に記載の太陽電
    池モジュール。
  3. 【請求項3】 太陽電池モジュールの角部は、前記金属
    製補強板の隣合う下辺部が溶接により接合されて形成さ
    れていることを特徴とする請求項1又は2に記載の太陽
    電池モジュール。
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