JP3374912B2 - 半導体集積回路及びその製造方法 - Google Patents
半導体集積回路及びその製造方法Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路の
レイアウトに関し、特に、ハードマクロや大駆動バッフ
ァーを備える半導体集積回路のレイアウトに関する。
レイアウトに関し、特に、ハードマクロや大駆動バッフ
ァーを備える半導体集積回路のレイアウトに関する。
【0002】
【従来の技術】ハードマクロや大駆動バッファーのよう
なマクロセルをノイズから遮蔽するための技術にガード
リングがある。ガードリングはマクロセルの周囲を取り
囲むようにして形成される拡散層であり、この拡散層が
ノイズを吸収することによりマクロセルをノイズから遮
蔽する。次に、従来のガードリングについて説明する。
なマクロセルをノイズから遮蔽するための技術にガード
リングがある。ガードリングはマクロセルの周囲を取り
囲むようにして形成される拡散層であり、この拡散層が
ノイズを吸収することによりマクロセルをノイズから遮
蔽する。次に、従来のガードリングについて説明する。
【0003】大駆動バッファーにおける従来のガードリ
ングについて説明すると、NMOSトランジスタであれ
ば、外周部にP+拡散層を周回させる。P+拡散層はP
ウェル内に作成されてVSS電位が与えられる。他方、
PMOSトランジスタであれば、外周部にN+拡散層を
周回させる。N+拡散層はNウェル内に作成されてVD
D電子が与えられる。
ングについて説明すると、NMOSトランジスタであれ
ば、外周部にP+拡散層を周回させる。P+拡散層はP
ウェル内に作成されてVSS電位が与えられる。他方、
PMOSトランジスタであれば、外周部にN+拡散層を
周回させる。N+拡散層はNウェル内に作成されてVD
D電子が与えられる。
【0004】また、ハードマクロにおける従来のガード
リングについて図3を参照して次に説明する。(a)の
ように、ハードマクロ31の外周部にガードリング部3
2が形成されている。ガードリング部32は二重のガー
ドリングからなり、その一部を拡大したのが(b)であ
る。(b)のように、内側のガードリングは、Nウェル
33内に作成されたN+拡散層34と、N+拡散層34
上に形成されたVDD配線35とからなる。また、外側
のガードリングは、Pウェル36内に作成されたP+拡
散層37と、P+拡散層37上に形成されたVSS配線
38とからなる。
リングについて図3を参照して次に説明する。(a)の
ように、ハードマクロ31の外周部にガードリング部3
2が形成されている。ガードリング部32は二重のガー
ドリングからなり、その一部を拡大したのが(b)であ
る。(b)のように、内側のガードリングは、Nウェル
33内に作成されたN+拡散層34と、N+拡散層34
上に形成されたVDD配線35とからなる。また、外側
のガードリングは、Pウェル36内に作成されたP+拡
散層37と、P+拡散層37上に形成されたVSS配線
38とからなる。
【0005】いずれのガードリングでも、各拡散層がノ
イズがを吸収することにより、ウェル内を伝わるノイズ
に対してハードマクロや大駆動バッファーを遮蔽するこ
とができる。
イズがを吸収することにより、ウェル内を伝わるノイズ
に対してハードマクロや大駆動バッファーを遮蔽するこ
とができる。
【0006】ここで、後に本発明との差異を説明するた
め、特開昭62−73760号公報(以下、引例1と記
す)について言及する。引例1に記載の技術は、ガード
リングによるシンク電流を増大させることを目的とす
る。引例1の第3図を図4として引用して説明すると、
引例1の構成例は、Nウェル表面にP型FETのソース
・ドレイン41があるとき、ソース・ドレイン41に近
い順にP+拡散層42及びN+拡散層43を互いに接す
るように形成し、更にこれらの拡散層を金属層44にて
接続している。図4はガードリングが完全にフローティ
ング状態であるときにおけるガードリング近傍のキャリ
アーの振る舞いを概念的に示している。図示されたキャ
リアーの振る舞いからも分かるように、引例1の技術に
よって遮蔽することができるのは、ウェル内を伝わるノ
イズである。
め、特開昭62−73760号公報(以下、引例1と記
す)について言及する。引例1に記載の技術は、ガード
リングによるシンク電流を増大させることを目的とす
る。引例1の第3図を図4として引用して説明すると、
引例1の構成例は、Nウェル表面にP型FETのソース
・ドレイン41があるとき、ソース・ドレイン41に近
い順にP+拡散層42及びN+拡散層43を互いに接す
るように形成し、更にこれらの拡散層を金属層44にて
接続している。図4はガードリングが完全にフローティ
ング状態であるときにおけるガードリング近傍のキャリ
アーの振る舞いを概念的に示している。図示されたキャ
リアーの振る舞いからも分かるように、引例1の技術に
よって遮蔽することができるのは、ウェル内を伝わるノ
イズである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来のガ
ードリングでは、ウェル内を伝達するノイズについては
遮蔽することができるものの、電源配線を伝達するノイ
ズは遮蔽することができない。しかし、近年、半導体集
積回路の高集積化・高性能化に伴い、ピーク電流値が増
大しつつあり、結果として電源配線のノイズが大きくな
る傾向にある。
ードリングでは、ウェル内を伝達するノイズについては
遮蔽することができるものの、電源配線を伝達するノイ
ズは遮蔽することができない。しかし、近年、半導体集
積回路の高集積化・高性能化に伴い、ピーク電流値が増
大しつつあり、結果として電源配線のノイズが大きくな
る傾向にある。
【0008】本発明はこのような状況を鑑みてなされた
ものであり、本発明が解決しようとする課題は、電源ノ
イズや周囲の回路からのノイズによるハードマクロの誤
動作を防ぐことができるガードリングを提供することで
ある。
ものであり、本発明が解決しようとする課題は、電源ノ
イズや周囲の回路からのノイズによるハードマクロの誤
動作を防ぐことができるガードリングを提供することで
ある。
【0009】また、本発明の他の課題は、上述の課題を
ハードマクロや大駆動バッファーのレイアウトサイズに
大きな変更を加えることなく解決することである。
ハードマクロや大駆動バッファーのレイアウトサイズに
大きな変更を加えることなく解決することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上のような課題を解決
するため、本発明の半導体集積回路及びその製造方法で
は、ハードマクロや消費電力の大きなバッファー、所謂
大駆動バッファーのようなマクロセルに周回して配置さ
れるガードリング部に拡散容量を付加している。
するため、本発明の半導体集積回路及びその製造方法で
は、ハードマクロや消費電力の大きなバッファー、所謂
大駆動バッファーのようなマクロセルに周回して配置さ
れるガードリング部に拡散容量を付加している。
【0011】即ち、本発明は、第1の導電型のウェル
と、第1の導電型のウェルに隣接し、かつ、第1の導電
型とは逆の導電型である第2の導電型のウェルとを備え
る半導体集積回路において、第1の導電型のウェルの表
面に、第1の導電型の拡散層A1及び第2の導電型の拡
散層A2の両方を、マクロセルを周回して配置すると共
に、第2の導電型のウェルの表面に、第1の導電型の拡
散層B1及び第2の導電型の拡散層B2の両方をマクロ
セルを周回して配置し、拡散層A1及びB1には電位V
1が与えられ、拡散層A2及びB2には電位V1と異な
る電位V2が与えられることを特徴とする半導体集積回
路を提供する。
と、第1の導電型のウェルに隣接し、かつ、第1の導電
型とは逆の導電型である第2の導電型のウェルとを備え
る半導体集積回路において、第1の導電型のウェルの表
面に、第1の導電型の拡散層A1及び第2の導電型の拡
散層A2の両方を、マクロセルを周回して配置すると共
に、第2の導電型のウェルの表面に、第1の導電型の拡
散層B1及び第2の導電型の拡散層B2の両方をマクロ
セルを周回して配置し、拡散層A1及びB1には電位V
1が与えられ、拡散層A2及びB2には電位V1と異な
る電位V2が与えられることを特徴とする半導体集積回
路を提供する。
【0012】また、本発明は、第1の導電型のウェル
と、第1の導電型のウェルに隣接し、かつ、第1の導電
型とは逆の導電型である第2の導電型のウェルとを備え
る半導体集積回路において、第1の導電型のウェルの表
面に、第1の導電型の拡散層A1をマクロセルを周回し
て配置すると共に、第2の導電型のウェルの表面に、第
1の導電型の拡散層B1及び第2の導電型の拡散層B2
の両方をマクロセルを周回して配置し、拡散層A1及び
B1には電位V1が与えられ、拡散層B2には電位V1
と異なる電位V2が与えられることを特徴とする半導体
集積回路を提供する。
と、第1の導電型のウェルに隣接し、かつ、第1の導電
型とは逆の導電型である第2の導電型のウェルとを備え
る半導体集積回路において、第1の導電型のウェルの表
面に、第1の導電型の拡散層A1をマクロセルを周回し
て配置すると共に、第2の導電型のウェルの表面に、第
1の導電型の拡散層B1及び第2の導電型の拡散層B2
の両方をマクロセルを周回して配置し、拡散層A1及び
B1には電位V1が与えられ、拡散層B2には電位V1
と異なる電位V2が与えられることを特徴とする半導体
集積回路を提供する。
【0013】これらの半導体集積回路ではマクロセルを
周回するように容量が配置されることになる。この容量
は電源電流の急激な変化に起因する急峻な電源ノイズを
吸収し、ピーク値の小さななだらかなものに変えて、マ
クロセルの誤動作を防止するという効果を生む。
周回するように容量が配置されることになる。この容量
は電源電流の急激な変化に起因する急峻な電源ノイズを
吸収し、ピーク値の小さななだらかなものに変えて、マ
クロセルの誤動作を防止するという効果を生む。
【0014】これらの半導体集積回路において、拡散層
A1及びB1を、電位V1の一の配線の直下に並行して
配置すれば、レイアウトサイズの変更を最小限に抑える
ことができる。
A1及びB1を、電位V1の一の配線の直下に並行して
配置すれば、レイアウトサイズの変更を最小限に抑える
ことができる。
【0015】本発明を適用するマクロセルとして好適な
例は、ハードマクロやバッファーである。
例は、ハードマクロやバッファーである。
【0016】更に、本発明は、第1の導電型のウェル
と、第1の導電型のウェルに隣接し、かつ、第1の導電
型とは逆の導電型である第2の導電型のウェルとを備え
る半導体集積回路の製造方法において、第1の導電型の
ウェルの表面に、第1の導電型の拡散層A1及び第2の
導電型の拡散層A2の両方を、マクロセルを周回して配
置すると共に、第2の導電型のウェルの表面に、第1の
導電型の拡散層B1及び第2の導電型の拡散層B2の両
方をマクロセルを周回して配置する段階を含む半導体集
積回路の製造方法を提供する。
と、第1の導電型のウェルに隣接し、かつ、第1の導電
型とは逆の導電型である第2の導電型のウェルとを備え
る半導体集積回路の製造方法において、第1の導電型の
ウェルの表面に、第1の導電型の拡散層A1及び第2の
導電型の拡散層A2の両方を、マクロセルを周回して配
置すると共に、第2の導電型のウェルの表面に、第1の
導電型の拡散層B1及び第2の導電型の拡散層B2の両
方をマクロセルを周回して配置する段階を含む半導体集
積回路の製造方法を提供する。
【0017】また、本発明は、第1の導電型のウェル
と、第1の導電型のウェルに隣接し、かつ、第1の導電
型とは逆の導電型である第2の導電型のウェルとを備え
る半導体集積回路の製造方法において、第1の導電型の
ウェルの表面に、第1の導電型の拡散層A1をマクロセ
ルを周回して配置すると共に、第2の導電型のウェルの
表面に、第1の導電型の拡散層B1及び第2の導電型の
拡散層B2の両方をマクロセルを周回して配置する段階
を含むことを特徴とする半導体集積回路の製造方法を提
供する。
と、第1の導電型のウェルに隣接し、かつ、第1の導電
型とは逆の導電型である第2の導電型のウェルとを備え
る半導体集積回路の製造方法において、第1の導電型の
ウェルの表面に、第1の導電型の拡散層A1をマクロセ
ルを周回して配置すると共に、第2の導電型のウェルの
表面に、第1の導電型の拡散層B1及び第2の導電型の
拡散層B2の両方をマクロセルを周回して配置する段階
を含むことを特徴とする半導体集積回路の製造方法を提
供する。
【0018】これらの製造法方によれば、マクロセルを
周回するように容量が配置された半導体集積回路を製造
することができる。この容量は電源電流の急激な変化に
起因する急峻な電源ノイズを吸収し、ピーク値の小さな
なだらかなものに変えて、マクロセルの誤動作を防止す
るという効果を生む。
周回するように容量が配置された半導体集積回路を製造
することができる。この容量は電源電流の急激な変化に
起因する急峻な電源ノイズを吸収し、ピーク値の小さな
なだらかなものに変えて、マクロセルの誤動作を防止す
るという効果を生む。
【0019】この半導体集積回路の製造方法において、
拡散層A1及びB1を、電位V1の一の配線の直下に並
行して配置すれば、半導体集積回路のレイアウトサイズ
が大きくなるのを抑えることができる。
拡散層A1及びB1を、電位V1の一の配線の直下に並
行して配置すれば、半導体集積回路のレイアウトサイズ
が大きくなるのを抑えることができる。
【0020】この半導体集積回路の製造方法において、
マクロセルの好例はハードマクロやバッファーである。
マクロセルの好例はハードマクロやバッファーである。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態である
半導体集積回路について図1を参照して詳細に説明す
る。
半導体集積回路について図1を参照して詳細に説明す
る。
【0022】図1(a)を参照すると、本実施の形態の
半導体集積回路では、ハードマクロ1の周囲をガードリ
ング部2が取り囲んでいる。図1(a)では、ハードマ
クロ11は三重に囲まれているが、これらは内側から順
にVSS配線3、VDD配線4、VSS配線5を示す。
各配線の電位は順にVSS、VDD、VSSである。
半導体集積回路では、ハードマクロ1の周囲をガードリ
ング部2が取り囲んでいる。図1(a)では、ハードマ
クロ11は三重に囲まれているが、これらは内側から順
にVSS配線3、VDD配線4、VSS配線5を示す。
各配線の電位は順にVSS、VDD、VSSである。
【0023】続いて図1(a)の枠線部を拡大した図1
(b)と、図1(b)のA−A断面を示す図1(c)を
参照すると、VSS配線3、VDD配線4、VSS配線
5の下には、計4本の拡散層が配置されている。拡散層
は内側から順に、P+拡散層6、N+拡散層7、N+拡
散層8及びP+拡散層9である。3本の配線に対して4
本の拡散層が存在するのは、配線のうち1本が2本の拡
散層と接続されているためであり、(VSS配線3、P
+拡散層6)、(VDD配線4、N+拡散層7、N+拡
散層8)及び(VSS配線5、P+拡散層9)の組み合
わせでそれぞれ接続されている。これらの拡散層のう
ち、内側の2本、即ちP+拡散層6及びN+拡散層7は
Nウェル10の表面に配置され、外側の2本、即ちN+
拡散層8及びP+拡散層9はPウェル11の表面に配置
される。つまり、ウェルの導電型の境界がN+拡散層7
とN+拡散層8の間になるように配置される。
(b)と、図1(b)のA−A断面を示す図1(c)を
参照すると、VSS配線3、VDD配線4、VSS配線
5の下には、計4本の拡散層が配置されている。拡散層
は内側から順に、P+拡散層6、N+拡散層7、N+拡
散層8及びP+拡散層9である。3本の配線に対して4
本の拡散層が存在するのは、配線のうち1本が2本の拡
散層と接続されているためであり、(VSS配線3、P
+拡散層6)、(VDD配線4、N+拡散層7、N+拡
散層8)及び(VSS配線5、P+拡散層9)の組み合
わせでそれぞれ接続されている。これらの拡散層のう
ち、内側の2本、即ちP+拡散層6及びN+拡散層7は
Nウェル10の表面に配置され、外側の2本、即ちN+
拡散層8及びP+拡散層9はPウェル11の表面に配置
される。つまり、ウェルの導電型の境界がN+拡散層7
とN+拡散層8の間になるように配置される。
【0024】このような配置により、Nウェル10はN
+拡散層7より電位VDDに設定される一方、Nウェル
10のP+拡散層6は電位VSSであるので、Nウェル
10とP+拡散層6との間に容量C1を有することにな
る。同様に、Pウェル11はP+拡散層9より電位VS
Sに設定される一方、Pウェル11のN+拡散層8は電
位VDDであるので、Pウェル11とN+拡散層8との
間に容量C2を有する。
+拡散層7より電位VDDに設定される一方、Nウェル
10のP+拡散層6は電位VSSであるので、Nウェル
10とP+拡散層6との間に容量C1を有することにな
る。同様に、Pウェル11はP+拡散層9より電位VS
Sに設定される一方、Pウェル11のN+拡散層8は電
位VDDであるので、Pウェル11とN+拡散層8との
間に容量C2を有する。
【0025】一般に、半導体集積回路内で急激な電流の
変化が生じると、VDD配線やVSS配線の抵抗等によ
り、電位VDD、VSSが上昇・降下しようとする。こ
の電圧変動が電源ノイズとなって遅延の増加等の原因と
なり、影響が多大な場合は誤動作を誘発する。このよう
な電源ノイズを低減するには容量を付加するのが有効で
ある。これは、電流の変化に必要な電荷の充填・放出の
一部を容量が行うからである。本実施の形態では、この
役割をハードマクロや大規模バッファーの周囲に設けた
容量C1、C2が担う。その結果、急激な電流変化に起
因する電源ノイズが発生しても、そのピーク値を小さく
し、変化をなだらかにすることができる。
変化が生じると、VDD配線やVSS配線の抵抗等によ
り、電位VDD、VSSが上昇・降下しようとする。こ
の電圧変動が電源ノイズとなって遅延の増加等の原因と
なり、影響が多大な場合は誤動作を誘発する。このよう
な電源ノイズを低減するには容量を付加するのが有効で
ある。これは、電流の変化に必要な電荷の充填・放出の
一部を容量が行うからである。本実施の形態では、この
役割をハードマクロや大規模バッファーの周囲に設けた
容量C1、C2が担う。その結果、急激な電流変化に起
因する電源ノイズが発生しても、そのピーク値を小さく
し、変化をなだらかにすることができる。
【0026】尚、容易に推察できるように、Nウェルと
Pウェルとを入れ替えたとしても、Nウェル内に電位V
SSのP+拡散層を作成できると同時に、Pウェル11
内に電位VDDのN+拡散層を作成できるので、同等の
効果を得ることができる。また、N+拡散層とP+拡散
層を入れ替えても同様である。
Pウェルとを入れ替えたとしても、Nウェル内に電位V
SSのP+拡散層を作成できると同時に、Pウェル11
内に電位VDDのN+拡散層を作成できるので、同等の
効果を得ることができる。また、N+拡散層とP+拡散
層を入れ替えても同様である。
【0027】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。
説明する。
【0028】上述の第1の実施の形態と本実施の形態と
を比較すると、両者の構成上の相違点はNウェル側のV
SS配線及びP+拡散層の有無である。第1の実施の形
態ではNウェル表面に電位VSSのP+拡散層6が配置
される。一方、第2の実施の形態ではこれらに相当する
P+拡散層及び配線は存在しない。このため、図2のよ
うに第2の実施の形態では容量C1はなく、容量C2の
みを有する。
を比較すると、両者の構成上の相違点はNウェル側のV
SS配線及びP+拡散層の有無である。第1の実施の形
態ではNウェル表面に電位VSSのP+拡散層6が配置
される。一方、第2の実施の形態ではこれらに相当する
P+拡散層及び配線は存在しない。このため、図2のよ
うに第2の実施の形態では容量C1はなく、容量C2の
みを有する。
【0029】
【発明の効果】トランジスタのスイッチング等により、
配線への充放電やインバータへの貫通電流が流れようと
すると、電源や接地線の抵抗、インダクタンスにより電
源線の電圧降下や接地線の電圧上昇をおこそうとする。
配線への充放電やインバータへの貫通電流が流れようと
すると、電源や接地線の抵抗、インダクタンスにより電
源線の電圧降下や接地線の電圧上昇をおこそうとする。
【0030】このとき、本発明の半導体集積回路では、
ハードマクロや大規模バッファーの周囲に設置した容量
から電荷が放出・充填されることにより、配線への充放
電やインバータへの貫通電流のための電荷が補われ、周
囲の電源線の電圧降下や接地線の電圧上昇をおさえる働
きをする。
ハードマクロや大規模バッファーの周囲に設置した容量
から電荷が放出・充填されることにより、配線への充放
電やインバータへの貫通電流のための電荷が補われ、周
囲の電源線の電圧降下や接地線の電圧上昇をおさえる働
きをする。
【0031】よって、本発明の半導体集積回路によれ
ば、ハードマクロや大規模バッファーの周囲に設置した
容量が、電源電流の急激な変化による急峻な電源ノイズ
を吸収し、ピーク値の小さななだらかなものに変え、誤
動作を防止するという効果が得られる。
ば、ハードマクロや大規模バッファーの周囲に設置した
容量が、電源電流の急激な変化による急峻な電源ノイズ
を吸収し、ピーク値の小さななだらかなものに変え、誤
動作を防止するという効果が得られる。
【0032】また、従来からあるガードリング部のレイ
アウト変更だけで上記の構成が実現できるため、ハード
マクロや大規模バッファーのレイアウトサイズへ与える
インパクトは小さく抑えることができる。
アウト変更だけで上記の構成が実現できるため、ハード
マクロや大規模バッファーのレイアウトサイズへ与える
インパクトは小さく抑えることができる。
【0033】以上、本発明を実施の形態に基づいて説明
したが、本発明はこれに限定されるものではなく、当業
者の通常の知識の範囲内でその変更や改良が可能である
ことは勿論である。
したが、本発明はこれに限定されるものではなく、当業
者の通常の知識の範囲内でその変更や改良が可能である
ことは勿論である。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る半導体集積回
路を示すレイアウト図である。
路を示すレイアウト図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る半導体集積回
路を示すレイアウト図である。
路を示すレイアウト図である。
【図3】従来の半導体集積回路を示すレイアウト図であ
る。
る。
【図4】従来のガードリングの動作原理の一例を説明す
る図である。
る図である。
1、21 ハードマクロ
2、22 ガードリング部
3、5、24 VSS配線
4、23 VDD配線
6、9、27 P+拡散層
7、8、25、26 N+拡散層
10、28 Nウェル
11、29 Pウェル
Claims (8)
- 【請求項1】 第1の導電型のウェルと、第1の導電型
のウェルに隣接し、かつ、第1の導電型とは逆の導電型
である第2の導電型のウェルとを備え、 第1の導電型のウェルの表面に、第1の導電型の拡散層
A1及び第2の導電型の拡散層A2の両方を、マクロセ
ルを周回して配置すると共に、第2の導電型のウェルの
表面に、第1の導電型の拡散層B1及び第2の導電型の
拡散層B2の両方をマクロセルを周回して配置し、 拡散層A1及びB1には電位V1が与えられ、拡散層A
2及びB2には電位V1と異なる電位V2が与えられる
半導体集積回路において、 拡散層A1及びB1は、電位V1の一の配線の直下に並
行して配置されることを特徴とする半導体集積回路。 - 【請求項2】 第1の導電型のウェルと、第1の導電型
のウェルに隣接し、かつ、第1の導電型とは逆の導電型
である第2の導電型のウェルとを備え、 第1の導電型のウェルの表面に、第1の導電型の拡散層
A1をマクロセルを周回して配置すると共に、第2の導
電型のウェルの表面に、第1の導電型の拡散層B1及び
第2の導電型の拡散層B2の両方をマクロセルを周回し
て配置し、 拡散層A1及びB1には電位V1が与えられ、拡散層B
2には電位V1と異なる電位V2が与えられる半導体集
積回路において、 拡散層A1及びB1は、電位V1の一の配線の直下に並
行して配置されることを特徴とする半導体集積回路。 - 【請求項3】 請求項1及び2のいずれかに記載の半導
体集積回路において、マクロセルはハードマクロである
ことを特徴とする半導体集積回路。 - 【請求項4】 請求項1及び2のいずれかに記載の半導
体集積回路において、マクロセルはバッファーであるこ
とを特徴とする半導体集積回路。 - 【請求項5】 第1の導電型のウェルと、第1の導電型
のウェルに隣接し、かつ、第1の導電型とは逆の導電型
である第2の導電型のウェルとを備える半導体集積回路
の製造方法であって、 第1の導電型のウェルの表面に、第1の導電型の拡散層
A1及び第2の導電型の拡散層A2の両方を、マクロセ
ルを周回して配置すると共に、第2の導電型のウェルの
表面に、第1の導電型の拡散層B1及び第2の導電型の
拡散層B2の両方をマクロセルを周回して配置する段階
を含む半導体集積回路の製造方法において、 拡散層A1及びB1は、電位V1の一の配線の直下に並
行して配置されることを特徴とする半導体集積回路の製
造方法。 - 【請求項6】 第1の導電型のウェルと、第1の導電型
のウェルに隣接し、かつ、第1の導電型とは逆の導電型
である第2の導電型のウェルとを備える半導体集積回路
の製造方法であって、 第1の導電型のウェルの表面に、第1の導電型の拡散層
A1をマクロセルを周回して配置すると共に、第2の導
電型のウェルの表面に、第1の導電型の拡散層B1及び
第2の導電型の拡散層B2の両方をマクロセルを周回し
て配置する段階を含むことを特徴とする半導体集積回路
の製造方法において、 拡散層A1及びB1は、電位V1の一の配線の直下に並
行して配置されることを特徴とする半導体集積回路の製
造方法。 - 【請求項7】 請求項5及び6のいずれかに記載の半導
体集積回路の製造方法において、マクロセルはハードマ
クロであることを特徴とする半導体集積回路の製造方
法。 - 【請求項8】 請求項5及び6のいずれかに記載の半導
体集積回路の製造方法において、マクロセルはバッファ
ーであることを特徴とする半導体集積回路の製造方法。
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