JP3374524B2 - フランジ圧入装置及びフランジ圧入方法 - Google Patents

フランジ圧入装置及びフランジ圧入方法

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JP3374524B2 JP12104894A JP12104894A JP3374524B2 JP 3374524 B2 JP3374524 B2 JP 3374524B2 JP 12104894 A JP12104894 A JP 12104894A JP 12104894 A JP12104894 A JP 12104894A JP 3374524 B2 JP3374524 B2 JP 3374524B2
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規司 梅原
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  • Automatic Assembly (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は円筒状物の開口端に蓋状
のフランジを装着する装置及び方法に関するものであ
り、特に電子写真感光体ドラムの両端にフランジを装着
する小型で高速なコストパフォーマンスの高い装置及び
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に電子写真感光体ドラムには、複写
機やプリンター等の中で支持され回転されるために両端
に樹脂製のフランジが装着される。このフランジはドラ
ムの内径との嵌合によって装着される場合が多く、通常
はしまりばめであり、接着剤が併用されることが多い。
【0003】しまりばめであるため装着するには大きな
力が必要であり人力での装着は難しく、手動作業による
生産ラインにおいても簡易的な油圧あるいは空圧シリン
ダーを用いた装置で圧入される。接着剤を併用した場合
の手動作業ラインにおいては接着剤を塗布してからフラ
ンジを手で仮付けし、簡易的な圧入機で圧入する。仮付
けの状態ではフランジは斜めに付いている場合が多いた
め、圧入機では1度軽く押してフランジを真直にしてか
ら再度押し直す、2度押しが行われることもある。
【0004】生産量の増加にともなって自動フランジ装
着装置の開発が行われている。初期の装置はフランジの
自動供給技術が未熟であったために人手によってフラン
ジを仮付けしてから圧入を行う半自動装置であり、フラ
ンジを片側ずつ装着していたため4ステーションが必要
であり、大きな装置となっていた。その後、パーツフィ
ーダを用いたフランジ自動供給機構を持った装置が開発
されているが、フランジ2を図1のようにドラム1と圧
入ブロック3との間に供給しなければならないために機
構が複雑になるとともに、フランジ供給に時間を要する
ためにタクトタイムが長かった。
【0005】さらにフランジの供給を容易にするために
図2のようにフランジ2を上から供給できるように圧入
ブロック3を90度回転させる機構も考案されている
が、回転のための駆動源が別に必要であり、回転動作と
圧入動作とを別々に行うため、さらなる高速化は難し
い。またこれらの装置は全て、フランジを片側ずつ装着
するために最低でも2ステーションが必要となる。近年
はコストダウンの要請が厳しく、よりコストパフォーマ
ンスの高い装置の開発が望まれていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は円筒状物の開
口端、特に両端にほぼ同時に蓋状のフランジを装着す
る、小型高速で安価かつ簡易な装置及び方法を提供しよ
うとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためになされたものであり、その発明の要旨は、円
筒状物の開口端に蓋状のフランジを嵌合させるフランジ
圧入装置であって、フランジを支持するフランジセット
部と、該セット部を枢支する圧入ブロックと、該圧入ブ
ロックを円筒状物の軸方向に押圧する駆動装置と、該圧
入ブロックが円筒状物の軸方向へ直進動作するのに併
い、前記セット部を約90度回動させる構造部を有する
ことを特徴とするフランジ圧入装置にあり、好ましくは
該セット部が、フランジを支持する軸又は孔を有するこ
とを特徴とする請求項1記載のフランジ圧入装置にあ
り、更に好ましくは、該構造部が、該圧入ブロックを担
持するスライドガイドの表面に突設されたガイド突起
と、セット部に設けられたアームの端に設けられたガイ
ド受け部からなることを特徴とするフランジ圧入装置に
存し、又は、円筒状物の開口端に蓋状のフランジを嵌合
させるフランジ圧入方法であって、該フランジを、円筒
状物の内側に挿入する面を上向きにしてフランジセット
部にセットし、該セット部を枢支する圧入ブロックを円
筒状物の軸方向に前進させる動作と、該セット部を該フ
ランジが円筒状物の開口端に対面する方向に回転させる
動作とを1つの駆動源により行うことを特徴とするフラ
ンジ圧入方法にあり、好ましくは円筒状物の両方の開口
端に、ほぼ同時にフランジを嵌合させるフランジ圧入方
法であって、円筒状物の両側に、請求項1に記載のフラ
ンジ圧入装置を設置し、一方の装置の圧入ブロックを作
動終了位置に早く到達させると共に、該装置の押圧力を
他方より大きくすることを特徴とするフランジ圧入方法
に存する。
【0008】以下、本発明について詳細に説明する。ま
ずフランジの供給方法について説明する。電子写真感光
体ドラム用のフランジには、複写機・プリンター等の中
で回転支持されるために通常はその中央に軸孔が明けら
れているかもしくは軸が取り付けられている。フランジ
を供給しセットする場合にはこの軸孔もしくは軸を利用
し、軸孔の場合にはフランジセット部に設けられた軸
に、軸の場合にはフランジセット部に設けられた孔にフ
ランジをセットするようにすると具合がよい。
【0009】人手によってセットする場合の作業性につ
いて考えると、人間の目は(上から見た)平面上の位置
の検知能力は高いが、高さ方向(奥行き)の位置の検知
能力は低いため、図1のように横からセットする場合と
図2のように上からセットする場合を比較すると、上か
らセットする方が軸と軸孔との位置決めが平面上での位
置決めとなるために作業性がよい。
【0010】またフランジを自動供給する場合について
考えると、図1のようにフランジをドラムと圧入ブロッ
クとの間に供給する場合には、2段階の動作が必要とな
り機構が複雑になるとともに時間も要するため、やはり
上から供給する方が1段階の操作ですむために効率がよ
い。次に上向きにセットされたフランジを90度回転さ
せてから圧入しなければならないが、この2つの動作を
別々の2つの駆動源で高速に行うことを考えると、たと
えば2つのエアシリンダーを用いると、初期の調整後は
よいかもしれないが、経時変化によって摺動抵抗が変化
し、2つのエアシリンダーのタイミングがずれてくる可
能性がある。また電動モーター等を用いればタイミング
ずれの問題は少なくなるが装置のコストが高くなってし
まう。
【0011】そこで1つの駆動源、たとえばエアシリン
ダーの直線運動をリンク・カム等の機械的な機構によっ
て90度の回転と圧入動作(直線運動)の2つを行うよ
うにすれば、タイミングのずれもなく高速に駆動させる
ことができる。さらに同じ場所で(円筒状物を移動させ
ずに)ほぼ同時に円筒の両端にフランジの装着を行えば
タクトタイムの短縮と装置の小型化がはかれる。
【0012】このとき駆動源としてエアシリンダーを用
い、両側のフランジを同時に同じ圧入力で装着しようと
すると、圧入終了時のドラムの位置は不定となり、ドラ
ムはその固定治具と擦れて傷が付く可能性があるため、
少なくとも片側の装着位置は一定であることが望まし
い。その方法としては、ストッパーを設ける方法、両側
のエアシリンダーの押す力を、エア圧力やシリンダーの
径を変えておくことによって変える方法等があり、これ
らの場合には装着位置を一定とする側のエアシリンダー
の駆動のタイミングを若干早くすると良い。
【0013】上述のように円筒状物の両端に蓋状のフラ
ンジを装着する装置において、フランジを上向きにセッ
トし、1つの駆動源によって、90度回転させてから装
着を行う機構を用いて、同じ場所でほぼ同時に両端にフ
ランジを装着し、その際、片側のフランジ装着位置が常
に一定となるような制御機構を設けることによって、小
型で高速に確実に作動するコストパフォーマンスの高い
装置を達成することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説
明するが、本発明はその要旨を越えない限り以下の実施
例に限定されるものではない。
【0015】〔実施例1〕図3に本発明の実施態様の一
例を示す。図3 (a)のようにフランジセットピン4が
上を向いた状態で、フランジ2を人手でフランジセット
ピン4にセットした後、エアシリンダー5 (直径100
mm、エア圧力300kPa)により圧入ヘッド3を押
すと、フランジ回転アーム8の後端のガイド受け部がガ
イド突起7に当たり、エアシリンダー5が前進するにつ
れて(b)図のようにアーム8が回転を始め、さらに前
進すると(c)図の状態になり、さらに前進させること
によりドラム1にフランジ2を圧入装着することができ
る。
【0016】このとき、フランジセットピン4とドラム
1の中心軸とは±0.1mm以内に位置合わせしている
ため、スムーズに圧入装着できる。圧入後、エアシリン
ダーを後退させるとアーム8後端のガイド受け部が再び
ガイド突起7に当たり、アームを逆回転させ、(a)図
の状態に戻り、次のフランジ供給待ちとなる。
【0017】これらの動作は1つの駆動源(エアシリン
ダー5)によって行われ、機械的にリンクしたものであ
るため、約1秒の高速で行っても全く問題なく、フラン
ジの供給が上向きであるため作業性が非常によい。ドラ
ムの反対側(右側)にも図示しないが、同様の機構が設
けてあり、エアシリンダーは直径80mmのものをエア
圧力300kPaで用いている。
【0018】左側のエアシリンダーはストロークエンド
の位置でフランジ装着するように調整してあり、右側は
ストロークに余裕を設け、ストロークの途中で装着する
ように調整してある。左側のエアシリンダーを若干早く
動かし始めることにより、ドラムの左端は常に一定の位
置となり、左側の方が力が強いために圧入時にドラムが
左右にずれることはない。
【0019】本実施例では、左右のフランジを別々のエ
アシリンダーで駆動しているため、あまり高速で動かし
過ぎると経時変化により左右のタイミングがずれてくる
可能性があるが、これも1つの駆動源で左右の動作を機
械的にリンクさせるようにすれば問題なくなる。この装
置にさらにフランジ自動供給装置を付加し、自動フラン
ジ装着装置への改良を考えた場合にも、従来の装置に比
べ格段に小型で高速な装置となることは容易に想像でき
る。
【0020】
【発明の効果】本発明により、円筒状物の両端に蓋状の
フランジを装着する小型で高速な装置を達成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】円筒状物の両端にフランジを装着する従来の装
置の機構説明図。
【図2】円筒状物の両端にフランジを装着する圧入ヘッ
ド回転型装置の機構説明図
【図3】円筒状物の両端にフランジを装着する本発明の
実施態様の1例を示す装置の機構説明図。
【符号の説明】
1 円筒状物(ドラム) 2 フランジ 3 圧入ブロック 4 フランジセット部(ピン) 5 エアシリンダー 6 スライドガイド 7 ガイド突起 8 フランジ回転アーム 9 スプリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 21/00 350 B23P 19/02

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状物の開口端に蓋状のフランジを嵌
    合させるフランジ圧入装置であって、 フランジを支持するフランジセット部と、 該セット部を枢支する圧入ブロックと、 該圧入ブロックを円筒状物の軸方向に押圧する駆動装置
    と、 該圧入ブロックが円筒状物の軸方向へ直進動作するのに
    伴い、前記セット部を約90度回動させる構造部を有す
    ることを特徴とするフランジ圧入装置。
  2. 【請求項2】 該セット部が、フランジを支持する軸又
    は孔を有することを特徴とする請求項1記載のフランジ
    圧入装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のフランジ圧入装置におい
    て、 該構造部が、 該圧入ブロックを担持するスライドガイドの表面に突設
    されたガイド突起と、 セット部に設けられたアームの端に設けられたガイド受
    け部を有することを特徴とするフランジ圧入装置。
  4. 【請求項4】 円筒状物の開口端に蓋状のフランジを嵌
    合させるフランジ圧入方法であって、 該フランジを、円筒状物の内側に挿入する面を上向きに
    してフランジセット部にセットし、 該セット部を枢支する圧入ブロックを円筒状物の軸方向
    に前進させる動作と、 該セット部を該フランジが円筒状物の開口端に対面する
    方向に回転させる動作とを1つの駆動源により行うこと
    を特徴とするフランジ圧入方法。
  5. 【請求項5】 円筒状物の両方の開口端に、ほぼ同時に
    フランジを嵌合させるフランジ圧入方法であって、 円筒状物の両側に、請求項1に記載のフランジ圧入装置
    を設置し、一方の装置の圧入ブロックを作動終了位置に
    早く到達させると共に、該装置の押圧力を他方より大き
    くすることを特徴とするフランジ圧入方法。
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