JP3374274B2 - 彫刻作業車 - Google Patents

彫刻作業車

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JP3374274B2
JP3374274B2 JP16326698A JP16326698A JP3374274B2 JP 3374274 B2 JP3374274 B2 JP 3374274B2 JP 16326698 A JP16326698 A JP 16326698A JP 16326698 A JP16326698 A JP 16326698A JP 3374274 B2 JP3374274 B2 JP 3374274B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は彫刻作業車に関す
るもので、更に詳細には、例えば墓石や石碑等の被彫刻
体を設置場所付近で彫刻作業可能にした彫刻作業車に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、墓石は、墓石用の原石を所定の
形状に切削する工程と、石のもつ美しさを導き出すため
に入念に研磨する工程を経て作製される。このようにし
て作製された墓石は、死者の氏名,戒名,法名,霊名や
逝去年月日等の文字や家紋等の図形等が彫刻されて、墓
地,霊園,暮苑等に設置される。
【0003】また、墓に埋葬される死者の数が増えた場
合には、墓石を墓から移動させ、彫刻作業現場まで運搬
して、墓石に死者の氏名や逝去年月日等を新たに彫刻し
ている。この場合、墓石に彫刻を施すために、少なくと
も墓石より硬質の粒体例えば砂粒等を墓石に噴射して所
定の彫刻を行う彫刻装置が使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、彫刻作
業には上述したような彫刻装置を使用するため、この装
置等を備える彫刻作業現場は、一般に墓の場所から遙か
離れた場所に設置される場合が多く、そのため新たに墓
石に彫刻を施すには、多くの労力と時間を要するという
問題があった。すなわち、墓石を墓から移動させて運搬
車に積み込み、彫刻作業現場まで運搬し、その後、運搬
車から卸して彫刻を施し、再び、運搬車に積み込んで、
墓に設置するため、多くの労力が必要な上、多くの時間
がかかるという問題があった。また、運搬中の振動や何
等かの障害物等との衝突等によって、墓石が損傷を受け
る虞れもあった。
【0005】この発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、墓石等の被彫刻体を墓石が設置された場所に近い場
所で彫刻作業できるようにした彫刻作業車を提供するこ
とを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の彫刻作業車は、車体の荷台の後部側に、
昇降可能に設けられる可動床と、 上記荷台の前部側
に、区画形成される彫刻室と、 上記彫刻室に隣接され
る作業室と、 上記荷台における上記彫刻室の後方側床
部及び上記可動床に配設されて被彫刻体を上記彫刻室内
に搬入する搬入手段と、 上記荷台における上記彫刻室
の後方側床部及び上記可動床に配設されて被彫刻体を上
記彫刻室から搬出する搬出手段と、 上記彫刻室内に搬
入された上記被彫刻体に彫刻用粒体を噴射する彫刻装置
と、 上記彫刻室内に発生した粉塵を回収する集塵装置
と、を具備することを特徴とする(請求項1)。
【0007】上記彫刻室、搬入手段及び搬出手段に、被
彫刻体の姿勢を変換する変換機構を設ける方が好ましい
(請求項2)。
【0008】また、上記被彫刻体を、上記搬入手段及び
搬出手段に直接載置して、彫刻室へ搬入、あるいは彫刻
室から搬出することも可能であるが、好ましくは上記搬
入手段及び搬出手段をコンベアにて形成し、 上記コン
ベアにて搬送される載置台上に被彫刻体を載置可能に
し、 かつ上記載置台を収納する収納室を、荷台の下部
に設ける方がよい(請求項3)。
【0009】上記のように構成されるこの発明の彫刻作
業車によれば、可動床上の搬入手段上に被彫刻体を載置
した後、可動床を上昇させ、次いで荷台上の搬入手段に
よって被彫刻体を彫刻室内に搬入することができ、彫刻
室内に搬入された被彫刻体を彫刻装置によって適宜彫刻
を施した後、搬出手段によって可動床上に搬出し、その
後、可動床を下降させて彫刻済みの被彫刻体を、所定の
場所まで搬送することができる(請求項1)。したがっ
て、被彫刻体が設置されている場所の近くまで車体を移
動して、車体の荷台に設けられた彫刻室にて複数の被彫
刻体に連続的に彫刻を施すことができる。また、彫刻室
内に発生した粉塵を集塵装置によって回収することがで
きるので、彫刻作業を安全に行うことができる。
【0010】また、搬入手段及び搬出手段に、被彫刻体
の姿勢を変換する変換機構を設けることにより、被彫刻
体の搬入及び搬出を容易にすることができると共に、彫
刻室内での彫刻を容易に行うことができる(請求項
2)。
【0011】また、搬入手段及び搬出手段をコンベアに
て形成し、コンベアにて搬送される載置台上に被彫刻体
を載置可能にし、かつ載置台を収納する収納室を、荷台
の下部に設けることにより、被彫刻体を載置台に載置し
た状態で安全に搬送(搬入・搬出)することができる。
また、被彫刻体の搬送に供した載置台が不用なときに
は、収納室内に収納することができるので、載置台の保
管が便利となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の彫刻作業車の
実施形態について添付図面に基づいて詳細に説明する。
ここでは、墓石の彫刻作業車について説明する。
【0013】図1はこの発明の彫刻作業車の側面図、図
2は要部を断面で示す概略平面図、図3は要部の概略側
面図である。
【0014】この発明の彫刻作業車は、車体1の荷台2
の後部側に、昇降可能に設けられる可動床5と、荷台2
の前部側に、区画形成される彫刻室6と、この彫刻室6
に隣接される作業室7と、荷箱3における彫刻室6の後
方側床部及び可動床5に配設されて被彫刻体例えば墓石
Hを彫刻室6内に搬入する搬入手段10と、荷箱3にお
ける彫刻室6の後方側床部及び可動床5に配設されて被
彫刻体である墓石Hを彫刻室6から搬出する搬出手段2
0と、彫刻室6内に搬入された墓石Hに彫刻用粒体例え
ば砂粒を噴射する彫刻装置30と、彫刻室6に発生した
粉塵を回収する集塵装置40と、を具備してなる。
【0015】この場合、上記荷台2には荷箱3が覆われ
ており、荷箱3の前方側すなわち運転室4側には、作業
室7と彫刻装置30及び集塵装置40等が配設された室
内に出入り可能な出入口8が設けられており、この出入
口8にスライド式の扉9が取り付けられている。
【0016】また、荷台2の後方に設けられる可動床5
は、図示しないシリンダ装置等の昇降手段によって地面
と荷台床面との間を昇降し得るように形成されている。
更に、可動床5は、図7に示すように、昇降ロッド5a
に突設されたブラケット5bに枢支軸5cをもって垂直
方向に折り畳み可能に形成されており、不使用時には、
荷台側に折り畳まれるようになっている(図1の一点鎖
線参照)。このように構成される可動床5の昇降及び折
り畳み動作は、運転室4に設けられた電気制御装置(図
示せず)からの指令信号に基づいて自動的に行われる。
【0017】上記搬入手段10は、可動床5上の一側部
に、複数列例えば3列に配設される例えばローラコンベ
アにて形成される第1の搬入コンベア11と、荷台2の
後端部側に配設されて、上昇した状態の第1の搬入コン
ベア11に連なるローラコンベアにて形成される第2の
搬入コンベア12と、第2の搬入コンベア12の前方側
に連なると共に、荷台前方側に延びるベルトコンベアに
て形成される第3の搬入コンベア13と、第3の搬入コ
ンベア13と彫刻室6の側方の入口6aとの間に配設さ
れるローラコンベアにて形成される第4の搬入コンベア
14とで主に構成されている。
【0018】この場合、第3の搬入コンベア13におけ
る第4の搬入コンベア14との隣接部には、後述する載
置台Pを介して搬送される墓石Hの姿勢を水平方向に約
90度変換する第1の変換機構15が配設されている。
この第1の変換機構15は、第4の搬入コンベア14と
連なるローラコンベアにて形成されている。なお、第3
の搬入コンベア13の両側には、載置台P及び墓石Hの
水平方向のずれを防止するためのガイドレール16が配
設されている。
【0019】上記搬出手段20は、彫刻室6の車体後方
側に開口する出口に連なるベルトコンベアにて形成され
る第1の搬出コンベア21と、この第1の搬出コンベア
21と荷台2の後端部との間に配設されるローラコンベ
アにて形成される第2の搬出コンベア22と、上記可動
床5上の他側部に配設されると共に、可動床5が上昇し
た状態で第2の搬出コンベア22に連なる第3の搬出コ
ンベア23とで主に構成されている。この場合、第2の
搬出コンベア22には墓石Hの姿勢を水平方向に180
度の範囲で変換する第2の変換機構24が配設されてい
る。この第2の変換機構24は、例えばローラコンベア
を載置したターンテーブル24aと、このターンテーブ
ル24aを水平方向に回転するシリンダ24bとで構成
されている(図3,図4及び図6参照)。なお、第1の
搬出コンベア21の両側には、載置台P及び墓石Hの水
平方向のずれを防止するためのガイドレール25が配設
されている。
【0020】上記のように構成される搬入手段10の各
コンベア11〜14と搬出手段20の各コンベア21〜
23のうち、ローラコンベアにて形成されるコンベアす
なわち第1,第2第4の搬入コンベア11,12,14
と第2,第3の搬出コンベア22,23は、図示しない
モータによってそれぞれ独立して回転するローラを具備
してなる。また、ベルトコンベアにて形成されるコンベ
アすなわち第3の搬入コンベア13と第1の搬出コンベ
ア21は、図3及び図4に示すように、モータ17,2
6からの動力を伝達チェーン18,27を介して伝達さ
れて駆動されるように構成されている。これら搬入手段
10及び搬出手段20の各コンベア11〜14,21〜
23の動作は、上記可動床5と同様に、運転室4に設け
られた電気制御装置(図示せず)からの指令信号に基づ
いて自動的に行われる。
【0021】一方、上記彫刻室6は、一側壁と、この側
壁に隣接する車体後方側の側壁に墓石Hの入口6aと出
口6bを有する箱状の筐体6cによって荷台2上に区画
形成されている。この彫刻室6の底部には、ローラコン
ベア6dを搭載したターンテーブル6eと、このターン
テーブル6eを水平方向に回転する回転用モータ6fと
からなる姿勢変換機構6gが配設されており(図3ない
し図5参照)、この姿勢変換機構6gによって墓石Hの
姿勢が360度の範囲内の任意の位置におかれるように
なっている。
【0022】また、彫刻室6の出口6bと対向する側壁
すなわち車体前方側の作業室7に面する側壁には、図8
に示すように、両側に垂直方向に延びる互いに平行な一
対のガイドレール61を有する開口60が設けられてい
る。この開口60は、ガイドレール61に沿って上下移
動するスライド板62と、このスライド板62に連結し
て開口を遮断するシート状のシャッタ63とで閉塞され
ている。また、スライド板62には、作業者が彫刻する
際に、彫刻装置30のノズル31と共に手を挿入するた
めの一対の円形の挿入口64が設けられており、この挿
入口64には、作業者の手首や腕を保護するための十字
状のスリットを有する合成ゴム製の保護シート65が取
り付けられている。また、スライド板62の挿入口64
の上方には、作業者が彫刻室6内の状況を確認するため
の覗き窓66が設けられている。なお、筐体6cの上下
端部には、シャッタ63を巻き取るためのローラ67,
68が配設されている。
【0023】上記彫刻室6内に搬入された墓石Hを彫刻
する彫刻装置30は、彫刻室6の側方に配設される彫刻
用粒体例えば砂粒を収容するホッパ32と、このホッパ
32の下端取出口に装着されるミキサ33と、供給管3
4を介してミキサ33に接続され、ミキサ33において
砂粒に圧送用の気体例えば空気を供給する圧縮空気を収
容するボンベ35と、ミキサ33に一端が接続され、他
端がノズル31に接続されるホース36とを具備してな
る。このように構成される彫刻装置30において、圧縮
空気によって圧送される砂粒をノズル31から被彫刻体
である墓石Hに向けて噴射することで、墓石Hに所定の
彫刻を施すことができる。この場合、ホース36は図示
しないリールによって巻回されており、ホース36を伸
ばすことによって彫刻作業車から離れた場所の被彫刻体
例えば墓石Hに彫刻を施すことができるようになってい
る。
【0024】また、上記彫刻室6の天井部と、集塵装置
40とはダクト41を介して接続されており、彫刻室6
内で発生した粉塵をダクト41を介して集塵装置40に
回収すると共に、濾過することができるようになってい
る。また、集塵装置40には、車体1に搭載されたエン
ジンからの動力をPTO(図示せず)を介して駆動され
るコンプレッサ51によって圧送される空気を清浄化す
る機能も具備されており、集塵装置40によって清浄化
された空気は、エアードライヤ52に送られ、エアード
ライヤ52によって除湿された清浄空気が空気圧機器に
圧送されるようになっている。
【0025】一方、上記載置台Pは、図7に示すよう
に、例えばアルミニウム製押出形材にて形成される中空
矩形状のパレットにて形成されており、その上面には、
合成ゴム製のシートSが貼着されている。このように載
置台Pの上面に合成ゴム製のシートSを貼着した理由
は、載置台P上に載置される被彫刻体である墓石Hの搬
送中の不用意な移動を防止して、墓石Hを安定した状態
で搬送するためである。なお、載置台Pの中空部Paの
中央部には補強用の仕切壁Pbが設けられている。
【0026】上記のように形成される載置台Pは、不使
用時には、荷台2の後方側下部に設けられた箱状の収納
室70内に多段に積み重ねられた状態で収納されている
(図1参照)。したがって、複数の載置台Pを一括して
収納室70内に保管することができ、使用時には、収納
室70から容易に取り出して使用に供することができ
る。すなわち、載置台Pを使用する場合には、例えばフ
ォークリフト(図示せず)によって収納室70内に収納
されている載置台Pを取り出し、その載置台P上に墓石
Hを載置した後、墓石Hと共に載置台Pをフォークリフ
トによって可動床5上の第1の搬入コンベア11上に載
置する。この場合、収納室70は、荷台2の後方の片側
又は両側に設けられるか、あるいは荷台2の後方側に設
けることができる。
【0027】なお、上記作業室7内には、作業者が作業
する際に腰掛ける昇降可能なイス7aが配設されてい
る。また、荷台2の下部前方及び後方の両側には、それ
ぞれアウトリガ80が取り付けられている。また、荷箱
3の後方開口部は、この開口部の上端から垂下されるカ
ーテン90によって閉塞されており(図1参照)、彫刻
作業時において、荷箱3内に発生する粉塵等が外部に流
出するのを防止し得るようになっている。なお、図1及
び図2において、符号91は発電機である。
【0028】次に、上記のように構成された彫刻作業車
を用いて、墓石Hに彫刻を施す作業手順について説明す
る。まず、彫刻する墓石Hが設置される墓地,暮苑等に
車体1を移動させて、適当な場所に停車させ、アウトリ
ガ80を側方に伸長させると共に、下降させて車体1を
完全に停止させる。次に、可動床5を後方に展開し、地
面に接するまで下降させる。次に、収納室70内に収納
されている載置台Pを収納室70から取り出し、取り出
された載置台P上に被彫刻体である墓石Hを載置すると
共に、これら載置台Pと墓石Hを、フォークリフト(図
示せず)によって可動床5上の第1の搬入コンベア11
上に載置する。
【0029】可動床5上の第1の搬入コンベア11上に
載置台Pと墓石Hが載置されたのを確認した後、可動床
5が上昇して、第1の搬入コンベア11が第2の搬入コ
ンベア12の高さと同じ高さ位置に達した状態で停止す
る。この状態で、第2の搬入コンベア12が駆動して、
載置台P及び墓石Hを第1の搬入コンベア11から受け
取る。第2の搬入コンベア12に受け渡された墓石H
は、第2の搬入コンベア12上で一旦停止されて、彫刻
すべき部分に所定の文字や紋章等の版下用のシールが貼
付される。この版下用のシールが貼付された後、載置台
Pと墓石Hは第3の搬入コンベア13に受け取られて荷
台2前方側に搬送され、第1の変換機構15によって姿
勢すなわち方向を90度転換して第4の搬入コンベア1
4に受け取られた後、彫刻室6内に搬入される。
【0030】彫刻室6内に搬入された載置台Pと墓石H
は、彫刻室6内の変換機構6gによって姿勢変換すなわ
ち彫刻する面が作業室7側に向くように姿勢変換され、
その状態で、作業者が彫刻装置30のノズル31を版下
用シールに沿って移動して、ノズル31から噴射される
砂粒を墓石Hに叩きつけるようにして所定の文字や紋章
等を彫刻する。この彫刻に際に発生する粉塵は、ダクト
41を介して集塵装置40に回収される。
【0031】彫刻が施された墓石Hは、載置台Pと共に
彫刻室6の出口6bから第1の搬出コンベア21に受け
取られて搬出された後、第2の搬出コンベア22に受け
渡され、第2の搬出コンベア22に配設された第2の変
換機構24によって姿勢変換すわわち搬入時と同じ姿勢
(向き)に姿勢変換される。このようにして姿勢変換さ
れた墓石Hと載置台Pは、可動床5上の第3の搬出コン
ベア23に受け取られる。第3の搬出コンベア23にて
載置台Pと墓石Hが受け渡されたのを確認して、可動床
5が下降し、地面に接地した後、載置台Pと墓石Hは搬
出されて、墓石Hの彫刻作業は終了する。このようにし
て彫刻作業が終了した後、載置台Pは、荷台2の下部に
設けられた収納室70内に収納される。
【0032】この発明の彫刻作業車によれば、上記の動
作を連続して行うことができるので、複数の墓石Hを連
続的に彫刻することができる。また、墓石Hが移動困難
な場合には、彫刻装置30のホース36をその墓石まで
伸ばして、ノズル31から砂粒を噴射させることで、所
定の彫刻を施すことができる。
【0033】なお、上記実施形態では、搬入手段10と
搬出手段20とを別個に配設した場合について説明した
が、搬入手段10と搬出手段20を一体に形成して兼用
することも可能である。例えば、搬入手段10及び搬出
手段20を、上述したようにローラコンベアやベルトコ
ンベアにて形成し、墓石Hを搬入する場合と搬出する場
合において、コンベアの回転駆動方向を逆にすればよ
い。
【0034】また、上記実施形態では、被彫刻体が墓石
である場合について説明したが、被彫刻体は必ずしも墓
石に限定されるものではなく、墓石と同様に運搬性の悪
い被彫刻体例えば石碑等においても同様に彫刻を施すこ
とができる。
【0035】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明の彫刻
作業車は上記のように構成されているので、以下のよう
な優れた効果が得られる。
【0036】1)請求項1記載の発明によれば、被彫刻
体が設置されている場所の近くまで車体を移動して、車
体の荷台に設けられた彫刻室にて複数の被彫刻体に連続
的に彫刻を施すことができるので、彫刻作業の能率の向
上が図れる。また、彫刻室に発生した粉塵を集塵装置に
よって回収することができるので、彫刻作業を安全に行
うことができる。
【0037】2)請求項2記載の発明によれば、搬入手
段及び搬出手段に、被彫刻体の姿勢を変換する変換機構
を設けることにより、被彫刻体の搬入及び搬出を容易に
することができると共に、彫刻室内での彫刻を容易に行
うことができるので、上記1)に加えて更に彫刻作業の
能率の向上を図ることができる。
【0038】3)請求項3記載の発明によれば、搬入手
段及び搬出手段をコンベアにて形成し、コンベアにて搬
送される載置台上に被彫刻体を載置可能にし、かつ載置
台を収納する収納室を、荷台の下部に設けることによ
り、被彫刻体を載置台に載置した状態で安全に搬送(搬
入・搬出)することができる。また、被彫刻体の搬送に
供した載置台が不用なときには、収納室内に収納するこ
とができるので、載置台の保管を便利にすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の彫刻作業車を示す側面図である。
【図2】上記彫刻作業車の要部を断面で示す概略平面図
である。
【図3】上記彫刻作業車の要部を示す概略側面図であ
る。
【図4】図3の平面図である。
【図5】図3のA−A線に沿う断面図である。
【図6】図3のB−B線に沿う断面図である。
【図7】この発明における搬入・搬出部を示す斜視図で
ある。
【図8】この発明における彫刻室と彫刻装置を示す正面
図である。
【符号の説明】
H 墓石(被彫刻体) P 載置台 1 車体 2 荷台 5 可動床 6 彫刻室 6g 変換機構 7 作業室 10 搬入手段 11 第1の搬入コンベア 12 第2の搬入コンベア 13 第3の搬入コンベア 14 第4の搬入コンベア 15 第1の変換機構 20 搬出手段 21 第1の搬出コンベア 22 第2の搬出コンベア 23 第3の搬出コンベア 24 第2の変換機構 30 彫刻装置 40 集塵装置 70 収納室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B28D 1/00 - 7/04 B44B 1/00 B60P 3/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の荷台の後部側に、昇降可能に設け
    られる可動床と、 上記荷台の前部側に、区画形成される彫刻室と、 上記彫刻室に隣接される作業室と、 上記荷台における上記彫刻室の後方側床部及び上記可動
    床に配設されて被彫刻体を上記彫刻室内に搬入する搬入
    手段と、 上記荷台における上記彫刻室の後方側床部及び上記可動
    床に配設されて被彫刻体を上記彫刻室から搬出する搬出
    手段と、 上記彫刻室内に搬入された上記被彫刻体に彫刻用粒体を
    噴射する彫刻装置と、 上記彫刻室内に発生した粉塵を回収する集塵装置と、を
    具備することを特徴とする彫刻作業車。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の彫刻作業車において、 上記彫刻室内、搬入手段及び搬出手段に、被彫刻体の姿
    勢を変換する変換機構を設けたことを特徴とする彫刻作
    業車。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の彫刻作業車におい
    て、 上記搬入手段及び搬出手段をコンベアにて形成し、 上記コンベアにて搬送される載置台上に被彫刻体を載置
    可能にし、 かつ上記載置台を収納する収納室を、荷台の下部に設け
    た、ことを特徴とする彫刻作業車。
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