JP3374265B2 - 警備装置 - Google Patents

警備装置

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JP3374265B2
JP3374265B2 JP05972097A JP5972097A JP3374265B2 JP 3374265 B2 JP3374265 B2 JP 3374265B2 JP 05972097 A JP05972097 A JP 05972097A JP 5972097 A JP5972097 A JP 5972097A JP 3374265 B2 JP3374265 B2 JP 3374265B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本願の発明は、機械警備シス
テムに用いられる警備装置に関するもので、特に監視区
域内で発生する異常をセンサが検出したときに、電話回
線を利用して遠隔の監視センタに警報を送信する警備装
置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来の機械警備システムのブロック図を
図5に、また、この機械警備システムに用いられる警備
装置7のブロック図を図6にそれぞれ示す。図5に示す
ように、従来の機械警備システムの多くは、各種のセン
サとキーボックスやカードリーダ、テンキーなどの操作
器および警備装置7と監視装置3から構成され、警備装
置7と監視装置3の間は、一般の電話回線2により接続
されている。警備装置7は、操作器からの信号の入力に
応じて監視区域の警備状態を切り換え、監視区域内に設
置された各種のセンサからの防犯や防災、設備管理に関
する情報を監視区域の警備状態に応じて監視装置3に送
信する。また、予め設定されたスケジュールや、各種セ
ンサおよび操作器からの入力信号あるいは監視装置から
の制御信号に応じて監視区域内に設置された電気錠や空
調、照明機器などの各種設備機器や警備用機器といった
被制御装置のON/OFFを制御する。警備装置7は図
6に示すように、送受信部71と通信制御部72および
制御部73と自動ダイヤル部74とから構成されてい
る。制御部73は、予め設定されたスケジュールや操作
器あるいはセンサからの入力信号や監視装置からの制御
信号に応じて被制御装置を制御するとともに、操作器か
らの入力信号や監視装置からの制御信号に応じて監視区
域の警備状態を切り換える。また、センサからの入力信
号を監視区域の警備状態に応じて監視装置3に送信する
際に、センサからの入力信号を通信制御部72に出力す
るとともに、自動ダイヤル部74に起動信号を出力し、
自動ダイヤル部74を起動させる。自動ダイヤル部74
は、通報先である少なくとも1箇所の監視センタの選択
信号を予め記憶しておき、制御部71からの起動信号が
入力されると、記憶されている選択信号を通信制御部7
2に出力する。通信制御部72は、選択信号が入力され
ると、この選択信号を送受信部71に出力する。そし
て、送受信部71を介して入力される交換機からの信号
をもとに、監視装置3との回線が接続されたことを確認
すると、制御部73から入力されている信号を送受信部
71に出力する。送受信部71は、通信制御部72から
の選択信号が入力されると、交換機に電話回線4を介し
てこの選択信号を送信し、通信制御部72からの入力信
号を監視装置3に送信する。監視装置3は、監視区域と
は離れた場所にある警備会社の監視センタに設置され、
警備装置7から送信される監視区域内の防犯や防災、設
備管理に関する情報を受信し、監視センタにいる監視員
に信号の受信や、受信した信号の種類、発生場所などを
文字や音声により報知する。 【0003】次に、警備装置7と電話網を構成する交換
機との接続動作を図7を用いて説明する。例えば、監視
区域が警備状態のときに監視区域内への侵入者があった
場合、センサにより監視区域内への侵入が検出され検出
信号が出力される。センサからの検出信号が入力された
制御部73は、通信制御部72に侵入警報を出力すると
ともに、自動ダイヤル部74に起動信号を出力する。起
動信号が入力された自動ダイヤル部74は、予め記憶し
ていた選択信号を通信制御部72に出力する。通信制御
部72は、まず、選択信号が入力されると送受信部71
にこの選択信号を出力する。すると、送受信部71はこ
の選択信号を電話回線4により警備装置7側の交換機に
送信する。この交換機より監視センタ側の交換機を介し
て監視装置3に呼出信号が送信され、呼出信号を受信し
た監視装置3から応答信号が返送されると、この応答信
号を送受信部71を介して通信制御部72が受信し、監
視装置3と警備装置7間が通信可能な状態となる。そし
て、応答信号が入力された通信制御部72は、制御部7
3から入力されている侵入警報を送受信部71に出力
し、監視装置3へ送信する。そして、通信制御部72
は、監視装置3への信号の送信がすべて終了すると、送
受信部71を介して交換機に終話信号を送信する。この
終話信号を受信した交換機は、監視装置3側の交換機に
この終話信号を送信し、監視装置3に話中信号が出力さ
れ、通信が終了する。また、例えば電気錠や空調機器等
の設備機器あるいは警備用機器のON/OFFを、監視
装置3より遠隔で制御する場合、まず、監視装置3より
選択信号が交換機に送信され、警備装置7側の交換機よ
り電話回線を介して呼出信号が送信される。呼出信号を
受信した送受信部71は受信した呼出信号を通信制御部
72に出力する。通信制御部72は呼出信号が入力され
ると、応答信号を送受信部71を介して交換機に返送す
る。これにより、監視装置3と警備装置7の間の回線が
接続され、監視装置3から送信される設備機器や警備装
置の制御用データを警備装置7が受信することができ
る。 【0004】また、図8は、監視区域で使用している電
話機6の電話回線4を警備装置の通信用に共用する場合
のブロック図を示している。また、図9にはこの場合の
回線切換装置5と制御装置1のそれぞれのブロック図を
示している。図8において、監視装置3、電話網2、電
話回線4は、図5に示したものと同じである。回線切換
装置5は、外部から電話がかかってきた場合、または、
電話機6から外部に電話をかける場合は電話回線4を電
話機に接続し、制御装置1から監視装置3に信号を送信
する場合は、電話回線4を制御装置1に接続する。この
ため、回線切換装置5は、図9に示すように送受信部5
1と通信制御部52とから構成されている。通信制御部
52は、送受信部51を介して呼出信号が入力された場
合、つまり、外部から電話がかかってきた場合は電話回
線4を電話機6に接続し、電話機6を鳴動させるととも
に応答信号を送受信部51に出力し、交換機に応答信号
を返送する。また、電話機6から選択信号が入力された
とき、つまり、外部に電話をかける場合は電話回線4を
電話機6に接続し、送受信部51を介して交換機にこの
選択信号を送信し、交換機との接続動作を制御する。ま
た、制御装置1からの選択信号が入力されたとき、つま
り、監視装置3に警報や設備情報を送信する場合は、電
話回線4を制御装置1側に接続し、通信制御部52と送
受信部51を介して交換機にこの選択信号を送信し、交
換機との接続動作を制御する。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術におい
ては、外部から電話をかけると、図7の接続動作シーケ
ンスに示した通り、交換機から呼出信号が出力され、こ
の呼出信号を受信した警備装置7あるいは回線切換装置
5は応答信号を出力する。このため、電話回線4が警備
装置7または電話機6に接続される。したがって、電話
回線4は接続状態となり、電話回線4が使用状態のとき
に監視区域内で異常が発生しても、警備装置1または制
御装置7は監視装置3に警報を送信することができなく
なる。そこで、侵入者が侵入する監視区域内に事前に電
話をかけて電話回線4を使用状態とし、警備装置1また
は制御装置7から監視装置3に対して信号が送信できな
いようにし、この間に監視区域内に侵入するケースがあ
った。この場合、侵入者が逃走後に電話を切るまで警備
装置7または制御装置1から監視装置3に警報を送信す
ることができず、防犯上大きな問題となっていた。ま
た、このような問題を解決するために、監視装置3と警
備装置7または制御装置1との間を専用回線で接続した
ものもあるが、この場合、電話回線4以外に新たに監視
区域の警備を行うために専用の回線を設けなければなら
ず、費用がかかってしまうという問題があった。さら
に、電気錠や照明、空調機器等の設備機器や警備用機器
といった被制御装置のON/OFFを行う場合、着信側
で発信者の身分の確認ができないため、これらの制御を
部外者により不正に行われる恐れがあり、防犯上問題が
あった。 【0006】 【発明の目的】そこで、本願の発明は、上記課題を解決
するためになされたもので、発信者の身分を確認するこ
とができ、予め決められた発信者以外の者による呼び出
しには応じない安全性の高い安価な警備装置を提供する
ことを目的としている。 【0007】 【課題を解決するための手段】近年、電話会社により着
信者側が電話を取る前に発信者側の選択信号(電話番
号)を着信者に知らせる電話番号通知システムが提供さ
れている。この電話番号通知システムの接続動作を、図
10の接続動作シーケンスにしたがって説明する。ま
ず、発信者が電話機をオフフック状態にすると、発信者
側の交換機に対し発呼信号が送信される。そして、発信
者からの電話の相手(着信者)の選択信号が交換機に送
信される。発信者からの選択信号が交換機に受信される
と、発信者の選択信号を送信することを予告する送出予
告信号が着信者側の交換機より電話回線を介して着信者
に送信される。交換機からの送出予告信号を受信した着
信者は、第1回目の応答信号を交換機に返送する。着信
者からの第1回目の応答信号を受信した交換機は、発信
者の選択信号を着信者に送信する。すると、この選択信
号が着信者側で受信され、選択信号をすべて受信した着
信者は、交換機に受信完了信号を返送する。着信者は、
受信した選択信号を文字で表示したりすることにより、
発信者が誰であるかを確認することができる。着信者か
らの受信完了信号を受信した交換機は、着信者に呼出信
号を送信する。呼出信号を受信した着信者は、オフフッ
ク状態にすると第2回目の応答信号を交換機に返送す
る。この応答信号は、発信者側の交換機に送信され、発
信者と着信者の間の電話回線が接続されて、両者が通信
可能な状態になる。そして、通信を終了する場合は、発
信者がオンフック状態になると、発信者側の交換機に切
断信号が送信され、発信者の回線が開放され、発信者側
の交換機と着信者が属する交換機を介してこの切断信号
が送信される。そして、着信者がオンフック状態になる
と、着信者側の交換機に終話信号が送信され、回線が全
て開放される。また、着信者がオンフック状態になった
場合は、着信者側の交換機に終話信号が送信され、着信
者の回線が開放される。その後、発信者がオンフック状
態になると、発信者より切断信号が交換機に送信され、
回線が全て開放される。ところで、着信者側の交換機
は、発信者の選択信号を送信してから所定時間経過して
も、着信者からの受信完了信号が受信されなかった場
合、着信者への回線の接続動作を中止して、着信者との
回線を開放し、発信者側に話中音を送信し接続動作が行
われなかったことを知らせるようにしている。そこで、
本願の発明では、上記課題を解決するためにこの電話番
号通知システムを利用し、予め設定されている電話番号
以外の電話番号を受信したとき、または、電話番号が通
知されなかったときは、受信完了信号を出力せず、回線
を閉結しないようにした。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本願の発明の実施例を説明
する。 【0009】 【実施例1】まず、監視区域の電話回線を制御装置のみ
が使用する本願の第1の実施例を図面を用いて説明す
る。図5に第1の実施例の機械警備システムのブロック
図を、また、図1にこの機械警備システムに用いられる
警備装置のブロック図を示す。図5に示す機械警備シス
テムは、監視区域の防犯や防災および設備管理に関する
情報を検出する各種のセンサと、キーボックスやカード
リーダ、テンキーなどの監視区域の警備状態を切り換え
るための操作器と、制御装置1と監視装置3から構成さ
れ、警備装置7と監視装置3の間は、一般の電話網2に
より接続されている。警備装置7は、操作器からの信号
の入力に応じて監視区域の警備状態を切り換え、監視区
域内に設置された各種のセンサからの防犯や防災、設備
管理に関する情報を監視区域の警備状態に応じて監視装
置3に送信する。また、予め設定されたスケジュール
や、各種センサおよび操作器からの入力信号、および、
外部からの制御用のデータの入力に応じて監視区域内に
設置された被制御機器である電気錠や空調、照明機器な
どの各種の設備機器を制御する。この警備装置7は、図
1に示すように、送受信部71、通信制御部72、番号
照合部75、制御部73および自動ダイヤル部74とか
ら構成されている。制御部73は、予め設定されたスケ
ジュールや操作器あるいはセンサからの入力信号、およ
び、外部からの制御用のデータの入力に応じて被制御装
置を制御するとともに、操作器からの入力信号に応じて
監視区域の警備状態を切り換える。また、センサからの
信号が入力されると、監視区域の警備状態に応じて、セ
ンサからの入力信号を通信制御部72に出力するととも
に、自動ダイヤル部74に起動信号を出力し、自動ダイ
ヤル部74を起動させる。自動ダイヤル部74は、通報
先である少なくとも1箇所の監視センタの選択信号を予
め記憶しておき、制御部73からの起動信号が入力され
ると、記憶されている選択信号を通信制御部72に出力
する。番号照合部75は、予め少なくとも1箇所の選択
信号を記憶しておき、通信制御部72からの選択信号が
入力されると、予め記憶されている選択信号と一致する
か否かを判断し、一致したときは一致信号を出力し、一
致しなかったときは不一致信号をそれぞれ通信制御部7
2に出力する。通信制御部72は、自動ダイヤル部74
から選択信号が入力されると、この選択信号を送受信部
71に出力する。そして、送受信部71を介して入力さ
れる電話網2を構成する交換機からの信号をもとに、監
視装置3との回線が接続されたことを確認すると、制御
部73から入力されている信号を送受信部71に出力す
る。また、送受信部71を介して交換機からの選択信号
が入力されると、この選択信号を番号照合部75へ出力
し、その後、番号照合部75から一致信号が入力される
と交換機との接続動作を行う。しかし、番号照合部75
から不一致信号が入力されると、電話網2との接続動作
を中止する。なお、通信制御部72は、電話回線の接続
動作中または通信中に自動ダイヤル部74から選択信号
が入力されると、通信回線が復旧するまで、信号の出力
を保留する。送受信部71は、通信制御部72からの入
力信号を交換機に送信し、交換機からの受信信号を通信
制御部72に出力する。監視装置3は、監視区域とは離
れた場所にある警備会社等の監視センタに設置され、警
備装置7から送信される監視区域内の防犯や防災、設備
管理に関する情報を受信し、監視センタにいる監視員に
信号の受信や、受信した信号の種類、発生場所などを文
字や音声により報知する。 【0010】次に、警備装置7と電話網2との接続動作
を図2を用いて説明する。例えば、監視区域が警備状態
のときに監視区域内への侵入者があった場合、センサに
より監視区域内への侵入が検出され検出信号が出力され
る。センサからの検出信号が入力された制御部73は、
通信制御部72に侵入警報を出力するとともに、自動ダ
イヤル部74に起動信号を出力する。起動信号が入力さ
れた自動ダイヤル部74は、予め記憶していた選択信号
を通信制御部72に出力する。通信制御部72は、自動
ダイヤル部74から選択信号が入力されると、電話回線
4をオフフック状態とし、交換機に発呼信号を送信する
とともに、送受信部71にこの選択信号を出力する。す
ると、送受信部71はこの選択信号を電話回線4を介し
て電話網2を構成する交換機に送信する。選択信号を受
信した交換機は、監視センタの監視装置3に呼出信号を
送信する。呼出信号を受信した監視装置3から応答信号
が返送されると、この応答信号を交換機が受信し、監視
装置3と警備装置7間が通信可能な状態となる。そし
て、通信制御部72は、制御部73から入力されている
侵入警報を送受信部71に出力し、交換機を介して監視
装置3へ送信する。そして、通信制御部72は、監視装
置3への信号の送信がすべて終了すると、電話回線4を
オンフック状態とし、送受信部71を介して交換機に切
断信号を送信する。この切断信号を受信した交換機は、
警備装置7との電話回線4を開放するとともに、監視装
置3にこの切断信号を送信する。切断信号を受信した監
視装置3は、電話回線4をオンフック状態とし、終話信
号を交換機に送信する。この終話信号を交換機が受信す
ると、全ての通信が終了する。なお、本実施例1では、
警備装置7が侵入者を検出した場合について示したが、
警備装置7は、火災や設備の異常を検出した場合、およ
び、監視区域の機器の動作状況など監視区域内の各種の
情報を送信するようにしてもよい。 【0011】また、例えば監視装置3や外部の電話機等
により遠隔で監視区域内の被制御装置を制御する場合、
まず、監視装置3や電話機等から交換機に対して発呼信
号および選択信号を送信する。すると、監視装置3や電
話機等からの選択信号が電話回線4を介して交換機に送
信され、まず、交換機より電話回線4を介して警備装置
7に発信者、つまり監視装置3や電話機等の選択信号を
送信することを示す送信予告信号が送信される。送受信
部71を介して交換機からの送信予告信号が入力された
通信制御部72は、第1回目の応答信号を送受信部72
を介して交換機に返送する。警備装置7からの応答信号
を受信した交換機は、発信者、つまり監視装置3の選択
信号を警備装置7に送信する。すると、送受信部71を
介してこの選択信号が通信制御部72に入力され、通信
制御部72より番号照合部75へこの選択信号が出力さ
れる。選択信号が入力された番号照合部15は、予め記
憶してある選択信号と入力された選択信号を比較し、両
者が一致すると一致信号を、両者が一致しないときは不
一致信号をそれぞれ通信制御部72に出力する。通信制
御部72は、番号照合部75からの一致信号が入力され
ると、選択信号を受信したことを示す受信完了信号を送
受信部71を介して交換機に返送する。警備装置7から
の受信完了信号を受信した交換機は、警備装置7に呼出
信号を送信する。呼出信号を受信した送受信部71は、
受信した呼出信号を通信制御部72に出力し、呼出信号
が入力された通信制御部72は、第2回目の応答信号を
送受信部71を介して交換機に返送する。第2回目の応
答信号を受信した交換機は、監視装置3と警備装置7間
の回線を接続し、警備装置7と監視装置3間を通信可能
な状態とする。これにより、監視装置3や外部の電話機
等から送信される被制御装置の制御用のデータを警備装
置7が受信することができる。そして、監視装置3や電
話機等から制御用のデータが送信されると、送受信部7
1および通信制御部72を介して制御部73へ制御用デ
ータが入力され、入力された制御用のデータに応じて制
御部73より被制御装置へ制御信号が出力される。そし
て、監視装置3や電話機等は、警備装置7への信号の送
信がすべて終了し、警備装置7側で制御用のデータの受
信が行われたことを確認すると、交換機に切断信号を送
信する。この切断信号を受信した交換機は、警備装置7
にこの切断信号を送信する。この切断信号を受信した交
換機は、監視装置3との電話回線4を開放するととも
に、警備装置7にこの切断信号を送信する。切断信号を
受信した警備装置7は、電話回線4をオンフック状態と
し、終話信号を送信する。この終話信号を交換機が受信
すると、全ての通信が終了する。 【0012】ところで、記憶されている選択信号とこと
なる発信者、あるいは、選択信号を知らせない者から呼
び出しがあった場合、交換機からの送出予告信号の受信
に対し制御装置1から第1回目の応答信号を返送する。
そして、交換機から送信される発信者の選択信号を警備
装置7が受信すると、受信した選択信号は送受信部71
と通信制御部72を介して番号照合部75に入力され
る。番号照合部75は、入力された選択信号と予め記憶
された選択信号を比較する。この選択信号が番号照合部
75に記憶されているものと一致しなければ、この発信
者は通信が許可されている者ではないため、通信制御部
72に不一致信号を出力する。なお、発信者が選択信号
を着信者に知らせない場合は、発信者の選択信号に代え
て、選択信号を送信しない旨の信号が交換機から着信者
に送信される。したがって、送受信部71および通信制
御部72を介してこの選択信号を送信しない旨の信号が
入力された番号照合部73は、着信者が誰であるかの確
認ができないため、不一致信号を出力する。通信制御部
72は、不一致信号が入力されると、電話網2との接続
動作を中止し、受信完了信号を出力しない。すると、交
換機は、選択信号を送信してから所定時間経過しても制
御装置1からの受信完了信号を受信することができない
ため、呼出信号を送信しない。つまり、警備装置7と電
話網2との接続動作を続けずに中止する。 【0013】 【実施例2】監視区域の電話回線を、制御装置と監視区
域内に設置された電話機で共用し、必要に応じて電話網
と接続する装置を切り換える本願の第2の実施例を図面
を用いて説明する。図8に第2の実施例の機械警備シス
テムのブロック図を、また、図3にこの機械警備システ
ムに用いられる制御装置および回線切換装置のブロック
図を示す。図8に示す機械警備システムは、監視区域の
防犯や防災および設備管理に関する情報を検出する各種
のセンサと、キーボックスやカードリーダ、テンキーな
どの監視区域の警備状態を切り換えるための操作器と、
制御装置1と回線切換装置5と監視装置3から構成さ
れ、制御装置1と監視装置3の間は、一般の電話網2に
より接続されている。制御装置1は、操作器からの信号
の入力に応じて監視区域の警備状態を切り換え、監視区
域内に設置された各種のセンサからの防犯や防災、設備
管理に関する情報を監視区域の警備状態に応じて回線切
換装置5に出力する。また、予め設定されたスケジュー
ルや、各種センサおよび操作器からの入力信号、およ
び、外部からの制御用のデータの入力に応じて監視区域
内に設置された被制御機器である電気錠や空調、照明機
器などの各種の設備機器を制御する。さらに、センサか
らの信号が入力されると、監視区域の警備状態に応じて
センサからの入力信号を通信制御部52に出力するとと
もに、自動ダイヤル部12に起動信号を出力し、自動ダ
イヤル部12を起動させる。回線切換装置5は、電話機
から選択信号が入力された場合、つまり、電話機6から
電話をかける場合は、電話網2と電話機6との接続動作
を行う。また、制御装置1から選択信号が入力された場
合、つまり、制御装置1から監視装置3に信号を送信す
る場合は、電話網2と制御装置1との接続動作を行う。
さらに、外部から電話がかかってきた場合は、発信者の
識別信号が予め記憶されている識別信号か否かを判断
し、予め記憶されている識別信号の場合は、電話網2と
制御装置1との接続動作を行い、それ以外の場合は電話
網2と電話機6との接続動作を行う。そこで、実施例2
の制御装置1および回線切換装置5は、図3に示す構成
になっている。図3において、制御装置1は、制御部1
1と自動ダイヤル部12とから構成されている。制御部
11は、予め設定されたスケジュールや操作器あるいは
センサからの入力信号に応じて被制御装置を制御すると
ともに、操作器からの入力信号に応じて監視区域の警備
状態を切り換える。また、センサからの信号が入力され
ると、監視区域の警備状態に応じて、センサからの入力
信号を回線切換装置5の通信制御部52に出力するとと
もに、自動ダイヤル部12に起動信号を出力し、自動ダ
イヤル部12を起動させる。自動ダイヤル部12は、通
報先である少なくとも1箇所の監視センタの選択信号を
予め記憶しておき、制御部11からの起動信号が入力さ
れると、記憶されている選択信号を回線切換装置5の通
信制御部52に出力する。また、回線切換装置5は、送
受信部51と通信制御部52および番号照合部53とか
ら構成されている。通信制御部52は、電話機から選択
信号が入力されたとき、つまり、外部に電話をかける場
合は、送受信部51を介して交換機にこの選択信号を送
信し、電話網2と回線を電話機6との接続動作を行う。
制御装置1の自動ダイヤル部12から選択信号が入力さ
れたとき、つまり、監視装置3に警報や設備情報を送信
する場合は、送受信部51を介して交換機にこの選択信
号を送信し、電話網2と制御装置1との接続動作を行
う。そして、送受信部51を介して入力される交換機か
らの信号をもとに、監視装置3との回線が接続されたこ
とを確認すると、制御部11から入力されている信号を
送受信部51に出力する。また、送受信部51を介して
交換機から発信者の選択信号が入力された場合、つま
り、外部から電話がかかってきた場合、通信制御部52
は、送受信部51から入力された選択信号を番号照合部
53に出力し、番号照合部53からの一致信号が入力さ
れると、電話網2と制御装置1との接続動作を行う。こ
のとき、番号照合部53からの不一致信号が入力された
場合は、電話網2と電話機6との接続動作を行う。番号
照合部53は、予め少なくとも1箇所の選択信号を記憶
しておき、通信制御部52からの選択信号が入力される
と、予め記憶されている選択信号と一致するか否かを判
断し、一致したときは一致信号を出力し、一致しなかっ
たときは不一致信号をそれぞれ通信制御部52に出力す
る。送受信部51は、通信制御部52からの入力信号を
交換機に送信し、交換機からの受信信号を通信制御部5
2に出力する。監視装置3は、監視区域とは離れた場所
にある警備会社等の監視センタに設置され、制御装置1
から送信される監視区域内の防犯や防災、設備管理に関
する情報を受信し、監視センタにいる監視員に信号の受
信や、受信した信号の種類、発生場所などを文字や音声
により報知する。 【0014】次に、制御装置1および回線切換装置5と
電話網2を構成する交換機との接続動作を図2を用いて
説明する。例えば、監視区域が警備状態のときに監視区
域内への侵入者があった場合、センサにより監視区域内
への侵入が検出され検出信号が出力される。センサから
の検出信号が入力された制御部11は、通信制御部52
に侵入警報を出力するとともに、自動ダイヤル部12に
起動信号を出力する。起動信号が入力された自動ダイヤ
ル部12は、予め記憶していた選択信号を回線切換装置
5の通信制御部52に出力する。選択信号が入力された
通信制御部52は、電話回線4をオフフック状態とし、
交換機に発呼信号を送信するとともに、送受信部51に
この選択信号を出力する。すると、送受信部51はこの
選択信号を電話回線4を電話網2を構成する交換機に送
信する。選択信号を受信した交換機は、監視センタの監
視装置3に呼出信号を送信する。呼出信号を受信した監
視装置3から応答信号が返送されると、この応答信号を
交換機が受信し、監視装置3と制御装置1間が通信可能
な状態となる。そして、通信制御部52は、制御部11
から入力されている侵入警報を送受信部51に出力し、
交換機を介して監視装置3へ送信する。そして、通信制
御部52は、監視装置3への信号の送信がすべて終了す
ると、電話機6をオンフック状態とし、送受信部51を
介して交換機に切断信号を送信する。この切断信号を受
信した交換機は、制御装置1との電話回線4を開放する
とともに、監視装置3にこの切断信号を送信する。切断
信号を受信した監視装置3は、電話回線4をオンフック
状態とし、終話信号を交換機に送信する。この終話信号
を交換機が受信すると、全ての通信が終了する。なお、
本実施例1では、制御装置が侵入者を検出した場合につ
いて示したが、制御装置は、火災や設備の異常を検出し
た場合、および、監視区域の機器の動作状況など監視区
域内の各種の情報を送信するようにしてもよい。 【0015】また、例えば監視装置や外部の電話機等に
より遠隔で被制御装置を制御する場合、まず、監視装置
3や電話機から交換機に対して選択信号を送信する。す
ると、監視装置3や電話機からの選択信号が電話回線4
を介して交換機に送信され、まず、交換機より電話回線
4を介して回線切換装置5に発信者、つまり監視装置3
や電話機の選択信号を送信することを示す送信予告信号
が送信される。送受信部51を介して交換機からの送信
予告信号が入力された通信制御部52は、第1回目の応
答信号を送受信部51を介して交換機に返送する。回線
切換装置5からの第1回目の応答信号を受信した交換機
は、発信者、つまり監視装置3や電話機の選択信号を回
線切換装置5に送信する。すると、送受信部51を介し
てこの選択信号が通信制御部52に入力され、通信制御
部は番号照合部53へこの選択信号を出力する。選択信
号が入力された番号照合部53は、予め記憶してある選
択信号と入力された選択信号を比較し、両者が一致する
と一致信号を、両者が一致しないときは不一致信号をそ
れぞれ通信制御部52に出力する。通信制御部52は、
番号照合部53からの一致信号が入力されると、選択信
号を受信したことを示す受信完了信号を送受信部51を
介して交換機に返送する。回線切換装置5からの受信完
了信号を受信した交換機は、回線切換装置5に呼出信号
を送信する。呼出信号を受信した送受信部51は受信し
た呼出信号を通信制御部52に出力し、呼出信号が入力
された通信制御部52は、第2回目の応答信号を送受信
部51を介して交換機に返送する。第2回目の応答信号
を受信した交換機は、監視装置3と制御装置1間の回線
を接続し、制御装置1と監視装置3の間を通信可能な状
態とする。これにより、監視装置3や外部の電話機等か
ら送信される被制御装置の制御用データを制御装置1が
受信することができる。監視装置3や電話機から制御用
のデータが送信されると、送受信部51および通信制御
部52を介して制御部11へ制御用データが入力され、
入力された制御用のデータに応じて、制御部11より被
制御装置へ制御信号を出力する。そして、監視装置3や
電話機は、制御装置1への信号の送信がすべて終了し、
制御装置1側で制御用のデータの受信が行われたことを
確認すると、交換機に切断信号を送信する。この切断信
号を受信した交換機は、回線切換装置5にこの切断信号
を送信する。切断信号を受信した回線切換装置5は、電
話回線4をオンフック状態とし、終話信号を交換機に送
信する。この終話信号を交換機が受信すると、全ての通
信が終了する。 【0016】ところで、記憶されている選択番号と異な
る発信者、あるいは、選択信号を知らせない者から呼び
出しがあった場合、交換機からの送出予告信号の受信に
対し回線切換装置5から第1回目の応答信号を返送す
る。そして、交換機から送信される発信者の選択信号を
回線切換装置5が受信すると、受信した選択信号は送受
信部51と通信制御部52を介して番号照合部53に入
力される。番号照合部53は、入力された選択信号と予
め記憶された選択信号を比較する。この選択信号が番号
照合部53に記憶されているものと一致しなければ、こ
の発信者は制御装置1との通信が許可されている者では
ないため、通信制御部52に不一致信号を出力する。な
お、発信者が選択信号を着信者に知らせない場合は、発
信者の選択信号に代えて選択信号を送信しない旨の信号
が交換機から着信者に送信される。したがって、送受信
部51および通信制御部52を介してこの選択信号を送
信しない旨の呼出信号が入力された番号照合部53は、
着信者が誰であるかの確認ができないため、不一致信号
を出力する。通信制御部52は、不一致信号が入力され
ると、受信完了信号を送受信部51を介して交換機に送
信するとともに、電話網2と電話機6との接続動作を行
う。 【0017】 【実施例3】監視区域の電話回線を、制御装置と監視区
域内に設置された電話機で共用し、必要に応じて電話網
と接続する装置を切り換える本願の第3の実施例を図面
を用いて説明する。図8に第3の実施例の機械警備シス
テムのブロック図を、また、図4にこの機械警備システ
ムに用いられる制御装置および回線切換装置のブロック
図を示す。図8に示す機械警備システムは、実施例2と
同じ各種のセンサと操作器と制御装置と監視装置とに加
え、回線切換装置から構成されている。回線切換装置5
は、電話機6から選択信号が入力された場合、つまり、
電話機6から電話をかける場合は電話網2と電話機6と
の接続動作を行う。また、制御装置1から選択信号が入
力された場合、つまり、制御装置1から監視装置3に信
号を送信する場合は、電話網2と制御装置1との接続動
作を行う。さらに、外部から電話がかかってきた場合
は、発信者の識別信号が予め記憶されている識別信号か
否かを判断し、予め記憶されている識別信号の場合は、
電話網2と制御装置1との接続動作を行い、それ以外の
場合は電話網2と電話機6との接続動作を行う。上記制
御装置1および回線切換装置5は、図4に示す構成にな
っている。図4において、制御装置1は、実施例2と同
じ制御部11と自動ダイヤル部12とから構成されてい
る。回線切換装置5は、実施例2と同じ送受信部51と
番号照合部53に加え、通信制御部52とタイマ部54
とメッセージ出力部55とから構成されている。通信制
御部52は、電話機から選択信号が入力されたとき、つ
まり、外部に電話をかける場合は、送受信部51を介し
て交換機にこの選択信号を送信し、電話網2と電話機6
との接続動作を行う。制御装置1の自動ダイヤル部12
から選択信号が入力されたとき、つまり、監視装置3に
警報や設備情報を送信する場合は、送受信部51を介し
て交換機にこの選択信号を送信し、電話網2と制御装置
1との接続動作を行う。そして、送受信部51を介して
入力される交換機からの信号をもとに、監視装置3との
回線が接続されたことを確認すると、制御部11から入
力されている信号を送受信部51に出力する。また、送
受信部51を介して交換機から発信者の選択信号が入力
された場合、つまり、外部から電話がかかってきた場
合、通信制御部52は、送受信部51から入力された選
択信号を番号照合部53に出力し、番号照合部53から
の一致信号が入力されると、電話網2と制御装置1との
接続動作を行う。番号照合部53からの不一致信号が入
力された場合は、電話網2と電話機6との接続動作を行
う。そして、照合部からの不一致信号が入力された後、
タイマ部54に設定された所定時間以上経過しても電話
機6がオフフックにならなければ、電話網2を回線切換
装置5に接続し、メッセージ出力部55に起動信号を出
力し、メッセージ出力部55に記憶しているメッセージ
を交換機に送信した後、電話回線を開放する。タイマ部
54は、番号照合部53からの不一致信号が入力される
と計時を開始し、所定時間計時を行うと計時終了信号を
出力する。メッセージ出力部55は、予め所定のメッセ
ージが記憶してあり、通信制御部52からの起動信号が
入力されると記憶しているメッセージを通信制御部52
に出力する。 【0018】次に、制御装置1および回線切換装置5と
電話網2を構成する交換機との接続動作を図2を用いて
説明する。例えば、監視区域が警備状態のときに監視区
域内への侵入者があった場合、実施例2と同様に、セン
サにより監視区域内への侵入が検出され検出信号が出力
される。センサからの検出信号が入力された制御部11
は、通信制御部52に侵入警報を出力するとともに、自
動ダイヤル部12に起動信号を出力する。起動信号が入
力された自動ダイヤル部12は、予め記憶していた選択
信号を回線切換装置5の通信制御部52に出力する。選
択信号が入力された通信制御部52は、電話回線4をオ
フフック状態とし、交換機に発呼信号を送信するととも
に、送受信部51にこの選択信号を出力する。すると、
送受信部51はこの選択信号を電話回線4を電話網2を
構成する交換機に送信する。選択信号を受信した交換機
は、監視センタの監視装置3に呼出信号を送信する。呼
出信号を受信した監視装置3から応答信号が返送される
と、この応答信号を交換機が受信し、監視装置3と制御
装置1間が通信可能な状態となる。そして、通信制御部
52は、制御部11から入力されている侵入警報を送受
信部51に出力し、交換機を介して監視装置3へ送信す
る。そして、通信制御部52は、監視装置3への信号の
送信がすべて終了すると、電話機6をオンフック状態と
し、送受信部51を介して交換機に切断信号を送信す
る。この切断信号を受信した交換機は、制御装置1との
電話回線4を開放するとともに、監視装置3にこの切断
信号を送信する。切断信号を受信した監視装置3は、電
話回線4をオンフック状態とし、終話信号を交換機に送
信する。この終話信号を交換機が受信すると、全ての通
信が終了する。 【0019】また、例えば監視装置や外部の電話機等に
より遠隔で被制御装置を制御する場合、実施例2と同様
に、まず、監視装置3や電話機から交換機に対して選択
信号を送信する。すると、監視装置3や電話機からの選
択信号が電話回線4を介して交換機に送信され、まず、
交換機より電話回線4を介して回線切換装置5に発信
者、つまり監視装置3や電話機の選択信号を送信するこ
とを示す送信予告信号が送信される。送受信部51を介
して交換機からの送信予告信号が入力された通信制御部
52は、第1回目の応答信号を送受信部51を介して交
換機に返送する。回線切換装置5からの第1回目の応答
信号を受信した交換機は、発信者、つまり監視装置3や
電話機の選択信号を回線切換装置5に送信する。する
と、送受信部51を介してこの選択信号が通信制御部5
2に入力され、通信制御部は番号照合部53へこの選択
信号を出力する。選択信号が入力された番号照合部53
は、予め記憶してある選択信号と入力された選択信号を
比較し、両者が一致すると一致信号を、両者が一致しな
いときは不一致信号をそれぞれ通信制御部52に出力す
る。通信制御部52は、番号照合部53からの一致信号
が入力されると、選択信号を受信したことを示す受信完
了信号を送受信部51を介して交換機に返送する。回線
切換装置5からの受信完了信号を受信した交換機は、回
線切換装置5に呼出信号を送信する。呼出信号を受信し
た送受信部51は受信した呼出信号を通信制御部52に
出力し、呼出信号が入力された通信制御部52は、第2
回目の応答信号を送受信部51を介して交換機に返送す
る。第2回目の応答信号を受信した交換機は、監視装置
3と制御装置1間の回線を接続し、制御装置1と監視装
置3の間を通信可能な状態とする。これにより、監視装
置3や外部の電話機等から送信される被制御装置の制御
用データを制御装置1が受信することができる。監視装
置3や電話機から制御用のデータが送信されると、送受
信部51および通信制御部52を介して制御部11へ制
御用データが入力され、入力された制御用のデータに応
じて、制御部11より被制御装置へ制御信号を出力す
る。そして、監視装置3や電話機は、制御装置1への信
号の送信がすべて終了し、制御装置1側で制御用のデー
タの受信が行われたことを確認すると、交換機に切断信
号を送信する。この切断信号を受信した交換機は、回線
切換装置5にこの切断信号を送信する。切断信号を受信
した監視装置3は、電話回線4をオンフック状態とし、
終話信号を交換機に送信する。この終話信号を交換機が
受信すると、全ての通信が終了する。 【0020】ところで、記憶されている選択信号と異な
る発信者、あるいは、選択信号を知らせない者から呼び
出しがあった場合、交換機からの送出予告信号の受信に
対し回線切換装置5から第1回目の応答信号を返送す
る。そして、交換機から送信される発信者の選択信号を
回線切換装置5が受信すると、受信した選択信号は送受
信部51と通信制御部52を介して番号照合部53に入
力される。番号照合部53は、入力された選択信号と予
め記憶された選択信号を比較する。この選択信号が番号
照合部53に記憶されているものと一致しなければ、こ
の発信者は制御装置1との通信が許可されている者では
ないため、通信制御部52およびタイマ部54に不一致
信号を出力する。なお、発信者が選択信号を着信者に知
らせない場合は、発信者の選択信号に代えて選択信号を
送信しない旨の信号が交換機から着信者に送信される。
したがって、送受信部51および通信制御部52を介し
てこの選択信号を送信しない旨の呼出信号が入力された
番号照合部53は、着信者が誰であるかの確認ができな
いため、不一致信号を出力する。通信制御部52は、不
一致信号が入力されると、受信完了信号を送受信部51
を介して交換機に送信するとともに、電話網2と電話機
6との接続動作を行う。不一致信号が入力されたタイマ
部54は、所定時間計時を行うと通信制御部52に計時
終了信号を出力する。通信制御部52は、不一致信号が
入力された後、タイマ部54からの計時終了信号が入力
されると、送受信部51から呼出信号が入力されている
か否かを判断する。呼出信号が入力されている場合は、
監視区域内に人が居ないため、電話機に応対する人がい
ないと判断し、送受信部51を介して交換機に応答信号
を送信し、電話網2と回線切換装置5間の回線を接続す
る。すると、監視装置3と回線切換装置5との間が通信
可能な状態になる。そこで、通信制御部52は、メッセ
ージ出力部55に起動信号を出力し、メッセージ出力部
55に記憶されているメッセージを送受信部51を介し
て交換機に送信し、発信者に監視区域内に人が居ないこ
と等を報知するメッセージを送信する。そして、通信制
御部52は、メッセージ出力部55に記憶されているメ
ッセージの送信が全て終了すると、交換機に切断信号を
送信する。この切断信号を受信した交換機は、監視装置
3にこの切断信号を送信する。切断信号を受信した監視
装置3は、電話回線4をオンフック状態とし、終話信号
を交換機に送信する。この終話信号を交換機が受信する
と、全ての通信が終了する。 【0021】なお、この実施例3で通信制御部52は、
不一致信号が入力された後、タイマ部54からの計時終
了信号が入力され、かつ、送受信部51から呼出信号が
入力されている場合は、監視装置3と回線切換装置5と
の間を通信可能な状態にする。そして、通信制御部52
は、メッセージ出力部55に記憶されているメッセージ
を送受信部51を介して交換機に送信し、発信者に監視
区域内に人が居ないこと等を報知するメッセージを送信
し、メッセージの送信が全て終了すると、交換機に切断
信号を送信するようにしている。しかし、通信制御装置
52は、メッセージを出力せず、一旦監視装置3と回線
切換装置5との間を通信可能な状態にした後、すぐに交
換機に切断信号を送信するようにしてもよい。 【0022】 【実施例4】監視区域の電話回線を、制御装置と監視区
域内に設置された電話機で共用し、必要に応じて電話網
と接続する装置を切り換える本願の第4の実施例を図面
を用いて説明する。図8に第4の実施例の機械警備シス
テムのブロック図を、また、図10にこの機械警備シス
テムに用いられる制御装置および回線切換装置のブロッ
ク図を示す。図8に示す機械警備システムは、実施例2
と同じ各種のセンサと操作器と監視装置とに加え、制御
装置と回線切換装置から構成されている。制御装置1
は、操作器からの信号の入力に応じて監視区域の警備状
態を切り換え、監視区域内に設置された各種のセンサか
らの防犯や防災、設備管理に関する情報を監視区域の警
備状態に応じて回線切換装置5に出力する。また、回線
切換装置1の番号照合部53から不一致信号が入力され
ると、監視区域の警備状態を示す信号を通信制御部52
に出力する。さらに、予め設定されたスケジュールや、
各種センサおよび操作器からの入力信号、および、外部
からの制御用のデータの入力に応じて監視区域内に設置
された被制御機器である電気錠や空調、照明機器などの
各種の設備機器を制御する。回線切換装置5は、電話機
6から選択信号が入力された場合、つまり、電話機6か
ら電話をかける場合は電話網2と電話機6との接続動作
を行う。また、制御装置1から選択信号が入力された場
合、つまり、制御装置1から監視装置3に信号を送信す
る場合は、電話網2と制御装置1との接続動作を行う。
さらに、外部から電話がかかってきた場合は、発信者の
識別信号が予め記憶されている識別信号か否かを判断
し、予め記憶されている識別信号の場合は、電話網2と
制御装置1との接続動作を行い、それ以外の場合は、監
視区域の警備状態に応じて電話網2と電話機6との接続
動作を行う。上記実施例4の制御装置1および回線切換
装置5は、図10に示す構成になっている。図10にお
いて、制御装置1は、制御部11と自動ダイヤル部12
とから構成されている。自動ダイヤル部12は、実施例
2と同じものであるため説明を省略する。制御部53
は、予め設定されたスケジュールや操作器あるいはセン
サからの入力信号に応じて被制御装置を制御するととも
に、操作器からの入力信号に応じて監視区域の警備状態
を切り換える。また、センサからの信号が入力される
と、監視区域の警備状態に応じて、センサからの入力信
号を回線切換装置5の通信制御部52に出力するととも
に、自動ダイヤル部12に起動信号を出力し、自動ダイ
ヤル部12を起動させる。さらに、回線切換装置1の番
号照合部53から不一致信号が入力されると、監視区域
の警備状態を示す信号を通信制御部52に出力する。回
線切換装置5は、実施例3と同じ送受信部51と番号照
合部53とタイマ部54とメッセージ出力部55に加
え、通信制御部52とから構成されている。通信制御部
52は、電話機から選択信号が入力されたとき、つま
り、外部に電話をかける場合は、送受信部51を介して
交換機にこの選択信号を送信し、電話網2と電話機6と
の接続動作を行う。制御装置1の自動ダイヤル部12か
ら選択信号が入力されたとき、つまり、監視装置3に警
報や設備情報を送信する場合は、送受信部51を介して
交換機にこの選択信号を送信し、電話網2と制御装置1
との接続動作を行う。そして、送受信部51を介して入
力される交換機からの信号をもとに、監視装置3との回
線が接続されたことを確認すると、制御部11から入力
されている信号を送受信部51に出力する。また、送受
信部51を介して交換機から発信者の選択信号が入力さ
れた場合、つまり、外部から電話がかかってきた場合、
通信制御部52は、送受信部51から入力された選択信
号を番号照合部53に出力し、番号照合部53からの一
致信号が入力されると、電話網2と制御装置1との接続
動作を行う。番号照合部53からの不一致信号が入力さ
れた場合は、制御装置1からの信号に基づき、監視区域
が警備状態であるか否かを判断する。監視区域が警備状
態の時は、電話網2との接続動作を中止する。このと
き、監視区域内が警備解除状態であれば、電話網2と電
話機6との接続動作を行い、照合部からの不一致信号が
入力された後、タイマ部54に設定された所定時間以上
経過しても電話機6がオフフックにならなければ、電話
網2を回線切換装置5に接続し、メッセージ出力部55
に起動信号を出力し、メッセージ出力部55に記憶して
いるメッセージを交換機に送信した後、電話回線を開放
する。 【0023】次に、制御装置1および回線切換装置5と
電話網2を構成する交換機との接続動作を図2を用いて
説明する。例えば、監視区域が警備状態のときに監視区
域内への侵入者があった場合、センサにより監視区域内
への侵入が検出され検出信号が出力される。センサから
の検出信号が入力された制御部11は、通信制御部52
に侵入警報を出力するとともに、自動ダイヤル部12に
起動信号を出力する。起動信号が入力された自動ダイヤ
ル部12は、予め記憶していた選択信号を回線切換装置
5の通信制御部52に出力する。選択信号が入力された
通信制御部52は、電話回線4をオフフック状態とし、
交換機に発呼信号を送信するとともに、送受信部51に
この選択信号を出力する。すると、送受信部51はこの
選択信号を電話回線4を電話網2を構成する交換機に送
信する。選択信号を受信した交換機は、監視センタの監
視装置3に呼出信号を送信する。呼出信号を受信した監
視装置3から応答信号が返送されると、この応答信号を
交換機が受信し、監視装置3と制御装置1間が通信可能
な状態となる。そして、通信制御部52は、制御部11
から入力されている侵入警報を送受信部51に出力し、
交換機を介して監視装置3へ送信する。そして、通信制
御部52は、監視装置3への信号の送信がすべて終了す
ると、電話機6をオンフック状態とし、送受信部51を
介して交換機に切断信号を送信する。この切断信号を受
信した交換機は、制御装置1との電話回線4を開放する
とともに、監視装置3にこの切断信号を送信する。切断
信号を受信した監視装置3は、電話回線4をオンフック
状態とし、終話信号を交換機に送信する。この終話信号
を交換機が受信すると、全ての通信が終了する。 【0024】また、例えば監視装置や外部の電話機等に
より遠隔で被制御装置を制御する場合、まず、監視装置
3や電話機から交換機に対して選択信号を送信する。す
ると、監視装置3や電話機からの選択信号が電話回線4
を介して交換機に送信され、まず、交換機より電話回線
4を介して回線切換装置5に発信者、つまり監視装置3
や電話機の選択信号を送信することを示す送信予告信号
が送信される。送受信部51を介して交換機からの送信
予告信号が入力された通信制御部52は、第1回目の応
答信号を送受信部51を介して交換機に返送する。回線
切換装置5からの第1回目の応答信号を受信した交換機
は、発信者、つまり監視装置3や電話機の選択信号を回
線切換装置5に送信する。すると、送受信部51を介し
てこの選択信号が通信制御部52に入力され、通信制御
部は番号照合部53へこの選択信号を出力する。選択信
号が入力された番号照合部53は、予め記憶してある選
択信号と入力された選択信号を比較し、両者が一致する
と一致信号を通信制御部52に出力し、両者が一致しな
いときは不一致信号を通信制御部52および制御装置1
の制御部11に出力する。通信制御部52は、番号照合
部53からの一致信号が入力されると、選択信号を受信
したことを示す受信完了信号を送受信部51を介して交
換機に返送する。回線切換装置5からの受信完了信号を
受信した交換機は、回線切換装置5に呼出信号を送信す
る。呼出信号を受信した送受信部51は受信した呼出信
号を通信制御部52に出力し、呼出信号が入力された通
信制御部52は、第2回目の応答信号を送受信部51を
介して交換機に返送する。第2回目の応答信号を受信し
た交換機は、監視装置3と制御装置1間の回線を接続
し、制御装置1と監視装置3の間を通信可能な状態とす
る。これにより、監視装置3や外部の電話機等から送信
される被制御装置の制御用データを制御装置1が受信す
ることができる。監視装置3や電話機から制御用のデー
タが送信されると、送受信部51および通信制御部52
を介して制御部11へ制御用データが入力され、入力さ
れた制御用のデータに応じて、制御部11より被制御装
置へ制御信号を出力する。そして、監視装置3や電話機
は、制御装置1への信号の送信がすべて終了し、制御装
置1側で制御用のデータの受信が行われたことを確認す
ると、交換機に切断信号を送信する。この切断信号を受
信した交換機は、回線切換装置5にこの切断信号を送信
する。切断信号を受信した監視装置3は、電話回線4を
オンフック状態とし、終話信号を交換機に送信する。こ
の終話信号を交換機が受信すると、全ての通信が終了す
る。 【0025】ところで、記憶されている選択信号と異な
る発信者、あるいは、選択信号を知らせない者から呼び
出しがあった場合、交換機からの送出予告信号の受信に
対し回線切換装置5から第1回目の応答信号を返送す
る。そして、交換機から送信される発信者の選択信号を
回線切換装置5が受信すると、受信した選択信号は送受
信部51と通信制御部52を介して番号照合部53に入
力される。番号照合部53は、入力された選択信号と予
め記憶された選択信号を比較する。この選択信号が番号
照合部53に記憶されているものと一致しなければ、こ
の発信者は制御装置1との通信が許可されている者では
ないため、通信制御部52とタイマ部54および制御装
置1の制御部11に不一致信号を出力する。なお、発信
者が選択信号を着信者に知らせない場合は、発信者の選
択信号に代えて選択信号を送信しない旨の信号が交換機
から着信者に送信される。したがって、送受信部51お
よび通信制御部52を介してこの選択信号を送信しない
旨の呼出信号が入力された番号照合部53は、着信者が
誰であるかの確認ができないため、通信制御部52とタ
イマ部54および制御装置1の制御部11に不一致信号
を出力する。不一致信号が入力された制御装置1の制御
部11は、監視区域の警備状態を示す信号を通信制御部
12に出力する。また、不一致信号が入力されたタイマ
部54は、所定時間計時を行うと通信制御部52に計時
終了信号を出力する。通信制御部52は、不一致信号が
入力されると、制御部11からの監視区域の警備状態を
示す信号に基づき、監視区域が警備状態であるか否かを
判断する。監視区域が警備状態であれば、通信制御部5
2は、電話網2との接続動作を中止し、受信完了信号を
出力しない。すると、交換機は、選択信号を送信してか
ら所定時間以上経過しても回線切換装置5からの受信完
了信号を受信することができないため、呼出信号を送信
しない。つまり、電話網2と制御装置1または電話機6
との接続動作を続けずに中止する。また、監視区域が警
備解除状態であれば、受信完了信号を送受信部51を介
して交換機に送信するとともに、電話網2と電話機6と
の接続動作を行う。通信制御部52は、不一致信号が入
力された後、タイマ部54からの計時終了信号が入力さ
れると、送受信部51から呼出信号が入力されているか
否かを判断する。呼出信号が入力されている場合は、監
視区域内に人が居ないため、電話機に応対する人がいな
いと判断し、送受信部51を介して監視装置に応答信号
を送信し、電話網2と回線切換装置5間の回線を接続す
る。すると、監視装置3と回線切換装置5との間が通信
可能な状態になる。そこで、通信制御部52は、メッセ
ージ出力部55に起動信号を出力し、メッセージ出力部
55に記憶されているメッセージを送受信部51を介し
て交換機に送信し、発信者に監視区域内に人が居ないこ
と等を報知するメッセージを送信する。そして、通信制
御部52は、メッセージ出力部55に記憶されているメ
ッセージの送信が全て終了すると、交換機に切断信号を
送信する。この切断信号を受信した交換機は、監視装置
3にこの切断信号を送信する。切断信号を受信した監視
装置3は、電話回線4をオンフック状態とし、終話信号
を交換機に送信する。この終話信号を交換機が受信する
と、全ての通信が終了する。 【0026】なお、本実施例4で通信制御部52は、監
視区域が警備解除中であれば、不一致信号が入力された
後、タイマ部54からの計時終了信号が入力され、か
つ、送受信部51から呼出信号が入力されている場合
は、監視装置3と回線切換装置5との間を通信可能な状
態にする。そして、通信制御部52は、メッセージ出力
部55に記憶されているメッセージを送受信部51を介
して交換機に送信し、発信者に監視区域内に人が居ない
こと等を報知するメッセージを送信し、メッセージの送
信が全て終了すると、交換機に切断信号を送信するよう
にしている。しかし、通信制御装置52は、メッセージ
を出力せず、一旦監視装置3と回線切換装置5との間を
通信可能な状態にした後、すぐに交換機に切断信号を送
信するようにしてもよい。また、監視区域が警備中の時
はメッセージを出力しないようにしているが、例えば、
メッセージ記憶部に監視区域が警備中である旨のメッセ
ージを記憶しておき、メッセージを出力するようにして
もよい。 【0027】 【実施例5】上記実施例1〜4では、電話網2から送出
予告信号が送信されてから発信者または回線切換装置か
ら切断信号が入力されるまでの間に、センサが監視区域
内の異常を検出した場合、自動ダイヤル部から選択信号
が入力されても、通信制御部は、電話網と各装置間の通
信が終了し、電話網2との電話回線4が開放されるま
で、信号の送信を保留するようにしている。しかし、こ
れでは警報の送信が遅れてしまうという問題がある。そ
こで、通信制御部は、電話網からの呼出信号が送受信部
を介して入力されてから番号照合部からの一致信号また
は不一致信号が入力されるまでの間に自動ダイヤル部か
らの選択信号が入力されると、受信完了信号を出力せず
に電話網との接続動作を中止する。また、番号照合部か
らの一致信号または不一致信号が入力されてから切断信
号または終話信号を出力するまでの間、つまり、制御装
置または電話機が外部との通信を行っている間(通話
中)に自動ダイヤル部からの選択信号が入力されると、
切断信号を出力し、電話網と制御装置との間または電話
網と電話機との間の電話回線を開放する。そして、自動
ダイヤル部から入力された電話番号を送受信部に出力
し、送受信部を介して入力される電話網からの信号に基
づき、電話網と制御装置との接続動作を行い、電話網か
らの信号をもとに回線が接続されたことを確認すると、
制御部からの入力信号を送受信部に出力する。これによ
り、電話網と制御装置をつなぐ電話回線が使用中であっ
ても、電話回線の開放を待たずに監視装置からの自動ダ
イヤル部からの選択信号を送信し、監視装置との接続動
作を行うことができる。 【0028】なお、実施例5では、通信制御部は、通信
動作中に自動ダイヤル部からの選択信号が入力される
と、通信動作を中止して、自動ダイヤル部からの選択信
号を出力して監視装置との電話回線を接続するようにし
ている。しかし、設備情報や入退出情報など、緊急性の
ない情報は制御装置に入力されてすぐに監視装置に送信
する必要はない。したがって、通信制御部は、自動ダイ
ヤル部からの選択信号が入力されると、制御部から入力
されている入力信号の種類に応じて通信動作の中止や切
断を行なうようにすればよい。 【0029】 【発明の効果】以上説明した通り、本願の発明によれ
ば、侵入者が侵入する監視区域内に事前に電話をかけて
電話回線を使用状態としようとしても、制御装置または
回線切換装置が予め設定された選択信号以外の発信者お
よび選択番号を知らせない発信者からの呼出信号には応
答しないため、電話回線が接続されることはない。した
がって、侵入者により制御装置から監視装置に対して信
号が送信できないように細工されることがなく、確実に
監視区域内で発生する異常を監視装置で確認することが
できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の警備装置を示す図である。 【図2】電話番号通知サービスの接続動作シーケンスで
ある。 【図3】本発明の警備装置を示す図である。 【図4】本発明の警備装置を示す図である。 【図5】警備装置が用いられている機械警備システムを
示す図である。 【図6】従来の機械警備システムに用いられている警備
装置を示す図である。 【図7】従来の電話回線の接続動作シーケンスである。 【図8】警備装置が用いられている機械警備システムを
示す図である。 【図9】従来の機械警備システムに用いられている警備
装置を示す図である。 【図10】本発明の警備装置を示す図である。 【符号の説明】 1 制御装置 11 制御部 12 自動ダイヤル部 2 電話網 3 監視装置 4 電話回線 5 回線切換装置 51 送受信部 52 通信制御部 53 番号照合部 6 電話機 7 警備装置 71 送受信部 72 通信制御部 73 制御部 74 自動ダイヤル部 75 番号照合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04Q 9/00 H04Q 9/00 311Z (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 11/04 G08B 25/08 G08B 29/02 H04Q 9/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】監視区域内で発生する異常をセンサが検出
    したときに、操作器の操作により設定された監視区域内
    の警備状態に応じて電話網を介して遠隔の監視センタに
    警報を送信する警備装置であって、 操作器から入力信号に応じて監視区域内の警備状態を切
    り換え、監視区域の警備状態に応じてセンサからの入力
    信号を通信制御部に出力するとともに起動信号を自動ダ
    イヤル部に出力する制御部と、 少なくとも監視センタを含む1箇所の通報先の電話番号
    を予め記憶し、制御部からの起動信号が入力されると記
    憶された電話番号を出力する自動ダイヤル部と、少なく
    とも1箇所の電話番号を予め記憶し、通信制御部からの
    電話番号が入力されると記憶された電話番号を照合し、
    電話番号が一致したときは一致信号を出力し、電話番号
    が一致しなかったとき、または、電話番号を通知しない
    旨の信号が入力されたときは不一致信号を通信制御部に
    出力する番号照合部と、 自動ダイヤル部から電話番号が入力されると、入力され
    た電話番号を送受信部に出力し、送受信部を介して入力
    される電話網からの受信信号をもとに回線が接続された
    ことを確認すると、制御部からの入力信号を送受信部に
    出力し、電話網から送信される発信者の電話番号、また
    は、電話番号を通知しない旨の信号が送受信部を介して
    入力される入力信号を番号照合部へ出力し、番号照合部
    からの不一致信号が入力されたときは電話網と回線の接
    続動作を中止し、番号照合部からの一致信号が入力され
    たときは電話網と回線の接続動作を行う通信制御部と、 通信制御部からの入力信号を電話網へ送信し、電話網か
    受信した電話番号もしくは通知しない旨の信号を通信
    制御部へ出力し、通信制御部からの電話番号を電話網へ
    送信する送受信部とから構成されることを特徴とする警
    備装置。
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