JP3373994B2 - 単相モータの制御装置並びに該単相モータの制御装置を用いたアクチュエータ - Google Patents

単相モータの制御装置並びに該単相モータの制御装置を用いたアクチュエータ

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JP3373994B2
JP3373994B2 JP02692896A JP2692896A JP3373994B2 JP 3373994 B2 JP3373994 B2 JP 3373994B2 JP 02692896 A JP02692896 A JP 02692896A JP 2692896 A JP2692896 A JP 2692896A JP 3373994 B2 JP3373994 B2 JP 3373994B2
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勇人 吉野
守 川久保
勝啓 小田
博文 西村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば空気調和
機や換気扇の送風機などに用いられる単相モータの制御
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図32は、例えば特開昭56−3372
4号公報に記された従来の交流電圧制御装置を示すもの
であり、図32において、1は交流電源、2は負荷、3
はスイッチング回路、4はフライホイール回路、9、1
0はスイッチング用トランジスタ、11、12はフライ
ホイール用トランジスタ、13〜16はダイオードであ
る。
【0003】次に動作について説明する。交流電源1の
正負両方向において、電源周波数よりも高い周波数でス
イッチング用トランジスタ9、10をスイッチングさせ
て、負荷2に印加される交流電圧の平均値を制御する。
スイッチング用トランジスタ9、10がオフの時にもフ
ライホイール用トランジスタ11、12をそれぞれオン
させることによって誘導性負荷である負荷2の電流を流
し続けることができる。例えば、交流電源1の正の半周
期においてはスイッチング用トランジスタ10をスイッ
チングさせる。スイッチング用トランジスタ10がオフ
の時は、フライホイール用トランジスタ12をオンさせ
ることにより、負荷2に電流を流し続けることが可能で
ある。ダイオード13〜16は各トランジスタに逆方向
電圧がかからないように接続されている。
【0004】このように、正負のいずれの方向でもスイ
ッチング用トランジスタ9、10がオフの時もフライホ
イール用トランジスタ11、12により負荷2の電流の
経路を生成するため、電流が遮断することなく連続して
交流電圧の制御を行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の交流電圧制御装
置は以上のように構成されているので、各トランジスタ
のエミッタ側が互いに接続されていないため、トランジ
スタ1つにつき駆動用の電源がそれぞれ1つ必要であ
り、合計4つの駆動電源が必要となり、駆動電源を生成
する電源回路が大型になり、コストが高くなるという問
題点があった。
【0006】また、フライホイール用トランジスタ1
1、12は交流電源1の正負の半周期毎に切り替える必
要があるが、切替タイミングに時間差を設けていないた
め、切替時に負荷2の端子間にサージ電圧を発生するこ
とがあり、回路が破壊する可能性がある。
【0007】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、低コストで信頼性の高い単相モ
ータの制御装置を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の単相モータの
制御装置は、電源周波数よりも高い周波数で正負両方向
のスイッチングを行うように交流電源と単相モータとの
間に接続されたスイッチング回路と、正負両方向のフラ
イホイーリングを行うように単相モータの端子間に接続
されたフライホイール回路と、交流電源の電圧を検出す
るゼロクロス検出回路と、スイッチング回路の主スイッ
チング素子に入力するパルス信号を生成する発振回路
と、ゼロクロス検出回路により検出した電圧によりスイ
ッチング回路の主スイッチング素子に入力するパルス信
号の切替を行うスイッチング切替回路と、スイッチング
回路の主スイッチング素子のオフ時に単相モータに流れ
る電流をフライホイール回路に流すようにゼロクロス検
出回路により検出した電圧によりフライホイール回路の
スイッチング素子を制御するフライホイール切替回路と
を備え、スイッチング切替回路とフライホイール切替回
路の切替タイミングに時間差を持たせたことを特徴とす
る。
【0009】請求項2の単相モータの制御装置は、請求
項1記載のものにおいて、スイッチング回路とフライホ
イール回路に、二つのトランジスタのエミッタ側を互い
に接続し、トランジスタの夫々にダイオードを逆並列接
続したものを用いたことを特徴とする。
【0010】請求項3の単相モータの制御装置は、請求
項1記載のものにおいて、スイッチング回路とフライホ
イール回路に、二つのトランジスタのコレクタ側を互い
に接続し、トランジスタの夫々にダイオードを逆並列接
続したものを用いたことを特徴とする。
【0011】請求項4の単相モータの制御装置は、請求
項1記載のものにおいて、スイッチング回路に二つのト
ランジスタのエミッタ側を互いに接続し、トランジスタ
の夫々にダイオードを逆並列接続したものを用い、フラ
イホイール回路にトランジスタを逆並列接続したものを
用いたことを特徴とする。
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】請求項の単相モータの制御装置は、請求
項1記載のものにおいて、スイッチング回路の主スイッ
チング素子に入力するパルス信号の入力を終了し、主ス
イッチング素子をフル通電させるようにスイッチング切
替回路を制御した後、フライホイール切替回路によりフ
ライホイール回路のスイッチング素子をオフさせること
を特徴とする。
【0016】請求項の単相モータの制御装置は、請求
項1記載のものにおいて、フライホイール切替回路によ
りフライホイール回路のスイッチング素子をフル通電さ
せた後に、スイッチング回路の主スイッチング素子にパ
ルス信号を入力させるようにスイッチング切替回路を制
御することを特徴とする。
【0017】請求項の単相モータの制御装置は、請求
項1記載のものにおいて、スイッチング回路の主スイッ
チング素子に入力するパルス信号の入力を終了し、主ス
イッチング素子をフル通電させるようにスイッチング切
替回路を制御した後、フライホイール切替回路によりフ
ライホイール回路のスイッチング素子をオフさせると共
に、フライホイール切替回路によりフライホイール回路
のスイッチング素子をフル通電させた後に、スイッチン
グ回路の主スイッチング素子にパルス信号を入力させる
ようにスイッチング切替回路を制御することを特徴とす
る。
【0018】請求項の単相モータの制御装置は、請求
項1又は請求項又は請求項又は請求項記載のもの
において、スイッチング回路にMOS−FETを用いる
ことを特徴とする。
【0019】請求項の単相モータの制御装置は、請求
項1又は請求項又は請求項又は請求項記載のもの
において、フライホイール回路にMOS−FETを用い
ることを特徴とする。
【0020】請求項1の単相モータの制御装置は、請
求項1又は請求項又は請求項又は請求項記載のも
のにおいて、スイッチング回路及びフライホイール回路
にMOS−FETを用いることを特徴とする。
【0021】請求項1の単相モータの制御装置は、請
求項1記載のものにおいて、単相モータに流れる電流値
を検出する電流値検出手段を備え、電流値検出手段によ
り検出した前記単相モータの電流値が予め設定した電流
値を越えた場合は、スイッチング回路の主スイッチング
素子をオフさせるようにスイッチング切替回路を制御す
ることを特徴とする。
【0022】請求項1の単相モータの制御装置は、請
求項1記載のものにおいて、発振回路、スイッチング切
替回路及びフライホイール切替回路の信号のディジタル
化を行うディジタル回路を有することを特徴とする。
【0023】請求項1の単相モータの制御装置は、請
求項1記載のものにおいて、単相モータの回転数を検
出する回転数検出素子を備え、回転数検出素子により検
出したモータ回転数に応じて、パルス信号のオン・オフ
比を制御することを特徴とする。
【0024】請求項1の単相モータの制御装置は、請
求項1記載のものにおいて、スイッチング回路に入力
するパルス信号のオン・オフ比に応じてパルス信号のス
イッチング周波数を制御することを特徴とする。
【0025】請求項1の単相モータの制御装置は、請
求項1記載のものにおいて、単相モータの起動時にお
いて、パルス信号のオン・オフ比が予め設定した値にな
るまで、徐々にオンの比を大きくするようにパルス信号
を制御することを特徴とする。
【0026】請求項1のアクチュエータは、請求項1
〜1の何れかに記載の単相モータの制御装置を用いた
ことを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明の実施の形態1を図にて
説明する。図1はこの発明の実施の形態1による単相モ
ータの制御装置のブロック図である。図において、1は
交流電源、2は単相誘導モータ、3はスイッチング回
路、9及び10はスイッチング用トランジスタ、4はフ
ライホイール回路、11及び12はフライホイール用ト
ランジスタ、13〜16はダイオード、5は交流電源1
の電圧を検出するゼロクロス検出回路、6はスイッチン
グ回路3に入力するパルス信号を生成する発振回路、7
はゼロクロス検出回路5で検出した電圧によりスイッチ
ング用トランジスタ9及び10の切替を行うスイッチン
グ切替回路、8はスイッチング回路3の状態に応じてフ
ライホイール用トランジスタ11及び12の切替を行う
フライホイール切替回路より構成される制御回路であ
る。スイッチング回路3は、スイッチング用トランジス
タ9及び10のエミッタ側を互いに接続し、並列にダイ
オード13及び14が接続されている。フライホイール
回路4はスイッチング回路3と同一の回路構成である。
【0028】次にこの実施の形態1の動作について説明
する。図2はこの発明の実施の形態1による単相モータ
の制御装置の動作タイミング図で、交流電源1の電圧波
形及び単相誘導モータ2の電流波形、発振回路6のパル
ス信号波形、スイッチング用トランジスタ9及び10の
駆動波形、フライホイール用トランジスタ11及び12
の駆動波形、単相誘導モータ2に印加される電圧波形の
動作タイミングを示している。
【0029】図1及び図2において、発振回路6はスイ
ッチング回路3に入力するパルス信号の生成を常時行
う。交流電源1の正の半周期T1間において、スイッチ
ング切替回路7によりスイッチング用トランジスタ10
に発振回路6により生成したパルス信号を入力してスイ
ッチングを行い、スイッチング用トランジスタ9には駆
動電圧を入力して常にオンさせる。またT1間において
は、フライホイール切替回路8によりフライホイール用
トランジスタ12をオンさせる。ここで交流電源1の電
圧と電流の同位相であるT1a間は、単相誘導モータ2
には(A)の方向に電流が流れる。
【0030】スイッチング用トランジスタ10がオンの
ときは、交流電源1→単相誘導モータ2→スイッチング
用トランジスタ10→ダイオード13→交流電源1の経
路で電流が流れる。スイッチングがオフしても、単相誘
導モータ2は誘導性負荷であるため、電流を流し続けよ
うとする。スイッチング用トランジスタ10がオフした
ときは単相誘導モータ2→フライホイール用トランジス
タ12→ダイオード15→単相誘導モータ2の経路で電
流を(A)の方向に流し続ける。
【0031】また、交流電源1の電圧と電流の位相が反
転するT1b間では、単相誘導モータ2には(B)の方
向に電流が流れる。この期間では、スイッチング用トラ
ンジスタ9が常にオンしているので、交流電源1→スイ
ッチング用トランジスタ9→ダイオード14→単相誘導
モータ2→交流電源1の経路で電流が流れる。スイッチ
ング用トランジスタ9をスイッチングさせないで常にオ
ンしているのは、T1b間でスイッチングを行うと、ス
イッチングがオフしたときにフライホイール用トランジ
スタ11がオフしているためフライホイール回路4が正
常に動作せず、単相誘導モータ2の電流の経路が遮断さ
れてサージ電圧が発生するため、この期間では、スイッ
チングは停止する。T1b間では、単相誘導モータ2に
は交流電源1の電圧がそのまま印加されるため、電流の
経路が遮断されることがなく、単相誘導モータ2の端子
間のサージの発生を防止する。
【0032】ゼロクロス検出回路5により検出した電圧
によって、スイッチング切替回路7はスイッチング用ト
ランジスタ9及び10の切替を行い、スイッチング用ト
ランジスタ9により電源電圧のスイッチングを行う。さ
らにフライホイール切替回路8はフライホイール用トラ
ンジスタ11及び12の切替を行い、負の半周期T2間
では、前述と同様の動作を行う。
【0033】ここでの切替動作について説明する。図3
はこの発明の実施の形態1による単相モータの制御装置
の動作タイミング図で、ゼロクロス検出回路により検出
した電圧のゼロクロス近傍における電圧波形、スイッチ
ング用トランジスタ9及び10の駆動波形、フライホイ
ール用トランジスタ11及び12の駆動波形の動作タイ
ミングを示している。
【0034】フライホイール回路4はゼロクロス検出回
路5により検出した電圧ゼロクロスタイミングでフライ
ホイール用トランジスタ11及び12の切替を行い、ス
イッチング回路3は検出した電圧がゼロより高い電圧、
例えば検出電圧値=±10Vのタイミングでスイッチン
グとフル通電の切替を行うことにより、スイッチング回
路3とフライホイール回路4の切替タイミングに例えば
200μsec程度の時間差を設ける。つまり、スイッ
チング動作が終了してからフライホイールが切り替わる
まで200μsccの時間差が生じることになる。単相
誘導モータ2の端子間のサージは電流の経路が遮断され
るときに生じるが、ここでは200μsecの時間差を
設けて切替を行っているため、電流の経路は常に生成さ
れ、サージの発生を確実に防止することが可能である。
【0035】発振回路6において生成するパルス信号の
オン・オフ比(以下、オンDuty)を変化させて、単
相誘導モータ2に印加される交流電圧の平均値の制御を
行う。
【0036】この場合、スイッチング回路3及びフライ
ホイール回路4に用いたトランジスタをそれぞれ同一の
電源で駆動できるため、合計2つの電源で駆動すること
ができ、回路が簡素になり、低コスト化が実現できる。
またスイッチング回路3とフライホイール回路4の切替
タイミングに時間差を設けてあるので、切替タイミング
に誤差が生じた場合でもサージの発生を防止して回路の
破壊を防止し、信頼性の高い単相モータの制御装置が得
られる。
【0037】実施の形態2.以下、この発明の実施の形
態2を図について説明する。図4はこの発明の実施の形
態2による単相モータの制御装置のブロック図で、図1
に示すスイッチング用トランジスタ9及び10と、フラ
イホイール用トランジスタ11及び12と、ダイオード
13〜16の接続を逆向きに接続したスイッチング回路
3とフライホイール回路4を用いることによって構成さ
れる。
【0038】ここでの基本的な制御動作は実施の形態1
と同一である。この場合、スイッチング回路3とフライ
ホイール回路4はトランジスタのコレクタ側が接続され
ているため、トランジスタの形状が例えばTO220の
ようにコレクタ側が絶縁されていない非絶縁の素子を用
いて同一の放熱用フィンを使用する場合にも互いの素子
を絶縁する必要がなく、絶縁シートが不要になり、低コ
スト化が実現できる。
【0039】実施の形態3.以下、この発明の実施の形
態3を図について説明する。図5はこの発明の実施の形
態3による単相モータの制御装置のブロック図で、図1
に示すフライホイール回路4にトランジスタとダイオー
ドを接続し、それぞれを並列接続したものを用いる構成
である。
【0040】ここでの基本的な制御動作は実施の形態1
と同一である。この場合、スイッチング回路3のスイッ
チング用トランジスタ9及び10を同一の電源で駆動で
きるため、回路が簡素になり、小型化、低コスト化が実
現できる。
【0041】実施の形態4.以下、この発明の実施の形
態4を図について説明する。図6はこの発明の実施の形
態4による単相モータの制御装置のブロック図であり、
図6において、1は交流電源、2は単相誘導モータ、3
はスイッチング回路、9及び10はスイッチング用トラ
ンジスタ、4はフライホイール回路、11及び12はフ
ライホイール用トランジスタ、13〜16はダイオー
ド、5は交流電源1の電圧を検出するゼロクロス検出回
路、6はスイッチング回路3に入力するパルス信号を生
成する発振回路、8はゼロクロス検出回路5で検出した
電圧によりフライホイール用トランジスタ11及び12
の切替を行うフライホイール切替回路より構成される制
御回路である。
【0042】ここでのフライホイール切替回路8の制御
動作は実施の形態1と同一である。
【0043】図7はこの発明の実施の形態4による単相
モータの制御装置の動作タイミング図であり、交流電源
1の電圧波形、スイッチング用トランジスタ9及び10
の駆動波形である発振回路6のパルス信号波形、フライ
ホイール用トランジスタ11及び12の駆動波形、単相
誘導モータ2に印加される電圧波形の動作タイミングを
示している。
【0044】交流電源1の電圧と単相誘導モータ2の電
流の位相差が小さいモータを制御する場合はサージの発
生量が少なく、スイッチング用トランジスタ9及び10
の切替を行う必要ないため、図1に示すスイッチング切
替回路7が不要になり、発振回路6によりスイッチング
回路3の直接駆動が可能である。このため、制御回路が
簡素になり、回路の小型化、低コスト化が実現できる。
【0045】図8はこの実施の形態での別の回路構成で
ある。スイッチング回路3の切替を行う必要がないた
め、スイッチング回路3にスイッチング用トランジスタ
17とダイオードブリッジ18を用いた構成でも同様の
制御動作が可能である。
【0046】実施の形態5.以下、この発明の実施の形
態5を図について説明する。図9はこの発明の実施の形
態5による単相モータの制御装置のブロック図であり、
図6に示す制御装置に単相誘導モータ2に流れる電流の
方向を検出する電流方向検出手段19を付加したもので
ある。
【0047】次にこの実施の形態の動作について説明す
る。ここでの基本的な制御動作は実施の形態4と同一で
ある。図10は交流電源1の電圧波形及び単相誘導モー
タ2の電流波形、スイッチング用トランジスタ9及び1
0の駆動波形、フライホイール用トランジスタ11及び
12の駆動波形の動作タイミングを示している。電流方
向検出手段19により単相誘導モータ2に流れる電流の
方向を検出し、電流と交流電源1の電圧の極性が反転す
る期間ではスイッチング回路3のスイッチングを停止さ
せ、フル通電にするように発振回路6の制御を行う。
【0048】電圧と電流の極性の反転する期間でスイッ
チングを行うと、スイッチング回路3がオフしたとき
に、フライホイール回路4が正常に動作しないため、単
相誘導モータ2の電流の経路が遮断され、単相誘導モー
タ2の端子間にサージが発生し、回路破壊の可能性があ
るが、この方式により、サージの発生を確実に防止し、
信頼性の高い単相モータの制御装置を得ることができ
る。
【0049】実施の形態6.以下、この発明の実施の形
態6を図について説明する。図11はこの発明の実施の
形態6による単相モータの制御装置のブロック図であ
り、図6に示す制御装置の単相誘導モータ2の端子間に
サージ吸収素子20を付加したものである。ここでの基
本的な制御動作は実施の形態4と同一である。
【0050】この場合、電圧と電流の極性が反転する期
間でスイッチングを行い、単相誘導モータ2の端子間に
サージを発生したときにも、サージ吸収素子20により
サージを吸収することにより、回路破壊を防止して信頼
性の高い単相モータの制御装置を得ることができる。
【0051】実施の形態7.以下、この発明の実施の形
態7を図について説明する。回路構成は実施の形態1か
ら実施の形態3と同一の場合について示し、基本的な制
御動作は前述の通りである。次にこの実施の形態の動作
について説明する。図12はこの発明の実施の形態7に
よる単相モータの制御装置の動作タイミング図であり、
ゼロクロス検出回路5において検出した電圧のゼロクロ
ス近傍における検出電圧波形、スイッチング用トランジ
スタ9の駆動波形、フライホイール用トランジスタ11
の駆動波形の動作タイミングを示している。
【0052】図12において、ゼロクロス検出回路5に
より検出した電圧が負から正に変化するゼロクロス近傍
では、検出電圧ゼロよりもTd1間前にスイッチング用
トランジスタ9へのパルス信号の入力を終了し、駆動電
圧を入力することによりフル通電にする。また検出電圧
ゼロよりTd2間前にフライホイール用トランジスタ1
1をオフさせる。このときのTd1及びTd2の関係を
(1)式に示す。
【0053】
【数1】
【0054】ここで、Td1及びTd2の生成方法の一
例について説明する。交流電源1の電源電圧がAC10
0V、電源周波数が50Hzの場合において、ゼロクロ
ス検出回路5における検出電圧値が例えば8.88Vの
時は、検出電圧ゼロに対して、(2)式より200μs
ecの時間差があり、検出電圧値=8.88Vでスイッ
チング切替回路7を制御することにより、検出電圧ゼロ
に対して200μsecの時間差を設けることができ
る。
【0055】
【数2】
【0056】同様にして、フライホイール切替回路11
は、検出電圧値=4.44Vで切り替えることによりT
d2=100μsecの時間差を設けることができる。
ここで、切替タイミングを生成する検出電圧を変えるこ
とにより、時間差を任意に設定することができる。
【0057】例えば、Td1=200μsec、Td2
=100μsecとすると、ゼロクロス検出回路5によ
り検出した電圧ゼロに対してスイッチング用トランジス
タ9は200μsec前にスイッチングを停止してフル
通電をし、フライホイール用トランジスタ11は100
μsec前にオフする。この場合、検出した電圧ゼロが
交流電源1の電圧ゼロクロスに対して遅れても、ゼロク
ロス検出回路5の検出誤差に100μsecの検出有余
があるため、フライホイール回路4の誤動作を防止する
ことができる。また、スイッチング回路3とフライホイ
ール回路4の切替タイミングには200−100=10
0μsecの時間差があり、切替タイミングの切替誤差
にも有余がある。
【0058】図13はこの発明の実施の形態7による単
相モータの制御装置の動作タイミング図であり、図にお
いて、正から負に変化する電圧ゼロクロス近傍では、ゼ
ロクロス検出回路5により検出した電圧ゼロよりもTd
1間前にスイッチング用トランジスタ10へのパルス信
号の入力を終了し、駆動電圧を入力することによりフル
通電にする。また検出した電圧ゼロよりTd2間前にフ
ライホイール用トランジスタ12をオフさせる。
【0059】この場合、交流電源1の電圧ゼロクロスに
対してゼロクロス検出回路5により検出した電圧ゼロク
ロスが多少遅れてズレが生じてもTd2間の検出有余を
持たせることにより、ゼロクロス検出回路5で検出する
電圧ゼロクロスが遅れるような回路構成においては、フ
ライホイール回路4の誤動作による電源短絡を防止する
ことができる。さらにスイッチング回路3とフライホイ
ール回路4にTd1−Td2の切替有余があるため、切
替タイミングに誤差が生じても、サージの発生を防止す
ることができる。この方式により、信頼性の高い単相モ
ータの制御装置を得ることができる。
【0060】実施の形態8.以下、この発明の実施の形
態8を図について説明する。回路構成は実施の形態1か
ら実施の形態3と同一の場合について示し、基本的な制
御動作は前述の通りである。
【0061】次にこの実施の形態の動作について説明す
る。図14はこの発明の実施の形態8による単相モータ
の制御装置の動作タイミング図であり、ゼロクロス検出
回路5において検出した電圧のゼロクロス近傍における
検出電圧波形、スイッチング用トランジスタ9の駆動波
形、フライホイール用トランジスタ11の駆動波形の動
作タイミングを示している。
【0062】図14において、ゼロクロス検出回路5に
より検出した電圧が正から負に変化するゼロクロス近傍
では、ゼロクロス検出回路5により検出した電圧ゼロク
ロスからTd4間後にフライホイール用トランジスタ1
1をオンさせ、電圧ゼロクロスからTd3間後にスイッ
チング用トランジスタ9にパルス信号の入力を開始させ
る。このときのTd3及びTd4の関係を(3)式に示
す。
【0063】
【数3】
【0064】Td3及びTd4の生成は実施の形態7と
同様の方法により可能である。例えば、Td3=200
μsec、Td4=100μsecとすると、ゼロクロ
ス検出回路5により検出した電圧ゼロに対してスイッチ
ング用トランジスタ9は200μsec後にフル通電か
らスイッチングを開始し、フライホイール用トランジス
タ11は100μsec後からオンする。この場合、ゼ
ロクロス検出回路5の検出誤差に100μsecの検出
有余があるため、フライホイール回路4の誤動作を防止
することができる。また、スイッチング回路3とフライ
ホイール回路4の切替タイミングには200−100=
100μsecの時間差があり、切替タイミングの切替
誤差にも有余がある。
【0065】図15はこの発明の実施の形態8による単
相モータの制御装置の動作タイミング図であり、図にお
いて、正から負に変化する電圧ゼロクロス近傍では、ゼ
ロクロス検出回路5により検出した電圧ゼロよりもTd
4間後にフライホイール用トランジスタ11をオンさ
せ、電圧ゼロクロスよりもTd3間後にスイッチング用
トランジスタ9にパルス信号の入力を開始させる。
【0066】この場合、交流電源1の電圧ゼロクロスに
対してゼロクロス検出回路5により検出した電圧ゼロク
ロスが多少進んでズレが生じてもTd4の時間分の検出
有余を持たせてあるので、ゼロクロス検出回路5で検出
する電圧ゼロクロスが進むような回路構成においては、
フライホイール回路4の誤動作による電源短絡を防止す
る。さらにスイッチング回路3とフライホイール回路4
にTd3−Td4の切替有余があるため、切替タイミン
グに誤差が生じても、サージの発生を防止することがで
きる。この方式により、信頼性の高い単相モータの制御
装置を得ることができる。
【0067】実施の形態9.以下、この発明の実施の形
態9を図について説明する。回路構成は実施の形態1か
ら実施の形態3と同一の場合について示し、制御動作は
実施の形態7及び実施の形態8の動作を同時に行うもの
である。
【0068】次にこの実施の形態の動作について説明す
る。図16及び図17はこの発明の実施の形態9による
単相モータの制御装置の動作タイミング図であり、ゼロ
クロス検出回路5において検出した電圧のゼロクロス近
傍における検出電圧波形、スイッチング用トランジスタ
9及び10の駆動波形、フライホイール用トランジスタ
11及び12の駆動波形の動作タイミングである。Td
1〜Td4の生成方法は実施の形態7と同様である。
【0069】この場合、ゼロクロス検出回路5により検
出した電圧ゼロクロス前後にTd1+Td3間スイッチ
ングを停止してフル通電を行い、またスイッチング回路
3とフライホイール回路4の切替タイミングにTd2及
びTd4の時間差を設けているため、ゼロクロス検出回
路5における電圧ゼロクロスに検出誤差や切替タイミン
グに誤差が生じてもサージの発生を確実に防止すること
ができ、信頼性の高い単相モータの制御装置を得ること
ができる。
【0070】実施の形態10.以下、この発明の実施の
形態10を図について説明する。図18はこの発明の実
施の形態10による単相モータの制御装置のブロック図
であり、図1に示すスイッチング用トランジスタ9及び
10と、並列に接続されたダイオード13及び14の代
わりに、MOS−FET21及び22からなるスイッチ
ング回路3を用いることによって構成されている。
【0071】ここでの基本的な制御動作は実施の形態1
と同一である。ここで用いられているMOS−FET
は、電圧駆動型のスイッチング素子であり、高速スイッ
チングが可能な低損失な素子である。またドレイン・ソ
ースの端子間には寄生のダイオードが存在するという特
徴が挙げられる。
【0072】この場合は、スイッチング回路3にMOS
−FETを用いているので、図1に示したトランジスタ
を用いた回路構成に比べて高速スイッチングが可能にな
り、発振回路6で生成するパルス信号のスイッチング周
波数を可聴周波数以上の例えば20kHzに設定する
と、スイッチング音が聞こえなくなり、低騒音、低振動
な単相モータの制御装置が得られる。
【0073】実施の形態11.この発明の実施の形態1
1を図について説明する。図19はこの発明の実施の形
態11による単相モータの制御装置のブロック図であ
り、図18に示すフライホイール用トランジスタ11及
び12と、並列に接続されたダイオード15及び16の
代わりに、MOS−FET23及び24からなるフライ
ホイール回路4を用いることによって構成されている。
【0074】ここでの基本的な制御動作は実施の形態1
と同一であるが、この場合はスイッチング回路3及びフ
ライホイール回路4にMOS−FETを用いているの
で、MOS−FETのドレイン・ソース端子間に内蔵さ
れている寄生ダイオードを用いることにより、図1に示
したダイオード13〜16が不要になり、回路の簡素
化、低コスト化が実現できる。またこの構成では、トラ
ンジスタを用いた構成に比べ、回路損失が低く省エネル
ギー化が実現できる。
【0075】実施の形態12.以下、この発明の実施の
形態12を図について説明する。図20はこの発明の実
施の形態12による単相モータの制御装置のブロック図
であり、図1に示す制御装置に単相誘導モータ2に流れ
る電流値を検出する電流値検出手段25を付加したもの
である。
【0076】次にこの実施の形態の動作について説明す
る。ここでの基本的な制御動作は実施の形態1と同一で
ある。図21は単相誘導モータ2に流れる電流値、スイ
ッチング用トランジスタ9及び10の駆動波形、フライ
ホイール用トランジスタ11及び12の駆動波形の動作
タイミングを示している。図21はこの発明の実施の形
態12による単相モータの制御装置の動作タイミング図
であり、図において、電流値検出手段25により検出し
た電流値が予め設定された設定値を超えたとき、過電流
が流れていると判断して、スイッチング切替回路7によ
りスイッチング用トランジスタ9及び10をオフして、
単相誘導モータ2への電圧の印加を停止する。検出した
電流値が設定値より低くなったときに、実施の形態1に
示す制御動作を再び実施する。
【0077】この場合、単相誘導モータ2に過電流が流
れた場合でも制御装置に保護が働くため、回路破壊を防
止することができ、信頼性の高い単相モータの制御装置
を得ることができる。
【0078】実施の形態13.この発明の実施の形態1
3を図について説明する。図22はこの発明の実施の形
態13による単相モータの制御装置のブロック図であ
り、図1に示す発振回路6、スイッチング切替回路7、
フライホイール切替回路8をマイクロコンピュータ(以
下、マイコンと称す)やロジック回路などのディジタル
回路26を用いることによって構成されている。
【0079】ここでの基本的な制御動作は実施の形態1
と同一である。なおこの実施の形態での回路構成は、ト
ランジスタとダイオードの代わりにMOS−FETを用
いた構成でもよく、また実施の形態5で示した電流方向
検出手段19や実施の形態12で示した電流値検出手段
25などを付加した回路構成でもよい。
【0080】図23はこの発明の実施の形態13による
単相モータの制御装置の動作タイミング図であり、交流
電源1の電圧波形、ゼロクロス検出回路5により検出し
た電圧ゼロクロス信号、スイッチング用及びフライホイ
ール用トランジスタ9〜12の駆動波形の動作タイミン
グを示している。
【0081】図23において、ゼロクロス検出回路5に
より検出した電圧ゼロクロスポイントAからマイコンの
タイマによりTd5間カウントさせた後、フライホイー
ル用トランジスタ12をオンさせる。またポイントAか
らタイマによりTd7間カウントさせた後、スイッチン
グ用トランジスタ10をフル通電モードからスイッチン
グモードに切り替える。
【0082】また、ポイントAからTd7+Td8間後
にスイッチング用トランジスタ10をフル通電モードに
切り替え、さらにポイントAからTd5+Td6間後に
フライホイール用トランジスタ12をオフさせる。この
ときの関係式を(4)及び(5)式に示す。
【0083】
【数4】
【0084】
【数5】
【0085】さらに、ゼロクロス検出回路5により検出
した電圧ゼロクロスポイントBからスイッチング用トラ
ンジスタ9及びフライホイール用トランジスタ11の切
替動作を前述と同様に実施する。
【0086】この場合、切替タイミングの生成をマイコ
ンのタイマを使用して制御するため、時間のバラツキを
抑えることができ、きめ細かな制御が可能になる。ま
た、図1に示した発振回路6、スイッチング切替回路7
及びフライホイール切替回路8が不要となるため、制御
回路が簡素になり、小型化、低コスト化が実現できる。
【0087】実施の形態14.この発明の実施の形態1
4を図について説明する。図24はこの発明の実施の形
態14による単相モータの制御装置のブロック図であ
り、図22に示す制御装置に単相誘導モータ2の回転数
を検出する回転数検出素子27を付加したものである。
【0088】次にこの実施の形態の動作について説明す
る。ここでの基本的な制御動作は実施の形態1と同一で
ある。図25はこの方式の制御フローを示している。ス
テップ30において、回転数検出素子27により単相誘
導モータ2の回転数を検出し、ステップ31において、
検出回転数と目標回転数が等しいかを判定する。等しく
なかった場合は、ステップ32において、検出回転数が
目標回転数より高いかを判定する。高かった場合は、ス
テップ33において、オンDutyを下げてからステッ
プ30に戻り、再度動作を繰り返す。また、検出回転数
が目標回転数より低かった場合は、ステップ34におい
て、オンDutyを上げてからステップ30に戻り、再
度動作を繰り返し、ステップ31において、検出回転数
と目標回転数が等しくなるまで、同様の動作を繰り返
し、正規の動作に戻る。
【0089】この場合、負荷のトルク変動に対しても、
回転数が変動しない単相モータの制御装置が得られる。
またこの実施の形態の単相モータの制御装置を空気調和
機や換気扇などの送風機に用いた場合、負荷変動が生じ
ても風量を一定に保ったままの制御が可能となる。
【0090】実施の形態15.この発明の実施の形態1
5を図について説明する。図26はこの発明の実施の形
態15による単相モータの制御装置の発振回路6のパル
ス信号のオンDutyに対するスイッチング周波数(以
下、fswと称す)を示したグラフである。
【0091】次にこの実施の形態の動作について説明す
る。ここでの基本的な制御動作は実施の形態1と同一で
ある。図27はこの方式の制御フローを示しており、図
28はパルス信号のオンDutyに対するfswを示し
ている。図27のステップ40において、現在出力して
いるオンDutyを変更するか判断する。変更する必要
がなければ、そのまま正規の動作に戻る。変更する必要
がある場合、ステップ41において、図28に示すよう
なオンDutyに対するfswを設定し、ステップ42
において、設定されたオンDutyとfswを出力し、
正規の動作に戻る。
【0092】オンDutyが小さいときは、単相誘導モ
ータ2の回転数は低く、回転音も小さいため、スイッチ
ング音が非常に耳障りになる。このときは、fswを可
聴周波数以上の例えば20kHzに設定することによ
り、耳障りなスイッチング音の発生を防止する。オンD
utyが大きくなると、単相誘導モータ2の回転音が大
きくなり、スイッチング音が聞こえにくくなるため、f
swを例えば15kHzまで低くして、スイッチング回
路3のスイッチングによる回路損失を低減することによ
り、省エネルギー化を実現することができる。
【0093】またこの実施の形態の単相誘導モータの制
御装置を空気調和機や換気扇などの送風機に用いた場
合、単相誘導モータ2の回転音よりも送風音が支配的に
なり、送風音が大きくなるため、fswをさらに下げる
ことができ、より一層の省エネルギー化が可能である。
【0094】実施の形態16.この発明の実施の形態1
6を図について説明する。図29はこの発明の実施の形
態16による単相モータの制御装置の単相誘導モータ2
の起動時における発振回路6のパルス信号のオンDut
yの変化を示したものである。
【0095】次にこの実施の形態の動作について説明す
る。ここでの基本的な制御動作は実施の形態1と同一で
ある。図30はこの方式の制御フローを示しており、図
31は起動時間に対するパルス信号のオンDutyを示
している。図30のステップ50において、目標回転数
に応じたオンDuty(Dx)を設定し、ステップ51
において、起動時間Tn(n=1)を設定し、ステップ
52において、図31に示すような起動時間Tnに対す
るオンDuty(Dn)を出力する。続いてステップ5
3において、ステップ52で設定したDnがステップ5
0で設定したDxより大きいかを判定する。大きかった
場合は、起動時の制御フローを終了し、正規の動作に戻
る。
【0096】DnがDxより小さかった場合は、ステッ
プ54において、ステップ51で設定したTnが経過し
たかを判定し、Tnが経過するまでステップ52で設定
したDnを出力し続ける。Tnが経過した場合、ステッ
プ55において、Tnを更新してからステップ52に戻
り、再度動作を行い、ステップ53でDnがDxより大
きくなるまで、動作を繰り返す。
【0097】この場合、オンDutyが大きい状態で単
相誘導モータ2の起動を行うと、起動時の電流が増大
し、回路が破壊する可能性があるが、この実施の形態に
よる方式により、起動時の電流を抑制し、回路の破壊を
防止することができ、信頼性の高い単相モータの制御装
置を得ることができる。
【0098】
【発明の効果】請求項1の単相モータの制御装置は、ス
イッチング切替回路とフライホイール切替回路の切替タ
イミングに時間差を持たせたので、切替タイミングに誤
差が生じた場合でもサージの発生を防止して回路の破壊
を防止し信頼性の高いものが得られる。
【0099】請求項2の単相モータの制御装置は、スイ
ッチング回路とフライホイール回路に用いたトランジス
タを同一の電源で駆動できるため、回路が簡素になり低
コスト化が実現できる。
【0100】請求項3の単相モータの制御装置は、トラ
ンジスタに非絶縁の素子を用いて同一の放熱用フィンを
使用する場合でも互いの素子を絶縁する必要がないた
め、絶縁シートが不要になり低コスト化が実現できる。
【0101】請求項4の単相モータの制御装置は、スイ
ッチング回路の二つのトランジスタを一つの電源で駆動
できるため、回路が簡素になり低コスト化が実現でき
る。
【0102】
【0103】
【0104】
【0105】請求項の単相モータの制御装置は、ゼロ
クロス検出に遅れが生じた場合でも、フライホイール切
替タイミングに時間差を設けることにより電源短絡を防
止できる。さらに、スイッチング回路とフライホイール
回路の切替タイミングにも時間差を設けることにより、
切替タイミングに誤差が生じた場合でもサージの発生を
防止して回路の破壊を防止し、信頼性の高いものが得ら
れる。
【0106】請求項の単相モータの制御装置は、ゼロ
クロス検出に進みが生じた場合でも、フライホイール切
替タイミングに時間差を設けることにより電源短絡を防
止できる。さらに、スイッチング回路とフライホイール
回路の切替タイミングにも時間差を設けることにより、
切替タイミングに誤差が生じた場合でもサージの発生を
防止して回路の破壊を防止し、信頼性の高いものが得ら
れる。
【0107】請求項の単相モータの制御装置は、ゼロ
クロス近傍の前後の一定期間でフル通電させることによ
り、ゼロクロス検出に誤差が生じた場合でも電源短絡を
防止できる。さらに、スイッチング回路とフライホイー
ル回路の切替タイミングに誤差が生じた場合でもサージ
の発生を防止して回路の破壊を防止し、信頼性の高いも
のが得られる。
【0108】請求項の単相モータの制御装置は、バイ
ポーラトランジスタなどを用いた制御装置などに比べス
イッチング回路の高速スイッチングが可能になり、スイ
ッチング周波数を可聴周波数以上にすることにより、低
騒音・低振動なものが得られる。
【0109】請求項の単相モータの制御装置は、MO
S−FET内蔵の寄生ダイオードにより、外付けダイオ
ードが不要になり、回路が簡素化になり、小型化、低コ
スト化が実現できる。またバイポーラトランジスタに比
べて回路損失が低いため省エネルギー化が実現できる。
【0110】請求項1の単相モータの制御装置は、バ
イポーラトランジスタなどを用いた制御装置などに比べ
スイッチング回路の高速スイッチングが可能になり、ス
イッチング周波数を可聴周波数以上にすることにより、
低騒音・低振動なものが得られる。また、MOS−FE
T内蔵の寄生ダイオードにより、外付けダイオードが不
要になり、回路が簡素化になり、小型化、低コスト化が
実現できる。またバイポーラトランジスタに比べて回路
損失が低いため省エネルギー化が実現できる。
【0111】請求項1の単相モータの制御装置は、過
電流が流れても保護を行うことにより、回路の保護を防
止し、信頼性の高いものが得られる。
【0112】請求項1の単相モータの制御装置は、マ
イクロコンピュータ、ロジック回路などで切替タイミン
グをディジタルで制御することにより時間のバラツキを
抑えることができ、きめ細かな制御が可能となる。ま
た、回路が簡素になり、小型化、低コスト化が実現でき
る。
【0113】請求項1の単相モータの制御装置は、負
荷のトルク変動に対しても、回転数が変動しないものが
得られる。
【0114】請求項1の単相モータの制御装置は、パ
ルス信号のオン・オフ比が大きくなり回転音が大きくな
ったときはスイッチング回路のスイッチング周波数を低
くしても騒音には余り変化がないため、スイッチング周
波数を低くして、回路損失を低減させることにより、省
エネルギー化が実現できる。
【0115】請求項1の単相モータの制御装置は、起
動時におけるオン・オフ比の制御を行うことによりスロ
ースタートを行い、起動電流を抑えることができ、回路
の保護を防止し、信頼性の高いものが得られる。
【0116】請求項1のアクチュエータは、低騒音・
低振動で信頼性の高い単相モータ制御ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による単相モータの
制御装置のブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による単相モータの
制御装置の動作タイミング図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による単相モータの
制御装置の動作タイミング図である。
【図4】 この発明の実施の形態2による単相モータの
制御装置のブロック図である。
【図5】 この発明の実施の形態3による単相モータの
制御装置のブロック図である。
【図6】 この発明の実施の形態4による単相モータの
制御装置のブロック図である。
【図7】 この発明の実施の形態4による単相モータの
制御装置の動作タイミング図である。
【図8】 この発明の実施の形態4の変形例による単相
モータの制御装置のブロック図である。
【図9】 この発明の実施の形態5による単相モータの
制御装置のブロック図である。
【図10】 この発明の実施の形態5による単相モータ
の制御装置の動作タイミング図である。
【図11】 この発明の実施の形態6による単相モータ
の制御装置のブロック図である。
【図12】 この発明の実施の形態7による単相モータ
の制御装置の動作タイミング図である。
【図13】 この発明の実施の形態7による単相モータ
の制御装置の動作タイミング図である。
【図14】 この発明の実施の形態8による単相モータ
の制御装置の動作タイミング図である。
【図15】 この発明の実施の形態8による単相モータ
の制御装置の動作タイミング図である。
【図16】 この発明の実施の形態9による単相モータ
の制御装置の動作タイミング図である。
【図17】 この発明の実施の形態9による単相モータ
の制御装置の動作タイミング図である。
【図18】 この発明の実施の形態10による単相モー
タの制御装置のブロック図である。
【図19】 この発明の実施の形態11による単相モー
タの制御装置のブロック図である。
【図20】 この発明の実施の形態12による単相モー
タの制御装置のブロック図である。
【図21】 この発明の実施の形態12による単相モー
タの制御装置の動作タイミング図である。
【図22】 この発明の実施の形態13による単相モー
タの制御装置のブロック図である。
【図23】 この発明の実施の形態13による単相モー
タの制御装置の動作タイミング図である。
【図24】 この発明の実施の形態14による単相モー
タの制御装置のブロック図である。
【図25】 この発明の実施の形態14による単相モー
タの制御装置の制御フローチャート図である。
【図26】 この発明の実施の形態15による単相モー
タの制御装置のブロック図である。
【図27】 この発明の実施の形態15による単相モー
タの制御装置の制御フローチャート図である。
【図28】 この発明の実施の形態15による単相モー
タの制御装置の発振回路のパルス信号のオンDutyに
対するスイッチング周波数を示す説明図である。
【図29】 この発明の実施の形態16による単相モー
タの制御装置のブロック図である。
【図30】 この発明の実施の形態16による単相モー
タの制御装置の制御フローチャート図である。
【図31】 この発明の実施の形態16による単相モー
タの制御装置の起動時間に対するパルス信号のオンDu
tyを示す説明図である。
【図32】 従来の交流電圧制御装置のブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 交流電源、2 単相誘導モータ、3 スイッチング
回路、4 フライホイール回路、5 ゼロクロス検出回
路、6 発振回路、7 スイッチング切替回路、8 フ
ライホイール切替回路、9〜12 トランジスタ、13
〜16 ダイオード、17 トランジスタ、18 ダイ
オードブリッジ、19 電流方向検出手段、20 サー
ジ吸収素子、21〜24 MOS−FET、25 電流
値検出手段、26 ディジタル回路、27 回転数検出
素子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西村 博文 兵庫県神戸市須磨区大田町7丁目4番2 号 株式会社エルダム内 (72)発明者 中崎 修 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−4490(JP,A) 特開 平4−207970(JP,A) 特開 平6−105550(JP,A) 特開 平4−210794(JP,A) 実開 昭63−33398(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 5/293 H02P 5/28 - 5/44 H02P 7/36 - 7/66

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源周波数よりも高い周波数で正負両方
    向のスイッチングを行うように交流電源と単相モータと
    の間に接続されたスイッチング回路と、正負両方向のフ
    ライホイーリングを行うように前記単相モータの端子間
    に接続されたフライホイール回路と、前記交流電源の電
    圧を検出するゼロクロス検出回路と、前記スイッチング
    回路の主スイッチング素子に入力するパルス信号を生成
    する発振回路と、前記ゼロクロス検出回路により検出し
    た電圧により前記スイッチング回路の主スイッチング素
    子に入力するパルス信号の切替を行うスイッチング切替
    回路と、前記スイッチング回路の主スイッチング素子の
    オフ時に前記単相モータに流れる電流を前記フライホイ
    ール回路に流すように前記ゼロクロス検出回路により検
    出した電圧により前記フライホイール回路のスイッチン
    グ素子を制御するフライホイール切替回路とを備え、前
    記スイッチング切替回路と前記フライホイール切替回路
    の切替タイミングに時間差を持たせたことを特徴とする
    単相モータの制御装置。
  2. 【請求項2】 スイッチング回路とフライホイール回路
    に、二つのトランジスタのエミッタ側を互いに接続し、
    前記トランジスタの夫々にダイオードを逆並列接続した
    ものを用いたことを特徴とする請求項1記載の単相モー
    タの制御装置。
  3. 【請求項3】 スイッチング回路とフライホイール回路
    に、二つのトランジスタのコレクタ側を互いに接続し、
    前記トランジスタの夫々にダイオードを逆並列接続した
    ものを用いたことを特徴とする請求項1記載の単相モー
    タの制御装置。
  4. 【請求項4】 スイッチング回路に二つのトランジスタ
    のエミッタ側を互いに接続し、前記トランジスタの夫々
    にダイオードを逆並列接続したものを用い、フライホイ
    ール回路にトランジスタを逆並列接続したものを用いた
    ことを特徴とする請求項1記載の単相モータの制御装
    置。
  5. 【請求項5】 スイッチング回路の主スイッチング素子
    に入力するパルス信号の入力を終了し、前記主スイッチ
    ング素子をフル通電させるようにスイッチング切替回路
    を制御した後、フライホイール切替回路によりフライホ
    イール回路の スイッチング素子をオフさせることを特徴
    とする請求項1記載の単相モータの制御装置。
  6. 【請求項6】 フライホイール切替回路によりフライホ
    イール回路のスイッチング素子をフル通電させた後に、
    スイッチング回路の主スイッチング素子にパルス信号を
    入力させるようにスイッチング切替回路を制御すること
    を特徴とする請求項1記載の単相モータの制御装置。
  7. 【請求項7】 スイッチング回路の主スイッチング素子
    に入力するパルス信号の入力を終了し、前記主スイッチ
    ング素子をフル通電させるようにスイッチング切替回路
    を制御した後、フライホイール切替回路によりフライホ
    イール回路のスイッチング素子をオフさせると共に、フ
    ライホイール切替回路により前記フライホイール回路の
    スイッチング素子をフル通電させた後に、前記スイッチ
    ング回路の主スイッチング素子にパルス信号を入力させ
    るように前記スイッチング切替回路を制御することを特
    徴とする請求項1記載の単相モータの制御装置。
  8. 【請求項8】 スイッチング回路にMOS−FETを用
    いることを特徴とする請求項1又は請求項5又は請求項
    6又は請求項7記載の単相モータの制御装置。
  9. 【請求項9】 フライホイール回路にMOS−FETを
    用いることを特徴とする請求項1又は請求項5又は請求
    項6又は請求項7記載の単相モータの制御装置。
  10. 【請求項10】 スイッチング回路及びフライホイール
    回路にMOS−FETを用いることを特徴とする請求項
    1又は請求項5又は請求項6又は請求項7記載の単相モ
    ータの制御装置。
  11. 【請求項11】 単相モータに流れる電流値を検出する
    電流値検出手段を備え、該電流値検出手段により検出し
    た前記単相モータの電流値が予め設定した電流値を越え
    た場合は、スイッチング回路の主スイッチング素子をオ
    フさせるようにスイッチング切替回路を制御することを
    特徴とする請求項1記載の単相モータの制御装置。
  12. 【請求項12】 発振回路、スイッチング切替回路及び
    フライホイール切替回路の信号のディジタル化を行うデ
    ィジタル回路を有することを特徴とする請求 項1記載の
    単相モータの制御装置。
  13. 【請求項13】 単相モータの回転数を検出する回転数
    検出素子を備え、該回転数検出素子により検出したモー
    タ回転数に応じて、パルス信号のオン・オフ比を制御す
    ることを特徴とする請求項12記載の単相モータの制御
    装置。
  14. 【請求項14】 スイッチング回路に入力するパルス信
    号のオン・オフ比に応じてパルス信号のスイッチング周
    波数を制御することを特徴とする請求項12記載の単相
    モータの制御装置。
  15. 【請求項15】 単相モータの起動時において、パルス
    信号のオン・オフ比が予め設定した値になるまで、徐々
    にオンの比を大きくするように前記パルス信号を制御す
    ることを特徴とする請求項12記載の単相モータの制御
    装置。
  16. 【請求項16】 請求項1〜15の何れかに記載の単相
    モータの制御装置を用いたことを特徴とするアクチュエ
    ータ。
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