JP3373080B2 - 固体タンクの排出構造 - Google Patents
固体タンクの排出構造Info
- Publication number
- JP3373080B2 JP3373080B2 JP10798795A JP10798795A JP3373080B2 JP 3373080 B2 JP3373080 B2 JP 3373080B2 JP 10798795 A JP10798795 A JP 10798795A JP 10798795 A JP10798795 A JP 10798795A JP 3373080 B2 JP3373080 B2 JP 3373080B2
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- Japan
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- tank
- chute
- drop
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、土砂等の固体を収容し
て排出するタンクの排出構造に関するものである。
て排出するタンクの排出構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種タンクは、図4のように、
タンクの中央底部に落下孔を設けてその下に配置したシ
ュートからダンプカー等に収容固体を落下積載していた
のである。しかしながら、これによるとタンク中央底部
の落下孔の周囲から堆積角に傾斜した残留部が生じて非
効率であった。
タンクの中央底部に落下孔を設けてその下に配置したシ
ュートからダンプカー等に収容固体を落下積載していた
のである。しかしながら、これによるとタンク中央底部
の落下孔の周囲から堆積角に傾斜した残留部が生じて非
効率であった。
【0003】そこで、タンクの底部に多数の落下孔を透
設することが考えられるが、下に多数のシュートを配置
した場合は落下積載位置を合わせる必要が合って運転手
や作業者の扱いが面倒となり、また、落下積載位置を中
央に固定するためには中央に配したシュート上部の収集
傾斜部を広く且つ縦に長くする必要があることから大き
なシュートとなってタンクを上方に位置させなければな
らない問題点が考えられるのである。
設することが考えられるが、下に多数のシュートを配置
した場合は落下積載位置を合わせる必要が合って運転手
や作業者の扱いが面倒となり、また、落下積載位置を中
央に固定するためには中央に配したシュート上部の収集
傾斜部を広く且つ縦に長くする必要があることから大き
なシュートとなってタンクを上方に位置させなければな
らない問題点が考えられるのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、従来
と同様なスペースで堆積残留固体を少なくでき、収容状
態に応じて任意の部分から収容固体を取り出すことがで
きるタンクの排出構造を提供するものである。
と同様なスペースで堆積残留固体を少なくでき、収容状
態に応じて任意の部分から収容固体を取り出すことがで
きるタンクの排出構造を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、底部
に多数の落下孔を中央から放射状に透設配置した円筒状
タンクと、夫々の落下孔を開閉する開閉装置と、該タン
クの外底中央部の下に開口支持したシュートと、該タン
クの外底下に配置して一端を該シュートの上に臨ませる
と共に他端をタンクの底部外周近くに位置させ、載置し
た落下固体をシュートに移送する移送装置と、移送装置
をその一端側と他端側の二本の同心円に配したレールで
支持すると共に移送装置を旋回案内させるレール装置
と、該移送装置を旋回変位させる旋回装置とから成る構
成の固体タンクの排出構造である。また、移送装置をエ
ンドレス走行するコンベア装置としてもよい。
に多数の落下孔を中央から放射状に透設配置した円筒状
タンクと、夫々の落下孔を開閉する開閉装置と、該タン
クの外底中央部の下に開口支持したシュートと、該タン
クの外底下に配置して一端を該シュートの上に臨ませる
と共に他端をタンクの底部外周近くに位置させ、載置し
た落下固体をシュートに移送する移送装置と、移送装置
をその一端側と他端側の二本の同心円に配したレールで
支持すると共に移送装置を旋回案内させるレール装置
と、該移送装置を旋回変位させる旋回装置とから成る構
成の固体タンクの排出構造である。また、移送装置をエ
ンドレス走行するコンベア装置としてもよい。
【0006】
【作用】タンクの排出しようとする落下孔の下に移送装
置をレールに沿って移動配置した後、該落下孔を開くこ
とにより、収容固体がその落下孔から移送装置に落下し
て中央のシュートに運ばれるのである。また落下孔を変
える場合は今までの落下孔を閉じ、排出しようとする落
下孔の下に移送装置をレールに沿って移動配置した後、
該落下孔を開けばよい。これにより、常に移送装置によ
って収容固体が中央のシュートに運ばれて排出されるの
であり、堆積残留固体が隣の落下孔との間に低く溜るこ
ととなって少なくできると共に、中央のシュートは通常
の狭い開口部のシュートでよいため場所を取らないので
ある。
置をレールに沿って移動配置した後、該落下孔を開くこ
とにより、収容固体がその落下孔から移送装置に落下し
て中央のシュートに運ばれるのである。また落下孔を変
える場合は今までの落下孔を閉じ、排出しようとする落
下孔の下に移送装置をレールに沿って移動配置した後、
該落下孔を開けばよい。これにより、常に移送装置によ
って収容固体が中央のシュートに運ばれて排出されるの
であり、堆積残留固体が隣の落下孔との間に低く溜るこ
ととなって少なくできると共に、中央のシュートは通常
の狭い開口部のシュートでよいため場所を取らないので
ある。
【0007】
【実施例】以下、本発明の図示実施例について説明す
る。図1に示す本例において、1は円筒状タンクであ
り、コンクリート架台3で支持され、上からコンベア2
によって土砂等の固体が投入される。タンク1の底部に
は中央部と、そこから放射状に落下孔4が多数等間隔を
おいて透設され、落下管40が連結してある。
る。図1に示す本例において、1は円筒状タンクであ
り、コンクリート架台3で支持され、上からコンベア2
によって土砂等の固体が投入される。タンク1の底部に
は中央部と、そこから放射状に落下孔4が多数等間隔を
おいて透設され、落下管40が連結してある。
【0008】また、夫々の落下管40には中央の落下管
を除いて開閉装置5が備えてあり、エアシリンダ51で
移動する遮蔽板52で落下管を開閉するのである。中央
の落下管40の下方にはシュート6が配置され、その上
部を拡大傾斜させている。なお、中央の落下管にも開閉
装置5を備えてもよい。また、シュート6にもエアシリ
ンダ61で移動する遮蔽板62でシュート6を開閉する
開閉装置60が備えてあるが、備えなくてもよい。
を除いて開閉装置5が備えてあり、エアシリンダ51で
移動する遮蔽板52で落下管を開閉するのである。中央
の落下管40の下方にはシュート6が配置され、その上
部を拡大傾斜させている。なお、中央の落下管にも開閉
装置5を備えてもよい。また、シュート6にもエアシリ
ンダ61で移動する遮蔽板62でシュート6を開閉する
開閉装置60が備えてあるが、備えなくてもよい。
【0009】さらにタンク1の外底下にはコンベア装置
7が配置してあり、コンベア71の一端を該シュート6
の上に臨ませると共に他端をタンク1の底部外周近くに
位置させている。コンベア装置7は、図2及び図3のよ
うに、その一端側と他端側の二本の同心円に配したレー
ル81,82で支持されている。
7が配置してあり、コンベア71の一端を該シュート6
の上に臨ませると共に他端をタンク1の底部外周近くに
位置させている。コンベア装置7は、図2及び図3のよ
うに、その一端側と他端側の二本の同心円に配したレー
ル81,82で支持されている。
【0010】即ち、コンベア装置7は、両側の取付板7
2を連結板73で連結し、取付板72の両端部に備えた
軸受74間にホイール75の回転軸76を挿通してホイ
ール75を回転可能に支持し、ホイール75間にコンベ
ア71を水平状態に張設している。そして、シュート6
に臨んだ一方のホイール75にモータ77を連繋させて
回転駆動させるものである。
2を連結板73で連結し、取付板72の両端部に備えた
軸受74間にホイール75の回転軸76を挿通してホイ
ール75を回転可能に支持し、ホイール75間にコンベ
ア71を水平状態に張設している。そして、シュート6
に臨んだ一方のホイール75にモータ77を連繋させて
回転駆動させるものである。
【0011】また、レール装置8の一方のレール81は
シュート6の上端外周部に周設してあり、他方のレール
82は架台3からのアーム83で支持されている。レー
ル81,82の上端にはレール溝が形成してあり、外周
のレール82の内周にはラック84が刻設されて歯車と
なっている。
シュート6の上端外周部に周設してあり、他方のレール
82は架台3からのアーム83で支持されている。レー
ル81,82の上端にはレール溝が形成してあり、外周
のレール82の内周にはラック84が刻設されて歯車と
なっている。
【0012】コンベア装置7の取付板72には前後に車
輪78が取り付けられて夫々のレール81,82のレー
ル溝に挿着されることでコンベア装置7がレール装置8
で支持されるのである。また、取付板72には外周のレ
ール82のラック84に螺合するピニオン79がモータ
790に連繋して備えてある。
輪78が取り付けられて夫々のレール81,82のレー
ル溝に挿着されることでコンベア装置7がレール装置8
で支持されるのである。また、取付板72には外周のレ
ール82のラック84に螺合するピニオン79がモータ
790に連繋して備えてある。
【0013】次に本例の作用を説明する。まず、モータ
790を駆動してピニオン79を回転させること螺合し
たラック84に沿いコンベア装置7がレール81,82
に案内されて、タンク1の排出しようとする落下孔4の
下に移動する。そして、コンベア71上の位置の落下孔
4を開くことにより、収容固体がその落下孔4からコン
ベア71上に落下するのである。モータ77の駆動によ
りコンベア71が走行して中央のシュート6に運ばれ落
下するのである。
790を駆動してピニオン79を回転させること螺合し
たラック84に沿いコンベア装置7がレール81,82
に案内されて、タンク1の排出しようとする落下孔4の
下に移動する。そして、コンベア71上の位置の落下孔
4を開くことにより、収容固体がその落下孔4からコン
ベア71上に落下するのである。モータ77の駆動によ
りコンベア71が走行して中央のシュート6に運ばれ落
下するのである。
【0014】また落下孔4を変える場合は、収容固体が
落下している落下孔4を遮蔽板52で閉じ、次に排出し
ようとする落下孔4の下にコンベア71をレール81,
82に沿って移動配置した後、その落下孔4を開けばよ
い。これにより、常にコンベア71によって収容固体が
中央のシュート6に運ばれて排出されるのである。
落下している落下孔4を遮蔽板52で閉じ、次に排出し
ようとする落下孔4の下にコンベア71をレール81,
82に沿って移動配置した後、その落下孔4を開けばよ
い。これにより、常にコンベア71によって収容固体が
中央のシュート6に運ばれて排出されるのである。
【0015】なお、落下孔4が放射状のため、一つの放
射直線上に位置している落下孔群を一度に開閉して落下
させることを順次繰り返せばよく、或いはタンク内の堆
積状態をセンサーで検知して開ける落下孔4を決定すれ
ばよい。この任意の落下孔4の開閉はシーケンサー等で
簡単に制御できるものである。
射直線上に位置している落下孔群を一度に開閉して落下
させることを順次繰り返せばよく、或いはタンク内の堆
積状態をセンサーで検知して開ける落下孔4を決定すれ
ばよい。この任意の落下孔4の開閉はシーケンサー等で
簡単に制御できるものである。
【0016】本例によると、多数の落下孔4の配置のた
め効率良く収容固体が排出できて堆積残留固体が少なく
なり、コンベア71が水平状態のため上下方向の場所を
とらないことから中央のシュート6が通常の狭い開口部
のシュートでよく場所をとらないのである。
め効率良く収容固体が排出できて堆積残留固体が少なく
なり、コンベア71が水平状態のため上下方向の場所を
とらないことから中央のシュート6が通常の狭い開口部
のシュートでよく場所をとらないのである。
【0017】本例は前記のような構成としたが、本発明
においてはこれに限定されない。例えば、タンクの落下
孔の配置部位及び落下孔を開閉する開閉装置は問わず、
また載置した落下固体をシュートに移送する移送装置も
限定されない。さらに、移送装置を支持するレール装置
の構成も適宜である。また、移送装置を旋回変位させる
旋回装置も問わない。なお、本例では落下孔に落下管4
0を連結したが、落下管を備える必要はない。
においてはこれに限定されない。例えば、タンクの落下
孔の配置部位及び落下孔を開閉する開閉装置は問わず、
また載置した落下固体をシュートに移送する移送装置も
限定されない。さらに、移送装置を支持するレール装置
の構成も適宜である。また、移送装置を旋回変位させる
旋回装置も問わない。なお、本例では落下孔に落下管4
0を連結したが、落下管を備える必要はない。
【0018】
【発明の効果】本発明の請求項1によると、多数の落下
孔の配置のため効率良く収容固体が排出できると共に、
堆積残留固体が隣の落下孔との間に低く溜ることとなっ
て少なくなる効果が大きく、中央のシュートが通常の狭
い開口部のシュートでよいことから場所をとらないので
ある。しかも、落下孔の放射配置によって一つの放射線
上の落下孔群から収容固体を落下させることができ排出
制御が簡単となる。請求項2では、収容固体のシュート
までの移送が円滑にできるのである。
孔の配置のため効率良く収容固体が排出できると共に、
堆積残留固体が隣の落下孔との間に低く溜ることとなっ
て少なくなる効果が大きく、中央のシュートが通常の狭
い開口部のシュートでよいことから場所をとらないので
ある。しかも、落下孔の放射配置によって一つの放射線
上の落下孔群から収容固体を落下させることができ排出
制御が簡単となる。請求項2では、収容固体のシュート
までの移送が円滑にできるのである。
【図1】本発明の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】その一部切欠した横断面図である。
【図3】その移送装置の一部切欠した拡大縦断面図であ
る。
る。
【図4】従来の縦断面図である。
1 タンク
3 架台
4 落下孔
40 落下管
5 開閉装置
52 遮蔽板
6 シュート
7 コンベア装置
71 コンベア
72 取付板
77,790モータ
79 ピニオン
8 レール装置
81,82 レール
84 ラック
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B65D 88/28
B65D 90/58
B65D 90/60
B65G 65/42
Claims (2)
- 【請求項1】 底部に多数の落下孔を中央から放射状に
透設配置した円筒状タンクと、夫々の落下孔を開閉する
開閉装置と、該タンクの外底中央部の下に開口支持した
シュートと、該タンクの外底下に配置して一端を該シュ
ートの上に臨ませると共に他端をタンクの底部外周近く
に位置させ、載置した落下固体をシュートに移送する移
送装置と、移送装置をその一端側と他端側の二本の同心
円に配したレールで支持すると共に移送装置を旋回案内
させるレール装置と、該移送装置を旋回変位させる旋回
装置とから成ることを特徴とする固体タンクの排出構
造。 - 【請求項2】 移送装置をエンドレス走行するコンベア
装置とした請求項1記載の固体タンクの排出構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10798795A JP3373080B2 (ja) | 1995-04-06 | 1995-04-06 | 固体タンクの排出構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10798795A JP3373080B2 (ja) | 1995-04-06 | 1995-04-06 | 固体タンクの排出構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08276985A JPH08276985A (ja) | 1996-10-22 |
JP3373080B2 true JP3373080B2 (ja) | 2003-02-04 |
Family
ID=14473117
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10798795A Expired - Fee Related JP3373080B2 (ja) | 1995-04-06 | 1995-04-06 | 固体タンクの排出構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3373080B2 (ja) |
-
1995
- 1995-04-06 JP JP10798795A patent/JP3373080B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08276985A (ja) | 1996-10-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |