JP3372658B2 - 電動歯ブラシ - Google Patents
電動歯ブラシInfo
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、電動歯ブラシに関する
ものである。 【０００２】 【従来の技術】従来から、電動歯ブラシに関しては種々
のものが提案されている。その中でも代表的なものの１
つに、先端にブラシ部を有する歯ブラシ体（通常の歯ブ
ラシの柄に相当する部分）を、ケース内に設けてあるモ
ータによって、軸方向に往復直線運動するようにしたも
の（バス磨き）、または軸回りに往復揺動運動するよう
にしたもの（ローリング磨き）がある（例えば、特開昭
６１−６４２０４号）。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の電動歯ブラシでは、歯ブラシ体を軸方向に往復運動さ
せるバス磨きか、または軸回りに往復揺動運動させるロ
ーリング磨きかかいずれか１つの動作しか出来なかっ
た。このため、いずれか１つの動作だけでは入り組んだ
歯同士や歯と歯肉との間等の部位に応じた歯磨きをする
には不十分であった。また、両方の動作を希望するとき
は、動作の異なる２種類の電動歯ブラシを用意しなけれ
ばならず不経済であり、また電動歯ブラシを、磨く部位
に応じて交換して使用しなければならず不便であった。 【０００４】そこで本発明の目的は、歯の部位に応じて
歯磨き動作を選択可能な電動歯ブラシを簡単な構成で安
価に提供することにある。 【０００５】 【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、ケース
に内蔵されておりかつ切換手段によって正逆方向に回転
可能である駆動モータと、ケースに設けてある歯ブラシ
体と、駆動モータの回転運動を変換して歯ブラシ体に所
望の運動を伝達する運動変換装置とを具備する電動歯ブ
ラシであり、運動変換装置と歯ブラシ体とは連結棒によ
って連結してある。運動変換装置は、駆動モータの正方
向回転運動を連結棒の往復運動に変換する第１偏心カム
と、駆動モータの逆方向回転運動を連結棒の揺動運動に
変換する第２偏心カムとを具備している。上記第１偏心
カム及び上記第２偏心カムの偏心位置に形成された中空
部内に、互いに歯の向きが逆をなす第１ラチェット車及
び第２ラチェット車が嵌合し、上記第１偏心カム及び第
２偏心カムの中空部には互いに爪の向きが逆をなす第１
ラチェット爪と第２ラチェット爪が一体に形成してあ
り、上記第１ラチェット爪は上記第１ラチェット車に係
合可能であり、上記第２ラチェット爪は上記第２ラチェ
ット車に係合可能であり、上記第１ラチェット車と上記
第１ラチェット爪との係合により上記第１偏心カムを回
転させるときは、上記第２偏心カムに回転を伝達せず、
上記第２ラチェット車と上記第２ラチェット爪との係合
により上記第２偏心カムを回転させるときは、上記第１
偏心カムに回転を伝達しない。第１偏心カムと第２偏心
カムとは、それぞれ切換手段による駆動モータの回転方
向の切換えによって選択的に駆動される。 【０００６】 【実施例】以下、図面を参照して、本発明の一実施例を
説明する。図１，２に示すように、上端開口部１ａを有
する中空円筒状のケース１の内部に、正逆回転可能な駆
動モータ３が、枠２によって支持されて収納してある。
この駆動モータ３は、図示しない乾電池を駆動電源と
し、図示しない切換手段である正逆回転切換えスイッチ
の切換えによって選択的に正逆回転駆動される。枠２に
は、後述する駆動変換装置Ａを収容する部屋２ａが設け
てあり、モータ３のモータ軸３ａはこの部屋２ａ内に本
体ケース１の長手（上下）方向に突出している。運動変
換装置Ａは、モータ３の回転運動を変換して歯ブラシ体
１１に所望の運動を伝達する。 【０００７】運動変換装置Ａについて説明する。部屋２
ａに突出するモータ軸３ａにモータピニオン５が固着し
てある。このモータピニオン５に傘歯車６が噛合してあ
り、この傘歯車６は、部屋２ａを横切って枠２に両端が
支持してある軸４に回転自在に支持してある。傘歯車６
には一体的にスリーブ６ａが形成してあり、このスリー
ブは軸４に回転自在に嵌合している。 【０００８】スリーブ６ａには、互いに歯の向きが逆を
なす第１ラチェット車６ｂ及び第２ラチェット車６ｃが
一体に形成してある。図３，４に示すように、第１ラチ
ェット車６ｂは第１偏心カム７の偏心位置に形成された
中空部内に嵌合し、第２ラチェット車６ｃは第２偏心カ
ム８の偏心位置に形成された中空部内に嵌合している。
第１偏心カム７及び第２偏心カム８の中空部の内周面
に、互いに爪の向きが逆をなす第１ラチェット爪７ａ及
び第２ラチェット爪８ａがそれぞれ一体に形成してあ
る。このラチェット車６ｂ，６ｃと各ラチェット車に係
合可能なラチェット爪７ａ，８ａとによりクラッチ機構
Ｂを構成している。 【０００９】図１〜４に示すように、第１偏心カム７及
び第２偏心カム８の外周は、カム受９に形成された長溝
９ａ，９ｂ内にそれぞれ内接して嵌合している。長溝９
ａと９ｂとは、その長手方向が９０°異なるように形成
してある。即ち、第１偏心カム７の外周は、ケースの長
手方向と同方向の長溝９ａに内接して嵌合しており、第
２偏心カム８の外周は、ケースの長手方向と直交方向の
長溝９ｂに内接して嵌合している。なお、この２つの長
溝９ａ，９ｂの長手方向は互いに直交していればよく、
長溝９ａ，９ｂは本実施例の逆向きでもよい。 【００１０】図１，２に示すように、カム受９には、ケ
ースの上端開口部１ａ近傍にまで延伸する連結棒１０が
固着してある。連結棒１０は、その一部分がネック部分
２ｂによってピボット受された状態で枠２に支持されて
いる。 【００１１】連結棒１０の先端には、歯ブラシ体１１が
着脱自在に連結してあり、この歯ブラシ体１１はケース
１の上端開口部１ａから突出している。この歯ブラシ体
１１の先端部には、ブラシ毛１１ａが立植してある。 【００１２】次に動作について説明する。ケース１外周
面を把持し、駆動モータ３の正逆回転を切換える図示し
ない切換えスイッチを操作してバス磨きにすると、モー
タ３のモータ軸３ａが一方向に回転（正方向回転）し、
このモータ軸３ａの回転が、モータピニオン５，傘歯車
６，スリーブ６ａを介して図４，３に示す第１及び第２
ラチェット車６ｂ，６ｃを時計方向に回転にさせる。第
１ラチェット車６ｂが時計方向に回転すると、第１ラチ
ェット車６ｂに第１ラチェット爪７ａが係合して第１偏
心カム７を時計方向に回転させる（図４）。このとき、
第２ラチェット爪８ａは第２ラチェット車６ｃの面を滑
るのみで、第２偏心カム８に回転を伝達しない。 【００１３】図４に示すように、第１偏心カム７が時計
方向に回転すると、長溝９ａを介してカム受９はケース
１の長手方向（上下方向）に往復運動をし、カム受９に
固着してある連結棒１０も追従するので、連結棒１０の
先端に連結してある歯ブラシ体１１も追従して上下に往
復運動をする（バス磨き）。このときは第２偏心カム８
は静止したままである。 【００１４】これに対して、切換えスイッチを操作して
ローリング磨きにすると、モータ軸３ａが他方向に回転
（逆方向回転）し、第１及び第２ラチェット車６ｂ，６
ｃは反時計方向に回転し、今度は第２ラチェット車６ｃ
に第２ラチェット爪８ａが係合して第２偏心カム８を反
時計方向に回転させる（図３）。このとき、第１ラチェ
ット爪７ａは第１ラチェット車６ｂの面を滑るのみで、
第１偏心カム７に回転を伝達しない。 【００１５】図３に示すように第２偏心カム８が反時計
方向に回転すると、長溝９ｂを介してカム受９はケース
１の長手方向に直交する方向（左右方向）に往復運動を
する。このとき図２に示すように、カム受９に固着して
ある連結棒１０は、ネック部分２ｂを支点として揺動運
動をするので、連結棒１０の先端に連結してある歯ブラ
シ体１１も追従して（左右方向に）揺動運動をする（ロ
ーリング磨き）。このときは、第１偏心カム７は静止し
たままである。 【００１６】 【発明の効果】以上のように、本発明によれば、駆動モ
ータの回転を正逆いずれかの方向に選択することによっ
て、歯ブラシ体が往復運動をする場合（バス磨き）と、
揺動運動をする場合（ローリング磨き）とを択一的に選
択できる電動歯ブラシを簡単な構成で安価に提供でき
る。
ものである。 【０００２】 【従来の技術】従来から、電動歯ブラシに関しては種々
のものが提案されている。その中でも代表的なものの１
つに、先端にブラシ部を有する歯ブラシ体（通常の歯ブ
ラシの柄に相当する部分）を、ケース内に設けてあるモ
ータによって、軸方向に往復直線運動するようにしたも
の（バス磨き）、または軸回りに往復揺動運動するよう
にしたもの（ローリング磨き）がある（例えば、特開昭
６１−６４２０４号）。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の電動歯ブラシでは、歯ブラシ体を軸方向に往復運動さ
せるバス磨きか、または軸回りに往復揺動運動させるロ
ーリング磨きかかいずれか１つの動作しか出来なかっ
た。このため、いずれか１つの動作だけでは入り組んだ
歯同士や歯と歯肉との間等の部位に応じた歯磨きをする
には不十分であった。また、両方の動作を希望するとき
は、動作の異なる２種類の電動歯ブラシを用意しなけれ
ばならず不経済であり、また電動歯ブラシを、磨く部位
に応じて交換して使用しなければならず不便であった。 【０００４】そこで本発明の目的は、歯の部位に応じて
歯磨き動作を選択可能な電動歯ブラシを簡単な構成で安
価に提供することにある。 【０００５】 【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、ケース
に内蔵されておりかつ切換手段によって正逆方向に回転
可能である駆動モータと、ケースに設けてある歯ブラシ
体と、駆動モータの回転運動を変換して歯ブラシ体に所
望の運動を伝達する運動変換装置とを具備する電動歯ブ
ラシであり、運動変換装置と歯ブラシ体とは連結棒によ
って連結してある。運動変換装置は、駆動モータの正方
向回転運動を連結棒の往復運動に変換する第１偏心カム
と、駆動モータの逆方向回転運動を連結棒の揺動運動に
変換する第２偏心カムとを具備している。上記第１偏心
カム及び上記第２偏心カムの偏心位置に形成された中空
部内に、互いに歯の向きが逆をなす第１ラチェット車及
び第２ラチェット車が嵌合し、上記第１偏心カム及び第
２偏心カムの中空部には互いに爪の向きが逆をなす第１
ラチェット爪と第２ラチェット爪が一体に形成してあ
り、上記第１ラチェット爪は上記第１ラチェット車に係
合可能であり、上記第２ラチェット爪は上記第２ラチェ
ット車に係合可能であり、上記第１ラチェット車と上記
第１ラチェット爪との係合により上記第１偏心カムを回
転させるときは、上記第２偏心カムに回転を伝達せず、
上記第２ラチェット車と上記第２ラチェット爪との係合
により上記第２偏心カムを回転させるときは、上記第１
偏心カムに回転を伝達しない。第１偏心カムと第２偏心
カムとは、それぞれ切換手段による駆動モータの回転方
向の切換えによって選択的に駆動される。 【０００６】 【実施例】以下、図面を参照して、本発明の一実施例を
説明する。図１，２に示すように、上端開口部１ａを有
する中空円筒状のケース１の内部に、正逆回転可能な駆
動モータ３が、枠２によって支持されて収納してある。
この駆動モータ３は、図示しない乾電池を駆動電源と
し、図示しない切換手段である正逆回転切換えスイッチ
の切換えによって選択的に正逆回転駆動される。枠２に
は、後述する駆動変換装置Ａを収容する部屋２ａが設け
てあり、モータ３のモータ軸３ａはこの部屋２ａ内に本
体ケース１の長手（上下）方向に突出している。運動変
換装置Ａは、モータ３の回転運動を変換して歯ブラシ体
１１に所望の運動を伝達する。 【０００７】運動変換装置Ａについて説明する。部屋２
ａに突出するモータ軸３ａにモータピニオン５が固着し
てある。このモータピニオン５に傘歯車６が噛合してあ
り、この傘歯車６は、部屋２ａを横切って枠２に両端が
支持してある軸４に回転自在に支持してある。傘歯車６
には一体的にスリーブ６ａが形成してあり、このスリー
ブは軸４に回転自在に嵌合している。 【０００８】スリーブ６ａには、互いに歯の向きが逆を
なす第１ラチェット車６ｂ及び第２ラチェット車６ｃが
一体に形成してある。図３，４に示すように、第１ラチ
ェット車６ｂは第１偏心カム７の偏心位置に形成された
中空部内に嵌合し、第２ラチェット車６ｃは第２偏心カ
ム８の偏心位置に形成された中空部内に嵌合している。
第１偏心カム７及び第２偏心カム８の中空部の内周面
に、互いに爪の向きが逆をなす第１ラチェット爪７ａ及
び第２ラチェット爪８ａがそれぞれ一体に形成してあ
る。このラチェット車６ｂ，６ｃと各ラチェット車に係
合可能なラチェット爪７ａ，８ａとによりクラッチ機構
Ｂを構成している。 【０００９】図１〜４に示すように、第１偏心カム７及
び第２偏心カム８の外周は、カム受９に形成された長溝
９ａ，９ｂ内にそれぞれ内接して嵌合している。長溝９
ａと９ｂとは、その長手方向が９０°異なるように形成
してある。即ち、第１偏心カム７の外周は、ケースの長
手方向と同方向の長溝９ａに内接して嵌合しており、第
２偏心カム８の外周は、ケースの長手方向と直交方向の
長溝９ｂに内接して嵌合している。なお、この２つの長
溝９ａ，９ｂの長手方向は互いに直交していればよく、
長溝９ａ，９ｂは本実施例の逆向きでもよい。 【００１０】図１，２に示すように、カム受９には、ケ
ースの上端開口部１ａ近傍にまで延伸する連結棒１０が
固着してある。連結棒１０は、その一部分がネック部分
２ｂによってピボット受された状態で枠２に支持されて
いる。 【００１１】連結棒１０の先端には、歯ブラシ体１１が
着脱自在に連結してあり、この歯ブラシ体１１はケース
１の上端開口部１ａから突出している。この歯ブラシ体
１１の先端部には、ブラシ毛１１ａが立植してある。 【００１２】次に動作について説明する。ケース１外周
面を把持し、駆動モータ３の正逆回転を切換える図示し
ない切換えスイッチを操作してバス磨きにすると、モー
タ３のモータ軸３ａが一方向に回転（正方向回転）し、
このモータ軸３ａの回転が、モータピニオン５，傘歯車
６，スリーブ６ａを介して図４，３に示す第１及び第２
ラチェット車６ｂ，６ｃを時計方向に回転にさせる。第
１ラチェット車６ｂが時計方向に回転すると、第１ラチ
ェット車６ｂに第１ラチェット爪７ａが係合して第１偏
心カム７を時計方向に回転させる（図４）。このとき、
第２ラチェット爪８ａは第２ラチェット車６ｃの面を滑
るのみで、第２偏心カム８に回転を伝達しない。 【００１３】図４に示すように、第１偏心カム７が時計
方向に回転すると、長溝９ａを介してカム受９はケース
１の長手方向（上下方向）に往復運動をし、カム受９に
固着してある連結棒１０も追従するので、連結棒１０の
先端に連結してある歯ブラシ体１１も追従して上下に往
復運動をする（バス磨き）。このときは第２偏心カム８
は静止したままである。 【００１４】これに対して、切換えスイッチを操作して
ローリング磨きにすると、モータ軸３ａが他方向に回転
（逆方向回転）し、第１及び第２ラチェット車６ｂ，６
ｃは反時計方向に回転し、今度は第２ラチェット車６ｃ
に第２ラチェット爪８ａが係合して第２偏心カム８を反
時計方向に回転させる（図３）。このとき、第１ラチェ
ット爪７ａは第１ラチェット車６ｂの面を滑るのみで、
第１偏心カム７に回転を伝達しない。 【００１５】図３に示すように第２偏心カム８が反時計
方向に回転すると、長溝９ｂを介してカム受９はケース
１の長手方向に直交する方向（左右方向）に往復運動を
する。このとき図２に示すように、カム受９に固着して
ある連結棒１０は、ネック部分２ｂを支点として揺動運
動をするので、連結棒１０の先端に連結してある歯ブラ
シ体１１も追従して（左右方向に）揺動運動をする（ロ
ーリング磨き）。このときは、第１偏心カム７は静止し
たままである。 【００１６】 【発明の効果】以上のように、本発明によれば、駆動モ
ータの回転を正逆いずれかの方向に選択することによっ
て、歯ブラシ体が往復運動をする場合（バス磨き）と、
揺動運動をする場合（ローリング磨き）とを択一的に選
択できる電動歯ブラシを簡単な構成で安価に提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例を示す要部の断面図である。
【図２】図１と９０°異なった断面位置での断面図であ
る。 【図３】第２偏心カムが内接する長溝と第２偏心カムの
クラッチ機構の断面図である。 【図４】第１偏心カムが内接する長溝と第１偏心カムの
クラッチ機構の断面図である。 【符号の説明】 １ ケース １ａ 上端開口部 ３ 駆動モータ６ｂ 第１ラチェット車 ６ｃ 第２ラチェット車 ７ 第１偏心カム７ａ 第１ラチェット爪 ８ 第２偏心カム８ａ 第２ラチェット爪 １０ 連結棒 １１ 歯ブラシ体 Ａ 運動変換装置Ｂ クラッチ機構
る。 【図３】第２偏心カムが内接する長溝と第２偏心カムの
クラッチ機構の断面図である。 【図４】第１偏心カムが内接する長溝と第１偏心カムの
クラッチ機構の断面図である。 【符号の説明】 １ ケース １ａ 上端開口部 ３ 駆動モータ６ｂ 第１ラチェット車 ６ｃ 第２ラチェット車 ７ 第１偏心カム７ａ 第１ラチェット爪 ８ 第２偏心カム８ａ 第２ラチェット爪 １０ 連結棒 １１ 歯ブラシ体 Ａ 運動変換装置Ｂ クラッチ機構
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 ケースに内蔵されておりかつ切換手段に
よって正逆方向に回転可能である駆動モータと、上記ケ
ースに設けてある歯ブラシ体と、上記駆動モータの回転
運動を変換して上記歯ブラシ体に所望の運動を伝達する
運動変換装置とを具備する電動歯ブラシにおいて、 上記運動変換装置と上記歯ブラシ体とは連結棒によって
連結してあり、 上記運動変換装置は、上記駆動モータの正方向回転運動
を上記連結棒の往復運動に変換する第１偏心カムと、上
記駆動モータの逆方向回転運動を上記連結棒の揺動運動
に変換する第２偏心カムとを具備し、 上記第１偏心カム及び上記第２偏心カムの偏心位置に形
成された中空部内に、互いに歯の向きが逆をなす第１ラ
チェット車及び第２ラチェット車が嵌合し、 上記第１偏心カム及び第２偏心カムの中空部には互いに
爪の向きが逆をなす第１ラチェット爪と第２ラチェット
爪が一体に形成してあり、 上記第１ラチェット爪は上記第１ラチェット車に係合可
能であり、 上記第２ラチェット爪は上記第２ラチェット車に係合可
能であり、 上記第１ラチェット車と上記第１ラチェット爪との係合
により上記第１偏心カムを回転させるときは、上記第２
偏心カムに回転を伝達せず、 上記第２ラチェット車と上記第２ラチェット爪との係合
により上記第２偏心カムを回転させるときは、上記第１
偏心カムに回転を伝達せず、 上記第１偏心カムと上記第２偏心カムとは、それぞれ上
記切換手段による上記駆動モータの回転方向の切換えに
よって選択的に駆動されることを特徴とする電動歯ブラ
シ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14178094A JP3372658B2 (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | 電動歯ブラシ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14178094A JP3372658B2 (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | 電動歯ブラシ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08357A JPH08357A (ja) | 1996-01-09 |
| JP3372658B2 true JP3372658B2 (ja) | 2003-02-04 |
Family
ID=15300002
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14178094A Expired - Fee Related JP3372658B2 (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | 電動歯ブラシ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3372658B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP4770448B2 (ja) * | 2005-12-20 | 2011-09-14 | パナソニック電工株式会社 | アクチュエータ |
| JP4770447B2 (ja) * | 2005-12-20 | 2011-09-14 | パナソニック電工株式会社 | 多次元運動合成ユニット及びそれを用いたアクチュエータ |
| KR100896126B1 (ko) * | 2009-02-09 | 2009-05-07 | 조병태 | 틸팅 가능한 전동칫솔 |
| KR101349886B1 (ko) * | 2012-02-15 | 2014-01-13 | 최선일 | 전동 칫솔 |
| US9615816B2 (en) | 2013-03-15 | 2017-04-11 | Vidacare LLC | Drivers and drive systems |
| CN114869523B (zh) * | 2022-06-13 | 2023-11-21 | 雷德贵 | 一种多功能电动牙刷动力柄 |
-
1994
- 1994-06-23 JP JP14178094A patent/JP3372658B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08357A (ja) | 1996-01-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |