JP3372290B2 - ホログラムを用いた画像読み取り装置 - Google Patents

ホログラムを用いた画像読み取り装置

Info

Publication number
JP3372290B2
JP3372290B2 JP10422893A JP10422893A JP3372290B2 JP 3372290 B2 JP3372290 B2 JP 3372290B2 JP 10422893 A JP10422893 A JP 10422893A JP 10422893 A JP10422893 A JP 10422893A JP 3372290 B2 JP3372290 B2 JP 3372290B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hologram
image
light
receiving layer
image reading
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10422893A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06313855A (ja
Inventor
市川信彦
谷口幸夫
実 内海
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP10422893A priority Critical patent/JP3372290B2/ja
Publication of JPH06313855A publication Critical patent/JPH06313855A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3372290B2 publication Critical patent/JP3372290B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)
  • Facsimile Heads (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はホログラムを用いて小
型、軽量化を図るようにした画像読み取り装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像をR、G、Bに分けて読み込
む場合、画像光の導波路としてプリズムとR、G、B毎
に光を分割させるためのダイクロイックフィルタとを組
み合わせたものが用いられている。しかしながら、従来
のR、G、B画像光分割方式では、プリズムやダイクロ
イックフィルタを用いるため、装置の小型化、軽量化を
図ることが困難であり、またコストもかかってしまうと
いう問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記課題を解
決するためのもので、プリズムやダイクロイックフィル
タを不要とし、装置の小型化、低コスト化を図ることが
できるホログラムを用いた画像読み取り装置を提供する
ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、画像光をR、
G、B光にそれぞれ分光回折するホログラムと、ホログ
ラムにより回折されたR、G、B色の像が結像される位
置に配置された受像層とを備え、ホログラムにより回折
されたR、G、B色の各像は、光路長が全て等しい位置
に結像されるホログラムを用いた画像読み取り装置にお
いて、前記受像層に結像されるR、G、B色の各像は、
ホログラムの中心を基準として同心円状の位置に結像さ
れることを特徴とする。また、本発明は、ホログラムは
反射型ホログラムであり、受像層は中心部が開口し、開
口部を通して画像光がホログラムに照射されることを特
徴とする。また、本発明は、ホログラムは透過型ホログ
ラムであることを特徴とする。
【0005】
【作用】本発明はホログラムによってカラー画像光を
R、G、Bに分光して受像層に結像させることにより、
プリズムやダイクロイックフィルタを使用する必要がな
く、装置の小型化、低コスト化を図ることが可能とな
る。したがって、本発明の画像読み取り装置の受像層に
透明電極を積層して感光体とし、この感光体と樹脂中に
液晶を分散させた高分子分散型の液晶層に透明電極を積
層した液晶記録媒体と対向配置し、電圧印加露光により
液晶層にカラー画像を記録することが可能である。
【0006】
【実施例】図1、図2により反射型ホログラムを用いた
場合の構成を説明する。図1において、反射型ホログラ
ム2は、ホログラムに対して垂直に光を照射した場合
に、R、G、B各色の光を光軸に対して等しい角度で異
なる方向に回折するように構成されている。即ち、図2
に示すようにホログラム感材11の中心軸(光軸)上に
物体光源10を配置し、反対側にホログラム感材との垂
直距離を同じにし、例えば光軸に対して30°の角度の
位置に参照光源12を配置し、各点光源よりホログラム
感材11に光を照射してホログラムを記録する。このよ
うな記録方法で、R、G、Bそれぞれについて参照光源
12の位置をホログラム感材からの垂直距離と光軸に対
する角度を等しく、方向のみ異なるようにして各色のホ
ログラムを記録する。
【0007】受像層3は、図1に示すように、中心部を
開口したドーナツ状平板とし、結像レンズ1により、開
口を通して画像光を反射型ホログラム2に照射し、R、
G、Bの各色の像を受像層3に結像する。反射型ホログ
ラム2からの各色の回折光は、光軸に対して30°で異
なる方向に回折し、R、G、B色の各結像位置は、ホロ
グラムの中心を基準として同心円状の位置となるため、
各像の光路は全て等しくなり、像の歪みが生ずることは
ない。なお、ホログラム自身に結像機能がある場合に
は、結像レンズ1は不要である。また、ホログラムから
の回折光をトリミングフィルタを介して受像層に結像さ
せるようにして、より回折光の波長選択性を高めるよう
にしてもよい。
【0008】次に本実施例の効果を確認した実験につい
て説明する。
【0009】この実験に供するホログラムの作製条件は
以下の通りである。
【0010】 ホログラムの種類 :反射型ホログラム ホログラム感光材料:フォトポリマー(デュポン社製オムニデックス352) 膜厚10μm 記録用レーザ :アルゴンイオンレーザ、出力5W、514nm (スペクトラフィジックス社モデル2020─055) 撮影光学系 : 図2に示すもの 記録条件 :物体光強度 5.0mw/cm2 参照光強度 5.0mw/cm2 計 10.0mw/cm2 撮影時間 :4.0sec 露光量 :40mj/cm2 後処理条件 :UV照射 100mj/cm2 加熱 120℃、2時間 ホログラム寸法 :縦15mm×15mm 以上の撮影条件によって作製したホログラムを用い、実
際の結像レンズ、受像層と組み合わせて結像させたとこ
ろ、受像層上にR、G、B各色に分光された像が結像さ
れた。
【0011】次に透過型ホログラムを用いた場合につい
て図3、図4により説明する。図3において、結像レン
ズ1からの画像光は透過型ホログラム4によりR、G、
B各色に分光回折され、受像層5の各異なる位置に結像
される。この結像位置はホログラムの中心に対して同心
円状等距離の位置に結像するようにする。この透過型ホ
ログラム4は図4に示すように、ホログラム感材11の
光軸上に物体光源10を、またホログラム感材に対する
垂直距離を同じにし、光軸に対して、例えば30°の角
度で参照光源12を配置し、両光源からの発散光をホロ
グラム感材11上で干渉させてホログラムを記録する。
このような記録方法で、R、G、Bそれぞれについて参
照光源12の位置をホログラム感材からの垂直距離と光
軸に対する角度を等しく、方向のみ異なるようにして各
色のホログラムを記録する。
【0012】このように構成した透過型ホログラム4か
らの各色の回折光は、光軸に対して30°で異なる方向
に回折し、R、G、B色の各結像位置は、ホログラムの
中心を基準として同心円状の位置となるため、各像の光
路は全て等しくなり、像の歪みが生ずることはない。な
お、反射型ホログラムの場合と同様、ホログラム自身に
結像機能がある場合には結像レンズは不要である。
【0013】なお、透過型ホログラムにおいては、膜厚
が薄いとR、G、B各色の分光が完全でないので、感材
膜厚を適宜増加させて回折角度を適切にすることにより
回折光の波長選択性をより高めることが望ましい。ま
た、ホログラムの裏面にトリミングフィルタを配置して
受像層に結像させるようにして、より回折光の波長選択
性を高めるようにしてもよい。
【0014】次に本実施例の効果を確認した実験につい
て説明する。
【0015】ホログラムの作製条件は以下の通りであ
る。
【0016】 ホログラムの種類 :透過型ホログラム ホログラム感光材料:フォトポリマー(デュポン社製オムニデックス352) 膜厚10μm 記録用レーザ :アルゴンイオンレーザ、出力5W、514nm及び48 8nm(スペクトラフィジックス社モデル2020─0 55) クリプトンレーザ、出力5W、647nm (コヒーレント社モデルINN0VA200K3) 撮影光学系 :図4に示すもの 記録条件 :物体光強度 0.5mw/cm2 参照光強度 0.5mw/cm2 計1.0mw/cm 撮影時間 :40sec 露光量 :40mj/cm 後処理条件 :UV照射 100mj/cm2 加熱 120℃、2時間 ホログラム寸法 :縦15mm×15mm 以上の撮影条件によって作製したホログラムを用い、実
際の結像レンズ、受像層と組み合わせ、像を結像させた
ところ、受像層上にR、G、B各色に分光された像が結
像された。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、従来の方
法に比べてホログラムによって分光させることができる
ため、プリズムやダイクロイックフィルタを使用する必
要がなく、装置の小型化が図れ、コストを低減化するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 反射型ホログラムを用いた画像読み取りを説
明する図である。
【図2】 反射型ホログラムの作製方法を説明する図で
ある。
【図3】 透過型ホログラムを用いた画像読み取りを説
明する図である。
【図4】 透過型ホログラムの作製方法を説明する図で
ある。
【符号の説明】
1…結像レンズ、2…反射型ホログラム、3、5…受像
層、4…透過型ホログラム、10…物体光源、11…ホ
ログラム感材、12…参照光源。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−80273(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 27/00 G02B 5/32

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像光をR、G、B光にそれぞれ分光回
    折するホログラムと、ホログラムにより回折されたR、
    G、B色の像が結像される位置に配置された受像層とを
    備え、ホログラムにより回折されたR、G、B色の各像
    は、光路長が全て等しい位置に結像されるホログラムを
    用いた画像読み取り装置において、前記受像層に結像されるR、G、B色の各像は、ホログ
    ラムの中心を基準として同心円状の位置に結像される
    とを特徴とするホログラムを用いた画像読み取り装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、ホログラ
    ムは反射型ホログラムであり、受像層は中心部が開口
    し、開口部を通して画像光がホログラムに照射されるこ
    とを特徴とするホログラムを用いた画像読み取り装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の装置において、ホログラ
    ムは透過型ホログラムであることを特徴とするホログラ
    ムを用いた画像読み取り装置。
JP10422893A 1993-04-30 1993-04-30 ホログラムを用いた画像読み取り装置 Expired - Fee Related JP3372290B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10422893A JP3372290B2 (ja) 1993-04-30 1993-04-30 ホログラムを用いた画像読み取り装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10422893A JP3372290B2 (ja) 1993-04-30 1993-04-30 ホログラムを用いた画像読み取り装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06313855A JPH06313855A (ja) 1994-11-08
JP3372290B2 true JP3372290B2 (ja) 2003-01-27

Family

ID=14375111

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10422893A Expired - Fee Related JP3372290B2 (ja) 1993-04-30 1993-04-30 ホログラムを用いた画像読み取り装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3372290B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06313855A (ja) 1994-11-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4245882A (en) Doubly modulated on-axis thick hologram optical element
JP2002049292A (ja) 透過型ホログラムの作製方法
JP2008107843A (ja) 液晶ディスプレイに使用するためのホログラフィック多色光学要素および該要素の製造方法
JPH06222361A (ja) ホログラムを用いた液晶表示装置
JP2000039516A (ja) ホログラム位置合わせマーク及びその作製方法
JP3370133B2 (ja) ホログラムを用いたカラーフィルター
JP3354202B2 (ja) ホログラムを用いたカラーフィルタ及びその作製方法
JP3372290B2 (ja) ホログラムを用いた画像読み取り装置
WO1990015367A2 (en) Improvements in or relating to holographic displays
JP3372291B2 (ja) ホログラムを用いた画像読み取り装置
JPH0792327A (ja) ホログラムを用いたカラーフィルター
JPH1055129A (ja) ホログラムアレーの複製方法
US4989929A (en) Process of making an achromatic hologram which is adapted to be reconstructed with white light
JP4730490B2 (ja) 表示機能を持つ光ファイバーの作製方法
JPH06230377A (ja) 液晶表示装置用微小ホログラムアレーの作製方法
JPH05505031A (ja) 光ディスクの製造方法
JP3321839B2 (ja) 高難度複製ホログラムの作製方法
JPH05249877A (ja) ホログラムの複製方法
JP3907015B2 (ja) ホログラムカラーフィルタ及びその作製方法
JP2002149044A (ja) 透過型ホログラムの撮影方法
KR910007718B1 (ko) 수색성 홀로그래프 광학소자 및 그 제조방법
JP4151808B2 (ja) ホログラムの複製方法及びその方法により複製されたホログラム
JPH06281933A (ja) 液晶表示装置用微小ホログラムアレーの作製方法及び装置
JPS6257978B2 (ja)
JPH08122548A (ja) 光伝送装置および光伝送方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071122

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081122

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081122

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091122

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091122

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101122

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101122

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111122

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees