JP3371334B2 - 浄水器 - Google Patents
浄水器Info
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- JP3371334B2 JP3371334B2 JP2001007476A JP2001007476A JP3371334B2 JP 3371334 B2 JP3371334 B2 JP 3371334B2 JP 2001007476 A JP2001007476 A JP 2001007476A JP 2001007476 A JP2001007476 A JP 2001007476A JP 3371334 B2 JP3371334 B2 JP 3371334B2
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Description
を装着して水の浄化を行う浄水器に関する。
浄化を行う浄水器としては、専用のろ過カ−トリッジが
ひとつ決められ、それを繰り返し交換して使用するもの
が多く知られている。これらの浄水器は、ホルダーや流
路切換弁などの本体部が専用のろ過カ−トリッジに合わ
せて設計されており、例えばカ−トリッジの交換時期を
表示するための制御プログラムも、ひとつのカ−トリッ
ジを前提に決められている。
率が高い浄水器が開発され市販されているが、これも特
定物質の除去率が高いカ−トリッジに合わせて本体部が
設計されている。
異なるろ過材料を装填し、除去対象物質の異なる同形状
のカ−トリッジを作ることは可能だが、カ−トリッジを
浄水器本体部の内部に装着する内蔵型で使用すると、カ
−トリッジが外部から見えないため、いずれのカ−トリ
ッジを装着したのか判らないという問題点がある。カ−
トリッジの外表面にカ−トリッジの種類が印刷されてい
たとしても、カ−トリッジの装着を見ていなかった使用
者は、わざわざ浄水器内部からカ−トリッジを取り出し
て種類を確認しなければならない。
るろ過材料を装填し、除去対象物質の異なる同形状のカ
−トリッジを作れば、必然的にろ過能力は異なる。した
がって、ひとつの浄水器に複数の能力の異なるろ過カ−
トリッジが装着でき、かつ、カ−トリッジの交換時期を
表示するための制御プログラムを備えている浄水器であ
っも、交換時期の算出方法によっては適切にカートリッ
ジの交換時期が表示されないことになる。よって、どの
種類のカ−トリッジを装着したか、そのろ過能力はどの
程度かを記憶しておかなければならないが、長期間、カ
−トリッジの種類と能力と使用開始時期を記憶し続ける
のは難しく、まだろ過能力が残っているにもかかわらず
カ−トリッジを交換してしまったり、ろ過能力が残って
いないのに使用し続けるという不具合が生じやすい。
のような問題点に鑑み、使用中のカ−トリッジの種類を
容易に確認でき、カ−トリッジを適切な時期に交換でき
る浄水器を提供することである。
を備えたろ過カートリッジと、そのろ過カートリッジが
装着される本体部とを有し、本体部は1つの装着部に対
して複数種のろ過カートリッジを装着可能で、かつ、装
着したろ過カートリッジの種類を識別する識別部と、そ
の識別部の信号に基づいて装着したろ過カートリッジの
種類を表示する表示部とを備えている浄水器を特徴とす
るものである。
ッジの種類を識別するろ過カートリッジ識別部と、その
ろ過カートリッジ識別部からの信号に基づいて演算を行
う回路とを備え、その回路が発する信号に基づいて、装
着したろ過カートリッジに合わせたカートリッジ寿命を
表示することや、ろ過カートリッジ種類表示素子と、ろ
過カートリッジの種類に合わせた交換時期を表示するた
めのろ過カートリッジ交換表示素子と、電源交換表示素
子とをまとめて設けた1つの液晶表示器を備えているこ
とが好ましい。また、ろ過カートリッジ交換表示素子は
複数個のブロックからなり、その複数個のブロックから
なるろ過カートリッジ交換表示素子を段階的に消灯ある
いは点灯させることでろ過カートリッジの交換時期を表
示することが好ましい。液晶表示器を、本体部の上部に
設けることも好ましい。
めの印を備え、本体部に設けられた識別部がろ過カート
リッジに設けられた印を識別すること、そして、印は、
ろ過カートリッジの外壁に形成された突起および/また
は凹みであることが好ましい。また、ろ過カートリッジ
は種類識別のための磁石を備え、本体部は識別部として
磁気スイッチを備えていることが好ましい。
形態を、家庭のキッチンなどの蛇口に取り付けられる浄
水器を例にとり、図を参照しながら説明する。
に、その内部に切換弁を内蔵した本体部2と、ろ材を収
納したろ過カ−トリッジ3などから構成されている。本
体部2にはレバ−5が設けられ、レバ−5を操作するこ
とにより、蛇口4から原水流入口を通って流入した原水
をそのままシャワ−水として吐出するか(原水シャワ
−)、そのままストレ−ト水として吐出するか(原水ス
トレ−ト)、ろ過カ−トリッジ3に供給するか、を選択
して切り換える。ろ過カ−トリッジ3に供給された原水
は、活性炭などの吸着剤や中空糸膜等によってろ過さ
れ、浄水流出口から浄水として吐出される。
換弁を構成する3個のボ−ル11a、11b、11cと
弁軸12とを備えた切換弁本体13、原水シャワ−口1
4と、原水ストレ−ト口15と、浄水流出口19とを備
えた下部ボディ16、切換弁本体13が上面に突出する
開口部を備えた上部ボディ17、切換操作を行う弁操作
部18、ろ過カ−トリッジ3を固定するカ−トリッジキ
ャップ91、流量を積算して、その結果を表示する電装
部などから構成されている。
36が装着され、蛇口4のおねじ部にねじ込んだアダプ
タ37を介して、取付ナット38を切換弁本体13に螺
合させ、本体部2を蛇口4に取り付けるようになってい
る。
1a、21b、21cを開設した区画板22によって、
上部室23と下部室24とに区画されている。
1b、11cが、3個の通水路21a、21b、21c
に対応するように配置されている。ボ−ル11aが通水
路21aにはまり通水路21aが閉じた状態で、ボ−ル
11aの下部が下部室24に突出するようになってい
る。ボ−ル11b、11cについても同様である。
可能に挿着され、かつ、弁軸12の所定位置に配設した
Oリング25a、25b、25cが、下部室24の内壁
面と水密的に係合している。これによって下部室24は
3つに区画され、通水路21aからろ過カ−トリッジ3
に原水を供給する原水供給口26(図6参照)へ通じる
流路31aと、通水路21bから原水ストレ−ト口15
へ通じる流路31bと、通水路21cから原水シャワ−
口14へ通じる流路31cとを形成している。
は、通水路21a、21b、21cに対向する位置に、
カム部27a、27b、27cが設けられている。これ
らカム部27a、27b、27cは、弁軸12の周方向
に例えば60゜ずつずらして設けられており、弁軸12
を60°ずつ回動することにより選択的に上方を向き、
下部室24に突出したボ−ルの下部を押し上げて通水路
を開くことができるようになっている。すなわち、後述
の弁操作部18により弁軸12を所定角度回動すること
で、通水路21a、21b、21cのいずれかを開放
し、水道蛇口6から流入した原水をそのままシャワ−水
として吐出するか、そのままストレ−ト水として吐出す
るか、ろ過カ−トリッジ3に供給するか、を選択でき
る。
としての金属球にゴムを覆ったものを用いているが、弁
体の形状は球体に限らず円錐形でも円筒形でもよく、傘
形でもよい。そして、通水路を閉塞したときのシ−ル性
を向上させるためは、上部室23に設けたボ−ル11
a、11b、11cをバネ等で上方から通水路方向に付
勢してもよい。
3の側部後方には、ろ過カ−トリッジ3に原水を供給す
る原水供給口26と、ろ過カ−トリッジ3から浄水を受
け入れる浄水受入口29とが設けられている。原水供給
口26は流路31aに連通しており、浄水受入口29は
浄水送水路30を介して浄水流出口19と連通してい
る。浄水送水路30には、後述する流量検出部102の
水車122と水車支持部材123が備えられ、浄水の通
水により水車122が回転するようになっている。
説明する。
示すように、容器61の底部に、原水供給口26から原
水を受け入れる原水受入口62と、浄水受入口29に浄
水を供給する浄水供給口63が設けられている。原水受
入口62と浄水供給口63には、それぞれOリング7
3、74が設けられ、原水供給口26と浄水受入口29
に接続した際に外部に水が漏れるのを防止している。
が形成されており、円筒状突起61aに、中空糸膜モジ
ュ−ルの円筒体64の下端がOリング65を介して嵌入
立設されている。そして、この円筒体64の外周上下部
には、円筒体64外周面と容器61の内壁面との間を通
過する原水の処理を行う吸着剤層70を保持するため
に、リング状のフィルタ66、67が固定されている。
を束ねて逆U字状に折り曲げた中空糸膜束68が収納さ
れている。中空糸膜の両端部は、円筒体64の下部にて
各中空糸間および中空糸と円筒体64との間に充填され
る硬化性樹脂69(封止剤)により封止固定(ポッティ
ング)されている。各中空糸膜は、容器61へ嵌入する
前にポッティング部が一部切断除去されているので、末
端が浄水供給口63に向かって開口している。
内壁面との間には、活性炭、ゼオライト、イオン交換樹
脂、キレ−ト樹脂などからなる吸着剤層70が配備され
ている。
剤が容易に充填できるよう開口されており、内部の汚れ
を確認できるように透明キャップ71が嵌入され、超音
波溶着されている。
3は、図6に示したように、本体部2内に装填され、カ
−トリッジキャップ91が、ろ過カ−トリッジ3に覆い
被さる位置で下部ボディ16と上部ボディ17とにネジ
締付固定され、ろ過カ−トリッジ3を所定位置に固定す
る役目を果たしている。カ−トリッジキャップ91に
は、開閉キャップ92が開閉可能に設けられており、開
閉キャップ92を開くと、カ−トリッジキャップの開口
部93およびろ過部の透明キャップ71を通じて、中空
糸膜の汚れ具合を確認できるようになっている。
回動操作する弁操作部18について説明する。
−5と、切換弁本体13に回動可能に支持され、レバ−
5と同じ軸回りに回動する駆動軸41と、一端が下部ボ
ディ16に固定され他端がレバ−5に固定されたねじり
コイルバネ44などから構成されている。レバー5は、
図3に示すように矢印A方向に押し下げると、操作スト
ッパ−43に当接するまで反時計方向に(図6を右側面
から見た場合)回動し、レバ−5が操作ストッパ−43
に当接した状態で操作をやめて指を離すと、ねじりコイ
ルばね44により時計方向に回動し、初期位置に戻るよ
うになっている。
図であって、レバ−5と駆動軸41の接続部を示してい
る。図7に示すように、駆動軸41の一端に嵌入された
ラチェット爪部材47は、レバ−5のラチェット歯48
と噛み合ってラチェット機構を構成している。レバ−5
を初期位置から反時計方向(図6を右側面から見た場
合)に回動させるときには、駆動軸41はレバ−5と一
体となって反時計方向に40°回動し、レバ−5が時計
方向に回動して初期位置に戻るときには、駆動軸41は
回動しないようになっている。
図である図9に示すように、駆動軸41には平歯車45
が設けられ、弁軸12に設けられた平歯車46と噛み合
っている。平歯車45と46のギヤ比は3:2であるの
で、平歯車45が40°回動すると平歯車46は60°
回動する。すなわち、レバ−5を1回操作すると、駆動
軸41は40°回動し、弁軸12は60°回動する。こ
こで、平歯車をはすば歯車ややまば歯車などにしても何
ら問題はない。また、ギヤ比は3:2としたが、これに
限らず2:1でも3:1でもよい。平歯車45の歯数を
平歯車46の歯数より大きくすると、駆動軸41の回動
角度に対し弁軸12の回動角度は大きくなる。すなわち
レバ−5の操作角度を小さくしても、弁軸12の回動角
度を十分に大きくすることができる。以上のように、歯
車を用いるとギヤ比を選択することで容易にレバ−操作
角度を設定でき、しかも確実かつ正確に流路切換ができ
る。
に、切換状態を示す「浄水」「ストレ−ト」「シャワ
−」の文字が40°毎に各3ヶ所印刷された表示リング
51が固定されている。表示ロ−ル51に印刷された
「浄水」「ストレ−ト」「シャワ−」いずれかの文字
が、上部ボディ17の開口部81から見えるようになっ
ていて、切換状態が容易に確認できる。なお、切換状態
を示す表示は、文字、イラスト単独でも、また、それら
の組合せでもよい。そして、開口部81に透明部材82
を取り付けることで、食器洗いのときなどに水が本体部
2の内部に入るのを防いだり、表示リング51が汚れる
のを防いだりしている。
る電装部について説明する。
電源部101と、流量検出部102と、ろ過カ−トリッ
ジ識別部103と、制御部104と、液晶表示器105
などから構成されている。
すように、主に、本体部2に設けた電池ホルダ115
と、コイン形二酸化マンガンリチウム電池111(以
下、電池111)と、陽極金具113および陰極金具1
14と、電池を水密に固定する脱着自在な電池カバ−1
12などから構成される。
16を有するとともにその外周にOリング117を有
し、電池カバ−112がバヨネット機構により電池ホル
ダ115に装着したときに電池装着部116に水が浸入
するのを防ぐようになっている。筒状の電池装着部11
6には切り欠き118が設けられているので、指を引っ
かけて容易に電池を取り外すことができる。また、電池
カバ−112の表面には、硬貨を挿入して回すための凹
部119が設けられ、その周囲に、電池の規格と開閉の
ための回転方向を示す文字やイラストが刻印されてい
る。したがって、使用者は、電池の規格と電池カバ−1
12の回転方向を確認した上で、コインを使って電池カ
バ−112を電池ホルダ115から取り外し、電池を交
換することができる。
113および陰極金具114は、それぞれリ−ド線で図
6に示す制御部104に結線されており、電池111に
よる電力が制御部104に供給される。リ−ド線は、ゴ
ムキャップ120を介して電池ホルダ115に固定され
ていて、このゴムキャップ120が、水がリ−ド線をつ
たって陽極金具113、陰極金具114さらには電池装
着部116に水が浸入するのを防止している。
よく、比較的高い電圧で、長期間安定して電力を供給で
きる二酸化マンガンリチウム電池などのリチウム電池の
ほか、アルカリ乾電池、マンガン乾電池、酸化銀電池、
空気亜鉛電池などでもよい。また、形状は、軽量で大き
な設置スペ−スを必要としないボタン形、コイン形など
の小型電池が好ましい。小型電池の場合、本体部が著し
く大型化したり著しく重量増加することはなく、また、
大幅なコストアップにもならない。
〜図14に示すように、主に、磁石121を埋設した水
車122と、水車122を回転可能に支持する水車支持
部材123と、磁石の回転に応じて開閉する磁気スイッ
チ124と、磁気スイッチ124を支持固定する磁気ス
イッチホルダ125とから構成されている。
の羽根132、133が形成されてなり、軸部131の
一端には水車支持部材123の軸126が挿入される回
転軸穴134が設けられ、他端には、磁石121が装着
される磁石取付穴135が設けられている。
と、水車122の回転軸が垂直になるように磁石取付穴
135に挿入し、脱落を防止するとともに接水による発
錆を防止するために、磁石取付穴135の開口部に栓部
材を被せ接着したり溶着する。磁石121の脱落および
発錆を防止するためには、磁石121を磁石取付穴13
5に挿入した後、磁石取付穴135の開口部を硬化性樹
脂136(封止材)で封止することも好ましい。硬化性
樹脂としては、より安全性の高いポリウレタン樹脂が好
ましいが、エポキシ樹脂や、その他の封止材や接着剤を
用いてもよい。磁石121の錆を防止するためには、磁
石そのものをコ−ティングすることも好ましい。また、
磁石121には、磁力が強い希土類磁石のほか、フェラ
イト磁石などを使用してもよい。
送水路30内で回転可能なように、水車支持部材123
によって下流側から軸支されている。水車122は、そ
の回転軸が浄水の送水方向に平行な軸流型であっても直
交するものであってもよい。また、水車の羽根は2枚と
しているが、1枚でもよく、3枚以上でもよい。さら
に、水車を、ろ過カ−トリッジ3の下流側の浄水送水路
30に設けたが、上流側に設けてもよい。この場合は、
水車122にゴミ等が引っかからないよう、さらに上流
側にプレフィルタを設けることが好ましい。
に、磁気スイッチホルダ125に挿入され、硬化性樹脂
137(封止材)により封止固定されている。磁気スイ
ッチ124の2つの端子はリ−ド線により図10に示す
制御部104と結線されており、磁気スイッチ124の
開閉によるパルス信号が制御部104に伝達される。磁
気スイッチ124を収容した磁気スイッチホルダ125
は、図6に示すように、浄水送水路30の外周に接し、
かつ、水車122の近傍に固定されている。
は、浄水が流れることにより水車122が回転し、水車
122に埋設された磁石121が回転し、それに応じて
磁界が変化する。磁石121が1回転することにより磁
気スイッチ124は2回開閉して、その結果、2周期分
のパルス信号が発信され、制御部104に伝達される。
ついて、図6、図16を用いて説明する。
た回路基板151と、回路基板151を収納する透明の
基板ホルダ152と、回路基板151を基板ホルダ15
2に支持固定する基板枠153とから構成されている。
CPUは、電源部101から電力供給を受け、流量検出
部102からのパルス信号と、ろ過カ−トリッジ識別部
103からの信号に基づいて演算を行い、液晶表示器1
05に出力信号を送るようになっている。回路基板15
1には、リセットボタン154が設けられ、外部からの
操作でリセットボタン154を押して積算流量のデ−タ
等をリセットできるようになっている。そして、リセッ
トボタン154の上方に回路基板151への水の浸入を
防ぐスイッチゴム156を配置し、そのスイッチゴム1
56によって、リセットボタンを間接的に操作すること
が好ましい。
接、支持固定された状態で、本体部2の前面上方に位置
し、使用者が使用中に見やすいようになっている。この
液晶表示器105は、回路基板から離れた位置に配置し
リ−ド線等で結線することも可能だが、回路基板151
に直接、支持固定したほうが信号を確実に伝達できる。
また、外部から水が浸入して回路基板151が誤作動す
るのを防止するため、基板ホルダ152に、その開口部
から回路基板151と液晶表示器105とを挿入し基板
枠153で固定した状態で、開口部を硬化性樹脂155
(封止材)で封止して防水加工をすることが好ましい。
このように防水加工を施すことにより、各部品に対して
個別に防水加工を施す必要がなく、製造工程の簡略化、
製造コストの低減が可能になる。硬化性樹脂155とし
ては、2液混合型のポリウレタン樹脂やエポキシ樹脂な
どを用いればよい。
に、枠167とその中に設けられた3個のブロックA、
B、Cからなるろ過カ−トリッジ交換表示素子161
と、電池交換表示素子162と、カ−トリッジ種類表示
素子163とが設けられており、それらが点灯、消灯、
点滅することで、カ−トリッジの寿命、電池の寿命、カ
−トリッジの種類を表示する。これらろ過カートリッジ
交換表示素子161、電池交換表示素子162、カート
リッジ種類表示素子163は、個々に独立して設けても
よいが、本実施態様のように1つの液晶表示器105に
まとめて設けることにより、省スペース化を図ることが
でき、また、使用者が一目で多数の情報を読み取ること
ができるので好ましい。
103について、図15の概略縦断面図を用いて説明す
る。
導電電材142を密着させたゴムスイッチ143と、導
電部材142との2つの接点を有する識別基板141
と、それらを収納する識別部ハウジング144とから構
成されている。
により制御部104と結線されており、2つの接点の開
閉が制御部104に伝達されるようになっている。
重ねるようにして識別部ハウジング144に収納されて
いる。ろ過カ−トリッジ3の底部に設けた突起72
(印)により、スイッチ操作穴145を通してゴムスイ
ッチ143を押すと、導電部材142が識別基板141
の2つの接点に接触し、回路が閉じ電流が流れるように
なっている。ろ過カ−トリッジを取り外したことにより
突起72が離れると、弾性によりゴムスイッチ143が
初期状態に戻り、接点が開く。ろ過カ−トリッジの底部
に突起が設けられていない場合は、接点が開いたままで
ある。すなわち、この接点の開閉信号により、底部に突
起を設けたろ過カ−トリッジと、突起を設けていないカ
−トリッジとを識別することができる。ゴムスイッチ1
43は、スイッチ操作穴145から識別基板141側に
水が浸入するのを防ぐ役目も果たしている。
わりに底部に凹みを設けたカ−トリッジと凹みを設けな
いカ−トリッジとを識別する機構を採用してもよい。ま
た、スイッチ操作穴、ゴムスイッチおよび識別基板を複
数個設け、3種類以上のカ−トリッジの識別を可能にし
てもよい。さらに、突起とゴムスイッチの替わりに、バ
−コ−ドとバ−コ−ドリ−ダの組み合わせや、磁石と磁
気スイッチの組み合わせを用いてもよい。
の作用について説明する。
出される状態を示している。蛇口を開くと、原水は、原
水流入口28から流入し、水流緩和部材39でその勢い
が緩和された後、カム部27cがボ−ル11cを押し上
げて開放している通水路21cを通過して、原水シャワ
−口14から吐出される。このとき、開口部81からは
表示リング51に記された「シャワー」の文字が見え
る。
操作ストッパ−43に当たるまで回動させると、図8に
示すラチェット機構を介してレバ−5に接続されている
駆動軸41が40゜回動する。同時に平歯車45から4
6へ回動が伝達され、弁軸12が正確に60゜回動す
る。すると、弁軸12のカム27cに替わりカム27b
が上方を向き、通水路21cが閉じて通水路21bが開
く。その結果、原水は通水路21cを通過して原水スト
レ−ト口15から吐出される。このとき、開口部81か
らは表示リング51に記された「ストレ−ト」の文字が
見える。
イルばね44によりレバ−5は逆方向に回動し、初期位
置に戻って停止する。このとき、ラチェット機構を介し
て接続された駆動軸41は回動せず、弁軸12も表示リ
ング51も回動しない。
弁軸12が正確に60゜回動し、通水路21bが閉じ
て、通水路21aが開く。この結果、原水は通水路21
aを通過して、原水供給口26に流れる。そして、図7
に示す原水受入口62からろ過カ−トリッジ3に流入
し、活性炭などの吸着剤と中空糸膜によってろ過され
る。ろ過された水は、浄水供給口63から浄水受入口2
9に流れ、浄水送水路30を通過して浄水流出口19か
ら吐出される。(図10参照)このとき、開口部81か
らは表示リング51に記された「浄水」の文字が見え、
また、浄水送水路30に流れる浄水により水車122が
回転し、流量検出部102によって制御部104にパル
ス信号が送られ、そのパルス信号の周期が浄水の流量と
して積算される。
過カ−トリッジの残存寿命が液晶表示器105のろ過カ
−トリッジ交換表示素子161に表示される。すなわ
ち、ろ過カ−トリッジ交換表示素子161は、図17に
示すように、ろ過カ−トリッジ使用開始時に枠167と
ブロックA、B、Cの全てが点灯しているが、浄水の積
算流量に対応するパルスの積算カウント数が予め設定し
た第1の設定値に達したら、ブロックA164が消灯
し、さらに第2の設定値に達したら、ブロックB165
が消灯する。さらに、ろ過カ−トリッジを交換しなけれ
ばならない積算流量に近づいたら(第3の設定値)、ブ
ロックC166が消灯するとともに枠167が点滅し、
ろ過カ−トリッジの交換を使用者に促す。使用者が、新
しいろ過カ−トリッジに交換してリセットボタン154
を押せば、積算カウント数がゼロに戻り、ろ過カ−トリ
ッジ交換表示素子161も初期表示に戻る。
る第1〜3の設定値は、高除去カ−トリッジ用と標準カ
−トリッジ用にそれぞれ記憶されており、ろ過カ−トリ
ッジを交換する度に、ろ過カ−トリッジ識別部103か
らの信号に基づいて自動的に選択され、カ−トリッジの
種類に合わせたカ−トリッジ残存寿命表示がされるの
で、使用者は、使用しているカ−トリッジの種類とろ過
能力と使用開始時期をわざわざ記憶しておかなくても適
切な時期にろ過カ−トリッジの交換を行える。
種類表示素子163が、ろ過カ−トリッジ識別部103
からの信号に基づいて点灯、消灯することにより、装着
しているカ−トリッジの種類を表示する。たとえば、底
部に突起を設けた有機物の除去率が高いカ−トリッジ
(以下、高除去カ−トリッジ)を装着した場合には点灯
し、底部に突起が無い標準カ−トリッジを装着した場合
には消灯する。この表示により、使用者は、カ−トリッ
ジが外部から見えなくても、使用しているカ−トリッジ
の種類を容易に確認できる。
予め設定した値以下に低下した時点で電池交換表示素子
162を点滅し、使用者に電池(電源)の交換を促すよ
うになっている。したがって、使用者は電池の使用開始
時期と説明書等に記載されている電池寿命をわざわざ記
憶しておく必要がない。そのため、電池寿命を忘れたた
めに電池の交換ができずろ過カ−トリッジ使用中に積算
流量のデ−タが消滅してしまうこともなく、適切な時期
に電池交換が行える。使用者が新しい電池に交換すれば
電池交換表示素子162は自動的に消灯するようになっ
ている。なお、消費電力が使用状況に関わらずほぼ一定
である場合ば、浄水の積算流量や、浄水の通水時間の積
算値や、浄水を通水していない時間の積算値などから、
消灯から点灯に変わるタイミングを決めても差し支えな
い。なお、電池交換表示素子162は、電池使用開始時
には消灯し、電池の寿命に近づいたときに点滅するとい
うように構成しているが、前述のろ過カ−トリッジ交換
表示と同様に段階的に表示してもよい。
−トリッジ3を使用しない場合には消灯する。すなわ
ち、回路基板151のCPUが、浄水の通水が停止して
流量検出部102からのパルス信号が停止した(磁気ス
イッチ124が開または閉の状態が一定時間以上続い
た)ことを検知してスリ−プモ−ドに切り替わり、液晶
表示器105を消灯する。この切り替えによって電池の
電力消費が大幅に抑えられ、電池を長期間使用できる。
なお、電池交換直後とリセットボタン操作直後には一定
時間だけスリ−プモ−ドを解除し、液晶表示器105を
点灯させる。これは、使用者が、正しく電池を装着でき
たことや、正しくデ−タをリセットできたことを確認す
るためである。
できる。 (1)前述の実施態様において、ろ過カ−トリッジ交換
表示素子161はブロックを段階的に消灯させる方式と
したが、段階的に点灯させる方式でもよい。また、積算
流量を数値で表示する方式でも、さらには減算式、加算
式いずれでもよい。 (2)前述の実施態様では表示部に液晶表示器105を
用いたが、ブザ−やスピ−カ−を設けて発信音や音声を
同時に発すれば、使用者はさらにわかりやすくなる。 (3)前述の実施態様では、制御部104にリセットボ
タン154を設けて手動でリセットするように構成した
が、ろ過カ−トリッジ識別部103と同様、ろ過カ−ト
リッジ3の装着部近傍にリセットボタンを設け、ろ過カ
−トリッジ3の脱着を検知してリセットを行う方式でも
よい。 (4)前述の実施態様では、ろ過カ−トリッジ識別部1
03によりろ過カ−トリッジの種類を識別したが、ろ過
カ−トリッジの種類を手動で入力する入力ボタンを設け
てもよい。また、リセットボタンを一定時間以上押し続
けることでカ−トリッジの種類を入力するもの、すなわ
ち入力ボタンとリセットボタンを兼用したものにすれば
製造コストが抑えられる。 (5)前述の実施態様では、電池カバ−112を電池ホ
ルダ115にバヨネット機構により装着するとしたが、
ネジ締結機構でも、スライド機構でもよい。 (6)前述の実施態様では磁気スイッチ124を用いて
流量を検出したが、減速歯車機構と電気的接点を用いる
方法や、ダイヤフラムなど通水によって変形する部材と
電気的接点を用いる方法などを採用してもよい。 (7)前述の実施形態ではラチェット機構を用い、レバ
−5の上下動で切換操作を行ったが、レバ−の停止位置
に応じて切換状態が換わる方式でもよい。 (8)前述の実施形態では弁体にボ−ルを用いた切換弁
としたが、ゴムパッキンやOリングを装着した回動軸で
流路の開閉を行う切換弁でもよい。 (9)前述の実施形態は蛇口に支持固定する浄水器だ
が、ろ過カ−トリッジをシンク付近に置く据置型浄水器
や、シンクの下にろ過カ−トリッジを置くアンダ−シン
ク型浄水器や、蛇口に接続せずに使用するピッチャ−型
浄水器として実施することもできる。また、アルカリイ
オン整水器やミネラル生成器として実施することもでき
る。さらに、蛇口直結型の場合、切換器などを備えた本
体部の内部にろ過カートリッジを収納する形式に構成し
たり、ろ過カートリッジを露出させるように装着する形
式に構成してもよい。
トリッジと、そのろ過カートリッジが装着される本体部
とを有し、本体部は1つの装着部に対して複数種のろ過
カートリッジを装着可能で、かつ、装着したろ過カート
リッジの種類を識別する識別部と、その識別部の信号に
基づいて装着したろ過カートリッジの種類を表示する表
示部とを備えているので、使用者は、使用中の浄水カ−
トリッジの種類を容易に確認できる。ろ過カ−トリッジ
の交換時期を表示する場合には、ろ過カ−トリッジが寿
命に達して交換が必要であることを知ることができ、ろ
過カ−トリッジを適切な時期に交換できる。また、電源
の交換時期を表示する場合には、電源が寿命に達し積算
流量やカートリッジ種類のデータが消滅するのを未然に
防ぐことができる。さらに、表示部を液晶表示器とする
場合、多様な情報を文字やイラストで視覚的に表すこと
ができるので、使用者にとって大変わかりやすいものと
することができる。
を設け、本体部に印を識別する識別部を設ける場合、ろ
過カ−トリッジの種類を自動的に識別して表示部に表示
できるので、浄水カ−トリッジの外表面に印刷された種
類表示等を確認しなくてもカ−トリッジの種類がわか
る。ここで、印をろ過カ−トリッジの外壁と一体的に設
ければ、印を設けるためにろ過カ−トリッジの製造コス
トが大幅にアップすることはない。
うに蛇口直結型浄水器とすると、シンク近傍にろ過カ−
トリッジを設置する据え置き型に比べ小型で邪魔になら
ない。しかも、蛇口に直結した浄水器に表示部が設けら
れているので、使用者は容易に表示を見ることができ、
表示に促されてろ過カ−トリッジや電源を適切な時期に
交換できる。
る。
接続部のC−C矢視断面図である。
る。
である。
ホルダの断面図である。
視断面図である。
体 14 : 原水シャワー口 15 : 原水スト
レート口 16 : 下部ボディ 17 : 上部ボデ
ィ 18 : 弁操作部 19 : 浄水流出
口 21a: 通水路 21b: 通水路 21c: 通水路 22 : 区画板 23 : 上部室 24 : 下部室 25a: oリング 25b: oリング 25c: oリング 26 : 原水供給
口 27a: カム部 27b: カム部 27c: カム部 28 : 原水流入
口 29 : 浄水受入口 30 : 浄水送水
路 31a: 流路 31b: 流路 31c: 流路 36 : パッキン 37 : アダプタ 38 : 取付ナッ
ト 39 : 水流緩和部材 41 : 駆動軸 43 : 操作ストッパー 44 : ねじりコ
イルばね 45 : 平歯車 46 : 平歯車 47 : ラチェット爪部材 48 : ラチェッ
ト歯 51 : 表示リング 61 : 容器 61a: 円筒状突起 62 : 原水受入
口 63 : 浄水供給口 64 : 円筒体 65 : oリング 66 : フィルタ 67 : フィルタ 68 : 中空糸膜
束 69 : 硬化性樹脂 70 : 吸着剤層 71 : 透明キャップ 72 : 突起 73 : oリング 74 : oリング 81 : 開口部 82 : 透明部材 91 : カ−トリッジキャップ 92 : 開閉キャ
ップ 93 : 開口部 101: 電源部 102: 流量検出部 103: ろ過カ−
トリッジ識別部 104: 制御部 105: 液晶表示
器 111: 電池 112: 電池カバ
− 113: 陽極金具 114: 陰極金具 115: 電池ホルダ 116: 電池装着
部 117: oリング 118: 切り欠き 119: 凹部 120: ゴムキャ
ップ 121: 磁石 122: 水車 123: 水車支持部材 124: 磁気スイ
ッチ 125: 磁気スイッチホルダ 126: 軸 131: 軸部 132: 羽根 133: 羽根 134: 回転軸穴 135: 磁石取付穴 136: 硬化性樹
脂 137: 硬化性樹脂 141: 識別基板 142: 導電部材 143: ゴムスイ
ッチ 144: 識別部ハウジング 145: スイッチ
操作穴 151: 回路基板 152: 基板ホル
ダ 153: 基板枠 154: リセット
ボタン 155: 硬化性樹脂 156: スイッチ
ゴム 161: ろ過カ−トリッジ交換表示素子 162: 電池交換表示素子 163: カ−リッ
ジ種類表示素子 164: ブロックA 165: ブロック
B 166: ブロックC 167: 枠
Claims (8)
- 【請求項1】ろ材を備えたろ過カートリッジと、そのろ
過カートリッジが装着される本体部とを有し、本体部は
1つの装着部に対して複数種のろ過カートリッジを装着
可能で、かつ、装着したろ過カートリッジの種類を識別
する識別部と、その識別部の信号に基づいて装着したろ
過カートリッジの種類を表示する表示部とを備えている
ことを特徴とする浄水器。 - 【請求項2】本体部が、装着したろ過カートリッジの種
類を識別するろ過カートリッジ識別部と、そのろ過カー
トリッジ識別部からの信号に基づいて演算を行う回路と
を備え、その回路が発する信号に基づいて、装着したろ
過カートリッジに合わせたカートリッジ寿命を表示す
る、請求項1に記載の浄水器。 - 【請求項3】ろ過カートリッジ種類表示素子と、ろ過カ
ートリッジの種類に合わせた交換時期を表示するための
ろ過カートリッジ交換表示素子と、電源交換表示素子と
をまとめて設けた1つの液晶表示器を備えている、請求
項2に記載の浄水器。 - 【請求項4】ろ過カートリッジ交換表示素子は複数個の
ブロックからなり、その複数個のブロックからなるろ過
カートリッジ交換表示素子を段階的に消灯あるいは点灯
させることでろ過カートリッジの交換時期を表示する、
請求項3に記載の浄水器。 - 【請求項5】液晶表示器は、本体部の上部に設けられて
いる、請求項1〜4のいずれかに記載の浄水器。 - 【請求項6】ろ過カートリッジは種類識別のための印を
備え、本体部に設けられた識別部がろ過カートリッジに
設けられた印を識別する、請求項1〜5のいずれかに記
載の浄水器。 - 【請求項7】印は、ろ過カートリッジの外壁に形成され
た突起および/または凹みである、請求項6に記載の浄
水器。 - 【請求項8】ろ過カートリッジは種類識別のための磁石
を備え、本体部は識別部として磁気スイッチを備えてい
る、請求項1〜5のいずれかに記載の浄水器。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2001007476A JP3371334B2 (ja) | 2001-01-16 | 2001-01-16 | 浄水器 |
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JP2002210457A JP2002210457A (ja) | 2002-07-30 |
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Family Applications (1)
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JP2001007476A Expired - Lifetime JP3371334B2 (ja) | 2001-01-16 | 2001-01-16 | 浄水器 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3371334B2 (ja) |
-
2001
- 2001-01-16 JP JP2001007476A patent/JP3371334B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
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