JP3370844B2 - 電熱器具のプラグ受け装置 - Google Patents

電熱器具のプラグ受け装置

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JP3370844B2 JP09549196A JP9549196A JP3370844B2 JP 3370844 B2 JP3370844 B2 JP 3370844B2 JP 09549196 A JP09549196 A JP 09549196A JP 9549196 A JP9549196 A JP 9549196A JP 3370844 B2 JP3370844 B2 JP 3370844B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ポット、ホット
プレート等電熱器具のプラグ受け装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】電熱器具の電源コードを自由に着脱でき
るようにするために、電熱器具側にプラグ受けを装着
し、そのプラグ受けに雄電極と磁性体片を設け、電源コ
ードのプラグに雌電極及び上記磁性体片に吸着される磁
石片を設けることが従来から行われている。
【0003】図4(a)〜(c)はポットにおける従来
のプラグ受け装置を示すものである。この場合はポット
の本体の一部を構成する環状の底部材1に四角形の取付
け穴2を設けると共に、該底部材1の内側にその取付け
穴2の両側部に沿って平面視が相互に逆向きとなったL
形の一対のスライド案内片3を設けている。
【0004】また、上記底部材1下端に内方へ突き出し
て形成されたつば縁4上で、かつ前記の両スライド案内
片3の中間位置に爪片5を設けている。この爪片5は上
記のつば縁4から立上がっており、その上端部に取付け
穴2側へ突き出した係止段部6が設けられる。
【0005】一方、プラグ受け7は、その両側部に平面
視が相互に逆向きとなったコの字形のスライド部8が設
けられ、そのスライド部8を前記のスライド案内片3に
その上端からスライドさせて嵌合させる。また、プラグ
受け7の裏面には突起9が設けられ、その突起9が前記
の爪片5を弾性変形させて係止段部6に係止され、上方
への抜止めが図られる。
【0006】その他、図中11は雄電極、12はその端
子、13はリード線、14は底部材1上に搭載された胴
部材である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のプラグ受け装置
は、底部材1にプラグ受け7を装着する構造として、取
付け穴2を設けている。このような取付け穴2に代え
て、底部材1の上周縁に開放された四角形の切欠きを設
けることにより、その切欠き部分にプラグ受けを取付け
ることもあるが、このような構造を採用すると、切欠き
部分で底部材1が変形しやすくなり、寸法精度が悪くな
る問題がある。この点で、前記のような取付け穴2を設
ける方が底部材1の寸法精度の維持上望ましい。
【0008】しかし、前述のように取付け穴2を設けて
これにプラグ受け7を上からスライドさせて嵌合させる
構造を採用すると、プラグ受け7が上方に抜け出すこと
を防止するために、爪片5を設けると共にその係止段部
6をプラグ受け7の突起9に係止する必要が生じる。
【0009】上記の爪片5の係止段部6は成形用金型を
一方向に抜く場合の妨げ(いわゆる逆テーパ)となるの
で、係止段部6の部分の金型の一部を反対方向に抜く必
要がある。底部材1のつば縁4に存在する角形の穴15
はその反対方向への型抜きの必要のために設けられたも
のである。
【0010】このように、従来の場合は底部材1に爪片
5を設けていたため、成形用金型が複雑になる問題があ
った。
【0011】一方、上記の底部材1はポリプロピレン等
の比較的剛性の低い合成樹脂で成形されるので、高い寸
法精度が得難い傾向があり、構造が複雑になればなるほ
どその傾向が強くなる。そのため、底部材1の構造をで
きるだけ簡単にすることが寸法精度を高める上で必要で
ある。
【0012】そこで、この発明の第1の目的は、底部材
等の器具本体側に逆テーパ部分が存在することがなく、
また簡単な構造のプラグ受け装置を提供することにあ
る。
【0013】また、前述の従来例の場合は、取付け穴2
の内側面16(図4(b)参照)が露出するため、雄電
極11とプラグ側の雌電極との間でスパークが発生した
場合に、取付け穴2の内側面16がスパークの熱により
部分的に溶ける問題があった。そこで、この発明の第2
の目的は、上記のごときスパークによる溶融の問題を解
消することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記第1及
び第2の目的を達成するために、器具本体に設けた取付
け穴にプラグ受けを装着してなる電熱器具のプラグ受け
装置において、上記器具本体の内側に上記取付け穴両側
部からそれぞれ内方へ突き出した弾力性ある一対の係止
片を設け、上記プラグ受けに上記取付け穴の内面をカバ
ーするカバー部を設けると共に、該プラグ受けに上記各
係止片にそれぞれ係止される一対の爪片を設け、上記プ
ラグ受けを上記器具本体底部材の外方から取付け穴に挿
入するようにした構成としたものである。
【0015】上記の構成によると、器具本体に設けられ
る係止片は金型の抜き方向に逆テーパ部分を含まないの
で、金型の構造が簡単になると共に、器具本体の構造も
簡単になる。また、プラグ受けに設けたカバー部が取付
け穴の内側面をカバーし、スパークの熱による部分的溶
融が防止される。プラグ受けは難燃性を有する素材で形
成されたので、スパークが発生しても、そのカバー部が
溶融されることはない。
【0016】なお、前記の構成に加えて、上記プラグ受
けの内端に突片を設け、その突片に挿通したビスを器具
本体に螺合した構成を採用してもよい。更に上記器具本
体の内端に、上記取付け穴内側の上辺部から内方へ突き
出した弾力性ある第3の係止片を設け、上記プラグ受け
の内端に該第3の係止片に係止される第3の爪片を設け
た構成を採用することができる。このような構造による
と、プラグ受けと器具本体との一体化を一層確実に図る
ことができる。
【0017】
【実施の形態】以下、図1から図3に基づいて、ポット
のプラグ受け装置に適用した実施形態について説明す
る。
【0018】図1に示すように、底部材21は、環状の
周壁22の下端に内向きのつば縁23を形成すると共
に、そのつば縁23の内側に上向きのつば縁リブ24を
形成しており、その周壁22の一部に四角形の取付け穴
25を設けている。この取付け穴25の底辺は前記つば
縁23と同じ高さであり、またその取付け穴25外側面
の底辺、上辺及び両側辺のそれぞれに連続したリブ26
(図2(c)参照)が形成される。また、周壁22の内
周面には、上記リブ26の上辺部に連続した上部内壁2
7、該リブ26の両側辺に連続した側部内壁28が一体
に形成される。
【0019】また、各側部内壁28の約下半分部にはつ
ば縁23と一体の係止片29が内方に突き出して形成さ
れる。この係止片29は、その突出方向の中程で相互に
内側に若干屈曲され、その屈曲部分が多少の弾力性を有
する。
【0020】また、前記のつば縁リブ24上で、両係止
片29の中間部分に上向きのねじ筒31が一体に設けら
れ、ビス32がこれに螺合されるようになっている。
【0021】以上の構成でなる底部材21の取付け穴2
5の周辺の構造によると、成型用金型は、上方向への移
動と、取付け穴25部分での外方向への移動の2方向の
移動で型抜きができる。
【0022】一方、プラグ受け33は、メラミン樹脂等
の難燃樹脂により形成され、前記の取付け穴25に合致
しうる四角形をなしており、そのプラグ受け本体34に
一対の雄電極35をインサート成形により一体に設けて
いる。またプラグ受け本体34の表面の両雄電極35の
間に磁性体片36が取付けられる。
【0023】上記プラグ受け本体34の外端面には、四
角形の枠状のカバー部37が設けられる。そのカバー部
37の外端に係合つば38を設け、前記のリブ26に係
合するようになっている。
【0024】また、プラグ受け本体34の内端面側に
は、各雄電極35の端子39が突出しており、各端子3
9の外側に爪片41が突設されている。各爪片41は、
その外側面にプラグ受け本体34の内端面と平行の係止
段部42が形成される。
【0025】また、プラグ受け本体34の内端面の上辺
において、上記各爪片41の中間位置に突片43を設け
ている。該突片43にはビス32の挿通穴44が設けら
れる。
【0026】上記構成のプラグ受け33は、底部材21
の外方から取付け穴25に挿入され、爪片41が係止片
29の内面に当りこれを外方へ弾性変形させる。係合つ
ば38はリブ26に係合すると共に、爪片41の係止段
部42に係止片29が落ち込み(図2(b)参照)係止
される。これと同時に、突片43がねじ筒31の上端面
と合致するので、ビス32を突片43の挿通穴44に通
してねじ筒31に螺合する。これにより、プラグ受け3
3が底部材21に固定される。
【0027】上記のようにしてプラグ受け33を取付け
穴25に装着すると、プラグ受け33のカバー部37が
取付け穴25の内側面をカバーする。従って、プラグの
着脱の際に雄電極35の部分でスパークが生じても、取
付け穴25の内側面が溶融されることはない。またカバ
ー部37は難燃性を有するので、溶融の問題は生じな
い。
【0028】前記の突片43とねじ筒31とをビス32
で螺合・固定する構成はプラグ受33と底部材21との
一体化を強固にするために設けられるものであり、係止
片29と爪片41との係止構造だけで十分に固定される
場合は省略してもよい。
【0029】次に、図3は上記のビス32による固定に
代えて、取付け穴25の上部内壁27の中央部分に第3
の係止片45を設け、プラグ受け33の内端面上辺に第
3の爪片46を突設した構成を採用したものである。上
記の第3の係止片45はその先端部が内向きに若干屈曲
され、その屈曲部分が弾性変形することにより第3の爪
片46に係止される。
【0030】上記の第3の係止片45の部分成形用金型
の型抜きは、前述の場合と同様に上方と外方の2方向に
移動させるだけでよい。
【0031】
【発明の効果】以上のように、この発明は器具本体の取
付け穴内側の両側辺に係止片を設け、プラグ受けに上記
係止片に対する爪片を設けたことにより、器具本体側に
逆テーパの部分が存在しないので、成形用金型が簡単に
なると共に、器具本体の構造も簡単になり、寸法精度を
挙げることができる。
【0032】また、プラグ受けに取付け穴内側面のカバ
ー部を設けたことにより、スパークの熱による溶融を防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の一部分解斜視図
【図2】(a)同上の一部斜視図 (b)(a)図のb−b線の断面図 (c)(a)図のc−c線の断面図
【図3】(a)他の実施形態の分解斜視図 (b)同上の組立状態の断面図
【図4】(a)従来例の一部分解斜視図 (b)同上の組立状態の断面図 (c)同上の底部材の一部斜視図
【符号の説明】
21 底部材 22 周壁 23 つば縁 24 つば縁リブ 25 取付け穴 26 リブ 27 上部内壁 28 側部内壁 29 係止片 31 ねじ筒 32 ビス 33 プラグ受け 34 プラグ受け本体 35 雄電極 36 磁性体片 37 カバー部 38 係合つば 39 端子 41 爪片 42 係止段部 43 突片 44 挿通穴 45 第3の係止片 46 第3の爪片
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−338367(JP,A) 特開 昭61−198583(JP,A) 特開 昭56−7369(JP,A) 実開 平3−104978(JP,U) 実開 平2−140781(JP,U) 実開 昭57−14979(JP,U) 特公 昭59−46604(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/74 H01R 13/639 A47J 27/21 101

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 器具本体に設けた取付け穴にプラグ受け
    を装着してなる電熱器具のプラグ受け装置において、上
    記器具本体の内側に上記取付け穴両側部からそれぞれ内
    方へ突き出した弾力性ある一対の係止片を設け、上記プ
    ラグ受けに上記取付け穴の内面をカバーするカバー部を
    設けると共に、該プラグ受けに上記各係止片にそれぞれ
    係止される一対の爪片を設け、上記プラグ受けを上記器
    具本体底部材の外方から取付け穴に挿入するようにした
    ことを特徴とする電熱器具のプラグ受け装置。
  2. 【請求項2】 上記プラグ受けの内端に突片を設け、上
    記突片に挿通したビスを器具本体に螺合したことを特徴
    とする請求項1に記載の電熱器具のプラグ受け装置。
  3. 【請求項3】 上記器具本体の内端に、上記取付け穴内
    側の上辺部から内方へ突き出した弾力性ある第3の係止
    片を設け、上記プラグ受けの内端に該第3の係止片に係
    止される第3の爪片を設けたことを特徴とする請求項1
    に記載のプラグ受け装置。
JP09549196A 1996-04-17 1996-04-17 電熱器具のプラグ受け装置 Expired - Lifetime JP3370844B2 (ja)

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CN107157324B (zh) * 2017-07-26 2019-02-05 南通薇星纺织科技有限公司 一种用于烧水的水杯
CN107157323B (zh) * 2017-07-26 2019-02-01 新沂市港发商贸有限公司 一种水杯装置
CN111180963B (zh) * 2019-06-04 2021-04-16 深圳市海洋王照明工程有限公司 充电口支架、充电座及烟雾救援照明指示装置

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