JP3369921B2 - 電力変換装置 - Google Patents

電力変換装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力変換装置を構
成する自己消弧形スイッチング素子のスイッチング回数
を必要最低限に押さえることでスイッチングに伴う損失
を最低限におさえながら、出力電圧を正弦波状に制御す
る電力変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図11は電力変換装置の主回路構成図で
ある。図11において電力変換装置は、GTO(GTO
に限らず自己消弧形素子なら可)とダイオードで構成さ
れた変換器1と、直流電源2とからなる。3〜8は変換
器1を構成するGTOである。
【0003】図12は図11に示す電力変換装置を制御
する従来の制御装置の構成図である。図12において、
図11と同一の記号は同一の機能を備えたものであり、
その説明は省略する。
【0004】図12において制御装置は、三相電圧指令
を発生する三相電圧指令発生回路9と、三相電圧指令発
生回路9の電圧が印加される三相−二相変換回路10
と、三相−二相変換回路10の出力の二相交流信号を位
相角に変換する位相角算出回路11と、位相角算出回路
11の出力を基に0゜から360゜に対応した三角波を
発生する三角波発生回路12と、三相電圧指令発生回路
9の出力と三角波発生回路12の出力を基に各三相電圧
指令と三角波との交点を検出するクロスポイント検出回
路13と、クロスポイント検出回路13の出力により変
換器のGTOをオンオフするゲートパルスを発生するゲ
ートパルス発生回路14とからなる。
【0005】図13は図12に示す従来の制御装置によ
って制御した場合の作用を説明するための波形図であ
る。以下、図11、図12、図13を参照しながら説明
する。
【0006】図13のVUR,VVR,VWRは三相電圧指令
発生回路9で発生される相電圧指令である。三相−二相
変換回路10は下式の演算を行い、相電圧指令VUR,V
VR,VWRを直交AB座標系の二相信号VAR,VBRに変換
する。ただし、A軸をU相方向にとりB軸をA軸より9
0゜進んだ軸とする。
【0007】
【数1】VAR=VUR−(VVR+VWR)/2 VBR=(VVR−VWR)×(√3/2) 位相角検出回路11は下式の演算を行い、三相→二相変
換回路10の出力VAR,VBRから位相角信号THを算出
する。
【0008】
【数2】 VBRが正でVARが(VBRの絶対値)より大きいとき TH=tan-1(VBR/VAR) VBRが(VARの絶対値)より大きいとき TH=−tan-1(VAR/VBR)+90° VARが(VBRの絶対値)より小さいとき TH=tan-1(VBR/VAR)+180° VBRが−(VARの絶対値)より小さいとき TH=−tan-1(VAR/VBR)+270° VBRが負でVARが(VBRの絶対値)より大きいとき TH=tan-1(VBR/VAR)+360° この位相角信号THの波形を図13に示す。三角波発生
回路12は下式の演算を行い、位相角信号THを三角波
信号TRIに変換する。尚、ここでは46パルスのスイ
ッチングを行うものとする。
【0009】
【数3】THO=TH×46−90゜ THOが360゜×n(nは0以上の整数)より大きく
360゜×n+180゜より小さいとき THI=−1+(THO−n×360゜)/90゜ THOが360゜×n(nは0以上の整数)+180゜
より大きく、360゜×n+360゜より小さいとき THI=3−(THO−n×360゜)/90゜ TRIの波形を図13に示す。TRIは変換器のGTO
を制御する三角波信号である。
【0010】三角波信号TRIとU相電圧指令VURをク
ロスポイント検出回路13で比較し、VURがTRIより
小さいときGTO3をオンし、VURがTRIより小さい
ときGTO6をオンする。同様にして、V相電圧指令V
VRとTRIを比較して、GTO4,GTO7のオンオフ
を決定し、W相電圧指令VWRとTRIを比較して、GT
O5,GTO8のオンオフを決定する。
【0011】これにより、U相には正弦波状の電圧VU
が発生する。V相にはU相に対して120゜位相の遅れ
た電圧が発生し、U相とV相の線間には電圧VUVが発生
する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、変
換器1は正弦波状の電圧を発生するのにともなって、自
己消弧形素子は一周期あたり多数のオンオフを繰り返し
ており、スイッチングに伴う損失が大きく、変換器の効
率が低下する。
【0013】そこで、本発明は電力変換器において、自
己消弧形素子のスイッチング回数を必要最低限に押さえ
ながら、発生する電圧が正弦波状になるように変換装置
を制御することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の請求項1に係る電力変換装置では、電力
変換装置が出力すべき電圧を表す電圧指令値ベクトルと
実際に出力する電圧を表す電圧実際ベクトルとの誤差を
積分し、その積分値があらかじめ設定された値を超える
とスイッチングを切り替えるようにする。そのときの切
り替えの方法は、電圧誤差積分値が設定境界円を超えた
場合、電圧誤差積分値の進む方向が、積分値の境界設定
円の中心に最も近い方向の出力可能電圧ベクトルを、次
に前記電力変換装置が実際に出力する電圧実際値ベクト
ルとして選択する。
【0015】本発明の請求項2に係る電力変換装置で
は、リアクトルもしくは変圧器を介して接続した交流系
統の電圧を検出し、この検出電圧にもとづいて、前記電
力変換装置が出力すべき電圧を表す電圧指令ベクトルを
演算する。この電圧指令値ベクトルと実際に出力する電
圧を表す電圧実際ベクトルとの誤差を積分し、その積分
値があらかじめ設定された値を超えるとスイッチングを
切り替えるようにする。そのときの切り替えの方法は、
電圧誤差積分値が設定境界円を超えた場合、電圧誤差積
分値の進む方向が、積分値の境界設定円の中心に最も近
い方向の出力可能電圧ベクトルを、次に前記電力変換装
置が実際に出力する電圧実際値ベクトルとして選択す
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施
の形態の構成図である。図1において図12に示した従
来と同一の構成要素については同一符号を付し説明を省
略する。
【0017】図において制御装置は、三相電圧指令を
発生する三相電圧指令発生回路9と、三相電圧指令発生
回路9の電圧が印加される三相−二相変換回路10と、
電圧誤差積分値の大きさの境界を設定する境界円設定器
20と、三相−二相変換回路10の出力の電圧指令ベク
トルと自らの出力である電圧実際値ベクトルの誤差を積
分し、この電圧誤差積分値の大きさと境界円設定器20
で設定された設定境界円の比較を行い、電圧誤差積分値
の大きさが設定境界円の内側ならそのときの電圧実際値
ベクトルを継続して出力し、電圧誤差積分値の大きさが
設定境界円の外側なら最適スイッチング状態への切替え
を実行し電圧実際値ベクトルとして出力する電圧実際値
ベクトル選択回路21と、電圧実際値ベクトル選択回路
21の出力する変換器のスイッチング状態に応じて自己
消弧形素子のオンオフを制御するゲートパルス信号を発
生するゲートパルス発生回路22とからなる。
【0018】次に、図1の制御装置の作用について説明
する。電圧VUR,VVR,VWRは電圧指令発生回路9が出
力する三相電圧指令である。電圧指令VUR,VVR,VWR
は三相−二相変換回路10において、次式にしたがって
電圧指令ベクトルVARとVBRに変換される。ただしA軸
をU相方向にとり、B軸をA軸より90゜進んだ軸とす
る。
【0019】
【数4】VAR=VUR−(VVR+VWR)/2 VBR=(VVR−VWR)×(√3/2) これにより、図2に示す電圧指令ベクトルVARとVBRが
決定される。
【0020】図3は単位変換器1台が発生できる出力電
圧を示したもので、V0からV6の7通りのベクトルで
表すことができる。各出力可能ベクトルに対応する自己
消弧形スイッチング素子のスイッチング状態は下記のよ
うになる。
【0021】 GTO3 GTO4 GTO5 STO6 GTO7 GTO8 ベクトルV0 OFF OFF OFF ON ON ON または ON ON ON OFF OFF OFF ベクトルV1 ON OFF OFF OFF ON ON ベクトルV2 ON ON OFF OFF OFF ON ベクトルV3 OFF ON OFF ON OFF ON ベクトルV4 OFF ON ON ON OFF OFF ベクトルV5 OFF OFF ON ON ON OFF ベクトルV6 ON OFF ON OFF ON OFF 図4は電圧実際値ベクトル選択回路21のブロック図で
ある。三相→二相変換回路10から出力された電圧指令
ベクトルのA軸方向成分VAR,B軸方向成分VBRと電圧
実際値ベクトル選択回路21の出力である電圧ベクトル
(VA ,VB )との差を算出し、積分器23,24で電
圧誤差積分値(A0,B0)を下式により演算する。
【0022】
【数5】A0=∫(VAR−VA )dt B0=∫(VBR−VB )dt 図5は電圧誤差積分値(A0,B0)の大きさZと設定
境界円から得られた半径Rとの関係を表す図である。ベ
クトル選択回路25はZを下式で演算し、Rとの大きさ
を比較する。
【0023】
【数6】Z=√(A02 +B02 ) ZとRの関係において、ZがRより小さければ、電圧誤
差積分値(A0,B0)は設定境界円の内側に存在し、
現在出力している電圧実際値ベクトル(VA ,VB )を
維持する。
【0024】ZがRより大きければ、以下の手順にした
がって電圧実際値ベクトル(VA ,VB )の切替えを実
行する。図6は切替え対象ベクトルを示しており、7つ
の出力可能ベクトルの中から、電圧指令ベクトル(VA
R,VBR)に対して近い順に3つの電圧ベクトルを選択
する。ここで、電圧指令ベクトル(VAR,VBR)が図6
に示した点にあるとすると、電圧ベクトルV0,V1,
V2が選択される。
【0025】図7は電圧誤差積分値(A0,B0)が設
定境界円上にある状態、つまり切り替えを行うべき状態
にあることを表す。前記3つの選択された電圧ベクトル
をベクトル選択回路25の出力と仮定し、 電圧誤差積
分値(A0,B0)からそれぞれの電圧ベクトルが進む
方向ベクトルΔVが、電圧誤差積分値(A0,B0)か
ら設定境界円の中心方向へのベクトルΔV0にもっとも
近い電圧ベクトルを次の電圧実際値ベクトルとして出力
する。つまり、選択された3つの電圧ベクトルの中から
更に電圧誤差積分値を一番小さくするものを選択して電
圧実際値ベクトルとする。
【0026】ここで電圧実際値ベクトル演算の一例を示
す。電圧誤差積分値(A0,B0)からそれぞれの電圧
ベクトルが進む方向ベクトルΔVと設定境界円の中心へ
の方向ベクトルΔV0とのなす角δはベクトルの内積を
下式を用いて計算する。
【0027】
【数7】 cosδ=ΔV・ΔV0/|ΔV|・|ΔV0| そして、3つの電圧ベクトルのなかでcosδがもっと
も大きな値を持つ電圧ベクトルを電圧実際値ベクトルV
A ,VB と決定し、電圧実際値ベクトル選択回路21の
出力とする。
【0028】ゲートパルス発生装置22は、電圧実際値
ベクトル選択回路21によって出力された電圧実際値ベ
クトルにしたがい各自己消弧形素子をオンオフさせる。
図8は以上説明した本発明の第1の実施の形態の動作波
形を表した図であり、上から順に、電圧誤差積分A0,
電圧誤差積分B0,電圧誤差積分値の大きさZ,変換器
U相出力電圧VU ,UV相線間電圧VUVを示している。
ここでは、設定境界円の半径Rは、0.8である。従来
の図13と比較すると同程度のスイッチング回数で、格
段に正弦波に近くなっていることが分かる。
【0029】また、この設定境界円の半径Rは変更可能
で、半径Rを大きくするとスイッチング回数は少なくな
るが波形の歪みが大きくなり、半径Rを小さくするとス
イッチング回数は多くなるが波形の歪みは小さくなる。
よって、同程度の波形を得る場合は、少ないスイッチン
グ回数で得ることができる。
【0030】このように、本発明の第1の実施の形態に
よれば、必要最低限のスイッチング動作で電圧を正弦波
状にすることができ、スイッチング損失を低減した高効
率な電力変換器を実現できる。
【0031】次に本発明の第2の実施の形態について説
明する。図9は本発明の第2の実施の形態の構成図であ
る。図1に示した第1の実施の形態と同一要素には同一
符号を付し説明を省略する。
【0032】以下、電圧指令ベクトル演算回路及びそれ
に付随した系統電圧検出回路について説明する。図9の
変換器1は変圧器30(またはリアクトル)により系統
電圧と接続される。系統電圧検出回路31で検出された
系統電圧と変換器の出力電流を所定の値に制御する電流
制御回路32の出力は電圧指令ベクトル演算回路33に
送られ、変換器が出力すべき電圧を決定するための電圧
指令ベクトルの演算を実行する。
【0033】図10は電圧指令ベクトル演算回路33の
ブロック図である。系統電圧検出回路31で検出した交
流系統の線間電圧VUVL ,VVWL ,VWULは線間−相変
換回路34によって相電圧VUL,VVL,VWLに変換され
る。
【0034】
【数8】VUL=2(VUVL −VVWL )/3 VVL=2(VVWL −VWUL )/3 VWL=2(VWUL −VUVL )/3 さらに、相電圧VUL,VVL,VWLは三相−二相変換回路
35において、次式にしたがってVALとVBLに変換され
る。
【0035】
【数9】VAL=VUL−(VVL+VWL)/2 VBL=(VVL−VWL)×(2/√3) 三相−二相変換回路35の出力VAL,VBLと電流制御回
路32の出力VAC,VBCは加算器36,37において次
式にしたがって加算され、電圧指令値ベクトルのA,B
軸方向成分VAR,VBRが算出される。
【0036】
【数10】VAR=VAL+VAC VBR=VBL+VBC このようにして求められた電圧指令値ベクトルを用い、
第1の実施の形態と同様にして制御を行うことにより、
電流制御が可能となり、スイッチング損失を低減した高
効率な電力変換器で指令に応じた電流を得ることができ
る。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
自己消弧形素子による余分なスイッチングがなくなり、
必要最低限のスイッチングで高効率な電力変換器を実現
することができる。また変換器の出力交流電圧のピーク
値はほとんど直流電圧まで使用することができ、電圧利
用率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態の電力変換装置の
ブロック図。
【図2】 電圧指令値ベクトルを表す図。
【図3】 単位変換器が発生できる電圧ベクトルを表す
図。
【図4】 電圧実際値ベクトル選択回路のブロック図。
【図5】 電圧誤差積分値の大きさと設定境界円の関係
を表す図。
【図6】 電圧実際値ベクトル選択回路の切替え対象ベ
クトルを表す図。
【図7】 電圧実際値ベクトルの選択を説明する図。
【図8】 本発明の第1の実施の形態の動作波形図。
【図9】 本発明の第2の実施の形態の電力変換装置の
ブロック図。
【図10】 電圧指令ベクトル演算回路のブロック図。
【図11】 電力変換器の主回路構成図。
【図12】 従来の制御装置の構成図。
【図13】 従来の電力変換装置の動作波形図。
【符号の説明】
1・・・・・変換器 2・・・・・直流電源 3〜8・・・自己消弧形素子 9・・・・・電圧指令発生回路 10,35・三相/二相変換回路 20・・・・境界円設定器 21・・・・電圧実際値ベクトル選択回路 22・・・・ゲートパルス発生回路 23,24・積分器 25・・・・ベクトル選択回路 30・・・・変圧器 31・・・・系統電圧検出回路 32・・・・電流制御回路 33・・・・電圧指令ベクトル演算回路 34・・・・線間/相変換回路 36,37・加算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中沢 洋介 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東 芝 府中工場内 (72)発明者 金井 丈雄 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東 芝 府中工場内 (72)発明者 影山 隆久 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東 芝 府中工場内 (56)参考文献 特開 平9−215398(JP,A) 特開 平7−87748(JP,A) 特開 平9−182439(JP,A) 特開 平9−135598(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 7/48 H02M 7/515 H02P 21/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自己消弧形スイッチング素子をブリッジ
    接続して成り、直流を交流に変換する電力変換装置にお
    いて、 前記電力変換装置が出力すべき電圧を表す電圧指令値ベ
    クトルを発生する手段と、 前記電力変換装置が出力できる出力可能電圧ベクトルの
    始点を原点にとり、前記出力可能電圧ベクトルの終点で
    各ベクトルを表現した平面上で、前記電力変換装置が実
    際に出力する電圧を表す電圧実際ベクトルと前記電圧指
    令値ベクトルの誤差を積分し、その積分値の大きさが前
    記平面の原点を中心とした設定境界円の内側である場合
    はそのときの電圧実際値ベクトルを継続して出力し、前
    記積分値が前記設定境界円の外側である場合は、電圧誤
    差積分の進む方向が積分値の前記設定境界円の中心にも
    っとも近い方向の前記出力可能電圧ベクトルを、前記電
    力変換装置が実際に出力する電圧を表す電圧実際値ベク
    トルとして選択する手段と、前記 電圧実際値ベクトルにもとづいて、前記自己消弧形
    スイッチング素子のオンオフ指令を演算する手段を備え
    たことを特徴とする電力変換装置。
  2. 【請求項2】 自己消弧形スイッチング素子をブリッジ
    接続して成り、直流を交流に変換する電力変換装置にお
    いて、 リアクトルもしくは変圧器を介して接続した交流系統の
    電圧を検出し、この検出電圧にもとづいて、前記電力変
    換装置が出力すべき電圧を表す電圧指令ベクトルを演算
    する手段と、 前記電力変換装置が出力できる出力可能電圧ベクトルの
    始点を原点にとり、前記出力可能電圧ベクトルの終点で
    各ベクトルを表現した平面上で、前記電力変換装置が実
    際に出力する電圧を表す電圧実際ベクトルと前記電圧指
    令値ベクトルの誤差を積分し、その積分値の大きさが前
    記平面の原点を中心とした設定境界円の内側である場合
    はそのときの電圧実際値ベクトルを継続して出力し、前
    記積分値が前記設定境界円の外側である場合は、電圧誤
    差積分の進む方向が積分値の前記設定境界円の中心にも
    っとも近い方向の前記出力可能電圧ベクトルを、前記電
    力変換装置が実際に出力する電圧を表す電圧実際値ベク
    トルとして選択する手段と、前記 電圧実際値ベクトルにもとづいて、前記自己消弧形
    スイッチング素子のオンオフ指令を演算する手段を備え
    たことを特徴とする電力変換装置。
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