JP3369727B2 - 食品トレイ台車搬送装置 - Google Patents
食品トレイ台車搬送装置Info
- Publication number
- JP3369727B2 JP3369727B2 JP13139994A JP13139994A JP3369727B2 JP 3369727 B2 JP3369727 B2 JP 3369727B2 JP 13139994 A JP13139994 A JP 13139994A JP 13139994 A JP13139994 A JP 13139994A JP 3369727 B2 JP3369727 B2 JP 3369727B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tray
- truck
- cart
- carrier
- tank
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Intermediate Stations On Conveyors (AREA)
- Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、殺菌槽に使用する包装
食品を載せたトレイ台車の構造に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、レトルト食品等の包装済食品を加
熱殺菌処理する殺菌槽においては、缶・びん詰やレトル
トパウチに食材や調理食品を封入した状態で食品トレイ
にまんべんなく加熱殺菌されるように分散して載置し、
これらの食品トレイをトレイ台車に積み込み、トレイ台
車を台車運搬車に乗せて殺菌槽に運び、台車運搬車から
トレイ台車を外し、トレイ台車ごと殺菌槽に収容して大
量の食品を加熱殺菌する方法が取られている。殺菌槽の
容量が大きい場合には、複数台のトレイ台車を直列に殺
菌槽に収容して加熱殺菌する方法が取られ、殺菌槽に収
容する時には順次トレイ台車を直列に押し込むだけで容
易であるが、取り出す際には殺菌槽の奥に残ったトレイ
台車を引き出すため長い手かぎ等を使い、作業者が槽内
に入り込むようにしてトレイ台車を引き出す。このた
め、槽内が充分に冷えた状態になるまで作業員が入るこ
とができず、生産を停滞させるばかりでなく作業環境や
安全上の問題も発生していた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来の
問題点を解決するために、加熱殺菌終了後直ちに、殺菌
槽の奥に収容されたトレイ台車をも簡単に引き出せる食
品トレイ台車搬送装置を提供することを目的としてい
る。 【0004】 【課題を解決する手段】上記目的を達成するため本発明
では、トレイ台車の前部と後部に一対の係脱自在な台車
連結器を設ける一方、トレイ台車を載せるべき台車運搬
車には、殺菌槽と同じ高さの荷台を装備すると共に、そ
の荷台に沿って一対のガイドレールと、前後方向に移動
可能な移動子と、移動子を移動する操作杆を設け、移動
子は前記トレイ台車の一端に着脱自在に連結するように
した。 【0005】 【作用】以上のように、トレイ台車の前部と後部に一対
の台車連結器を設け、この台車連結器により複数のトレ
イ台車を直列に連結できるようにし、殺菌槽の床面の高
さに合わせた荷台を装備した台車運搬車に、包装食品を
載せた食品トレイを段積みしたトレイ台車を載せ、殺菌
槽の入口に運び床合わせして殺菌槽内にトレイ台車を槽
内に搬入し、引き続き他のトレイ台車を搬入することに
より、台車連結器により連結された状態で複数のトレイ
台車が槽内に収容され、加熱殺菌処理を行う。一方、台
車運搬車には荷台に沿って前後方向に伸びる一対のガイ
ドレールと、前後方向に移動可能な移動子と、移動子を
移動する操作杆が設けられ、移動子にトレイ台車の後部
一端を着脱自在に連結し、操作杆を操作することにより
トレイ台車を殺菌槽に搬入したり、取り出したりするよ
うにしている。殺菌槽から引き出す時は、入口に近いト
レイ台車を引き出すことにより、後続のトレイ台車が連
結されて順に引き出され、トレイ台車の台車連結器を解
除することにより、1台づつトレイ台車を台車運搬車に
移載して取り出すことができる。 【0006】 【実施例】本発明の実施例を添付図面を参照して詳細に
説明する。図1は本発明の実施例のトレイ台車の構成を
示す一部を切欠して示す平面図、図2は図1の一部切欠
側面図で、トレイ台車1はL形アングル2を逆L字状に
して四角形に組み、その間に井桁状に補強L形アングル
3を逆L字状に渡し、それぞれを熔接により接合して本
体を形成し、前部および後部のL形アングル2と補強L
形アングル3の間に天板4を取り付け、天板4上に食品
トレイ5を多段積みしている。本体の下面には支持板6
を介して車輪7aと2つの車輪7bを取付け、トレイ台
車1を前後方向に移動可能に支持する。さらに前後方向
に伸びる一対の補強L形アングル3の間に前部のL形ア
ングル2と平行に一対の軸支孔9を形成しフック軸8を
軸支する。フック軸8は両端に軸支孔9に挿通する円筒
部とその間を角柱状に形成され、角柱部分に嵌合する角
孔を設けたフック13とレバー11を嵌入し固定するよ
うにしている。 【0007】フック軸8の一側からつる巻スプリング1
2を挿通し、つる巻スプリング12を挟み平行して前方
に突出した状態で一対のフック13を、角柱部分の一側
にスプリング引掛け孔10を形成したレバー11を下方
に突出した状態で固定し、フック軸8の両端を一対の補
強L形アングル3の軸支孔9に挿入軸支し、つる巻スプ
リング12の一端をレバー11のスプリング引掛け孔1
0に係合し、他端を補強L形アングル3に固定して、つ
る巻スプリング12により常時フック13は上方に、レ
バー11は前方に付勢されるように保持する。本実施例
では、図3に示すようにフック軸8を四角材で形成し、
両端は軸支孔9の径に合わせて丸棒状に加工し、フック
13およびレバー11にフック軸8の四角材に見合う四
角孔を形成して固定する。さらにレバー11の引掛け孔
28に後面に伸びるワイヤまたはロッド14を引掛け回
動自在に固定し、本体下面に沿って弛みなく保持し、本
体後部に前後方向にスライドし上記ワイヤまたはロッド
14と連結するレバーつまみ15を設け、レバーつまみ
15を後方に引くことにより、つる巻スプリング12に
抗してフック軸8を回転し、フック13を下方に下げ
る。さらに本体後部のほぼ中央に、先端に係止孔16を
設けた係止板17が後方に突出して設けられている。本
実施例では、本体後部はL形アングル2が逆L字状に熔
接され、そのままで台車連結器としてのフック引掛け部
を形成することができる。 【0008】図4は、本発明のトレイ台車を台車運搬車
に搭載した状態を示す要部側面図で、台車運搬車27は
車軸の位置が一定の固定車輪18と車軸の位置が可動の
キャスター車輪19により支持する。台車運搬車27に
は、高さ調整用支柱20を介して荷台用天板21が水平
に取付けられ、さらに荷台用天板21上にはトレイ台車
1の車輪間隔に合わせて前後方向に伸びる一対のレール
29a、29b(図5)が平行して走り、中央部に前後
方向に伸びるねじ棒22と、同ねじ棒22に螺合してス
ライドする移動子23を設け、ねじ棒22を前後2か所
で軸受台24により水平に支持し、ねじ棒22の後端に
ねじ棒22を回転するハンドル25を取付け、ねじ棒2
2の回転により移動子23を前後方向に移動する。移動
子23の上面には係止用盲孔(図示せず)と鎖により係
留された留めピン26が設けられ、移動子23が後方に
位置する状態でトレイ台車1を台車運搬車27上に固定
し、トレイ台車1の係止板17に対応して係止孔16を
挿通した留めピン26を移動子23の係止盲孔に挿入す
ることによりトレイ台車1を移動子23に係止固定し
て、トレイ台車1が台車運搬車27から脱落しないよう
に係留している。台車運搬車27上に設けた一対のレー
ルは、トレイ台車1の車輪7aのV溝に合わせ上面の狭
いレール29aと、車輪7bに合わせて上面の巾が広い
レール29bとの組合せにより、トレイ台車1の車輪間
隔のずれを吸収し、安定したトレイ台車1の係止固定す
ることができる。 【0009】以上のように構成することにより、殺菌槽
にトレイ台車1を搬入する時には、殺菌槽の入口に台車
運搬車27を近付け、床面を合わせた状態で殺菌槽内の
ガイドレールに台車運搬車27のレール29a、29b
を合わせ、この状態でねじ棒22のハンドル25を回し
て移動子23を前方に移動し、トレイ台車1を殺菌槽内
のガイドレールに載せて搬入し、留めピン26を外して
台車運搬車27を引き下げることにより、簡単にトレイ
台車1を殺菌槽内に搬入することができる。トレイ台車
1を引き出す時には、移動子23が前部にある状態で、
台車運搬車27を殺菌槽の入口に近付け、殺菌槽内のガ
イドレールに台車運搬車27のレールを合わせ、トレイ
台車1の係止板17の係止孔16に留めピン26を挿入
し、移動子23の係止盲孔に挿入して固定し、ハンドル
25を回して移動子23を後方に移動することにより、
トレイ台車1を簡単に台車運搬車27に移載することが
できる。 【0010】殺菌槽内に1台目のトレイ台車1が搬入さ
れ、殺菌槽の奥に設けられた車止めに当たり停止し、つ
いで2台目のトレイ台車1を押し込み、1台目のトレイ
台車1と接触して、2台目のトレイ台車1のフック13
を押し下げ、1台目のトレイ台車1の後部のL形アング
ル2に係合して停止し、同様に3台目のトレイ台車1も
フック13を2台目のトレイ台車1の後部のL形アング
ル2に係合し、この状態で3台のトレイ台車1が直列に
連結された状態で殺菌槽に収納される。トレイ台車1を
引き出す時には、入口に近いトレイ台車1から殺菌槽の
入口に配置した台車運搬車27へ移動し、同トレイ台車
1の係止板17の係止孔16に台車運搬車27の移動子
23の係止盲孔を合わせて留めピン26を挿入して係留
し、台車運搬車27のハンドル25を反時計方向に回し
てトレイ台車1を殺菌槽から引き出し、台車運搬車27
に載せ、同トレイ台車1のレバーつまみ15を引いて2
台目のトレイ台車1との連結を外し、トレイ台車1を台
車運搬車27を移動して搬出するようにしている。この
時、2台目のトレイ台車1は殺菌槽の入り口まで引き出
されており、同様に台車運搬車27に移載することによ
り、順次最後のトレイ台車1まで同様に殺菌槽の入口ま
で引き出すことができ、まだ冷えきらない殺菌槽内に作
業者が入り込むことなく、奥のトレイ台車1を容易に引
き出すことができる。 【0011】 【発明の効果】以上のように本発明では、殺菌槽内に収
納する複数のトレイ台車を、殺菌槽内に収納する時に順
次直列に連結することにより、加熱殺菌終了後、殺菌槽
内がまだ人の入れる温度に下がらない状態でも、直ちに
トレイ台車を引き出すことができ、殺菌槽内が完全に冷
えるまで待機することなく、引き続き作業を進めること
ができ、作業能率の向上と同時に作業者の安全確保を図
ることができる。
食品を載せたトレイ台車の構造に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、レトルト食品等の包装済食品を加
熱殺菌処理する殺菌槽においては、缶・びん詰やレトル
トパウチに食材や調理食品を封入した状態で食品トレイ
にまんべんなく加熱殺菌されるように分散して載置し、
これらの食品トレイをトレイ台車に積み込み、トレイ台
車を台車運搬車に乗せて殺菌槽に運び、台車運搬車から
トレイ台車を外し、トレイ台車ごと殺菌槽に収容して大
量の食品を加熱殺菌する方法が取られている。殺菌槽の
容量が大きい場合には、複数台のトレイ台車を直列に殺
菌槽に収容して加熱殺菌する方法が取られ、殺菌槽に収
容する時には順次トレイ台車を直列に押し込むだけで容
易であるが、取り出す際には殺菌槽の奥に残ったトレイ
台車を引き出すため長い手かぎ等を使い、作業者が槽内
に入り込むようにしてトレイ台車を引き出す。このた
め、槽内が充分に冷えた状態になるまで作業員が入るこ
とができず、生産を停滞させるばかりでなく作業環境や
安全上の問題も発生していた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来の
問題点を解決するために、加熱殺菌終了後直ちに、殺菌
槽の奥に収容されたトレイ台車をも簡単に引き出せる食
品トレイ台車搬送装置を提供することを目的としてい
る。 【0004】 【課題を解決する手段】上記目的を達成するため本発明
では、トレイ台車の前部と後部に一対の係脱自在な台車
連結器を設ける一方、トレイ台車を載せるべき台車運搬
車には、殺菌槽と同じ高さの荷台を装備すると共に、そ
の荷台に沿って一対のガイドレールと、前後方向に移動
可能な移動子と、移動子を移動する操作杆を設け、移動
子は前記トレイ台車の一端に着脱自在に連結するように
した。 【0005】 【作用】以上のように、トレイ台車の前部と後部に一対
の台車連結器を設け、この台車連結器により複数のトレ
イ台車を直列に連結できるようにし、殺菌槽の床面の高
さに合わせた荷台を装備した台車運搬車に、包装食品を
載せた食品トレイを段積みしたトレイ台車を載せ、殺菌
槽の入口に運び床合わせして殺菌槽内にトレイ台車を槽
内に搬入し、引き続き他のトレイ台車を搬入することに
より、台車連結器により連結された状態で複数のトレイ
台車が槽内に収容され、加熱殺菌処理を行う。一方、台
車運搬車には荷台に沿って前後方向に伸びる一対のガイ
ドレールと、前後方向に移動可能な移動子と、移動子を
移動する操作杆が設けられ、移動子にトレイ台車の後部
一端を着脱自在に連結し、操作杆を操作することにより
トレイ台車を殺菌槽に搬入したり、取り出したりするよ
うにしている。殺菌槽から引き出す時は、入口に近いト
レイ台車を引き出すことにより、後続のトレイ台車が連
結されて順に引き出され、トレイ台車の台車連結器を解
除することにより、1台づつトレイ台車を台車運搬車に
移載して取り出すことができる。 【0006】 【実施例】本発明の実施例を添付図面を参照して詳細に
説明する。図1は本発明の実施例のトレイ台車の構成を
示す一部を切欠して示す平面図、図2は図1の一部切欠
側面図で、トレイ台車1はL形アングル2を逆L字状に
して四角形に組み、その間に井桁状に補強L形アングル
3を逆L字状に渡し、それぞれを熔接により接合して本
体を形成し、前部および後部のL形アングル2と補強L
形アングル3の間に天板4を取り付け、天板4上に食品
トレイ5を多段積みしている。本体の下面には支持板6
を介して車輪7aと2つの車輪7bを取付け、トレイ台
車1を前後方向に移動可能に支持する。さらに前後方向
に伸びる一対の補強L形アングル3の間に前部のL形ア
ングル2と平行に一対の軸支孔9を形成しフック軸8を
軸支する。フック軸8は両端に軸支孔9に挿通する円筒
部とその間を角柱状に形成され、角柱部分に嵌合する角
孔を設けたフック13とレバー11を嵌入し固定するよ
うにしている。 【0007】フック軸8の一側からつる巻スプリング1
2を挿通し、つる巻スプリング12を挟み平行して前方
に突出した状態で一対のフック13を、角柱部分の一側
にスプリング引掛け孔10を形成したレバー11を下方
に突出した状態で固定し、フック軸8の両端を一対の補
強L形アングル3の軸支孔9に挿入軸支し、つる巻スプ
リング12の一端をレバー11のスプリング引掛け孔1
0に係合し、他端を補強L形アングル3に固定して、つ
る巻スプリング12により常時フック13は上方に、レ
バー11は前方に付勢されるように保持する。本実施例
では、図3に示すようにフック軸8を四角材で形成し、
両端は軸支孔9の径に合わせて丸棒状に加工し、フック
13およびレバー11にフック軸8の四角材に見合う四
角孔を形成して固定する。さらにレバー11の引掛け孔
28に後面に伸びるワイヤまたはロッド14を引掛け回
動自在に固定し、本体下面に沿って弛みなく保持し、本
体後部に前後方向にスライドし上記ワイヤまたはロッド
14と連結するレバーつまみ15を設け、レバーつまみ
15を後方に引くことにより、つる巻スプリング12に
抗してフック軸8を回転し、フック13を下方に下げ
る。さらに本体後部のほぼ中央に、先端に係止孔16を
設けた係止板17が後方に突出して設けられている。本
実施例では、本体後部はL形アングル2が逆L字状に熔
接され、そのままで台車連結器としてのフック引掛け部
を形成することができる。 【0008】図4は、本発明のトレイ台車を台車運搬車
に搭載した状態を示す要部側面図で、台車運搬車27は
車軸の位置が一定の固定車輪18と車軸の位置が可動の
キャスター車輪19により支持する。台車運搬車27に
は、高さ調整用支柱20を介して荷台用天板21が水平
に取付けられ、さらに荷台用天板21上にはトレイ台車
1の車輪間隔に合わせて前後方向に伸びる一対のレール
29a、29b(図5)が平行して走り、中央部に前後
方向に伸びるねじ棒22と、同ねじ棒22に螺合してス
ライドする移動子23を設け、ねじ棒22を前後2か所
で軸受台24により水平に支持し、ねじ棒22の後端に
ねじ棒22を回転するハンドル25を取付け、ねじ棒2
2の回転により移動子23を前後方向に移動する。移動
子23の上面には係止用盲孔(図示せず)と鎖により係
留された留めピン26が設けられ、移動子23が後方に
位置する状態でトレイ台車1を台車運搬車27上に固定
し、トレイ台車1の係止板17に対応して係止孔16を
挿通した留めピン26を移動子23の係止盲孔に挿入す
ることによりトレイ台車1を移動子23に係止固定し
て、トレイ台車1が台車運搬車27から脱落しないよう
に係留している。台車運搬車27上に設けた一対のレー
ルは、トレイ台車1の車輪7aのV溝に合わせ上面の狭
いレール29aと、車輪7bに合わせて上面の巾が広い
レール29bとの組合せにより、トレイ台車1の車輪間
隔のずれを吸収し、安定したトレイ台車1の係止固定す
ることができる。 【0009】以上のように構成することにより、殺菌槽
にトレイ台車1を搬入する時には、殺菌槽の入口に台車
運搬車27を近付け、床面を合わせた状態で殺菌槽内の
ガイドレールに台車運搬車27のレール29a、29b
を合わせ、この状態でねじ棒22のハンドル25を回し
て移動子23を前方に移動し、トレイ台車1を殺菌槽内
のガイドレールに載せて搬入し、留めピン26を外して
台車運搬車27を引き下げることにより、簡単にトレイ
台車1を殺菌槽内に搬入することができる。トレイ台車
1を引き出す時には、移動子23が前部にある状態で、
台車運搬車27を殺菌槽の入口に近付け、殺菌槽内のガ
イドレールに台車運搬車27のレールを合わせ、トレイ
台車1の係止板17の係止孔16に留めピン26を挿入
し、移動子23の係止盲孔に挿入して固定し、ハンドル
25を回して移動子23を後方に移動することにより、
トレイ台車1を簡単に台車運搬車27に移載することが
できる。 【0010】殺菌槽内に1台目のトレイ台車1が搬入さ
れ、殺菌槽の奥に設けられた車止めに当たり停止し、つ
いで2台目のトレイ台車1を押し込み、1台目のトレイ
台車1と接触して、2台目のトレイ台車1のフック13
を押し下げ、1台目のトレイ台車1の後部のL形アング
ル2に係合して停止し、同様に3台目のトレイ台車1も
フック13を2台目のトレイ台車1の後部のL形アング
ル2に係合し、この状態で3台のトレイ台車1が直列に
連結された状態で殺菌槽に収納される。トレイ台車1を
引き出す時には、入口に近いトレイ台車1から殺菌槽の
入口に配置した台車運搬車27へ移動し、同トレイ台車
1の係止板17の係止孔16に台車運搬車27の移動子
23の係止盲孔を合わせて留めピン26を挿入して係留
し、台車運搬車27のハンドル25を反時計方向に回し
てトレイ台車1を殺菌槽から引き出し、台車運搬車27
に載せ、同トレイ台車1のレバーつまみ15を引いて2
台目のトレイ台車1との連結を外し、トレイ台車1を台
車運搬車27を移動して搬出するようにしている。この
時、2台目のトレイ台車1は殺菌槽の入り口まで引き出
されており、同様に台車運搬車27に移載することによ
り、順次最後のトレイ台車1まで同様に殺菌槽の入口ま
で引き出すことができ、まだ冷えきらない殺菌槽内に作
業者が入り込むことなく、奥のトレイ台車1を容易に引
き出すことができる。 【0011】 【発明の効果】以上のように本発明では、殺菌槽内に収
納する複数のトレイ台車を、殺菌槽内に収納する時に順
次直列に連結することにより、加熱殺菌終了後、殺菌槽
内がまだ人の入れる温度に下がらない状態でも、直ちに
トレイ台車を引き出すことができ、殺菌槽内が完全に冷
えるまで待機することなく、引き続き作業を進めること
ができ、作業能率の向上と同時に作業者の安全確保を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のトレイ台車の一部を切欠して示
す平面図である。 【図2】図1の一部を切欠して示す側面図である。 【図3】図1のトレイ台車の台車連結機構の断面図であ
る。 【図4】図1のトレイ台車を台車運搬車に搭載した状態
を示す側面図である。 【図5】図1のトレイ台車を台車運搬車に搭載した状態
を示す他の側面図である。 【符号の説明】 1 トレイ台車 2 L形アングル 3 補強L形アングル 4 天板 5 食品トレイ 6 支持板 7a 車輪 7b 車輪 8 フック軸 9 軸支孔 10 スプリング引掛け孔 11 レバー 12 つる巻スプリング 13 フック 14 ワイヤまたはロッド 15 レバーつまみ 16 係止孔 17 係止板 18 固定車輪 19 キャスター車輪 20 高さ調整用支柱 21 荷台用天板 22 ねじ棒 23 移動子 24 軸受台 25 ハンドル 26 留めピン 27 台車運搬車 28 引掛け孔 29a レール 29b レール
す平面図である。 【図2】図1の一部を切欠して示す側面図である。 【図3】図1のトレイ台車の台車連結機構の断面図であ
る。 【図4】図1のトレイ台車を台車運搬車に搭載した状態
を示す側面図である。 【図5】図1のトレイ台車を台車運搬車に搭載した状態
を示す他の側面図である。 【符号の説明】 1 トレイ台車 2 L形アングル 3 補強L形アングル 4 天板 5 食品トレイ 6 支持板 7a 車輪 7b 車輪 8 フック軸 9 軸支孔 10 スプリング引掛け孔 11 レバー 12 つる巻スプリング 13 フック 14 ワイヤまたはロッド 15 レバーつまみ 16 係止孔 17 係止板 18 固定車輪 19 キャスター車輪 20 高さ調整用支柱 21 荷台用天板 22 ねじ棒 23 移動子 24 軸受台 25 ハンドル 26 留めピン 27 台車運搬車 28 引掛け孔 29a レール 29b レール
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
A23L 3/10
B65G 47/52 101
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 包装食品を載せた食品トレイをトレイ台
車上に段積みにして殺菌槽に搬入し、加熱殺菌後トレイ
台車を殺菌槽より搬出する食品殺菌施設において使用さ
れる食品トレイ台車搬送装置であって、 前記トレイ台車の前部と後部にそれぞれ係脱自在な台車
連結器を設ける一方、トレイ台車を載せるべき台車運搬
車には、殺菌槽と同じ高さの荷台を装備し、この荷台に
は、トレイ台車が移動すべきガイドレールを設けると共
に、ガイドレールの方向に移動可能な移動子と、移動子
を移動する操作杆をそれぞれ設け、移動子は前記トレイ
台車の一端に着脱自在に連結してなる食品トレイ台車搬
送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13139994A JP3369727B2 (ja) | 1994-05-20 | 1994-05-20 | 食品トレイ台車搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13139994A JP3369727B2 (ja) | 1994-05-20 | 1994-05-20 | 食品トレイ台車搬送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07313127A JPH07313127A (ja) | 1995-12-05 |
JP3369727B2 true JP3369727B2 (ja) | 2003-01-20 |
Family
ID=15057071
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13139994A Expired - Fee Related JP3369727B2 (ja) | 1994-05-20 | 1994-05-20 | 食品トレイ台車搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3369727B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5704941B2 (ja) * | 2011-02-01 | 2015-04-22 | 株式会社アイホー | 棚収納装置 |
JP7022338B2 (ja) * | 2018-06-29 | 2022-02-18 | トヨタ紡織株式会社 | 搬送台車および搬送物受け渡し機構 |
-
1994
- 1994-05-20 JP JP13139994A patent/JP3369727B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07313127A (ja) | 1995-12-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6524056B1 (en) | Motorcycle loading, unloading, storage apparatus | |
EP0055010B1 (en) | A one man cart for articles | |
US2958537A (en) | Brake mechanism for telescoping carts | |
EP0109440A1 (en) | STORAGE ROW WITH SEVERAL STORAGE POSITIONS. | |
US20150203137A1 (en) | Cart with Movable Cradle | |
US20210276603A1 (en) | Tugger cart assembly | |
US20010051094A1 (en) | Method of conveying trollies | |
EP1620301A2 (en) | Cart mover | |
EP0164387A1 (en) | STORAGE AND TRANSPORTATION OF GOODS ARRANGED ON PALLETS. | |
JP3369727B2 (ja) | 食品トレイ台車搬送装置 | |
US3290051A (en) | Pallet bin carrier | |
US3155258A (en) | Material handling apparatus | |
US5618152A (en) | Printing machine spindle lifting and transporting cart | |
US3662989A (en) | Towing machine | |
US3550908A (en) | Unit load handling device | |
EP0009921A2 (en) | Wheel means for container handling | |
US4900044A (en) | Side loading hand truck and method | |
CN216232341U (zh) | 一种移动后放置定位稳定的手推车 | |
JP3153561U (ja) | 箱昇降運搬車 | |
JPH0718703Y2 (ja) | トラックのコンテナ用昇降スタンド | |
JPS58100003A (ja) | コンテナ格納装置 | |
JPH09315315A (ja) | 運搬用台車 | |
JPH0218003Y2 (ja) | ||
JPH0815928B2 (ja) | 鉄板等長尺物、金型等重量物品を収容する台車付き収容棚 | |
JP2000326852A (ja) | 運搬用機器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20021022 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |