JP3369434B2 - 三次元図形の表示装置 - Google Patents

三次元図形の表示装置

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JP3369434B2 JP10225397A JP10225397A JP3369434B2 JP 3369434 B2 JP3369434 B2 JP 3369434B2 JP 10225397 A JP10225397 A JP 10225397A JP 10225397 A JP10225397 A JP 10225397A JP 3369434 B2 JP3369434 B2 JP 3369434B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示図形の回転や
移動など、利用者からその図形を見る視点を変更するこ
とができる視点変更機能を持つ三次元図形の表示装置に
係り、更に詳しくはこのような視点変更を行っても、例
えば座標軸上の目盛の位置を常に確認することが可能な
三次元図形の表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の三次元図形の表示装置において、
例えば三軸グラフなど、三方向の軸と目盛を表示する場
合には、一般に目盛は1つの方向だけにしか表示されて
いなかった。図24は軸と目盛の表示方法の従来例であ
る。同図において、x軸に対する目盛はx−y平面、y
軸に対する目盛はy−z平面、z軸に対する目盛はx−
z平面上にしか描かれていない。
【0003】このような表示方法は、視点が固定された
形式の三次元図形表示装置においては有効であるが、回
転や移動など利用者の操作によって表示された図面に対
する視点の変更が可能な表示装置においては、目盛線の
延長上に視点がきた場合に目盛線は点となってしまい、
その点上に軸が描かれるため、目盛の位置を識別するこ
とが不可能となる。
【0004】図25はこのような問題点の説明図であ
る。同図は図24の座標軸を、y−z平面に垂直な方
向、すなわちx軸方向から見た場合の軸と目盛を示す図
であり、z軸上の目盛がz軸と重なってしまうために、
その目盛の位置を識別することができなくなっている。
同様に図24の座標軸をz−x平面に垂直な方向から見
た場合にはx軸上の目盛、x−y平面に垂直な方向から
見た場合にはy軸上の目盛が軸と重なってしまい、目盛
の位置を識別することができなくなる。
【0005】また図24のように軸と目盛を表示する場
合には、視点の移動や特定の目盛付近の拡大によって、
他の軸が表示領域から見えなくなるときは、方向を示す
指標となる他の軸が表示されなくなることによって、利
用者が表示された部分をどの方向から見ているかという
方向認識ができなくなってしまう。図26はこのような
場合の例を示し、y軸以外の他の2つの方向、すなわち
x,z軸が表示領域外にある場合のy軸の表示状態を示
す。この表示状態では、表示領域に示されているy軸上
の部分を、利用者はどの方向から見ているかを認識する
ことができない。すなわち従来の目盛表示方向では、軸
の目盛自体は視点の方向を示す機能を持っていない。
【0006】続いて従来の三次元図形表示装置における
ベクトルの表示方法について説明する。図27は従来の
ベクトル表示例の説明図である。同図においては、ベク
トルはその始点と先端点とを結ぶ線分(本発明では以
後、この部分をベクトルの幹線と呼ぶことにする。)、
および全体として矢印とするために先端点に付けられた
2本の短い線分(この部分を枝線と呼ぶことにする。)
を用いて一次元的に表示するか、三角形のような二次元
図形を用いて表示が行われている。
【0007】このようなベクトルの表示方法は、視点が
固定された三次元図形の表示装置においては、一般的に
常にベクトルの始点と先端点とを区別することができて
表示が有効であるが、視点の変更が可能な表示装置にお
いては、ベクトルの図形が視線と同一方向の面上にある
場合にはベクトルの枝線と幹線とが重なってしまい、ベ
クトルの先端点と始点とを区別することができなくなっ
てしまう。
【0008】図28はこのような問題点の説明図であ
る。同図においてx−y平面に垂直な方向に視点がある
場合には、ベクトルの始点と先端点とを区別することが
できるが、y−z平面、およびz−x平面に垂直な方向
に視点がある場合には、ベクトルの幹線と枝線とが重な
ってしまい、ベクトルの始点と先端点とを識別すること
ができない。
【0009】次にベクトルの表示に際しても、従来の表
示方法においては特定の目盛付近を拡大することなどに
よって、座標軸が表示領域の外に出た場合には方向を示
す指標がなくなり、どの方向からベクトルを見ているか
という方向認識ができなくなってしまう。
【0010】図29はこのような問題点の説明図であ
り、3本の軸が表示領域外にある場合のベクトル図形の
表示状態を示す。この図においては、3本の軸が表示領
域から見えなくなってしまい、ベクトルをどの方向から
見ているかという方向認識を行うことができない。
【0011】最後に従来の三次元図形表示装置におい
て、立体の内部を表示する時の表示方法について説明す
る。図30は立体図形の内部の表示方法の従来例であ
る。同図においては、直方体の内部に1つの立方体が存
在する様子が示されている。この図では、この内部の立
方体の存在を示すために直方体の前面、上面、および右
側面の3つの面が削除されて、図形表示が行われてい
る。
【0012】このように立体図形の一部分を削除して立
体の内部の状態を表示する方法は、視点が固定された三
次元図形の表示装置においては有効であるが、視点の変
更が可能な表示装置では、例えば削除されていない面が
確認対象となる立方体と視点との中間に存在する場合に
は、立体の内側を表示することができず、内部の物体を
確認することができなくなる。
【0013】図31はこのような問題点の説明図であ
る。同図は図30の表示形式の立体図形を左斜め前方か
ら見た状態を示している。従来の表示装置においては、
削除されている面が決まっているために、図31におい
ては内部の立方体の一部が左側面の壁に隠れてしまい、
内部の物体を完全に確認することができない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、表示図
形の回転や移動などのように、利用者の操作によって表
示図形に対する視点の変更が可能な三次元図形表示装置
においては、従来のような軸の目盛の表示方法を用いる
と、軸の目盛線の延長上に視点がある場合に目盛線が点
となってしまい、その点の上に軸が描かれるため、目盛
の位置が識別できなくなるという第1の問題点があっ
た。
【0015】またこのような三次元図形表示装置におい
て、従来の座標軸と目盛の表示方法では、他の軸が表示
領域から見えなくなった場合に、表示領域をどの方向か
ら見ているかという方向認識ができなくなるという第2
の問題点があった。
【0016】次に、このような視点の変更が可能な三次
元図形の表示装置において従来のようなベクトルの表示
方法を用いると、ベクトル表示図形が視線と同一方向の
面上に描かれている場合には、ベクトルの幹線と枝線が
重なってしまい、ベクトルの始点と先端点とを区別でき
なくなるという第3の問題点があった。
【0017】またこのような表示装置において、ベクト
ルを表示する図形付近のみを拡大することによって座標
軸が表示領域から見えなくなる場合には、そのベクトル
をどの方向から見ているかという方向認識ができなくな
るという第4の問題点があった。
【0018】更にこのように視点の変更が可能な三次元
図形の表示装置においては、立体の内部に存在する物体
を確認しようとする時、例えば削除されていない立体の
面が表示対象となる内部の物体と視点との中間に存在す
る場合には、立体内部の物体を確認できなくなるという
第5の問題点があった。
【0019】本発明は、以上述べたような第1〜第5の
問題点を解決することができる三次元図形の表示装置を
提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理構成
ブロック図である。同図は利用者の操作に応じて、回転
や移動など、表示図形を見るための視点の変更が可能な
三次元図形表示装置において、本発明を実現するための
原理構成を示す。
【0021】後述する本発明の第1の実施例において
は、前述の第1、および第2の問題点を解決する三次元
図形表示装置が実現される。すなわち座標軸の目盛線の
延長上に視点がある場合にも、目盛の位置を識別可能に
するという目的と、ある座標軸の一部の目盛付近を拡大
することによって、他の座標軸が表示領域から見えなく
なっても、利用者がどの方向から拡大された部分を見て
いるかという方向認識を可能とするという目的とを達成
するものである。
【0022】第1の実施例において、図1のデータ作成
手段1は座標軸の表示のために、表示座標軸に垂直な面
内にあって、かつ同一直線上にない2本以上の線分の組
合わせとして、その座標軸に対応する変数の値のそれぞ
れに対する目盛データを作成する。
【0023】また表示手段2は、データ作成手段1によ
って作成された目盛データを用いて、利用者の視点の位
置に対応して、座標軸およびその目盛をディスプレイ上
に表示する。
【0024】すなわち従来例の図24では、例えばx軸
に対する目盛はx−y平面上の1本の線分のみで表され
ているが、第1の実施例では更にもう1本の線分を、例
えばz−x平面に追加し、同一直線上にない2本以上の
線分の組合わせとして、目盛線のデータが作成されるこ
とになる。これによって例えばx−z平面に垂直な方
向、すなわちy軸の方向からx軸を見てもz−x平面の
目盛線はそのまま表示され、視点の方向によって目盛の
位置が不明になるということがなくなる。
【0025】第1の実施例において、例えば2本の線分
としての目盛線のなす角度は一般的に任意の角度でよい
が、2本の目盛線を互いに垂直とし、それぞれの目盛線
がその目盛がつけられている軸以外の他の軸に平行とな
るようにしておけば、その軸のある目盛付近を拡大する
ことによって他の軸が表示領域から見えなくなっても、
表示部分をどのような方向から見ているかという方向認
識が可能となる。
【0026】後述する本発明の第2の実施例は、前述の
第3、および第4の問題点の解決を目的とするものであ
る。すなわち視点の変更によってベクトルの始点と先端
点の区別が不明になるという問題点の解決と、ベクトル
表示図形付近だけを拡大することによって座標軸が表示
領域から見えなくなった場合にも、そのベクトル図形を
どの方向から見ているかという方向認識を可能にするこ
とを目的とする。
【0027】第2の実施例において、図1のデータ作成
手段1はベクトルの表示のために、ベクトル表示図形に
おけるベクトルの先端点、または始点に、同一平面上に
なく、かつこのベクトルの大きさに対応する長さよりも
短い3本以上の線分を接続する形式で、ベクトル表示デ
ータを作成するものである。
【0028】また表示手段2は、データ作成手段1によ
って作成されたデータを用いて、視点の位置に対応して
そのベクトル表示図形をディスプレイ上に表示するもの
である。
【0029】すなわち第2の実施例では、例えば従来例
の図27で説明した1本の幹線に2本の枝線をつけた矢
印に代わって、枝線を3本以上とした矢印が用いられ
る。この3本の枝線として同一平面上にないものを用い
ることによって、3本の枝線のうち2本の枝線を含む平
面上に視点がある場合にも、他の1本の枝線は幹線と重
なることがなく、必ず1本以上の枝線が表示されること
になるので、ベクトルの始点と先端点とを区別すること
が常に可能となる。
【0030】また第2の実施例において、例えば3本の
枝線を各座標軸にそれぞれ平行とすることにより、その
ベクトルの表示領域のみが拡大されて座標軸が表示領域
から見えなくなっても、そのベクトルをどの方向から見
ているかという方向認識が可能となる。
【0031】後述する本発明の第3の実施例は前述の第
5の問題点を解決するためのものである。すなわち視点
の変更が可能な三次元図形表示装置において、例えば削
除されていない立体の面が表示対象となる立体内部の物
体と視点との中間に存在する場合にも、確認対象として
の立体内部の物体を表示可能とすることである。
【0032】第3の実施例において、図1のデータ作成
手段1は物体、ここでは前述の外側の立体の表示のため
に、その物体の各外郭面の表示データを作成するととも
に、その物体の内部の任意の1点からそれぞれの外郭面
を見る方向を、各外郭面データに対する表方向として決
定するものである。
【0033】また表示手段2は、その物体の表示にあた
って、視点の位置に対応して各外郭面が視点から見て表
方向か否かを判定し、表方向である外郭面のみをディス
プレイ上に表示するものであり、これによって利用者が
どの方向から見ても表示物体、ここでは外部の立体の内
部の状態を確認可能とすることができる。
【0034】すなわち第3の実施例においては、図31
で説明した問題点が解決される。図31において、内部
の立方体を隠している左側面の面は視点の方向から見て
表方向ではなくなるために、この面は表示されず、逆に
右側面、すなわち図30では表示されていない面が視点
から見て表方向となるために表示され、その結果内部の
立方体の存在を完全に確認することが可能となる。
【0035】以上説明したように、本発明によれば視点
の変更が可能な三次元図形表示装置において、座標軸の
目盛線や、立体図形の内部の状態を常に確認することが
可能となり、またベクトルの先端点と始点との区別をす
ることも可能となる。
【0036】
【発明の実施の形態】図2は本発明の三次元図形の表示
装置の機能的構成を示すブロック図である。同図におい
て、データ作成部11は軸や目盛のデータ、ベクトル表
示図形の矢印の基準としての矢印図形のデータ、その他
の図形などのデータを三次元座標(x,y,z)の集合
として作成するものであり、座標変換部12は、データ
作成部によって作成されたベクトルの基準となる矢印図
形を用いて、実際の方向、位置、および大きさを持った
ベクトルを表現する矢印図形を作成するために、基準の
矢印図形の座標変換を行うものである。
【0037】視点変換部13は、データ作成部11によ
って作成されたデータ、および/または座標変換部12
によって座標変換された結果としての実際の方向、位
置、および大きさを持ったベクトル表示矢印図形を、利
用者の視点の位置によって変化する座標系に置き換える
座標変換を行うものである。ここで表示図形の回転、移
動、拡大、または縮小などが行われる。表示部14は、
視点変換部13によって処理が終了した変換後の図形デ
ータを二次元化し、コンピュータディスプレイ上に表示
できるデータに加工して、その結果を表示する。
【0038】図3は図2の各部の機能を実現するための
コンピュータ環境におけるシステム構成ブロック図であ
る。同図においてシステムは入力機器21、コンピュー
タ25、コンピュータによって作成された表示データを
格納するフレームバッファ30、フレームバッファ30
のデータを表示するためのグラフィックディスプレイ3
1、外部記憶装置32、および媒体駆動装置を備えてい
る。
【0039】図2のデータ作成部11の機能は、キーボ
ード22、マウス23、またはフロッピーディスク24
などの入力機器21からコンピュータ25に必要なデー
タが送られ、CPU26において三次元図形のデータ作
成が行われることによって実現される。作成されたデー
タは、例えばコンピュータ25のメモリ27に格納され
る。
【0040】座標変換部12の機能は、座標変換が必要
とされる三次元図形データ、例えばベクトル表示データ
に対してCPU26によって座標変換処理が行われるこ
とによって実現される。
【0041】視点変換部13の機能は、キーボード2
2、マウス23、またはフロッピーディスク24などの
入力機器21から視点データがコンピュータ25に送ら
れ、CPU26によって視点変更後の三次元図形データ
が作成されることによって実現される。
【0042】表示部14の機能は、視点変換部13の機
能によって作成された三次元図形データが、グラフィッ
クディスプレイ31に対応するフレームバッファ30の
データに変換された後、グラフィックディスプレイ31
に送られることによって実現される。なおコンピュータ
25にグラフィックアクセラレータ28などのグラフィ
ック表示用の専用機器が備えられている場合には、フレ
ームバッファ30のデータの作成を高速に行うことがで
きる。
【0043】外部記憶装置32は例えば磁気ディスク装
置、光ディスク装置、光磁気ディスク装置などであり、
コンピュータ25は表示に必要なデータを入力機器21
から受け取る代わりに、外部記憶装置32に格納されて
いるデータを用いることもできる。またデータ作成やデ
ータ表示のためのプログラムを、外部記憶装置32から
読み出して図形表示を実行することもできる。
【0044】媒体駆動装置33は可搬記憶媒体34は駆
動し、その記憶内容にアクセスする。可搬記憶媒体34
としてはメモリカード、フロッピーディスク、CD−R
OM(compact disk read only memory)、光ディスク、
光磁気ディスクなど、任意の計算機読み出し可能記憶媒
体を使用することができる。この可搬記憶媒体34に
は、例えば図形データの他に、表示用のデータの作成
や、データ表示を行うプログラムを格納することもでき
る。
【0045】図4は本発明の第1の実施例における目盛
の表示方法の説明図である。同図において、各軸に対し
ては軸に垂直な面の方向にあって、かつ同一直線上にな
い2本の線分の組合わせとして、目盛が表示されてい
る。例えばz軸に対しては、z軸に垂直なz−x平面、
およびy−z平面上に目盛が描かれている。
【0046】図5は第1の実施例における目盛表示方法
のその他の例である。同図に示すように、目盛を2本の
線分の組合わせとしてではなく面、立体、立体の組合わ
せ、面の組合わせ、面と立体の組合わせ、および線分と
立体の組合わせなどのように各種の形式で表示すること
が可能である。
【0047】図6は、第1の実施例において、一部の座
標軸が表示領域から見えなくなった場合にも、表示領域
をどの方向から見ているかという方向認識を可能にする
ための目盛表示方法の説明図である。同図において、目
盛は図4におけると同様に軸に垂直な面内にあって、か
つ同一直線上にない2本の互いに垂直な線分の組合わせ
として表示されているが、どの面内にあるかが色によっ
て区別されている。例えばx軸に対する目盛のうち、x
−y平面上の目盛線は青、z−x平面上の目盛線は緑で
示されている。
【0048】図7は2本の線分を色でなく、線の種類
や、太さ、図形の形を変える例と、図6において例えば
x軸に対する目盛のうち、y軸に平行な目盛線はyの値
が正の範囲のみ、またz軸に平行な目盛線はzの値が正
の範囲のみ描かれているのに対して、逆に負の範囲のみ
描く場合の例を示す。同図において目盛が正の範囲のみ
に対して、線の種類、線の太さ、および図形の形を変え
る例が示され、負の範囲のみの場合として2本の線分の
組を用いる例が示されている。
【0049】図8は第1の実施例におけるx軸に対する
目盛の作成処理のフローチャートである。同図におい
て、原点からx軸上の点Axまでの間にn個の目盛をと
り、これらの目盛に対してそれぞれ2本の目盛線を作成
する処理が行われる。
【0050】まずステップS1において、それぞれの目
盛に対応する変数iの値が1に初期化され、ステップS
2でiの値が作成すべき目盛の個数nを越えているか否
かが判定され、越えていない場合にはステップS3で、
xの値がAx/n・iの点に対して、y軸と平行にlの
長さ、およびz軸に平行にlの長さを持つ線分2本が作
成される。
【0051】その後ステップS4でiの値が歩進された
後に、ステップS2に戻り、iがnを越えているか否か
が判定され、越えていない場合にはステップS3以降の
処理が繰り返される。ステップS2でiがnを越えてい
る、すなわち既にn個の目盛に対して目盛線が作成され
たと判定された時点で、処理を終了する。
【0052】図8の処理は図2のデータ作成部11によ
って行われる。データ作成部11は同様にしてy軸、z
軸に対する目盛も作成する。また、例えば図6のように
目盛を色分けするような場合には、色のデータを付加す
る。第1の実施例ではベクトル図形を取り扱わないので
座標変換部12による処理はない。
【0053】続いて視点変換部13による処理が実行さ
れる。データ作成部11によって作成された座標軸の線
と目盛のデータが、利用者の視点の位置によって変化す
る座標系に置き換えられる。この処理は基本的にはビュ
ーイング変換と呼ばれるものであり、視点(目の位置)
Eからワールド座標系の原点0に向かって物体、ここで
は座標軸の線と目盛を見ることから、物体の中心付近に
原点0が存在するものと仮定される。
【0054】ベクトル 外1 の方向は視線の方向であ
り、最終的に求めるべきものは物体
【0055】
【外1】
【0056】のスクリーン座標(X,Y)、すなわち視
線方向 外2 に対して垂直に立つス
【0057】
【外2】
【0058】クリーン上でのX,Yの座標である。その
ために視点座標系が用いられるが、視点座標系のX,Y
軸は 外3 に対して垂直、Z軸は 外4 方向であ
り、原点
【0059】
【外3】
【0060】
【外4】
【0061】は視点Eである。ワールド座標で表された
任意の点の視点座標を求めるためにビューイング行列を
用いたビューイング変換が行われ、その結果を用いて最
終的にスクリーン座標が求められる。なお以上の処理の
詳細は次の文献に示されている。
【0062】L.Ammeraal著、池野他訳:Cによるグラフ
ィックス技法、p.79〜86、オーム社(1993) 最後に表示部による処理が行われる。各座標軸の線と目
盛のデータが直交射影をとることによって二次元化さ
れ、コンピュータディスプレイ上に表示される。
【0063】図9、および図10は第1の実施例の効果
の説明図である。図9は、従来技術の図24に対する図
25と同様に、図4をy−z平面に垂直な方向、すなわ
ちx軸方向から見た場合の目盛を示す図である。図25
と比較して、z軸に対する目盛は明確に表示されてい
る。図4の表示方法を用いれば、同様にz−x平面に垂
直な方向から見た場合のx軸上の目盛、およびx−y平
面に垂直な方向から見た場合のy軸上の目盛を明確に表
示することが可能である。これにより各軸の方向から見
た場合、従来の二軸グラフと同様の表示が可能となる。
【0064】図10はy軸上の目盛の一部を拡大して表
示した場合の例である。同図においては、xおよびz軸
が表示領域から見えなくなっているが、このy軸が図6
の一部であることから、表示領域を利用者がどの方向か
ら見ているかという方向認識が可能となり、この図では
右斜め上方から見下ろしていることが容易に推定でき
る。すなわち、目盛線が位置を示すだけでなく、視線の
方向まで示唆するものとなる。
【0065】次に本発明の第2の実施例について説明す
る。図11は第2の実施例におけるベクトル図形の表示
例である。同図においては、ベクトルの幹線が線分の場
合には、枝線が線分の組合わせ、面の組合わせ、あるい
は立体となっている例、幹線が線でなく二次元の三角形
などの面で表示されている場合には、枝線が線分の組合
わせ、面の組合わせ、あるいは立体として表示されてい
る例などが示されている。
【0066】図12は第2の実施例においてベクトルの
始点、または先端点における枝線として、各座標軸方向
に平行な線分、または図形などを接続した形式で、ベク
トル図形を表示する例を示す。
【0067】同図においてはベクトルの始点、または先
端にx方向を示す赤、y方向を示す緑、z方向を示す青
のそれぞれの線分がつけられている。また図形を変える
場合の例としてx方向の四角柱、y方向の円柱、z方向
の線分が接続された例が示されている。
【0068】更に、このように各軸方向に平行な線分と
して図7で説明したように平行な軸に対応する座標の値
が正の範囲でなく、負の範囲だけにあるように、例えば
色で区別した線分を接続する形式で、ベクトル表示図形
を作成することも可能である。
【0069】更に第2の実施例は、ベクトルを1つだけ
表示するのではなく、複数のベクトルを表示する場合に
も応用が可能である。図13はそのような表示例を示
す。このように複数のベクトルを表示する場合にも、例
えば枝線として同一平面上にない3本の線分を用いるこ
とによって、どの方向から見ても全てのベクトルの始点
と先端点とを区別することが可能となる。
【0070】図14は第2の実施例におけるベクトル図
形表示処理のフローチャートである。同図においてまず
ステップS11で基準矢印図形データの作成が行われ
る。この基準矢印図形データについて、図15を用いて
説明する。
【0071】図15はデータ作成部11によって作成さ
れる基準の矢印図形の例を示しており、3本の同一平面
上にない枝線が幹線に接続された基準ベクトル矢印図形
を示している。ここでは枝線が座標軸方向に平行とはな
っていないが、枝線を座標軸方向に平行とする場合の基
準矢印図形も、このような座標点の集合として作成され
る。また各軸方向に対応して枝線を色分けして表示する
場合にも、その色を示すデータが基準矢印図形の作成に
際して付け加えられる。
【0072】図14のステップS12において座標変換
処理が行われる。この処理では、基準となる矢印図形に
対応して、ベクトルの始点の座標位置(x,y,z)
と、ベクトルの大きさと方向、すなわちベクトルの成分
(u,v,w)が与えられることによって、実際のベク
トルとしての矢印図形の作成が行われる。この座標変換
処理の実質的内容は3次元空間における移動と回転であ
り、座標系の変更と考えた場合の点の移動、原点を通る
任意の線分に関する任意の点における回転、任意の点を
始点とするベクトルに関する回転を含め、その詳細は前
述した文献の次のページに示されている。
【0073】Cによるグラフィックス技法、p.67〜
74 続いて図14のステップS13で視点変換処理が行われ
る。座標変換部12によって座標変換が行われた矢印図
形データを用いて、視点の位置によって変化する座標系
へのそのデータの置き換えが行われる。この処理につい
ては、第1の実施例における場合と全く同様に実行され
る。
【0074】続いてステップS14で表示処理が行われ
る。この処理においては、視点変換部13による処理結
果としての矢印図形データに対して直交射影をとること
によって二次元化を行い、その結果をコンピュータディ
スプレイ上に表示する処理が行われる。
【0075】続いて図14のステップS15で表示する
ためのベクトルデータが残っているか否かが判定され、
残っている場合にはステップS12の座標変換処理以降
が繰り返される。この座標変換処理では、常にステップ
S11で作成された基準矢印図形データが用いられ、こ
の基準矢印データを参考として、新しく実際のベクトル
を表示するための矢印図形が作成される。そしてステッ
プS12〜S14の処理が表示すべきベクトルの個数分
だけ繰り返され、ステップS15でベクトルデータが残
っていないと判定された時点で処理を終了する。
【0076】続いて第2の実施例の効果について説明す
る。図16は図11のベクトル表示図形のうち、上の2
つの図形を各方向から見た場合の表示状態を示す。従来
例の図27に対する図28と異なって、どの方向から見
てもベクトルの始点と先端点との区別が示されている。
すなわち、回転などを行ってもベクトルの状態を確認す
ることができ、自由な角度からベクトルを見ることがで
きる。またワイヤフレーム表示を用いることにより、他
の表現方法よりも早く描画することができる。
【0077】なお、図16の中央のy−z平面上の表示
状態において、右側の矢印は図11の左上の図形、すな
わち幹線が線分の場合の表示状態を示し、3本の枝線の
うち図11において幹線の上にある枝線は枝線の影にな
って見えなくなっており、幹線の下側の2本の枝線が表
示されている。また左側の表示状態は図11の右上の幹
線が二次元の三角形である場合の表示図形の表示結果に
対応している。なお、図16の中央の表示状態は、一番
上の表示状態においてx座標の大きい視点から、y軸に
垂直にベクトル図形を見た場合の表示状態を示してい
る。
【0078】図17は、第2の実施例において3本の座
標軸の方向に平行な枝線がベクトルの始点、または先端
点に接続された場合に、3本の座標軸が表示領域から見
えなくなった状態を示す。この表示状態において、利用
者がベクトルをどの方向から見ているかという方向認識
が可能である。すなわちベクトルの枝線が始点または先
端点を示すだけでなく、視線の方向も示唆するものとな
る。
【0079】最後に本発明の第3の実施例について説明
する。第3の実施例は、三次元図形の表示装置におい
て、どのような視点から立体図形を見ても、その内部状
態が確認できるようにする表示方法を提供するものであ
る。
【0080】図18は第3の実施例における立体図形の
内部状態の表示例である。同図は、従来例で説明した図
30の表示状態において、視点を変化させた場合に表示
される表示結果の例を示し、図31と異なり、立体図形
の左側の側面が削除され、逆に右側の側面が表示される
という形式で表示が行われ、その結果立体図形の内部状
態が明確に確認可能となっている。
【0081】図19は第3の実施例におけるデータ処理
部の処理フローチャートである。同図で処理が開始され
ると、まずステップS21で作成すべき外郭面が存在す
るか否かが判定される。ここで外郭面とは裏側を表示し
ない面のことである。すなわち、図18において、外郭
面とは、上面、左側面、前面の3つである。この面の裏
側、表側について本発明における図20を用いて説明す
る。
【0082】図20はある面の表、裏の判定方法の説明
図である。例えば図18のようなある立体図形(外側)
の内部を1つの領域として考えれば、この領域の内側を
向いている側は表(方向)と判断し、領域の外側を向い
ている側は裏(方向)と判断することができる。すなわ
ち領域の内側方向が表(方向)と判断される。
【0083】図19において、ステップS21でデータ
を作成すべき外郭面があると判定されると、ステップS
22でその外郭面に対するデータが作成され、ステップ
S23で法線データが与えられて計算が実施され、内側
方向が表側とされる。この法線計算では、多面体のポリ
ゴン(ある1つの面)から多面体の外側に向かって、そ
のポリゴンに垂直なベクトルが法線ベクトルとして求め
られる。例えば5個の頂点を持つポリゴン(五角形)に
対しては、5個の頂点を左回りに結び、5個のベクト
ル(5つの辺に相当)を作り、そのうち連続した2個
のベクトルをとり、この2個のベクトルの外積をとる
ことにより法線ベクトルが求められる。その一般的な計
算式は次の文献に記述されている。なお、面の表、裏の
方向判定については表示部の処理(後述)と同様であ
る。
【0084】佐藤義雄著:実習グラフィックス p.55 〜
56 アスキー(1986) ステップS23の処理の終了後、ステップS24でデー
タを作成すべき外郭面がなくなったか否かが判定され、
まだ存在する場合にはステップS22以降の処理が繰り
返される。ステップS21で作成すべき外郭面が存在し
ないと判定されるか、あるいはステップS24でデータ
を作成すべき外郭面が残っていないと判定されると、ス
テップS25でその他の形状データ、例えば立体内部に
表示すべき他の図形のデータなどが作成されて処理を終
了する。
【0085】第3の実施例においては、ベクトル図形が
表示されないために、図2の座標変換部12による処理
は行われない。視点変換部13による処理は第1の実施
例におけると同様である。また表示部14による処理
は、視点の方向によってどの面の表示を行うべきかにつ
いて、表、裏の判定を行うことから開始される。
【0086】この判定処理では、データ処理部11によ
るステップS23の法線計算処理と同様にして多面体の
各ポリゴンに対する法線ベクトルが求められ、法線ベク
トルが視線の方向を向いているか否かが判定される。す
なわち、法線ベクトルNと視線ベクトル(視線方向の単
位ベクトル)ベクトルVとの内積ベクトルN・Vが正で
あれば表方向、負であれば裏方向と判定される。なおこ
の処理の具体例などの詳細は前述した文献の次のページ
に記述されている。
【0087】実習グラフィックスp.56 〜58 表示部14は、表方向と判定されたものに対してだけデ
ータの二次元化を行い、その結果をコンピュータディス
プレイ上に表示する。なお視点変更に際してはすべての
描画データが描き替えられるが、このとき表示の有無が
判定される。表、または裏と判定される面のデータ自体
は1つしか存在せず、そのデータの表示の有無が判定さ
れる。
【0088】図21は第3の実施例における立体図形内
側の表示方法の他の例である。同図においては、視点と
立体図形内側との間にある面、すなわち裏方向と判定さ
れた面に対しては、その外枠だけが表示される形式で、
立体内側の状態が確認可能となっている。
【0089】図22は第3の実施例における立体図形内
側の表示方法の更に別の例である。同図においては、立
体図形の内側に更に別の物体が表示される形式で表示が
行われている。
【0090】図23は、第3の実施例としての表示方法
を用いて、立体図形内側を各種の方向から見た場合の表
示状態を示す。このように第3の実施例を用いれば、利
用者が表示図形の回転や、移動などのための視点の変更
を行って立体図形をどの角度から見た場合にも、立体図
形の内側や内側に存在する物体の確認が可能になる。面
の透明表示や、立体図形の作り直しなどの特別な処理は
不要で、容易に実現でき、かつ高速な描画が可能とな
る。
【0091】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の第
1の実施例によれば座標軸につけられた目盛を、どのよ
うに視点を変更しても常に確認することが可能となり、
例えばグラフを自由な角度から見ることにより、現象を
把握しやすくなる。
【0092】また第2の実施例によれば、視点をどのよ
うに変更してもベクトル図形の始点と先端点とを識別す
ることが可能になり、ベクトルによって表される物理現
象の把握が容易となる。またワイヤフレーム表示を用い
ることより、他の表現方法を用いるよりも描画を早く行
うことができる。
【0093】更に第3の実施例によれば、視点をどのよ
うに変更しても、立体の内側の状態や、内側にある別の
物体の形状などを常に確認することができる。面の透明
表示や、立体図形の作り直しなどの特別な処理を行うこ
となく、高速な描画が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成ブロック図である。
【図2】本発明の三次元図形の表示装置の機能的な構成
を示すブロック図である。
【図3】図2の各部の機能を実現するためのコンピュー
タ環境におけるシステム構成を示すブロック図である。
【図4】第1の実施例における目盛の表示例を示す図で
ある。
【図5】第1の実施例における目盛表示方法のその他の
例を示す図である。
【図6】第1の実施例における目盛線の区別を説明する
図である。
【図7】第1の実施例における目盛線の区別のその他の
例を示す図である。
【図8】第1の実施例における目盛線の作成処理のフロ
ーチャートである。
【図9】第1の実施例において軸と目盛の表示状態の例
を示す図である。
【図10】第1の実施例において2本の座標軸が表示領
域の外にある場合の表示状態の例を示す図である。
【図11】第2の実施例におけるベクトル図形の表示例
を示す図である。
【図12】第2の実施例においてベクトルの枝線が座標
軸の方向に平行な場合のベクトル図形の表示例を示す図
である。
【図13】第2の実施例において複数のベクトル図形の
表示例を示す図である。
【図14】第2の実施例におけるベクトル図形表示処理
のフローチャートである。
【図15】第2の実施例における基準矢印図形の説明図
である。
【図16】第2の実施例におけるベクトル図形表示結果
を説明する図である。
【図17】第2の実施例において3本の座標軸が表示領
域の外にある場合のベクトル図形の例を示す図である。
【図18】第3の実施例における立体図形内側の表示例
を示す図である。
【図19】第3の実施例におけるデータ処理部の処理フ
ローチャートである。
【図20】面の表方向と裏方向との説明図である。
【図21】第3の実施例における立体図形内側の表示方
法の他の例を示す図である。
【図22】第3の実施例における立体図形内側の表示方
法の更に異なる例を示す図である。
【図23】第3の実施例において立体図形内側を各種の
方向から見た場合の表示状態を示す図である。
【図24】従来の三次元図形表示装置における軸と目盛
の表示例を示す図である。
【図25】図23の座標軸をy−z平面に垂直な方向か
ら見た場合の表示状態を示す図である。
【図26】従来の三次元図形表示装置において2本の座
標軸が表示領域の外にある場合の表示状態の例を示す図
である。
【図27】従来の三次元図形表示装置におけるベクトル
の表示例を示す図である。
【図28】図26のベクトル表示図形を各種の方向から
見た場合の表示状態を示す図である。
【図29】従来の三次元図形表示装置において3本の座
標軸が表示領域の外にある場合のベクトル図形の表示例
を示す図である。
【図30】従来の三次元図形表示装置における立体図形
の内側の表示例を示す図である。
【図31】従来の三次元図形表示装置において図29の
状態から視点を変更した場合の表示例を示す図である。
【符号の説明】
1 データ作成手段 2 表示手段 11 データ作成部 12 座標変換部 13 視点変換部 14 表示部 21 入力機器 22 キーボード 23 マウス 24 フロッピーディスク 25 コンピュータ 26 CPU 27 メモリ 28 グラフィックアクセラレータ 30 フレームバッファ 31 グラフィックディスプレイ 32 外部記憶装置 33 媒体駆動装置 34 可搬記憶媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 掛川 巌 長野県長野市大字鶴賀字鍋屋田1403番地 3 株式会社富士通長野システムエンジ ニアリング内 (72)発明者 彦坂 靖之 長野県長野市大字鶴賀字鍋屋田1403番地 3 株式会社富士通長野システムエンジ ニアリング内 (72)発明者 八町 佳伸 長野県長野市大字栗田字舎利田711番地 新光電気工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−82365(JP,A) 特開 平6−44358(JP,A) 特開 平6−223154(JP,A) 特開 平4−157576(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 17/40 G09G 5/20 G09G 5/36 G06F 3/00 G06F 3/14 - 3/153 G06F 17/50 CSDB(日本国特許庁)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 視点の変更が可能な三次元図形表示装置
    において、 座標軸の表示のために、該表示座標軸に垂直な面内にあ
    り、かつ同一直線上にない2本以上の線分の組合わせと
    して、該座標軸に対応する変数の値のそれぞれに対する
    目盛線データを作成するデータ作成手段と、 該作成された目盛線データを用いて、視点の位置に対応
    して該座標軸をディスプレイ上に表示する表示手段とを
    備えることを特徴とする三次元図形の表示装置。
  2. 【請求項2】 前記データ作成手段が、前記2本以上の
    線分を、前記表示座標軸を除く他の軸にそれぞれ平行と
    し、かつ該2本以上の線分がそれぞれ平行となる軸を区
    別可能な形式で、前記目盛線データを作成することを特
    徴とする請求項1記載の三次元図形の表示装置。
  3. 【請求項3】 前記データ作成手段が、前記2本以上の
    線分を、前記それぞれ平行となる軸に対応する変数の値
    が正である範囲に限定して、前記目盛線データを作成す
    ることを特徴とする請求項2記載の三次元図形の表示装
    置。
  4. 【請求項4】 前記データ作成手段が、前記2本以上の
    線分を、前記それぞれ平行となる軸に対応する変数の値
    が負である範囲に限定して、前記目盛線データを作成す
    ることを特徴とする請求項2記載の三次元図形の表示装
    置。
  5. 【請求項5】 視点の変更が可能な三次元図形表示装置
    において、 座標軸の表示のために、該表示座標軸に垂直な線分、
    面、立体、またはこれらの任意の2種以上の組合わせと
    して、該座標軸に対応する変数の値のそれぞれに対する
    目盛データを作成するデータ作成手段と、 該作成された目盛データを用いて、視点位置に対応して
    該座標軸をディスプレイ上に表示する表示手段とを備え
    ることを特徴とする三次元図形の表示装置。
  6. 【請求項6】 視点の変更が可能な形式で三次元図形を
    表示させるプログラムを記録した記録媒体であって、 座標軸の表示のために、表示座標軸に垂直な面内にあ
    り、かつ同一直線上にない2本以上の線分の組合せとし
    て、該座標軸に対応する変数の値のそれぞれに対する目
    盛線データを作成する機能と、 該作成された目盛線データを用いて、視点の位置に対応
    して該座標軸をディスプレイ上に表示する機能を計算機
    に行わせるためのプログラムを記録した計算機読出し可
    能記録媒体。
  7. 【請求項7】 視点の変更が可能な形式で三次元図形を
    表示させるプログラムを記録した記録媒体であって、 座標軸の表示のために、表示座標軸に垂直な線分、面、
    立体、またはこれらの任意の2種以上の組合せとして、
    該座標軸に対応する変数の値のそれぞれに対する目盛デ
    ータを作成する機能と、 該作成された目盛データを用いて、視点位置に対応して
    該座標軸をディスプレイ上に表示する機能とを計算機に
    行わせるためのプログラムを記録した計算機読出し可能
    記録媒体。
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