JP3369125B2 - 移動端末管理システム - Google Patents

移動端末管理システム

Info

Publication number
JP3369125B2
JP3369125B2 JP18882799A JP18882799A JP3369125B2 JP 3369125 B2 JP3369125 B2 JP 3369125B2 JP 18882799 A JP18882799 A JP 18882799A JP 18882799 A JP18882799 A JP 18882799A JP 3369125 B2 JP3369125 B2 JP 3369125B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
mobile terminal
displayed
terminal
position information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP18882799A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001025060A (ja
Inventor
孝弘 工藤
賢二 森田
勇 須田
誠一 名倉
秀夫 渡邊
鈴木  誠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Data Corp
Original Assignee
NTT Data Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Data Corp filed Critical NTT Data Corp
Priority to JP18882799A priority Critical patent/JP3369125B2/ja
Publication of JP2001025060A publication Critical patent/JP2001025060A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3369125B2 publication Critical patent/JP3369125B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動端末管理方法
及びシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、PHS(簡易型携帯電話システ
ム)端末や携帯電話機等の移動端末の管理システムにお
いて、ユーザ側の位置情報利用システムが、送信された
各移動端末の位置情報により各移動端末を管理するもの
がある。上記管理システムでPHS端末を用いる場合、
基地局が送信する各移動端末の位置情報を電話会社の位
置情報センタのサーバ(センタ側サーバ)が受信し、送
信要求した利用システムに要求に応じた位置情報を送信
する。携帯電話機を用いてカーナビゲーションシステム
により各移動端末の位置情報を取得する場合は、上記利
用システムが各移動端末に直接アクセスし、各々の位置
情報を取得する。位置情報は上記利用システムの各端末
の表示部に、地図に重畳された状態で表示される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記管理シ
ステムにおいては、管理対象である各移動端末の使用台
数が増加するにつれて、運用面で以下のような諸問題が
生じることが多かった。
【0004】第1に、ユーザ側の各端末(上記利用シス
テムを構成するサーバやクライアント等)の表示部に表
示される地図上での、各移動端末所持者の位置が分かり
難くなると共に、上記利用システムが行う移動端末所持
者の位置検索や、検索した位置の上記地図上への表示に
時間がかかるという問題がある。
【0005】第2に、個々の移動端末によって、上記利
用システムがそれらの位置情報を取得するのに要する時
間にばらつきが生じるので、上記利用システムが新しい
位置情報を使用せずに誤って古い位置情報を使用してし
まう虞がある。
【0006】第3に、上記利用システムが各端末に直接
アクセスするのではなく、上述したセンタ側サーバのよ
うな、集約されたデータベース(DB)を有するサーバ
を介して各移動端末の位置情報を取得する場合には、最
新の位置情報を得るために上記センタ側サーバに接続す
る回数を増加させる必要がある。しかし、接続回数を増
加させれば、それに応じて通信コストも増大するという
問題がある。
【0007】第4に、上記利用システムの側から各移動
端末所持者に対して連絡を取りたいときに、移動端末が
PHS又は携帯電話機の場合には、電話番号の参照/入
力に、移動端末がページャ(所謂、ポケットベルのこ
と)の場合には、ページャの番号やメールアドレスなど
の参照/入力に時間がかかるという問題がある。
【0008】第5に、移動端末所持者が、その位置情報
を取得できる領域(サービスエリア)の境界を越えて移
動したにも拘らず、上記利用システムには、上記移動端
末が、その位置情報を取得できない状態になっているこ
とが分からないという問題がある。
【0009】第6に、上記利用システムにおいて、各移
動端末の位置情報を取得する/しないや、取得した上記
位置情報を表示部に表示する/しないや、上記利用シス
テムの各端末を稼働する/しない等の各設定情報を入力
するのに時間がかかるという問題がある。
【0010】第7に、移動端末所持者の移動履歴に係る
情報(端末所持者の履歴情報)が少ない場合には、移動
端末所持者がどのような経路で移動したのか想像するの
が困難であるという問題がある。
【0011】更に、第8に、上記利用システムにおい
て、地図上から特定の移動端末を素早く見付け、地図上
にその位置情報を重畳して表示部に表示することが困難
であるという問題もあった。
【0012】従って本発明の目的は、表示される地図上
において参照したい移動端末を識別し易くすることがで
きるようにすることにある。
【0013】本発明の別の目的は、各移動端末を管理す
るための情報処理装置が、それらの古い位置情報を誤っ
て使用してしまうことがないようにすることにある。
【0014】本発明の別の目的は、各移動端末を管理す
るための情報処理装置が、各移動端末からの位置情報を
集中的に管理するために設けられた別の情報処理装置か
ら、それらの位置情報を取得する場合に、少ない通信回
数でも最新の位置情報を取得することができるようにす
ることにある。
【0015】本発明の別の目的は、各移動端末を管理す
るための情報処理装置が、携帯電話機やページャ等の移
動端末の呼出しを容易に行うことができるようにするこ
とにある。
【0016】本発明の更に別の目的は、各移動端末を管
理するための情報処理装置が、各移動端末やそれらの所
持者の状態を把握し易くすることができるようにするこ
とにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の観点に従
う移動端末管理システムは、複数の移動端末と、受信し
た移動端末の位置情報に基づき、移動端末を管理する複
数の情報処理装置とを備え、上記移動端末は、上記情報
処理装置による上記移動端末の位置情報取得の可否を設
定する手段と、上記設定した結果を上記情報処理装置に
通知する手段と、を有する。
【0018】本発明の第1の観点に係る好適な実施形態
では、上記移動端末は、各々の移動端末所持者の状態情
報を入力する手段と、上記入力された状態情報を、自発
的に又は上記情報処理装置の少なくともいずれか1つか
らの送信要求に応じて要求を発した情報処理装置に送信
する手段と、を更に有する。
【0019】上記とは別の実施形態では、上記状態情報
は、作業中であることを示す情報、移動中であることを
示す情報、休憩中であることを示す情報を含む。
【0020】また、上記とは別の実施形態では、上記情
報処理装置は、特定の移動端末を表す情報を、他の移動
端末を表す情報から区別して上記情報処理装置の表示部
に表示するための手段を有し、上記移動端末を表す情報
は、上記表示部に地図画面情報に重畳された状態で表示
される上記複数の移動端末の各々に対応して設定された
複数のアイコンである。
【0021】また、上記とは別の実施形態では、上記情
報処理装置は、位置情報を取得した移動端末を表す情報
を、その取得時刻から現在時刻までの経過時間の長さ又
は取得時刻に応じて色分けして上記情報処理装置の表示
部に表示するための手段を有し、上記移動端末を表す情
報は、上記表示部に地図画面情報に重畳された状態で表
示される上記複数の移動端末の各々に対応して設定され
た複数のアイコンである。
【0022】また、上記とは別の実施形態では、上記情
報処理装置の少なくともいずれか1つは、所定時間内に
取得された移動端末の移動履歴を示す位置情報を一括し
て受信する手段と、受信した移動履歴を示す位置情報か
ら最新時刻に取得した位置情報を検索して上記情報処理
装置の表示部に表示する第1の検索手段と、上記第1の
検索手段が最新時刻に取得した位置情報を検索できなか
ったとき、受信した移動履歴を示す位置情報から最新の
位置情報を検索して上記情報処理装置の表示部に表示す
る第2の検索手段と、を更に有する。
【0023】また、上記とは別の実施形態では、上記移
動履歴を示す位置情報は、所定の時間間隔で採取された
移動端末の位置情報と、それらを取得した各々の時刻情
報とが対応付けられて成っている。
【0024】更に、上記とは別の実施形態では、上記情
報処理装置の少なくともいずれか1つは、通信サービス
の提供が可能な地理的領域に係る情報を記憶する第1の
記憶手段と、上記移動端末の位置情報を記憶する第2の
記憶手段と、上記第1、第2の記憶手段に記憶されてい
る情報に基づき、上記地理的領域の境界又はその近傍に
位置する移動端末を判別し、判別した移動端末を表す情
報を、他の移動端末を表す情報と区別して上記情報処理
装置の表示部に表示する手段と、を更に有し、上記移動
端末を表す情報は、上記表示部に地図画面情報に重畳さ
れた状態で表示される上記複数の移動端末の各々に対応
して設定された複数のアイコンである。
【0025】本発明の第2の観点に従う移動端末管理シ
ステムは、複数の移動端末と、受信した移動端末の位置
情報に基づき、移動端末を管理する複数の情報処理装置
とを備え、上記情報処理装置は、上記移動端末を表す情
報の中から呼出対象となる移動端末を表す情報を、他の
移動端末を表す情報と区別して上記情報処理装置の表示
部に表示する手段と、上記表示された移動端末を表す情
報に対応する移動端末を呼出して、その移動端末との間
の回線を捕捉する手段と、上記移動端末との間で通信を
行う手段と、を有し、上記移動端末を表す情報は、上記
表示部に地図画面情報に重畳された状態で表示される上
記複数の移動端末の各々に対応して設定された複数のア
イコンであり、上記呼出対象となる移動端末の選択は、
上記いずれかのアイコンをクリックすることにより地図
画面情報に代って上記表示部に表示される、移動端末選
択用の第1の表示画面と、その第1の表示画面に代って
上記表示部に表示される、移動端末選択用の第2の表示
画面とを用いて行われる。
【0026】本発明の第3の観点に従う移動端末管理シ
ステムは、複数の移動端末と、受信した移動端末の位置
情報に基づき、移動端末を管理する複数の情報処理装置
とを備え、上記情報処理装置は、地図画面情報を記憶す
る第1の記憶手段と、上記移動端末の移動履歴情報を記
憶する第2の記憶手段と、設定された移動経路の検索条
件と、上記第1、第2の記憶手段に記憶されている情報
とに基づき、上記移動端末の移動経路を求め、その移動
経路の軌跡を上記地図画面情報に明示して上記情報処理
装置の表示部に表示する手段と、を有し、上記検索条件
は、上記移動端末の移動履歴を示す位置情報に基づいて
上記地図画面上に夫々表示される複数の位置同士を直線
で結ぶ、ルート検索を行わないものと、上記地図画面上
の道路に沿う道なり軌跡を表示するルート検索を行うも
のとを含む。
【0027】本発明の第3の観点に係る好適な実施形態
では、上記情報処理装置は、上記移動端末を特定するた
めの情報及び上記移動端末の位置情報を記憶する第3の
記憶手段と、上記移動端末を表す情報の中から特定の移
動端末を表す情報を選択するための手段と、を更に有
し、上記移動端末を特定するための情報は、上記移動端
末から送信される個々の移動端末の識別情報であり、上
記移動端末を表す情報は、上記表示部に地図画面情報に
重畳された状態で表示される上記複数の移動端末の各々
に対応して設定された複数のアイコンであり、上記表示
手段は、上記選択結果と、上記第1、第3の記憶手段に
記憶されている情報とに基づき、上記特定の移動端末を
表す情報が中心に表示される地図画面情報を選択し、上
記移動端末を表す情報を上記地図画面情報と共に上記情
報処理装置の表示部に表示する処理をも行うようにして
いる。
【0028】本発明の第4の観点に従う移動端末管理シ
ステムは、複数の移動端末と、受信した移動端末の位置
情報に基づき、移動端末を管理する複数の情報処理装置
とを備え、上記情報処理装置は、地図画面情報を記憶す
る第1の記憶手段と、上記移動端末を特定するための情
報及び上記移動端末の位置情報を記憶する第2の記憶手
段と、固定された目標物体を特定するための情報及びそ
れらの位置情報を記憶する第3の記憶手段と、上記移動
端末を表す情報の中から、他の移動端末及び上記目標物
体の存否の検索範囲となる地理的領域を設定する基準位
置になる移動端末を表す情報を選択するための手段と、
上記移動端末を表す情報の中から呼出対象となる移動端
末を表す情報を、他の移動端末を表す情報と区別して上
記情報処理装置の表示部に表示する第1の表示手段と、
上記表示された移動端末を表す情報に対応する移動端末
を呼出して、その移動端末との間の回線を捕捉する手段
と、上記移動端末との間で通信を行う手段と、上記第1
乃至第3の記憶手段に夫々記憶されている情報を参照し
て行った上記地理的領域での検索結果と、上記検索結果
に係る表示画像を生成するための表示条件とに基づき、
表示すべき移動端末及び上記目標物体を決定し、それら
を対応する地図画面情報に重畳して上記情報処理装置の
表示部に表示する第2の表示手段と、を有し、上記移動
端末を特定するための情報は、上記移動端末から送信さ
れる個々の移動端末の識別情報であり、上記移動端末を
表す情報は、上記表示部に地図画面情報に重畳された状
態で表示される上記複数の移動端末の各々に対応して設
定された複数のアイコンである。
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面により詳細に説明する。
【0042】図1は、本発明の一実施形態に係る移動端
末管理システムの全体構成を示すブロック図である。
【0043】上記システムは、移動端末としてPHS端
末を用いるもので、図1に示すように、複数台のPHS
端末11〜1nと、複数のコードレスステーション(PH
Sの基地局のこと。以下、基地局という)31〜3nと、
PHS端末に対応した公衆電話網(以下、PHS用公衆
電話網という)5とを備える。上記システムは、上記各
部に加えて更に、公衆電話網7と、センタ側サーバ9
と、位置情報利用システム11をも備える。
【0044】各PHS端末(11〜1n)は、無線通信に
より基地局31〜3nを介して別のPHS端末(11〜1
n)との間で通話及び所定の情報の授受を行う。各PH
S端末(11〜1n)は、また、基地局31〜3n、PHS
用公衆電話網5及び公衆電話網7を介して通常の有線電
話機(図示しない)や、位置情報利用システム11との
間で通話や所定の情報の授受をも行う。各PHS端末
(11〜1n)は、適宜、各々のID(識別)情報を、基
地局31〜3nに無線送信する。
【0045】各基地局(31〜3n)は、上記各PHS端
末(11〜1n)に対し、通話や所定の通信サービスを提
供するため、予め設定された地理的範囲(サービスエリ
ア)をカバーすべくサービスエリア内に多数設置される
もので、各々が一定の広さの電波の到達範囲(ゾーン)
を有する。上記サービスエリアは、移動する各PHS端
末11〜1nの位置情報を取得できる領域である。各基地
局(31〜3n)は、各々の設置位置を示す情報(主に、
北緯○○度○○分○○秒、東経△△△度△△分△△秒の
ように、二次元の座標値で示される。以下、位置情報と
いう)を夫々保持しており、PHS用公衆電話網5に接
続される。
【0046】各基地局(31〜3n)は、そのゾーン内に
ある各PHS端末(11〜1n)からの発呼に応じて、そ
のPHS端末と被呼側の端末との間を接続する。被呼側
の端末が、別のPHS端末(11〜1n)であって同一ゾ
ーン内にある場合には、各基地局(31〜3n)は、上記
の発呼側PHS端末(11〜1n)と被呼側PHS端末
(11〜1n)との間を、無線による通話(通信)用回線
で接続する。被呼側の端末が、別のPHS端末(11〜
1n)であって別の基地局(31〜3n)のゾーン内にあ
る場合には、各基地局(31〜3n)は、PHS用公衆電
話網5を通じて上記別の基地局(31〜3n)を呼出す。
そして、その別の基地局(31〜3n)を通じて上記発呼
側PHS端末(11〜1n)と被呼側PHS端末(11〜
1n)との間を接続する。被呼側の端末が、通常の有線
電話機(図示しない)又は位置情報利用システム11の
場合には、各基地局(31〜3n)は、PHS用公衆電話
網5及び公衆電話網7を通じて上記の発呼側PHS端末
(11〜1n)と通常の有線電話機(図示しない)又は位
置情報利用システム11との間を接続する。
【0047】各基地局(31〜3n)は、上記各PHS端
末(11〜1n)のいずれかが 、自身のゾーン内にある
ことにより、そのPHS端末からID(識別)情報が送
信されると、それを受信してどのPHS端末のものかを
確認する。そして、その後、自身の位置情報を、上記I
D情報の送信元であるPHS端末の位置情報(現在位置
情報)としてPHS用公衆電話網5及び公衆電話網7を
通じてセンタ側サーバ9に送信する。
【0048】公衆電話網7には、PHS用公衆電話網5
や、センタ側サーバ9や、位置情報利用システム11
や、通常の有線電話機(図示しない)等、数多くの通信
端末や情報処理端末が接続される。図示のように、位置
情報利用システム11に含まれるTA/DSU(ターミ
ナル・アダプタ/ディジタル・サービス・ユニット)1
3に対する接続には、ISDN(総合サービスディジタ
ル網)が用いられる。
【0049】センタ側サーバ9は、例えば電話会社の位
置情報センタに設置されるもので、公衆電話網7を通じ
て位置情報利用システム11に接続され、また、公衆電
話網7及びPHS用公衆電話網5を通じて各基地局31
〜3nにも接続される。センタ側サーバ9は、基地局
(31〜3n)からPHS用公衆電話網5及び公衆電話網
7を通じて送信されたPHS端末(11〜1n)の現在位
置を示す情報(実際には、上述した各基地局(31〜3
n)の設置位置を示す位置情報)を、管理下に置くデー
タベース(DB)(図示しない)に集約して保存する。
【0050】センタ側サーバ9は、TA/DSU13及
び公衆電話網7を通じて上記位置情報利用システム11
に含まれる、ユーザ側サーバとして機能するパソコン端
末(以下、「ユーザ側サーバ」という)15からPHS
端末(11〜1n)の位置情報に関する送信要求がある
と、その要求に応じた位置情報を上記DBから読出す。
そして、上記通信経路を通じて上記ユーザ側サーバ15
に送信する。
【0051】位置情報利用システム11は、各PHS端
末(11〜1n)のユーザ(企業や官公庁等)の事務所や
事業所等に設置されるもので、公衆電話網7を通じてセ
ンタ側サーバ9に接続されるのみならず、公衆電話網
7、PHS用公衆電話網5及び各基地局(31〜3n)を
通じて各PHS端末(11〜1n)にも接続される。位置
情報利用システム11は、TA/DSU13と、ユーザ
側サーバ15と、LAN(ローカル・エリア・ネットワ
ーク。即ち、企業情報通信網の略記)を通じてユーザ側
サーバ15に接続される複数台のユーザ側クライアント
として機能するパソコン端末(以下、「ユーザ側クライ
アント」という)171〜17nを備える。
【0052】TA/DSU13は、公衆電話網7が含む
ISDNと、ユーザ側サーバ15との間に介在し、アナ
ログ伝送におけるモデムと類似の機能を有する装置であ
り、ディジタルデータ信号の論理的な処理(制御ビット
の付加や削除等)、電圧やインピーダンス変換、及び直
流分のカット等の処理を行う。
【0053】ユーザ側サーバ15は、TA/DSU13
及び公衆電話網7を通じてセンタ側サーバ9に、各PH
S端末(11〜1n)の位置情報の送信要求を行い、その
要求に応じてセンタ側サーバ9から送信される位置情報
を、管理下にあるデータベース(DB)(図示しない)
に保存する。ユーザ側サーバ15は、位置情報の表示指
令が与えられると、上記DBに保存した位置情報を、地
図に重畳した状態で表示部に表示する。ユーザ側サーバ
15は、また、LANを通じて各ユーザ側クライアント
(171〜17n)から各PHS端末(11〜1n)の位置
情報の送信要求が与えられると、その要求に応じた位置
情報を地図に重畳した状態で各ユーザ側クライアント
(171〜17n)に送信する。
【0054】各ユーザ側クライアント(171〜17n)
は、LANを通じてユーザ側サーバ15に対し、各PH
S端末(11〜1n)の位置情報の送信要求を行うと共
に、その要求に応じた位置情報が地図に重畳した状態で
ユーザ側サーバ15から与えられると、それを表示部に
表示する。
【0055】図2は、図1に記載した位置情報システム
11が含む各端末(ユーザ側サーバ15及びユーザ側ク
ライアント(171〜17n)のいずれか)の表示部に表
示される地図画面情報の一例を示す説明図である。
【0056】図2に示した画面情報は、各PHS端末の
位置情報が、地図上に重畳された状態で表示されるもの
で、図2の例では、東京都区部の主に東部を活動範囲と
する各PHS端末の現在位置が符号(01)〜(30)で示
すように各PHS端末所持者のアイコンで表示されてい
る。画面の右端側には、現在時刻表示窓、つまり、上記
画面が表示されている時刻の表示窓と、各PHS端末の
位置情報の更新時刻、つまり、ユーザ側サーバ15が、
センタ側サーバ9から最新の位置情報を取得した時刻の
表示窓と、表示部に表示されている地図の縮尺ゲージ表
示窓とが設定されている。画面の右端側には、また、表
示中の各PHS端末の位置情報を一斉に更新するとき操
作するソフトキー(一斉位置更新用キー)と、図2の画
面に代えて、位置情報システム11が管理する全てのP
HS端末(11〜1n)の一覧表の表示を要求するとき操
作するソフトキー(PHS端末一覧用キー)も設定され
ている。画面の右端側には、更に、表示部に表示されて
いる地図中のランドマーク(目印)の一覧表の表示を要
求するとき操作するソフトキー(ランドマーク一覧用キ
ー)も設定されている。なお、図2の例では、現在時刻
表示窓には21時39分が、更新時刻表示窓にも21時39分
が、夫々表示されていると共に、縮尺ゲージ表示窓には
2kmが表示されている。
【0057】図3は、図1に記載した位置情報システム
11が含む各端末(ユーザ側サーバ15及びユーザ側ク
ライアント(171〜17n)のいずれか)の表示部に表
示されるPHS端末一覧のオプション画面情報の一例を
示す説明図である。
【0058】上記オプション画面は、図2に記載したP
HS端末一覧用キーが押圧操作されることにより、図2
に示した画面から切り替わるもので、PHS端末(11
〜1n)に係る各種条件に応じて表示する情報のON/
OFFのデフォルトを設定するための画面である。
【0059】上記オプション画面は、図3に示すよう
に、全てのPHS端末(11〜1n)を表示させるとき押
圧操作する第1のオプションキー、限定された条件下の
PHS端末のみを表示させるとき共に押圧操作が必要な
第2のオプションキー及び複数種類の条件設定用キー
(いずれもソフトキー)を含む。上記オプション画面
は、更に、OKキー、キャンセルキー、及び更新キー
(いずれもソフトキー)をも含む。複数種類の条件設定
用キーには、位置情報の取得を行うPHS端末を設定す
るためのキー(位置情報設定用キー)と、PHS端末を
アイコンで表示するか否かを選択するためのキー(アイ
コン表示用キー)と、ステータスが正常のPHS端末を
表示するためのキー(正常端末表示用キー)とがある。
【0060】第1のオプションキーを押圧操作し、且
つ、OKキーを押圧操作すると、所定のサービスエリア
内に存在する全てのPHS端末(11〜1n)の一覧の最
初に表示されるべき部分が、上記各端末の表示部に表示
される。その状態で、更新キーを押圧操作すると、上記
一覧中の第2番目に表示されるべき部分が、上記各端末
の表示部に表示される。このようにして、更新キーを押
圧操作する毎に、表示順位の後のものが順次表示される
ことになる。なお、上記いずれの状態にあってもキャン
セルキーを押圧操作すれば、図3に示した元のオプショ
ン画面に復帰する。
【0061】第2のオプションキー、及び位置情報設定
用キーを共に押圧操作すると、位置情報の取得を所望す
るPHS端末(11〜1nのいずれか1台又は複数台)の
みを掲載したPHS端末一覧が、上記各端末の表示部に
表示される。
【0062】第2のオプションキー、及びアイコン表示
用キーを共に押圧操作すると、各PHS端末が、その所
持者のアイコンとしてPHS端末一覧中に表示される。
【0063】第2のオプションキー、及び正常端末表示
用キーを共に押圧操作すると、正常、検索中、サ
ービスエリア外、回線混雑の4種類のステータスのい
ずれかに該当するPHS端末中から、ステータスが正
常と判定されたPHS端末のみが、PHS端末一覧中に
表示される。なお、各PHS端末が上記いずれのステー
タスに該当するかの判定は、センタ側サーバ9、ユーザ
側サーバ15、或いはユーザ側クライアント(171〜
17n)のいずれにおいて行っても差支えない。
【0064】図4は、図1に記載した位置情報システム
11が含む各端末(ユーザ側サーバ15及びユーザ側ク
ライアント(171〜17n)のいずれか)の表示部に表
示される画面情報の別の一例、即ち、PHS端末一覧画
面情報を示す説明図である。
【0065】図4に示した画面情報は、図3で示した第
1のオプションキーを押圧操作し、且つ、OKキーを押
圧操作することによって、上記各端末の表示部に最初に
表示される原画面である。
【0066】上記原画面において、中央を占める大部分
の部位には各PHS端末に係る情報が、左側の部位には
各PHS端末所持者の所属するグループ名が、夫々設定
される。また、右側の部位には上記原画面から種々の画
面を選択的に表示するために押圧操作される複数の表示
モード設定キー(いずれもソフトキー)が設定される。
【0067】各PHS端末に係る情報には、図示のよう
に、各PHS端末所持者を示すアイコン表示と、各PH
S端末の電話番号情報と、各PHS端末のステータス情
報と、各PHS端末所持者の担当情報(いずれのグルー
プに所属するかを示す情報)と、各PHS端末を把握し
た時間を示す情報とがある。
【0068】本実施形態では、各PHS端末所持者の所
属するグループ名として、図4に示すように、ユーザで
ある企業の東京都区部を管轄する各支店名又は各営業所
名が列挙されている。
【0069】複数の表示モード設定キーには、個別位置
表示用キーと、グループ位置表示用キーと、付近検索用
キーと、端末属性情報の設定用キーと、メッセージ送信
用キーと、新規登録用キーと、詳細表示用キーと、表示
設定用キーと、非表示設定用キーと、削除用キーと、
「閉じる」キーとがある。
【0070】個別位置表示用キーを押圧操作すると、個
々のPHS端末(11〜1n)の位置情報が画面の中央に
表示される。グループ位置表示用キーを押圧操作する
と、特定のグループ、例えば『丸の内支店』に所属する
複数のPHS端末所持者の位置情報が画面の中央に表示
される。付近検索用キーを押圧操作すると、図3で示し
たいずれかのオプションで設定されている範囲内でPH
S端末を検索し、表示する。端末属性情報の設定用キー
を押圧操作すると、各PHS端末(11〜1n)に係る属
性情報が表示される。
【0071】メッセージ送信用キーを押圧操作すると、
現在操作中の端末がユーザ側サーバ15のときは、所定
のメッセージが公衆電話網7、PHS用公衆電話網5及
び各基地局(31〜3n)を通じて各PHS端末(11〜
1n)に送信される。上記メッセージは、現在操作中の
端末がユーザ側クライアント(171〜17n)のとき
は、ユーザ側サーバ15、公衆電話網7、PHS用公衆
電話網5及び各基地局(31〜3n)を通じて各PHS端
末(11〜1n)に送信される。
【0072】新規登録用キーを押圧操作すると、新たに
増設したPHS端末の電話番号等がユーザ側サーバ15
のDBに登録される。詳細表示用キーを押圧操作する
と、各PHS端末(11〜1n)毎に、それらの情報の詳
細が表示される。表示設定用キーは、各画面を上記表示
部に表示するとき、押圧操作される。この押圧操作によ
り、予め設定された種々の表示態様の中から任意の表示
態様で各画面を表示することができる。非表示設定用キ
ーは、各画面を上記表示部に表示しないとき、押圧操作
される。削除用キーは、特定のPHS端末に係る情報を
画面から削除したいとき、押圧操作される。更に、「閉
じる」キーは、全てのPHS端末(11〜1n)に係る情
報を画面から削除したいとき、押圧操作される。
【0073】ここで、PHS一覧に代えてランドマーク
一覧が上述した表示部に表示されているとき、付近検索
用キーを押圧操作すると、図3で示したいずれかのオプ
ションで設定されている範囲内でランドマークを検索す
ると共に、検索した全てのランドマークが収まる縮尺で
表示部に表示される。また、各端末が、上記「閉じる」
以外の処理動作を実行したとき、「閉じる」キーを押圧
操作しない限り、上記PHS一覧又はランドマーク一覧
は最小化されてタスクバーに格納される。また、上記P
HS一覧及びランドマーク一覧は、共に1画面ずつ表示
可能になっている。
【0074】なお、個別位置表示用キー、及びグループ
位置表示用キーを除去し、図4の画面左側の部位に表示
されているグループ名のリストを用いてグループ表示を
行い、全てのグループを選択した後、表示設定キーを押
圧操作することで、上述したグループ位置表示を行うこ
ともできる。
【0075】図5は、図1に記載した位置情報システム
11が含む各端末(ユーザ側サーバ15及びユーザ側ク
ライアント(171〜17n)のいずれか)の位置情報表
示動作を示す流れ図である。
【0076】図5において、ユーザ側サーバ15では、
位置情報検索対象者(つまり、各PHS端末所持者)を
決めるための作業、即ち、位置情報検索対象者の設定作
業と、位置情報を取得して保存する作業とを行う。ま
ず、ユーザ側サーバ15の管理下にある端末管理DB1
9に、各PHS端末の電話番号情報、PHS端末の所持
者情報、PHS端末所持者が所属するグループ名情報、
表示ON/OFF情報、勤務ON/OFF情報等(以
下、これらを端末管理情報という)を設定する(ステッ
プS31)。次に、上記位置情報検索対象者に関する位
置情報として、センタ側サーバ9を介して取得した上記
各PHS端末の電話番号情報、位置情報(緯度、経
度)、及び位置情報取得時間等を位置情報格納用DB2
1に格納する(ステップS32)。
【0077】一方、ユーザ側クライアント(171〜1
7n)では、まず、上記位置情報格納用DB21から上
記位置情報を取得してユーザ側クライアント(171〜
17n)の管理下にあるDB(図示しない)に格納する
(ステップS33)。次に、上記端末管理DB19から
端末管理情報を取得し、上記位置情報と照合することに
より、上記位置情報の表示のため、PHS端末所持者名
などの情報の割付けを行う(ステップS34)。次に、
上述した情報表示/非表示の設定を照合し(ステップS
35)、ユーザ側サーバ15がセンタ側サーバ9を介し
て最新の位置情報の取得に成功したか否かをチェックす
る(ステップS36)。このチェックの結果、成功した
と判定すると、ユーザ側クライアント(171〜17n)
の管理下にある地図DB23から対応する地図情報を読
出し、上記位置情報を最新位置情報として地図情報上に
重畳して表示部に表示する(ステップS37)。一方、
失敗した(ステップS36)と判定したときには、上記
地図DB23から対応する地図情報を読出し、過去に取
得できた位置情報の中から最も新しいものを地図情報上
に重畳して表示部に表示する(ステップS38)。
【0078】上述した実施形態において、上記アイコン
を、対応するPHS端末所持者の作業状態(勤務中、休
憩中、休暇等)に応じて色分け表示することができる。
また、上記アイコンを、対応するPHS端末所持者の所
属するグループ別に形状を変更して表示することができ
る。また、ラベルについては、目的に応じて「人名」、
「電話番号」、「従業員番号」等に切替表示することが
できる。本実施形態では、ユーザ側クライアント(17
1〜17n)が上述した処理動作を行うものとして説明し
たが、ユーザ側サーバ15も上記処理動作を行うことが
できるのは勿論である。
【0079】図6は、図2に記載した地図画面情報の一
変形例を示す説明図である。
【0080】図6に示した画面情報では、各PHS端末
所持者の位置に夫々対応するアイコンが、画面の大部分
を占める東京都区部の地図上において各々の氏名及び位
置情報取得時刻の表示と共に位置情報取得時刻から現在
時刻までの経過時間の長さに応じて色分け表示される。
【0081】上記画面の右端上方の部位には、現在時刻
(18時03分)が表示される窓と、図6の画面情報の更新
時刻が表示される窓とが設定される。上記部位には、ま
た、上記地図上の各PHS端末所持者の位置を一斉更新
する一斉位置更新キーと、上記地図画面に代えてPHS
端末一覧を表示するPHS端末一覧キーと、上記地図画
面に代えてランドマーク一覧を表示するランドマーク一
覧キーと、アイコン表示用キーとが設定される。これら
のキーは、いずれも押圧操作されるソフトキーである。
図6の例ではアイコン表示用キーが押圧操作されたた
め、現在、上記地図画面が表示されている。
【0082】一方、上記画面の左端下方の部位には、地
図画面、PHS端末一覧、及びランドマーク一覧等を選
択的に設定するためのオプション画面が表示される。こ
のオプション画面には、各PHS端末の位置情報取得後
に、アイコン遷移(アイコンの色分け表示)を行うとき
押圧操作するキーと、共に上記内容と同様の機能を有す
るOKキー及びキャンセルキー(いずれもソフトキー)
とが設定される。上記オプション画面には、位置情報取
得時刻から現在時刻までの経過時間を長さに応じて段階
的に区分した経過時間の区分情報と、各区分毎に定めた
アイコンの色分け表示情報とが表示される。図6の例で
は、上記経過時間の長さが15分以下の区分ではPHS端
末所持者のアイコンは赤色で、15分以上30分以下の区分
ではアイコンは橙色で、30分以上40分以下の区分ではア
イコンは黄色で夫々色分け表示される。また、40分以上
50分以下の区分ではアイコンは緑色で、更に、50分以上
60分以下のの区分ではアイコンは青色で、夫々色分け表
示される。
【0083】次に、上記地図画面上の情報について説明
する。
【0084】ここで、所持者名が『石橋』のPHS端末
(31)、所持者名が『須田』のPHS端末(32)、所持
者名が『羽淵』のPHS端末(33)、所持者名が『江
頭』のPHS端末(34)、及び所持者名が『今井』のP
HS端末(35)は、いずれも位置情報取得時刻が17時55
分である。よって、これらの経過時間はいずれも15分以
下であるから、各々のアイコンは赤色で表示される。ま
た、所持者名が『吉田』のPHS端末(36)、及び所持
者名が『伊部』のPHS端末(37)は、共に位置情報取
得時刻が17時30分である。よって、これらの経過時間は
いずれも40分以下であるから、各々のアイコンは黄色で
表示される。更に、所持者名が『富田』のPHS端末
(38)は、位置情報取得時刻が17時20分であり、所持者
名が『工藤』のPHS端末(39)は、位置情報取得時刻
が17時15分である。よって、これらの経過時間はいずれ
も50分以下であるから、各々のアイコンは緑色で表示さ
れる。
【0085】図7は、図6に記載した画面情報の左端下
方の部位の部分拡大図である。
【0086】上記画面情報を、図7により更に詳述すれ
ば、上記経過時間の各区分情報毎に定めたアイコンの色
分け表示情報は、表示位置がその右側にあるアイコン色
分けリストからドラッグ&ドロップ機能を用いて設定さ
れる。上記経過時間は、5分から60分まで5分刻みで設定
可能になっており、上段から下段に移行するにつれて経
過時間の値が大きくなるように設定するものとする。60
分を超えての経過時間の設定は行えないようになってい
る。なお、各経過時間に対応するアイコンが存在しない
ときには、上記地図情報にアイコンが表示されずにラベ
ルのみが表示される。また、上記5色を別の色に変更す
るときには、INI(初期化)ファイルとアイコンとを
提供することにより対応可能である。
【0087】図8は、図1に記載した位置情報システム
11が含む各端末(ユーザ側サーバ15及びユーザ側ク
ライアント(171〜17n)のいずれか)が、図6に記
載した地図画面情報を表示するに際しての処理動作を示
す流れ図である。この流れ図に示す処理動作は、図5に
示した処理動作を基礎に、各アイコンの色分け表示に必
要な処理動作を付け加えたものである。
【0088】図8において、ユーザ側サーバ15では、
図5で示したのと同様の位置情報検索対象者の設定作業
及び位置情報を取得して保存する作業と、上述した各ア
イコンを色分け表示するための設定作業とを行う。ま
ず、端末管理DB19に、図5で示したのと同様の端末
管理情報を設定する(ステップS41)。次に、センタ
側サーバ9を介して取得した図5で示したのと同様の位
置情報を、位置情報格納用DB21に格納する(ステッ
プS42)。更に、上述した各アイコンを色分け表示す
るか否か、色分け表示すると設定したとき、上記経過時
間の長さに応じて各アイコンをどのように色分け表示す
るか等の設定情報を、ユーザ側サーバ15の管理下にあ
るシステム設定DB25に格納する(ステップS4
3)。
【0089】一方、ユーザ側クライアント(171〜1
7n)では、図5で示したのと同様に、まず、位置情報
格納用DB21から上記位置情報を取得してユーザ側ク
ライアント(171〜17n)の管理下にあるDB(図示
しない)に格納する(ステップS44)。次に、上記端
末管理DB19から端末管理情報を取得し、上記位置情
報と照合することにより、上記位置情報の表示のため、
PHS端末所持者名などの情報の割付けを行う。この処
理動作も図5で示したステップS34における処理動作
と同様である(ステップS45)。次に、上述した情報
表示/非表示の設定を照合した後(ステップS46)、
システム設定DB25に格納されている色分け表示の設
定情報を読出して、アイコンを経過時間別に色分け表示
するか否かチェックする(ステップS47)。このチェ
ックの結果、色分け表示しないと判断すると、ユーザ側
サーバ15がセンタ側サーバ9を介して最新の位置情報
の取得に成功したか否かをチェックする(ステップS4
8)。このチェックの結果、成功したと判定すると、ユ
ーザ側クライアント(171〜17n)の管理下にある地
図DB23から対応する地図情報を読出し、上記位置情
報を最新位置情報として地図情報上に重畳して表示部に
表示する(ステップS49)。一方、取得に失敗した
(ステップS48)と判定したときには、上記地図DB
23から対応する地図情報を読出し、過去に取得できた
位置情報の中から最も新しいものを地図情報上に重畳し
て表示部に表示する(ステップS50)。
【0090】一方、ステップS47で、アイコンを経過
時間別に色分け表示すると判断したときは、最新の位置
情報を含めて取得した各PHS端末(11〜1n)の位置
情報を上述した経過時間別に色分け表示するために、シ
ステム設定DB25に格納されている色分け表示の設定
情報を読出して、再度チェックする(ステップS5
1)。そして、上記地図DB23から対応する地図情報
を読出し、各アイコンを経過時間別に色分けし、それら
のアイコンを、地図情報上に重畳して表示する(ステッ
プS52)。
【0091】上述した変形例では、位置情報を取得した
時刻から現在時刻までの経過時間の長さに応じて、各P
HS端末所持者を表すアイコンを色分け表示することと
したが、上記経過時間の長さに応じて上記アイコンの形
状を変化させることとしても良い。また、上記経過時間
の長さではなく、位置情報を取得した時刻に応じてアイ
コンを色分け表示することとしても差支えない。
【0092】図9は、本発明の一実施形態の第1の変形
例として、図1に記載の移動端末管理システムにおけ
る、各PHS端末(11〜1n)の履歴情報を利用した最
新位置情報の抽出手法の概要を示す説明図である。
【0093】この手法では、センタ側サーバ9の位置情
報格納用DB21に蓄積されるPHS端末i及びPHS
端末i+1の履歴情報27を、任意の時刻(図9の例で
は、10時43分)にセンタ側サーバ9からユーザ側サーバ
15に一括して送信すると、ユーザ側サーバ15では、
それらを纏めてシステム設定DB25へ格納する。ここ
で、履歴情報とは、図9から明らかなように、所定の時
間間隔(図9の例では、5分刻み)で採取された各PH
S端末(11〜1n)の位置情報と、それらが取得された
各々の時刻を示す情報(取得時間情報)とから成るもの
で、各位置情報と、それらの取得時刻とが対応付けて設
定される。図9の履歴情報の例では、10時00分から10時
40分までの間で位置情報が取得できなかった回数は、P
HS端末iでは10時10分、10時15分、10時30分の合計3
回であり、PHS端末i+1では10時00分、10時15分、10
時20分、10時35分、10時40分の合計5回である。よっ
て、上記履歴情報27では、最新取得時刻の位置情報は
現在時刻に最も近い時刻である10時40分に取得したもの
である。PHS端末iでは10時40分に位置情報が採取さ
れているから最新取得時刻の位置情報が存在するが、P
HS端末i+1では採取されていないから最新取得時刻の
位置情報は存在しない。しかし、最新の位置情報は、P
HS端末iでは10時40分に取得した位置情報であり、P
HS端末i+1では10時30分に取得した位置情報であるか
ら、いずれのPHS端末においても最新の位置情報は存
在する。そこで、図9の例では、ユーザ側サーバ15が
システム設定DB25から上記履歴情報27を読出し、
その中から最新取得時刻に対応する位置情報が存在すれ
ば、それを最新の位置情報として選択するが、存在しな
い場合には、最新の位置情報を選択することとした。
【0094】図9の例では、最新の位置情報は、夫々○
印で示すように、PHS端末iの場合には10時40分に取
得された位置情報であり、PHS端末i+1の場合には10
時30分に取得された位置情報である。よって、上記各位
置情報が、夫々のPHS端末(i、i+1)の最新位置情
報として、ユーザ側サーバ15の表示部、或いはユーザ
側クライアント(171〜17n)の表示部に表示され
る。
【0095】図10は、図9で示した手法を実行するに
際しての位置情報システム11が含む各端末(ユーザ側
サーバ15及びユーザ側クライアント(171〜17n)
のいずれか)の処理動作を示す流れ図である。
【0096】図10において、ユーザ側サーバ15で
は、図5や図8で示したのと同様の位置情報検索対象者
の設定作業及び位置情報を取得して保存する作業と、上
述した各PHS端末(11〜1n)の履歴情報の利用によ
る最新の位置情報を抽出するための設定作業とを行う。
まず、端末管理DB19に、図5や図8で示したのと同
様の端末管理情報を設定する(ステップS61)。次
に、センタ側サーバ9を介して取得した図5や図8で示
したのと同様の位置情報を、位置情報格納用DB21に
格納する(ステップS62)。更に、上述した各アイコ
ンを色分け表示するか否か、及び各PHS端末(11〜
1n)の履歴情報の利用による最新の位置情報を抽出す
るか否か等の設定情報を、システム設定DB25に格納
する(ステップS63)。
【0097】一方、ユーザ側クライアント(171〜1
7n)では、各PHS端末(11〜1n)の位置情報の更
新のための処理動作を実行する。即ち、図5や図8で示
したのと同様に、まず、位置情報格納用DB21から上
記位置情報を取得してユーザ側クライアント(171〜
17n)の管理下にある履歴情報格納用DB29(或い
はファイル)に格納する(ステップS64)。次に、上
記端末管理DB19から端末管理情報を取得し、上記履
歴情報に含まれる位置情報と照合することにより、上記
位置情報の表示のため、PHS端末所持者名などの情報
の割付けを行う。この処理動作も図5や図8で示した処
理動作と同様である(ステップS65)。
【0098】次に、上述した情報表示/非表示の設定を
照合した後(ステップS66)、位置情報格納用DB2
1に格納済みの、位置情報を取得できた時刻情報(取得
時刻情報)を読出して、最新取得時刻に対応する位置情
報があるか否かチェックする(ステップS67)。この
チェックの結果、最新取得時刻に対応する位置情報があ
ると判定すると、上述した地図DB23から対応する地
図情報を読出し、上記位置情報を最新の位置情報として
地図情報上に重畳し、表示部に表示する(ステップS6
8)。一方、最新取得時刻に対応する位置情報がない
(ステップS67)と判定したときには、上記地図DB
23から対応する地図情報を読出す。次に、センタ側サ
ーバ9から取得した履歴情報(既述のように、位置情報
と、その取得時間情報とが対応付けて設定されている情
報である)の中から最も新しいものを最新の位置情報と
して選択する。そして、それを地図情報上に重畳して表
示部に表示する(ステップS69)。
【0099】なお、従来においては、上記履歴情報27
中に最新取得時刻に対応する位置情報が存在しない場合
には、それに代えて最新の位置情報を選択しなかったた
め、最新取得時刻に対応する位置情報が存在しないPH
S端末に関しては、位置情報が表示されなかった。
【0100】上記手法によれば、ユーザ側サーバ15が
1日に1回或いは半日に1回程度のまばらな間隔での通
信によっても、センタ側サーバ9から各PHS端末(1
1〜1n)の最新の位置情報を取得することができる。
【0101】なお、上記手法では、センタ側サーバ9が
取得した履歴情報27を一括してユーザ側サーバ15に
送信し、ユーザ側サーバ15とユーザ側クライアント
(171〜17n)との間において、最新取得時刻に対応
する位置情報又は最新の位置情報の選択を行うこととし
たが、センタ側サーバ9が上記選択作業を行い、その結
果を、ユーザ側サーバ15を介してユーザ側クライアン
ト(171〜17n)に与えるようにすることもできる。
【0102】図11は、本発明の一実施形態の第2の変
形例に係る移動端末管理システムの全体構成を示すブロ
ック図である。
【0103】上記システムは、PHS端末に加えて更に
複数台の携帯電話機、及び複数台のページャをも移動端
末として用いるもので、そのため、携帯電話機311〜
31nに対応してディジタルセルラ網33が、ページャ
351〜35に対応してページャ網37が、夫々図1に
記載したシステムに付加された構成となっている。な
お、ディジタルセルラ網33、及びページャ網37は、
公衆電話網7に接続される。また、端末管理DB19に
は、携帯電話番号情報やページャの電話番号情報も格納
されているものとする。
【0104】上記構成において、ユーザ側クライアント
(171〜17n)の表示部に表示される地図画面18上
のアイコン(m)を、マウス等でクリックすることによ
り、移動端末選択用キー(ソフトキー)の表示画面(選
択用キーの表示画面)181が、上記地図画面18上に
表示される。ここで、選択用キーの表示画面181は、
PHS端末、携帯電話機、及びページャの中から呼出す
べき移動端末を選択するためのキーを表示した部分画面
である。
【0105】図12は、図11に記載した表示画面18
1において、PHS端末選択用キーを押圧操作したと
き、ユーザ側クライアント(171〜17n)の表示部に
表示される画面情報を示した説明図である。
【0106】図12に示した画面情報では、呼出される
PHS端末所持者の位置に対応するアイコンが、画面の
大部分を占める東京都区部の部分拡大図のほぼ中央の位
置上に、氏名(この例では『今井』)及び位置情報取得
時刻(この例では『17時55分』)の表示と共に表示され
る。
【0107】上記画面におけるアイコンの近傍部位に
は、図11で示した画面181と、選択したPHS端末
を呼出すか否かを問うメッセージと共に、OKキー及び
キャンセルキー(いずれもソフトキー)を掲載した部分
画面182とが表示される。OKキーを押圧操作すれ
ば、上記PHS端末の呼出し動作が実行され、キャンセ
ルキーを押圧操作すれば、呼出し動作が中止される。
【0108】上記画面の右端上方の部位には、図6で示
した画面情報におけると同様に、現在時刻(18時10分)
が表示される窓と、図12の画面情報の更新時刻が表示
される窓とが設定される。上記部位には、また、上記地
図上の各PHS端末所持者の位置を一斉更新する一斉位
置更新キーと、上記地図画面に代えてPHS端末一覧を
表示するPHS端末一覧キーと、上記地図画面に代えて
ランドマーク一覧を表示するランドマーク一覧キーと、
アイコン表示用キーとが設定される。これらのキーは、
いずれも押圧操作されるソフトキーである。図12の例
ではアイコン表示用キーが押圧操作されたため、現在、
上記地図画面が表示されている。
【0109】更に、上記画面の左端上方の上半部の部位
には、上記アイコンで示したPHS端末所持者の氏名
『今井』や、PHS番号や、グループ名や、ステータス
や、把握時刻等の諸情報が、位置表示キー及び位置更新
キー(いずれもソフトキー)と共に表示される。
【0110】また、上記画面の左端上方の下半部の部位
には、ページャの番号や、電話番号や、ページャの位置
情報の定期取得スケジュール等の諸情報が、付近検索キ
ー、履歴キー及び「閉じる」キー(いずれもソフトキ
ー)と共に表示される。
【0111】図13は、図11に記載した表示画面18
1において、ページャ選択用キーを押圧操作したとき、
ユーザ側クライアント(171〜17n)の表示部に表示
される画面情報を示した説明図である。
【0112】図13に示した画面情報では、上記画面の
左端下方の部位に、ページャに係る情報が表示される画
面と部分的に重畳した状態でページャ呼出画面41が表
示されている点と、図12で示した画面181、182が
表示されていない点で、図12に示した画面情報と異な
る。その他については、図12の画面情報とほぼ同様で
ある。
【0113】ページャ呼出画面41には、図13に示す
ように、定型文選択用の窓(選択した定型文を表示する
ための窓)と、漢字コード表示用の窓と、フリーメッセ
ージ表示用の窓とが、夫々の窓に対応して設けられる決
定キー(ソフトキー)と共に、設定される。ページャ呼
出画面41には、また、送信メッセージ欄として、送信
メッセージの本文を表示するための窓と、送信メッセー
ジに係るコードを表示するための窓とが、1文字削除キ
ー及びクリアキー(いずれもソフトキー)と共に設定さ
れる。ページャ呼出画面41には、更に、上記と同様の
機能を有するOKキーと、キャンセルキーとが設定され
る。
【0114】図14は、図11及び図12で示した選択
用キーの表示画面181を含む呼出画面と、図13で示
したページャ呼出画面41との関係を示す説明図であ
る。
【0115】図14において、複数の端末所持者中から
いずれか1人に絞って呼出メニューを選択した場合、即
ち、図11の地図上に表示される複数のアイコン中のい
ずれか1つをクリックし、そのアイコンについてPHS
端末、携帯電話機、及びページャのいずれかを選択した
場合には、まず、呼出画面39が表示される。この呼出
画面39には、図示のように、PHS端末選択用キー、
携帯電話機選択用キー、及びページャ選択用キーが設定
されているが、上記各種端末のうち、電話番号等が未登
録のものについては無効とされる。例えば、携帯電話機
の電話番号が未登録の場合には、携帯電話機選択用キー
がグレーに表示され、携帯電話機選択用キーを押圧操作
しても携帯電話機を選択することができない。
【0116】上記呼出画面39において、ページャ選択
用キーが押圧操作された場合には、ユーザ側クライアン
ト(171〜17n)の表示部の表示画面が、上記呼出画
面39からページャ呼出画面41に変更される。ページ
ャ呼出画面41には、図13で説明したように、定型文
選択窓と、漢字コード表示窓と、フリーメッセージ表示
窓と、各窓に対応する3個の決定キーと、OKキーと、
キャンセルキーと、送信メッセージ欄とが設定される。
送信メッセージ欄には、メッセージ内容表示窓と、メッ
セージコード表示窓と、1文字削除キーと、クリアキー
とが設定される。
【0117】フリーメッセージ表示窓には、コンポボッ
クス(プルダウンメニュー)でリストとして保存されて
いる最新10個のメッセージ中から所望のメッセージが
選択され、表示される。上記メッセージリストは、ファ
イル等に保存されている、フリーメッセージ表示窓は、
自動的に半角カタカナ入力モードになるよう設定されて
いるものとする。
【0118】上述したページャ呼出画面41は、PHS
一覧画面(図4に示した)において複数の端末所持者を
指定して呼出メニューを選択した場合には、上記呼出画
面39を介することなく、直ちに表示される。そして、
上記ユーザ側端末から指定された複数の端末所持者のペ
ージャ(351〜35nのいずれか)に対し、同一メッセ
ージが公衆電話網7及びページャ網37を通じて送信さ
れる。
【0119】なお、指定した全ての端末所持者に、ペー
ジャ番号が設定されていない場合には、上記ページャ呼
出画面41が表示される前に、エラーメッセージが表示
される。また、指定した端末所持者の一部についてペー
ジャ番号が設定されていない場合には、上述した態様で
メッセージを送信した後、例えば「ページャ番号が設定
されていないため、以下の2名にメッセージを送信でき
ませんでした。豊洲太郎 050123457 、豊洲次郎 050
9876541」のようなダイアログが表示される。
【0120】更に、上記PHS端末、携帯電話機又はペ
ージャが、ビデオ(CCD)カメラ、或いは電子カメラ
や各種のセンサを備えているときには、図11に示した
地図画面18上のアイコンをクリックすることで、上記
各端末付近の画像情報や、温度、湿度、風向、風速、電
波強度等の各種センサ情報を取得することができる。
【0121】図15は、図11に記載した表示画面18
1上のアイコンで表示される端末所持者呼出のための位
置情報システム11が含む各端末(ユーザ側サーバ15
及びユーザ側クライアント(171〜17n)のいずれ
か)の処理動作を示す流れ図である。
【0122】図15において、ユーザ側サーバ15で
は、まず、センタ側サーバ9を介して取得した図5、図
8、及び図10で示したのと同様の位置情報を、位置情
報格納用DB21に格納する(ステップS71)。次
に、端末管理情報として、地図画面18上にアイコンで
表示される端末所持者、つまり、呼出対象者に係る端末
所持者名(氏名)、PHS番号、携帯電話機番号、ペー
ジャ番号、及び各端末所持者の所属するグループ名等の
各情報を、端末管理DB19に格納する(ステップS7
2)。
【0123】一方、ユーザ側クライアント(171〜1
7n)では、地図画面18上にアイコンで表示される各
端末所持者を呼出すための処理動作を実行する。まず、
位置情報格納用DB21から上記位置情報を参照するこ
とにより、呼出対象者を検索する(ステップS73)。
次に、PHS端末、携帯電話機、及びページャのいずれ
かを通信媒体として選択する(ステップS74)。
【0124】ここで、PHS端末を選択した場合には、
上記端末管理DB19からPHS番号情報を参照して
(ステップS75)、対応するPHS端末に対し自動発
信を行う(ステップS76)。そして、そのPHS端末
に接続された時点で、ユーザ側クライアント(171〜
17n)の電話機とそのPHS端末との間の通話が可能
になる(ステップS77)。
【0125】また、ステップS74で、携帯電話機を選
択した場合には、上記端末管理DB19から携帯電話機
番号情報を参照して(ステップS78)、対応する携帯
電話機に対し自動発信を行う(ステップS79)。そし
て、その携帯電話機に接続された時点で、ユーザ側クラ
イアント(171〜17nのいずれか)の電話機とその携
帯電話機との間の通話が可能になる(ステップS8
0)。
【0126】更に、ステップS74で、ページャを選択
した場合には、上記端末管理DB19からページャ番号
情報を参照し(ステップS81)、次に、送信すべきメ
ッセージを入力し(ステップS82)、対応するページ
ャに対し自動発信を行う(ステップS83)。これによ
り、上記メッセージがユーザ側クライアント(171〜
17nのいずれか)から対応するページャに送信される
ことになる(ステップS84)。
【0127】図16は、本発明の一実施形態の第3の変
形例に係る通信サービスエリアが表示された地図画面を
示す図である。
【0128】図16において、符号43で示す領域が、
PHSのサービスエリアである。サービスエリア43内
には、符号(01)〜(30)で示すように各PHS端末の
現在位置が各PHS端末所持者のアイコンで表示されて
いる。上記各アイコン(01)〜(30)のうちのアイコン
(08)は、サービスエリア43の境界付近にいるので、
位置情報が取得し難い可能性がある。
【0129】なお、上記地図画面の右端側領域には、図
2で示したのと同様、上方には現在時刻表示窓及び更新
時刻表示窓が、下方には縮尺ゲージ表示窓が夫々設定さ
れている。また、右端側領域の中央部には、一斉位置更
新用キー、PHS端末一覧用キー、及びランドマーク一
覧用キー(いずれもソフトキー)が設定されている。
【0130】図17は、図16に記載した通信サービス
エリアを掲載した地図画面を表示するための位置情報シ
ステム11が含む各端末(ユーザ側サーバ15及びユー
ザ側クライアント(171〜17n)のいずれか)の処理
動作を示す流れ図である。
【0131】図17は、図16に記載したPHSサービ
スエリアが重畳された地図画面を表示するための処理動
作を示す流れ図である。
【0132】図17において、ユーザ側サーバ15で
は、既述のような位置情報検索対象者の設定作業、及び
位置情報を取得して保存する作業を行う。まず、端末管
理DB19に、電話番号、端末所持者名、及びグループ
名等の端末管理情報を設定する(ステップS91)。次
に、センタ側サーバ9を介して取得した位置情報(電話
番号、緯度経度、及び位置取得時間等の情報)を、位置
情報格納用DB21に格納する(ステップS92)。こ
こで、ユーザ側サーバ15は、PHSサービスエリアの
外郭の座標情報を格納するためのサービスエリア情報フ
ァイル45をも、その管理下に置く。サービスエリア情
報ファイル45の内容は、例えばインターネットやCD
―ROMなどの手段により通信インフラ業者から提供さ
れる新たな情報により更新される。
【0133】一方、ユーザ側クライアント(171〜1
7n)では、まず、地図DB23から地図情報を読出
す。そして、その地図情報上に、ユーザ側サーバ15を
通じて端末管理DB19から読出した端末管理情報、及
び位置情報格納用DB21から読出した位置情報に基づ
き、端末所持者の位置をアイコンで表示する(ステップ
S93)。次に、ユーザ側クライアント(171〜17
n)において、サービスエリアのマップ表示の操作(つ
まり、PHSサービスエリアを顕在的/潜在的に重畳し
た地図情報を表示するための操作)が行われると(ステ
ップS94)、サービスエリア情報ファイル45から上
記外郭情報を参照する(ステップS95)。
【0134】ここで、表表示(PHSサービスエリア
を、地図情報上に視認可能な状態で重畳した表示)の指
令が入力されたか、それとも、裏処理(PHSサービス
エリアの境界以外の情報を、地図情報上に視認可能な状
態で重畳した表示)の指令が入力されたかをチェックす
る(ステップS96)。
【0135】上記チェックの結果、表表示の指令が入力
されたと判断すると、PHSサービスエリアを、地図情
報上に視認可能な状態で重畳して表示すると共に(ステ
ップS97)、PHSサービスエリアの境界付近の端末
を他の端末と区別して表示すべき旨の指令が入力されて
いるか否かをチェックする(ステップS98)。上記チ
ェックの結果、上記指令が入力されたと判断すると(ス
テップS98)、上記境界付近の端末を、例えば点滅表
示する等して他の端末とは識別可能な状態で表示する
(ステップS99)。上記チェックの結果、上記指令が
入力されていないと判断したときには(ステップS9
8)、境界付近の端末も他の端末と同様な表示状態で表
示する(ステップS100)。
【0136】一方、ステップS96でのチェックの結
果、裏処理の指令が入力されたと判断すると、上述した
裏処理により上記サービスエリアを上記地図情報上に重
畳する処理を行う(ステップS101)。そして、上記
境界付近の端末を点滅表示したり、或いはメッセージに
より、どの端末が上記境界付近にいるかを報知する(ス
テップS102)。
【0137】上記第2の変形例によれば、PHSサービ
スエリアの境界付近にいるPHS端末や、或いは上記サ
ービスエリアの外方向に移動する可能性のあるPHS端
末がある場合に、それらの位置情報が取得できなくなる
虞があることを比較的容易に予測することができる。
【0138】図18は、本発明の一実施形態に係る第4
の変形例として、図1に記載の移動端末管理システムに
適用される、各PHS端末(11〜1n)の位置情報取得
の可否を設定するための手法の概要を示す説明図であ
る。
【0139】この手法は、移動端末である各PHS端末
(11〜1n)側から、各々のPHS端末(11〜1n)の
位置情報取得の可否を設定/変更するものである。或る
PHS端末からPHS用公衆電話網5及び公衆電話網7
を通じてユーザ側サーバ(図示のパソコン端末。以下、
同じ)15に、ON信号(つまり、その端末の駆動電源
を投入した旨の信号)が発信者番号通知と共に送信され
たときは、そのPHS端末の位置情報取得が可能にな
る。一方、或るPHS端末から上記通信経路を通じてユ
ーザ側サーバ15にOFF信号(つまり、その端末の駆
動電源を遮断した旨の信号)が発信者番号通知と共に送
信されたときは、そのPHS端末の位置情報取得が不能
になる。
【0140】図18に示した例では、PHS端末11、
及びPHS端末1nからは夫々ON信号(PHS端末所
持者が勤務を開始した旨の信号)がPHS用公衆電話網
5、公衆電話網7及びTA/DSU13を通じてユーザ
側サーバ15に送信される。しかし、PHS端末12の
所持者は休暇を取得しているため、PHS端末12から
は上記ON信号が送信されない。そのため、ユーザ側サ
ーバ15では、PHS端末11の所持者、及びPHS端
末1nの所持者が勤務に就いており、PHS端末12の所
持者は勤務に就いていないものと認識し、その認識結果
をテーブル47に格納する。ユーザ側サーバ15では、
TA/DSU13及び公衆電話網7を通じてセンタ側サ
ーバ9に対し、PHS端末11、1nの位置情報の取得を
要求し、センタ側サーバ9から上記テーブル47に対応
した位置情報を取得する。各ユーザ側クライアント(1
71〜17n)(図18では図示を省略)は、上記のよう
にして取得した位置情報の提供を、ユーザ側サーバ15
から受ける。
【0141】図19は、図18で示した手法を実行する
に際しての各PHS端末(11〜1n)及び位置情報シス
テム11が含む各端末(ユーザ側サーバ15及びユーザ
側クライアント(171〜17n)のいずれか)の処理動
作を示す流れ図である。
【0142】図19において、PHS端末(11〜1nの
いずれか)の駆動電源が投入されることにより、ON信
号が上記PHS端末(11〜1nのいずれか)からユーザ
側サーバ15に送信されると(ステップS111)、ユ
ーザ側サーバ15ではそれを受信する(ステップS11
2)。ユーザ側サーバ15では、次に、端末管理DB1
9に対し、上記ON信号を送信したPHS端末(11〜
1nのいずれか)から位置情報を取得する旨の設定を行
う(ステップS113)。
【0143】一方、センタ側サーバ9では、各PHS端
末の位置情報を更新するための指令が入力されると(ス
テップS114)、公衆電話網7を通じてユーザ側サー
バ15に対し、どのPHS端末に関して位置情報の取得
を行うのか問い合せる(ステップS115)。この問い
合せに対し、ユーザ側サーバ15から位置情報の取得を
要求するPHS端末について通知があると、センタ側サ
ーバ9では、それに応じるべく、対応するPHS端末の
位置情報をユーザ側サーバ15に送信し、ユーザ側サー
バ15はこれを受信することになる(ステップS11
6)。
【0144】なお、上述した発信者番号通知は、例えば
音声応答装置のように、応答メッセージに従って電話番
号を入力する方法は用いず、単なる電話番号の通知のみ
により行われる。また、OFF信号については、1日の
勤務時間が終了した時点でPHS端末が自動的にOFF
になるよう設定しておけば、特に送信を行う必要はない
が、勤務時間内にPHS端末をOFFにしたときには、
そのPHS端末からOFF信号が送信される。
【0145】従来、上記システムでは、各PHS端末の
位置情報取得ON/OFFの設定を、ユーザ側サーバ1
5の管理画面上で行っていたため、管理下にある端末の
台数が少ないときには問題が生じなかったが、端末の台
数が50台を超えると、上記設定が非常に面倒な作業に
なってしまうという問題があった。しかし、上述した変
形例によれば、各PHS端末所持者側で上記位置情報取
得ON/OFFの設定を行うため、上記のような問題は
生じない。
【0146】図20は、本発明の一実施形態に係る第5
の変形例として、図1に記載した移動端末管理システム
上で行われる端末所持者の状態情報の通知動作(端末か
らの発信動作)の概要を示す説明図である。
【0147】図20で示す通信動作は、移動端末である
各PHS端末(11〜1n)側から、各々のPHS端末
(11〜1n)所持者の状態情報をユーザ側サーバ(図示
のパソコン端末。以下、同じ)15に自発的に申告する
ものである。
【0148】図20に示した例では、PHS端末11の
所持者は『作業中』であるので、作業中であることを示
す『状態1』を上記所持者がPHS端末11のメモリに
記憶させておく。PHS端末11は適宜のタイミングで
自動発信して、上記『状態1』を示すメッセージをPH
S用公衆電話網5、公衆電話網7及びTA/DSU13
を通じてユーザ側サーバ15に送信する。また、PHS
端末12の所持者は『移動中』であるので、移動中であ
ることを示す『状態2』を上記所持者がPHS端末12
のメモリに記憶させておく。PHS端末12もPHS端
末11におけると同様、適宜のタイミングで自動発信し
て、上記『状態2』を示すメッセージを上記通信経路を
通じてユーザ側サーバ15に送信する。更に、PHS端
末1nの所持者は『休憩中』であるので、休憩中である
ことを示す『状態3』を上記所持者がPHS端末1nの
メモリに記憶させておく。PHS端末1nもPHS端末
11、12におけると同様、適宜のタイミングで自動発信
して、上記『状態3』を示すメッセージを上記通信経路
を通じてユーザ側サーバ15に送信する。
【0149】ユーザ側サーバ15では、PHS端末(1
1〜1n)側からの一方的な通信(通信時間は1〜3秒程
度)により上記状態情報を受信すると、通信を終了す
る。ユーザ側サーバ15では、上記受信した状態情報を
テーブル49に格納する。各ユーザ側クライアント(1
71〜17n)(図20では図示を省略)は、上記のよう
にして取得した状態情報の提供を、ユーザ側サーバ15
から受ける。
【0150】図21は、図20に示した状態情報の通知
動作の一変形例の概要を示す説明図である。
【0151】図21で示す通信動作は、各PHS端末
(11〜1n)が夫々記憶している各々のPHS端末所持
者の状態情報を示すメッセージを、ユーザ側サーバ(図
示のパソコン端末)15からの問い合せに応じ、上述し
た通信経路を通じてユーザ側サーバ15に送信するもの
である。ユーザ側サーバ15では、PHS端末(11〜
1n)側への一方的な通信(通信時間は1〜3秒程度)
により上記状態情報を受信すると、通信を終了し、上記
受信した状態情報をテーブル49に格納する。各ユーザ
側クライアント(171〜17n)(図21では図示を省
略)は、上記のようにして取得した状態情報の提供を、
図20における場合と同様に、ユーザ側サーバ15から
受ける。
【0152】図22は、図20及び図21に示した状態
情報の通知動作の各PHS端末(11〜1n)及びユーザ
側サーバ15における処理動作を示す流れ図である。
【0153】図22において、まず、PHS端末(11
〜1n)側では、各所持者がPHS端末(11〜1n)の
ファンクションキー等を操作することにより、所持者の
状態情報を、PHS端末(11〜1n)に入力すると(ス
テップS121)、上記状態情報は対応するPHS端末
のメモリに記憶される(ステップS122)。次に、P
HS端末(11〜1n)側から上記状態情報を自発的に申
告するモードに設定されているのか、それとも、ユーザ
側サーバ15からの問い合せに応じて上記状態情報を送
信するモードに設定されているのかをチェックする(ス
テップS123)。このチェックの結果、自発的に申告
するモードに設定されていると判断すると、PHS端末
(11〜1n)は、上記状態情報をユーザ側サーバ15へ
送信する(ステップS124)。一方、ユーザ側サーバ
15では、上記状態情報を受信すると共に(ステップS
125)、それを状態情報格納用DB51に格納する
(ステップS126)。
【0154】ステップS123でのチェックの結果、問
い合せ待ちのモードに設定されていると判断したときに
は、上記状態情報のPHS端末(11〜1n)側からの自
発的な送信は行わない(ステップS127)。この場
合、ユーザ側サーバ15では、オペレータによる上記状
態情報の問い合せ操作が実行される。この問い合せ操作
に代えて、上記問い合せを定期的に且つ自動で行うよ
う、ユーザ側サーバ15をモード設定することもできる
(ステップS128)。次に、ユーザ側サーバ15から
上記状態情報の問い合せが送信されると(ステップS1
29)、それを受信したPHS端末(11〜1n)側で
は、メモリに格納しておいた状態情報を読出して、ユー
ザ側サーバ15に送信する(ステップS130)。ユー
ザ側サーバ15は、それを受信すると(ステップS13
1)、状態情報格納用DB51に格納する(ステップS
132)。
【0155】なお、ユーザ側サーバ15による状態情報
の送信元の識別は、PHS端末(11〜1n)側から送信
される発信者番号通知によって行われる。上述した発信
者番号通知は、例えば音声応答装置のように、応答メッ
セージに従って電話番号を入力する方法は用いず、単な
る電話番号の通知のみにより行われる。本変形例では、
各PHS端末(11〜1n)からの送信をユーザ側サーバ
15が受信することとしたが、ユーザ側クライアント
(171〜17n)が受信することとしても良い。
【0156】図23は、本発明の一実施形態の第6の変
形例に係る端末所持者の移動履歴の道なり軌跡が表示さ
れた地図画面を示す図である。
【0157】図23に示した画面情報は、上記ユーザ側
クライアント(171〜17n)の表示部に表示されるも
のである。上記画面情報では、画面の大部分を占める東
京都区部の地図上において、所持者名『石橋』のPHS
端末(31)の17時55分時点での現在位置情報がアイコン
で表示されるのみならず、『石橋』の『履歴1』〜『履
歴3』で夫々示す過去の各位置情報、及び曲線61で示
す道なりの軌跡が夫々表示される。なお、上記画面情報
では、実際には上記PHS端末(31)以外にも多数のP
HS端末が表示されるのであるが、ここでは図示と説明
の都合上、PHS端末(31)のみの表示とする。
【0158】上記画面の右端上方の部位には、現在時刻
(18時07分)が表示される窓と、図23の画面情報の更
新時刻が表示される窓とが設定される。上記部位には、
また、上記地図上のPHS端末所持者の位置(実際には
複数)を一斉更新する一斉位置更新キーと、上記地図画
面に代えてPHS端末一覧を表示するPHS端末一覧キ
ーと、上記地図画面に代えてランドマーク一覧を表示す
るランドマーク一覧キーと、アイコン表示用キーとが設
定される。これらのキーは、いずれも押圧操作されるソ
フトキーである。図23の例ではアイコン表示用キーが
押圧操作されたため、現在、上記地図画面が表示されて
いる。
【0159】一方、上記画面の左端側の部位には、端末
所持者の移動距離の表示窓、及び登録済みの端末台数の
表示窓が設けられ、登録キー、戻るキー、登録消去キ
ー、検索キー、ルート保存キー、ルート消去キー、条件
なしキー、及び閉じるキー(いずれもソフトキー)も設
けられる。また、標準的なルート検索条件、オプション
のルート検索条件、フェリー使用/不使用、及び幅員3
m未満の道路使用/不使用等の諸条件を設定するための
キーも設けられる。
【0160】図24は、本発明の一実施形態の第6の変
形例に係る端末所持者の移動履歴の道なり軌跡が表示さ
れた地図画面の模式図である。
【0161】図24において、地図画面53は、上記ユ
ーザ側クライアント(171〜17n)の表示部に表示さ
れるもので、この地図画面53上の破線55は、ルート
検索を使用しない場合の端末所持者の履歴表示、また、
太い実線57は、ルート検索を使用する場合の端末所持
者の履歴表示(即ち、道なりの軌跡表示)である。上記
各履歴表示55、57のために必要な情報(即ち、移動
履歴)は、ユーザ側サーバ15の管理下に置かれる移動
履歴DB59に格納されており、ユーザ側クライアント
(171〜17n)からの読出し要求を受けて、ユーザ側
サーバ15により読出され、上記地図画面53上に表示
される。上記移動履歴は、上述したセンタ側サーバ9が
蓄積する履歴情報を、一旦ユーザ側サーバ15が受信し
た上で実行される。
【0162】ここで、ルート検索を使用しない場合の端
末所持者の履歴表示55は、地図画面53上の各位置
〜を直線で結ぶ手法により実現される。一方、道なり
の軌跡表示57は、移動履歴情報を基に、所謂裏処理に
よりルート検索を行うことにより得られた道なり軌跡を
表示する手法により実現される。
【0163】なお、この道なり軌跡を表示する手法によ
り地図画面53上に描かれた軌跡は、必ずしも端末所持
者が実際に移動した経路であるとは限らない。そのた
め、本変形例では、各ユーザ側クライアント(171〜
17n)に編集機能を付加することによって、上記表示
されている経路を、実際に端末所持者が移動した経路に
修正することができる。
【0164】図25は、図23及び図24に示した地図
画面を表示するに際してのユーザ側クライアント(17
1〜17n)における処理動作を示す流れ図である。
【0165】図25において、ユーザ側サーバ15の管
理下に置かれる端末管理DB19には、予め端末管理情
報が設定されているものとする。ユーザ側クライアント
(171〜17n)では、各PHS端末(11〜1n)の位
置情報の履歴表示のための操作がなされる。
【0166】即ち、まず、ユーザ側サーバ15を通じて
端末管理DB19から端末管理情報を読出すと共に、履
歴情報格納用DB29から上述した地図画面53上に表
示すべきPHS端末の履歴情報を読出し(ステップS1
41)、次いで、地図画面53上に表示する日付や時間
(時刻)の範囲を指定する(ステップS142)。次
に、上記PHS端末の位置履歴同士を直線で結ぶか、或
いはルート検索を使用して道なりで表示するかを決める
(ステップS143)。
【0167】ここで、ルート検索を使用すると決めたと
きには、まず、図23で示したようなルート検索を行う
際の検索条件を設定し(ステップS144)、次に、各
位置履歴と、設定した検索条件とに基づいてルート検索
を行う(ステップS145)。更に、ルート検索の結果
に基づき、各位置履歴同士を結んで地図画面53上に表
示する(ステップS146)。一方、ステップS143
で、位置履歴同士を直線で結ぶと決めたときには、各位
置履歴同士を直線で結んで地図画面53上に表示する
(ステップS147)。本変形例では、ユーザ側クライ
アント(171〜17n)が上述したPHS端末所持者の
移動履歴の表示動作を行うものとして説明したが、ユー
ザ側サーバ15も上記処理動作を行うことができるのは
勿論である。
【0168】図26は、本発明の一実施形態の第7の変
形例に係る特定のPHS端末(11〜1nのいずれか)の
位置が表示された地図画面の模式図である。
【0169】図26において、地図画面63は、ユーザ
側サーバ15の表示部、又はユーザ側クライアント(1
71〜17n)の表示部に、選択された特定のPHS端末
所持者の位置を中心位置として表示される地図画面であ
る。図26の例では、端末所持者として『鈴木』が選択
されているので、上記地図画面63は、この『鈴木』の
位置を中心とした表示になっており、『鈴木』の近傍に
位置する別の端末所持者として、『田中』が上記地図画
面63の右端上方に表示されている。
【0170】上記地図画面63の表示には、図26に示
す検索画面65(実際には、図示の画面は検索画面65
の一部である)を使用する第1の手法か、或いは、上述
した図4のPHS端末一覧画面情報を使用する第2の手
法のいずれか一方が選択される。
【0171】第1の手法にあっては、まず、検索画面6
5を上記表示部に開いて、端末所持者名により検索を行
い、該当する端末所持者名である『鈴木』が上記地図画
面63の表示窓に表示された時点で、地図画面63の検
索キー(ソフトキー)を押圧操作する。これにより、上
記検索画面65に代えて、PHS端末の電話番号情報
と、それらに割り付けられた端末所持者名及び従業員番
号等の個人情報とを含んだ一覧表67が表示される。こ
の一覧表67の中から、該当する端末所持者名である
『鈴木』を選択することにより、上述した地図画面63
が表示されることになる。
【0172】第2の手法にあっては、図4に示したPH
S端末一覧画面情報を、上記表示部に開いて、該当する
端末所持者名である『鈴木』を上記一覧画面情報中から
選択することにより、上述した地図画面63が表示され
る。
【0173】図27は、本発明の一実施形態の第7の変
形例に係る検索画面(PHS端末検索画面)65の説明
図である。
【0174】上記検索画面65は、メイン画面(例え
ば、図23で示した地図画面)のメニューより起動した
場合に最初に表示され、次いで図26で示した一覧表6
7が表示される。上記検索画面65には、図27に示す
ように、表示窓として検索項目表示窓(図27の例で
は、検索項目としてPHS番号が表示されている)、及
び検索文字列表示窓が、ソフトキーとして検索キー、及
び閉じるキー(上記検索画面65を終了させるためのキ
ー)が、夫々設定されている。上記検索画面65には、
更に、検索範囲を選択するためのキーとして、全てのグ
ループを選択するためのキー、及び現在地図画面63に
表示中のグループのみを選択するためのキーが設定され
ている。
【0175】上記検索画面65は、表示画面の中心部に
表示されるよう設定されており、検索キーを押圧操作す
ることにより、上述した一覧画面(一覧表67)に遷移
し、更に、その一覧画面中の該当する情報にフォーカス
を当てる(マウス等により該当する情報をクリックす
る)と、上記地図画面63に遷移する。なお、該当する
情報が複数存在する場合には、検索キーを押圧操作する
ことにより、次の情報に遷移する。上記検索画面65に
よる検索には、所謂あいまい検索も含まれる。更に、上
記検索画面65は、各検索毎に1つ起動可能に設定され
る。複数種類の検索画面65を同時に起動可能に設定す
ることもできる。
【0176】検索項目リスト(検索項目表示窓に表示さ
れる項目のリスト)としては、PHS番号、端末所持者
名、ページャ番号、及び別の携帯電話機等の電話番号等
がある。前回の検索において使用された検索項目は、ユ
ーザ側サーバ15のメモリ、又はユーザ側クライアント
(171〜17n)のメモリに記憶され、次回の検索時
に、デフォルトとしてそれらの表示部に表示される。
【0177】なお、ユーザ側サーバ15又はユーザ側ク
ライアント(171〜17n)の内部処理としては、例え
ば『*233*』のように、デフォルトで上記検索文字
列表示窓に表示される検索文字列の前後に『*』を付け
る処理がある。
【0178】図28は、図26の地図画面を表示するに
際しての位置情報システム11が含む各端末(ユーザ側
サーバ15及びユーザ側クライアント(171〜17n)
のいずれか)の処理動作を示す流れ図である。
【0179】図28において、ユーザ側サーバ15で
は、位置情報検索対象者の設定作業と、位置情報を取得
して保存する作業とを行う。まず、端末管理DB19
に、上述した端末管理情報を設定する(ステップS15
1)。次に、上記位置情報検索対象者に関する既述の位
置情報を位置情報格納用DB21に格納する(ステップ
S152)。
【0180】一方、ユーザ側クライアント(171〜1
7n)では、PHS端末一覧画面を開いて(ステップS
153)、その一覧画面の中から特定のPHS端末を選
択すると(ステップS154)、上記端末管理DB19
から端末管理情報を、上記位置情報格納用DB21から
位置情報を、夫々取得する。そして、これらの情報に基
づき、地図DB23から該当する地図情報を読出し、上
記特定のPHS端末の位置が中心になるよう、その地図
情報上に表示する(ステップS155)。
【0181】PHS端末一覧画面に代えて検索画面65
を用いる場合には、検索画面65を開いて(ステップS
156)、特定のPHS端末を検索し(ステップS15
7)、次に、一覧表67に検索した上記PHS端末に係
る情報を表示する(ステップS158)。そして、上述
したステップS155の処理動作に移行する。本変形例
では、ユーザ側クライアント(171〜17n)が上述し
た特定のPHS端末の検索動作を行うものとして説明し
たが、ユーザ側サーバ15も上記処理動作を行うことが
できるのは勿論である。
【0182】図29は、本発明の一実施形態の第8の変
形例に係る、付近検索の対象になるPHS端末(11〜
1n)が表示された地図画面を示す図である。
【0183】本変形例では、地図画面上に表示された特
定のPHS端末の位置を中心として、指定された範囲
(例えば、半径○○○○m、或いは○○○○m四方)内
に存在する他のPHS端末やランドマーク等が検索さ
れ、上記地図画面上に表示される。
【0184】図29に示した地図画面情報では、画面の
大部分を占める東京都区部の地図上において、所持者名
『富田』のPHS端末(38)の18時20分時点での現在位
置情報がアイコンで表示される。
【0185】更に、この『富田』を中心として半径約
1.5kmの範囲内には、ランドマーク(L1)〜(L
8)が、半径約1.5kmから半径約3.0kmの範囲
内には、ランドマーク(L9)〜(L28)が、夫々アイ
コンで表示される。更に、半径約3.0kmから半径約
4.5kmの範囲内には、ランドマーク(L24)〜(L
34)と、所持者名『江頭』のPHS端末(34)の17時55
分時点での現在位置情報、及び所持者名『今井』のPH
S端末(35)の17時55分時点での現在位置情報とが、夫
々アイコンで表示される。
【0186】上記画面の右端上方の部位には、現在時刻
(18時27分)が表示される窓と、図29の画面情報の更
新時刻が表示される窓とが設定される。上記部位には、
また、上記地図上の各PHS端末所持者の位置を一斉更
新する一斉位置更新キーと、上記地図画面に代えてPH
S端末一覧を表示するPHS端末一覧キーと、上記地図
画面に代えてランドマーク一覧を表示するランドマーク
一覧キーと、アイコン表示用キーとが設定される。これ
らのキーは、いずれも押圧操作されるソフトキーであ
る。図29の例ではアイコン表示用キーが押圧操作され
たため、現在、上記地図画面が表示されている。上記部
位には、更に、電話会社の登録商標も表示される。
【0187】図30は、本発明の一実施形態の第8の変
形例に係る、付近検索の対象になるPHS端末(11〜
1nのいずれか)が表示された地図画面の模式図であ
る。
【0188】図30において、地図画面71は、ユーザ
側サーバ15の表示部、又はユーザ側クライアント(1
71〜17n)の表示部に表示されるもので、地図画面7
1には、選択された特定のPHS端末所持者『A氏』の
位置を中心として半径1000mの範囲内に存在するP
HS端末所持者『B氏』、『C氏』と、ランドマークと
して顧客(001)、(005)、(007)、(015)とが表示
されている。
【0189】図31は、図29及び図30に記載した地
図画面情報を表示するのに必要な一連の過程を示す説明
図である。
【0190】図31において、メイン画面(地図画面)
73に、或るPHS端末の付近検索の結果として得られ
た情報を表示するときには、まず、オプションで設定さ
れる検索範囲を考慮して、上記PHS端末の位置を中心
とする上記検索範囲に対応した円を上記メイン画面73
上に描いてそれを最外郭の円とする。次に、上記円の半
径の2/3の長さの半径と、上記円の半径の1/3の長
さの半径とを夫々持つ円を、上記最外郭の円と同心に上
記メイン画面73上に描く。これにより、符号75で示
すような、中心から半径方向に夫々等間隔の幅を有する
3つの同心円が上記メイン画面73上に描かれることに
なる。
【0191】上述した検索の結果、上記各範囲内に1個
又は複数個のPHS端末や、ランドマークが存在する場
合には、それらを上記メイン画面73上に表示する。検
索しても、上記範囲内にPHS端末や、ランドマークが
存在しない場合には、エラー処理として、符号77で示
す警告ダイヤログが表示される。
【0192】警告ダイヤログ77には、警告ビットマッ
プ表示が付されたメッセージとして、例えば(入力範囲
内には、該当するデータが見つかりませんでした)とい
うような文言が表示され、オプションにて設定された数
値の一例である「10000m」がデフォルト値として
検索範囲表示窓に表示される。更に、再検索キーや、閉
じるキー(いずれもソフトキー)も設定される。
【0193】なお、上記情報の消去のタイミングは、上
述した履歴情報の場合と同様である。
【0194】図32は、図29及び図30に示した地図
画面を表示するに際しての位置情報システム11が含む
各端末(ユーザ側サーバ15及びユーザ側クライアント
(171〜17n)のいずれか)の処理動作を示す流れ図
である。
【0195】図32において、ユーザ側サーバ15で
は、位置情報検索対象者の設定作業と、位置情報を取得
して保存する作業とを行う。まず、端末管理DB19
に、上述した端末管理情報を設定する(ステップS16
1)。次に、上記位置情報検索対象者に関する既述の位
置情報を位置情報格納用DB21に格納する(ステップ
S162)。なお、ユーザ側サーバ15の管理下にある
ランドマーク格納用DB79には、各ランドマークの名
称や、位置情報(緯度、経度)や、住所等の情報が、事
前に格納されているものとする。
【0196】一方、ユーザ側クライアント(171〜1
7n)では、特定のPHS端末が指定された後に、その
付近検索操作が行われると(ステップS163)、ま
ず、ユーザ側サーバ15を通じて端末管理DB19か
ら、上記指定されたPHS端末の位置情報を参照する
(ステップS164)。次に、位置情報格納用DB21
内の位置情報を参照することにより、付近検索において
指定された地理的範囲内に存在する他のPHS端末を検
索する(ステップS165)。更に、ランドマーク格納
用DB79内の位置情報等を参照することにより、付近
検索において指定された地理的範囲内に存在するランド
マークを検索する(ステップS166)。次に、上記検
索結果の表示方法を選択する(ステップS167)。
【0197】検索結果について何らかの順位付け(重み
付け)を行わない表示方法が選択されたときは、地図D
B23から該当する地図画面情報を読出し、その地図画
面情報上に、上記検索結果を全て表示する(ステップS
168)。
【0198】一方、ステップS167で何らかの順位付
け(重み付け)(上位選択)を行う表示方法が選択され
たときは、上記指定されたPHS端末からの距離が近い
順に何番目のものまで表示するかを指定する必要がある
(ステップS169)。この指定があると、上記検索結
果を指定された数だけ、上記地図画面情報に表示するこ
とになる(ステップS170)。
【0199】なお、ステップS167で説明した表示方
法には、ランドマークのみを表示する方法や、PHS端
末のみを表示する方法なども含まれる。本変形例では、
ユーザ側クライアント(171〜17n)が上述した付近
検索動作を行うものとして説明したが、ユーザ側サーバ
15も上記処理動作を行うことができるのは勿論であ
る。
【0200】図33は、本発明の他の実施形態に係る移
動端末管理システムの全体構成を示すブロック図であ
る。
【0201】上記システムでは、携帯電話機を用いてカ
ーナビゲーションシステムにより各端末の位置情報を取
得するもので、ユーザ側サーバ(図示のパソコン端末)
15がTA/DSU13、及びコミュニケーションサー
バ(通信受け口)81を通じて自動車531〜83nに搭
載された各携帯電話機に直接アクセスする。そして、各
携帯電話機からモバイルデータ通信で送信されるGPS
の位置情報を、上記通信経路を通じて取得し、図2乃至
図32で説明したのと同様の処理動作が上記システムに
おいて実行される。
【0202】なお、上述した内容は、あくまで本発明に
係る各実施形態及びそれらの変形例に関するものであ
り、本発明が上記内容のみに限定されることを意味する
ものでないのは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る移動端末管理システ
ムの全体構成を示すブロック図。
【図2】図1に記載の位置情報システムが含む各端末の
表示部に表示される地図画面情報の一例を示す説明図。
【図3】図1に記載の位置情報システムが含む各端末の
表示部に表示されるPHS端末一覧のオプション画面情
報の一例を示す説明図。
【図4】図1に記載の位置情報システムが含む各端末の
表示部に表示されるPHS端末一覧画面情報を示す説明
図。
【図5】図1に記載の位置情報システムが含む各端末の
位置情報表示動作を示す流れ図。
【図6】図2に記載の地図画面情報の一変形例を示す説
明図。
【図7】図6に記載の画面情報の左端下方の部位の部分
拡大図。
【図8】図1に記載の位置情報システムが含む各端末
が、図6に記載の地図画面情報を表示するに際しての処
理動作を示す流れ図。
【図9】本発明の一実施形態の第1の変形例として、図
1に記載の移動端末管理システムにおける、各PHS端
末の履歴情報を利用した最新位置情報の抽出手法の概要
を示す説明図。
【図10】図9で示した手法を実行するに際しての位置
情報システムが含む各端末の処理動作を示す流れ図。
【図11】本発明の一実施形態の第2の変形例に係る移
動端末管理システムの全体構成を示すブロック図。
【図12】図11に記載の表示画面において、PHS端
末選択用キーを押圧操作したとき、ユーザ側クライアン
トの表示部に表示される画面情報を示した説明図。
【図13】図11に記載の表示画面において、ページャ
選択用キーを押圧操作したとき、ユーザ側クライアント
の表示部に表示される画面情報を示した説明図。
【図14】図11及び図12で示した選択用キーの表示
画面を含む呼出画面と、図13で示したページャ呼出画
面との関係を示す説明図。
【図15】図11に記載の表示画面上のアイコンで表示
される端末所持者呼出のための位置情報システムが含む
各端末の処理動作を示す流れ図。
【図16】本発明の一実施形態の第3の変形例に係る通
信サービスエリアが表示された地図画面を示す図。
【図17】図16に記載の通信サービスエリアを掲載し
た地図画面を表示するための位置情報システムが含む各
端末の処理動作を示す流れ図。
【図18】本発明の一実施形態に係る第4の変形例とし
て、図1に記載の移動端末管理システムに適用される、
各PHS端末の位置情報取得の可否を設定するための手
法の概要を示す説明図。
【図19】図18で示した手法を実行するに際しての各
PHS端末及び位置情報システムが含む各端末の処理動
作を示す流れ図。
【図20】本発明の一実施形態に係る第5の変形例とし
て、図1に記載の移動端末管理システム上で行われる端
末所持者の状態情報の通知動作(端末からの発信動作)
の概要を示す説明図。
【図21】図20に示した状態情報の通知動作の一変形
例の概要を示す説明図。
【図22】図20及び図21に示した状態情報の通知動
作の各PHS端末及びユーザ側サーバにおける処理動作
を示す流れ図。
【図23】本発明の一実施形態の第6の変形例に係る端
末所持者の移動履歴の道なり軌跡が表示された地図画面
を示す図。
【図24】本発明の一実施形態の第6の変形例に係る端
末所持者の移動履歴の道なり軌跡が表示された地図画面
の模式図。
【図25】図23及び図24に示した地図画面を表示す
るに際してのユーザ側クライアントにおける処理動作を
示す流れ図。
【図26】本発明の一実施形態の第7の変形例に係る特
定のPHS端末の位置が表示された地図画面の模式図。
【図27】本発明の一実施形態の第7の変形例に係るP
HS端末検索画面の説明図。
【図28】図26の地図画面を表示するに際しての位置
情報システムが含む各端末の処理動作を示す流れ図。
【図29】本発明の一実施形態の第8の変形例に係る、
付近検索の対象になるPHS端末が表示された地図画面
を示す図。
【図30】本発明の一実施形態の第8の変形例に係る、
付近検索の対象になるPHS端末が表示された地図画面
の模式図。
【図31】図29及び図30に記載した地図画面情報を
表示するのに必要な一連の過程を示す説明図。
【図32】図29及び図30に示した地図画面を表示す
るに際しての位置情報システムが含む各端末の処理動作
を示す流れ図。
【図33】本発明の他の実施形態に係る移動端末管理シ
ステムの全体構成を示すブロック図。
【符号の説明】
11〜1n PHS端末 31〜3n コードレスステーション(PHSの基地局) 5 PHS端末に対応した公衆電話網(PHS用公衆電
話網) 7 公衆電話網 9 センタ側サーバ 11 位置情報利用システム 13 ユーザ側サーバ 15 TA/DSU(ターミナル・アダプタ/ディジタ
ル・サービス・ユニット) 171〜17n ユーザ側クライアント 19 端末管理データベース(端末管理DB) 21 位置情報格納用データベース(位置情報格納用D
B) 23 地図データベース(地図DB) 25 システム設定データベース(システム設定DB) 27 PHS端末の履歴情報 29 履歴情報格納用データベース(履歴情報格納用D
B) 311〜31n 携帯電話機 33 ディジタルセルラ網 351〜35n ページャ 37 ページャ網 39 呼出画面 41 ページャ呼出画面 43 領域(サービスエリア) 45 サービスエリア情報ファイル 47、49 テーブル 51 状態情報格納用データベース(状態情報格納用D
B) 53、63、71、73 地図画面 55 ルート検索を使用しない場合の端末所持者の履歴
表示 57 ルート検索を使用する場合の端末所持者の履歴表
示(道なりの軌跡表示) 59 移動履歴データベース(移動履歴DB) 61 曲線(道なりの軌跡表示) 65 検索画面 67 PHS端末の電話番号情報、及び個人情報一覧表 75 検索範囲のパターンを示すイメージ 77 警告ダイヤログ 79 ランドマーク格納用データベース(ランドマーク
格納用DB) 81 コミュニケーションサーバ(通信受け口)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 名倉 誠一 東京都江東区豊洲三丁目3番3号 株式 会社エヌ・ティ・ティ・データ内 (72)発明者 渡邊 秀夫 東京都江東区豊洲三丁目3番3号 株式 会社エヌ・ティ・ティ・データ内 (72)発明者 鈴木 誠 東京都江東区豊洲三丁目3番3号 株式 会社エヌ・ティ・ティ・データ内 (56)参考文献 特開 平10−285641(JP,A) 特開 平6−208700(JP,A) 特開 平8−248115(JP,A) 特開 平10−327398(JP,A) 特開 平10−162297(JP,A) 特開 平11−258325(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 102 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の移動端末と、受信した移動端末の
    位置情報に基づき、移動端末を管理する複数の情報処理
    装置とを備え、 前記移動端末が、 前記情報処理装置による前記移動端末の位置情報取得の
    可否を設定する手段と、 前記設定した結果を前記情報処理装置に通知する手段
    と、 を有する移動端末管理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の移動端末管理システムに
    おいて、 前記移動端末が、 各々の移動端末所持者の状態情報を入力する手段と、 前記入力された状態情報を、自発的に又は前記情報処理
    装置の少なくともいずれか1つからの送信要求に応じて
    要求を発した情報処理装置に送信する手段と、 を更に有する移動端末管理システム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の移動端末管理システムに
    おいて、 前記状態情報が、作業中であることを示す情報、移動中
    であることを示す情報、休憩中であることを示す情報を
    含む移動端末管理システム。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の移動端末管理システムに
    おいて、 前記情報処理装置が、 特定の移動端末を表す情報を、他の移動端末を表す情報
    から区別して前記情報処理装置の表示部に表示するため
    の手段を有し、 前記移動端末を表す情報が、前記表示部に地図画面情報
    に重畳された状態で表示される前記複数の移動端末の各
    々に対応して設定された複数のアイコンである移動端末
    管理システム。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の移動端末管理システムに
    おいて、 前記情報処理装置が、 位置情報を取得した移動端末を表す情報を、その取得時
    刻から現在時刻までの経過時間の長さ又は取得時刻に応
    じて色分けして前記情報処理装置の表示部に表示するた
    めの手段を有し、 前記移動端末を表す情報が、前記表示部に地図画面情報
    に重畳された状態で表示される前記複数の移動端末の各
    々に対応して設定された複数のアイコンである移動端末
    管理システム。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の移動端末管理システムに
    おいて、 前記情報処理装置の少なくともいずれか1つが、 所定時間内に取得された移動端末の移動履歴を示す位置
    情報を一括して受信する手段と、 受信した移動履歴を示す位置情報から最新時刻に取得し
    た位置情報を検索して前記情報処理装置の表示部に表示
    する第1の検索手段と、 前記第1の検索手段が最新時刻に取得した位置情報を検
    索できなかったとき、受信した移動履歴を示す位置情報
    から最新の位置情報を検索して前記情報処理装置の表示
    部に表示する第2の検索手段と、 を更に有する移動端末管理システム。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の移動端末管理システムに
    おいて、 前記移動履歴を示す位置情報が、所定の時間間隔で採取
    された移動端末の位置情報と、それらを取得した各々の
    時刻情報とが対応付けられて成る移動端末管理システ
    ム。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の移動端末管理システムに
    おいて、 前記情報処理装置の少なくともいずれか1つが、 通信サービスの提供が可能な地理的領域に係る情報を記
    憶する第1の記憶手段と、 前記移動端末の位置情報を記憶する第2の記憶手段と、 前記第1、第2の記憶手段に記憶されている情報に基づ
    き、前記地理的領域の境界又はその近傍に位置する移動
    端末を判別し、判別した移動端末を表す情報を、他の移
    動端末を表す情報と区別して前記情報処理装置の表示部
    に表示する手段と、 を更に有し、 前記移動端末を表す情報が、前記表示部に地図画面情報
    に重畳された状態で表示される前記複数の移動端末の各
    々に対応して設定された複数のアイコンである移動端末
    管理システム。
  9. 【請求項9】 複数の移動端末と、受信した移動端末の
    位置情報に基づき、移動端末を管理する複数の情報処理
    装置とを備え、 前記情報処理装置が、 前記移動端末を表す情報の中から呼出対象となる移動端
    末を表す情報を、他の移動端末を表す情報と区別して前
    記情報処理装置の表示部に表示する手段と、 前記表示された移動端末を表す情報に対応する移動端末
    を呼出して、その移動端末との間の回線を捕捉する手段
    と、 前記移動端末との間で通信を行う手段と、 を有し、 前記移動端末を表す情報が、前記表示部に地図画面情報
    に重畳された状態で表示される前記複数の移動端末の各
    々に対応して設定された複数のアイコンであり、 前記呼出対象となる移動端末の選択が、前記いずれかの
    アイコンをクリックすることにより地図画面情報に代っ
    て前記表示部に表示される、移動端末選択用の第1の表
    示画面と、その第1の表示画面に代って前記表示部に表
    示される、移動端末選択用の第2の表示画面とを用いて
    行われる移動端末管理システム。
  10. 【請求項10】 複数の移動端末と、受信した移動端末
    の位置情報に基づき、移動端末を管理する複数の情報処
    理装置とを備え、 前記情報処理装置が、 地図画面情報を記憶する第1の記憶手段と、 前記移動端末の移動履歴情報を記憶する第2の記憶手段
    と、 設定された移動経路の検索条件と、前記第1、第2の記
    憶手段に記憶されている情報とに基づき、前記移動端末
    の移動経路を求め、その移動経路の軌跡を前記地図画面
    情報に明示して前記情報処理装置の表示部に表示する手
    段と、 を有し、 前記検索条件が、前記移動端末の移動履歴を示す位置情
    報に基づいて前記地図画面上に夫々表示される複数の位
    置同士を直線で結ぶ、ルート検索を行わないものと、前
    記地図画面上の道路に沿う道なり軌跡を表示するルート
    検索を行うものとを含む移動端末管理システム。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の移動端末管理システ
    ムにおいて、 前記情報処理装置が、 前記移動端末を特定するための情報及び前記移動端末の
    位置情報を記憶する第3の記憶手段と、 前記移動端末を表す情報の中から特定の移動端末を表す
    情報を選択するための手段と、 を更に有し、 前記移動端末を特定するための情報が、前記移動端末か
    ら送信される個々の移動端末の識別情報であり、 前記移動端末を表す情報が、前記表示部に地図画面情報
    に重畳された状態で表示される前記複数の移動端末の各
    々に対応して設定された複数のアイコンであり、 前記表示手段が、 前記選択結果と、前記第1、第3の記憶手段に記憶され
    ている情報とに基づき、前記特定の移動端末を表す情報
    が中心に表示される地図画面情報を選択し、前記移動端
    末を表す情報を前記地図画面情報と共に前記情報処理装
    置の表示部に表示する処理をも行うようにした移動端末
    管理システム。
  12. 【請求項12】 複数の移動端末と、受信した移動端末
    の位置情報に基づき、移動端末を管理する複数の情報処
    理装置とを備え、 前記情報処理装置が、 地図画面情報を記憶する第1の記憶手段と、 前記移動端末を特定するための情報及び前記移動端末の
    位置情報を記憶する第2の記憶手段と、 固定された目標物体を特定するための情報及びそれらの
    位置情報を記憶する第3の記憶手段と、 前記移動端末を表す情報の中から、他の移動端末及び前
    記目標物体の存否の検索範囲となる地理的領域を設定す
    る基準位置になる移動端末を表す情報を選択するための
    手段と、 前記移動端末を表す情報の中から呼出対象となる移動端
    末を表す情報を、他の移動端末を表す情報と区別して前
    記情報処理装置の表示部に表示する第1の表示手段と、 前記表示された移動端末を表す情報に対応する移動端末
    を呼出して、その移動端末との間の回線を捕捉する手段
    と、 前記移動端末との間で通信を行う手段と、 前記第1乃至第3の記憶手段に夫々記憶されている情報
    を参照して行った前記地理的領域での検索結果と、前記
    検索結果に係る表示画像を生成するための表示条件とに
    基づき、表示すべき移動端末及び前記目標物体を決定
    し、それらを対応する地図画面情報に重畳して前記情報
    処理装置の表示部に表示する第2の表示手段と、 を有し、 前記移動端末を特定するための情報が、前記移動端末か
    ら送信される個々の移動端末の識別情報であり、 前記移動端末を表す情報が、前記表示部に地図画面情報
    に重畳された状態で表示される前記複数の移動端末の各
    々に対応して設定された複数のアイコンである移動端末
    管理システム。
JP18882799A 1999-07-02 1999-07-02 移動端末管理システム Expired - Lifetime JP3369125B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18882799A JP3369125B2 (ja) 1999-07-02 1999-07-02 移動端末管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18882799A JP3369125B2 (ja) 1999-07-02 1999-07-02 移動端末管理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001025060A JP2001025060A (ja) 2001-01-26
JP3369125B2 true JP3369125B2 (ja) 2003-01-20

Family

ID=16230533

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18882799A Expired - Lifetime JP3369125B2 (ja) 1999-07-02 1999-07-02 移動端末管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3369125B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002311517A (ja) * 2001-04-17 2002-10-23 Noritsu Koki Co Ltd 写真処理装置の管理方法、写真処理装置、およびホストコンピュータ
JP2002191070A (ja) * 2001-05-11 2002-07-05 Cyberware:Kk 移動体端末所持者の現在状況確認システム,情報管理サーバ,移動体端末,情報利用者クライアント,プログラム,記憶媒体及び移動体端末所持者の現在状況確認方法
JP2003044969A (ja) * 2001-08-01 2003-02-14 Marubeni Energy Corp 緊急対策用ネットワークシステム
GB0222113D0 (en) * 2002-09-24 2002-10-30 Koninkl Philips Electronics Nv Image recognition
JP4176587B2 (ja) 2003-08-12 2008-11-05 株式会社東芝 情報処理装置およびプログラム
US10645562B2 (en) 2004-09-21 2020-05-05 Agis Software Development Llc Method to provide ad hoc and password protected digital and voice networks
JP2007293803A (ja) * 2006-03-31 2007-11-08 Mitsubishi Space Software Kk 仮想観光装置、仮想観光システム、仮想観光プログラム、位置情報出力装置、観光情報提供装置、仮想観光体験装置、位置情報出力プログラム、観光情報提供プログラム、仮想観光体験プログラム、位置情報出力方法、観光情報提供方法、仮想観光体験方法、近傍情報提供装置、近傍情報提供システム、近傍情報提供プログラムおよび近傍情報提供方法
JP6415895B2 (ja) * 2014-08-12 2018-10-31 ホーチキ株式会社 防災受信機
JP6760832B2 (ja) * 2016-06-01 2020-09-23 東日本旅客鉄道株式会社 乗務員運用支援システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001025060A (ja) 2001-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
FI106823B (fi) Tiedonhakujärjestelmä
DE69832608T2 (de) System zum Herunterladen von Karten mit GPS und Transceiver
EP1190340B9 (en) Server and system for collaboratively managing location information
JP3730967B2 (ja) 車両配車システム及び管理サーバ
CN101409748B (zh) 一种移动终端的信息收集、索引、订阅发布系统和方法
US20030114171A1 (en) Position data notification system and position data notification method
US6577714B1 (en) Map-based directory system
US7242491B2 (en) Printing agent service method and system
US7197300B2 (en) Mobile communication terminal, selection method for destination of communication, and computer program for mobile communication terminal
JP4376437B2 (ja) 情報配信システム
CN101038177B (zh) 一种gps导航装置
CN101296252B (zh) 一种处理移动式电子装置中联系人的方法及其电子装置
EP1802145A1 (en) Method and apparatus for presenting contact information in a mobile communication system
WO2003063521A2 (en) Routing framework
JP3369125B2 (ja) 移動端末管理システム
CN1984191A (zh) 用于为无线设备检索经扩展的数字信息的方法和设备
US20010044803A1 (en) One step map retrieval by inputting a unique number
US9245042B2 (en) Method and apparatus for searching and storing contents in portable terminal
SE512474C2 (sv) System, förfarande och applikationsservermedel för att tillhandahålla papperskopior av dokument och/eller meddelanden
JP4711577B2 (ja) 地図情報表示プログラム
JP3962985B2 (ja) 目的地決定支援方法及び装置、並びにそのコンピュータ・プログラム
JP5012069B2 (ja) 情報提供サーバ、情報提供システム、情報提供方法、プログラム
CN101112065A (zh) 自动的互联网连接设备
JP2003110686A (ja) 宛先番号情報表示方法及び該宛先番号情報表示方法を用いた通信端末とプログラム記録媒体
JP3868349B2 (ja) 移動通信システム並びに同移動通信システムに使用される移動端末及び記憶媒体

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3369125

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071115

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081115

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091115

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091115

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101115

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111115

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121115

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121115

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131115

Year of fee payment: 11

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term