JP3368813B2 - カラー受像管 - Google Patents

カラー受像管

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JP3368813B2
JP3368813B2 JP26168397A JP26168397A JP3368813B2 JP 3368813 B2 JP3368813 B2 JP 3368813B2 JP 26168397 A JP26168397 A JP 26168397A JP 26168397 A JP26168397 A JP 26168397A JP 3368813 B2 JP3368813 B2 JP 3368813B2
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宏之 今泉
和弘 森
竹一 ▲吉▼田
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Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビ受像機およ
びコンピューターディスプレイ等に使用するカラー受像
管に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6に示すように従来のカラー受像管
は、フェースパネル内面とシャドウマスク外面との管軸
方向の距離、いわゆるq値の精度を確保するために、フ
ェースパネル1と、フェースパネル1の内面2と対向す
る位置に設けられた透過孔3aを有するシャドウマスク
3と、シャドウマスク3を保持するフレーム4と、フェ
ースパネル1に設けられたスタッドピン5と、フレーム
4に設けられ、かつスタッドピン5に連結される支持構
体6とを備え、支持構体6を、フレーム4に取り付けら
れる支持部6aと、支持部6aをスタッドピン5に連結
する座金部6bとで構成し、支持部6aにスタッドピン
5の外径より大きい捨て孔6cを設け、座金部6bにス
タッドピン5と嵌合する嵌合孔6dを設けて、フェース
パネル1の内面2とシャドウマスク3との位置関係を調
整後、支持部6aと座金部6bとを溶接固定している
(特開平6−36698号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のカラー受像管では、位置調整をフェースパネ
ル10とファンネル11とが結合される前に行っていた
ので、その後の工程において、部品精度、組立精度等に
よりカラー受像管内部品であるシャドウマスク3、電子
銃等の位置ずれが生じ、実際の動作時に必ずしも設計通
りの状態になっていなかった。また、フェースパネル1
内で、治具等によりシャドウマスク3を位置調整した
り、シャドウマスク3の位置調整後に支持部6aと座金
部6bとを溶接固定したりするため、シャドウマスク3
の面へこみ、面損傷の問題および溶接固定時の火花粉に
よるシャドウマスク透過孔3aの目詰り等の問題があっ
た。その結果、画像に色むら、色ずれ等が発生してい
た。
【0004】本発明は、フェースパネル内面に対するシ
ャドウマスク外面の位置調整を、フェースパネルの外側
から行い、カラー受像管内部品の位置ずれおよび治具等
による面へこみ等を低減して、画像の色むら、色ずれ等
を防止できるカラー受像管を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のカラー受像管
は、フェースパネルと、前記フェースパネルの内面と対
向する位置に設けられたシャドウマスクとを具備し、前
記フェースパネルと前記シャドウマスクとの対向位置を
調整するための位置調整手段を、前記フェースパネルに
設け、前記対向位置の調整が前記フェースパネルの外側
から行えるものである。
【0006】この構成により、フェースパネル内面に対
するシャドウマスク外面の対向位置の調整が、フェース
パネルの外側から行えるので、カラー受像管内部品であ
るシャドウマスク等の位置ずれやシャドウマスクの面へ
こみ、面損傷、透光孔目詰りを低減することができる。
【0007】また、本発明のカラー受像管は、位置調整
手段が、フェースパネルに対してシャドウマスクを、管
軸方向、管軸に垂直な方向および管軸を中心とする回転
方向に調整するものである。
【0008】この構成により、フェースパネル内面とシ
ャドウマスク外面とのバラツキに合わせて、個々に精度
よく位置調整することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて説明する。
【0010】図3に示すように、本発明の第1の実施の
形態であるカラー受像管7は、内面8に複数色の蛍光体
9を有するフェースパネル10およびフェースパネル1
0の後方に接着されたファンネル11からなるガラスバ
ルブ12と、ファンネル11のネック部13に内蔵され
た電子銃14と、フェースパネル10の内面8と対向す
る位置に設けられ、かつ複数の電子ビーム透過孔15a
を有するシャドウマスク15と、シャドウマスク15を
支持する鉄からなるマスクフレーム16と、フェースパ
ネル10のウォール部10aに設け、かつフェースパネ
ル10の内面8とシャドウマスク15の外面との対向位
置(q値)を調整するための位置調整手段17と、一端
がマスクフレーム16の側壁外面に溶着され、他端が下
記(図1)で説明する位置調整手段17であるそれぞれ
のスタッド20の一端20aに係合する孔21を有する
ステンレス鋼からなる3つのスプリング板22とを備え
たものである。
【0011】位置調整手段17は、フェースパネル10
を貫通してシャドウマスク15を支持し、かつシャドウ
マスク15をフェースパネル10の内面8に対して位置
調整するための調整部材18と、フェースパネル10に
設けられ、かつシャドウマスク15の位置調整後に調整
部材18を保持固定するための保持部材19とを有して
いる。
【0012】図1および図2に示すように、調整部材1
8は、フェースパネル10の上辺、左辺および右辺のウ
ォール部10aに保持された鉄からなる3つのスタッド
20であり、その他端20bがウォール部10aを貫通
し、かつ他端20b部に雌ねじ20cを設けたものであ
る。スタッド20は、ウォール部10aに対する位置を
変えることにより、フェースパネル10の内面8に対す
るシャドウマスク15の外面を、管軸Y方向、管軸Yに
垂直な方向および管軸Yを中心とする回転方向に調整す
るものである。保持部材19は、ガラス材料からなるウ
ォール部10aで構成されている。
【0013】そして、位置調整手段17の調整は、例え
ば、スタッド20に外側から電磁波を当て発熱させ、そ
の熱でスタッド20周辺のウォール部10aのガラス材
料を融解してスタッド20が動く状態にした後、フェー
スパネル10の外側からスタッド20の雌ねじ20cに
専用治具(図示せず)を取り付け、この専用治具によ
り、スタッド20の挿入量や挿入角度を変えて行う。次
に上記調整後に、ウォール部10aの融解したガラス部
分を冷却しスタッド20をウォール部10aに固定す
る。次に、スタッド20の雌ねじ20cから専用治具を
取り外した後、スタッド20の雌ねじ20c部およびそ
の周辺のウォール部10aに絶縁用樹脂23を塗布して
乾燥固定する。
【0014】次に、上記カラー受像管の作用効果につい
て説明する。本発明第1の実施の形態のカラー受像管7
は、位置調整手段17をフェースパネル10に設け、フ
ェースパネル10の内面8に対するシャドウマスク15
の外面の位置調整を、フェースパネル10の外側から行
うことにより、シャドウマスク15の面へこみ、面損
傷、透光孔目詰りを低減することができるので、画像の
色むら、色ずれ等を防止できる。また、図2に示すよう
に、フェースパネル10とファンネル11とが結合され
た後のカラー受像管完成工程においても、位置調整でき
るので、シャドウマスク15、電子銃14等の位置ずれ
による、画像の色むら、色ずれ等を低減でき、かつ、電
子銃14から射出する電子ビームをフェースパネル10
の所定の蛍光体9の位置に当てるためのピュリティ補正
用マグネットを不要にすることもできる。
【0015】また、位置調整手段17により、フェース
パネル10の内面8に対して、シャドウマスク15の外
面を、管軸Y方向、管軸Yに垂直な方向および管軸Yを
中心とする回転方向に調整することができるので、フェ
ースパネル10の内面8とシャドウマスク15の外面と
のバラツキに合わせて、個々に精度よく位置調整もでき
る。その結果、さらに、画像の色むら、色ずれ等を防止
できる。
【0016】図4および図5は本発明の第2の実施の形
態のカラー受像管を示し、この実施の形態は、上記第1
の実施の形態とは、調整部材18と保持部材19とがス
タッド24で形成されている。スタッド24は、外形が
こけし状に形成され、スプリング板22の孔21に係合
する頭部24aと、ウォール部10aを貫通し、ウォー
ル部10aに固定された胴部24bと、頭部24aと胴
部24bとを連結し、かつ専用治具により変形する首部
24cとで構成している。スタッド24の頭部24a、
首部24cおよび胴部24bは、連通する空洞部24d
を有し、かつ胴部24bの内面に雌ねじ24eを設けて
いる点が相違する。
【0017】そして、位置調整手段17の調整は、図5
(a)に示すように、フェースパネル10の外側から、
スタッド24の空洞部24dに調整治具26aをねじ込
んで、頭部24aのX方向調整を行い、その後、スタッ
ド24から調整治具26aを取り外す。次に、図5
(b)に示すように、フェースパネル10の外側から、
スタッド24の頭部24aの空洞部24dに調整治具2
6bを挿入し挿入角度を変えて、頭部24aのZ方向調
整を行い、その後、スタッド24から調整治具26bを
取り外す。続いて、上記調整後、図5(c)に示すよう
に、スタッド24の空洞部24dおよびその周辺のウォ
ール部10aに絶縁用樹脂23を塗布して乾燥固定す
る。
【0018】この実施の形態によれば、ウォール部10
aに熱を加えることなく、フェースパネル10に対する
シャドウマスク15の対向位置を調整することができ
る。
【0019】なお、位置調整手段17は、フェースパネ
ル10とシャドウマスク15との対向位置の調整がフェ
ースパネルの外側から行える構成であれば、上記第1の
実施の形態および第2の実施の形態で説明したものに限
定されるものでない。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、フェー
スパネルとシャドウマスクとの対向位置を調整するため
の位置調整手段を、前記フェースパネルに設け、前記対
向位置の調整が前記フェースパネルの外側から行えるの
で、画像の色むら、色ずれ等を防止できるものである。
【0021】また、位置調整手段が、フェースパネルと
シャドウマスクとの管軸方向、管軸に垂直な方向および
管軸を中心とする回転方向に調整することができるの
で、さらに、画像の色むら、色ずれ等を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のカラー受像管を示す
部分断面図
【図2】同全体斜視図
【図3】同断面図
【図4】本発明の第2の実施形態のカラー受像管を示す
部分断面図
【図5】本発明の第2の実施形態におけるフェースパネ
ルに対するシャドウマスクの調整工程を示す部分断面図
【図6】従来の技術のカラー受像管を示す部分断面図
【符号の説明】
8 フェースパネルの内面 10 フェースパネル 15 シャドウマスク 17 位置調整手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−147954(JP,A) 特公 昭44−11617(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 29/02 H01J 9/14

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フェースパネルと、前記フェースパネル
    の内面と対向する位置に設けられたシャドウマスクとを
    具備し、前記フェースパネルと前記シャドウマスクとの
    対向位置を調整するための位置調整手段を、前記フェー
    スパネルに設け、前記対向位置の調整が前記フェースパ
    ネルの外側から行えることを特徴とするカラー受像管。
  2. 【請求項2】 位置調整手段が、フェースパネルに対し
    てシャドウマスクを、管軸方向、管軸に垂直な方向およ
    び管軸を中心とする回転方向に調整するものであること
    を特徴とする請求項1記載のカラー受像管。
  3. 【請求項3】 位置調整手段が、フェースパネルを貫通
    してシャドウマスクを支持し、かつ前記シャドウマスク
    を前記フェースパネルの内面に対して位置調整するため
    の調整部材と、前記フェースパネルに設けられ、前記シ
    ャドウマスクの位置調整後の前記調整部材を保持固定す
    るための保持部材とを有することを特徴とする請求項1
    または請求項2記載のカラー受像管。
  4. 【請求項4】 位置調整手段の保持部材が、ガラス材料
    で形成し、前記ガラスを融解することにより、位置調整
    手段の調整部材の位置を調整することを特徴とする請求
    項3記載のカラー受像管。
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