JP3367681B2 - 噴射型内燃機関のための重油燃料噴射装置 - Google Patents

噴射型内燃機関のための重油燃料噴射装置

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JP3367681B2
JP3367681B2 JP24077591A JP24077591A JP3367681B2 JP 3367681 B2 JP3367681 B2 JP 3367681B2 JP 24077591 A JP24077591 A JP 24077591A JP 24077591 A JP24077591 A JP 24077591A JP 3367681 B2 JP3367681 B2 JP 3367681B2
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groove
oil groove
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sealing
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    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M59/00Pumps specially adapted for fuel-injection and not provided for in groups F02M39/00 -F02M57/00, e.g. rotary cylinder-block type of pumps
    • F02M59/44Details, components parts, or accessories not provided for in, or of interest apart from, the apparatus of groups F02M59/02 - F02M59/42; Pumps having transducers, e.g. to measure displacement of pump rack or piston
    • F02M59/442Details, components parts, or accessories not provided for in, or of interest apart from, the apparatus of groups F02M59/02 - F02M59/42; Pumps having transducers, e.g. to measure displacement of pump rack or piston means preventing fuel leakage around pump plunger, e.g. fluid barriers

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、請求項1の上位概念に
記載の形式の噴射型内燃機関のための重油燃料噴射装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】重油で噴射ポンプを運転するために、重
油を例えば180℃までの高い温度に加熱して、噴射の
ために必要な重油の粘性を保証しなければならない。こ
れによって噴射ポンプ全体が加熱されかつこのような加
熱によって、エンジン潤滑循環路からの潤滑油により形
成された封止油が、該封止油が加熱領域において封止油
溝内に長時間停滞する場合に、損傷を受けるようにな
る。潤滑油は添加剤を含有し、該添加剤は加熱作用を受
けてラッカ状の沈積物を形成する。沈積物は、ポンプピ
ストンブッシュの内壁及びピストン套面に沈着し、これ
が更にコークス化される恐れがある。8μ乃至10μで
ある密なピストンの遊びに基づき、このような沈積物
は、ピストンのロックを惹き起す可能性がある。本発明
は特に、封止油溝の封止油が、ポンプエレメントの一方
の側に供給されかつ供給側に向かい合って位置するポン
プエレメント側でポンプピストンによって制御されて封
止油溝から流出するような構成に関する。このような構
成は、英国特許第2123492A号明細書から公知で
ある。公知の構成では、ポンプピストンブッシュ内に位
置する封止油溝の封止油は、一方のピストン側に供給さ
れかつポンプピストンによって制御されて他方のピスト
ン側で流出し、これによってこの封止油溝内での滞留時
間を短縮されるようになっている。しかし公知の構成で
は、ピストン内に第2の封止油溝が設けられていて、該
溝は下死点において、ポンプピストンブッシュ内に設け
られた封止油溝を僅かばかり越えて擦過し、その際封止
油は、封止油溝の全周面に亘って、ポンプピストンブッ
シュ内に位置する封止油溝からピストンの封止油溝に移
行することができる。しかしポンプピストンの封止油溝
を占める潤滑媒体は交換されず、むしろポンプピストン
の封止油溝内を占めるわずかな量の潤滑油が消費される
まで、僅かに補充されるに過ぎず、しかもこのような補
充は時々行われるだけである。つまり潤滑媒体の大部分
は、ピストンの封止油溝内に残留しかつ加熱領域内に長
時間滞留する。その結果、前述のラッカ状の沈積物がピ
ストンブッシュの壁及びピストン套面に生ずるようにな
る。つまりピストンのロックの危険は排除されない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の課題
は、上述の欠点を回避することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題本発明によれ
ば、請求項1の特徴部分に記載の構成を有する、噴射型
内燃機関用の重油燃料噴射装置によって解決された。
【0005】
【発明の効果】請求項1記載の特徴を備えた本発明の構
成の利点は、全ての封止油溝において所望の潤滑油循環
が得られ、従って、封止油溝には潤滑油残査は全く残留
せず、ポンプピストンブッシュの走行面及びピストン套
面において前述のラッカ状の沈積物が生じないというこ
とにある。このような形式で、封止油溝を介した所望の
潤滑油循環が達成され、かつ、封止油溝からの流出がピ
ストンによって制御されるため、この流出は衝撃的に行
われ、これによって、封止油溝内の潤滑媒体の完全な又
はほぼ完全な交換が保証されるようになる。封止油溝と
漏洩油溝との間に混合油溝が設けられ、該混合油溝から
混合油が噴射ポンプの外部の所定の個所に案内される場
合には、加熱された潤滑油の最後の残査も危険ゾーンか
ら除去されるようになる。つまり全体として、ポンプピ
ストンブッシュの内壁領域及びピストン套面領域を占め
る全潤滑油量が、短時間でこの領域から除去されて新た
な潤滑油に交換され、その結果、ポンプピストンブッシ
ュ及びピストン套面の走行面におけるこのようなラッカ
状の沈積物の発生ひいてはピストンのロックが確実に回
避される。
【0006】公知の構成では、過度に大きな貫流横断面
に基づき、封止油溝の周辺部に充分な封止圧力が形成さ
れずしかも小量の不充分なオイル交換がなされるに過ぎ
ない。それというのも、封止油が大きな横断面を有する
溝内に余りにも長く滞留するからである。このことを別
にしても多量の貫流量は、ポンプばね室内に大きなオイ
ルアタックを発生せしめかつ大容量の潤滑油ポンプが必
要であるために不利である。
【0007】従って本発明の有利な構成では、封止油溝
の貫流横断面が、封止油用のポンプピストンブッシュ内
の供給孔の横断面の最大で100%、有利には最大で5
0%である。その結果、封止油溝の良好な貫流が保証さ
れかつ流れ速度を供給孔内の流れ速度と同じ大きさに調
整できるようになる。
【0008】本発明の構成(請求項1)では、封止油溝
からの封止油の流出が上死点で又は上死点近くでポンプ
ピストンによって開放制御される。このことの利点は、
ピストン軸の上側部分も潤滑されるということにある。
つまり、ポンプピストンの下死点から搬送開始乃至搬送
終了までの搬送領域において、充分な封止作用が行われ
る。上死点近くで初めて封止油クッション内の圧力が減
圧されかつ封止油が交換される。つまり封止油貫流の合
目的な調量が達成される。下死点において封止油溝から
の封止油の流出が行われる場合には、(英国特許第21
23492A号明細書の場合のように)ピストン軸のよ
り深くに位置する部分への潤滑が制限される。
【0009】本発明の構成(請求項1)では、溝が、ポ
ンプピストンの流出部に常時接続されている縦溝又は面
取部として構成されており、前記縦溝又は面取部が、ポ
ンプピストンに設けられている付加的な環状の封止油溝
に開口していてかつポンプピストンストロークの上死点
で又は上死点の近くでポンプピストンブッシュ内に設け
られた環状の封止油溝に接続されるようになっており、
ポンプピストン内の付加的な封止油溝から、混合油溝側
に向けて、付加的な縦溝又は面取部が案内されていて、
該縦溝又は面取部によって、封止油溝内への封止油の供
給側の開口部に対してほぼ直径方向で向かい合って位置
する個所で、付加的な封止油溝がポンプピストンブッシ
ュ内の封止油溝に接続されるようになっており、前記付
加的な縦溝又は面取部に対してほぼ直径方向で縦溝又は
面取部が配置されている。このような形式で2つの封止
油溝が形成され、該封止油溝は、同様に調整されて潤滑
媒体によって環状に同じ形式で貫流される。このような
形式で、封止油溝内を占める潤滑油容積のほぼ完全な交
換が行われるとともに、ポンプピストンブッシュのより
広い領域が潤滑される。この場合、付加的な縦溝又は面
取部の上端が、上死点で又は上死点近くでポンプピスト
ンブッシュ内の封止油溝を開放制御し、この場合、面取
部又は溝を介して封止油は衝撃的に流出する。
【0010】本発明によれば有利には、溝又は面取部の
上端が、ポンプピストンブッシュ内に設けられた封止油
溝と重なる、ポンプピストンに設けられた封止油溝に開
口しており、この場合、両封止溝の横断面は、協働して
封止油溝を介した有効な貫流横断面を形成する。
【0011】ポンプピストンブッシュの潤滑可能な領域
を一層拡大するために、本発明の有利な構成(請求項
2)では、封止油溝と漏洩油溝もしくは混合油溝との間
でポンプピストンに、ポンプピストン内の孔を介して封
止油溝に接続されている別の封止油溝が形成されてい
て、該封止油溝からポンプピストンの下死点の領域で、
ポンプピストン内の特に斜めに延びる別の孔を介して封
止油が流出可能である。これによって、常にポンプピス
トンブッシュ内の封止油溝の上方に位置するピストン領
域にも封止油が供給されるようになり、この結果、該領
域では常に一様に交換される新たなエンジンオイルによ
って所定の潤滑作用が達成される。従って、前記領域で
も沈積物を確実に除去することができる。
【0012】更に、本発明の有利な構成(請求項4)
は、ポンプピストンの別の封止油溝は、ポンプピストン
の別の封止油溝を介して封止油が、最大でもポンプピス
トンストロークの半分に亘って、特に最大でもポンプピ
ストンストロークの四分の一に亘って流出可能であるよ
うに、配置されており、この場合有利な構成では、封止
油は、ポンプピストンストロークの半分を越えてから、
特に約75%を越えてから、封止油溝から流出可能であ
る。封止油溝並びにポンプピストンの付加的な封止油溝
のこのような相互配置においては全体的に、封止油供給
孔からポンプピストンブッシュの内壁の封止油溝内への
及び引き続きポンプピストンの封止油溝内への時間的に
制御される脈動する封止油流が維持される。従って、封
止油は、ピストン内の孔によって互いに接続されている
封止油溝内に、同一の方向でしかもそれぞれ時間的にず
らされて流入する。
【0013】別の封止油溝の横断面の寸法は、沈積物の
有効な除去及び個々の封止油溝における良好な流れ特性
の維持を考慮して、有利には、ポンプピストンの別の封
止油溝の横断面が、ポンプピストンブッシュの内壁の封
止油溝の横断面よりもより小さいように、設計されてい
(請求項3)
【0014】
【実施例】次に図示の実施例に基づき本発明を説明す
る。
【0015】図1は従来の技術に基いたポンプエレメン
トを示している。ポンプピストンブッシュは符号1で、
下死点位置にあるポンプピストンは符号2で、吸込孔は
符号3で、それぞれ図示されている。ピストン2内には
漏洩油溝4が設けられており、該溝4から漏洩油が孔5
を介して吸込孔3内に戻される。符号6は封止油溝を示
しており、該溝6には、潤滑油がポンプピストンブッシ
ュ1内の孔7を介してエンジンの潤滑循環路から供給さ
れる。混合油溝8は、漏洩油溝4と封止油溝6との間で
ポンプピストンブッシュ内に位置していて、該混合油溝
8からは重油燃料と潤滑油とから成る混合油が孔9を介
して、噴射ポンプの外部に位置する空間内に案内され
る。孔7を介して供給される潤滑油もしくは封止油は、
封止油溝6内に位置し、従って潤滑油もしくは封止油
は、重油燃料によって加熱されたポンプエレメントの加
熱領域内に長時間滞留して、ポンプピストン2の套面及
びポンプピストンブッシュ1のピストン走行面にラッカ
状の沈積物の形状で沈着し、これが更にコークス化する
恐れがある。この沈積物が結果的に、ピストンのロック
を惹き起すことになる。
【0016】図2に基く参考例では、ピストンが図3及
び図4の横断面に図示されているような軸方向の溝又は
面取部10を有している。この溝又は面取部10は、図
示の下死点位置で高さaにまで延びる。この位置では、
ポンプピストンブッシュ内に設けられた封止油溝6は開
放制御されない。溝又は面取部10は、上死点位置で高
さbまで延びる。図面から明らかなように、溝又は面取
部10は上死点近くで封止油溝6を開放制御する。溝又
は面取部10は、封止油供給孔7の開口部15に向い合
って位置するポンプエレメント19側で封止油溝6と流
出部とを接続し、この流出は、図面に図示のように、ば
ね室内へ行われる。
【0017】このような形式で、調整された封止油の流
れが封止油溝6内に発生する。その結果、溝又は面取部
10が封止油溝6を越えて擦過した場合に、潤滑油が封
止油溝6から衝撃的に流出する。封止油溝6の横断面
は、封止油供給孔7の横断面に等しいか又はより小さく
形成されている。従って、流出部が溝又は面取部10を
介して開放制御されると、エネルギ的に調整された流れ
が封止油溝内に発生する。図2乃至図4に基く参考例で
は、ピストン2の溝又は面取部10はピストンに対して
軸平行に延びている。図5で図示のように、溝10をス
パイラル状もしくはねじ状にピストン2内に配置するこ
ともできる。
【0018】図6による参考例が図2乃至図4による
例と異なっている点は、溝又は面取部10がピストン
2に形成されている第2封止油溝11に開口していると
いう点である。ピストン2の封止油溝11は、上死点の
近くでポンプピストンブッシュ1の封止油溝6と重なり
かつ封止油は封止油溝6から溝又は面取部10を介して
流出する。この場合、封止油溝6及び封止油溝11の横
断面は、封止油供給孔7の横断面に等しいか又はより小
さく設計されている。
【0019】図7による参考例が図2乃至図4による
例と異なっている点は、溝又は面取部10の代りにピ
ストン内に傾斜孔12が設けられていて、該傾斜孔が、
ほぼクロスピース13の領域内で外部に開口していると
いう点である。傾斜孔12はピストン套面の所定の位置
14に開口しており、かつ、該開口部14が封止油溝6
を開放制御すると、再び調整された流れが、封止油孔7
の開口部15から封止油溝6を介して傾斜孔12の開口
部14へ向けて発生する。
【0020】図8による本発明の実施例では、ピストン
が上死点に位置する状態で封止油溝6の下方領域でポン
プピストン2内に、第2封止油溝16が設けられてい
て、該封止油溝16からピストン2内を上向きに、溝又
は面取部17が案内されている。この溝又は面取部17
は、ポンプピストンブッシュ1の封止油溝6を、封止油
供給孔7の開口部15に向い合って位置する個所で開放
制御する。従って封止油は、調整された流れで開口部1
5から封止油溝6を介してピストン内の溝又は面取部1
7に向けて流れかつ溝又は面取部17からピストン2の
封止油溝16内に流入する。溝又は面取部17に直径方
向で向い合って位置しているピストン側では封止油溝1
6に、ピストンの下向きの溝又は面取部18が開口して
いて、該溝又は面取部は自由に開放されている。従っ
て、封止油溝16内でも、溝又は面取部17から溝又は
面取部18に向けた調整された流れが生ずる。
【0021】図9による実施例では、同一の構成部分に
対しては前述の図面の符号が使用されている。その際封
止油溝6と混合油溝8もしくは漏洩油溝4との間でポン
プピストン2に、別の封止油溝20が設けられていて、
該封止油溝20はピストン2内の孔21を介して封止油
溝6と協働している。付加的な封止油溝20からの封止
油の流出は、ピストン2内の特に斜めに配置された別の
孔22を介して行われ、該孔22は、図7による参考
に類似してばね室内に開口している。封止油溝6からの
封止油の流出は、前述の参考例の場合と同じ様に、ポン
プピストンの套面に設けられたほぼ軸方向にびる面取部
又は溝10を介して行われる。この場合図9から明らか
なように、ポンプピストン2内の孔21及び22は、封
止油が一方の側に供給されかつ供給側に向かい合って位
置するで流出することによって、封止油溝20が封止
油によって完全に貫流せしめられるように、配置されて
いる。図9には、上死点領域におけるピストンの付加的
な封止油溝20の位置が符号20′で概略的に示されて
いる。
【0022】図10によれば、孔21及び22の個々の
開口部が詳細に図示されている。封止油は、供給導管7
を介して封止油溝6に達しかつポンプピストン2の上昇
工程の際に、孔21の開口部23が封止油の流れをピス
トン套面の別の封止油溝20内への孔開口部24の方向
で開放する。孔開口部24から封止油は、封止油溝20
の全周面に亘って孔22の孔開口部25に達しかつ孔開
口部25から引続き下死点領域で孔流出部26に達しひ
いては噴射ポンプのばね室に達する。ポンプピストン2
の引続く上昇運動の際、封止油は前述の参考例と同様
に、封止油溝6の領域27で封止油溝6から面取部又は
溝10を介して同様に噴射ポンプのばね室に達する。
【0023】ポンプピストン2の付加的な封止油溝20
の横断面は、ポンプピストンブッシュの内壁の封止油溝
6の横断面よりより小さい。
【0024】図12に図示の線図には、ポンプピストン
のストロークが時間tもしくはカム軸角度αに亘って図
示されている。この場合線図から明らかなように、時間
乃至t及び時間t乃至tの下死点領域で、付
加的な封止油溝20と噴射ポンプのばね室との接続が孔
22を介して行われるのに対して、上死点領域を介して
延びる時間t乃至tに亘って、封止油溝6とばね室
とが溝又は面取部10を介して接続されている。このよ
うな形式で時間的に制御された脈動する封止油流が、そ
れぞれ時間的に互いにずらされている封止油溝6及び2
0を介して生ぜしめられる。その際付加的な封止油溝2
0からの封止油の流出は、最大ポンプピストンストロー
クの半分に相応する時間もしくはカム軸角度に亘って行
われるのに対して、封止油溝6からの封止油の流出は、
ポンプピストン2の全ストロークの約75%を越えてか
ら行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術に基く汎用装置の軸方向断面図であ
る。
【図2】ポンプエレメントの参考例の軸方向断面図であ
る。
【図3】ポンプエレメントの参考例の、図2の線III
−IIIに沿った断面図である。
【図4】ポンプエレメントの参考例の、図2の線IV−
IVに沿った断面図である。
【図5】図2に対応する変化形参考例の部分縦断面図で
ある。
【図6】変化形参考例の軸方向断面図である。
【図7】変化形参考例の軸方向断面図である。
【図8】施例の軸方向断面図である。
【図9】別の実施例を示す図2に類似した図である。
【図10】図9の2つの封止油溝の領域の詳細図であ
る。
【図11】図9の線XI−XIに沿った断面図である。
【図12】図9乃至図11に基く実施例の、個々の封止
油溝から封止油を流出させた場合の線図である。
【符号の説明】
1 ポンプピストンブッシュ 2 ポンプピストン 3 吸入孔 4 漏洩油溝 5 漏洩油戻り孔 6 ポンプピストンスリーブにおける封止油溝 7 封止油供給孔 8 ポンプピストンブッシュにおける混合油溝 9 混合油の流出孔 10 ピストン内の軸方向溝又は面取部 11 ピストン内の封止油溝 12 ピストン内の傾斜孔 13 ピストンクロスピース 14 ピストン内傾斜孔の開口部 15 封止油供給孔の開口部 16 ピストン内の第2封止油溝 17 軸方向の溝又は面取部 18 第2封止油孔から出発している軸方向溝又は面
取部 19 ポンプエレメント 20 ピストン内の付加的な封止油溝 21,22 ピストン内の傾斜孔 23乃至28 封止油溝の間、乃至は封止油溝と噴射
ポンプのばね室との間、の孔の開口部 H ストローク t 時間 α カム角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 スタニスラヴ ボザク オーストリア国 ザルツブルク 50 ハ ー ファウ ホフマンシュタールシュト ラーセ 62 (72)発明者 リヒャルト キンツェル ドイツ連邦共和国 ラウタータール 1 タネンベルク7 (72)発明者 オットー ハーゲナウアー オーストリア国 オーバーアルム 619 (72)発明者 ゲルハルト レーナー オーストリア国 ハライン パーベンシ ュタインシュトラーセ 9 (56)参考文献 実開 昭58−27573(JP,U) 英国公開2123492(GB,A)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 噴射型内燃機関のための重油燃料噴射装
    置であって、該装置が、ポンプピストンブッシュ(1)
    の内壁に、環状の封止油溝(6)を有しており、該封止
    油溝(6)の封止油が、ポンプエレメントの一方の側に
    供給されかつ供給側に向かい合って位置するポンプエレ
    メント側でポンプピストン(2)によって制御されて封
    止油溝(6)から流出されるようになっており、ポンプ
    ピストンが溝(17,18)を有していて、該溝が、ポ
    ンプピストンストロークの上死点で又は上死点の近くで
    ポンプピストンブッシュ(1)内の封止油溝(6)に接
    続されるようになっており、更に、封止油溝(6)の上
    側に環状の漏洩油溝(4)が設けられている形式のもの
    において、前記封止油溝(6)と漏洩油溝(4)との間
    に、重油と封止油とから成る混合油が流出される混合油
    溝(8)が設けられており、前記溝(17,18)が、
    ポンプピストンの流出部に常時接続されている縦溝又は
    面取部として構成されており、前記縦溝又は面取部(1
    7,18)が、ポンプピストン(2)に設けられている
    付加的な環状の封止油溝(16)に開口していてかつポ
    ンプピストンストロークの上死点で又は上死点の近くで
    ポンプピストンブッシュ(1)内に設けられた環状の封
    止油溝(6)に接続されるようになっており、ポンプピ
    ストン内の付加的な封止油溝(16)から、混合油溝
    (8)側に向けて、付加的な縦溝又は面取部(17)が
    案内されていて、該縦溝又は面取部によって、封止油溝
    (6)内への封止油の供給側の開口部(15)に対して
    ほぼ直径方向で向かい合って位置する個所で、付加的な
    封止油溝(16)がポンプピストンブッシュ(1)内の
    封止油溝(6)に接続されるようになっており、前記付
    加的な縦溝又は面取部(17)に対してほぼ直径方向で
    縦溝又は面取部(18)が配置されていることを特徴と
    する、噴射型内燃機関のための重油燃料噴射装置。
  2. 【請求項2】 噴射型内燃機関のための重油燃料噴射装
    置であって、該装置が、ポンプピストンブッシュ(1)
    の内壁に、環状の封止油溝(6)を有しており、該封止
    油溝(6)の封止油が、ポンプエレメントの一方の側に
    供給されかつ 供給側に向かい合って位置するポンプエレ
    メント側でポンプピストン(2)によって制御されて封
    止油溝(6)から流出されるようになっており、ポンプ
    ピストンが溝(10)を有していて、該溝が、ポンプピ
    ストンストロークの上死点で又は上死点の近くでポンプ
    ピストンブッシュ(1)内の封止油溝(6)に接続され
    るようになっており、更に、封止油溝(6)の上側に環
    状の漏洩油溝(4)が設けられている形式のものにおい
    て、前記封止油溝(6)と漏洩油溝(4)との間に、重
    油と封止油とから成る混合油が流出される混合油溝
    (8)が設けられており、前記溝(10)が、ポンプピ
    ストンの流出部に常時接続されている縦溝又は面取部と
    して構成されていてかつ封止油溝(6)内への封止油の
    供給側の開口部(15)に対してほぼ直径方向で対置し
    ており、封止油溝(6)と漏洩油溝(4)もしくは混合
    油溝(8)との間でポンプピストン(2)に、ポンプピ
    ストン(2)内の孔(21)を介して封止油溝(6)に
    接続される別の封止油溝(20)が形成されていて、該
    封止油溝から、ポンプピストンの下死点領域で、ポンプ
    ピストン内の斜めに延びる別の孔(22)を介して封止
    油が流出可能であることを特徴とする、噴射型内燃機関
    のための重油燃料噴射装置。
  3. 【請求項3】 ポンプピストン(2)の別の封止油溝
    (20)の横断面が、ポンプピストンブッシュ(1)の
    内壁の封止油溝(6)の横断面よりもより小さく形成さ
    れていることを特徴とする、請求項記載の重油燃料噴
    射装置。
  4. 【請求項4】 封止油が、ポンプピストン(2)の別の
    封止油溝(20)を介して、最大でもポンプピストンス
    トロークの半分に亘って流出可能であることを特徴とす
    る、請求項記載の重油燃料噴射装置。
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