JP3367139B2 - 穀稈引起し装置 - Google Patents

穀稈引起し装置

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JP3367139B2 JP09602093A JP9602093A JP3367139B2 JP 3367139 B2 JP3367139 B2 JP 3367139B2 JP 09602093 A JP09602093 A JP 09602093A JP 9602093 A JP9602093 A JP 9602093A JP 3367139 B2 JP3367139 B2 JP 3367139B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、収穫機、例えば、コン
バインやバインダ−等に利用できる穀稈引起し装置に関
するものである。 【0002】 【従来の技術】従来のこの種コンバイン等に利用されて
いる穀稈引起し装置は、例えば、実開昭56−9314
3号公報に示すように、引起しケ−スを上部と下部とに
分割して伸縮可能に構成したものが公知になっている。
しかし、この従来型は、穀稈の丈に応じて調節すること
はできても穀稈の倒伏度合いに応じて傾斜角度を変更調
節することはできないものであった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】穀稈引起し装置は、刈
取作業の前にその倒伏穀稈を直立状態に引き起こすため
に設けているが、穀稈の倒伏度合は千差万別であって、
圃場によって大きく異なっている。したがって、穀稈引
起し装置は、各穀稈に適した引起し作用をして確実に引
起しを行わせるためには、倒伏度合いに応じて引起しケ
−スの傾斜角度を調節するとともに、引起しラグの速度
を変更調節することが要求される。 【0004】そこで、本発明に係る穀稈引起し装置は、
傾斜角度の調節を容易に行うことができるように引起し
ケ−スを支持せんとするものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、上述の如き課
題を解決するために次の如き技術手段を講ずるものであ
る。すなわち、刈取装置の後方に設けた伝動ケ−スから
上方に向けて伝動筒を立設し、該伝動筒の上部を横方向
に向けて形成した引起しケ−スの支持部を構成し、該支
持部に前記引起しケ−スを回動自由に支架させて設け、
該引起しケ−スの引起しラグの引起し始端と刈取装置と
の間隔を、シリンダ29で調節自在に構成するにあた
り、引起しケースの後部には連結杆19と摺動ケース1
5とを設け、該摺動ケース15の下端側に前記シリンダ
29を取り付けて構成し、前記摺動ケース15は連結杆
19の外部を摺動可能に構成したことを特徴とする穀稈
引起し装置である。 【0006】 【実施例】まず、その構成について述べる。伝動ケ−ス
2は、その両端部に前方に突出させた一対の支持杆6、
6’を固定し、該支持杆6、6’には前端部には分草体
7、7’を前後方向に摺動自由に嵌合させて設け、中間
部分には刈取装置1を掛け渡して取り付けている。 【0007】そして、中分草体8は、前記刈取装置1の
上側を通して後方の伝動ケ−ス2の中間位置に取り付け
た支持杆9に固定している。伝動ケ−ス2は、車体10
に設けた刈取支持部材11によって支持され、伝動され
る構成としている。支持伝動筒3は、基部を前記伝動ケ
−ス2の側部に上方に向けて延長させて取り付け、先端
部分を中央側に横方向、すなわち、内向きに折り曲げて
支持部5を構成している。 【0008】そして、回動ケ−ス12は、前記支持部5
に上下方向に回動自由に嵌合させ、前側に駆動スプロケ
ット13を設けて構成している。つぎに、引起しケ−ス
4は、案内レ−ル14を内側に設け、摺動ケ−ス15を
外側に固着した受枠16と、これに着脱自由に嵌合する
蓋体17とから構成している。 【0009】そして、摺動ケ−ス15は、その下部を分
草体7、7’に取り付けた取付具18に取り付け、上部
を回動ケ−ス12に取り付けた連結杆19に摺動自由に
嵌合して取り付けている。したがって、引起しケ−ス4
は、始端部を下方前方に終端部を後方上方に位置させて
刈取装置1の前方に設けている。 【0010】そして、引起しラグ20は、駆動スプロケ
ット13と従動輪21とに巻回した引起しチエン22に
所定間隔ごとに枢着し、従来公知のように、穀稈引起し
通路23側で案内レ−ル14によって引起しケ−ス4か
ら外方に突出して上昇できる構成としている。24はテ
ンションスプロケットを示す。 【0011】25は穀稈掻込搬送装置であって、刈取装
置1の上側前方に設けている。供給搬送装置26は、上
部搬送装置27と下部搬送装置28とからなり、始端部
分を前記穀稈掻込搬送装置25に臨ませ、終端部を図外
の脱穀機に供給する構成にしている。29は調節シリン
ダであって、支持杆6、6’と取付具18との間に設
け、両者の間隔調節を行なう構成としている。 【0012】次にその作用について説明する。まず、回
転動力は、機体の各部を伝動すると、車体10から刈取
支持部材11を介して伝動ケ−ス2に達し、この伝動ケ
−ス2から支持伝動筒3を通って回動ケ−ス12の駆動
スプロケット13を駆動する。すると、引起しチエン2
2は、駆動スプロケット13によって伝動され、引起し
ラグ20を回動させる。 【0013】このようにして車体10を前進させると、
圃場の倒伏した穀稈は、前部低位置の分草体7、7’、
中分草体8によって分草されてその背後の穀稈引起し通
路23に達する。そして、穀稈は、低い位置において引
起しケ−ス4の下部から内側の穀稈引起し通路23側に
回動してくる引起しラグ20によって引起し作用を受
け、起立状態に引き延ばされる。 【0014】以上のように、穀稈は、引起し作用が完了
近くになると、その株元部分に穀稈掻込搬送装置25が
作用して刈取装置1側に掻き込まれ、その刈取装置1に
よって刈り取られる。そして、穀稈は、供給搬送装置2
6の始端部分に受け継がれ、上部搬送装置27と下部搬
送装置28とによって、上下2か所が挾持されて後方上
方に搬送されて、図外の脱穀機に供給される。 【0015】つぎに、穀稈の倒伏度合いに応じて引起し
ケ−ス4の傾斜角度を変更調節する場合について述べ
る。まず、図2の略図に示す場合は、引起しラグ20の
引起し始端と刈取装置1との間隔を長く調節した場合
で、図3の略図に示す場合は、その間隔を短くしてい
る。前者が穀稈の倒伏度合いが大きい場合に適し、後者
が穀稈の倒伏が比較的少ない場合に適している。 【0016】その調節方法は、調節シリンダ29を伸長
操作すると、分草体7は、支持杆6に嵌合した状態で摺
動して前方に移動し、取付具18を一体的に同方向に移
動する。すると、引起しケ−ス4は、上部の回動ケ−ス
12が支持伝動筒3の支持部5に回動して傾斜角度が順
次緩くなる。その過程において、引起しケ−ス4は、連
結杆19と摺動ケ−ス15との関係で両者の間が伸長し
て円滑に調節移動ができる。 【0017】以上のようにして、引起しケ−ス4は、図
2の状態、図3の状態、その中間の状態等に適宜セット
して、圃場の穀稈の倒伏度合いに応じた的確な引起し作
用を行うことができるものである。 【0018】 【発明の作用効果】以上説明したように本発明は、刈取
装置の後方に設けた伝動ケ−スから上方に向けて伝動筒
を立設し、該伝動筒の上部を横方向に向けて形成した引
起しケ−スの支持部を構成し、該支持部に前記引起しケ
−スを回動自由に支架させて設け、該引起しケ−スの引
起しラグの引起し始端と刈取装置との間隔を、シリンダ
29で調節自在に構成するにあたり、引起しケースの後
部には連結杆19と摺動ケース15とを設け、該摺動ケ
ース15の下端側に前記シリンダ29を取り付けて構成
し、前記摺動ケース15は連結杆19の外部を摺動可能
に構成したので、引起しケ−スを圃場の穀稈の倒伏度合
いに応じて傾斜角度を調節して的確な引起し作用ができ
る特有の効果を奏するものである。特に、引起しケース
の後部には連結杆19と摺動ケース15とを設け、該摺
動ケース15の下端側に前記シリンダ29を取り付けて
構成し、前記摺動ケース15は連結杆19の外部を摺動
可能に構成したので、円滑の調節が可能となる。さら
に、引起しケースの後部には連結杆19と摺動ケース1
5とを設けているので、引起しケースの下部が前後方向
に移動しても、引起しケース自体の剛性強度が増加し
て、振動等を防止でき、穀稈を安定して引き起こすこと
ができるようになる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の要部を示す概略斜面図である。 【図2】本発明の要部の作用を示す側面図である。 【図3】本発明の要部の作用を示す側面図である。 【図4】本発明に係る引起しケ−スの分解した斜面図で
ある。 【図5】本発明に係る引起しケ−スの一部の断面図であ
る。 【符号の説明】 1 刈取装置 2 伝動ケ−ス 3 支
持伝動筒 4 引起しケ−ス 5 支持部

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 刈取装置の後方に設けた伝動ケ−スから
    上方に向けて伝動筒を立設し、該伝動筒の上部を横方向
    に向けて形成した引起しケ−スの支持部を構成し、該支
    持部に前記引起しケ−スを回動自由に支架させて設け、
    該引起しケ−スの引起しラグの引起し始端と刈取装置と
    の間隔を、シリンダ29で調節自在に構成するにあた
    り、引起しケースの後部には連結杆19と摺動ケース1
    5とを設け、該摺動ケース15の下端側に前記シリンダ
    29を取り付けて構成し、前記摺動ケース15は連結杆
    19の外部を摺動可能に構成したことを特徴とする穀稈
    引起し装置。
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