JP3366937B2 - 回転式内歯鋸 - Google Patents

回転式内歯鋸

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    • A01G3/08Other tools for pruning, branching or delimbing standing trees
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円環状の内周に鋸
歯を形成し、この内周鋸歯で被切断物を切断する鋸に関
するものである。特に、木の枝を切断する剪定鋸とりわ
け高い枝の剪定を行う高枝剪定鋸など、汎用性のある鋸
として利用することができる内歯鋸を提供しようとする
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、高枝剪定鋸としては、長寸法の支
持杆の先端に鋸歯を固定した手動式のものや、チェーン
ソーのような電動鋸を装着したものが知られている。ま
た、円板の外周に形成した鋸歯で被切断物を切断する鋸
は一般的に公知であるとともに、回転する円環状の内歯
鋸板で被切断物を切断する方法自体は、例えば実開昭5
1−88887号に開示されるように公知である。しか
しながら、回転する円環状の内歯鋸板で被切断物を切断
する方法は、特殊な薄刃板による精密カッターなどとし
て使用されるだけで、園芸用の剪定鋸のような一般的な
鋸としては利用されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の高枝剪定鋸は、
手動式あるいは電動式のいずれにかかわらず枝の特定の
方向から切り込んで使用するものである。したがって、
枝の状況によっては正確に切断できない場合がある。た
とえば、枝の上面から切断すると枝の自重が切り口を開
くように作用するが、従来の高枝剪定鋸ではこのような
切断作業を行うことはできなかった。また、従来の回転
する円環状の内歯鋸板による切断作業は、被切断物を軸
方向の先端から内歯鋸板の内周部分に挿入して切断する
ため、例えば被切断物の端面の薄切りなどに利用され
る。しかしながら、従来の円環状の内歯鋸板では、長寸
法の被切断物を任意位置で切断するような作業を行うこ
とはできない。本発明は、回転式内歯鋸板を使用し、被
切断物を任意位置において切断できるようにすることに
よって汎用性のある鋸を提供することを目的とする。よ
り具体的には、例えば枝の上面その他任意の方向から切
断することができる高枝剪定鋸のような鋸を提供するこ
とを目的とする発明である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る回転式内歯
鋸は、開閉自在とした一対のホルダー3,3と、ホルダ
ー3,3に保持される二分割した円環状の内歯鋸板4で
構成する。開閉自在とした一対のホルダー3,3は、二
分割した内歯鋸板4の外周部を支持しホルダー3,3を
閉じた状態で内歯鋸板4が円環状を維持することができ
るようにする。また、回転駆動される内歯鋸板4は、ホ
ルダー3,3に対して定位置で停止するようにし、この
停止位置において左右のホルダーにそれぞれ二分割した
内歯鋸板の一方を保持させ、ホルダー3,3を開閉でき
るようにする。
【0005】上記構成とすることによって、二分割した
円環状の内歯鋸板がそれぞれ保持されているホルダーを
開き、被切断物の切断しようとする位置に差し込む。続
いてホルダーを閉じて内歯鋸板を円環状に維持させて回
転駆動すると、内歯鋸板の内歯Bによって被切断物Aを
切断することができる。被切断物Aを内歯鋸板の内部に
被切断物Aを導入するために開閉自在とする一対のホル
ダー3,3は、双方を回動させて開閉するものであって
もよいが、いずれか一方を固定し他方のみを回動させ相
対的に開閉させるようにしてもよい。また、ホルダー
3,3の開閉方向は左右方向や面方向など任意である。
要は、被切断物Aを内歯鋸板4の内部に導入することが
できればよい。
【0006】また、円環状の内歯鋸板4の内部に被切断
物Aを導入する方法として、円環状の内歯鋸板の一箇所
を切断し、この内歯鋸板を少なくとも外周の一箇所が分
離しているホルダーによって支持し、内歯鋸板が円環の
平面状態を維持する状態で回転駆動するとともに内歯鋸
板はホルダーの分離位置と内歯鋸板の切断位置が一致す
る位置で停止させ、分離位置で対向するホルダーの両側
部が内歯鋸板の面方向であって相対的に異なる方向に移
動し内歯鋸板の切断部を開閉可能として実現することも
できる。
【0007】さらに、一箇所を切断した円環状の内歯鋸
板の外周部を、複数に分割したホルダーで支持し、複数
に分割したホルダーの一部のホルダーで内歯鋸板を保持
するとともに分割したホルダーの一部を開閉自在として
内歯鋸板を露出させ、露出する内歯鋸板の切断位置にお
いて内歯鋸板の面と直交する方向の力で切断箇所を開閉
可能とすることもできる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明回転式内歯鋸の実施
の形態を添付の図面に基づいて説明する。図示実施形態
は、回転式内歯鋸を長い支持杆の先端に装着して高枝剪
定鋸として利用することができるような鋸に実施したも
ので、図1はホルダーが左右に開閉する実施形態であっ
てホルダーを閉じた状態の正面図、図2はホルダーを開
いた状態の正面図を示している。
【0009】支持杆1の先端に形成した取付台2には、
略半円弧状としたホルダー3,3の基端部を、それぞれ
内歯鋸板の面と直交する方向の支持軸27によって取付台
2に支持して開閉自在のホルダーを形成し、閉じた状態
において図1に示すように二分割した円環状の内歯鋸板
4を円環状に維持させて回転駆動できるようにする。略
半円弧状の二つのホルダー3,3は取付台2の一点で軸
支してもよいが、図示例のようにそれぞれのホルダー
3,3を取付台2の別の位置の支持軸27,27で軸支して
開閉自在とするとホルダー3,3をより大きく開放する
ことができる。
【0010】左右に開閉することができるように軸支し
たホルダー3,3の内周部分は、内歯鋸板4が自由に回
転できるように、円環状の内歯鋸板4の外周部分を保持
する。ホルダー3,3に保持される円環状の内歯鋸板4
は、図4に示すようにそれぞれの切り口を山谷形として
二分割し、二つの分割内歯鋸板4aと分割内歯鋸板4bを突
き合わせることによって、二点鎖線で示す円環状を完成
するようにしている。図4に示す実施形態では、切り口
を山谷形としているため、両者を突き合わせたときに正
確な円環形状が形成される。また、突き合わせ部分の断
面形状を図6に示すように楔形としておくと、厚み方向
に突き合わせ位置がずれることがない。したがって、円
環状の内歯鋸板4の外周部を支持しているホルダー3を
内方に閉じると自然に一体的な円環状の内歯鋸板4が形
成され内歯鋸板として回転駆動することができる。
【0011】二分割した円環状の内歯鋸板4を円環状に
保持して回転駆動させるには、内歯鋸板4を円環状に保
持することと、ホルダー3に対して内歯鋸板4を円滑に
回転させることが必要である。二分割した円環状の内歯
鋸板を円環状に維持するには、図1に示すように左右の
ホルダー3,3で強く締めつけることによって円環状を
保持させるものであってもよいが、図7に示すように二
つの分割内歯鋸板4aと分割内歯鋸板4bとを係合させて円
環状態を維持させるのが好ましい。分割内歯鋸板4aと4b
の係合手段、係合構造は種々考えられるが、その一例を
図7,図8に示している。
【0012】図7,図8に示す分割内歯鋸板4a,4bの係
合構造は、一方の分割内歯鋸板4aの表裏両面に他方の分
割内歯鋸板4bに向けて突出させた板バネ5,5の基部を
固定するとともに、他方の分割内歯鋸板4bの一部を板バ
ネ5,5に係合させるようにしている。図示例では、分
割内歯鋸板4aに基端部を固定された板バネ5,5にそれ
ぞれ係合孔6を穿設するとともに、他方の分割内歯鋸板
4bに板バネ5,5の間に挿入される厚みの係合部7を形
成し、この係合部7の表裏両面に係合突起8,8を形成
している。この実施形態では、係合突起8と係合孔6を
係合させることによって、分割内歯鋸板4aと分割内歯鋸
板4bを円環状に保持することができる。分割内歯鋸板4a
と分割内歯鋸板4bを係合させる場合、その係合構造は図
示例以外に、より強固に係合させるものであってもよい
が、図示例のように係合突起を略錐形とした形態のごと
く、自由に係脱できるようにするのが好ましい。
【0013】円環状を維持し、外周部をホルダー3に保
持された内歯鋸板4を回転駆動させるには、図1,図4
に示すように内歯鋸板4の表面の外周部分にラック9を
装着又は形成し、取付台2に配置したピニオン10によっ
て回転駆動することができる。このようにして円環状の
内歯鋸板4を回転駆動させて鋸と被切断物を相対的鋸板
の面方向に移動させると、内歯Bによって円環状の中心
部に位置させた被切断物Aを任意の周方向から切断する
ことができる。ピニオン10は、支持杆1の基部に配置し
た原動機による回転をフレキシブルシャフト11によって
減速器12に伝え、適切な回転数に減速して回転駆動させ
る。内歯鋸板4の回転駆動手段は、上記伝達機構の他、
例えば取付台2にモータを装着して駆動することもでき
る。
【0014】上記、ラック9とピニオン10の組み合わせ
による回転駆動方法に代え、摩擦車を内歯鋸板4の表面
に押圧して回転駆動することもできる。図7に示す内歯
鋸板4は摩擦車による回転駆動を想定し、外周部分の点
描した領域をフリクションゾーンCとし、このフリクシ
ョンゾーンCを大きな摩擦抵抗が得られ、かつ耐磨耗性
にも優れた表面処理を施す実施例を示している。摩擦車
による回転駆動は、図1におけるピニオン10を摩擦車に
置き換え、図7に示すような内歯鋸板4の表面に一定の
圧力で押圧するようにすれば実現できる。
【0015】内歯鋸板4は、ホルダー3に対して円滑
に、かつ安定した位置で回転駆動させる必要がある。そ
のため、図3に示すホルダーの断面構造では、ホルダー
3の内周面にガイド溝13を刻設し、このガイド溝13に内
歯鋸板4の外周縁が当接するようにしている。また、ホ
ルダー3の内周部分は、図3に示すように表面側壁がラ
ック9を跨ぐように形成し、表面側壁の一部にラック9
の内周面に当接する内周案内面14を形成している。これ
により、ホルダー3に対する内歯鋸板4の内方への遊動
を阻止し、ホルダーを開いたときに分割内歯鋸板4a,4b
が脱落するのを防止している。また、ホルダー3の裏面
側壁には内歯鋸板4の裏面に当接する回転ローラー15を
装着して内歯鋸板4の裏面側へのがたつきを防止し、内
歯鋸板4が小さな抵抗で円滑に回転できるようにしてい
る。図7に示す内歯鋸板4には、フリクションゾーンC
の内方に円環状のガイド壁16を設けている。このガイド
壁16は前記ホルダー3の内周案内面14に当接させ、ホル
ダーを開いたときに分割内歯鋸板4a,4bの脱落を防止す
るように機能させる。
【0016】図1に示すホルダー3,3を閉じた状態で
は、内歯鋸板4を自由に回転させなければならない。一
方、図2に示すホルダー3,3を開いた状態では、左右
それぞれのホルダー3,3に分割内歯鋸板4a,4bが脱落
しないように保持させる。ホルダー3,3を閉じた状態
からホルダー3,3を開閉できる状態とするために、内
歯鋸板4の回転は所定の位置で停止させるとともに、そ
の停止位置において内歯鋸板4が遊回動しないように保
持させる。
【0017】回転している内歯鋸板4を所定の位置で停
止させるには、例えば内歯鋸板4の回転位置をセンサー
で検知し、モータを急停止させるなどの電気的制御方法
によっても実現することが可能である。また、物理的な
方法として図1,2に例示するように、内歯鋸板4の表
面側(図面上ホルダーの内周部分)に配置したブレーキ
片17で停止させるとともに、ホルダー3,3の外周部分
に配置したロック爪18を、図4に示す内歯鋸板4外周に
形成した切欠部19に係合させる構造とすることもでき
る。
【0018】ロック爪18は、内歯鋸板4の外周部分でな
く平面部分で係合させる構造であってもよい。この場
合、ホルダー3の側壁部分に、内歯鋸板4に向けて進退
するロック爪を配置し、図7の内歯鋸板4に例示する孔
20,20にロック爪の先端部を係脱させるようにする。以
上述べたホルダー3と内歯鋸板4を係合させるロック爪
は、電気的信号その他の手元操作によって係合を外せる
ようにしておくのが好ましい。このようにしておけば、
ホルダーを閉じて直ちに内歯鋸板4を回転駆動させるこ
とができる。なお、停止装置と位置決め装置の両方を兼
ねて、左右のホルダーにそれぞれ電磁チャック(図示し
ていない)を装着しておき、停止信号を発した後に内歯
鋸板4の所定位置を検知し、モータを停止させると同時
に電磁チャックを作動させるようにしてもよい。
【0019】左右一対のホルダー3,3は、リンク機構
による手動操作によって開閉するものであってもよい
が、図5に示すように左右両側に右ネジと左ネジを形成
した開閉ネジ21のピニオン22をモータによって回転駆動
し、手元のスイッチ操作でホルダーを開閉することがで
きるようにすると便利である。
【0020】図9は、ホルダー3,3の別の開閉機構の
実施形態を示す正面図、図10はその側面図である。この
実施形態では、左右のホルダーのうち一方のホルダー3a
を取付台2と一体もしくは固定的に形成し、他方のホル
ダー3bを内歯鋸板4の面と平行な横方向の支持軸23によ
って取付台2に支持し、この支持軸23を中心として回動
させ、図10に示すようにホルダー3bを内歯鋸板4の面と
直角方向に回動(倒す)ことができるようにしたもので
ある。
【0021】図11に示す実施形態は、二つのホルダー
3,3の一端部をそれぞれ、内歯鋸板4の面と平行な縦
方向の支持軸24,24で取付台に支持し、それぞれ半円弧
状のホルダー3,3を支持軸24,24を中心として回動さ
せるようにしたものである。この実施形態では、一定寸
法Xだけ離れた支持軸24を中心としてホルダー3,3が
回動する。従って、例えば二つのホルダーをそれぞれ90
度回動させると、二つのホルダー3,3が平行に対峙す
ることになり、この間を通過させて被切断物を導入させ
た後、二つのホルダー3,3を元の位置まで90度回動さ
せて使用する。この場合、内歯鋸板の内部に導入するこ
とができる被切断物の大きさは、ホルダー3,3の支持
杆の間隔Xに関連し、間隔Xを大きくすればより大きな
被切断物を内歯鋸板の内部に導入することができる。
【0022】二つのホルダー3,3を歯車機構によって
連動させておくと、機械的な開閉操作を容易に行うこと
ができるとともに、正確な回動位置でホルダーを停止さ
せる上で都合がよい。すなわち、一方のホルダーの軸24
に装着した開閉ギアー25と他方のホルダーの軸24に装着
した開閉ギアー25を、一つの開閉駆動ギアー26に噛合さ
せておく。なお図9及び図11に示す実施形態の図面で
は、ホルダーの開閉機構以外の構造を省略している。内
歯鋸板4の回転停止機構などは、図1ないし図8の実施
形態と同じように考えることができる。
【0023】図12は別の実施形態を示す正面図である。
この実施形態では、一箇所を切断した円環状の内歯鋸板
4を三分割したホルダー、すなわち下部ホルダー3Aと左
右の側面ホルダー3B,3Cとで支持する。下部ホルダー3A
及び側面ホルダー3B,3Cとで支持される内歯鋸板4は、
側面ホルダー3Bと3Cの間、切断部が図面上の上端位置で
停止するようにする。また、側面ホルダー3B,3Cは支持
軸28,28によって支持し、図13に示すように、下端部
を支点として側面ホルダー3Bと3Cとが内歯鋸板4の異な
る面方向に回動できるようにしている。
【0024】この構成とすることによって、図12に示す
状態において左右の側面ホルダー3Bと3Cを、異なる方向
に回動させると一箇所で切断されている内歯鋸板4に捩
じれ力を生じ、切断部29が面方向に移動して開放され
る。この開放部分から被切断物を内歯鋸板4の内部に導
入し、左右の側面ホルダーをもとに戻して内歯鋸板4が
完全な円環状に復元した状態で被切断物を切断すること
ができる。図12では、内歯鋸板4の駆動手段を省略して
いるが、先に述べたように歯車や摩擦車で実現すること
ができる。また、内歯鋸板4の切断部には、例えば図6
に示す切断面形状のような係合手段を設け、復元位置に
おいて完全な円環形状が維持されるようにする。さら
に、左右の側面ホルダー3Bと3Cには、例えば図13に二点
鎖線で示す牽引手段もしくはリンク機構(図示していな
い)などによる押圧手段で、左右の側面ホルダー3Bと3C
に異なる方向の力が付与されるようにする。もっとも、
側面ホルダー3Bと3Cは単なるカバーとして機能し、下部
ホルダーと回動自在に軸支し、内歯鋸板4の弾性力によ
ってその円環形状を維持するものとすることもできる。
このようなものでは、内歯鋸板4の切断部付近や側面ホ
ルダー3B,3Cの一部に被切断物を押圧して内歯鋸板4の
切断部29を開放させる。
【0025】図14に示す実施形態は、図12に示す実施形
態と同様に一箇所を切断した円環状の内歯鋸板4を三分
割したホルダー、すなわち下部ホルダー3Aと左右の側面
ホルダー3B,3Cとで支持している。図14に示す実施形態
は、下部ホルダー3Aと側面ホルダー3B,3Cとを外周縁部
分の支持軸30,30によって軸支し、側面ホルダー3B,3C
が二点鎖線で示すように外方に開放され、内歯鋸板4が
露出する。この状態で内歯鋸板4の切断部29を挟んで右
側と左側に異なる面方向の力が作用すると、内歯鋸板4
が捩じれて切断部29が開放され、この開放部から被切断
物を内歯鋸板4内に導入することができる。切断部29を
開放させるには、例えば切断部29付近の片側を被切断物
(例えば木の枝)に押しつけることによって内歯鋸板4
の弾性力に抗して切断部29が開放される。切断部29を開
放させるために、内歯鋸板4の表面を面方向に押圧する
別の押圧手段を設けるものであってもよい。
【0026】その他、図14には内歯鋸板4の回転駆動手
段や定位置でのロック手段などの記載を省略している
が、図1に記載の回転駆動手段などを付加することがで
きるものである。なお、図14において31は左右の側面ホ
ルダー3B,3Cを開閉するためのリンク機構の一例を示す
ものである。側面ホルダー3B,3Cを開閉するにあたっ
て、内歯鋸板4の回転を切断部が定位置(図面では上
端)にきたときに停止させ、この定位置を下部ホルダー
3Aによって維持させることは、図12の実施形態の場合と
同様である。
【0027】図1などに示す実施形態では、支持杆1の
先端に取付台2を固定し、この取付台2に一対のホルダ
ー3,3を装着したものを例示しているが、本発明は例
えば取付台2を把手部分として手持ち式の鋸として、あ
るいは取付台2が作業台などに固定される、工作用の鋸
としても実施することもできる。本発明の回転式内歯鋸
を使用するには、例えば高い位置の枝を切る場合に、図
2に示すようにホルダーを開いて枝を内歯B内に位置さ
せ、鋸全体を所望の切断位置に移動させて内歯鋸板を回
転駆動して切断する。切断位置が被切断物の端部から近
い場合は、ホルダーを開かずに面方向に鋸又は被切断物
を移動させて使用することもできる。
【0028】
【発明の効果】請求項1記載の本発明回転式内歯鋸によ
れば、木工作業や植木,樹木の剪定作業や枝打ち作業と
いった汎用性のある鋸として、特に高枝剪定用の鋸とし
て回転式内歯鋸を実用化することができる。本発明回転
式内歯鋸では、内歯内に通した被切断物を任意の外周方
向から正確に切断することができるという特長があり、
例えば高枝剪定用の鋸として樹木の枝打ち作業に利用す
ると、従来の高枝剪定鋸では考えられなかった高所にあ
る枝を上方から下方に切断するといった切断方法を始
め、状況に応じた任意所望の方向から枝の付け根を残す
ようなことなく正確に切断することができる。
【0029】請求項2ないし4記載の発明においては、
請求項1記載の発明を具体的に効率よく実用化すること
ができる。
【0030】請求項5及び6記載の発明によれば、一枚
の内歯鋸板を二分割することなく一箇所を切断した状態
で請求項1記載の発明と同様に、木工作業や植木,樹木
の剪定作業や枝打ち作業といった汎用性のある鋸とし
て、特に高枝剪定用の鋸として回転式内歯鋸を実用化す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ホルダーを閉じた切断可能な状態を示す、回転
式内歯鋸の一例を示す正面図、
【図2】ホルダーを開いた状態の回転式内歯鋸の一例を
示す正面図、
【図3】図1のIII-III 線拡大断面図、
【図4】本発明に利用する内歯鋸歯板の一例を示す正面
図、
【図5】ホルダーの開閉構造の一例を示す正面図、
【図6】図1のVI-VI 線断面図
【図7】本発明に利用する内歯鋸歯板の他の一例を示す
正面図、
【図8】図7のVIII-VIII 線拡大断面図、
【図9】ホルダーの開閉機構の変形例を示す正面図、
【図10】図9の右側面図、
【図11】さらに別のホルダーの開閉機構の変形例を示
す正面図、
【図12】本発明の別の実施形態を示す正面図、
【図13】図12の側面図、
【図14】本発明のさらに別の実施形態を示す正面図。
【符号の説明】
1…支持杆、 2…取付台、 3…ホルダー、 3a…下
部ホルダー、 3b,3c…側面ホルダー、 4…内歯鋸歯
板、 4a,4b…分割内歯鋸歯板、 5…板バネ、6…係
合孔、 7…係合部、 8…係合突起、 9…ラック、
10…ピニオン、11…フレキシブルシャフト、 12…減
速機、 13…ガイド溝、 14…内周案内面、 15…回転
ローラー、 16…ガイド壁、 17…ブレーキ片、 18…ロ
ック爪、19…切欠部、 20…孔、 21…開閉ネジ、 22
…ピニオン、 23,24…支持軸、25…開閉ギアー、 26
…開閉駆動ギアー、 27,28,30…支持軸、 29…切断
部、 31…リンク機構、 A…被切断物、 B…内歯、
C…フリクションゾーン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01G 3/08 503 B23D 45/00 - 45/04 B27B 1/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開閉自在とした一対のホルダーに二分割し
    た円環状の内歯鋸板の外周部を支持させ、ホルダーを閉
    じた状態で二分割した内歯鋸板を円環状に維持せしめて
    回転駆動するとともに、内歯鋸板をホルダーに対する定
    位置で停止させ、該停止位置において左右のホルダーに
    それぞれ二分割した内歯鋸板の一方を保持して開閉する
    ようにしたことを特徴とする回転式内歯鋸。
  2. 【請求項2】左右一対のホルダーは、下端部を内歯鋸板
    の面と直交する方向の支持軸によって取付台に支持し、
    左右のホルダーが下端部を支点として内歯鋸板の面と平
    行な方向に左右に開閉する請求項1記載の回転式内歯
    鋸。
  3. 【請求項3】左右いずれか一方のホルダーは、その下端
    部を内歯鋸板の面と平行な横方向の支持軸によって取付
    台に支持し、該ホルダーを内歯鋸板の面と直交する方向
    に回動させてなる請求項1記載の回転式内歯鋸。
  4. 【請求項4】左右一対のホルダーは、その下端部を内歯
    鋸板の面と平行な縦方向の支持軸によって取付台に支持
    し、左右一対のホルダーをそれぞれ支持軸を支点として
    回動させてなる請求項1記載の回転式内歯鋸。
  5. 【請求項5】一箇所を切断した円環状の内歯鋸板の外周
    部を、少なくとも外周の一箇所が分離しているホルダー
    によって支持し、内歯鋸板が円環の平面状態を維持する
    状態で回転駆動するとともに内歯鋸板はホルダーの分離
    位置と内歯鋸板の切断位置が一致する位置で停止させ、
    分離位置で対向するホルダーの両側部が内歯鋸板の面と
    直交し、相対的に異なる方向に移動して内歯鋸板の切断
    部を開閉可能としたことを特徴とする回転式内歯鋸。
  6. 【請求項6】一箇所を切断した円環状の内歯鋸板の外周
    部を、複数に分割したホルダーで支持し、複数に分割し
    たホルダーの一部のホルダーで内歯鋸板を保持するとと
    もに分割したホルダーの一部のホルダーを開閉自在とし
    て内歯鋸板を露出させ、露出する内歯鋸板の切断位置に
    おいて内歯鋸板の面と直交する方向の力で切断箇所を開
    閉可能としたことを特徴とする回転式内歯鋸。
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