JP3366874B2 - ロータリーポンプ - Google Patents

ロータリーポンプ

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JP3366874B2
JP3366874B2 JP10163499A JP10163499A JP3366874B2 JP 3366874 B2 JP3366874 B2 JP 3366874B2 JP 10163499 A JP10163499 A JP 10163499A JP 10163499 A JP10163499 A JP 10163499A JP 3366874 B2 JP3366874 B2 JP 3366874B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液状食品の輸送に
好適なロータリーポンプに関し、特に該ロータリーポン
プのローターと該該ローターを駆動させるための駆動源
との連結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のロータリーポンプにおいて、最新
の従来技術としては、本件特許出願人が開発した実用新
案登録第2563865号公報に開示される発明があ
る。
【0003】この従来技術と本発明とはロータリーポン
プとしての共通の構造があるので、従来技術を詳細に説
明することによって、本発明との相違点を明確にする。
【0004】図4および図5は、上記従来技術を示すも
ので、これらの図において、1A,1Bはローターで、
各ローター1A,1Bには、一端面中央部に短軸からな
るローター軸2が突設されていて、このローター軸2に
その端面から凹入するようねじ孔3が同心状に設けら
れ、そして外周部にポンプ歯部4が一体形成されてい
る。
【0005】6はポンプケーシングであって、一端面側
に前記ローター1A,1Bのポンプ歯部4,4が遊嵌回
動するポンプ室7を凹入形成し且つこのポンプ室7に連
通する吸入口8及び吐出口9を形成したケーシング本体
10と、前記ローター1A,1Bの端面に沿って面一状
を成して前記ケーシング本体10にボルトナット20で
着脱自在に取り付けられるケーシングカバー11とから
構成されている。
【0006】12は、各ローター1A,1Bに対応して
設けられた中空状のローター駆動軸で、駆動軸用ギアボ
ックス13内で軸受14によって回転可能にして且つ軸
方向移動不能に支承されている。15は、各中空状ロー
ター駆動軸12A,12Bの中空部16内にその一端か
ら他端に亘り挿通されるローター締結用ボルトで、当該
ローター駆動軸15の一端面にボルト頭15aが係止さ
れる。
【0007】各ローター駆動軸12の先端中空部分16
aは各ローター1A,1Bのローター軸2に外嵌合され
ると共に、このローター軸2のねじ孔3に前記ローター
締結用ボルト15の先端ねじ部15bが螺合締結され
る。
【0008】また、図4において、17は伝動軸用ギア
ボックスで、該ボックス内で軸受18,19を介して伝
動軸21が回転自在に支承され、モーター(図示省略)
に連結され、この伝動軸21にはギア22が取付けられ
ている。13は駆動軸用ギアボックスで、該ボックス内
には一対のローター駆動軸12A,12Bを互いに同調
して反対方向に回転伝達するためのギア23a,23b
と、前記伝動軸21に取り付けられたギア22に噛み合
うギア23cとが設けられている。従って、伝動軸21
に伝達されるモーターの駆動力はギア22、23cを介
して一方のローター駆動軸12Aに伝達され、該ロータ
ー駆動軸12Aの駆動力はギア23a,23bを介して
他方のローター駆動軸12Bに伝達される。
【0009】上記のような構成のロータリーポンプを組
立てるには、各ローター1A,1Bのポンプ歯部4をケ
ーシング本体10のポンプ室7内に嵌合すると共に、各
ローター軸2を、ギアボックス13内に支承されている
各中空状ローター駆動軸12の先端中空部分16aに嵌
合する。そして、各ローター駆動軸12内にその一端か
らローター締結用ボルト15を挿入し、その先端ねじ部
15bを前記ローター軸2のねじ孔3に螺合して、ボル
ト頭15aをスパナなどの回転操作具で回転し締付ける
ことにより、各ローター1A,1Bをローター駆動軸1
2側に引き付けて締結固定する。
【0010】上記のようにして組立てたロータリーポン
プにおいて、図示しないモーターの回転力が伝動軸21
に伝達され、この伝動軸21を介して回転される両ロー
ター駆動軸12は両ローター1A,1Bを図5に矢印で
示すように互いに逆方向に同調回転駆動することによっ
て、それぞれポンプ室7内を回動するポンプ歯部4の働
きで、吸入口8から液体がポンプ室7内に吸引されると
共に、加圧されて吐出口9へ送り出されることになる。
この場合、ケーシングカバー11の内側面全体がロータ
ー1A,1Bの外端面と面一を成す平坦面で、ローター
1A,1Bとの間に凹み部分を形成するところがないた
め、ポンプ室内を流動する輸送液体が滞留を生ずる虞が
ない。従って、ポンプ室7内の洗浄も簡単容易に行うこ
とができる。
【0011】また、ローター1A,1Bを取外す場合に
は、ボルトナット20を操作してケーシングカバー11
を取り外した後、ローター締結用ボルト15を緩めるだ
けで、簡単容易にローター1A,1Bを取外すことがで
きる。
【0012】上記の構造より明らかなように、中空状ロ
ーター駆動軸12の中空部に挿通されたローター締結用
ボルト15は、その先端ねじ部15bをローター1A
(1B)にねじ込んだ状態で後端部のボルト頭15aを
回転操作具で操作して回転させ、該ローター締結用ボル
ト15によってローター1Aを後部側に引き寄せ、その
ボルト頭15aを中空状ローター駆動軸12の端面に係
止させるようにしており、また分解時には、ボルト頭1
5aを回転操作具で操作してローター締結用ボルト15
を緩めるだけで、簡単容易にローター1A,1Bを取外
すことができるようになっている。
【0013】このために、このボルト頭15aの付近
は、該ボルト頭15aをスパナやドライバー等の回転操
作具で操作する必要があるため、この部分に中空状ロー
ター駆動軸12を駆動させるためのモーター側伝動軸を
直結あるいは適当な連結手段を介して取り付けることは
構造上不可能であった。
【0014】従って、従来では駆動軸用ギアボックス1
3とは別に伝動軸用ギアボックス17を設け、これにモ
ーター側の伝動軸21を取り付け、該伝動軸21に取り
付けたギア22と駆動軸側ギアボックス13に内蔵した
ギア23aを介してローター駆動軸12に駆動力を伝達
する必要があった。
【0015】上記の説明より明らかなように、従来にあ
っては、上述のようにローター駆動用の一対のローター
駆動軸12A,12Bの他に、モーターの回転力をロー
ター駆動軸12A,12Bに伝達するための伝達軸21
の合計で少なくとも3軸を設ける必要があった。それが
ために当然のことながら構造が複雑になっていた。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の難点に鑑み、上述の従来技術の利点、即ち分解や組
立が容易であるという特徴を生かしながら、上述のモー
ター側の伝動軸を省略することによって構造を簡単に構
成し、これによって、この種のロータリーポンプを可及
的に安価に製作することを目的とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
に、請求項1に係る発明は、ポンプケーシング30内で
各ローター31のポンプ歯部32が互いに係合して逆方
向に同調回転する一対のローター31と、該ポンプケー
シング30に隣接するギアボックス33内で前記一対の
ローター31と一体回転するよう支承される一対の中空
状のローター駆動軸34と、この各中空状ローター駆動
軸34の中空部35に挿通されて当該駆動軸34の外端
面で前記一対のローター31と一対の中空状ローター駆
動軸34とを互いに引張固定する一対のローター引張固
定ボルト36とを備え、前記各中空状ローター駆動軸3
4は、ギアボックス33内で夫々に設けた同調駆動用ギ
ヤー37,38が噛み合って互いに逆方向に同調回転す
るようになっているロータリーポンプにおいて、前記両
中空状ローター駆動軸34(34A,34B)のうち、
一方の中空状駆動軸34Aはギアボックス33より外部
側に延びて、この延長駆動軸部39に前記引張固定ボル
ト36を操作するための操作用空間40を有する筒枠状
の伝動用カップリング41が一体回転可能に連結されて
なることを特徴とするものである。
【0018】また請求項2に係る発明は、前記ポンプケ
ーシング30は、前記一対のローター31を収容するポ
ンプ室42を有するケーシング本体43と、前記一対の
ローター31の端面に沿って面一状を成すケーシングカ
バー44とからなる請求項1記載の構成からなるもので
ある。
【0019】また請求項3に係る発明は、前記ローター
31と前記中空状ローター駆動軸34とはスプライン4
5,46結合により一体回転可能となっており、前記ロ
ーター引張固定ボルト36は、ケーシングカバー44側
からローター31を貫通して前記中空状ローター駆動軸
34に挿通されるようになっており、該ボルト36の嵌
合終端部に設けた鍔部47をローター31のケーシング
カバー44側端面に凹設した凹部48に係合させるよう
になっている請求項1または2記載の構成からなるもの
である。
【0020】また請求項4に係る発明は、前記ローター
31と前記中空状ローター駆動軸34とはスプライン4
5,46結合により一体回転可能となっており、前記ロ
ーター引張固定ボルト36は前記ローター31と一体形
成されて、該ボルト36が前記中空状ローター駆動軸3
4に挿通されるようになっている請求項1または2記載
の構成からなるものである。
【0021】また請求項5に係る発明は、前記中空状ロ
ーター駆動軸34に挿通される前記ローター引張固定ボ
ルト36には、当該中空状駆動軸34の外端面で係止さ
れる引張固定ナット49が螺合されてなる請求項3また
は4記載の構成からなるものである。
【0022】また請求項6に係る発明は、前記中空状ロ
ーター駆動軸12に挿通される前記ローター引張固定ボ
ルト15の一端部には当該中空状駆動軸12の外端面で
係止されるボルト頭15aを有し、他端部にはローター
1に設けたねじ孔3に螺合されるねじ部15bを有する
請求項1または2記載の構成を採用してなるものであ
る。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施の形態を
示すもので、ロータリーポンプの構成は基本的には図4
および図5に示す従来技術と同じである。即ち、ポンプ
ケーシング30は、一端面側に一対のローター31(3
1A,31B)を収容し、夫々一体形成したポンプ歯部
32が遊嵌回動するポンプ室42を凹入形成し且つこの
ポンプ室42に連通する吸入口50及び吐出口51を形
成したケーシング本体43と、前記一対のローター31
の端面に沿って面一状を成して前記ケーシング本体43
にボルト52で着脱自在に取り付けられるケーシングカ
バー44とから構成されている。
【0024】そして一対のローター31に夫々中空状ロ
ーター駆動軸34(34A,34B)と該駆動軸34の
中空部35にローター引張固定ボルト36を取り付ける
点は従来技術と同じであるが、その具体的な取付構造を
異にし、本発明にあっては、スプライン内周面45を形
成した貫通孔53と該貫通孔53に連通して該貫通孔5
3より径大でケーシングカバー44側に開口する凹部4
8を夫々のローター31に形成し、一対の中空状ロータ
ー駆動軸34の先端部を前記貫通孔53のスプライン内
周面45に係合するスプライン軸46に形成して、該ス
プライン軸46を貫通孔53に嵌合することによってロ
ーター31と中空状ローター駆動軸34とが正確に同心
状に心合わせされた状態で一体回転するように結合され
る。
【0025】そして、ローター31に形成した前記凹部
48に係嵌する鍔部47を一体形成したローター引張固
定ボルト36をケーシングカバー44側から挿入して、
該ローター引張固定ボルト36を中空状ローター駆動軸
34の中空部35を挿通し、該ボルト36の後端部を中
空状ローター駆動軸34の外端面から露出させ、この露
出端に引張固定ナット49をねじ込んで該ナット49を
中空状ローター駆動軸34の後部外端面に係止させ、こ
れによってローター31を中空状ローター駆動軸34側
に引き寄せ、その先端部内端面に強固に当接させて固定
し、適宜ロックナット57をねじ込むようになってい
る。なお、前記鍔部47が凹部48に係嵌した状態で、
該鍔部47とローター31とがケーシングカバー44に
対して面一に形成されている。なお、引張固定ナット4
9は、これを座金に代えて、この座金49をローター引
張固定ボルト36に嵌合し、ロックナット57を引張固
定ナットとして、該引張固定ナット57を座金49を介
してローター引張固定ボルト36にねじ込むようにして
もよいことは勿論である。
【0026】なお、上記の実施形態にあっては、ロータ
ー引張固定ボルト36は、その先端部に前述の鍔部47
を設け、これをローター31に設けた凹部48に係嵌す
るようになっているが、図3に示すように、ローター3
1に対してローター引張固定ボルト36がT字状に一体
に突設するように形成してもよい。
【0027】上記一対の中空状ローター駆動軸34(3
4A,34B)は、ポンプケーシング30に隣接するギ
アボックス33(ハウジイング54)で軸受55,56
に支承され、且つ該ギアボックス33内で、夫々に設け
た同調駆動用ギヤー37,38が噛み合うことによって
同調して互いに逆回転するようになっている。
【0028】そして上記中空状ローター駆動軸34(3
4A,34B)のうち、一方の中空状ローター駆動軸3
4Aは、ギアボックス33の外部側に多く延設されてお
り、この延長駆動軸部39に、本発明の特徴とする筒枠
状の伝動用カップリング41が連結されるようになって
いる。
【0029】即ち、該伝動用カップリング41は、図2
に示すように周囲に大きな操作用窓58を有する筒枠状
のカップリング本体59と、その一端部に突設した連結
用のボス孔60と、他端部の伝動部材側カップリング6
1を連結するための連結枠62と、該連結枠62に適宜
貫設した操作用窓63および連結用孔64とからなり、
延長駆動軸部39にカラー65を適宜嵌合してから伝動
用カップリング41の連結用ボス孔60を嵌合し、両者
間に設けたキー溝66とキー67とでキー結合し、且つ
延長駆動軸部39の外周面に設けたねじ部39aに連結
ナット68をねじ込むことによって、延長駆動軸部3
9、即ち中空状ローター駆動軸34と伝動用カップリン
グ41とは一体回転するように連結される。またモータ
ー側に連結される伝動部材69はボルトナット70とこ
れが嵌合連結される連結枠62の連結用孔64とこれに
嵌合される緩衝連結部材71とによって伝動部材側カッ
プリング61を介して伝動用カップリング41に連結さ
れる。なお、上記の説明から明らかなように、前述の引
張固定ナット49とロックナット57は、延長駆動軸部
39にあっては、当然のことながら前述の伝動用カップ
リング41を取り付けた後で、ローター引張固定ボルト
36にねじ込まれることになる。
【0030】ロータリーポンプを駆動させる場合には、
モーター側に連結される伝動部材69の回転力は伝動部
材側カップリング61を介して、伝動用カップリング4
1に伝達され、該カップリング41はこれに直結される
一方側の中空状ローター駆動軸34Aを回転させ、また
一対の同調駆動用ギヤー37,38を介して他方の中空
状ローター駆動軸34Bを回転させ、これによって一対
のローター31は互いに反対方向に同調回転することに
なる。
【0031】そして、その回転途上でケーシング本体4
3とケーシングカバー44とは面一状態に対向している
から、この部分に搬送される液体が滞留することがなく
衛生的であり、分解する際には、伝動用カップリング4
1は中空状ローター駆動軸34に取り付けた状態で、作
業者は伝動用カップリング41の操作用窓58または6
3から操作用空間40にスパナやドライバー等の回転操
作具を挿入し、この空間40でローター引張固定ボルト
36にねじ込んでいる引張固定ナット49とロックナッ
ト57を取り外すことが容易にできることになり、ケー
シングカバー44をボルトナット20を弛めてケーシン
グカバー44をケーシング本体43から取り外すことに
よって、ローター31とローター引張固定ボルト36と
を一緒に、また図3に示す実施形態にあっては、ロータ
ー引張固定ボルト36とローター31とを一体に、外部
に引き抜くことができ、これによってポンプ室42を簡
単に分解して清掃作業を行うことができる。
【0032】また組み立てる場合にも、ギアボックス3
3に支承されている中空状ローター駆動軸34のスプラ
イン軸45にローター31のスプライン面46を係合さ
せるようにして貫通孔53を嵌合し、且つローター引張
固定ボルト36をケーシングカバー44側から中空状ロ
ーター駆動軸34の中空部35に挿通し、その後端部
で、作業者は伝動用カップリング41の操作用窓58ま
たは63から操作用空間40でローター引張固定ボルト
36に引張固定ナット(座金)49とロックナット57
(引張固定ナット)をねじ込むことによって容易に組み
立てることができる。
【0033】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、ポンプケ
ーシング内で各ローターのポンプ歯部が互いに係合して
逆方向に同調回転する一対のローターと、該ポンプケー
シングに隣接するギアボックス内で前記一対のローター
と一体回転するよう支承される一対の中空状のローター
駆動軸と、この各中空状ローター駆動軸の中空部に挿通
されて当該駆動軸の外端面で前記一対のローターと一対
の中空状ローター駆動軸とを互いに引張固定する一対の
ローター引張固定ボルトとを備え、前記各中空状ロータ
ー駆動軸は、ギアボックス内で夫々に設けた同調駆動用
ギヤーが噛み合って互いに逆方向に同調回転するように
なっているロータリーポンプにおいて、前記両中空状ロ
ーター駆動軸のうち、一方の中空状駆動軸はギアボック
スより外部側に延びて、この延長駆動軸部に前記引張固
定ボルトを操作するための操作用空間を有する筒枠状の
伝動用カップリングが一体回転可能に連結されており、
該伝動用カップリングを介して、中空状ローター駆動
軸、即ちローターを回転駆動することができると共に、
伝動用カップリングの操作用空間で前記ローター引張固
定ボルトを操作してロータリーポンプのポンプ室を簡単
に分解することができるようになっているため、従来の
ように中空状ローター駆動軸を回転駆動するための伝動
軸と伝動軸用ギアボックスを何ら必要とせず、即ち、従
来の少なくとも3軸からなる伝達駆動軸に対して2軸か
らなる駆動軸機構だげでよいから、それだけ構成が簡単
となって安価にこの種ロータリーポンプを製作すること
ができることになる。
【0034】また請求項2に係る発明によれば、前記ポ
ンプケーシングは、前記一対のローターを収容するポン
プ室を有するケーシング本体と、前記一対のローターの
端面に沿って面一状を成すケーシングカバーとからなる
ため、ケーシング内部、特にケーシングカバーの内側に
凹陥部等の奥深い袋状部がなくなり、従来のロータリー
ポンプにおけるような液体の滞留をなくすることがで
き、したがって滞留による液状食品の腐食、変質を抑え
ることができると共に、洗浄効果を大幅に改善すること
ができる。
【0035】また請求項3に係る発明によれば、前記ロ
ーターと前記中空状ローター駆動軸とはスプライン結合
により一体回転可能となっており、前記ローター引張固
定ボルトは、ケーシングカバー側からローターを貫通し
て前記中空状ローター駆動軸に挿通されるようになって
おり、該ボルトの嵌合終端部に設けた鍔部をローターの
ケーシングカバー側端面に凹設した凹部に係合させるよ
うになっているため、スプライン結合特有の強固な固定
力と軸心揺れを防止することができる。
【0036】また請求項4に係る発明によれば、前記ロ
ーターと前記中空状ローター駆動軸とはスプライン結合
により一体回転可能となっており、前記ローター引張固
定ボルトは前記ローターと一体形成されて、該ボルトが
前記中空状ローター駆動軸に挿通されるようになってい
るため、スプライン結合特有の強固な固定力と軸心揺れ
を防止することができると共に構造が簡単で安価に製作
することができる。
【0037】また請求項5に係る発明によれば、前記中
空状ローター駆動軸に挿通される前記ローター引張固定
ボルトには、当該中空状ローター駆動軸の外端面で係止
される引張固定ナットが螺合されてなるため、ローター
は中空状ローター駆動軸の内端面に強力に当接して両者
は互いに強固に連結される。
【0038】また請求項6に係る発明によれば、前記中
空状ローター駆動軸に挿通される前記ローター引張固定
ボルトの一端部には当該中空状駆動軸の外端面で係止さ
れるボルト頭を有し、他端部にはローターに設けたねじ
孔に螺合されるねじ部を有してなるため、前記請求項と
同じように、ローターは中空状ローター駆動軸の内端面
に強力に当接して両者は互いに強固に連結される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すロータリーポンプの
半縦断面正面図である。
【図2】同要部の斜視図である。
【図3】同要部の他の実施形態の正面図である。
【図4】従来技術を示すロータリーポンプの半縦断面正
面図である。
【図5】同従来技術を示すロータリーポンプと側面図で
ある。
【符号の説明】
30 ポンプケーシング 31 ローター 32 ポンプ歯部 33 ギアボックス 34 中空状ローター駆動軸 34A 中空状ローター駆動軸 34B 中空状ローター駆動軸 35 中空状ローター駆動軸の中空部 36 ローター引張固定ボルト 37 同調駆動用ギヤー 38 同調駆動用ギヤー 39 延長駆動軸部 40 操作用空間 41 伝動用カップリング 42 ポンプ室 43 ケーシング本体 44 ケーシングカバー 45 スプライン軸 46 スプライン面 47 鍔部 48 凹部 49 引張固定ナット 57 引張固定ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04C 15/00 F04C 2/18

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポンプケーシング内で各ローターのポンプ
    歯部が互いに係合して逆方向に同調回転する一対のロー
    ターと、該ポンプケーシングに隣接するギアボックス内
    で前記一対のローターと一体回転するよう支承される一
    対の中空状のローター駆動軸と、この各中空状ローター
    駆動軸の中空部に挿通されて当該駆動軸の外端面で前記
    一対のローターと一対の中空状ローター駆動軸とを互い
    に引張固定する一対のローター引張固定ボルトとを備
    え、前記各中空状ローター駆動軸は、ギアボックス内で
    夫々に設けた同調駆動用ギヤーが噛み合って互いに逆方
    向に同調回転するようになっているロータリーポンプに
    おいて、前記両中空状ローター駆動軸のうち、一方の中
    空状駆動軸はギアボックスより外部側に延びて、この延
    長駆動軸部に前記引張固定ボルトを操作するための操作
    用空間を有する筒枠状の伝動軸用カップリングが一体回
    転可能に連結されてなることを特徴とするロータリーポ
    ンプ。
  2. 【請求項2】前記ポンプケーシングは、前記一対のロー
    ターを収容するポンプ室を有するケーシング本体と、前
    記一対のローターの端面に沿って面一状を成すケーシン
    グカバーとからなる請求項1記載のロータリーポンプ。
  3. 【請求項3】前記ローターと前記中空状ローター駆動軸
    とはスプライン結合により一体回転可能となっており、
    前記ローター引張固定ボルトは、ケーシングカバー側か
    らローターを貫通して前記中空状ローター駆動軸に挿通
    されるようになっており、該ボルトの嵌合終端部に設け
    た鍔部をローターのケーシングカバー側端面に凹設した
    凹部に係合させるようになっている請求項1または2記
    載のロータリーポンプ。
  4. 【請求項4】前記ローターと前記中空状ローター駆動軸
    とはスプライン結合により一体回転可能となっており、
    前記ローター引張固定ボルトは前記ローターと一体形成
    されて、該ボルトが前記中空状ローター駆動軸に挿通さ
    れるようになっている請求項1または2記載のロータリ
    ーポンプ。
  5. 【請求項5】前記中空状ローター駆動軸に挿通される前
    記ローター引張固定ボルトには、当該中空状駆動軸の外
    端面で係止される引張固定ナットが螺合されてなる請求
    項3または4記載のロータリーポンプ。
  6. 【請求項6】前記中空状ローター駆動軸に挿通される前
    記ローター引張固定ボルトの一端部には当該中空状駆動
    軸の外端面で係止されるボルト頭を有し、他端部にはロ
    ーターに設けたねじ孔に螺合されるねじ部を有する請求
    項1または2記載のロータリーポンプ。
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