JP3366526B2 - 三次元造形方法およびそれに用いる装置 - Google Patents

三次元造形方法およびそれに用いる装置

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JP3366526B2 JP14677096A JP14677096A JP3366526B2 JP 3366526 B2 JP3366526 B2 JP 3366526B2 JP 14677096 A JP14677096 A JP 14677096A JP 14677096 A JP14677096 A JP 14677096A JP 3366526 B2 JP3366526 B2 JP 3366526B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、液体材料を固化
した所定形状の造形剤層を積層していくことにより、任
意の三次元造形物を形成する三次元造形方法およびそれ
に用いる装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、造形用の材料を複数の層状に
積層して造形を行う三次元造形方法として、種々の方法
がある。このような三次元造形方法の中に、スラリー状
の造形材料を台部上に流し込んで固化したのち所定の形
状に切削加工し、切削除去された不要部分に補助剤を充
填する。そして、その層の上部に他の層を形成し、これ
を所定の形状に切削加工するといったことを繰り返した
のち補助剤層を除去することにより三次元造形物を造形
する方法がある。
【0003】また、シートや板状の造形材料を用いる造
形方法として、台部上に載置した造形材料に造形物の輪
郭形状の切り目を入れるとともに、不要部分にはのちに
除去しやすいように格子状の切り目を入れる。そして、
その造形材料の上部にさらに他の造形材料を接着しこれ
にも所定の切り目を入れるといったことを繰り返したの
ち不要部分を除去することにより三次元造形物を造形し
ていくといった方法もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
うち、前者の方法では、各層の厚みを均一にすることが
難しいため寸法精度のよい造形物を造形しにくいという
問題や、各層の上下面を平面状にするためには精度のよ
い切削加工を各層の全面に施す必要があり、加工作業が
煩雑になるという問題がある。さらに、造形後に補助剤
を除去しなければならないため、密閉状態の空間部を有
する形状の造形物の造形はできないという問題や工程数
が多くなるという問題もある。
【0005】また、後者の方法では、各層を均一な厚み
にすることが容易であるため寸法精度のよい造形物が簡
単に得られるという利点を有しているが、造形材料とし
て、例えば、紙を用いた場合、造形物の形状によって
は、中空部に相当する不要部分の除去が困難になった
り、除去不可能になったりする場合が生じる。このた
め、造形物本体の精度よりもむしろ不要部分の除去を考
慮した切り目を入れなければならないという制限を受け
るという問題がある。
【0006】この発明は、このような事情に鑑みなされ
たもので、一層の厚みを精度よく調節でき、各層の上面
および下面をそれぞれ正確な平面状に形成でき、かつ、
不要部分の除去作業が不要になり、さらに、どのような
形状の造形物でも簡単に造形が行える三次元造形方法お
よびそれに用いる装置の提供をその目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明の発明者は種々の研究をし、上記の問題点
を克服するには、補助剤を使用しない造形方法が効果的
であることに着目し、この発明を完成した。
【0008】この発明では、造形剤として非流動性の液
状造形剤を用い、この液状の造形剤を吐出する造形剤供
給部のノズルを細径に形成している。そして、この細径
のノズルで所定の形状の層になるように液状の造形剤を
台部上に供給し、この層を平面状の押圧部で押圧し層の
上面を平面にしたのち固化するようにしている。また、
その押圧部による層の押圧の際の押圧部または台部の高
さを測定しその高さデータから次層造形時の台部からの
ノズルの高さを算出し適正な高さから造形剤が供給され
るようにしている。
【0009】なお、上記クレームに記載した液状の造形
剤の非流動性は、台部上または台部上に形成された造形
剤の固化層の上に供給された液状の造形剤が流れてしま
い一定の形状を維持できないといったことがなく、ある
程度、供給時の形状を保つことができるようなものをい
い、多少の流動性のある造形剤であってもこのクレーム
に含まれるものとする。
【0010】
【発明の実施の形態】すなわち、この発明は、従来例の
ように、造形剤層における切削除去した不要部分に補助
剤を充填しその上部にさらに他の層を形成していくこと
により造形したり、シートや板状の材料を用いて所定箇
所を切断しながら接着積層し、最後に不要部分を除去す
ることにより造形するというものではなく、補助剤層と
なる部分や不要となる部分には始めから材料を積層せ
ず、非流動性の液状造形剤を所定の造形部分のみに積層
しながら造形を行うようになっている。
【0011】そして、台部上や台部上に形成された造形
剤の固化層の上に供給された液状の造形剤を固化する前
に、この液状の造形剤層を平面状の押圧部で押圧してそ
の層の上面を平面状に仕上げるとともに、その層を均一
な厚みの層にするようになっている。そののち、この均
一な厚みでかつ上面が平面状になった液状の造形剤層を
固化するようになっている。
【0012】したがって、補助剤や不要部分の除去作業
は全く不要になり、工程数が大幅に減少するとともに、
作業が極めて簡単になる。また、押圧部で押圧すること
によって、造形剤層の上面を平面状にするため、従来の
ような切削加工により平面状にする方法と比べると、平
面度がより正確になるとともに、平面加工作業も簡単に
なる。
【0013】また、平面板が造形剤層を押圧する際、そ
の押圧部または台部の高さを測定しその測定データから
次層造形時の台部からのノズルの高さを算出しその高さ
から造形剤が供給されるように制御するようにしてい
る。これによって、造形剤が吐出される際の落下距離が
常に一定の適正距離に維持され精度のよい造形が可能に
なる。つぎに、実施例にもとづいて、この発明さらにを
詳しく説明する。
【0014】
【実施例】
実施例1 図1は、この発明の一実施例による三次元造形装置1を
示している。図において、2は、下面中央部に取り付け
られた伸縮ねじ3を介してモータ4の作動によりZ(上
下)方向に移動可能な台部である。5は、その台部2の
上面に取り付けられた受け台であり、上面が水平な平面
状に形成されている。
【0015】また、6は、受け台5の上方に設けられ、
受け台5の上面に対してX(左右),Y(前後),Z方
向に移動可能になった造形剤供給部であり、下端部に内
径0.18mmの細径ノズル7が垂設されている。この造
形剤供給部6の内部にはゲル状の接着剤(アルファ技研
社製のアルテコジェル(商品名))からなる造形剤が充
填されており、この造形剤は、造形剤供給部6の上部側
に連結されたコンプレッサー(図示せず)の作動によ
り、細径ノズル7を介して下方に吐出されるようになっ
ている。
【0016】また、この際の、吐出圧力はコンプレッサ
ー側に設けられたディスペンサーおよびレギュレーター
(図示せず)の作用によって所定の大きさに制御される
ようになっている。好ましいのは、空気圧を4kg/cm2
度になるように制御することで、この場合、ノズル7の
送り速度は4mm/sec程度にして造形剤を供給するように
する。
【0017】8は、三次元造形装置1の一端側に配設さ
れ、造形剤供給部6と共にX方向に移動できるととも
に、受け台5に対してX,Y,Z方向に移動可能な押圧
部である。この押圧部8はアルミ製の平面板からなり、
下面に非粘着性のコーティング層(東京シリコーン社製
のL−4101GN(品番)からなる)9が形成されて
いる。
【0018】10は、三次元造形装置1の一端側におけ
る押圧部8の下方に配設されたスプレーであり、その下
部側が硬化促進剤(アルファ技研社製 スプレープライ
マー(商品名))を収容するタンクに連結されている。
上記硬化促進剤はスプレー10から上方に向けて噴出さ
れて押圧部8の下面に塗布されるようになっており、押
圧部8が造形剤供給部6から吐出された造形剤に接触し
た際に、この造形剤を固化する。
【0019】なお、上記三次元造形装置1には、押圧部
8が造形剤層の上面に当接した際の、押圧部8の高さ
(押圧部8と台部2または受け台5の間の距離)を測定
する測定部が備わっており、その測定部が測定した値か
ら、次の層を形成する際の、造形剤供給部6の高さが算
出されるようになっている。例えば、細径ノズル7の下
端とすでに造形された接着剤層の上面との間隔がつねに
0.2mmになるように制御する等。
【0020】この構成において、造形物を造形する際に
は、まず、造形剤供給部6を、図1の状態から下方に移
動させて、細径ノズル7の下端と受け台5の上面との間
の距離が0.2mmになるようにする。ついで、コンプレ
ッサーを作動させ、造形剤を吐出させながら造形剤供給
部6をX,Y方向に移動させて、例えば、図2に示すよ
うな形状の層11を受け台5の上面に形成する。
【0021】つぎに、造形剤供給部6を上方に移動させ
るとともに、スプレー10を作動させて押圧部8の下面
に硬化促進剤を塗布する。そののち、造形剤供給部6お
よび押圧部8を三次元造形装置1の他端側に向けて移動
させ、押圧部8が受け台5の上方に位置するようにす
る。そして、押圧部8を下方に移動させ、図3に示すよ
うに、上記層11を軽く押圧し所定の厚みになるように
する。
【0022】この結果、上記層11の上面は、図4に示
すような曲面状から図5に示すような平面状になり、そ
の状態で、固化する。また、その際、受け台5に供給さ
れる造形剤の層は、予め設定された造形層の形状よりも
やや小さめにしておき、押圧部8の押圧によってX,Y
方向に若干広がり設定された形状になるようにしてお
く。
【0023】ついで、押圧部8を上方に移動させたの
ち、造形剤供給部6と共に一端側に向けて移動させ、図
1の状態にする(ただし、この場合、受け台5上には一
層の造形剤層が形成されている)。そして、次に細径ノ
ズル7が造形剤を吐出する際の高さおよび押圧部8が造
形層を押圧する高さを0.2mmづつ高くしながら、上記
操作を繰り返して、図6に示すような造形物12を得る
ことができる。
【0024】なお、上記の場合、積層される層数が増え
るに従って、細径ノズル7が造形剤を吐出する際の高さ
および押圧部8の押圧高さを一定高さづつ上昇させるよ
うにしているが、細径ノズル7の吐出高さや押圧部8の
押圧高さは、一定にしておき、モータ4を作動させるこ
とにより、台部2の方を一定高さづつ下降させるように
してもよい。
【0025】このように、上記実施例では、従来例のよ
うな補助剤層の形成はせず、造形剤層のみの形成を行う
ようになっているため、補助剤や不要部分の除去作業が
全く不要になる。この結果、工程数が大幅に減少し、作
業も極めて簡単なものになる。また、押圧部8で押圧す
ることにより、造形剤層の上面を平面状にするため、簡
単な操作でより正確な平面度が得られるようになる。
【0026】また、細径ノズル7から吐出される造形剤
の落下距離が常に一定に保たれ、かつ、細径ノズル7の
送り速度が一定であるため、形成される層の厚みが一定
になり、精度のよい造形が可能になる。さらに、造形剤
がゲル状で流動性が小さいため、供給された所定位置か
ら他の位置に流れてしまうといったことが生じない。し
たがって、図6に示した造形物12のように、上部側が
幅広になった部分を含む造形物の造形も可能になる。な
お、この場合の最大オーバーハング角度(下層の端部と
上層の端部を結ぶ線の垂直線からの角度)は76度であ
った。
【0027】実施例2 図7に示した三次元造形装置15では、押圧部16が、
上部側に設けられた水冷式のラジエター17と、そのラ
ジエター17の下側に耐熱絶縁材18を介して配設され
内部にニクロム線が埋設された平面状のヒーター19
と、ヒーター19の下面に貼設されたテフロンテープか
らなる粘着防止材20とで構成されている。
【0028】そして、造形剤としては、熱可塑性樹脂、
例えば、ABS樹脂が使用され、実施例1の三次元造形
装置1にあるスプレー10や硬化促進剤の収容タンクは
設けられていない。それ以外の部分の構成については、
三次元造形装置1と同様である。したがって、同一部分
に同一符号を記している。
【0029】そして、造形の際には、まず、上記実施例
1と同様、造形剤供給部6から受け台5上に造形剤を吐
出させて最初の層を形成する。ついで、ヒーター19を
オンにして押圧部16の下面を加熱した状態で、その押
圧部16の下面を上記層の上面に当接させ、さらに押圧
する。これによって、その層は可塑性を維持した状態
で、押圧部16の押圧により平面状にされる。
【0030】つぎに、ヒーター19をオフにして加熱を
止め、同時にラジエター17を作動させて押圧部16の
下部側を冷却する。その結果、上記層は固化層となる。
そして、実施例1と同様、次層を形成する際の、細径ノ
ズル7と押圧部16または台部2の高さを調節しなが
ら、上記操作を繰り返すことにより、上記実施例1によ
って得られた造形物12と同様の造形物が得られる。
【0031】実施例3 図8に示した三次元造形装置21では、押圧部22が、
内部にニクロム線が埋設された平面状のヒーター23の
下面にテフロンテープからなる粘着防止材24を貼着し
て構成されている。そして、造形剤としては、熱硬化性
樹脂、例えば、エポキシ樹脂が使用される。それ以外の
部分の構成については、実施例2の三次元造形装置15
と同様である。したがって、同一部分に同一符号を記し
ている。
【0032】そして、造形の際には、造形剤供給部6か
ら受け台5上に造形剤を吐出させて最初の層を形成した
のち、押圧部22の下面をその層の上面に当接させ、さ
らに押圧する。これによって、その層を平面状にした状
態で、ヒーター23をオンにしてその平面状の層を加熱
固化する。ついで、次層を形成する際の、細径ノズル7
と押圧部22または台部2の高さを調節しながら、上記
操作を繰り返すことにより、所定の造形物が得られる。
【0033】実施例4 図9に示した三次元造形装置25では、押圧部26が、
光透過性の石英板で構成されその下面にフッ素によるコ
ーティング層27が設けられている。そして、造形剤と
しては、光硬化性樹脂が使用され、台部2の上方には紫
外線照射用のランプ28が配設されている。それ以外の
部分の構成については、実施例3の三次元造形装置21
と同様である。
【0034】造形の際には、造形剤供給部6から受け台
5上に造形剤を吐出させて最初の層29を形成したの
ち、押圧部26の下面をその層29の上面に当接させ、
さらに押圧する。これによって、上記層29は平面状に
なる。その状態で、図10に示すように、ランプ28を
オンにして、紫外線を押圧部26を透過させ、その平面
状の層29を照射し固化する。ついで、次層を形成する
際の、細径ノズル7と押圧部22または台部2の高さを
調節しながら、上記操作を繰り返すことにより、所定の
造形物が得られる。
【0035】なお、上記実施例1ないし4のすべての実
施例において、押圧部8,16,22,26がそれぞれ
三次元造形装置1,15,21,25の一端側に位置し
たときにその下面に対応する部分に、図11に示すよう
なゴム製のクリーニングブレード30を設けることが好
ましい。このクリーニングブレード30は、X方向に往
復移動できるようにして、適宜、押圧部8,16,2
2,26の下面に当接させた状態で、移動させることに
より、押圧部8,16,22,26の下面に付着した不
純物を除去するようにする。これによって、より質のよ
い造形物が得られるようになる。
【0036】
【発明の効果】この発明は、以上のように、細径のノズ
ルから非流動性の液状造形剤を所定の造形部分のみに供
給し、これを固化する前に、平面状の押圧部で押圧して
平面状したのち固化するようになっている。したがっ
て、補助剤や不要部分の除去作業がなくなり、工程数が
大幅に減少し、作業も極めて簡単になる。また、造形剤
層の上面を平面状にするための作業も簡単で平面加工の
精度も良好になる。
【0037】また、押圧部が造形剤層を押圧する際、そ
の押圧部または台部の高さを測定しその測定データから
次層造形時の台部からのノズルの高さを算出しその高さ
から造形剤が供給されるように制御するようにしている
ため、造形剤が吐出される際の落下距離が常に一定の適
正距離に維持され精度のよい造形が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による三次元造形装置を示
す構成図である。
【図2】台部上に形成された造形剤層を示す平面図であ
る。
【図3】押圧部で造形剤層を押圧する状態の三次元造形
装置を示す構成図である。
【図4】台部上に供給された造形剤の状態を示す切り欠
き正面図である。
【図5】台部上に供給された造形剤を押圧部で押圧する
状態を示す切り欠き正面図である。
【図6】造形物を示す正面図である。
【図7】実施例2による三次元造形装置を示す構成図で
ある。
【図8】実施例3による三次元造形装置を示す構成図で
ある。
【図9】実施例4による三次元造形装置を示す構成図で
ある。
【図10】押圧部で押圧された造形剤層に光照射を行っ
ている状態を示す三次元造形装置の構成図である。
【図11】クリーニングブレードの説明図である。
【符号の説明】
1,15,21,25 三次元造形装置 2 台部 6 造形剤供給部 7 ノズル 8,16,22,26 押圧部 10 スプレー 12 造形物 17 ラジエター 19,23 ヒーター 28 ランプ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−234888(JP,A) 特開 平5−345359(JP,A) 特開 平2−130132(JP,A) 特開 平4−288974(JP,A) 特開 平7−108610(JP,A) 特開 昭62−255124(JP,A) 特開 平3−158228(JP,A) 国際公開97/24217(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 67/00 B31D 5/00 - 5/04

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台部上面に、ノズルで液状の造形剤を所
    定形状の層状に供給しこの造形剤層を固化させたのち、
    さらにこの固化層の上面に液状の造形剤を供給し固化さ
    せるといったことを繰り返すことにより、複数層からな
    る造形物を得る三次元造形方法であって、上記ノズルを
    細径にするとともに、上記液状の造形剤として非流動性
    のものを用い、各造形剤層を固化する前にその層を平面
    状の押圧部で押圧し各造形剤層の上面を平面にし、か
    つ、その押圧の際の押圧部または台部の高さから次層造
    形時の上記台部からのノズルの高さを順次算出し適正な
    高さから造形剤が供給されるようにしたことを特徴とす
    る三次元造形方法。
  2. 【請求項2】 台部と、この台部上面に対して相対的に
    X,Y,Z方向に移動しその下端部に設けられた細径の
    ノズルからゲル状の接着剤からなる造形剤を上記台部上
    面に層状に供給する造形剤供給部と、上記台部上に供給
    された造形剤層の上面を押圧し平面状にする押圧部と、
    この押圧部における造形剤層押圧面に硬化促進剤を塗布
    し押圧部による造形剤層の押圧の際に造形剤層を固化さ
    せる塗布部と、上記押圧部が造形剤層の上面を押圧した
    際の押圧部または台部の高さを検出しその高さデータか
    ら次層形成時における台部からのノズルの高さを算出す
    る手段とを備えたことを特徴とする三次元造形装置。
  3. 【請求項3】 台部と、この台部上面に対して相対的に
    X,Y,Z方向に移動しその下端部に設けられた細径の
    ノズルから熱可塑性樹脂からなる造形剤を上記台部上面
    に層状に供給する造形剤供給部と、下端部が上記台部上
    に供給された造形剤層の上面を押圧し平面状にする押圧
    面に形成され内部に上記造形剤を可塑状態に維持させる
    加熱部とこの加熱部を冷却して上記造形剤層を固化させ
    る冷却部が設けられた押圧部と、この押圧部が造形剤層
    の上面を押圧した際の押圧部または台部の高さを検出し
    その高さデータから次層形成時における台部からのノズ
    ルの高さを算出する手段とを備えたことを特徴とする三
    次元造形装置。
  4. 【請求項4】 台部と、この台部上面に対して相対的に
    X,Y,Z方向に移動しその下端部に設けられた細径の
    ノズルから熱硬化性樹脂からなる造形剤を上記台部上面
    に層状に供給する造形剤供給部と、下端部が上記台部上
    に供給された造形剤層の上面を押圧し平面状にする押圧
    面に形成され内部に上記造形剤を固化させる加熱部が設
    けられた押圧部と、この押圧部が造形剤層の上面を押圧
    した際の押圧部または台部の高さを検出しその高さデー
    タから次層形成時における台部からのノズルの高さを算
    出する手段とを備えたことを特徴とする三次元造形装
    置。
  5. 【請求項5】 台部と、この台部上面に対して相対的に
    X,Y,Z方向に移動しその下端部に設けられた細径の
    ノズルから光硬化性樹脂からなる造形剤を上記台部上面
    に層状に供給する造形剤供給部と、上記台部上に供給さ
    れた造形剤層の上面を押圧し平面状にする光透過性材料
    からなる押圧部と、この押圧部が造形剤層を押圧する際
    に押圧部の上方から押圧部を通して光を照射し造形剤層
    を固化させる光照射部と、上記押圧部が造形剤層の上面
    を押圧する際の押圧部または台部の高さを検出しその高
    さデータから次層形成時における台部からのノズルの高
    さを算出する手段とを備えたことを特徴とする三次元造
    形装置。
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