JP3365460B2 - 樽状ビール容器 - Google Patents
樽状ビール容器Info
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- JP3365460B2 JP3365460B2 JP06489395A JP6489395A JP3365460B2 JP 3365460 B2 JP3365460 B2 JP 3365460B2 JP 06489395 A JP06489395 A JP 06489395A JP 6489395 A JP6489395 A JP 6489395A JP 3365460 B2 JP3365460 B2 JP 3365460B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、ビールを任意に取出
し得るようにした樽状ビール容器に関するものである。
し得るようにした樽状ビール容器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】ビールを収容する容器として、ビールを
大量に収容する木製の樽容器と、250〜500 ミリリット
ル入りの小型缶容器、500〜1000ミリリットル入りの中
型缶容器、１〜２リットル入りの大型缶容器等が知られ
ている。樽容器は一般に、製造元から飲食店に運ぶ際に
用いられ、飲食店に備えつけ、樽容器よりジョッキーに
ビールを注出し、客に届けていた。
大量に収容する木製の樽容器と、250〜500 ミリリット
ル入りの小型缶容器、500〜1000ミリリットル入りの中
型缶容器、１〜２リットル入りの大型缶容器等が知られ
ている。樽容器は一般に、製造元から飲食店に運ぶ際に
用いられ、飲食店に備えつけ、樽容器よりジョッキーに
ビールを注出し、客に届けていた。
【０００３】小型缶容器や中型缶容器に収容したビール
は、缶容器の端板に切取式の小蓋や切繋式の小蓋（プル
タブとも称する）を設け、端板の一部を開口して直接飲
料するか、開口部よりコップにビールを注出して飲料し
ていた。大型缶容器にあっては、容器口部にコック付き
の口栓を取付けるか、容器口部に逆止弁付きの口栓を取
付け、底を上向きに保持し、口栓よりジョッキーやコッ
プにビールを注出して飲料していた。（例えば特開昭57
-68396号公報、特開平4-18297号公報、特開平3-56256号
公報）
は、缶容器の端板に切取式の小蓋や切繋式の小蓋（プル
タブとも称する）を設け、端板の一部を開口して直接飲
料するか、開口部よりコップにビールを注出して飲料し
ていた。大型缶容器にあっては、容器口部にコック付き
の口栓を取付けるか、容器口部に逆止弁付きの口栓を取
付け、底を上向きに保持し、口栓よりジョッキーやコッ
プにビールを注出して飲料していた。（例えば特開昭57
-68396号公報、特開平4-18297号公報、特開平3-56256号
公報）
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】樽容器よりジョッキー
に注出するビールは、飲食店において注出されるため、
ビール飲料量の少ない下戸にあっては、ビールが無駄に
なる問題点があった。ビールを直接飲料する小中缶容器
にあっては、簡便であるが、酒席特有の快楽な雰囲気に
馴染まない問題点がある。コックを取付ける大型缶容器
にあっては、各人に合わせてビールを注出し得るが、コ
ックや口栓の取付けが面倒で、しかも持運びが不便であ
る等の問題点があった。
に注出するビールは、飲食店において注出されるため、
ビール飲料量の少ない下戸にあっては、ビールが無駄に
なる問題点があった。ビールを直接飲料する小中缶容器
にあっては、簡便であるが、酒席特有の快楽な雰囲気に
馴染まない問題点がある。コックを取付ける大型缶容器
にあっては、各人に合わせてビールを注出し得るが、コ
ックや口栓の取付けが面倒で、しかも持運びが不便であ
る等の問題点があった。
【０００５】樽容器には飲料欲を向上する特有の効果は
あるが、収容量が多いため移動性に乏しい問題点がある
し、缶容器は金属製であるため、印刷が施されていても
無味で、樽容器の如く雰囲気がない問題点があった。そ
こでこの発明は、従来技術の有するこのような問題点に
鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、
持運びが容易で、しかも任意に注出し得る樽状ビール容
器を提供することにある。
あるが、収容量が多いため移動性に乏しい問題点がある
し、缶容器は金属製であるため、印刷が施されていても
無味で、樽容器の如く雰囲気がない問題点があった。そ
こでこの発明は、従来技術の有するこのような問題点に
鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、
持運びが容易で、しかも任意に注出し得る樽状ビール容
器を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の樽状ビール容器は、樽状胴壁の下部に底壁
を、上部に開口部を設けた樽状容器本体と、容器本体の
開口部に着脱可能に密嵌する蓋体、及び蓋体に取付けた
コックから構成され、容器本体は樽状胴壁の中間部に偏
平部を設け、偏平部の上方に胴壁に連続する持手を設
け、樽状容器本体の底壁と蓋体の少なくも一方より内部
を透視し得るようにしたものである。樽状容器本体の内
部に有底内体容器を嵌合し、内体容器の広口部を蓋体で
密封することも可能である。
に、本発明の樽状ビール容器は、樽状胴壁の下部に底壁
を、上部に開口部を設けた樽状容器本体と、容器本体の
開口部に着脱可能に密嵌する蓋体、及び蓋体に取付けた
コックから構成され、容器本体は樽状胴壁の中間部に偏
平部を設け、偏平部の上方に胴壁に連続する持手を設
け、樽状容器本体の底壁と蓋体の少なくも一方より内部
を透視し得るようにしたものである。樽状容器本体の内
部に有底内体容器を嵌合し、内体容器の広口部を蓋体で
密封することも可能である。
【０００７】
【作用】樽状容器本体の胴壁に持手が形成されているの
で、内部にビールを入れても安定した状態で持運びがで
きるし、容器本体が樽状を成すので、外観が飛躍的に向
上する。しかも蓋体にコックが取付けてあるので、使用
者の趣向に応じて任意に注出し得るばかりか、蓋体は着
脱可能であるから、樽状ビール容器を反復して使用し得
る。樽状容器本体の底壁と蓋体の少なくも一方より内部
が透視し得るので、残量を確認しながら飲料し得る。
で、内部にビールを入れても安定した状態で持運びがで
きるし、容器本体が樽状を成すので、外観が飛躍的に向
上する。しかも蓋体にコックが取付けてあるので、使用
者の趣向に応じて任意に注出し得るばかりか、蓋体は着
脱可能であるから、樽状ビール容器を反復して使用し得
る。樽状容器本体の底壁と蓋体の少なくも一方より内部
が透視し得るので、残量を確認しながら飲料し得る。
【０００８】
【実施例】次に本発明による樽状ビール容器の構造を図
１と図３乃至図８に基づき説明すれば、樽状ビール容器
は樽状を成す容器本体１と、該容器本体１の開口部３に
着脱可能に嵌挿する蓋体６、及び蓋体６に取付けたコッ
ク９から構成するもので、容器本体１は樽状胴壁２の下
部に底壁４を一体成形し、上部に開口部３を設け、樽状
胴壁２の一部に持手11を形成し、容器本体１の底壁４と
蓋体６の少なくも一方より内部を透視し得るようにしも
のである。
１と図３乃至図８に基づき説明すれば、樽状ビール容器
は樽状を成す容器本体１と、該容器本体１の開口部３に
着脱可能に嵌挿する蓋体６、及び蓋体６に取付けたコッ
ク９から構成するもので、容器本体１は樽状胴壁２の下
部に底壁４を一体成形し、上部に開口部３を設け、樽状
胴壁２の一部に持手11を形成し、容器本体１の底壁４と
蓋体６の少なくも一方より内部を透視し得るようにしも
のである。
【０００９】樽状容器本体１は上下端部より中間部に向
けて膨出する樽状胴壁２の下部に底壁４を、上部に開口
部３を設け、開口部３の入口側から大径口部3aと小径口
部3bを連続的に形成し、大径口部3aの内周に蓋体係止部
５を設け、樽状胴壁２の外周上部と下部に凹溝21を設
け、該凹溝21に箍の如くリングＲを離脱不能に嵌挿し、
樽状胴壁２の中間部の一部に、図８の如く開口部３の手
前まで達する偏平部12を設けると共に、偏平部12の外側
に樽状胴壁２に連続する持手11を設けるもので、合成樹
脂にて２〜５リットル入りの大きさ形成するものであ
る。
けて膨出する樽状胴壁２の下部に底壁４を、上部に開口
部３を設け、開口部３の入口側から大径口部3aと小径口
部3bを連続的に形成し、大径口部3aの内周に蓋体係止部
５を設け、樽状胴壁２の外周上部と下部に凹溝21を設
け、該凹溝21に箍の如くリングＲを離脱不能に嵌挿し、
樽状胴壁２の中間部の一部に、図８の如く開口部３の手
前まで達する偏平部12を設けると共に、偏平部12の外側
に樽状胴壁２に連続する持手11を設けるもので、合成樹
脂にて２〜５リットル入りの大きさ形成するものであ
る。
【００１０】樽状容器本体１の開口部３に嵌合する蓋体
６は図５乃至図７の如く、小径口部3bに嵌挿する天壁6a
の外周に、大径口部3aと相対する外周壁6bを起立し、天
壁6aの中心部に握手16を、外周部に注出口26を一体形成
し、外周壁6bの外周に容器本体開口部３の係止部５に噛
合する係合部７を設け、透視可能な合成樹脂にて形成す
るもので、外周壁6bの先部に容器本体１の小径口部3bに
密接するシールＳを嵌込み、天壁6aの注出口26に周知コ
ック９を気密に取付けるか、或いは着接するものであ
る。
６は図５乃至図７の如く、小径口部3bに嵌挿する天壁6a
の外周に、大径口部3aと相対する外周壁6bを起立し、天
壁6aの中心部に握手16を、外周部に注出口26を一体形成
し、外周壁6bの外周に容器本体開口部３の係止部５に噛
合する係合部７を設け、透視可能な合成樹脂にて形成す
るもので、外周壁6bの先部に容器本体１の小径口部3bに
密接するシールＳを嵌込み、天壁6aの注出口26に周知コ
ック９を気密に取付けるか、或いは着接するものであ
る。
【００１１】蓋体６の外周壁6bに設ける係合部７と、樽
状容器本体１の開口部３に設ける係止部５として、例え
ば図３と図４の如く、蓋体外周壁6bの外周に適宜幅の傾
斜突条7aを螺旋状に設け、開口部３の大径口部3aに蓋体
６の傾斜突条7aより少し広幅の嵌込溝5aを穿設すると共
に、嵌込溝5aより傾斜突条7aに応じた傾斜凹溝5bを穿設
する早管継手（クイックジョイントとも称する）を用い
る。開口部３に設ける嵌込溝5aの形成間隔を長短にし、
蓋体６の外周に設ける傾斜突条7aの形成間隔を、嵌込溝
5aの形成間隔に合わせると、容器本体１の持手11と反対
側にコック９が位置するように蓋体６を嵌合し得る。
状容器本体１の開口部３に設ける係止部５として、例え
ば図３と図４の如く、蓋体外周壁6bの外周に適宜幅の傾
斜突条7aを螺旋状に設け、開口部３の大径口部3aに蓋体
６の傾斜突条7aより少し広幅の嵌込溝5aを穿設すると共
に、嵌込溝5aより傾斜突条7aに応じた傾斜凹溝5bを穿設
する早管継手（クイックジョイントとも称する）を用い
る。開口部３に設ける嵌込溝5aの形成間隔を長短にし、
蓋体６の外周に設ける傾斜突条7aの形成間隔を、嵌込溝
5aの形成間隔に合わせると、容器本体１の持手11と反対
側にコック９が位置するように蓋体６を嵌合し得る。
【００１２】図２の樽状ビール容器は、樽状容器本体１
の内部に有底内体容器８を嵌挿し、容器本体１の開口部
３に、内体容器８の口部を塞ぐ蓋体６を着脱可能に嵌挿
し、蓋体６にコック９を取付けるもので、容器本体１は
樽状胴壁２の中間部に偏平部12と、樽状胴壁２に連続す
る持手11を設け、偏平部12に相対する内部に内体容器８
の支持壁13を突設し、底壁４の中央部に図９の如く持手
11と支持壁13の形成方向に平行する覗窓14を穿設するも
のである。
の内部に有底内体容器８を嵌挿し、容器本体１の開口部
３に、内体容器８の口部を塞ぐ蓋体６を着脱可能に嵌挿
し、蓋体６にコック９を取付けるもので、容器本体１は
樽状胴壁２の中間部に偏平部12と、樽状胴壁２に連続す
る持手11を設け、偏平部12に相対する内部に内体容器８
の支持壁13を突設し、底壁４の中央部に図９の如く持手
11と支持壁13の形成方向に平行する覗窓14を穿設するも
のである。
【００１３】内体容器８は図１０の如く、底8bに向けて
細くテーパを成すコップ状胴部8aの口部に、段状に広く
なる広口部18を連続的に設け、透視可能な合成樹脂にて
２〜４リットル入りの大きさ形成するもので、胴部8aを
容器本体１の小径口部3bより底壁４の手前まで嵌挿し、
広口部18を大径口部3aに嵌合係止し、広口部18の内面に
蓋体６の先部に嵌込んだシールＳが密接するものであ
る。
細くテーパを成すコップ状胴部8aの口部に、段状に広く
なる広口部18を連続的に設け、透視可能な合成樹脂にて
２〜４リットル入りの大きさ形成するもので、胴部8aを
容器本体１の小径口部3bより底壁４の手前まで嵌挿し、
広口部18を大径口部3aに嵌合係止し、広口部18の内面に
蓋体６の先部に嵌込んだシールＳが密接するものであ
る。
【００１４】図１１と図１２の内体容器８は、広口部18
の外周に容器本体１の開口部３に設けた係止部５と噛合
する係合部17を形成し、胴部8aを開口部３より容器本体
１の内部に挿入し、係合部17を係止部５に係止するもの
である。内体容器８の係合部17は、例えば図１２の如く
広口部18より外周に張出し、開口部３に設ける係止部５
の嵌込溝5aより少し小幅に、且つ嵌込溝5aより傾斜凹溝
5bに沿って螺入し得るよう右ネジ方向に低く傾斜する。
の外周に容器本体１の開口部３に設けた係止部５と噛合
する係合部17を形成し、胴部8aを開口部３より容器本体
１の内部に挿入し、係合部17を係止部５に係止するもの
である。内体容器８の係合部17は、例えば図１２の如く
広口部18より外周に張出し、開口部３に設ける係止部５
の嵌込溝5aより少し小幅に、且つ嵌込溝5aより傾斜凹溝
5bに沿って螺入し得るよう右ネジ方向に低く傾斜する。
【００１５】樽状容器本体１の樽状胴壁２を、例えば内
胴壁2aと外胴壁2bから成る二重壁構造に形成するか、更
に内胴壁2aと外胴壁2bの間に断熱材を内装し、樽状胴壁
２を断熱構造に形成することが望ましい。また樽状容器
本体１を発泡合成樹脂にて形成すれば、軽量でしかも一
段と断熱力が増す。
胴壁2aと外胴壁2bから成る二重壁構造に形成するか、更
に内胴壁2aと外胴壁2bの間に断熱材を内装し、樽状胴壁
２を断熱構造に形成することが望ましい。また樽状容器
本体１を発泡合成樹脂にて形成すれば、軽量でしかも一
段と断熱力が増す。
【００１６】本発明による樽状ビール容器は上記構造で
あるから、予め、蓋体６にコック９を取付けておき、ビ
ールを補給する場合、先ず容器本体１の底壁４を下に、
開口部３を上向きになるように起立し、開口部３より内
部にビールを入れた後、開口部３に蓋体６を嵌合し、開
口部３を密封しておく。内体容器８を嵌挿する樽状ビー
ル容器にあっては、開口部３より内部に内体容器８を嵌
挿し、該内体容器８にビールを入れた後、開口部３に蓋
体６を嵌合し、内体容器８を密封する。
あるから、予め、蓋体６にコック９を取付けておき、ビ
ールを補給する場合、先ず容器本体１の底壁４を下に、
開口部３を上向きになるように起立し、開口部３より内
部にビールを入れた後、開口部３に蓋体６を嵌合し、開
口部３を密封しておく。内体容器８を嵌挿する樽状ビー
ル容器にあっては、開口部３より内部に内体容器８を嵌
挿し、該内体容器８にビールを入れた後、開口部３に蓋
体６を嵌合し、内体容器８を密封する。
【００１７】ビールを補給した本発明の樽状ビール容器
を持運ぶには、容器本体１を横向きにし、樽状胴壁２に
設けた持手11を把持して持運ぶ。本発明の樽状ビール容
器よりジョッキーやコップにビールを注出するには、樽
状容器本体１を横向きにし、且つコック９が下向きにし
て、図１３と図１４の如く支持台Ｆの上に乗せる。支持
台Ｆは樽状容器本体１を、少なくとも回動不能に支持す
るものである。
を持運ぶには、容器本体１を横向きにし、樽状胴壁２に
設けた持手11を把持して持運ぶ。本発明の樽状ビール容
器よりジョッキーやコップにビールを注出するには、樽
状容器本体１を横向きにし、且つコック９が下向きにし
て、図１３と図１４の如く支持台Ｆの上に乗せる。支持
台Ｆは樽状容器本体１を、少なくとも回動不能に支持す
るものである。
【００１８】尚、本発明による樽状ビール容器は上記実
施例に限定されるものではなく、例えば樽状容器本体１
と蓋体６の着脱手段として、開口部３に雌ネジを設け、
蓋体６に雌ネジに螺合する雄ネジを設けても同様の目的
を達成するし、樽状胴壁２の外周上部と下部にリングＲ
を嵌挿する代わりに、樽状胴壁２の外周上部と下部に箍
に似せた隆起部を一体形成することも可能である。また
容器本体１と蓋体６、コック９、及び内体容器８の形状
構造、並びに容器本体１と蓋体６の嵌合手段等は本発明
の要旨に反しない限り適宜変更可能である。
施例に限定されるものではなく、例えば樽状容器本体１
と蓋体６の着脱手段として、開口部３に雌ネジを設け、
蓋体６に雌ネジに螺合する雄ネジを設けても同様の目的
を達成するし、樽状胴壁２の外周上部と下部にリングＲ
を嵌挿する代わりに、樽状胴壁２の外周上部と下部に箍
に似せた隆起部を一体形成することも可能である。また
容器本体１と蓋体６、コック９、及び内体容器８の形状
構造、並びに容器本体１と蓋体６の嵌合手段等は本発明
の要旨に反しない限り適宜変更可能である。
【００１９】
【発明の効果】本発明による樽状ビール容器は上記構造
のとおりであるから、次に記載する効果を奏する。容器
本体が樽状を成すので、その外観から特有の雰囲気が醸
し出され、それにより飲料欲が向上し、酒席特有の快楽
な雰囲気を提供し得る。しかも蓋体にコックが取付けて
あるので、コックより各人の好みに合わせてビールを注
出し得るばかりか、蓋体を着脱可能に嵌挿するもである
から、本発明の樽状ビール容器を反復して使用し得る。
のとおりであるから、次に記載する効果を奏する。容器
本体が樽状を成すので、その外観から特有の雰囲気が醸
し出され、それにより飲料欲が向上し、酒席特有の快楽
な雰囲気を提供し得る。しかも蓋体にコックが取付けて
あるので、コックより各人の好みに合わせてビールを注
出し得るばかりか、蓋体を着脱可能に嵌挿するもである
から、本発明の樽状ビール容器を反復して使用し得る。
【００２０】樽状容器本体の胴壁に持手を一体に形成す
るものであるから、容器本体内や内体容器内にビールを
入れても、安定した状態で簡単に持運びができるし、容
器本体の底壁と蓋体の少なくも一方より内部が透視し得
るので、残量を確認しながら飲料し得る。更に、容器本
体の底壁より蓋体の嵌合側を低くなるように支持する
か、容器本体内に収める内体容器に、底より広口部に向
けて下降傾斜する斜壁部を設ければ、ビールを残らず排
出し得る。
るものであるから、容器本体内や内体容器内にビールを
入れても、安定した状態で簡単に持運びができるし、容
器本体の底壁と蓋体の少なくも一方より内部が透視し得
るので、残量を確認しながら飲料し得る。更に、容器本
体の底壁より蓋体の嵌合側を低くなるように支持する
か、容器本体内に収める内体容器に、底より広口部に向
けて下降傾斜する斜壁部を設ければ、ビールを残らず排
出し得る。
【図１】本発明による樽状ビール容器の構造例を示す断
面図である。
面図である。
【図２】内体容器を備えた樽状ビール容器の構造例を示
す断面図である。
す断面図である。
【図３】樽状容器本体の上部平面図である。
【図４】その断面図である。
【図５】蓋体の平面図である。
【図６】その正面図である。
【図７】蓋体の断面図である。
【図８】持手の構造例を示す横断面図である。
【図９】樽状容器本体の底面図である。
【図１０】（Ａ）（Ｂ）有底内体容器の一部切欠正面図
と、そのＸ−Ｘ線断面図である。
と、そのＸ−Ｘ線断面図である。
【図１１】有底内体容器の一部切欠正面図である。
【図１２】その平面図である。
【図１３】使用状態図である。
【図１４】樽状容器の支持例を示す正面図である。
１ 樽状容器本体
２ 樽状胴壁
３ 開口部、3a 大径口部、3b 小径口部
４ 底壁
５ 係止部、5a 嵌込溝、5b 傾斜凹溝
６ 蓋体
７，17 係合部、7a 傾斜突条
８ 有底内体容器
９ コック
11 持手、12 偏平部、14 覗窓、16 握手、18 広口
部 26 注出口 Ｒ リング、Ｓ シール、Ｆ 支持台
部 26 注出口 Ｒ リング、Ｓ シール、Ｆ 支持台
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
B65D 1/12
B65D 25/28
B67D 3/04
Claims (3)
- 【請求項１】 樽状胴壁（２）の下部に底壁（４）を、
上部に開口部（３）を設けた樽状容器本体（１）と、該
容器本体（１）の開口部（３）に着脱可能に嵌挿する蓋
体（６）、及び蓋体（６）に取付けたコック（９）から
構成し、前記樽状容器本体（１）には、その内部に有底
内体容器（８）を収め、さらに該内体容器（８）の広口
部（18）を蓋体（６）にて密封し、樽状胴壁（２）の中
間部に扁平部（12）を設け、扁平部（12）の上方に胴壁
（２）に連続する持手（11）を設けた樽状ビール容器。 - 【請求項２】 樽状容器本体（１）の底壁（４）と蓋体
（６）の少なくも一方より内部を透視し得るようにした
請求項１記載の樽状ビール容器。 - 【請求項３】 樽状容器本体（１）の内部に収める有底
内体容器（８）の胴部（8a）が、広口部（18）に向けて
傾斜する斜壁部（8c）となる請求項１又は２記載の樽状
ビール容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06489395A JP3365460B2 (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | 樽状ビール容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06489395A JP3365460B2 (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | 樽状ビール容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08230861A JPH08230861A (ja) | 1996-09-10 |
| JP3365460B2 true JP3365460B2 (ja) | 2003-01-14 |
Family
ID=13271225
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP06489395A Expired - Fee Related JP3365460B2 (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | 樽状ビール容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3365460B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013163544A (ja) * | 2012-02-13 | 2013-08-22 | Shigeaki Higuchi | 飲料水容器用の樽型保冷容器及び製造方法 |
-
1995
- 1995-02-27 JP JP06489395A patent/JP3365460B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08230861A (ja) | 1996-09-10 |
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