JP3364866B2 - 可撓性平型導体ケーブルの接続方法 - Google Patents

可撓性平型導体ケーブルの接続方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、可撓性平型導体ケーブ
ルと他の導体とを接続する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】可撓性平型導体ケーブル(以下、本明細
書において「FPC」と略称する。)とは、ポリイミド
などの絶縁フィルム上に接着剤を介して銅等の導体で回
路パターンを形成し、その上にさらに接着剤を用いて上
記と同様なフィルムを張り合わせて形成したケーブルを
指す。
【0003】このような、FPCは、可撓性を有し、導
体がフィルム上にパターン化されているので配線がし易
く、とくに複雑な回路間や装置間の接続に多く使用され
ている。このFPCと他の回路部材とを接続しようとす
る場合は、たとえば、特開平5−47442号公報にお
いて、図10に示すような、接続方法が提案されてい
る。図10に示す接続方法は、接続コネクタa内に収納
された接続端子bの圧接片cが、FPCdの表面の絶縁
フィルムeが除去された接続部の回路パターンfに圧接
されて接続を行うようにしている。
【0004】したがって、FPCの導体の露出表面に端
子を押圧して電気接触状態を形成するようにしているた
め、予め接続部の絶縁被覆が除去されていなければなら
ない。そのため、接続部が同一のパターンを多量に生産
する場合はよいが、回路パターン毎に接続部を変更しよ
うとする場合は、該当部分の絶縁被覆をその都度除去す
る必要があり、煩雑な絶縁被覆の除去工程を経た後、接
続を行わなければならない欠点がある。
【0005】一方、図11および図12に示すような、
貫通型端子Tを用いて接続を行う方法も提案されてい
る。貫通型端子Tは、係止片gを備えており、この係止
片gをFPCd′の絶縁被覆hに挿通した後、図12の
g′に示すように、折り曲げることによって、FPC
d′の回路パターンf′に接続するようにしている。し
かし、貫通型端子Tを用いる接続方法は、部品点数の増
加や導体間のピッチを増大する必要があるため、部品の
小型化、高密度化が困難となる問題点を有している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点に着目してなされたもので、可撓性平型導体ケーブル
の絶縁被覆の除去が簡易かつ確実に実施でき、生産性お
よび信頼性の高い可撓性平型導体ケーブルの接続方法を
提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の課題を達成するた
め、本発明は、可撓性平型導体ケーブルと他の導体とを
接続する方法であって、該可撓性平型導体ケーブルの導
体の幅より小さくかつ接続部の形状に対応して形成した
剥離刃を有する剥離治具上に該該可撓性平型導体ケーブ
ルを載置し、該剥離刃上に該可撓性平型導体ケーブルの
接続部を位置させると共に、該接続部を打ち出しピンに
て該剥離刃に対して押圧することにより、該接続部の絶
縁被覆を剥離して該可撓性平型導体ケーブルの導体を露
出させた後、該接続部において他の導体と接合すること
を特徴とする。可撓性平型導体ケーブルの接続部に接合
用孔を形成し、該接合用孔を通じて半田を供給して接続
することが好ましい(請求項2)。可撓性平型導体ケー
ブルと接続する相手側の導体に接続用孔を形成し、該接
続用孔と可撓性平型導体ケーブルの接続部の導体とを係
合させて接続することが好適である(請求項3)。
【0008】
【作用】本発明によれば、接続部の形状に対応して形成
した剥離刃を有する剥離治具上にFPCを載置して押圧
を加えることにより、その絶縁被覆に切り込みを入れて
剥離するようにしているため、単一動作で接続部の剥離
を行うことができ、接続部が複数箇所であっても一回の
動作で各接続部の剥離を同時に行うことが可能となる。
また、FPCの接続部の導体が凸状に伸展し、絶縁被覆
と導体との間に接着剤層があってもその伸展に対する内
外径の差によって自動的に剥離され、FPCの絶縁被覆
を剥離する工程の生産性が著しく向上する。さらに、接
続部の導体が突出するので相手側の導体との密着が容易
となり信頼性の高い接続が可能となる。請求項2に記載
したように、可撓性平型導体ケーブルの接続部に接合用
孔を形成し、該接合用孔を通じて半田を供給するように
すれば、半田による接合工程の生産性が著しく向上す
る。請求項3に記載したように、相手側の導体に接続用
孔を形成し、該接続用孔と可撓性平型導体ケーブルの接
続部の導体とを係合させて接続するようにすれば、接続
部の位置決めが容易かつ確実となる。
【0009】
【実施例】図1は、本発明に係わる可撓性平型導体ケー
ブル(FPC)の接続工程におけるFPCの絶縁被覆を
剥離する工程の一例を示す斜視図である。FPC1は、
銅製の平型導体2を両面から電気絶縁性合成樹脂フィル
ム製の絶縁被覆3で被覆して形成したケーブルである。
【0010】FPC1と他の導体との接続を行う際に
は、先ずその絶縁被覆3を除去するため、図2に示すよ
うに、FPC1を剥離治具4上に載置する。剥離治具4
は特殊鋼で板状に形成され、円形に凹設した剥離用凹部
4a内に、平型導体2の幅より小径に形成されたリング
状の剥離刃5を備えている。剥離刃5の先端は、刃先の
保護のため剥離治具4の表面4bより僅かに低く形成し
てある。
【0011】剥離治具2上において、FPC1の所定の
接続部1aを剥離刃5上に位置させ、図3に示すよう
に、その上から打ち出しピン6を下降させてFPC1の
導体3を押圧する。押圧されたFPC1は、剥離刃5に
より、その絶縁被覆3にリング状の切込みが入れられ
る。さらに押圧を加えると、打ち出しピン6の先端部の
球面状の押圧面6aによって平型導体2に圧延が加えら
れ、接続部1aの平型導体2が凸状に突出すると共に、
絶縁被覆3が円形に剥離され、剥離片3aとなって脱落
し、平型導体2が露出する。
【0012】このとき、押圧力は、平型導体2まで切断
されることのないように設定する。平型導体2と絶縁被
覆3とが接着されていても、平型導体2の凸状の伸展に
よって接着部が自動的に分離して絶縁被覆3が容易に剥
離される。また、平型導体2が接続部1aにおいて突出
するため、相手側の回路体等の導体に対して接続し易く
なる。
【0013】リング状の剥離刃5の中心部に、剥離用凹
部4aを貫通する空気孔4cを設けて負圧をかけること
により、絶縁被覆3の剥離片3aを確実に取り除くこと
ができ、次いで、正圧をかけることによって剥離片3a
を剥離治具4から的確に除去することもできる。
【0014】次に、図4に示すように、平型導体2が露
出した接続部1aを、相手側の回路体7に密着させ、半
田8を用いて平型導体2と回路体7とを接続する。ある
いは、レーザビーム9の照射によって平型導体2と回路
体7との溶接による接続を行う。
【0015】図5は、本発明の他の実施例に係わる剥離
治具10を示す斜視図である。剥離治具10は、その剥
離用凹部10a内に前記実施例におけるリング状の剥離
刃5と異なる方形の剥離刃11を備えている。この剥離
治具10上にFPC1を載置して、蒲鉾型の打ち出しピ
ン6′によって押圧することにより、絶縁被覆3の広い
範囲を剥離することができる。
【0016】FPC1に対し複数の接続部の剥離を行う
場合は、図6に示すように、それぞれの所定の位置に複
数の剥離治具4を配置し、その上方には、剥離治具4に
対応して複数の打ち出しピン6を一体的に設けることに
より、一回の押圧操作で複数の位置の剥離を同時に実施
することが可能である。
【0017】また、相手側の回路体と接続する際に、半
田による接合を行う場合は、その接合部間へ半田を供給
する必要があるが、半田加工を容易にするため、図7に
示すように、FPC1の接続部1aの絶縁被覆3を剥離
する操作と同時、あるいは剥離を行った後に、接続部1
aに対し貫通する接合用孔12を設けて相手側の回路体
7上に載置し、接合用孔12を通じて半田を供給するよ
うにしてもよい。
【0018】接続する相手側の導体がいわゆるブスバー
のような板状体の場合は、図8に示すように、ブスバー
13に接続用孔14を開け、FPC1の接続部1aの平
型導体2の凸状部2aと嵌合させることにより、位置決
めと半田加工が容易となり、効率良く両者の接続を行う
ことができる。
【0019】さらに、FPCを3枚以上重ねて接続する
場合や、レーザ溶接する場合などにおいて、FPC両面
の絶縁被覆の除去が必要となることがある。その場合
は、一度剥離を行ったFPCを裏返し、絶縁被覆を剥離
した面を上側にしてもう一度前記の剥離工程を行えばよ
い。両面の絶縁被覆を剥離した平型導体2の上方から、
図9に示すように、レーザビーム15を照射すれば、相
手側の回路体7に対し効率良く溶接による接続を行うこ
とができる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、剥離治具上にFPCを
載置して押圧を加えることによってその接続部の絶縁被
覆を剥離するようにしているため、単一動作で接続部の
剥離を行うことができ、接続部が複数箇所の場合は剥離
刃および打ち出しピンを複数組用いることにより、一回
の動作で各接続部の剥離を同時に行うことが可能となる
など接続工程における生産性が著しく向上する。また、
接続部の導体が凸状に伸展して突出するので相手側の導
体との密着が容易となり、信頼性の高い接続が可能とな
るなどの利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係わる可撓性平型導体ケーブ
ル(FPC)の絶縁被覆を剥離する工程を示す説明図で
ある。
【図2】図1の剥離治具にFPCを載置した状態を示す
断面図である。
【図3】図2のFPCを打ち出しピンによって押圧した
状態を示す断面図である。
【図4】図3の工程で絶縁被覆を剥離したFPCと相手
側の回路体とを接続する工程の説明図である。
【図5】本発明の第2の実施例に係わる剥離治具の斜視
図である。
【図6】本発明の第3の実施例に係わるFPCの絶縁被
覆を剥離する工程を示す説明図である。
【図7】本発明の第4の実施例に係わるFPCと相手側
の回路体とを接続する工程の説明図である。
【図8】図4のFPCと相手側のブスバーとを接続する
工程の一例を示す説明図である。
【図9】図3の工程をFPCの両面に施した後レーザ溶
接を行う工程を示す説明図である。
【図10】従来のFPCの接続方法を示す説明図であ
る。
【図11】従来のFPCの他の接続方法に用いる貫通型
端子の斜視図である。
【図12】図11の貫通型端子を使用してFPCの接続
を行う工程の説明図である。
【符号の説明】
1 可撓性平型導体ケーブル(FPC) 1a 接続部 2 平型導体 3 絶縁被覆 4 剥離治具 5 剥離刃 6 打ち出しピン 12 接合用孔 13 ブスバー 14 接続用孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−56385(JP,A) 特開 平3−127476(JP,A) 特開 昭62−211886(JP,A) 特開 昭58−161276(JP,A) 特開 平3−62418(JP,A) 特開 平5−47442(JP,A) 実開 平5−67997(JP,U) 実開 昭59−26828(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 43/00 H01R 43/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性平型導体ケーブルと他の導体とを
    接続する方法であって、該可撓性平型導体ケーブルの導
    体の幅より小さくかつ接続部の形状に対応して形成した
    剥離刃を有する剥離治具上に該該可撓性平型導体ケーブ
    ルを載置し、該剥離刃上に該可撓性平型導体ケーブルの
    接続部を位置させると共に、該接続部を打ち出しピンに
    て該剥離刃に対して押圧することにより、該接続部の絶
    縁被覆を剥離して該可撓性平型導体ケーブルの導体を露
    出させた後、該接続部において他の導体と接合すること
    を特徴とする可撓性平型導体ケーブルの接続方法。
  2. 【請求項2】 可撓性平型導体ケーブルの接続部に接合
    用孔を形成し、該接合用孔を通じて半田を供給するよう
    にした請求項1に記載の可撓性平型導体ケーブルの接続
    方法。
  3. 【請求項3】 可撓性平型導体ケーブルと接続する相手
    側の導体に接続用孔を形成し、該接続用孔と可撓性平型
    導体ケーブルの接続部の導体とを係合させて接続するよ
    うにした請求項1に記載の可撓性平型導体ケーブルの接
    続方法。
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