JP3364713B2 - 測定装置及び識別子、並びにこれらの組み合わせから成る測定システム - Google Patents

測定装置及び識別子、並びにこれらの組み合わせから成る測定システム

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JP3364713B2
JP3364713B2 JP35403999A JP35403999A JP3364713B2 JP 3364713 B2 JP3364713 B2 JP 3364713B2 JP 35403999 A JP35403999 A JP 35403999A JP 35403999 A JP35403999 A JP 35403999A JP 3364713 B2 JP3364713 B2 JP 3364713B2
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    • G08SIGNALLING
    • G08CTRANSMISSION SYSTEMS FOR MEASURED VALUES, CONTROL OR SIMILAR SIGNALS
    • G08C17/00Arrangements for transmitting signals characterised by the use of a wireless electrical link
    • G08C17/02Arrangements for transmitting signals characterised by the use of a wireless electrical link using a radio link

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  • Near-Field Transmission Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種測定分野にお
いて、測定対象物自体またはその近傍に当該測定対象物
を識別(特定)するための所定の情報、例えば測定対象
物の型式や管理用の番号等の情報、を有する識別子を取
り付け、この識別子から上記情報を取り込む機能を備え
た測定装置、及び当該識別子、並びにこれらの組み合わ
せから成る測定システム、に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような識別子を測定対象物自体ま
たはその近傍に取り付け、この識別子の有する情報を取
り込む技術として、従来、例えば、一般に知られている
バーコードを利用した技術がある。即ち、測定対象物の
型式や任意の管理番号等の情報をバーコード化し、これ
をラベル(シール)等に印刷したものを、測定対象物自
体またはその近傍に、直接または間接的に(例えば紐状
体等により吊り下げたプレート等に)貼着する。そし
て、実際に測定を行うときに、上記バーコードを、専用
の光学式読み取り装置により読み取る。このようにすれ
ば、人間の肉眼に依ることなく、測定対象物の型式や管
理番号等の情報を、容易に認識できる。更に、上記読み
取り装置により読み取って得た情報を、例えば自動的に
測定装置に入力できるようにすれば、測定時及び管理時
における諸データの入力の手間が省け、作業効率が向上
する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記バーコー
ドを利用する従来技術によれば、上記読み取り装置によ
りバーコードを読み取る際に、読み取り装置の読み取り
部分、所謂ヘッド部を、バーコードに対して接触させま
たは直視させる必要がある。よって、そのための空間
を、バーコードの前面部分に設けなければならず、その
分、バーコード(厳密には、上記ラベル等)の取り付け
位置が制限されるという問題がある。
【0004】また、バーコードの表面に傷や汚れ等が付
くと、誤認識の原因となり、或いはバーコードを全く読
み取れなくなる、という問題がある。この問題は、バー
コードの取り付けられる場所(換言すれば測定対象物の
設置場所)が、例えば埃や汚れ等が比較的に多い工場や
屋外等である場合に、特に顕著となる。
【0005】更に、上記従来技術によれば、測定装置の
他に、これとは別個の上記読み取り装置をも必要とす
る。従って、測定装置を使用する際には、常に読み取り
装置をも用意しなければならず、使い勝手が悪いという
問題がある。
【0006】そこで、本発明は、上記バーコードとは異
なり、取り付け位置が特に制限されずかつ傷や汚れ等の
影響を受け難い識別子を提供すると共に、この識別子の
有する情報を取り込む機能を備えた測定装置、並びにこ
れらの組み合わせから成る測定システム、を提供するこ
とを目的とする。また、測定装置としての使い勝手を向
上させることも、本発明の目的とするところである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る測定装置は、第1の送信信号を出力
する第1の送信部と、上記第1の送信信号が供給され該
第1の送信信号を第1の高周波信号に変換して空間に発
射する第1の送信素子と、空間から第2の高周波信号を
受信して第1の受信信号に変換する第1の受信素子と、
上記第1の受信信号が入力され該第1の受信信号から測
定対象物の測定用パラメータ決定情報を抽出する第1の
受信部と、を具備するものである。
【0008】また、本発明に係る識別子は、空間から第
1の高周波信号を受信して第2の受信信号に変換して出
力する第2の受信素子と、この第2の受信素子から上記
第2の受信信号が出力されたときこれを受けて応答指令
を生成して出力する第2の受信部と、当該測定対象物を
測定するためのパラメータ決定情報が予め記憶された記
憶部を有し上記第2の受信部から上記応答指令が出力さ
れたとき上記記憶部に記憶されているパラメータ決定情
報を含む第2の送信信号を出力する第2の送信部と、上
記第2の送信信号が供給され該第2の送信信号を第2の
高周波信号に変換して空間に発射する第2の送信素子
と、を具備するものである。なお、この識別子は、例え
ば、測定対象物自体またはその近傍に、直接または任意
の取り付け手段を介して間接的に設けられる。
【0009】そして、本発明に係る測定システムは、上
記測定装置と1以上の識別子との組み合わせから成り、
これら両者間で上記第1及び第2の各高周波信号を、無
線により、送受信するものである。
【0010】なお、ここで言う上記パラメータ決定情報
とは、測定対象物を識別するための情報であって、例え
ば、測定対象物の型式や任意の管理番号、或いは測定対
象物の仕様や取り付け場所等を示す情報、を言う。この
パラメータ決定情報によって、例えば測定対象物を正確
に測定するのに必要な各種パラメータ(即ち、測定対象
物を測定して得た測定データから当該測定対象物の状態
を判断するために必要なパラメータ)を、決定すること
ができる。
【0011】即ち、本発明によれば、測定装置側から第
1の高周波信号、所謂電波が空間に発射される。この第
1の高周波信号が、例えば測定装置と識別子とが近づく
ことによって或る程度以上の電界強度で識別子側に到達
すると、識別子は、記憶部に記憶されたパラメータ決定
情報を含む第2の高周波信号(厳密には、パラメータ決
定情報を含む第2の送信信号を第2の送信素子により電
波に変換して得た第2の高周波信号)を、空間に発射
し、換言すれば上記第1の高周波信号に対する一種の応
答信号として測定装置側に送信する。測定装置側におい
ては、上記第2の高周波信号(厳密には、この第2の高
周波信号を第1の受信素子により受信して得た第1の受
信信号)に含まれるパラメータ決定情報を抽出し、この
抽出して得た情報から、測定対象物に係る所定の情報、
例えば測定対象物の型式や管理番号等を認識する。この
ように、本発明によれば、識別子の有するパラメータ決
定情報は、無線により非接触で、測定装置側に伝達され
る。測定装置側においては、識別子側から取り込んで得
たこのパラメータ決定情報に基づいて、例えば測定対象
物を正確に測定するのに必要な測定用パラメータを、決
定できる。
【0012】なお、測定装置側の上記第1の送信部は、
外部から送信指令が与えられたときにのみ上記第1の送
信信号を出力するよう構成してもよい。このようにすれ
ば、外部から送信指令が与えられたとき、例えば必要に
応じて識別子から上記所定の情報を取り込むときにの
み、測定装置側から第1の高周波信号が発射される。従
って、例えば識別子から上記所定の情報を取り込む必要
のないときにまで常に第1の高周波信号を発射する場合
に比べて、測定装置の省電力化を実現できる。
【0013】上記のように、本発明の測定装置は、測定
対象物の或る状態を測定するという本来の測定機能の他
に、識別子側の情報を無線により取り込むという情報取
り込み機能を備えたものである。そこで、この情報取り
込み機能を実現するための各手段、即ち第1の送信部、
第1の送信素子、第1の受信素子及び第1の受信部を、
上記測定機能を実現するための各手段と、共通の筐体内
に内蔵する。このようにすれば、識別子側の情報を無線
で取り込むための装置と、測定対象物の或る状態を測定
するための測定装置とを、一体化したのと等価な構成と
なり、装置全体の使い勝手が向上する。
【0014】更に、上記第1の送信素子と第1の受信素
子とは、それぞれ共通の素子により一体に構成してもよ
い。このように第1の送信素子と第1の受信素子とを兼
用することによって、装置全体の構成を簡素化でき、か
つ低コスト化できる。
【0015】そして、測定装置側において、上記第1の
受信部により抽出して得たパラメータ決定情報の一部ま
たは全部を自動的に設定する設定部を設けてもよい。例
えば、上記抽出して得た情報に含まれる測定対象物の型
式や管理番号等の諸データを、測定装置内に自動的に設
定するようにすれば、測定時及び管理時における上記諸
データの入力の手間が省け、作業効率が向上する。
【0016】なお、上記第1の送信信号は、周波数及び
振幅が一定の交流信号、例えば単一周波数の正弦波信号
や、パルス幅及び周期が一定の方形波パルス信号等、と
してもよい。即ち、識別子側においては、上記第1の高
周波信号として所定の信号、予め定めた周波数の信号等
を受信したときに、これを測定装置側から上記所定の情
報を送り返す旨の一種の応答要求であると認識できれば
よく、それ以外の特段の情報が第1の高周波信号に含ま
れている必要はない。従って、この第1の高周波信号の
基となる第1の送信信号は、上記のように単なる周波数
及び振幅が一定の交流信号で足り、具体的には、搬送波
のみで足りる。このように、上記第1の送信信号が搬送
波のみで足りるのであれば、この第1の送信信号を出力
する第1の送信部は、その構成を簡素化でき、かつ低コ
スト化できる。
【0017】一方、識別子側については、上記第2の送
信素子と第2の受信素子とを、それぞれ共通の素子によ
り一体に構成してもよい。このように第2の送信素子と
第2の受信素子とを兼用することによって、識別子自体
の構成を簡素化でき、かつ低コスト化できる。
【0018】また、第2の受信部は、上記測定装置側か
ら送られてきた第1の高周波信号(厳密には、この第1
の高周波信号を第2の受信素子により受信して得た第2
の受信信号)から電力を抽出し、この抽出して得た電力
を上記応答指令として出力するよう構成してもよい。こ
のような第2の受信部は、例えば受動素子のみを組み合
わせた整流回路や整流平滑回路により構成できる。そし
て、この第2の受信部から出力される上記電力を駆動電
源として、記憶部を含む第2の送信部を駆動させるよう
構成すれば、識別子側に各構成要素を駆動するための駆
動電源を別途設ける必要はない。その分、識別子の構成
をより簡素化し、かつ低コスト化できる。
【0019】更に、識別子の各構成要素、即ち第2の受
信素子、第2の受信部、第2の送信部及び第2の送信素
子、の一部または全部を、例えば1つの筐体に内蔵する
ことにより一体化してもよい。このように各構成要素を
一体化することにより、識別子を小型化できる。また、
識別子の管理や取り扱い等も容易になる。
【0020】なお、測定装置側の第1の送信素子と識別
子側の第2の受信素子との間で第1の高周波信号を送受
信させる際、これら各素子を互いに近接させることによ
りこれら両者間を誘導結合させ、この誘導結合を介して
上記第1の高周波信号を送受信させてもよい。このよう
に第1の送信素子と第2の受信素子とを所謂トランス結
合させれば、これら両者間における上記第1の高周波信
号(厳密には、第1の高周波信号に応じた電波エネル
ギ)の伝播損失を抑制でき、より効率良く第1の高周波
信号を送受信できる。そして、その分、第1の高周波信
号を送受信するための電力を低減でき、省電力化でき
る。
【0021】また、識別子側の第2の送信素子と測定装
置側の第1の受信素子との間で第2の高周波信号を送受
信させる場合にも、上記と同様に、これら各素子を互い
に近接させることによりこれら両者間を誘導結合させ、
この誘導結合を介して上記第2の高周波信号を送受信さ
せてもよい。このようにすれば、第2の高周波信号(厳
密には、第2の高周波信号に応じた電波エネルギ)の送
受信においても、省電力化できる。
【0022】なお、本発明は、例えば一般に知られてい
るスチームトラップのように、配管系に設けられるトラ
ップ装置を測定対象物とし、その作動状態を測定する技
術等に、応用できる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明を、例えば上記スチームト
ラップの作動状態を測定するシステムに応用する場合の
一実施の形態について、図1から図4を参照して説明す
る。
【0024】上記スチームトラップの作動状態を測定す
るための測定装置の外観を、図2に示す。この装置は、
スチームトラップに蒸気漏れが生じると、その蒸気漏洩
量に応じた大きさの超音波振動がトラップ自体(筐体)
に発生することを利用して、トラップの蒸気漏れの有無
及び蒸気漏洩量を測定するもので、同図に示すように、
概略棒状のプローブ1と、このプローブ1と専用のケー
ブル2を介して接続される概ね掌サイズの装置本体3
と、から成る。
【0025】プローブ1は、その一端に丸棒状の検出部
11を有している。この検出部11の先端11aには、
上記超音波振動を検出するための図示しない振動検出器
が設けられており、この検出部11の先端11aを、図
示しないトラップの筐体表面に押し当てることによっ
て、上記蒸気漏れに伴ってトラップ自体に発生する超音
波振動を検出する。この検出して得た所謂振動検出信号
は、上記ケーブル2を介して、装置本体3に入力され
る。
【0026】装置本体3は、概略偏平な箱状のもので、
内部に、図示しないCPU(中央演算処理装置)を有し
ている。そして、このCPUにより、上記プローブ1か
ら入力される振動検出信号(厳密には、この信号をディ
ジタル化して得た所謂振動検出データ)と蒸気漏洩量と
の相関関係に基づいて、トラップに蒸気漏れが生じてい
ないかどうか、及び蒸気漏れが生じている場合にはその
漏洩量はどれくらいか、を導出する。そして、この導出
して得た測定結果を、装置本体3の前面部上方にある例
えば液晶パネル構成の表示部31に表示すると共に、装
置本体3内にある図示しない記憶部に記憶する。
【0027】なお、上記振動検出信号と蒸気漏洩量との
相関関係に係る所謂相関データは、予め上記記憶部内に
記憶されている。ただし、この相関データは、トラップ
の種類(動作原理)や用途、蒸気圧力、蒸気温度等によ
って、それぞれ異なる。従って、上記記憶部内には、様
々なトラップに応じた複数の相関データが、各トラップ
の仕様毎、例えばトラップの型式や任意の管理番号毎
に、記憶されている。そして、これら各相関データのう
ち、測定対象となるトラップに対応するものを、例えば
上記表示部31の下方に設けられた複数の押しボタンキ
ー32、32、・・・構成の操作部33から、そのトラ
ップの型式や管理番号等を入力することにより設定し、
所謂パラメータ設定する。このように測定対象となるト
ラップに対応する測定用パラメータを設定することによ
って初めて、正確なトラップ測定を実現できる。なお、
後述するが、本実施の形態においては、プローブ1から
上記振動検出信号とは別に識別データが送られてきた場
合にも、この識別データに応じて、上記パラメータ設定
が成される。
【0028】ところで、本実施の形態に係る測定装置
は、上記のように蒸気漏れの有無及びその漏洩量を測定
するという本来の測定機能の他に、次に説明する識別子
4内に記憶された識別データを無線で取り込むという所
謂データ取り込み機能をも有する。図1に、その識別子
4と、測定装置側の上記データ取り込み機能を実現する
ためのデータ取込部5との、概略構成を示す。
【0029】即ち、識別子4は、測定装置側のデータ取
込部5との間で電波を送受信するためのアンテナ素子4
1と、このアンテナ素子41と信号線42を介して接続
される回路基板43と、で構成されている。これらアン
テナ素子41と回路基板43とは、例えば図3に示すよ
うに、直方体の樹脂製ケース44に収納され、測定対象
物であるトラップ自体またはその近傍に、直接または紐
や針金等の任意の取り付け部材を介して、取り付けられ
る。
【0030】アンテナ素子41は、例えばフェライト等
の磁性材料製のコア41aと、このコア41aに巻着さ
れ上記信号線42が接続されるRFコイル41bと、か
ら成る。このアンテナ素子41の構成を更に詳しく説明
すると、コア部41aは、図4に示すように、円柱状の
芯部41cと、この芯部41cの周囲をその側壁から一
定の間隔を隔てて取り囲む円柱状の外周部41dと、こ
れら芯部41c及び外周部41dの各一端を結合する円
板状の結合部41eと、から成る。そして、芯部41c
に、上記RFコイル41bが巻着され、このRFコイル
41bに接続される信号線42は、結合部41eに穿設
された貫通孔41fを介して、回路基板43に接続され
る。なお、このアンテナ素子41の外形寸法は、例えば
その径方向の寸法DがD=10mm程度で、厚さ寸法T
はT=数mm程度である。
【0031】回路基板43は、フィルタ部45、整流部
46、メモリ部47及び変調部48を備えており、この
うち、フィルタ部45に、回路端子43aを介して上記
信号線42が接続される。フィルタ部45は、それぞれ
異なる周波数帯域に通過帯域を有する受信用と送信用と
の2つの帯域制限フィルタ45a、45bを有してい
る。整流部46は、上記受信用フィルタ45aの出力信
号を整流平滑処理して出力するもので、例えばダイオー
ド構成の整流回路と平滑コンデンサとの組み合わせた整
流平滑回路から成る。そして、メモリ部47は、例えば
ROM等の不揮発性半導体メモリから成り、内部には、
個々の識別子4が取り付けられるトラップの型式及び管
理番号等、その取付対象となるトラップを識別するため
の識別(ID)データが、予め記憶されている。変調部
48は、内部に図示しない高周波発振回路を備えてお
り、この発振回路が生成する高周波信号、所謂搬送波
を、上記メモリ部47に記憶されている識別データ(厳
密には、この識別データをアナログ化した信号)によ
り、例えば振幅(AM)変調して、上記フィルタ部45
の送信用フィルタ45bに供給する。なお、メモリ部4
7及び変調部48は、整流部46の整流平滑出力を、そ
れぞれの駆動電源として駆動する。
【0032】このように、回路基板43を構成する各要
素は、比較的に小規模かつ簡単な構成の電気回路により
実現できる。従って、この回路基板43と上記数mmサ
イズのアンテナ素子41とを上記樹脂製ケース44によ
り一体化して構成される識別子4は、十分に小型化でき
る。例えば、上記図3に示すように、回路基板43を水
平に配置し、この回路基板43上に識別子4を配置す
る、詳しくは回路基板43の一面に結合部41eを対向
させるよう識別子4を配置すれば、識別子4の幅寸法
(水平方向における一辺の長さ寸法)WをW=20mm
程度とし、高さ寸法HをH=15mm程度とすることが
できる。なお、図3は、飽くまで識別子4の外観を示す
一例であって、識別子4の外見形状及び構造は、同図に
限らない。例えば、上記ケース44の形状を球状等の他
の形状としてもよいし、アンテナ素子41と回路基板4
3とをそれぞれ別固体として構成してもよい。また、上
記図4に示すアンテナ素子41の構造も、飽くまで一例
であって、後述する測定装置側のアンテナ素子51との
間で、本実施の形態を実現すべく所定の(周波数の)電
波を送受信できるのであれば、同図の構造に限らない。
【0033】一方、測定装置側のデータ取込部5は、上
記識別子4側のアンテナ素子41と全く同様のアンテナ
素子51と、このアンテナ素子51と信号線52を介し
て接続される回路基板53と、で構成されている。な
お、アンテナ素子51の具体的な構造は、上記図4と全
く同様であるので、同図における各符号の頭文字(先頭
の数字)のみを代えて、その詳細な説明は省略する。
【0034】アンテナ素子51は、図5に示すように、
結合部51eとは反対側の面を外部に露出させた状態
で、概略棒状のアンテナ棒12の先端に内蔵されてい
る。このアンテナ棒12は、その他端が、図2に示すよ
うに、プローブ1のやや先端寄り側面に結合されてお
り、この結合部12aを中心に、同図に矢印12bで示
すように、略180度回転できるよう構成されている。
なお、本データ取込部5により上記識別データを取り込
む際には、同図に示すように、アンテナ棒12の先端を
プローブ1の先端側に向けて使用する。そして、この識
別データの取り込みを終えた後は、同図に点線12cで
示すように、アンテナ棒12を反対側に向けてプローブ
1の側面に収納する。
【0035】回路基板53は、プローブ1内に内蔵され
ており、フィルタ部54、送信部55及び受信部56を
備えている。このうち、フィルタ部54に、回路端子5
3aを介して上記信号線52が接続されており、この信
号線52は、上記アンテナ棒12内を介してアンテナ素
子51に配線されている。フィルタ部54は、上記識別
子4側の受信用フィルタ45aと同じ周波数帯域に通過
帯域を有する送信用の帯域制限フィルタ54aと、識別
子4側の送信用フィルタ45bと同じ周波数帯域に通過
帯域を有する受信用の帯域制限フィルタ54bとを、有
している。そして、送信部55は、内部に図示しない高
周波発振回路を備えており、入力端子53bから送信指
令が入力されたとき、この発振回路の生成する高周波信
号、所謂搬送波を、上記送信用フィルタ54aに供給す
る。なお、上記送信指令は、例えばプローブ1の側面に
設けられたデータ取込用スイッチ13を押下したとき
に、送信部55に入力される。一方、受信部56は、上
記受信用フィルタ54bの出力信号を復調する。
【0036】即ち、上記のように構成された測定装置に
より任意のトラップの動作状態を測定するには、まず、
プローブ1のアンテナ棒12の先端を、図2に示すよう
に、プローブ1の先端側に向ける。そして、このアンテ
ナ棒12の先端を、測定対象であるトラップ自体または
その近傍に取り付けられた識別子4に近づけて、プロー
ブ1のデータ取込用スイッチ13を押下する。すると、
データ取込部5の送信部55の生成する搬送波が、送信
用フィルタ54aを介してアンテナ素子51に供給さ
れ、これによって、アンテナ素子51から空中に上記搬
送波に応じた電波が発射される。このアンテナ素子51
から発射される電波が、特許請求の範囲に記載の第1の
高周波信号に対応する。
【0037】上記アンテナ素子51から発射された電波
は、識別子4側のアンテナ素子41によって受信され
る。このアンテナ素子41によって受信して得た信号
は、識別子4側の受信用フィルタ45aを介して整流部
46に供給される。整流部46は、供給された信号を整
流平滑することにより直流電力を抽出し、この抽出して
得た直流電力をメモリ部47及び変調部48に供給す
る。この直流電力が供給されることにより、メモリ部4
7及び変調部48が駆動する。即ち、変調部48は、メ
モリ部47に記憶されている識別データを読み出して、
この識別データ(厳密には、この識別データをアナログ
化した信号)により、自己の生成する搬送波を振幅変調
する。この振幅変調された信号は、送信用フィルタ45
bを介してアンテナ素子41に供給され、これによっ
て、アンテナ素子41から空中に上記識別データを含む
電波が発射される。このアンテナ素子41から発射され
る電波が、特許請求の範囲に記載の第2の高周波信号に
対応する。そして、上記整流部46の出力する直流電力
が、特許請求の範囲に記載の応答指令に対応する。
【0038】上記識別子4側のアンテナ素子41から発
射された電波は、測定装置側のアンテナ素子51によっ
て受信される。このアンテナ素子51によって受信して
得た信号は、データ取込部5側の受信用フィルタ54b
を介して受信部56に入力される。受信部56は、入力
された信号を復調することにより、この信号に含まれる
上記識別データを抽出して、出力端子53cから出力す
る。この出力端子53cから出力される識別データは、
上記専用ケーブル2を介して、装置本体3内のCPUに
入力される。CPUは、上述したように、入力された識
別データに応じて、測定対象となるトラップに対応する
相関データを設定し、所謂上述したパラメータ設定を行
う。これと同時に、CPUは、設定したパラメータに対
応するトラップの型名及び管理番号を、装置本体3の表
示部31に表示する。このCPUの一連の動作は、装置
本体3内の記憶部に記憶されている制御プログラムによ
る。そして、上記表示部31の表示により識別データが
設定されたことを確認した後、アンテナ棒12を上記図
2に点線12cで示すように収納して、トラップ測定を
実施する。
【0039】なお、上記各アンテナ素子41及び51間
における無線通信に使用する通信周波数fとしては、例
えばf=1MHz乃至10MHzの所謂MF−HF帯の
周波数帯域を使用する。そして、この通信周波数fに応
じて、上記各フィルタ45a、45b、54a、54b
の各周波数特性(通過帯域)を設計する。
【0040】このように、本実施の形態によれば、識別
子4側に記憶された識別データが、無線により非接触
で、測定装置側に伝達される。従って、例えば識別子4
と測定装置(プローブ1のデータ取込部5)との間が或
る程度離れていたり、或いは識別子4の正面にデータ取
込部5の先端(アンテナ素子51)を位置させることが
できなくても、識別子4側の情報を測定装置側に確実に
取り込むことができる。よって、上述したバーコードを
利用する従来技術とは異なり、識別子4の取り付け位置
が厳しく制限されることはなく、識別子4の取り付け位
置に柔軟性を持たせることができる。
【0041】また、識別子4の表面に多少の傷や汚れ等
が付いても、上記無線通信に支障がなければ、上記識別
データの取り込みを実現できる。従って、本実施の形態
によれば、上記従来技術に比べて、傷や汚れ等の影響を
受け難いという利点がある。このことは、識別子4の取
り付けられる場所、換言すればトラップの設置場所が、
埃や汚れ等が比較的に多い工場や屋外等である場合に、
非常に有効である。
【0042】更に、本実施の形態では、測定装置側にお
いて、上記識別データを取り込むための手段、即ちデー
タ取込部5を、プローブ1に内蔵しているので、測定装
置とは別個にバーコード読み取り装置を必要とする上記
従来技術に比べて、装置の使い勝手が良い。そして、取
り込んだ識別データに応じて測定対象となるトラップに
対応する測定用パラメータ(相関データ)が自動的に設
定されるので、操作部33の操作により手動で上記パラ
メータ等のデータ設定をする手間が省ける。
【0043】また、識別子4は、測定装置側から送られ
てくる電波から直流電力を抽出し、この抽出して得た電
力を自己(メモリ部47及び変調部48)の駆動電源と
して駆動するよう構成されているので、識別子4自体に
別途電源手段を設ける必要がない。よって、その分、識
別子4の構成を簡素化し、かつ低コスト化できる。この
ことは、識別子4の数、即ちトラップの設置台数が多い
ほど、有効となる。
【0044】なお、測定装置側のアンテナ素子51と識
別子4側のアンテナ素子41との間で、上記識別データ
の送受信に係る無線通信を行う際、これら各アンテナ素
子41及び51を互いに近接させる、例えば両者間の距
離LをL=10mm以下とすることにより、両者を誘導
結合させる。そして、この誘導結合を介して、各アンテ
ナ素子41及び51間で上記無線通信を行えば、これら
両者間における通信損失を抑制でき、その分、この無線
通信に係る電力を低減できる。これは、電波法の規制対
象外の小電力により、上記各アンテナ素子41及び51
間で無線通信を行う場合にも、非常に有効である。
【0045】本実施の形態においては、トラップ用の測
定装置に本発明を応用する場合について説明したが、こ
れ以外の測定装置にも、本発明を応用できることは、言
うまでもない。
【0046】また、測定装置側については、その使い勝
手を向上させるべく、プローブ1内にデータ取込部5を
内蔵させたが、これに限らない。即ち、データ取込部5
と同様の機能を有する装置を、測定装置とは別個独立に
設けてもよい。そして、プローブ1の側面にあるデータ
取込用スイッチ13を押下したときにのみ、測定装置側
から識別子4側に電波が発射されるよう構成したが、こ
の電波を常時発射するよう構成してもよい。ただし、本
実施の形態のように、必要なとき(即ち識別子4側の識
別データを取り込みたいとき)にのみ、測定装置側と識
別子4側との間で上記電波(識別データ)を送受信する
ようにすれば、測定装置側の省電力化を実現できる。
【0047】一方、識別子4側については、測定装置側
から送られてくる電波から直流電力を抽出し、この抽出
して得た電力を自己の駆動電源として駆動するよう構成
したが、これに限らない。即ち、識別子4自体に、例え
ば電池等の電源手段を別途設けてもよい。この場合、測
定装置側から送られてきた電波をアンテナ素子41によ
って受信したときに、これに応じて変調部48を動作さ
せるよう構成する。また、変調部48における変調方式
として、振幅変調を採用したが、これ以外の例えば周波
数(FM)変調やパルス(PCM)変調等の他の変調方
式、或いはASK(Amplitude Shift Keying)やPSK
(Phase Shift Keying)、FSK(Frequency Shift Ke
ying)等の所謂ディジタル変調方式を用いてもよい。
【0048】また、上記識別データとして、トラップの
型式及び管理番号を用いたが、これに限らない。即ち、
測定対象であるトラップ識別できるのであれば、そのト
ラップの詳細な仕様や取り付け場所等を示すデータを、
上記識別データとして用いてもよい。
【0049】そして、プローブ1と装置本体3とをケー
ブル2で接続し、このケーブル2という有線手段によ
り、プローブ1と装置本体3との間で、上記振動検出信
号を含む各信号(データ)を送受信するよう構成した
が、これに限らない。例えば、一般に知られているIR
DA(InfraRed Data Association)規格等に基づく赤
外線通信や、通常の電波を用いた無線通信により、上記
プローブ1と装置本体3との間での信号の送受信を行っ
てもよい。また、上記有線による通信と無線による通信
との両方を併用してもよい。
【0050】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、識別子
側の記憶部内に記憶された測定対象物に係る所定の情報
は、無線通信により、測定装置側に伝達される。従っ
て、例えば識別子と測定装置との間が或る程度離れてい
たり、或いは識別子の正面に測定装置の受信部分(第1
の受信素子)を位置させることができなくても、識別子
側の情報を測定装置側に取り込むことができる。よっ
て、上述したバーコードという所謂直視的光通信手段を
利用する従来技術とは異なり、識別子の取り付け位置が
厳しく制限されることはなく、識別子の取り付け位置の
自由度が向上するという効果がある。
【0051】また、識別子の表面に多少の傷や汚れ等が
付いても、上記無線通信に支障がなければ、測定装置に
よる上記情報の取り込みを実現できる。即ち、本発明
は、バーコードを利用する上記従来技術に比べて、傷や
汚れ等の影響を受け難いという効果がある。この効果
は、識別子の取り付けられる場所(換言すれば測定対象
物の設置場所)が、例えば埃や汚れ等が比較的に多い工
場や屋外等である場合に、特に有効である。
【0052】そして、測定装置本来の機能を実現するた
めの各手段と、識別子側の情報を取り込む機能を実現す
るための各手段、具体的には第1の送信部、第1の送信
素子、第1の受信素子及び第1の受信部とを、共通の筐
体により一体化すれば、装置全体としての使い勝手が向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における要部を示すブロ
ック図である。
【図2】同実施の形態に係る測定装置の外観図である。
【図3】同実施の形態における識別子の外観斜視図であ
る。
【図4】同実施の形態におけるアンテナ素子の概略構造
を示す図である。
【図5】同実施の形態に係る測定装置のプローブ先端の
内部構造を示す図である。
【符号の説明】
4 識別子 5 データ取込部 41 アンテナ素子(第2の受信素子、第2の送信素
子) 45 フィルタ部 46 整流部(第2の受信部) 47 メモリ部(記憶部) 48 変調部(第2の送信部) 51 アンテナ素子(第1の送信素子、第1の受信素
子) 54 フィルタ部 55 送信部(第1の送信部) 56 受信部(第1の受信部)

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の送信信号を出力する第1の送信部
    と、上記第1の送信信号が供給され該第1の送信信号を
    第1の高周波信号に変換して空間に発射する第1の送信
    素子と、空間から第2の高周波信号を受信して第1の受
    信信号に変換する第1の受信素子と、上記第1の受信信
    号が入力され該第1の受信信号から測定対象物の測定用
    パラメータ決定情報を抽出する第1の受信部と、を具備
    し、 上記測定対象物に設けられ、この設けられた測定対象物
    の測定用パラメータ決定情報が予め記憶された記憶部を
    有しており、該測定対象物自体またはその近傍に設けら
    れ、空間から上記第1の高周波信号を受信したとき、上
    記記憶部に記憶されている上記パラメータ決定情報を含
    む信号を上記第2の高周波信号に変換して空間に発射す
    る識別子、との間で上記第1及び第2の各高周波信号を
    送受信可能であって、上記抽出された測定用パラメータ
    決定情報に基づいてパラメータが設定される測定装置。
  2. 【請求項2】 上記第1の送信部が、外部から送信指令
    が与えられたときに上記第1の送信信号を出力する状態
    に構成された、請求項1に記載の測定装置。
  3. 【請求項3】 上記測定装置本来の測定機能を実現する
    ための手段が内蔵された筐体内に、上記第1の送信部、
    第1の送信素子、第1の受信素子及び第1の受信部の一
    部または全部を内蔵した、請求項1に記載の測定装置。
  4. 【請求項4】 上記第1の送信素子と上記第1の受信素
    子とを、共通の素子により構成した、請求項1に記載の
    測定装置。
  5. 【請求項5】 上記第1の受信部により抽出して得た上
    記所定の情報の一部または全部を設定する設定部を設け
    た、請求項1に記載の測定装置。
  6. 【請求項6】 上記第1の送信信号が、周波数及び振幅
    が一定の交流信号である、請求項1に記載の測定装置。
  7. 【請求項7】 測定対象物自体またはその近傍に設けら
    れるものであって、空間から第1の高周波信号を受信し
    て第2の受信信号に変換して出力する第2の受信素子
    と、この第2の受信素子から上記第2の受信信号が出力
    されたときこれを受けて応答指令を生成して出力する第
    2の受信部と、当該測定対象物を測定するためのパラメ
    ータ決定情報が予め記憶された記憶部を有し上記第2の
    受信部から上記応答指令が出力されたとき上記記憶部に
    記憶されているパラメータ決定情報を含む第2の送信信
    号を出力する第2の送信部と、上記第2の送信信号が供
    給され該第2の送信信号を第2の高周波信号に変換して
    空間に発射する第2の送信素子と、を具備し、 上記第1の高周波信号を空間に発射すると共に、該空間
    から上記第2の高周波信号を受信してこの受信して得た
    信号から上記パラメータ決定情報を抽出し、このパラメ
    ータ決定情報に基づいてパラメータを決定する機能を備
    えた測定装置、との間で上記第1及び第2の各高周波信
    号を送受信可能な、識別子。
  8. 【請求項8】 上記第2の送信素子と上記第2の受信素
    子とを、共通の素子により構成した、請求項7に記載の
    識別子。
  9. 【請求項9】 上記第2の受信部が、受動素子のみによ
    り構成された電気回路であって上記第2の受信信号から
    電力を抽出しこの抽出して得た電力を上記応答指令とし
    て出力し、上記第2の送信部が、上記第2の受信部から
    出力される上記電力を自己の駆動電源として駆動する状
    態に構成された、請求項7に記載の識別子。
  10. 【請求項10】 上記第2の受信素子、第2の受信部、
    第2の送信部及び第2の送信素子の一部または全部を一
    体化した、請求項7に記載の識別子。
  11. 【請求項11】 請求項1、2、3、4、5または6に
    記載の測定装置と、請求項7、8、9または10に記載
    の識別子と、の組み合わせから成る測定システム。
  12. 【請求項12】 上記第1の送信素子と上記第2の受信
    素子との間で上記第1の高周波信号を送受信させる際、
    これら各素子を互いに近接させることによりこれら両者
    間を誘導結合させ、この誘導結合を介して上記第1の高
    周波信号を送受信させる状態に構成された、請求項11
    に記載の測定システム。
  13. 【請求項13】 上記第2の送信素子と上記第1の受信
    素子との間で上記第2の高周波信号を送受信させる際、
    これら各素子を互いに近接させることによりこれら両者
    間を誘導結合させ、この誘導結合を介して上記第2の高
    周波信号を送受信させる状態に構成された、請求項11
    に記載の測定システム。
  14. 【請求項14】 上記測定対象物が、配管系に設けられ
    るトラップ装置である、請求項1、2、3、4、5また
    は6に記載の測定装置、または請求項7、8、9または
    10に記載の識別子、または請求項11、12または1
    3に記載の測定システム。
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