JP3362901B2 - 成形方法及び成形機 - Google Patents
成形方法及び成形機Info
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Description
関し、とくに長繊維を含む熱可塑性樹脂組成物から成る
長軸ペレットを成形する方法及びその方法に使用する成
形機に関する。
品は、繊維による補強効果により強度、剛性、耐衝撃性
等の性質で極めて優れている。このため近年かかる繊維
を含む熱可塑性樹脂組成物の成形が注目されている。
維を含む熱可塑性樹脂組成物は、成形材料として例えば
長さ20mm以上の長軸のペレット状となっているた
め、ホッパー内でペレットがブリッジングと称す絡み合
いが生じ、スクリューへの供給量にムラが生じ易い。ス
クリューへのペレットの供給にムラが生じると、既に供
給されたペレットは加熱シリンダ内で空回りしたり、あ
るいは既に溶融可塑化されているにも拘らず後続のペレ
ットが正常に供給されないため、長時間加熱シリンダ内
に滞留することとなり、供給ムラの無い場合に比べスク
リューによって長時間剪断作用を受けることとなる。こ
のため、ペレットに含まれる繊維の折損程度が著しくな
り、得られる成形品において長繊維による優れた機械的
特性が発揮されないという問題点があった。また、スク
リューフィードゾーンへペレットが不揃い状態で供給さ
れると、フィードゾーンでの不要なペレットの回転及び
フライトとの剪断により、圧縮ゾーンへ至る前にペレッ
ト(ガラス繊維など)の破損が発生する場合があった。
かかる課題を解決するため、長繊維を含む熱可塑性樹脂
組成物の長軸ペレットを安定してスクリューに供給でき
る成形方法について鋭意研究を行った結果、ペレット軸
を互いに同一方向に配列させた状態でスクリューに供給
する方法、とりわけスクリューに対し接線方向、あるい
はペレット軸を水平にしてペレットを垂直方向に積み重
ねた状態でペレット軸が互いにスクリューに平行若しく
はスクリューのフライトに平行とすることが著しく有効
であるとの知見を得て、本発明を完成させることができ
た。
的に同一長さを有しペレットの長手方向に配列した10
〜80重量%の繊維と熱可塑性樹脂との組成物から成る
長さ20mm以上のペレットを成形する方法であって、
前記ペレットをペレット軸が互いに同一方向に配列させ
た状態で成形機のスクリューに供給し、可塑化すること
を特徴とする成形方法が提供される。
を成形機のスクリューに対し接線方向に配列させた状態
でスクリューに供給する。あるいは上記方法においてペ
レット軸をスクリューのフライトに平行に配列させ、更
にペレット軸を水平にしてペレットを垂直方向に積み重
ねた状態でスクリューに供給する。更には、上記方法に
おいてペレット軸をスクリューの軸に対して平行に配列
させ、更にペレット軸を水平にして垂直方向に積み重ね
た状態で成形機のスクリューに供給する。
一長さを有しペレットの長手方向に配列した10〜80
重量%の繊維と熱可塑性樹脂との組成物から成る長さ2
0mm以上のペレットを成形する成形機であって、前記
ペレットを互いのペレット軸が同一方向となるように配
列させながら成形機に供給するペレット整列供給機構を
含むことを特徴とする成形機が提供される。
レット供給口の上方に設けられたホッパーから成り、前
記ホッパーはじょうご状に形成された振動する上部シュ
ート部と、前記上部シュート部の下方にて水平方向に振
動する下部シュート部から成り、下部シュート部は上部
シュート部から落下したペレットを受けるトレイと、前
記トレイの内部に連通しトレイの底部からシリンダ供給
口まで延びるガイドから成り、前記トレイには上部シュ
ート部の下方開口部の下方に位置して水平方向に振動す
るバッフル板が取り付けられ、前記バッフル板と前記ト
レイの水平方向両端部との間の長さは各々ペレットの長
さよりもやや長く、トレイとガイドを連通する開口部の
水平方向の長さは、ペレットの長さよりもやや長く設け
られているものであることができる。
ット受容器の内周壁面に設けられた螺旋状の移送用トラ
ックに沿ってペレットを振動によりペレット軸が互いに
同一方向となるように配列された状態で上昇させ、次い
で送り出す振動ペレットフィーダを含むことができ、更
には前記振動ペレットフィーダと前記により送り出され
たペレットをスクリューの接線方向に向けて成形機のペ
レット供給口に落下させるシュートとから成ることがで
きる。
レット軸がランダム方向に向いたペレットをバイブレー
ティングホッパーを経由して振動フィーダーに供給し、
軸方向が同一方向に配列されて得られるペレットを真空
にて吸引してペレット整列供給機構に搬送させるペレッ
ト搬送手段を含むことができる。
互いに同一方向に配列させた状態で成形機のスクリュー
に供給されるため、従来ホッパーで生じていたブリッジ
ングによるペレットの供給ムラは著しく低減され、供給
ムラが原因となっていた成形機スクリュー内での過剰混
練による長繊維の折損及び不揃いペレットのスクリュー
フィードゾーンでの折り曲げ、圧縮によるペレット(ガ
ラス繊維等)の折損も大幅に低減できる。
を更に詳細に説明するが、これら実施例は単に本発明を
例示するもので、本発明はこれらのみに限定されるもの
ではない。
る長軸ペレット成形機の断面略図が示されている。この
長軸ペレット成形機2は、成形機本体10と、ペレット
整列供給機構40とから成り、成形機本体10は、図示
するように加熱シリンダ12と、この加熱シリンダ12
の内部で回転自在かつ往復動自在なスクリュー14と、
加熱シリンダ12とスクリュー14の間で可塑化された
塑性物15をダイ(図示せず)にするための加熱シリン
ダのノズル18と、前方に設けられたノズルと反対側に
設けられたスクリュー回転及び加圧機構16(図では加
圧機構のみを示す)とから主に成る。加熱シリンダ12
上部には、後述するようにペレットを供給するためのペ
レット供給口20が開口されている。
ッパー60と、ペレット供給源49からのペレットを吸
引するためのホッパーローダ44とから主に成る。
方に取り付けられており、フレキシブルパイプ46を介
してペレット4をペレット供給源49から空気と共にエ
アポンプ48による真空力によりで吸引するものであ
る。ペレット供給源の詳細は図示していないが、フレキ
シブルパイプ46の先端には空気圧によりペレットを搬
送させ易いように振動フィーダーが連結され、さらに振
動フィーダーの上部にはバイブレーティングホッパー
(振動ホッパー)が連結されている。バイブレーティン
グホッパーには通常ペレット軸がランダム方向に向いた
ペレットが絡まった状態で供給される。バイブレーティ
ングホッパーは偏芯モーターにより振動し、絡まったペ
レットは解されて振動フィーダーに供給される。振動フ
ィーダーではやはり振動作用によりペレット軸が同一方
向に配列されるので、それを前記のように真空力により
吸引することにより搬送をスムーズに行うことができ
る。このようなバイブレーティングホッパーや振動フィ
ーダーは公知の機器である。前記フレキシブルパイプの
先端にはスカッパーと称されるじょうご型の吸い込み口
をペレット輸送袋等に挿入してペレット供給源としても
よい。なお空気搬送ペレット4の詰まりを起こすことな
くフレキシブルパイプ46内でのペレット4の搬送をス
ムーズに行うため、図示するようにパイプジョイントで
は、下流側パイプが上流側パイプをカバーするようにジ
ョイントされている。これにより、パイプジョイント部
でのペレットのブリッジングにより詰まりを防ぐことが
できる。ペレットによってはこのフレキシブルパイプ4
6の代わりに鋼製のパイプでも使用できる。ホッパーロ
ーダ44は、上端部に空気のみを通過させるフィルタ
(パッティング)50が設けられており、下端部にはロ
ーダ44内に一定量のペレット4が溜まると、ペレット
4の重み等を検知して自動的に開くフラップ45がヒン
ジ止めされている。
ブレーティングホッパー、振動フィーダーさらには真空
力による方法に代わって、バケットエレベーターを用い
ることもできる。このようなバケットエレベーターも建
設業界等では良く用いられている資材等の搬送方法の一
種である。
2〜4により詳しく示すホッパー60が設けられてい
る。このホッパー60は上端部が上方のホッパーローダ
44に向かって開口し、下端部に成形機本体10のシリ
ンダ上部に設けられたペレット供給口20に対向する排
出開口部が設けられている。このホッパー60は、図2
〜4に示すように、上部シュート部61と、下部シュー
ト部62とから主に成る。上部シュート部61と下部シ
ュート部62は共に図示しない適当な手段により矢印H
方向(水平方向)に振動できるように互いに離間されて
いる。上部シュート部61は、全体がじょうご形をして
おり、上述のように上端はホッパーローダ44に開口し
ている。下部シュート部62は、矢印W方向の断面では
図3に示すようにT字形となっており、下端部の排出開
口部は上述のようにシリンダのペレット供給口20に対
向している。この下部シュート部62は、図3、4に示
すような長方形をした上方のトレイ63と、このトレイ
63からペレット供給口20まで延びているガイド64
のユニットから成る。下部シュート部62は、図4に示
すような各ユニットが図2に示すように矢印W方向に複
数並置されて構成されている。
1に向かって開口し、上端より若干下方の位置、すなわ
ち上部シュート部61の下端からやや離間した位置にて
トレイ63のW方向の両側面に長方形のバッフル板65
が一体的に取り付けられている。このバッフル板65は
上部シュート部61の下端開口部にほぼ対応しており、
後記する機能のほか上部シュート部61からペレット4
が直接ガイド64内に落下しないように働く。このバッ
フル板65とトレイ63の長手方向(矢印H方向)の両
端部との間の距離LHは、ペレットの長さよりも若干長
くなっている。またこのトレイ63の矢印W方向の幅L
W(トレイの幅)はペレットの長さよりも短くなってい
る。このトレイ63の底部には、矢印H方向に並んだペ
レットがその中に蓄積されるガイド64が一体的に取り
付けられており、バッフル板65のほぼ直下の開口部を
介してトレイ63内空間とガイド64とは連通してい
る。ガイド64の矢印H方向の長さはペレットの長さよ
りも若干長くしている程度である。こうして図4に示す
ユニットが図2に示すように複数のガイド64を共通に
して、矢印W方向に並置され、その下端部はシリンダの
ペレット供給口20の真上で開口している。
ニットの一つに相当する部分として示しているが、実際
は図2に示すように複数のユニットは互いに隣のガイド
64との隔離壁をペレット供給口まで設けることなく、
一体として軸方向を揃えたペレットを蓄積する。もちろ
ん前記隔離壁をトレイ63の底部からペレット供給口2
0まで、あるいはペレット供給口20に至る途中まで設
けてもよい。
シュート部61にランダムな配列で落下したペレット4
は、各々複数のトレイ63に進入し、矢印H方向に振動
しているいずれかのバッフル板65上に逐次供給され
る。上記のトレイの幅LW(図4参照)はペレットの長
さよりも短いので、またトレイ63自体が矢印H方向に
振動しているので、トレイ仕切板66上に落下したペレ
ット4もそこに留まることなくいずれかのバッフル板6
5に落下する。バッフル板65も矢印H方向に振動して
いるので、バッフル板65上に落下したペレットもそこ
に長く留まらず、トレイ63の長手方向(矢印H方向)
端部との間に落下する。トレイ63も上述のように矢印
H方向に振動しているので、またペレットの長さはトレ
イの幅LWよりも長いので、ペレット4は軸方向が矢印
H方向に配列されてトレイ63の底部に蓄積する。その
際振動により同底部中央に設けられたガイド64の上部
開口部にペレットが入る間隙があればペレット軸が矢印
H方向に整列されたまま進入する。ガイド64内のペレ
ット蓄積最上面高さは成形により消費されるペレット量
に応じて降下するが、その降下した分は、上記トレイ6
3の底部に矢印H方向に軸を揃えてトレイ63内を往復
振動しながら蓄積しているペレットが前記ガイド64の
上部開口部へ進入することにより、常に補われる。成形
のサイクル等によりスクリューへのペレットの供給が止
まり、この影響でガイド64内にペレットが満たされト
レイ63底部からガイド64内にペレットが供給されな
くなると、トレイ63の底部には軸方向が矢印H方向に
整列されたペレットが蓄積する。この場合は、図示しな
いペレット蓄積高さセンサーでホッパーローダ44から
上部シュート部61へのペレットの供給を一時停止する
ようになっている。こうしてペレット4は、軸方向を殆
ど乱すことなく、矢印H方向に配列したまま、ガイド6
4中を次第に下方へ移動し、ペレット供給口20に達す
る。
イ63のユニットから供給される矢印H方向に軸方向が
揃ったペレットをペレット供給口20に供給するが、ペ
レット供給口20に対応する最下部の矢印W方向の開口
幅aに対し、ガイド64の最上部における複数のトレイ
63の矢印W方向の合計開口幅bは数倍以上、例えば3
倍、特には5倍以上であることが好ましい。これによ
り、図2に示すようにガイド64は上方に開いた形状と
なり、成形でスクリューに供給されることによるガイド
64内の蓄積ペレット最上面の下降速度が相対的に小さ
くなり、ガイド64内で水平に矢印H方向に並んだペレ
ット軸がペレットの降下に伴って鉛直方向を向くことな
く、また方向を殆ど乱すことなく順次降下し、ペレット
供給口20に達することとなる。
レット軸方向が成形機本体10のスクリュー14の軸に
対し平行となるように取り付けられているが、ペレット
軸方向がスクリュー14のフライト15に平行となるよ
うホッパー60の設置角度を変えてもよい。なお、ここ
で「平行」とは正確な平行のみならず、平行と近傍の範
囲も含まれる。
イド64内のようにペレットをマッチ箱内に並んだマッ
チ軸のようにペレット軸が互いに同一方向に配列させた
状態でカートリッジに詰め、図1〜4と同様にカートリ
ッジの下部に設けた開口部からペレットを方向を乱さな
いように順に供給することも可能である。
うな振動ペレットフィーダ80(いわゆるパーツフィー
ダ)に置換することもできる。この振動ペレットフィー
ダは、図1〜図4に示すホッパー60と異なり、ペレッ
トをペレット軸が互いに同一方向となるように配列され
た状態で送り出すことができる。その際、ペレット軸は
互いに同一方向に配列され、かつペレット軸が前後に互
いに重なり合った状態で供給するものである。
図を示すように椀状のペレット受容器82と、このペレ
ット受容器82内に中心から外周に向かって徐々に上昇
する螺旋トラック84とこの椀状受容器82に微振動を
与える振動手段(図示せず)から成る。上方のホッパー
ローダ44から受容器82の中心部に供給されたペレッ
ト4は、ペレット軸が互いにランダムに向いており、ま
た通常互いに絡まった状態である。供給されたペレット
4は振動ペレットフィーダの振動により解され、螺旋ト
ラック84に沿って徐々に上昇しながら移送される。こ
の移送の際、ペレット4はペレット軸方向に沿って直線
状、すなわちペレット軸が互いに前後に一部重なり合っ
た状態で整列される。こうして移送されたペレット4は
トラックの最上部に達し、そこに設けられた排出口86
からシュート88(シュート88は振動させないように
排出口86とはわずかに分離されている。)を介して図
7に平面図で示すように成形機本体10のシリンダ12
側面に設けられたペレット供給口20から垂直または垂
直に近い状態で、かつペレット軸方向に整列した状態で
シリンダ12とスクリュー14の間に挿入され、ペレッ
トがブリッジングを起こすことなく、くいこみが連続し
て可能となる。すなわちペレット軸を互いに同一方向に
配列させ、かつスクリューに対して接線方向に配列させ
た状態で、連続してスクリューに供給することが可能と
なる。なおペレットを螺旋トラックで移送している際、
ペレット軸が通常互いに上下にも重なり合った状態にな
るが、螺旋トラックの幅と供給速度によっては、上下に
重ならずに送り出すことも可能である。さらにトラック
の最上部に達したペレットの流れは、ペレット供給口2
0の間口の大きさに従って、例えばシュート88にある
いは螺旋トラックにペレットの流れに沿ったガイド(仕
切板)等により流れの幅を次第に広げることも可能であ
る。流れの幅を広げない場合でも、シュートにはペレッ
トの流れを乱さないための図示しないガイドをペレット
流に沿って設置してもよい。図5は、螺旋トラックにて
移送中のペレットは省略し、螺旋トラックの最上部から
シュート88を介してペレットがペレット供給口20へ
移送される部分の様子を示している。
列供給機構の一部と図5〜7で示される振動ペレットフ
ィーダを用いたペレット整列供給機構の組み合わせも可
能である。すなわち、振動ペレットフィーダによりペレ
ット軸が互いに同一方向に配列した状態で得られるペレ
ット流を、前述のように適当なガイド(仕切板等)によ
ってその流れの幅を広げ、直接図2に示すガイド64に
矢印H方向から順に供給して、図2によって得られるも
のと同様にペレット軸を同一方向に配列させ、かつ水平
にしてペレットを垂直方向に積み重ねてスクリューに供
給することもできる。この場合、ガイド64ではなく、
複数のトレイ63のバッフル板65上に振動ペレットフ
ィーダからのペレット流を分けて供給することも可能で
ある。
ットの供給、可塑化も間欠的となる。本発明の成形方法
及び成形機は、このような間欠運転に対していずれも対
処可能である。すなわち図2〜4に示すペレット整列供
給機構においてはスクリューの回転停止によりペレット
のスクリューへの供給は停止され、図5〜7に示すペレ
ット整列供給機構においては、スクリューの回転停止に
合わせて振動ペレットフィーダを一時停止させればよ
い。
る熱可塑性樹脂としてはナイロン6、ナイロン66、ナ
イロン610、ナイロン9、ナイロン11、ナイロン1
2などのポリアミド類、ポリエチレンテレフタレート、
ポリブチレンテレフタレートなどのポリエステル類、ポ
リエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン類、
ポリスチレンやABSなどのスチレン系樹脂、ポリウレ
タン、ポリアセタール、ポリカーボネート、ポリフェニ
レンサルファイド、ポリメタクリル酸メチル、フッ素系
樹脂などを例示することが出来る。
る繊維としては、ガラス繊維、炭素繊維、スチール繊
維、アラミド繊維などを例示することが出来るが、折損
し易いガラス繊維を用いる場合に本発明を適用すること
が特に好ましい。
は、前述の長繊維状強化材に前記樹脂を溶融状態で含浸
させ、適当な長さに切断したペレットが用いられる。こ
のペレットには、繊維強化材が通常平行に配列してい
る。このようなペレットの製造法は、熱硬化性樹脂を用
いた強化プラスチックの連続成形法の一つである引き抜
き成形と原理的には同じであり、すでに公知である。こ
の場合、本発明で得られる成形品中の繊維強化材の平均
繊維長は、前記切断長さ以上にはなり得ない。従って、
前記ペレットの切断長さはスクリュへの供給などに支障
の無い範囲内で、長い方が好ましい。通常20mm以
上、好ましくは30mm以上、特に好ましくは40mm
以上とする。また上限は特に制限はないが、好ましくは
100mm以下である。
レットの絡み合いによるいわゆるブリッジングが解消さ
れ、成形機のスクリューへのペレットの供給はスムーズ
に行われる。このためブリッジングにより引き起こされ
ていたペレットの供給ムラが解消され、溶融可塑化され
た樹脂組成物が加熱シリンダ内で過度に滞留する事態を
避けることができ、スクリューにより受ける過度な剪断
作用による長繊維の折損を著しく減らすことが出来るよ
うになった。また本発明によりペレットのスクリューへ
の食い込みが改善され、可塑化に要する時間も短縮出来
るようになった。本発明の成形方法及び成成形機により
得られる成形品は、長繊維強化材により強度、剛性、耐
衝撃性等の優れた性質を発揮させることができる。
ット成形機の断面略図である。
給機構であるホッパーを示す斜視図である。
図である。
である。
動ペレットフィーダを示す斜視図である。
ある。
である。
Claims (9)
- 【請求項1】 ペレットと実質的に同一長さを有しペレ
ットの長手方向に配列した10〜80重量%の繊維と熱
可塑性樹脂との組成物から成る長さ20mm以上のペレ
ットを成形する方法であって、前記ペレットをペレット
軸を互いに同一方向に配列させた状態で成形機のスクリ
ューに供給し、可塑化することを特徴とする成形方法。 - 【請求項2】 ペレット軸を互いに同一方向に配列さ
せ、かつ成形機のスクリューに対し接線方向に配列させ
た状態で成形機のスクリューに供給することを特徴とす
る請求項1の成形方法。 - 【請求項3】 ペレット軸を成形機のスクリューのフラ
イトに平行に配列させ、更にペレット軸を水平にしてペ
レットを垂直方向に積み重ねた状態で成形機のスクリュ
ーに供給することを特徴とする請求項1記載の成形方
法。 - 【請求項4】 ペレット軸を成形機のスクリューの軸に
対して平行に配列させ、更にペレット軸を水平にしてペ
レットを垂直方向に積み重ねた状態で成形機のスクリュ
ーに供給することを特徴とする請求項1記載の成形方
法。 - 【請求項5】 ペレットと実質的に同一長さを有しペレ
ットの長手方向に配列した10〜80重量%の繊維と熱
可塑性樹脂との組成物から成る長さ20mm以上のペレ
ットを成形する成形機であって、前記ペレットを互いの
ペレット軸が同一方向となるように配列させながら成形
機に供給するペレット整列供給機構を含むことを特徴と
する成形機。 - 【請求項6】 前記ペレット整列供給機構は、成形機の
ペレット供給口の上方に設けられたホッパーから成り、
前記ホッパーはじょうご状に形成された振動する上部シ
ュート部と、前記上部シュート部の下方にて水平方向に
振動する下部シュート部から成り、下部シュート部は上
部シュート部から落下したペレットを受けるトレイと、
前記トレイの内部に連通しトレイの底部からシリンダ供
給口まで延びるガイドから成り、前記トレイには上部シ
ュート部の下方開口部の下方に位置して水平方向に振動
するバッフル板が取り付けられ、前記バッフル板と前記
トレイの水平方向両端部との間の長さは各々ペレットの
長さよりもやや長く、トレイとガイドを連通する開口部
の水平方向の長さは、ペレットの長さよりもやや長く設
けられているものであることを特徴とする請求項5記載
の成形機。 - 【請求項7】 前記ペレット整列供給機構は、椀状のペ
レット受容器の内周壁面に設けられた螺旋状の移送用ト
ラックに沿ってペレットを振動によりペレット軸が互い
に同一方向となるように配列された状態で上昇させ、次
いで送り出す振動ペレットフィーダを含むことを特徴と
する請求項5記載の成形機。 - 【請求項8】 前記ペレット整列供給機構は、椀状のペ
レット受容器の内周壁面に設けられた螺旋状の移送用ト
ラックに沿って、ペレットを振動によりペレット軸が互
いに同一方向となるように配列された状態で上昇させ、
次いで送り出す振動ペレットフィーダと、前記により送
り出されたペレットをスクリューの接線方向に向けて成
形機のペレット供給口に落下させるシュートとから成る
ことを特徴とする請求項5記載の成形機。 - 【請求項9】 ペレット軸がランダム方向に向いたペレ
ットをバイブレーティングホッパーを経由して振動フィ
ーダーに供給し、軸方向が同一方向に配列されて得られ
るペレットを真空にて吸引してペレット整列供給機構に
搬送させるペレット搬送手段を更に含むことを特徴とす
る請求項5記載の成形機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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