JP3362479B2 - 回転電機の回転子 - Google Patents

回転電機の回転子

Info

Publication number
JP3362479B2
JP3362479B2 JP27644693A JP27644693A JP3362479B2 JP 3362479 B2 JP3362479 B2 JP 3362479B2 JP 27644693 A JP27644693 A JP 27644693A JP 27644693 A JP27644693 A JP 27644693A JP 3362479 B2 JP3362479 B2 JP 3362479B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
wedge
alloy
electric machine
conductivity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP27644693A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07131948A (ja
Inventor
家導 宮川
誉延 森
恭臣 八木
文夫 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP27644693A priority Critical patent/JP3362479B2/ja
Priority to US08/326,333 priority patent/US5459363A/en
Priority to CA002134253A priority patent/CA2134253C/en
Priority to EP94117093A priority patent/EP0652624B1/en
Priority to DE69401769T priority patent/DE69401769T2/de
Priority to KR1019940028875A priority patent/KR0183476B1/ko
Publication of JPH07131948A publication Critical patent/JPH07131948A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3362479B2 publication Critical patent/JP3362479B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K3/00Details of windings
    • H02K3/44Protection against moisture or chemical attack; Windings specially adapted for operation in liquid or gas
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K3/00Details of windings
    • H02K3/46Fastening of windings on the stator or rotor structure
    • H02K3/48Fastening of windings on the stator or rotor structure in slots
    • H02K3/487Slot-closing devices
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K3/00Details of windings
    • H02K3/02Windings characterised by the conductor material
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K3/00Details of windings
    • H02K3/04Windings characterised by the conductor shape, form or construction, e.g. with bar conductors
    • H02K3/12Windings characterised by the conductor shape, form or construction, e.g. with bar conductors arranged in slots
    • H02K3/16Windings characterised by the conductor shape, form or construction, e.g. with bar conductors arranged in slots for auxiliary purposes, e.g. damping or commutating

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ウェッジ等の回転子の
渦電流の流れる部分の材質を改良した回転電機の回転子
に関する。
【0002】
【従来の技術】ガスタービンや蒸気タービンを駆動源と
する発電設備に用いられている発電機の回転子の界磁巻
線を押さえるウェッジとしては、一般に鉄やアルミの合
金が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、電力需要の増加
に対応して大容量の発電設備が建設されるようになって
いる。これに伴い、ガスタービンあるいはコンバインド
サイクル発電設備を始動するための始動装置も大容量の
ものが要求されるようになり、サイリスタ始動方式が注
目されるようになった。これは、発電設備を始動する際
に発電設備中の同期発電機を可変速の電動機として作動
させ、この電動機から得たトルクによってガスタービン
を自力昇速可能速度まで加速する方式である。
【0004】同期電動機の回転速度は、電機子巻線に印
加する交流電源の周波数に依存している。従って、同期
発電機を可変速運転するためには、周波数可変の交流電
源が必要であり、その周波数は可変速電動機の回転速度
に応じて制御できるものでなければならない。周波数電
源を得る目的で、サイリスタなどの半導体素子をもちい
た周波数変換装置が利用されている。
【0005】周波数変換装置は、交流を直流に変換する
順変換部と直流を交流に変換する逆変換部とからなって
いる。この周波数変換装置をもちいて発電設備を始動す
る際、発電機の電機子巻線には方形波電流を流す。方形
波電流には高調波電流が含まれており、その電流は下式
のように表わすことができる。
【0006】 高調波の周波数 fi=(6i±1)f0 高調波の大きさ Ai=A0/(6i±1) ただし、i=1,2,3,… f0=基本波の周波数 A0=基本波の大きさ この電機子巻線に流れる高調波電流は回転子の表面に渦
電流を誘起する。回転子のウェッジに流れる渦電流はウ
ェッジとウェッジとの繋ぎ目においてティースに移行し
て流れる。渦電流は端部においてリティニングリング及
びダンパリングに移行して、回転子の円周方向に流れ
る。また、磁極部においてはクロススロットの付近でク
ロススロットの端に電流が集中して流れる。これらの回
転子表面に流れる渦電流により損失が発生し、その結
果、回転子表面の温度が上昇する。
【0007】一方、回転子の冷却性能は回転数に依存
し、始動時の低速回転の際には十分な冷却性能がないた
め、始動時の温度上昇が問題となり、発電機に悪影響を
与えることになる。また、電力系統には種々の電気機器
が発生する高調波電流が含まれているため、発電機は常
に高調波電流が流れている状況にある。
【0008】回転子の表面に渦電流が流れないようにす
るには、発電機の回転子の界磁巻線を押さえるウェッジ
及びダンパに渦電流を集中させることが考えられる。ウ
ェッジとして一般に用いられている鉄では、回転子の抵
抗とウェッジの抵抗とがほぼ等しいため、ウェッジに渦
電流を集中させることができない。同じくウェッジとし
て一般に用いられているアルミでは、ウェッジに渦電流
を集中させることはできるが、低速回転時等で発生する
恐れのある電蝕に対して弱いという問題がある。
【0009】電蝕に対しては、特公昭59−35420 号公報
には銅に数パーセントのシリコンとニッケルを加えた銅
合金を使用しているが、電蝕に対して配慮されていな
い。特公昭63−12931 号公報には上述の組成の他にジル
コニウムを使用しているが、電蝕及びウェッジ等に対し
て配慮されていない。
【0010】またダンパとして一般に用いられている銅
に関しては、材料強度及び耐熱強度があまり大きくない
ため、電流を多く流すことには問題がある。
【0011】本発明の目的は、電蝕による破損を防止し
た回転電機の回転子を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この問題を解決するた
め、本発明の回転電機の回転子は、軸方向に連続した溝
を周方向に複数設け、溝内に回転子巻線を収納すると共
に、回転子巻線が遠心力で飛び出すのを防止するウェッ
ジを回転子表面付近溝内に収納し、ウェッジは、Cu合
金からなり、合金組成は、Si0.3〜2% ,Ni2〜
6%,Al2〜6%含有し、残部が銅から成るように構
成した。
【0013】
【作用】ウェッジに例えばCuとZrとNiとSiとの
合金を使用すると、この銅合金は導電率が良いから、電
気抵抗が小さく、温度上昇が少なく、回転子表面の温度
上昇を抑えることができると共に、機械的強度が強く、
耐電蝕性に優れているので、例えばウェッジがティース
に衝突してもスパークにより変形しにくく、ウェッジの
破損を防止できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図3により
説明する。図1は同期発電機の回転子1であり、回転子
1の部分断面図が図2,図3である。
【0015】回転子1は円筒状に形成されており、両端
に主軸1Aを備え、主として鉄心2と界磁巻線3とより
成る。縦溝4とティース5は回転子1の周方向に沿って
複数個形成されていると共に、軸方向に伸びている。界
磁巻線3及びウェッジ6は縦溝内に収納されている。ウ
ェッジ6は界磁巻線外周側の縦溝4内に配置され、軸方
向に複数個分割して、界磁巻線3が縦溝4より外部に飛
び出すのを防止している。ダンパリング7は主軸側のウ
ェッジ端に接続して、回転子1の周方向に沿って取り付
けられ、ダンパリング7の上側にはリティニングリング
8を配置している。リティニングリング8は界磁巻線
3,ダンパリング7等を回転子1に固定している。2A
はクロス.ロットである。
【0016】この発電機の回転子1の定格回転数は約3
600rpm であるが、始動時の低速回転数例えば約数1
00rpm 以下で回転する。このため、回転子1のウェッ
ジ6には遠心力が働き、この高遠心力に耐える材料強度
が必要となる。また、回転子に誘起される渦電流をウェ
ッジ6に集中させるためには、回転子表面に比べてウェ
ッジ6が高い導電率を有している必要がある。
【0017】図4は回転子1に誘起される渦電流と温度
上昇との関係について示したものである。回転子1に誘
起される渦電流ISは、電機子巻線に流れる高調波電流I
2 に比例する。即ち、Is∝I2の関係にある。
【0018】一方、回転子表面での温度上昇ΔTと渦電
流Isとの関係は次式で表わせる。 ΔT ∝R・Is 但し、R:回転子表面の抵抗 従って、回転子表面の温度上昇は渦電流の流れる回転子
表面の抵抗の大きさに比例する。つまり、回転子表面の
渦電流の流れる部分の抵抗を小さくすれば、回転子表面
の温度上昇を抑えることができる。
【0019】これらの条件を考慮すると、発電機の回転
子のウェッジとして使用する場合、必要となる材料強度
と導電率の基準は、IACS[Intertional Annealed
Copper Standard(国際軟銅標準)]によれば、以下の
ように規定されている。
【0020】 0.2%耐力≧約20kg/mm2 …(1) 導電率≧約20%IACS …(2) 図5(A),(B)乃至図8に示す実験デ−タによりウェ
ッジ6の材料強度及び導電率について説明する。
【0021】図5(A),(B)は、Cu−Zr−Ni−
Si合金の本発明の材料の強度及び導電率を示す特性図
である。
【0022】Cu−Zr−Ni−Si合金の組成は同図
(A)に示すように、Siは上記(1)を得るために、
Si=0.2% 以上必要である。しかし、同図(B)よ
りSi=1.5%を越えると、導電率が上記(2)を下
回る。従って、Siは0.2%〜1.5%が好ましい。
【0023】Niは上記(1)を得るために、Ni=
0.5% 以上必要である。しかし、同図(B)よりNi
=5%を越えると、導電率が上記(2)を下回る。従っ
て、Niは0.5%〜5%が好ましい。
【0024】Zrは図6に示すような電蝕割れを抑制す
るために0.05% 以上必要である。しかし、Zrが4
%を越えると、導電率が上記(2)を下回る。従って、
Zrは0.05%〜4%が好ましい。
【0025】そして、Zrを含まないCu−Ni−Si
合金は図7に示すように電蝕部が割れやすい。しかし、
(0.05%〜4%)のZrを本発明のCu−Si(0.
2%〜1.5%),Ni(0.5%〜5%)合金に添加す
ると、電蝕部の割れは著しく少なくなる。
【0026】次に、ウェッジ7に本発明の上記Cu−S
i(0.2%〜1.5%),Ni(0.5%〜5%),Zr
(0.05%〜4%)合金を使用した場合を説明する。
【0027】回転子表面の渦電流Isのうちウェッジ6
を流れる成分は、ウェッジ6が軸方向に分割されている
ため、ウェッジ6の切目ではティース5へ迂回して流れ
る。このため、ウェッジ6とティース5の接合面の電気
抵抗で局部的に回転子1の温度が上昇したり、双方の電
位差によりアークが発生し、電蝕によりウェッジ6とテ
ィース5の接合部が溶解する。
【0028】特に、回転子1が低速回転している時、例
えばサイリスタ始動初期時は、ウェッジ6に働く遠心力
が十分ではないために、回転子1が図3(A)のように
上側の時には、ウェッジ6が縦溝4の間隙を介して矢印
Aのようにティース5より離れ、ウェッジ6とティース
5との間にスパークを発生する。更に、回転子1が移動
して、図3(B)の下側に来ると、ウェッジ6が重力g
により矢印Bのようにティース5に衝突する。
【0029】しかし、本発明のウェッジ6は上記Cu−
Zr−Ni−Si合金を使用したので、この合金は上述
のように導電性が良く、渦電流Isが流れても、温度上
昇が少なく、機械的強度が大きく、ウェッジ6がティー
ス5に衝突しても、変形しにくいと共に、図8に示すよ
うに、耐電蝕性に優れているので、スパークが生じにく
く、ウェッジ6が溶損しにくい。
【0030】また、(0.05%〜4%)のZrを本発
明のCu−Si(0.2%〜1.5%),Ni(0.5%〜
5%)合金に添加すると、電蝕部の割れは著しく少なく
なるので、更に、ウェッジ6が溶損しにくい。
【0031】図8は、本発明のウェッジと従来のウェッ
ジの耐電蝕性の比較を示している。耐電蝕性に対して、
従来の鉄やアルミ製のウェッジに比べ、本発明の銅合金
のウェッジは約50倍の耐力を有している。
【0032】またティース5とウェッジ6の接合面の電
気抵抗で局部的に回転子1の温度が上昇するが、本発明
のウェッジ銅合金の材料の機械的強度及び導電率特性は
図5に示すように、導電率が良いから、電気抵抗が小さ
く、温度上昇が少ないと共に、機械的強度が強く、ウェ
ッジ6がティース5に衝突しても変形しにくく、ウェッ
ジ6の破損を防止できるので、巻線3が縦溝4から飛び
出すことがない。
【0033】図9(A)及び(B)は、Cu−Al23
合金の強度及び導電率を示している。
【0034】Al23は上記(1)の強度を得るために
は、0.3(vol%)以上必要である。しかし、Al23
20(vol%)を越えると同図(B)より、導電率が上記
(2)を下回る。従って、Al23は(0.3%〜20v
ol%)が好ましい。
【0035】またCu−Al23合金の耐電蝕性は図8
より明らかなように他のFe,Al金属より良く、ウェ
ッジに使用すれば上記と同様な効果を達成することが出
来る。
【0036】図10(A),(B)は、Cu−Ni−Si
合金にAlを添加した場合である。Cu−Al−Ni−
Si合金の場合、合金の成分を適切に選ぶと室温で約5
0kg/mm2 以上の0.2% 耐力と約20%IACSの導
電率を有する合金となる。
【0037】Cu−Al−Ni−Si合金の組成は次の
とおりである。
【0038】Alは0.2% 耐力,50kg/mm2 以上を
得るためには、同図(A)に示すように2%以上必要で
ある。しかし、Alが6%を越えると同図(B)より、
導電率が上記(2)を下回る。従って、Alは(2%〜
6%)が好ましい。
【0039】Niは導電率が上記(2)を満足するため
には、(2%〜6%)が好ましい。Siは導電率が上記
(2)を満足するためには、(0.3%〜2%)が好まし
い。
【0040】この本発明のCu−Al(2%〜6%),
Ni(2%〜6%),Si(0.3%〜2%)合金を回
転電機のロータウェッジ6に使用すると、ウェッジに対
する材料強度と導電率の基準を満たすことができるた
め、高調波によって誘起される回転子表面の温度上昇を
抑えることができ、上述と同様な効果を達成することが
出来る。
【0041】本発明では他のウェッジ材料及び回転子の
渦電流の流れる部分に使用する合金として、次の合金を
使用できる。
【0042】1)Cu−Ti−Ni合金,Cu−Ni−
Si合金,Cu−Ti−Fe合金,Cu−Ag合金,C
u−Cr合金,Cu−Zr−Cr−Al合金,Cu−T
i−Si合金,Cu−Co−Si合金を使用する。
【0043】2)或いは酸化物,窒化物等のセラミック
ス微粒子(Al23,TiO2,Y23,BN,AlN
等)を、マトリックス中に分散させた銅合金を使用する
酸化物,窒化物等のセラミックス微粒子(Al23,T
iO2,Y23,BN,AlNetc.)をマトリックス中
に分散させた銅合金を使用することにより、耐熱性に優
れた、ウェッジ及び回転子の渦電流の流れる部分に使用
する合金の材質として使用できる。
【0044】更に、回転子表面に図4のように渦電流I
sが流れた際には、渦電流Isの流れている部分が温度
上昇するが、この温度上昇は、場合によっては局所的に
数百℃まで達する恐れがあるため、ウェッジの耐熱性が
問題となる。本発明の酸化物,窒化物を使用したウェッ
ジであれば、充分に温度上昇にたえることができる。ま
た回転子の端部は、中央部に比べ運転時の温度上昇が大
きく、また回転子を製造する際にリティニングリングを
焼きばめするため、耐熱性に優れた材質を使用する必要
がある。
【0045】一方、中央部では渦電流による温度上昇を
抑えるため、低抵抗の材質を使用することが望ましい。
【0046】そのため、本発明では端部に耐熱性の高い
銅合金を用い、中央部に導電性の高い銅合金を用いてい
る。また従来のウェッジを使用している回転電機に対し
ても、同じ大きさの銅合金に交換するだけで、高調波に
対する耐量を上げることができる。
【0047】上述の実施例ではウェッジについて述べた
が、ダンパリングの渦電流Isが流れる部分に本発明の
銅合金を使用してもよい。
【0048】
【発明の効果】以上本発明のウェッジ及びダンパ等に本
発明の銅合金を使用したので、この銅合金は導電率が良
いから、電気抵抗が小さく、回転子表面の温度上昇を抑
えることができる。従って、機械的強度が強く、耐電蝕
性に優れているので、渦電流が流れる部分の部材も破損
しにくと共に、例えばウェッジがティースに衝突した時
のスパークにより変形しにくく、ウェッジ等の本発明の
銅合金の破損を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である発電機の回転子の斜視図
である。
【図2】図1に使用した回転子の部分断面図である。
【図3】(A)及び(B)は図1に使用した回転子のウ
ェッジが上側及び下側に移動した時の部分断面図であ
る。
【図4】図1の回転子の表面に誘起される渦電流の流れ
を示す説明図である。
【図5】(A)及び(B)は図1の回転子ウェッジに使
用したCu−Ni−Si−Zr合金の強度及び導電率を
示す特性図である。
【図6】図5のCu−Ni−Si−Zr合金のZrの耐
電蝕性を示す特性図である。
【図7】図5のCu−Ni−Si合金の結晶図である。
【図8】図5の本発明の合金と他の金属の耐電蝕性を示
す特性図である。
【図9】(A)及び(B)は本発明の他の実施例として
示したCu−Al23合金の強度及び導電率を示す特性
図である。
【図10】(A)及び(B)は本発明の他の実施例とし
て示したCu−Al−Ni−Si合金の強度及び導電率
を示す特性図である。
【符号の説明】
1…回転子、2…鉄心、3…巻線、4…縦溝、5…ティ
ース、6…ウェッジ、7…ダンパリング、8…リティニ
ングリング。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴田 文夫 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社 日立製作所内 (56)参考文献 特開 昭64−89935(JP,A) 特開 昭61−10936(JP,A) 特公 昭59−35420(JP,B2) 特公 昭63−12931(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 3/487

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸方向に連続した溝を周方向に複数設け、
    該溝内に回転子巻線を収納すると共に、該回転子巻線が
    遠心力で飛び出すのを防止するウェッジを回転子表面付
    近溝内に収納した回転電機の回転子において、前記ウェ
    ッジは、Cu合金からなり、前記合金組成は、Si0.
    3〜2% ,Ni2〜6%,Al2〜6%含有し、残部
    が銅から成ることを特徴とする回転電機の回転子。
  2. 【請求項2】前記銅合金は、酸化物粒子及び窒化物粒子
    の少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項に記
    載の回転電機の回転子。
  3. 【請求項3】前記酸化物粒子は、Al23,TiO2
    23の少なくとも1つからなることを特徴とする請求
    に記載の回転電機の回転子。
  4. 【請求項4】前記窒化物粒子は、BN及びAlNの少な
    くとも一方からなることを特徴とする請求項に記載の
    回転電機の回転子。
  5. 【請求項5】請求項1乃至のいずれかに記載の銅合金
    を回転子鉄心の端部に設けられたダンパリングに用いた
    ことを特徴とする回転電機の回転子。
JP27644693A 1993-11-05 1993-11-05 回転電機の回転子 Expired - Fee Related JP3362479B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27644693A JP3362479B2 (ja) 1993-11-05 1993-11-05 回転電機の回転子
US08/326,333 US5459363A (en) 1993-11-05 1994-10-20 Rotor for dynamo electric machine
CA002134253A CA2134253C (en) 1993-11-05 1994-10-25 Rotor for dynamo electric machine
EP94117093A EP0652624B1 (en) 1993-11-05 1994-10-28 Rotor for dynamo electric machine
DE69401769T DE69401769T2 (de) 1993-11-05 1994-10-28 Laüfer für dynamo-elektrische Maschine
KR1019940028875A KR0183476B1 (ko) 1993-11-05 1994-11-04 회전 전기 기계의 회전자

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27644693A JP3362479B2 (ja) 1993-11-05 1993-11-05 回転電機の回転子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07131948A JPH07131948A (ja) 1995-05-19
JP3362479B2 true JP3362479B2 (ja) 2003-01-07

Family

ID=17569549

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27644693A Expired - Fee Related JP3362479B2 (ja) 1993-11-05 1993-11-05 回転電機の回転子

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5459363A (ja)
EP (1) EP0652624B1 (ja)
JP (1) JP3362479B2 (ja)
KR (1) KR0183476B1 (ja)
CA (1) CA2134253C (ja)
DE (1) DE69401769T2 (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2793024B1 (fr) * 1999-04-29 2001-06-29 Borghi Saveri France Machine de charge pour un banc d'essai d'un moteur thermique
US6438820B1 (en) 1999-09-27 2002-08-27 General Electric Company Method of minimizing rotor body windage loss
US6882079B2 (en) * 2001-09-27 2005-04-19 Siemens Westinghouse Power Corporation Low mass generator wedge and methods of using same
US6849972B1 (en) * 2003-08-27 2005-02-01 General Electric Company Generator rotor fretting fatigue crack repair
US6977459B1 (en) * 2004-05-26 2005-12-20 General Electric Company Apparatus and methods for anchoring a modular winding to a rotor in an electrical machine
CN100387740C (zh) * 2005-03-10 2008-05-14 泰兴市无氧铜材厂 汽轮发电机转子槽楔用钛青铜及其加工工艺
DE102006014500A1 (de) * 2006-03-29 2007-10-04 Robert Bosch Gmbh Anker für eine elektrische Maschine
US7845076B2 (en) * 2008-04-21 2010-12-07 General Electric Company Method for reducing stresses resulting from partial slot dovetail re-machining for generator rotor
DE102013007274B4 (de) 2013-04-26 2020-01-16 Wieland-Werke Ag Konstruktionsteil aus einer Kupfergusslegierung
US10103608B2 (en) 2015-04-17 2018-10-16 General Electric Company Generator rotor fretting fatigue crack repair method
CN109822095A (zh) * 2019-04-04 2019-05-31 哈尔滨工程大学 形状记忆合金颗粒增强铜基复合材料及制备方法
CN109950994B (zh) * 2019-04-12 2020-08-11 新疆金风科技股份有限公司 电机转子及电机
CN110744154B (zh) * 2019-09-19 2020-11-06 南京航空航天大学 电火花电解交替加工弧面装置及方法
CN113355550B (zh) * 2021-06-15 2022-07-15 合肥工业大学 一种掺杂Y2O3增强CuCrZr合金的制备方法
CN113528878B (zh) * 2021-07-15 2022-02-11 合肥工业大学 一种以合金元素Ti调控电触头材料Cu-Y2O3合金的方法

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5935420B2 (ja) * 1979-10-12 1984-08-28 古河電気工業株式会社 回転電機のロ−タウエツジ
JPS5935420A (ja) * 1982-08-23 1984-02-27 Kouon Denki Kk 半導体薄膜形成方法
JPS61235525A (ja) * 1985-04-10 1986-10-20 Nippon Gakki Seizo Kk 電気抵抗溶接用電極材
US4594221A (en) * 1985-04-26 1986-06-10 Olin Corporation Multipurpose copper alloys with moderate conductivity and high strength
JPS6312931A (ja) * 1986-07-04 1988-01-20 Kiyou Eng Kk 圧力測定装置
SU1470145A1 (ru) * 1987-05-14 1990-09-23 Ленинградское Производственное Электромашиностроительное Объединение "Электросила" Им.С.М.Кирова Ротор электрической машины
JPH0830233B2 (ja) * 1987-06-23 1996-03-27 古河電気工業株式会社 高力高導電性銅合金
US4843271A (en) * 1987-12-10 1989-06-27 General Electric Company Conductive metal inserts in rotor dynamoelectric machine
JPH03140429A (ja) * 1989-10-25 1991-06-14 Kobe Steel Ltd 切削加工性および耐応力腐食割れ性に優れた冷間加工用銅合金
US5030871A (en) * 1990-05-11 1991-07-09 General Electric Company Reducing harmonic losses in dynamoelectric machine rotors
DE69107048T2 (de) * 1990-06-29 1995-08-03 Toshiba Kawasaki Kk In einer nut montierter magnetischer isolierkeil.
JPH0577061A (ja) * 1991-03-29 1993-03-30 Sumitomo Light Metal Ind Ltd AlおよびAl合金スポツト溶接用電極材料
JPH05276706A (ja) * 1992-03-25 1993-10-22 Toshiba Corp 回転電機のスロット用磁性楔

Also Published As

Publication number Publication date
EP0652624B1 (en) 1997-02-19
US5459363A (en) 1995-10-17
KR950015907A (ko) 1995-06-17
EP0652624A1 (en) 1995-05-10
JPH07131948A (ja) 1995-05-19
CA2134253C (en) 1998-02-24
CA2134253A1 (en) 1995-05-06
DE69401769T2 (de) 1997-06-05
KR0183476B1 (ko) 1999-05-15
DE69401769D1 (de) 1997-03-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3362479B2 (ja) 回転電機の回転子
CA2231371C (en) Spark suppression of induction type rotors of dynamoelectric machines
EP1643613A2 (en) Electric motor in which the stator laminations are of different thickness and/or material to the rotor laminations
JPH01144346A (ja) 電動機
JP2006180693A (ja) 向上した損失特性を有する電気機器及びその製造方法
US5030871A (en) Reducing harmonic losses in dynamoelectric machine rotors
US5512792A (en) Electric motor with high power and high rotational speed
US5734217A (en) Induction machine using ferromagnetic conducting material in rotor
JP3752781B2 (ja) かご型回転電機の回転子
JP3075051B2 (ja) かご形誘導電動機及びこれに駆動される二乗トルク特性を有する流体機械並びにかご形誘導電動機の製造方法
JPH07154936A (ja) 同期回転機の回転子
JPH09247883A (ja) 回転電機の回転子
US2419863A (en) Laminated rotor for dynamoelectric machines
JP3972768B2 (ja) 交流発電機
JP5947703B2 (ja) かご形誘導電動機
US3328616A (en) Dynamoelectric induction machines
EP1009090A1 (en) Spark suppresion of induction type rotors
JP3526176B2 (ja) 電動機の回転子
JPH1198745A (ja) 回転電機の円筒形回転子
Hartung Fabricated aluminum rotor construction for induction motors
JPH0736686B2 (ja) 誘導電動機
JPH11178260A (ja) 回転電機の円筒形回転子
JPH09215247A (ja) 回転電機の回転子
JPH11178261A (ja) 回転電機の回転子
JPH02188143A (ja) 全閉外扇形電動機の内部冷却装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071025

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081025

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091025

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091025

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101025

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111025

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121025

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees