JP3362147B2 - 固体撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置

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JP3362147B2
JP3362147B2 JP23441697A JP23441697A JP3362147B2 JP 3362147 B2 JP3362147 B2 JP 3362147B2 JP 23441697 A JP23441697 A JP 23441697A JP 23441697 A JP23441697 A JP 23441697A JP 3362147 B2 JP3362147 B2 JP 3362147B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はビデオカメラなどに
用いられる固体撮像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の固体撮像装置としてはテレビジョ
ン学会技術報告Vol.19,No.20,P.47〜
52に記載されたものが知られている。テレビジョン学
会技術報告Vol.19,No.20,P.47〜52
に記載されている固体撮像装置は、各種のモードを持っ
ているが、ここでは、本発明の従来の技術として最も好
ましいスチルモードについて説明する。
【0003】従来の固体撮像装置のスチルモードは、垂
直方向に画素ずらしした信号から垂直方向の位相がずれ
た輝度信号Y1、Y2を生成し、それに対して垂直方向
のアパーチャ補正処理することによって高解像度を得よ
うというものである。
【0004】図15を参照して従来の固体撮像装置につ
いて説明すると、1は撮像手段、5は水平アパーチャ生
成手段(HAP)、6は輝度信号生成手段(YMA
T)、7は輝度信号合成手段(YMIX)、8は色差信
号生成手段(CMAT)、9a〜9hはラインメモリ
(1H)、10は光学系、11はプリズム、12a〜1
2cは固体撮像素子、13a,13bはフィールドメモ
リ(FM)、14a,14bはセレクタ、15は垂直ロ
ーパスフィルタ(LPF)、16は垂直アパーチャ生成
手段(VAP)、17aは輝度信号出力端子
(YOUT),17bは色差信号出力端子(COUT)、28
は信号バスである。
【0005】撮像手段1において、光学系10を通して
入射した撮像光は、プリズム11でR、G、Bそれぞれ
に分光されたうえで固体撮像素子12a、12b、12
cそれぞれ上に結像される。ここで、G用の固体撮像素
子12bに対して、R用およびB用の固体撮像素子12
a、12cを固体撮像素子の出力信号の垂直方向のピッ
チをwとしたとき、p1=w/2となる量だけシフトさ
せて配置されている。したがってR、G、B信号それぞ
れは、R、B信号それぞれの垂直方向の位相がG信号の
垂直方向の位相に対して一定ピッチp1だけシフトさせ
られた関係となって、各固体撮像素子12a、12b、
12cそれぞれから出力されることになる。
【0006】上記垂直方向の位相関係でもって、各固体
撮像素子12a、12b、12cそれぞれから出力され
たR、G、Bの信号それぞれは1水平ライン分遅延させ
るラインメモリ9a、9b、9c、9dそれぞれで遅延
させられて、R0(1水平ライン分遅延)、R1(遅延
無し)、G0(2水平ライン分遅延)、G1(1水平ラ
イン分遅延)、G2(遅延無し)、B0(1水平ライン
分遅延)、B1(遅延無し)の各信号それぞれが撮像手
段1の出力信号として出力される。
【0007】ここで、固体撮像素子12a、12b、1
2cそれぞれから出力されるn番目のラインの信号をR
0(1水平ライン分遅延)、G0(2水平ライン分遅
延)、B0(1水平ライン分遅延)とすると、R1(遅
延無し)、G1(1水平ライン分遅延)、B1(遅延無
し)それぞれはn+1番目のラインの信号、G2(遅延
無し)はn+2番目のラインの信号となる。
【0008】図16に前記R0、R1、G0、G1、G
2、B0、B1の各信号それぞれの垂直方向の位置関係
を模式的に示す。図16のようにG(=G0,G1)信
号に対して、R信号(=R0,R1)、B信号(=B
0,B1)それぞれは、垂直方向にp1だけシフトして
出力される。つまりG0信号に対してR0,B0信号、
G1信号に対してR0,B0信号それぞれは垂直方向に
p1(=w/2)だけシフトして出力される。
【0009】撮像手段1の出力信号R0、R1、G0、
G1、G2、B0、B1それぞれは信号バス28を通し
て各ブロックへ転送される。各ブロックではこの信号バ
ス28から必要な信号のみを入力する。
【0010】まず、輝度信号生成手段(YMAT)6で
は、信号バス28よりR0、R1、G0、G1、G2、
B0、B1の各信号すべてが入力され、垂直方向の位相
が前記一定ピッチp1(=w/2)だけずれた輝度信号
Y1およびY2が出力される。ここで、輝度信号Y1お
よびY2はR0、R1、G0、G1、G2、B0、B1
の各信号それぞれを用いて、以下のY1およびY2の関
係式(1)で得られる。
【0011】 Y1=0.3(R0+R1)/2+0.59G1 +0.11(B0+B1)/2 … (1) Y2=0.3R1+0.59(G1+G2)/2 +0.11B1 また、撮像手段1の出力信号R0、R1、G0、G1、
G2、B0、B1それぞれは、信号バス28を通して色
差信号生成手段(CMAT)8に入力され、色差信号C
1が出力される。色差信号C1は以下の関係式(2)で
得られるCrとCbの2種類の信号の点順次信号で表さ
れる。
【0012】 Cr=0.7(R0+R1)/2 −0.59(G0+6G1+G2)/8 −0.11(B0+B1)/2 … (2) Cb=0.89(B0+B1)/2 −0.59(G0+6G1+G2)/8 −0.3(R0+R1)/2 図16に輝度信号Y1、Y2、色差信号C1の垂直方向
の位置関係をR、G、Bに対応させて模式的に示す。輝
度信号Y1はG信号(図ではG1)に、輝度信号Y2は
R、B信号(図ではR1,B1)に垂直方向の位相が合
っている。また、色差信号C1は輝度信号Y1に垂直方
向の位相が合っている。
【0013】次に輝度信号生成手段(YMAT)6から
出力された輝度信号Y1およびY2のうち、輝度信号Y
2はフィールドメモリ(FM)13aに入力され、ここ
で1フィールド期間遅延させられたうえで該フィールド
メモリ(FM)13aから出力される。また、色差信号
生成手段(CMAT)8から出力された色差信号C1は
フィールドメモリ(FM)13bに入力され、ここで1
フィールド期間遅延させられたうえで該フィールドメモ
リ(FM)13bから出力される。
【0014】セレクタ14aでは、ビデオカメラの2フ
ィールドで構成されるフレーム周期に対し第1フィール
ドの期間は輝度信号Y1が選択され、第2フィールドの
期間はフィールドメモリ13aで1フィールド期間遅延
させられた輝度信号Y2が選択される。また、セレクタ
14bでは、第1フィールドの期間は色差信号生成回路
(CMAT)8から出力される色差信号C1が、第2フ
ィールドの期間はフィールドメモリ13bで1フィール
ド期間遅延させられた色差信号C1に対し、図示されな
い垂直補間回路において垂直方向の位相が輝度信号Y2
と同位相になるように補間された色差信号C2が選択さ
れる。
【0015】このように、ビデオカメラにおけるスチル
モードでは、インターレースされたテレビジョン方式を
考慮して、画像を2フィールドで構成されるフレーム形
式にする必要がある。
【0016】一方のセレクタ14aから出力された輝度
信号Y1またはY2は、ラインメモリ(1H)9e、9
fでそれぞれ1ラインずつ遅延させられる。このセレク
タ14aの出力を輝度信号Y(n)として、ラインメモ
リ(1H)9cの出力を輝度信号Y(n−1)、ライン
メモリ(1H)9fの出力を輝度信号Y(n−2)とす
る。垂直アパーチャ生成手段(VAP)16では前記輝
度信号Y(n)、Y(n−1)、Y(n−2)それぞれ
から垂直アパーチャ成分Yvapが生成される。水平ア
パーチャ生成手段(HAP)5では輝度信号Y(n−
1)から水平アパーチャ成分Yhapがそれぞれ生成さ
れる。これら垂直アパーチャ成分Yvapと水平アパー
チャ成分Yhapとは輝度信号合成手段(YMIX)7
でそれぞれ輝度信号Y(n−1)に加算されたうえで合
成輝度信号Youtとして該輝度信号合成手段(YMI
X)7から輝度信号出力端子17に出力される。
【0017】ここで、垂直アパーチャ生成手段(VA
P)16では、以下の関係式(3)から垂直アパーチャ
成分Yvapが生成される。
【0018】 Yvap=−Y(n)+2Y(n−1)−Y(n−2) …(3) 次に、セレクタ14bから出力された色差信号C1また
はC2それぞれは、ラインメモリ(1H)9g、9hで
それぞれ1ラインずつ遅延させられる。セレクタ14b
の出力を色差信号C(n)としてラインメモリ9gの出
力を色差信号C(n−1)、ラインメモリ9hの出力を
色差信号C(n−2)とする。垂直ローパスフィルタ
(LPF)15では色差信号C(n)、C(n−1)、
C(n−2)それぞれを入力し、以下の関係式(4)か
ら合成色差信号Coutが生成される。
【0019】 Cout=C(n)+2C(n−1)+C(n−2) …(4) 以上のようにして得られた合成輝度信号Yと合成色差信
号Cとが固体撮像装置の出力信号として、輝度信号出力
端子17aおよび色差信号出力端子17bからそれぞれ
個別に出力される。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上述の固体撮像装置に
おいては、垂直方向のアパーチャ成分Yvapをインタ
ーレースされた輝度信号成分Y(n)、Y(n−1)、
Y(n−2)によって得ている。この垂直アパーチャ成
分Yvapの特性は、ラインメモリによる垂直方向の空
間的な位置関係のずれ幅がwに相当するので、前記関係
式(3)の特性では主に2wの周期の周波数成分を強調
することになる。この周期2wは輝度信号の垂直方向の
最小のピッチp1=w/2からナイキスト定理により定
められた、撮像手段の出力信号から構成される最も短い
周期wの2倍の周期である。
【0021】図17に従来の固体撮像装置の各信号の垂
直方向の周波数特性を示す。図17においてR、G、B
の入力信号の周波数特性RGBinと輝度信号生成時に
かかる垂直方向のフィルタ特性RGBloとをいずれも
細実線で、輝度信号生成回路(YMAT)6から出力さ
れる輝度信号Y1、Y2の周波数特性を細破線で、前記
関係式(3)に示す垂直アパーチャ成分Yvapを生成
するフィルタ〔ラインメモリ(1H)9c,9fおよび
垂直アパーチャ生成手段(VAP)16で構成されるデ
ジタルハイパスフィルタ〕の周波数特性Vapを破線
で、輝度信号出力端子17aから出力される輝度信号の
総合周波数特性Y1out、Y2outを一点鎖線で模
式的に示す。
【0022】図17において前記フィルタの周波数特性
Vapで示されるように垂直アパーチャ処理で、1/2
wの周波数成分が強調されるが、実際には光学フィルタ
や固体撮像素子上でのフォトダイオードミックスなどに
より、入力信号自体の垂直周波数成分が劣化しているの
で、1/2wより更に低い周波数成分が強調されている
ことになり、垂直周波数特性の改善が要求されている。
【0023】また、この固体撮像装置においては、第1
フィールドに相当する信号は輝度信号Y1で、第2フィ
ールドに相当する信号は輝度信号Y2で垂直アパーチャ
成分を生成している。ここで、輝度信号Y1、Y2それ
ぞれを構成する各色信号成分の垂直方向の周波数特性を
考えると、前記関係式(1)からわかるように、輝度信
号Y1では、RおよびBに対して帯域制限がかかってお
り、輝度信号Y2では、Gに対して帯域制限がかかって
いる。この時、輝度信号に対するR信号成分とB信号成
分との和とG信号成分との比が同等であればよいが、実
際には、前記関係式(1)に示したようにR信号成分と
B信号成分との和とG信号成分との比は概ね4:6
(0.3+0.11:0.59)となっており、この差
によって図17で示すように輝度信号Y1の周波数特性
と輝度信号Y2の周波数特性とに比較的大きな差が生
じ、輝度信号Y1、Y2を用いた垂直アパーチャ処理に
よりこの差をさらに強調することになり、この周波数特
性の差により垂直方向の高周波成分に対してモアレが発
生する。そのため、このモアレ成分の抑圧による垂直解
像度の向上が要求されている。
【0024】本発明は、より高い周波数成分を強調する
ことによる垂直周波数特性の改善とモアレ成分の抑圧に
よる垂直解像度の向上とを解決すべき課題としている。
【0025】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、撮像手段を複数の固体撮像素子から出力さ
れる異なる色信号のうち、少なくとも一つの色信号の垂
直方向の位相を他の色信号に対して一定ピッチp1だけ
シフトさせて出力するように構成し、第1の垂直アパー
チャ生成手段で撮像手段の出力信号から構成される最も
短い周期の垂直方向のアパーチャ成分を抽出し、第2の
垂直アパーチャ生成手段で撮像手段の出力信号から構成
される最も短い周期の整数倍の周期の垂直方向のアパー
チャ成分を抽出し、垂直アパーチャ合成手段で第1、第
2の垂直アパーチャ生成手段の出力信号を合成し、水平
アパーチャ生成手段で撮像手段の出力信号から水平方向
のアパーチャ成分を抽出し、アパーチャ合成手段で垂直
アパーチャ合成手段、水平アパーチャ生成手段の出力信
号と撮像手段の出力信号を合成するように構成したもの
である。
【0026】これにより、第1の垂直アパーチャ生成手
段で生成されるアパーチャ成分により、より高い周波数
成分を強調することができ、また、第1および第2の垂
直アパーチャ生成手段は、生成するアパーチャ成分を構
成する異なる色信号の垂直方向の周波数特性を一致させ
るように構成したものであるため、モアレ成分の抑圧が
可能となり、垂直解像度の向上ができるという効果が得
られる。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、撮像手段、第1の垂直アパーチャ生成手段、第2の
垂直アパーチャ生成手段、垂直アパーチャ合成手段、水
平アパーチャ生成手段、アパーチャ合成手段で構成さ
れ、撮像手段は複数の固体撮像素子から出力される異な
る色信号のうち、少なくとも一つの色信号の垂直方向の
位相を他の色信号に対して一定ピッチp1だけシフトさ
せて出力し、第1の垂直アパーチャ生成手段は撮像手段
の出力信号から構成される最も短い周期の垂直方向のア
パーチャ成分を抽出し、第2の垂直アパーチャ生成手段
は撮像手段の出力信号から構成される最も短い周期の整
数倍の周期の垂直方向のアパーチャ成分を抽出し、垂直
アパーチャ合成手段は第1、第2の垂直アパーチャ生成
手段の出力信号を合成し、水平アパーチャ生成手段は撮
像手段の出力信号から水平方向のアパーチャ成分を抽出
し、アパーチャ合成手段は垂直アパーチャ合成手段、水
平アパーチャ生成手段の出力信号と撮像手段の出力信号
を合成するという作用を有する。
【0028】請求項3に記載の発明は、撮像手段、第1
の垂直アパーチャ生成手段、第2の垂直アパーチャ生成
手段、垂直アパーチャ演算手段、垂直アパーチャ合成手
段、水平アパーチャ生成手段、アパーチャ合成手段で構
成され、垂直アパーチャ演算手段は、第1の垂直アパー
チャ生成手段は、第2の垂直アパーチャ生成手段の出力
信号を入力し、最も短い周期の整数倍の周期の垂直方向
のアパーチャ成分と、最も短い周期の垂直方向のアパー
チャ成分の演算処理により得られるアパーチャ成分を出
力し、演算処理は、最も短い周期の垂直方向のアパーチ
ャ成分と、最も短い周期の整数倍の周期の垂直方向のア
パーチャ成分のうち振幅の小さい方を選択するという作
用を有する。
【0029】請求項6に記載の発明は、第1および第2
の垂直アパーチャ生成手段は、生成するアパーチャ成分
を構成する異なる色信号の垂直方向の周波数特性を一致
させるという作用を有する。
【0030】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照しながら説明する。
【0031】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1の固体撮像装置の構成を表す構成図である。図1に
おいて、1は撮像手段であり、この撮像手段1は7つの
ラインメモリ(1H)9i、9j、9k、9m、9n、
9p、9qそれぞれと、光学系10と、プリズム11
と、3つの固体撮像素子12a,12b,12cそれぞ
れとを備え、これら固体撮像素子12a,12b,12
cそれぞれから出力される異なる色信号R,G,Bのう
ち、少なくとも一つの色信号の垂直方向の位相を他の色
信号に対して一定ピッチだけシフトさせて出力するよう
になっている。
【0032】2は前記撮像手段1の出力信号から構成さ
れる最も短い周期の垂直方向のアパーチャ成分つまり高
域垂直アパーチャ信号Vaphを抽出する第1の垂直ア
パーチャ生成手段(VAP1)である。3は前記撮像手
段1の出力信号から構成される最も短い周期の整数倍の
周期の垂直方向のアパーチャ成分つまり低域垂直アパー
チャ信号Vaplを抽出する第2の垂直アパーチャ生成
手段(VAP2)である。4は前記両垂直アパーチャ生
成手段2,3それぞれからの出力信号を合成する垂直ア
パーチャ合成手段(VMIX)である。5は前記撮像手
段1の出力信号から水平方向のアパーチャ成分Hap
1,Hap2を抽出する水平アパーチャ生成手段(HA
P)である。6は撮像手段1の固体撮像素子12a〜1
2cそれぞれから出力される異なる色信号R,G,Bか
ら輝度信号Y1およびY2を生成する輝度信号生成手段
(YMAT)である。
【0033】7a,7bは垂直アパーチャ合成手段(V
MIX)4の出力信号Vap1,Vap2それぞれと水
平アパーチャ生成手段(HAP)5の出力信号Hap
1,Hap2それぞれと輝度信号生成手段(YMAT)
6の出力信号Y1,Y2それぞれとを個別に合成する輝
度信号合成回路(YMIX)である。8は撮像手段1の
固体撮像素子12a〜12cそれぞれから出力される異
なる色信号R,G,Bから色差信号を生成する色差信号
生成手段(CMAT)である。13a,13bはフィー
ルドメモリ(FM)、14a,14bはセレクタ、17
aは輝度信号出力端子,17bは色差信号出力端子、2
8は信号バスである。
【0034】撮像手段1において、光学系10を通して
入射した光は、プリズム11でR、G、Bに分光され、
固体撮像素子12a、12b、12c上に結像される。
ここで、G用の固体撮像素子12bに対して、R用およ
びB用の固体撮像素子12a、12cを固体撮像素子の
出力信号の垂直方向のピッチをwとしたとき、p1=w
/2となる量だけシフトさせて配置しておけば、R、B
信号の垂直方向の位相をG信号に対して一定ピッチp1
だけシフトさせてR,G,B信号をそれぞれ出力でき
る。
【0035】固体撮像素子12a、12b、12cそれ
ぞれから出力されたR、G、Bの各信号それぞれは1水
平ライン分遅延させるラインメモリ(1H)9i、9
j、9k、9m、9n、9p、9qそれぞれで遅延させ
られて、R0(2水平ライン分遅延)、R1(1水平ラ
イン分遅延)、R2(遅延無し)、G0(3水平ライン
分遅延)、G1(2水平ライン分遅延)、G2(1水平
ライン分遅延)、G3(遅延無し)、B0(2水平ライ
ン分遅延)、B1(1水平ライン分遅延)、B2(遅延
無し)それぞれが撮像手段1の出力信号として信号バス
28に出力される。ここで、固体撮像素子12a、12
b、12cそれぞれから出力されるn番目のラインの信
号をR0、G0、B0とすると、R1、G1、B1はn
+1番目、R2、G2、B2はn+2番目、G3はn+
3番目のラインの信号となる。
【0036】図2にR0、R1、R2、G0、G1、G
2、G3、B0、B1、B2それぞれの垂直方向の位置
関係を模式的に示す。
【0037】これらの信号R0、R1、R2、G0、G
1、G2、G3、B0、B1、B2それぞれは信号バス
28を通して輝度信号生成手段(YMAT)6に入力さ
れ、垂直方向の位相が互いに対してp1(=w/2)だ
けずれた輝度信号Y1およびY2がそれぞれ出力され
る。ここで、輝度信号Y1およびY2はR0、R1、G
0、G1、G2、B0、B1の各信号それぞれを用い
て、以下の関係式(1)で得られる。
【0038】 Y1=0.3(R0+R1)/2+0.59G1 +0.11(B0+B1)/2 … (1) Y2=0.3R1+0.59(G1+G2)/2 +0.11B1 図2にR0、R1、R2、G0、G1、G2、G3、B
0、B1、B2の各信号それぞれに対応した輝度信号Y
1、Y2それぞれの垂直方向の位置関係を模式的に示
す。
【0039】次に第1の垂直アパーチャ生成手段(VA
P1)2では、信号バス28よりR0、R1、R2、G
1、G2の各信号を入力し、輝度信号Y1とY2それぞ
れに対応した高域垂直アパーチャ信号Vaph(=Va
ph1、Vaph2)を生成する。輝度信号Y1には高
域垂直アパーチャ信号Vap1、輝度信号Y2には高域
垂直アパーチャ信号Vap2がそれぞれ対応する。
【0040】図3に第1の垂直アパーチャ生成手段(V
AP1)2の内部の構成を示す。図3において18は入
力端子、19a,19bはフィルタ(FLTR)、20
a,20bはゲイン調整回路、21a.21bはコアリ
ング回路(CORE)、26a.26bは水平ローパス
フィルタ(HLPF)である。信号バス28より入力さ
れた撮像素子の出力信号R0、R1、R2、G1、G2
は、フィルタ(FLTR)19a、19bに入力され、
高域垂直アパーチャ信号Vaph1、Vaph2が生成
される。ここで、高域垂直アパーチャ信号Vaph1、
Vaph2はR0、R1、R2、G1、G2の各信号か
ら、以下の関係式(5)で得られる。
【0041】 Vaph1=−R0+G1+R1−G2 … (5) Vaph2=−G1+R1+G2−R2 図4にR0、R1、R2、G1、G2、Vaph1、V
aph2、Y1、Y2の垂直方向の位置関係を模式的に
示す。図4において輝度信号Y1と高域垂直アパーチャ
信号Vaph1、輝度信号Y2と高域垂直アパーチャ信
号Vaph2それぞれの垂直方向の位置がp2=w/4
だけずれているが、位置ずれの影響は高周波成分のみに
現れるので、低周波成分である輝度信号Y1、Y2との
ずれに対しては、実用上問題ない。
【0042】図4において高域垂直アパーチャ信号Va
ph1を構成する信号R0、G1、R1、G2の垂直方
向の位置関係は、それぞれp1=w/2間隔である。そ
のため、上記関係式(5)によって、このアパーチャ成
分は主にナイキスト定理によって与えられる撮像手段の
出力信号から構成される最も短い周期wの周波数成分を
強調することになる。高域垂直アパーチャ信号Vaph
2についても同様のことが言える。
【0043】さらに、第1の垂直アパーチャ生成手段
(VAP1)2では、得られた高域垂直アパーチャ信号
Vaph1、Vaph2それぞれに対して、水平ローパ
スフィルタ(HLPF)26a,26bで水平方向の帯
域制限、ゲイン調整回路20a,26bでゲイン調整、
コアリング回路(CORE)21a,21bでコアリン
グによるノイズ抑圧処理をそれぞれ施して高域垂直アパ
ーチャ信号出力端子17c、17dそれぞれより高域垂
直アパーチャ信号Vaph1、Vaph2それぞれを出
力する。
【0044】次に第2の垂直アパーチャ生成手段(VA
P2)3では、信号バス28よりR0、R1、R2、G
0、G1、G2、G3の各信号を入力し、輝度信号Y1
とY2それぞれに対応した低域垂直アパーチャ信号Va
pl1、Vapl2を生成する。第2の垂直アパーチャ
生成手段(VAP2)3の構成は第1の垂直アパーチャ
生成手段(VAP1)2の構成と同様であり、第1の垂
直アパーチャ生成手段(VAP1)2と第2の垂直アパ
ーチャ生成手段(VAP2)3との違いは、フィルタ
(FLTR)19a,19bの特性の違いである。ここ
で、第2の垂直アパーチャ生成手段(VAP2)3にお
けるフィルタで低域垂直アパーチャ信号Vapl1、V
apl2はR0、R1、R2、G0、G1、G2、G3
の各信号から、以下の関係式(6)で得られる。
【0045】 Vapl1=−(G0+R0)+2(G1+R1)−(G2+R2) …(6) Vapl2=−(R0+G1)+2(R1+G2)−(R2+G3) 図5にR0、R1、R2、G0、G1、G2、G3、
(G0+R0)、(G1+R1)、(G2+R2)、
(G1+R0)、(G2+R1)、(G3+R2)、V
apl1、Vapl2、Y1、Y2それぞれの垂直方向
の位置関係を模式的に示す。図5において輝度信号Y1
と低域垂直アパーチャ信号Vapl1、輝度信号Y2と
低域垂直アパーチャ信号Vapl2それぞれの垂直方向
の位置がp2=w/4だけずれているが、位置ずれの影
響は高周波成分のみに現れ、高域垂直アパーチャ信号V
aph1と低域垂直アパーチャ信号Vapl1、高域垂
直アパーチャ信号Vaph2と低域垂直アパーチャ信号
Vapl2それぞれの位置関係は一致しているので、低
周波成分である輝度信号Y1、Y2とのずれに対して
は、実用上問題ない。
【0046】図5においてG+R信号として表された高
域垂直アパーチャ信号Vaph1を構成する信号(G0
+R0)、(G1+R1)、(G2+R2)それぞれの
位置関係は、それぞれw間隔である。そのため、関係式
(6)によって、このアパーチャ成分は主にナイキスト
定理によって与えられる撮像手段の出力信号から構成さ
れる最も短い周期wの2倍の周期の周波数成分を強調す
ることになる。低域垂直アパーチャ信号Vapl2につ
いても同様のことが言える。
【0047】さらに、第2の垂直アパーチャ生成手段3
では、得られた低域垂直アパーチャ信号Vapl1、V
apl2に対して、水平方向の帯域制限、ゲイン調整、
コアリングによるノイズ抑圧処理を施して出力する。
【0048】図6に各信号の垂直方向の周波数特性を示
す。図6においてR、G、Bの入力信号の周波数特性R
GBinを細実線で、輝度信号生成回路(YMAT)6
から出力される輝度信号Y1、Y2の周波数特性を細破
線で、関係式(5)に示す高域垂直アパーチャ成分を生
成するフィルタの周波数特性Vap1と関係式(6)に
示す低域垂直アパーチャ成分を生成するフィルタの周波
数特性Vap2を破線で模式的に示す。
【0049】ここで、高域垂直アパーチャ成分および低
域垂直アパーチャ成分それぞれを構成する異なる色信号
は、関係式(5)および関係式(6)のように垂直方向
に対して各色信号ごとに構成が一致している。
【0050】すなわち、高域垂直アパーチャ成分Vap
hでは、関係式(5)の低域垂直アパーチャ信号Vap
h1を構成する各色信号のうち、Rでは垂直方向内側の
信号R1から外側の信号R0を減じ、Gでも垂直方向内
側の信号G1から外側の信号G2を減じる構成となって
いる。また、高域垂直アパーチャ信号Vaph2を構成
する各色信号のうち、Rでは垂直方向内側の信号R1か
ら外側の信号R2を減じ、Gでも垂直方向内側の信号G
2から外側の信号G1を減じる構成となっている。
【0051】また、低域垂直アパーチャ成分Vaplで
は、関係式(6)のVapl1を構成する各色信号のう
ち、Rでは垂直方向内側の信号R1の2倍の信号から外
側の信号R0、R2を減じ、Gでも垂直方向内側の信号
G1の2倍の信号から外側の信号G0、G2を減じる構
成となっている。また、Vapl2を構成する各色信号
のうち、Rでは垂直方向内側の信号R1の2倍の信号か
ら外側の信号R0、R2を減じ、Gでも垂直方向内側の
信号G2から外側の信号G1、G3を減じる構成となっ
ている。
【0052】そのため垂直方向の周波数特性は各色信号
ごとに一致しており、アパーチャ信号に対するモアレは
発生しない。
【0053】垂直アパーチャ合成手段(VMIX)4で
は第1の垂直アパーチャ生成手段(VAP1)2で生成
される高域垂直アパーチャ信号Vaphと第2の垂直ア
パーチャ生成手段(VAP2)3で生成される低域垂直
アパーチャ信号Vaplとをそれぞれ入力し、輝度信号
Y1に対応する高域垂直アパーチャ信号Vaph1と低
域垂直アパーチャ信号Vapl1とが加算されてVap
1として、輝度信号Y2に対応する高域垂直アパーチャ
信号Vaph2と低域垂直アパーチャ信号Vapl2と
が加算されてVap2として出力される。
【0054】水平アパーチャ生成手段(HAP)5で
は、撮像手段1から信号バス28を通して出力される信
号のうち、信号R0、R1、G1、G2を入力し、輝度
信号Y1とY2それぞれに対応した水平アパーチャ信号
Hap1とHap2を生成する。図7に水平アパーチャ
生成手段(HAP)5の内部の構成を表す構成図を示
す。図7において25a,25bは水平ハイパスフィル
タ(HHPF)である。信号バス28から入力された撮
像素子の出力信号R0、R1、G1、G2は、フィルタ
(FLTR)19c、19dに入力される。フィルタ
(FLTR)19c、19dではR0、R1、G1、G
2から、以下の関係式(7)で得られる信号YH1、Y
H2を生成し出力する。
【0055】 図8にR0、R1、G1、G2、YH1、YH2、Y
1、Y2それぞれの垂直方向の位置関係を模式的に示
す。
【0056】次に信号YH1、YH2は水平ハイパスフ
ィルタ(HHPF)25a、25bそれぞれに入力さ
れ、水平アパーチャ信号Hap1、Hap2が生成され
る。さらに、水平アパーチャ生成手段(HAP)5で
は、水平ハイパスフィルタ(HHPF)25a,25b
それぞれの出力信号Hap1、Hap2に対して、ゲイ
ン調整回路20c,20dでゲイン調整、コアリング回
路(CORE)21c,21dそれぞれでコアリングに
よるノイズ抑圧処理を施して出力端子17c、17dよ
り出力する。
【0057】垂直アパーチャ合成手段(VMIX)4か
ら出力される垂直アパーチャ信号Vap1、Vap2お
よび水平アパーチャ生成手段5から出力される水平アパ
ーチャ信号Hap1、Hap2のうち、輝度信号Y1に
対応する垂直アパーチャ信号Vap1と出力信号Hap
1とが輝度信号Y1とともに輝度信号合成手段(YMI
X)7aに入力され、それぞれ加算されてY1outと
して出力される。また、輝度信号Y2に対応する垂直ア
パーチャ信号Vap2と出力信号Hap2とが輝度信号
Y2とともに輝度信号合成手段(YMIX)7bに入力
され、それぞれ加算されてY2outとして出力され
る。
【0058】また、撮像手段1の出力信号は、信号バス
28を通して色差信号生成手段(YMAT)8に入力さ
れ、色差信号C2が出力される。色差信号C2は以下の
関係式(8)で得られるCrとCbの2種類の信号の点
順次信号で表される。
【0059】 Cr=0.7(R0+2R1+R2)/4 −0.59(G0+7(G1+G2)+G3)/16 −0.11(B0+2B1+B2)/4 …(8) Cb=0.89(B0+2B1+B2)/4 −0.59(G0+7(G1+G2)+G3)/16 −0.3(R0+2R1+R2)/4 図2にR0、R1、R2、G0、G1、G2、G3、B
0、B1、B2、Y1、Y2それぞれに対応した色差信
号C2の垂直方向の位置関係を模式的に示す。ここで、
色差信号C2の垂直方向の位置関係は、Y2と一致して
いる。
【0060】ここで、関係式(8)においてR、G、B
の各信号に対して垂直方向のローパスフィルタがかかっ
ているような構成となっている。しかも、R、G、Bに
かかる垂直ローパスフィルタの特性はほぼ一致してお
り、垂直方向の高周波成分に色モアレが発生しない構成
となっている。従来の固体撮像装置では、色差信号生成
手段(YMAT)の構成が関係式(2)で表されるよう
なものとなっていたが、この場合の垂直方向の周波数特
性は一致していないために、関係式(4)で示されるよ
うな色差信号に対する垂直方向のローパスフィルタが必
要となる。本実施の形態では、関係式(8)のような構
成のため、従来の固体撮像装置のような色差信号に対す
る垂直方向のローパスフィルタは必要ない。
【0061】輝度信号合成手段(YMAT)7a,7b
それぞれから出力された輝度信号y1,y2のうち、輝
度信号Y2はフィールドメモリ13aに入力され、1フ
ィールド期間遅延させられる。また、色差信号生成手段
(CMAT)8から出力された色差信号C2はフィール
ドメモリ13bに入力され、1フィールド期間遅延させ
られる。
【0062】セレクタ14aでは、ビデオカメラの2フ
ィールドで構成されるフレーム周期に対し第1フィール
ドの期間はY1outが選択され、第2フィールドの期
間はフィールドメモリ(FM)13aから出力されるY
2outが選択され、出力端子17aより出力される。
【0063】また、セレクタ14bでは、第1フィール
ドの期間は色差信号生成回路(CMAT)8から出力さ
れる色差信号C2に対し、図示されない垂直補間回路に
おいて垂直方向の位相が輝度信号Y1と同位相になるよ
うに補間された色差信号C1が、第2フィールドの期間
はフィールドメモリ(FM)13bから出力される色差
信号C2が選択され、出力端子17bから出力される。
このように、ビデオカメラにおけるスチルモードでは、
インターレースされたテレビジョン方式を考慮して、画
像を2フィールドで構成されるフレーム形式にして出力
している。
【0064】図6に出力端子17aから出力される輝度
信号の総合周波数特性Y1out、Y2outを一点鎖
線で模式的に示す。
【0065】実施の形態1の固体撮像装置によれば、第
1の垂直アパーチャ生成手段(VAP1)2により撮像
手段1の出力信号から構成される最も短い周期wの周波
数成分を強調することができるので、周波数特性を改善
することができる。
【0066】また、第1および第2の垂直アパーチャ生
成手段(VAP1,VAP2)2,3におけるフィルタ
で、生成するアパーチャ成分を構成する異なる色信号の
垂直方向の周波数特性を一致させるように構成している
ので、垂直アパーチャ信号にモアレが発生せずモアレ成
分の抑圧が可能となり垂直解像度の向上ができる。
【0067】(実施の形態2)図9は本発明の実施の形
態2の固体撮像装置の構成を表す構成図である。図9の
構成は、実施の形態1における図1の構成に対して、第
1および第2の垂直アパーチャ生成手段の出力信号を入
力し、垂直アパーチャ合成手段に対して出力信号を出力
する垂直アパーチャ演算手段27が加えられた構成にな
っているという部分のみが異なっており、その他の構成
は図1と同様である。構成と同様に動作についても実施
の形態1に準じるのでここでは省略し、本実施の形態2
では、垂直アパーチャ演算手段(OPE)27の動作に
ついて詳しく説明する。
【0068】図10は垂直アパーチャ演算手段(OP
E)27の内部の構成を表す構成図である。図10にお
いて、14cはセレクタ、17c,17dは出力端子、
18c,18d,18e,18fは入力端子、22a,
22bは絶対値回路(ABS)、23は比較回路(C
P)、24a,24bは演算回路である。図10には輝
度信号Y1およびY2に対応した2系統の回路が示され
ているが、同一の動作なので、ここではY1に対応した
回路の動作のみを説明する。
【0069】演算回路24aでは、入力端子18cより
高域垂直アパーチャ信号Vaph1が絶対値回路22a
に入力され、入力信号の絶対値|Vaph1|が該絶対
値回路22aから出力される。また、入力端子18dよ
り低域垂直アパーチャ信号Vapl1が絶対値回路(A
BS)22bに入力され、入力信号の絶対値|Vapl
1|が該絶対値回路(ABS)22bから出力される。
比較回路(CP)23では絶対値回路(ABS)22
a、22bそれぞれから出力された絶対値|Vaph1
|と|Vapl1|とを入力しそれぞれの信号の大きさ
を比較し制御信号を出力する。セレクタ14cでは比較
回路23の出力に応じて、高域垂直アパーチャ信号Va
ph1と低域垂直アパーチャ信号Vapl1とのうち振
幅の小さい方の信号を演算回路24の出力信号として出
力端子17cより出力する。
【0070】垂直アパーチャ合成手段(VMIX)4以
降の動作は、垂直アパーチャ合成手段(VMIX)4の
入力信号のうち、第1の垂直アパーチャ生成手段(VA
P1)2から出力されるVaphが垂直アパーチャ演算
手段(OPE)27から出力される信号に代わる以外
は、実施の形態1に準じるのでここでは省略する。
【0071】図11に各信号の垂直方向の周波数特性を
示す。図11においてR、G、Bの入力信号の周波数特
性RGBinを細実線で、輝度信号生成回路(YMA
T)6から出力される輝度信号Y1、Y2の周波数特性
を細破線で、関係式(5)に示す高域垂直アパーチャ成
分を生成するフィルタ19aの周波数特性Vap1と関
係式(6)に示す低域垂直アパーチャ成分を生成するフ
ィルタの周波数特性Vap2を破線で、演算処理により
振幅の小さい方が選択されたアパーチャ信号の周波数特
性Vap3を実線で、出力端子17aから出力される輝
度信号の総合周波数特性Y1out、Y2outを一点
鎖線で模式的に示す。
【0072】実施の形態2における固体撮像装置では、
垂直アパーチャ演算手段(OPE)27は、第1および
第2の垂直アパーチャ生成手段(VAP1,VAP2)
2,3それぞれで生成される垂直方向のアパーチャ成分
を入力し、最も短い周期の整数倍の周期の垂直方向のア
パーチャ成分と、最も短い周期の垂直方向のアパーチャ
成分の演算処理により得られるアパーチャ成分とを出力
し、演算処理は、最も短い周期の垂直方向のアパーチャ
成分と、最も短い周期の整数倍の周期の垂直方向のアパ
ーチャ成分とのうち振幅の小さい方を選択するような構
成としているので、垂直方向の高周波成分を強調するこ
とができ、垂直方向の周波数特性を改善することができ
る。
【0073】特に、実施の形態1においては、撮像素子
から出力される信号で構成される最も短い周期の周波数
1/wの成分は、色信号撮像時に偽信号が発生する場合
があり、ゲイン調整によるゲインを大きくすることがで
きないが、実施の形態2では、図11に示すように、1
/wの周波数成分を強調することなしに垂直方向のアパ
ーチャ成分を強調することができる。
【0074】(実施の形態3)図12は本発明の実施の
形態3の固体撮像装置の構成を表す構成図である。図1
2の構成は、実施の形態1における図1の構成に対し
て、水平アパーチャ生成手段(HAP)5の出力信号が
1系統のみであるような構成になっているという部分の
みが異なっており、その他の構成は図1と同様である。
構成と同様に動作についても実施の形態1に準じるの
で、本実施の形態3では、水平アパーチャ生成手段(H
AP)5の動作について詳しく説明する。
【0075】図13は水平アパーチャ生成手段(HA
P)5の内部の構成を表す構成図である。図13におい
て、17cは出力端子、19cはフィルタ(FLT
R)、20cはゲイン調整回路、21cはコアリング回
路(CORE)、25cは水平ハイパスフィルタ(HH
PF)、28は信号バスである。
【0076】信号バス28から入力された撮像素子の出
力信号R0、R1、G1、G2は、フィルタ19cに入
力される。フィルタ19cではR0、R1、G1、G2
から、以下の関係式(9)で得られる信号YHを生成し
出力する。
【0077】 YH=(R0+R1)/2+(G1+G2)/2 … (9) 図14にR0、R1、G1、G2、YH、Y1、Y2の
各信号それぞれの垂直方向の位置関係を模式的に示す。
図14のように信号YHは、輝度信号Y1とY2の中央
に位置している。
【0078】次に信号YHは水平ハイパスフィルタ(H
HPF)25cに入力され、水平アパーチャ信号Hap
が生成される。さらに、水平アパーチャ生成手段(HA
P)5では、水平ハイパスフィルタ(HHPF)25c
の出力信号Hapに対して、ゲイン調整回路20cでゲ
イン調整、コアリング回路(CORE)21cでコアリ
ングによるノイズ抑圧処理を施して出力端子17cより
出力する。
【0079】次に輝度信号合成回路(YMIX)7aで
は、輝度信号Y1に対応した垂直アパーチャ信号Vap
1、水平アパーチャHapを該輝度信号Y1に加算し信
号Y1outとして出力する。また輝度信号合成回路
(YMIX)7bでは、輝度信号Y2に対応した垂直ア
パーチャ信号Vap2、水平アパーチャHapを該輝度
信号Y2に加算し信号Y2outとして出力する。
【0080】このように実施の形態3では、水平アパー
チャ生成手段(HAP)5における各輝度信号Y1およ
びY2それぞれに対応した水平方向のアパーチャ成分
は、同一のものを用いるように構成したので、回路規模
を削減できる。なお、この場合輝度信号Y1、Y2の水
平アパーチャが同一であるため、水平アパーチャ成分の
垂直方向の周波数特性が劣化するが、水平アパーチャ成
分の垂直成分と、垂直アパーチャ成分の水平成分は同一
の周波数成分であるため、第1、第2の垂直アパーチャ
生成手段(VAP1,VAP2)2,3における水平ロ
ーパスフィルタの特性を調整することによって補正する
ことができる。
【0081】なお、実施の形態1から3で、垂直アパー
チャ信号を輝度信号合成手段(YMIX)7a,7bに
おいて、該輝度信号生成手段(YMIX)7a,7bで
生成された輝度信号と合成しているが、垂直アパーチャ
信号を撮像手段1から出力される各色信号に加算した
後、輝度信号生成手段(YMIX)7a,7bで輝度信
号を生成するような構成としても、同様の効果を得るこ
とができる。
【0082】また、実施の形態1から3で、各垂直アパ
ーチャ成分を生成する際のフィルタは、各色信号ごとの
垂直方向の周波数特性を一致させるという条件を満たせ
ば、本実施の形態で示したものに限らない。
【0083】また、実施の形態1から3で、各垂直アパ
ーチャ成分を生成する際のフィルタは、各色信号ごとの
垂直方向の周波数特性を一致させるようにしているが、
どちらか一方のみをそのような構成にした場合でも程度
の差はあるがモアレ抑圧の効果は得られる。
【0084】また、実施の形態1から3で、各垂直アパ
ーチャ成分は、色信号RとGを用いて生成したが、R、
G、Bの3つの信号を用いても良い。
【0085】また、実施の形態1から3で、色信号成分
を生成する際のフィルタは、各色信号ごとの垂直方向の
周波数特性を一致させるという条件を満たせば、本実施
の形態で示したものに限らない。
【0086】また、実施の形態1から3で、第1、第2
の垂直アパーチャ生成手段では、それぞれ水平フィルタ
処理、ゲイン調整、コアリングの処理などを行っている
が、これらの処理を垂直アパーチャ合成後に共通化して
行っても良い。
【0087】また、実施の形態1から3で、ビデオカメ
ラにおけるスチルモードを前提に説明しているが、フィ
ールドメモリを使ったインターレースへの並べ替え処理
の前に垂直解像度が向上されるので、その他のモードで
も使用できる。
【0088】また、実施の形態2で垂直アパーチャ合成
手段で、垂直アパーチャ演算手段の出力信号と第2の垂
直アパーチャ生成手段の出力信号を合成しているが、垂
直アパーチャ合成手段を省略し、垂直アパーチャ演算手
段の出力信号のみを垂直アパーチャ成分として処理して
も良い。
【0089】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、第1の垂
直アパーチャ生成手段により撮像手段の出力信号から構
成される最も短い周期wの周波数成分を強調することが
できるので、周波数特性を改善することができるという
効果が得られる。
【0090】また、本発明によれば第1および第2の垂
直アパーチャ生成手段におけるフィルタで、生成するア
パーチャ成分を構成する異なる色信号の垂直方向の周波
数特性を一致させるように構成しているので、垂直アパ
ーチャ信号にモアレが発生せずモアレ成分の抑圧が可能
となり、垂直解像度の向上ができるという効果が得られ
る。
【0091】さらに、本発明によれば、垂直アパーチャ
演算手段は、第1および第2の垂直アパーチャ生成手段
で生成される垂直方向のアパーチャ成分を入力し、最も
短い周期の整数倍の周期の垂直方向のアパーチャ成分
と、最も短い周期の垂直方向のアパーチャ成分の演算処
理により得られるアパーチャ成分を出力し、演算処理
は、最も短い周期の垂直方向のアパーチャ成分と、最も
短い周期の整数倍の周期の垂直方向のアパーチャ成分の
うち振幅の小さい方を選択するような構成としているの
で、有彩色の被写体において偽信号を発生する場合のあ
る1/wの周波数成分を強調することなしに垂直方向の
アパーチャ成分を強調することができるという効果が得
られる。
【0092】また、本発明によれば、水平アパーチャ生
成手段におけるY1およびY2に対応した水平方向のア
パーチャ成分は、同一のものを用いるように構成するこ
とにより、回路規模を削減できるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の固体撮像装置の構成を表す構成
図。
【図2】実施の形態1のR0、R1、R2、G0、G
1、G2、G3、B0、B1、B2、Y1、Y2、C2
の垂直方向の位置関係を表す模式図。
【図3】実施の形態1の第1の垂直アパーチャ生成手段
2の内部の構成を示す構成図。
【図4】実施の形態1のR0、R1、R2、G1、G
2、Vaph1、Vaph2、Y1、Y2の垂直方向の
位置関係を示す模式図。
【図5】実施の形態1のR0、R1、R2、G0、G
1、G2、G3、(G0+R0)、(G1+R1)、
(G2+R2)、(G1+R0)、(G2+R1)、
(G3+R2)、Vapl1、Vapl2、Y1、Y2
の垂直方向の位置関係を示す模式図。
【図6】実施の形態1の各信号の垂直方向の周波数特性
を示す周波数特性図。
【図7】実施の形態1の水平アパーチャ生成手段5の内
部の構成を表す構成図。
【図8】実施の形態1のR0、R1、G1、G2、YH
1、YH2、Y1、Y2の垂直方向の位置関係を示す模
式図。
【図9】実施の形態2の固体撮像装置の構成を表す構成
図。
【図10】実施の形態2の垂直アパーチャ演算手段27
の内部の構成を表す構成図。
【図11】実施の形態2の各信号の垂直方向の周波数特
性を示す周波数特性図。
【図12】実施の形態3の固体撮像装置の構成を表す構
成図。
【図13】実施の形態3の水平アパーチャ生成手段5の
内部の構成を表す構成図。
【図14】実施の形態3のR0、R1、G1、G2、Y
H、Y1、Y2の垂直方向の位置関係を示す模式図。
【図15】従来の固体撮像装置の構成図。
【図16】従来の固体撮像装置のR0、R1、G0、G
1、G2、B0、B1、Y1、Y2、C1の垂直方向の
位置関係を示す模式図。
【図17】従来の固体撮像装置の各信号の垂直方向の周
波数特性を示す周波数特性図。
【符号の説明】
1...撮像手段、 2...第1の垂直アパーチャ生成手段、 3...第2の垂直アパーチャ生成手段、 4...垂直アパーチャ合成手段、 5...水平アパーチャ生成手段、 6...輝度信号生成手段、 7...輝度信号合成回路、 8...色差信号生成手段、 9...ラインメモリ、 10...光学系、 11...プリズム、 12...固体撮像素子、 13...フィールドメモリ、 14...セレクタ、 15...垂直ローパスフィルタ、 16...垂直アパーチャ生成手段、 17...出力端子 18...入力端子、 19...フィルタ、 20...ゲイン調整回路、 21...コアリング回路、 22...絶対値回路、 23...比較回路、 24...演算回路、 25...水平ハイパスフィルタ、 26...水平ローパスフィルタ、 27...垂直アパーチャ演算手段、 28...信号バス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−89384(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 9/04 - 9/11 H04N 9/64 - 9/78 H04N 5/14 - 5/257 H04N 5/335

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の固体撮像素子それぞれから出力され
    る異なる色信号のうち、少なくとも一つの色信号の垂直
    方向の位相を他の色信号に対して一定ピッチだけシフト
    させて出力する撮像手段(1)と、 前記撮像手段(1)の出力信号から構成される最も短い
    周期の垂直方向のアパーチャ成分を抽出する第1の垂直
    アパーチャ生成手段(VAP1)と、 前記撮像手段(1)の出力信号から構成される最も短い
    周期の整数倍の周期の垂直方向のアパーチャ成分を抽出
    する第2の垂直アパーチャ生成手段(VAP2)と、 前記両垂直アパーチャ生成手段(VAP1,VAP2)
    それぞれからの出力信号を合成する垂直アパーチャ合成
    手段(VMIX)と、 前記撮像手段(1)の出力信号から水平方向のアパーチ
    ャ成分を抽出する水平アパーチャ生成手段(HAP)
    と、 前記垂直アパーチャ合成手段(VMIX)および前記水
    平アパーチャ生成手段(HAP)それぞれの出力信号と
    前記撮像手段(1)の出力信号とを合成するアパーチャ
    合成手段(YMIX)と、 を具備したことを特徴とする固体撮像装置。
  2. 【請求項2】複数の固体撮像素子それぞれから出力され
    る異なる色信号のうち、少なくとも一つの色信号の垂直
    方向の位相を他の色信号に対して一定ピッチだけシフト
    させて出力する撮像手段(1)と、 前記撮像手段(1)の出力信号から構成される最も短い
    周期の垂直方向のアパーチャ成分を抽出する第1の垂直
    アパーチャ生成手段(VAP1)と、 前記撮像手段(1)の出力信号から構成される最も短い
    周期の整数倍の周期の垂直方向のアパーチャ成分を抽出
    する第2の垂直アパーチャ生成手段(VAP2)と、 前記両垂直アパーチャ生成手段(VAP1,VAP2)
    それぞれの出力信号を合成する垂直アパーチャ合成手段
    (VMIX)と、 前記撮像手段(1)の出力信号から水平方向のアパーチ
    ャ成分を抽出する水平アパーチャ生成手段(HAP)
    と、 前記撮像手段(1)の出力信号から輝度信号を生成する
    輝度信号生成手段(YMAT)と、 前記撮像手段(1)の出力信号から前記輝度信号に対応
    した色差信号を生成する色差信号生成手段(CMAT)
    と、 前記垂直アパーチャ合成手段(VMIX)、水平アパー
    チャ生成手段(HAP)および輝度信号生成手段(YM
    AT)それぞれの出力信号を合成する輝度信号合成手段
    (YMIX)と、 を具備したことを特徴とする固体撮像装置。
  3. 【請求項3】複数の固体撮像素子それぞれから出力され
    る異なる色信号のうち、少なくとも一つの色信号の垂直
    方向の位相を他の色信号に対して一定ピッチだけシフト
    させて出力する撮像手段(1)と、 前記撮像手段(1)の出力信号から構成される最も短い
    周期の垂直方向のアパーチャ成分を抽出する第1の垂直
    アパーチャ生成手段(VAP1)と、 前記撮像手段(1)の出力信号から構成される最も短い
    周期の整数倍の周期の垂直方向のアパーチャ成分を抽出
    する第2の垂直アパーチャ生成手段(VAP2)と、 前記両垂直アパーチャ生成手段(VAP1,VAP2)
    それぞれの出力信号を入力し、最も短い周期の垂直方向
    のアパーチャ成分と、最も短い周期の整数倍の周期の垂
    直方向のアパーチャ成分とのうち振幅の小さい方のアパ
    ーチャ成分を選択して出力する垂直アパーチャ演算手段
    (OPE)と、 前記第2の垂直アパーチャ生成手段(VAP2)の出力
    信号と前記垂直アパーチャ演算手段(OPE)の出力信
    号とを合成する垂直アパーチャ合成手段(VMIX)
    と、 前記撮像手段(1)の出力信号から水平方向のアパーチ
    ャ成分を抽出する水平アパーチャ生成手段(HAP)
    と、 前記垂直アパーチャ合成手段(VMIX)および水平ア
    パーチャ生成手段(HAP)それぞれの出力信号と前記
    撮像手段(1)の出力信号とを合成するアパーチャ合成
    手段(YMIX)と、 を具備したことを特徴とする固体撮像装置。
  4. 【請求項4】複数の固体撮像素子それぞれから出力され
    る異なる色信号のうち、少なくとも一つの色信号の垂直
    方向の位相を他の色信号に対して一定ピッチだけシフト
    させて出力する撮像手段(1)と、 前記撮像手段(1)の出力信号から構成される最も短い
    周期の垂直方向のアパーチャ成分を抽出する第1の垂直
    アパーチャ生成手段(VAP1)と、 前記撮像手段(1)の出力信号から構成される最も短い
    周期の整数倍の周期の垂直方向のアパーチャ成分を抽出
    する第2の垂直アパーチャ生成手段(VAP2)と、 前記両垂直アパーチャ生成手段(VAP1,VAP2)
    それぞれの出力信号を入力し、最も短い周期の垂直方向
    のアパーチャ成分と、最も短い周期の整数倍の周期の垂
    直方向のアパーチャ成分とのうち振幅の小さい方のアパ
    ーチャ成分を選択する垂直アパーチャ演算手段(OP
    E)と、 前記第2の垂直アパーチャ生成手段(VAP2)の出力
    信号と前記垂直アパーチャ演算手段(OPE)の出力信
    号とを合成する垂直アパーチャ合成手段(VMIX)
    と、 前記撮像手段(1)の出力信号から水平方向のアパーチ
    ャ成分を抽出する水平アパーチャ生成手段(HAP)
    と、 前記撮像手段(1)の出力信号から輝度信号を生成する
    輝度信号生成手段(YMAT)と、 前記撮像手段(1)の出力信号から前記輝度信号に対応
    した色差信号を生成する色差信号生成手段(CMAT)
    と、 前記垂直アパーチャ合成手段(VMIX)、水平アパー
    チャ生成手段(HAP)および輝度信号生成手段(YM
    AT)それぞれの出力信号を合成する輝度信号合成手段
    (YMIX)と、 を具備したことを特徴とする固体撮像装置。
  5. 【請求項5】前記撮像手段(1)の出力信号から構成さ
    れる最も短い周期は、前記位相のシフト量の2倍の周期
    であり、 前記撮像手段(1)の出力信号から構成される最も短い
    周期の整数倍の周期は前記シフト量の4倍の周期である
    ことを特徴とする請求項1ないし4いずれかに記載の固
    体撮像装置。
  6. 【請求項6】前記両垂直アパーチャ生成手段(VAP
    1,VAP2)それぞれは、生成するアパーチャ成分を
    構成する異なる色信号の垂直方向の周波数特性を一致さ
    せるように構成することを特徴とする請求項1ないし4
    いずれかに記載の固体撮像装置。
  7. 【請求項7】前記両垂直アパーチャ生成手段(VAP
    1,VAP2)それぞれのうちいずれか一方は、生成す
    るアパーチャ成分を構成する異なる色信号の垂直方向の
    周波数特性を一致させるように構成することを特徴とす
    る請求項1ないし4いずれかに記載の固体撮像装置。
  8. 【請求項8】前記複数の固体撮像素子それぞれから出力
    される異なる色信号は、GおよびR、Bの色信号であ
    り、垂直方向の位相を他の色信号に対して一定ピッチだ
    けシフトさせて出力させる色信号は、R、Bの2つの色
    信号あるいはGの色信号のどちらか一方であることを特
    徴とする請求項1ないし4いずれかに記載の固体撮像装
    置。
  9. 【請求項9】前記一定ピッチをp1とし、1つの固体撮
    像素子の出力信号の垂直方向のピッチをwとしたとき、
    前記一定ピッチp1が前記垂直方向のピッチwに対して
    p1=w/2の関係で表される量であることを特徴とす
    る請求項1ないし4いずれかに記載の固体撮像装置。
  10. 【請求項10】前記輝度信号生成手段(YMAT)は、
    垂直方向に前記一定ピッチだけシフトした2つの輝度信
    号Y1、Y2を出力し、 前記両垂直アパーチャ生成手段(VAP1,VAP2)
    それぞれは前記2つの輝度信号Y1およびY2に対応し
    たアパーチャ成分を生成し、前記水平アパーチャ生成手
    段(HAP)における前記輝度信号Y1およびY2それ
    ぞれに対応した水平方向のアパーチャ成分それぞれは、
    同一のものを用いることを特徴とする請求項2または4
    に記載の固体撮像装置。
  11. 【請求項11】前記色差信号生成手段(CMAT)は垂
    直方向の帯域を抑圧するフィルタ手段を有し、該フィル
    タ手段によって色差信号を構成する各色信号の垂直方向
    の周波数特性が概ね等しくなるように構成したことを特
    徴とする請求項2または4に記載の固体撮像装置。
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