JP3361612B2 - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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JP3361612B2 JP10603994A JP10603994A JP3361612B2 JP 3361612 B2 JP3361612 B2 JP 3361612B2 JP 10603994 A JP10603994 A JP 10603994A JP 10603994 A JP10603994 A JP 10603994A JP 3361612 B2 JP3361612 B2 JP 3361612B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば車載用のディスク
装置などのように、音響データの再生途中にアクセサリ
ースイッチなどの電源スイッチが切られることのあるデ
ィスク装置に係り、電源スイッチが再度接続されたとき
の再生動作の復帰を簡単な制御処理により行えるように
したディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CD(コンパクトディスク)やMD(ミ
ニディスク)では、符号化された音響データを含むデー
タが記録されるデータエリアと、TOC(Table of Con
tents)データが記録されるTOCエリアとが設けられ
ている。TOCデータには、前記データエリアに記録さ
れている音響データの曲数および曲番とそれぞれの曲の
タイムコードなどが含まれている。またデータエリアに
記録されたデータでは、フレームごとに音響データの他
にサブコードが含まれている。CDでは、サブコード
に、曲番、その曲内での再生時間、第1曲目の頭からの
累計の再生時間などを示すタイムコードが含まれてい
る。また、MDでは、記録または再生位置を示す絶対位
置のアドレス情報が記録されている。このアドレス情報
を基にシステムコントローラなどの制御部にて演算がな
され、時間情報が算出される。CDプレーヤやMDプレ
ーヤなどのディスク装置には、前記TOCエリアから読
出されたTOCデータを保持するメモリや、前記サブコ
ードデータを保持するメモリまたはレジスタが設けら
れ、このTOCデータおよびサブコードデータを参照す
ることにより、現在のデータ再生位置の認識および表示
や、各曲の頭へのスキップ動作(曲間移動動作または目
標曲のサーチ動作)ができるようになっている。
【0003】上記のディスク装置が車載用として使用さ
れた場合には、アクセサリースイッチ(ACCスイッ
チ)が切られたときにディスク装置の主要部への電力供
給が断たれる。そのため、曲の再生途中で停車のために
ACCスイッチがオフとなって主要部への電力供給が断
たれ、ディスクがディスク装置に装填されたまま再度A
CCスイッチがオンに切換えられ主要部への電力供給が
再開されることが頻繁に発生する。この電力供給が再開
される際の復帰動作としては以下の方法が考えられてい
る。
【0004】第1の方法は、ACCスイッチが切られた
ときにメモリやレジスタでのTOCデータやサブコード
データの保持が解除される。そしてACCスイッチが再
度オンになったときに光ヘッドをリードイン位置に移動
させてTOCデータを読み直してこれをメモリに保持さ
せ、再生動作の再開やスキップ動作に対応できるように
する。第2の方法は、ACCスイッチのオフにより主要
部への電力供給が断たれた後、不揮発性メモリにTOC
データやサブコードデータを保持しておく。ACCスイ
ッチがオンになったときには、上記不揮発性メモリに保
持されたTOCデータやサブコードデータに基づいて、
再生中断位置からの再生動作の再開やスキップ動作に対
応できるようにする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記第1の方法では、
曲の再生動作中にACCスイッチがオフされ、その後に
ACCスイッチがオンとなったときに、光ヘッドがディ
スクのリードイン位置へ戻されて、その位置でTOCデ
ータが読出されることになるので、再生動作復帰の際に
無音の時間が長くなってしまう。またACCスイッチが
オフとなった時点でTOCデータやサブコードデータの
保持が解除されてしまうので、ACCスイッチが再度オ
ンになった時点では、ACCスイッチがオフになって再
生を中断した曲の番号および再生中断位置を認識できな
くなっている。したがって、再生動作を再開するときに
は、第1曲目からあるいは操作釦により改めて指定され
た曲番の曲しか再生できないことになり、再生を中断し
た曲を自動的に呼び出すことはできない。
【0006】前記第2の方法では、ACCスイッチがオ
フとなった後も不揮発性メモリにTOCデータやサブコ
ードデータが保持されているため、主要部への電力供給
が再開されたときに、ACCスイッチがオフとなった時
点で中断した再生位置から再生動作を再開することがで
き、またスキップ動作を直ちに実行することが可能であ
る。ただし、高価な不揮発性メモリを使用しなければな
らず装置の価格が高くなるのみならず、ACCスイッチ
がオンになったときに、不揮発性メモリの保持内容を参
照して再生動作の再開を行うという複雑な処理動作が必
要になり、制御プログラムの内容が複雑になる。
【0007】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、電源スイッチが再度接続されたときに再生動作に
直ちに移行でき、また再開時に記憶部での保持内容を参
照するといった複雑な制御処理が不要になり、しかもス
キップ動作も可能なディスク装置を提供することを目的
としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、音響データお
よび音響データの位置情報が記録されたディスクを回転
駆動する回転駆動機構と、ディスクに対向する光ヘッド
と、光ヘッドをディスクに沿って移動させる送り機構
と、ディスクから読出された位置情報を保持する記憶部
とを備えたディスク装置において、光ヘッドにより音響
データが再生されている途中で電源スイッチが切られた
ときに光ヘッドの送りが停止されると共に前記記憶部で
の位置情報の保持が解除され、その後に前記電源スイッ
チが接続されたときには、前記位置情報を参照するこ
となく、前記光ヘッドによる音響データの再生位置をデ
ータの頭側へ所定量戻した後に光ヘッドによる音響デー
タの再生動作が再開され、且つ前記再生動作が再開され
た後に、複数記録されている音響データの先頭位置へ光
ヘッドを高速で移動させるスキップ動作が選択されたと
きには光ヘッドにより新たに前記位置情報が読出され
て記憶部に保持されこの保持された位置情報に基づいて
光ヘッドの送り動作が行われることを特徴とするもので
ある。
【0009】上記において、位置情報とは、例えばディ
スクのTOCエリアに記録されているTOCデータ(曲
番やそれぞれの曲のタイムコード)を意味する。また電
源スイッチは、例えば自動車のアクセサリースイッチの
ように、それを切ることによりディスク装置の主要部へ
の電力の供給が断たれるものを意味する。
【0010】また、上記において、前記電源スイッチが
再接続されたときには、前記光ヘッドによる音響データ
の再生位置を所定トラック数だけデータの頭側へ戻して
から音響データの再生動作が再開されるものである。
【0011】
【作用】上記手段では、ディスクから符号化された音響
データが読出され曲の再生が行われている途中で、例え
ば自動車のACCスイッチなどの電源スイッチが切られ
て主要部への電力供給が断たれると、光ヘッドはディス
クに対向したその時点の位置にて停止する。また電源ス
イッチが切られることに伴って、記憶部での位置情報
(例えばTOCデータ)の保持が解除される。その後に
ディスクが装填されたままの状態で電源スイッチが接続
されると、位置情報(TOCデータなど)を参照するこ
となく光ヘッドがその位置から音響データの再生を再開
する。これによりほぼ電源スイッチが切られたときと同
じ位置から音響データの再生が再開される。このとき、
好ましくは光ヘッドをディスクに対してリードイン側へ
わずかに移動させ、またはトラッキングサーボ動作によ
り光ディスクに対する光スポットの照射位置をリードイ
ン方向へ数トラックだけシフトさせて、電源スイッチが
切られた時点よりもデータの前の位置から再生を再開す
る。これにより電源スイッチが切られて再生が中断した
位置よりもわずかに前の時点から音響データの再生が再
開される。
【0012】音響データの再生が再開された時点では、
記憶部に位置情報(例えばTOCデータ)が保持されて
いないが、読出しているデータのサブコードから、現在
再生している音響データの曲番や時間などを認識するこ
とができる。よって、そのまま再生を続行しているとき
にディスプレイに曲番表示を行うことができる。また次
の曲の再生にも自動的に移行でき、その曲の曲番表示や
再生時間表示を行うことができる。なお、全ての曲の再
生が完了したときには再生動作が中断され、次の操作入
力を待つ。電源スイッチが再度接続された後の再生動作
の再開続行中に、操作釦が押されてリピート再生(繰返
し再生)が選択されたときには、全ての曲の再生が完了
した後に、光ヘッドがリードイン位置に戻され、まず位
置情報(TOCデータなど)が読出されて記憶部に保持
され、1番目の曲から順にまたはランダムに再生が開始
される。その後は、記憶部に保持された位置情報に基づ
いてスキップ動作(曲サーチ動作)を行うことも可能に
なる。
【0013】ただし、電源スイッチが接続された後の再
生動作の再開続行中に、操作釦が押されてスキップ動作
が選択されたときには、記憶部に位置情報が保持されて
いないため、光ヘッドをリードイン位置へ一旦移動さ
せ、位置情報(TOCデータなど)を読出して記憶部に
保持する。そして記憶部に保持された位置情報が参照さ
れてスキップ動作が行われる。
【0014】すなわち、電源スイッチが切られて主要部
への電力供給が中断され、その後に電源スイッチが接続
されたときには、聴取者がそのまま音響データ(曲)の
再生の続行を希望するのが一般的である。したがって、
再生中断位置から曲の再生をそのまま続行させることに
より、改めてTOCデータなどを読出し直す時間を設け
るような無駄を省くことができ、また不揮発性メモリを
用いてTOCデータなどを保持し続ける無駄を省くこと
できる。よって、制御動作としては従来よりもシンプル
なものになり、しかも聴取者には何ら違和感を与えない
ものとなる。また再開された再生動作の続行中にスキッ
プ動作が選択される頻度は一般的に低いが、仮にスキッ
プ動作が選択されたときには、光ヘッドをリードイン位
置へ移動させTOCデータなどを読出し、これを記憶部
に保持することにより、スキップ動作に対応できる。こ
の場合にスキップ動作により目標曲のサーチが完了する
までの処理時間が若干はかかるがサーチ動作自体は何ら
問題なく行われることになる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。図1(A)(B)は、本発明のディスク装置の制御
動作を示すフローチャートであり、図2は本発明のディ
スク装置の一例として車載用のCDプレーヤの構成を示
す回路ブロック図、図3は光ヘッド部分の拡大説明図で
ある。図2に示すディスクDはコンパクトディスク(C
D)である。その記録内容は、内周側のリードイン位置
が、位置情報記録領域としてのTOCエリアで、それよ
りも外周位置が音響データの記録領域としてのデータエ
リアである。データエリアの記録フォーマットでは、一
般にフレーム単位で符号化された音響データと共にサブ
コードが記録されている。サブコードにはそのフレーム
の属する曲の曲番と、その曲内での再生時間を示すタイ
ムコードと、第1番目の曲の頭からの累計の再生時間を
示すタイムコードが含まれている。TOCエリア(位置
情報記録領域)に記録されたTOCデータ(位置情報)
には、データエリアに記録されている音響データの曲の
数および曲番、さらにはそれぞれの曲の頭の開始時間
(開始位置)や曲の終了時間(終了位置)などを示すタ
イムコードが含まれている。
【0016】ディスクDはターンテーブル10上にクラ
ンプされ、このターンテーブル10はスピンドルモータ
M1により回転駆動される。ターンテーブル10および
スピンドルモータM1が、ディスクの回転駆動機構を構
成している。光ヘッドH内の半導体レーザから発せられ
たレーザ光は対物レンズLによりディスクDの記録面に
集束される。ディスクの記録面のピットにて変調された
戻り光は光ヘッドH内の受光素子により検出されるが、
光ヘッドHでの検出出力(再生出力または読出し出力)
のうちのRF出力はRFアンプ1に送られ、増幅され且
つ波形整形されてデコーダ2に送られる。デコーダ2で
は、波形整形されたRF信号から音響データ、TOCデ
ータ、サブコードデータとパリティなどが得られる。音
響データに対してはパリティにより誤り訂正がなされ、
音響データが復調される。そして音響データはD/A変
換部(ディジタル−アナログ変換部)3によりアナログ
信号に変換され、オーディオ出力(音響出力)となる。
【0017】主制御部(システムコントローラ)4は、
制御プログラムが格納されるROM、および制御プログ
ラムに基づく処理動作を実行するCPUと、レジスタな
どから構成されている。デコーダ2にて得られたTOC
データとサブコードデータは経路(イ)により主制御部
4に与えられる。TOCデータはメモリ(記憶部;RA
M)5に保持される。またサブコードデータはメモリ5
または他のメモリあるいは主制御部4内のレジスタに保
持される。また操作部6は各種操作釦を有し、主制御部
4に処理動作の選択を入力するものである。サーボ制御
部(サーボコントローラ)7は、主制御部4により制御
される。光ヘッドH内の4分割受光部などにより得られ
たトラッキングエラー信号とフォーカスエラー信号は経
路(ロ)によりサーボ制御部7に与えられる。図3に示
すように、サーボ制御部7から与えられるトラッキング
サーボ信号により、光ヘッドH内のトラッキング補正機
構8が動作し、対物レンズLがトラッキング補正方向
(T方向:トラック横断方向)へ微駆動され、同様にし
てサーボ制御部7から得られるフォーカスサーボ信号に
より対物レンズLがフォーカス補正方向(F方向)へ微
駆動される。
【0018】光ヘッドHは、送りモータM2にて駆動さ
れる送り機構9(例えばスクリュー軸)によりトラック
横断方向へ駆動される。この送りモータM2の回転はサ
ーボ制御部7により制御される。同様にして回転駆動機
構の前記スピンドルモータM1はサーボ制御部7により
定速駆動できるように制御される。ディスク装置の各部
へは自動車のバッテリー12から電力が供給される。本
発明での電源スイッチとなるアクセサリースイッチ(A
CCスイッチ)11が切られると、ディスクス装置の主
要部(例えばモータ駆動部や光ヘッド)への電力供給が
断たれる。ただし主制御部4の制御動作に必要となる最
少限の電力はACCスイッチ11が切られてもバッテリ
ー12から主制御部4などに供給され続ける。またAC
Cスイッチ11のオン(接続)−オフ(切り)の切換情
報は主制御部4に与えられる。
【0019】次に上記ディスク装置の動作を図1に示す
フローチャートにより説明する。図1に示す動作は、主
制御部4内のROMに格納された制御プログラムに基づ
き主制御部4内のCPUにより実行されるものである。
まず図1(A)の動作について説明する。ディスク挿入
が検知されると(S1)、図示しないディスク搬入機構
によりディスクDが引き込まれターンテーブル10上に
クランプされる。そして主制御部4からの指令によりス
ピンドルモータM1が始動させられ、ディスクDが回転
駆動される。同様に主制御部4からの指令に基づきサー
ボ制御部7から送りモータM2にアクセスサーボ信号が
与えられ、送りモータM2が始動させられる。そして送
り機構9により光ヘッドHがディスク内周のリードイン
位置へ移送され、光ヘッドHにより、ディスクDのTO
Cエリア(位置情報記録領域)のTOCデータ(位置情
報)が読出される(S2)。このTOCデータはデコー
ダ2から主制御部4に送られ、メモリ(記憶部)5に保
持される。
【0020】TOCデータがメモリ5に保持されている
ときは、通常の再生モード(通常PLAYモード)とな
る(S3)。通常の再生モードとはメモリ5にTOCデ
ータを保持した状態で再生動作が行われることを意味し
ている。すなわち通常の再生モードのときに操作部6の
操作釦が押されてフォワード(FWD)やバックワード
(BWD)のスキップ(SKIP)動作が選択される
と、メモリ5に保持されたTOCデータが参照されて、
送りモータM2が制御され光ヘッドHは選択された曲の
先頭位置にスキップ移動(曲間移動、曲サーチ移動)で
きる。また再生動作中は、光ヘッドHにて読出されたR
F信号のうちのサブコードデータがデコーダ2から主制
御部4に送られ、サブコード中の曲番情報や時間を示す
タイムコードが順次メモリ5または他のメモリあるいは
主制御部4内のレジスタに送られる。そして図示しない
ディスプレイには、再生中の曲番や再生時間などが
「分」または「秒」にて表示される。この間、主制御部
4ではACCスイッチ11が切られるか否か(オフとな
るか否か)監視し続ける(S4)。ACCスイッチ11
がオンのままである場合には動作モードが変更されず、
そのまま通常の再生モードが続行される。
【0021】ACCスイッチ11が切られ(オフとな
り)ディスク装置の主要部への電力供給が断たれ、これ
が主制御部4にて認識されると主制御部4により停止処
理(STOP処理)がなされる(S5)。すなわち、ス
ピンドルモータM1が停止してディスクDの回転が止め
られ、また送りモータM2が停止して光ヘッドHがその
ときの位置にて停止する。またサーボ制御部7でのトラ
ッキングサーボやフォーカスサーボのサーボロックが解
除される。またRFアンプ1やデコーダ2などの動作が
停止する。同時にメモリ5の保持内容がクリア(消去)
されTOCデータの保持が解除される(S6)。またメ
モリ5に保持されまたはレジスタに保持されたサブコー
ドデータも消去される。そしてスタンバイモード(スリ
ープモード)に切換えられる(S7)。
【0022】スタンバイモードのままACCスイッチ1
1がオンになるか否か監視され(S8)、ACCスイッ
チ11が再度オンになると、送りモータM2が制御さ
れ、その回転動力により光ヘッドHがデータの頭方向
(リードイン位置方向)へ戻される(S9)。送りモー
タM2が、予め設定されている所定時間(数msecま
たは十数msec)だけ駆動された後に送りモータM2
が停止する(S10)。これにより再生再開位置が、A
CCスイッチがオフされた時点よりも曲の先頭側にわず
かに移動することになる。なお、光ヘッドHがリードイ
ン位置方向へ戻る距離を上記の時間で管理せず、光ヘッ
ドHにて検出されるトラッキングエラー信号からトラッ
ク横断数を計数し、光ヘッドHが所定トラック数だけリ
ードイン位置方向へ移動した時点で、送りモータM2を
停止してもよい。あるいはACCスイッチ11が再度オ
ンになったときに、送りモータM2を始動せず光ヘッド
Hを停止させたままとし、光ヘッドH内のトラッキング
補正機構8を動作させて、対物レンズLからディスクD
の記録面に集光されるレーザ光のスポットをリードイン
位置方向へ数トラック分だけシフトさせ、これによりデ
ータ(曲)の再生再開位置をリードイン側に戻すように
してもよい。
【0023】この時点ではメモリ5にTOCデータが保
持されていないため、主制御部4で実行されるプログラ
ムにより、TOCデータを用いない動作モードに設定さ
れる(TOCレスフラグセット)(S11)。そして再
生動作が再開される(S12)。この再生動作では、デ
コーダ2から主制御部4に送られるサブコードデータに
より再生中の曲番号を認識できるので、これをレジスタ
またはメモリ5などにセットする(S13)。そのまま
TOCデータを持たないTOCレス再生(PLAY)モ
ードを継続する(S14)。
【0024】図1(B)は、メモリ5にTOCデータが
保持されていない再生モード(TOCレスPLAYモー
ド)(S14)のときに、操作部6の操作釦によりフォ
ワードまたはバックワードのスキップ動作が選択された
場合のフローチャートを示している。TOCレス再生
(PLAY)モード(S14)では、スキップ動作が選
択されるか否か監視される(S15)。スキップ動作が
選択されると、TOCデータの読取り動作に移行する
(S16)。すなわち送りモータM2が始動され、送り
機構9により光ヘッドHがディスクDのリードイン位置
へ移動させられ、TOCエリアのTOCデータが読出さ
れる。読出されたTOCデータはデコーダ2にて復調さ
れ分離されて、主制御部4からメモリ5に送られて保持
される。そして主制御部4ではTOCレスフラグが解消
され、通常の動作モードのプログラムが実行される状態
に切換えられる(S17)。そして操作部6での操作入
力に基づきスキップ動作が実行されるが、このときには
メモリ5に保持されているTOCデータが参照され、送
りモータM2により光ヘッドHがスキップ動作(曲間移
動)し、目標曲(操作部にてスキップ指定された曲)の
サーチ動作が行われる(S18)。そして通常の再生モ
ード(S3)に戻る。
【0025】なお、図1に示すフローチャートでは、S
9にて光ヘッドHがリードイン位置方向へわずかに戻さ
れ、またはトラッキング補正機構8によりレーザ光のス
ポットが数トラック分だけリードイン位置方向へ戻さ
れ、ACCスイッチ11がオフとなった時点よりもわず
かにデータの手前(曲の手前)位置から再生動作が再開
されるようになっている。しかし、S9のステップを省
略し、ACCスイッチ11がオフとなった時点で停止し
ていた光ヘッドHを移動させず、またトラッキング補正
機構8を動作させず、ACCスイッチ11がオンになっ
た後に、光ヘッドHが停止していた位置からそのまま再
生動作を再開してもよい。ただし、再生動作開始位置を
リードイン位置方向へわずかに戻すことにより、ACC
スイッチオフ時よりもわずかに手前から曲の再生が再開
されるため、聴取者は聞きもらし部分がなくなり、聴取
感覚の良いものとなる。しかし、光ヘッドの停止位置か
らそのまま再生動作を再開させたとしても、再生音の飛
び時間はわずかであるので、聴取者が違和感を感じるこ
とはほとんどない。
【0026】なお、上記実施例はディスクとしてCDを
使用する装置について説明したが、MD(ミニディス
ク)やその他のディスクを再生するものであっても同様
に実施できる。MDを使用したディスク装置では図1に
示すデコーダ2による符号処理に圧縮データの伸長処理
およびショックプルーフ処理などが加わることになる
が、図1(A)(B)に示す動作を、主制御部4により
CDの場合と同様にして実行させることが可能である。
【0027】
【発明の効果】以上のように、本発明では、電源スイッ
チが切られその後に電源スイッチが接続されたときに、
位置情報を参照せずに、そのまま音響データの再生を再
開する。そのため、位置情報を参照して再生動作処理に
移行するといった複雑な制御処理が不要になる。ただ
し、再生はほぼ中断時から再開されるため、聴取者が違
和感を感じることはない。また電源スイッチが接続され
て音響データの再生が再開された後にスキップ動作が選
択されたときには、一旦位置情報を読取り、これを記憶
部に記憶させることにより、スキップ動作は何ら支障な
く行われることになる。
【0028】また請求項2に記載の発明のように、電源
スイッチが接続されたときに、音響データの再生開始位
置をデータの頭方向へわずかにずらすことにより、再生
動作が再開されたときに、聴取者の曲の聞きもれがなく
なり、聴取感覚の良いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)(B)は本発明のディスク装置の動作を
示すフローチャート、
【図2】本発明のディスク装置の一例として車載用のC
Dプレーヤを示す回路ブロック図、
【図3】図2に示す光ヘッドの部分の拡大説明図、
【符号の説明】
D ディスク H 光ヘッド M1 スピンドルモータ M2 送りモータ 1 RFアンプ 2 デコーダ 4 主制御部 5 メモリ(記憶部) 6 操作部 8 トラッキング補正機構 9 送り機構

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音響データおよび音響データの位置情報
    が記録されたディスクを回転駆動する回転駆動機構と、
    ディスクに対向する光ヘッドと、光ヘッドをディスクに
    沿って移動させる送り機構と、ディスクから読出された
    位置情報を保持する記憶部とを備えたディスク装置にお
    いて、 光ヘッドにより音響データが再生されている途中で電源
    スイッチが切られたときに光ヘッドの送りが停止される
    と共に前記記憶部での位置情報の保持が解除され、その後に前記 電源スイッチが接続されたときには、
    記位置情報を参照することなく、前記光ヘッドによる音
    響データの再生位置をデータの頭側へ所定量戻した後に
    光ヘッドによる音響データの再生動作が再開され、且つ前記再生動作が再開された後に、複数記録されてい
    る音響データの先頭位置へ光ヘッドを高速で移動させる
    スキップ動作が選択されたときには光ヘッドにより
    たに前記位置情報が読出されて記憶部に保持されこの保
    持された位置情報に基づいて光ヘッドの送り動作が行わ
    れることを特徴とするディスク装置。
  2. 【請求項2】 前記電源スイッチが再接続されたときに
    は、前記光ヘッドによる音響データの再生位置を所定ト
    ラック数だけデータの頭側へ戻してから音響データの再
    生動作が再開される請求項1記載のディスク装置。
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