JP3361472B2 - アナログ・バウンダリ・スキャン対応集積回路装置 - Google Patents
アナログ・バウンダリ・スキャン対応集積回路装置Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アナログ・バウン
ダリ・スキャン機能を有する集積回路装置に関するもの
である。
ダリ・スキャン機能を有する集積回路装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器内の電子部品の集積度は
上昇の一途をたどっている。この集積度の向上によっ
て、電子機器は、更なる小型化、軽量化が実現できるよ
うになった。ところがその一方で、この集積度の向上
は、電子機器の検査をより困難にするという問題を引き
起こしている。
上昇の一途をたどっている。この集積度の向上によっ
て、電子機器は、更なる小型化、軽量化が実現できるよ
うになった。ところがその一方で、この集積度の向上
は、電子機器の検査をより困難にするという問題を引き
起こしている。
【0003】この問題を解決すべく考案されたのがIE
EE1149.4として規格が定められているアナログ
・バウンダリ・スキャン検査法である。これは、検査装
置を集積回路の内部に設け、集積回路を基板に実装した
後、実装基板上で集積回路内および集積回路間の接続や
性能を検査するというものである。
EE1149.4として規格が定められているアナログ
・バウンダリ・スキャン検査法である。これは、検査装
置を集積回路の内部に設け、集積回路を基板に実装した
後、実装基板上で集積回路内および集積回路間の接続や
性能を検査するというものである。
【0004】その検査方法の一つとしてIEEE114
9.4では、集積回路間の単純な相互配線の接続を検査
する方法を提案しており、この検査のために、接続端子
の電位を検出する論理回路を集積回路内に設けることを
示している。以下この方法の詳細について説明する。
9.4では、集積回路間の単純な相互配線の接続を検査
する方法を提案しており、この検査のために、接続端子
の電位を検出する論理回路を集積回路内に設けることを
示している。以下この方法の詳細について説明する。
【0005】図8は従来のアナログ・バウンダリ・スキ
ャン対応集積回路装置の構成を示す図である。図8にお
いて、集積回路1,2の間に相互配線3が設けられてお
り、集積回路2のドライバ6から出力されたディジタル
信号またはアナログ信号が、端子5,相互配線3および
端子4を介して、集積回路1のレシーバ7に伝えられ
る。集積回路1は、端子4に入力が接続され、相互配線
3の接続状態を検査するために端子4の電位を検出する
論理回路51を備えている。図8では、論理回路51
は、所定の入力しきい値電圧を有するCMOSインバー
タによって構成されている。
ャン対応集積回路装置の構成を示す図である。図8にお
いて、集積回路1,2の間に相互配線3が設けられてお
り、集積回路2のドライバ6から出力されたディジタル
信号またはアナログ信号が、端子5,相互配線3および
端子4を介して、集積回路1のレシーバ7に伝えられ
る。集積回路1は、端子4に入力が接続され、相互配線
3の接続状態を検査するために端子4の電位を検出する
論理回路51を備えている。図8では、論理回路51
は、所定の入力しきい値電圧を有するCMOSインバー
タによって構成されている。
【0006】図8において、相互配線3の接続状態を検
査する際には、ドライバ6から、論理回路51の入力し
きい値電圧よりも高いハイレベルの電圧(以下
「“H”」と略記する)と、論理回路51の入力しきい
値電圧よりも低いローレベルの電圧(以下「“L”」と
略記する)とを出力させ、その出力電圧が端子4に正常
に伝わるか否かを論理回路51によって検査する。
査する際には、ドライバ6から、論理回路51の入力し
きい値電圧よりも高いハイレベルの電圧(以下
「“H”」と略記する)と、論理回路51の入力しきい
値電圧よりも低いローレベルの電圧(以下「“L”」と
略記する)とを出力させ、その出力電圧が端子4に正常
に伝わるか否かを論理回路51によって検査する。
【0007】まず、ドライバ6から“H”を出力させ
る。このとき、相互配線3の接続状態が正常であれば端
子4に“H”が伝わり、論理回路51は端子4の電位す
なわち“H”を入力して“L”を出力する。次に、ドラ
イバ6から“L”を出力させる。このとき、相互配線3
の接続状態が正常であれば端子4に“L”が伝わり、論
理回路51は端子4の電位すなわち“L”を入力して
“H”を出力する。
る。このとき、相互配線3の接続状態が正常であれば端
子4に“H”が伝わり、論理回路51は端子4の電位す
なわち“H”を入力して“L”を出力する。次に、ドラ
イバ6から“L”を出力させる。このとき、相互配線3
の接続状態が正常であれば端子4に“L”が伝わり、論
理回路51は端子4の電位すなわち“L”を入力して
“H”を出力する。
【0008】このように、図8の例では論理回路51と
してインバータを用いているので、論理回路51の出力
がドライバ6の出力と逆のレベルであるか否かによっ
て、相互配線3の接続状態が正常であるか否かを検査で
きる。もし、相互配線3の接続状態が正常でない場合、
例えば相互配線3が電源とショートしている場合は、ド
ライバ6から“L”を出力させても、端子4の電位は電
源電位に固定されているため、論理回路51は“L”を
出力する。これはドライバ6の出力と逆のレベルではな
いので、このときには、相互配線3の接続状態は正常で
ないと判断する。また、相互配線3がグランドとショー
トしている場合は、ドライバ6から“H”を出力させて
も、端子4の電位はグランド電位に固定されているた
め、論理回路51は“H”を出力する。これはドライバ
6の出力とは逆のレベルではないので、このときには、
相互配線3の接続状態は正常でないと判断する。
してインバータを用いているので、論理回路51の出力
がドライバ6の出力と逆のレベルであるか否かによっ
て、相互配線3の接続状態が正常であるか否かを検査で
きる。もし、相互配線3の接続状態が正常でない場合、
例えば相互配線3が電源とショートしている場合は、ド
ライバ6から“L”を出力させても、端子4の電位は電
源電位に固定されているため、論理回路51は“L”を
出力する。これはドライバ6の出力と逆のレベルではな
いので、このときには、相互配線3の接続状態は正常で
ないと判断する。また、相互配線3がグランドとショー
トしている場合は、ドライバ6から“H”を出力させて
も、端子4の電位はグランド電位に固定されているた
め、論理回路51は“H”を出力する。これはドライバ
6の出力とは逆のレベルではないので、このときには、
相互配線3の接続状態は正常でないと判断する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の構成では、相互配線の接続状態が必ずしも正し
く検査できない場合がある。
た従来の構成では、相互配線の接続状態が必ずしも正し
く検査できない場合がある。
【0010】例えば図9(a)に示すように、相互配線
3が抵抗素子を介して電源とショートした場合には、ド
ライバ6から“L”を出力させたとき、ドライバ6と抵
抗素子とのインピーダンスの比によっては、端子4の電
位は論理回路51の入力しきい値電圧よりも低くなる場
合がある。このとき、論理回路51はドライバ6の出力
電圧と逆レベルの“H”を出力するので、相互配線3の
接続状態は正常であると判断される。すなわち、電源と
のショートが検出できない。
3が抵抗素子を介して電源とショートした場合には、ド
ライバ6から“L”を出力させたとき、ドライバ6と抵
抗素子とのインピーダンスの比によっては、端子4の電
位は論理回路51の入力しきい値電圧よりも低くなる場
合がある。このとき、論理回路51はドライバ6の出力
電圧と逆レベルの“H”を出力するので、相互配線3の
接続状態は正常であると判断される。すなわち、電源と
のショートが検出できない。
【0011】同様に図9(b)に示すように、相互配線
3が抵抗素子を介してグランドとショートした場合に
は、ドライバ6から“H”を出力させたとき、ドライバ
6と抵抗素子とのインピーダンスの比によっては、端子
4の電位は論理回路51の入力しきい値電圧よりも高く
なる場合がある。このとき、論理回路51はドライバ6
の出力電圧と逆レベルの“L”を出力するので、相互配
線3の接続状態は正常であると判断される。すなわち、
グランドとのショートが検出できない。
3が抵抗素子を介してグランドとショートした場合に
は、ドライバ6から“H”を出力させたとき、ドライバ
6と抵抗素子とのインピーダンスの比によっては、端子
4の電位は論理回路51の入力しきい値電圧よりも高く
なる場合がある。このとき、論理回路51はドライバ6
の出力電圧と逆レベルの“L”を出力するので、相互配
線3の接続状態は正常であると判断される。すなわち、
グランドとのショートが検出できない。
【0012】さらに図9(c)に示すように、相互配線
3が断線し、断線した相互配線3と他の配線(図示せ
ず)との間にカップリング容量が存在する場合には、端
子4の電位は不安定な状態になり、他の配線の電位の影
響を受けて一定値にはならず変動する。このため、例え
ば他の配線の電位がドライバ6の出力電圧と同様に変動
した場合には、この影響によって相互配線3の接続状態
は正常であると判断される。すなわち、断線不良が検出
できない。
3が断線し、断線した相互配線3と他の配線(図示せ
ず)との間にカップリング容量が存在する場合には、端
子4の電位は不安定な状態になり、他の配線の電位の影
響を受けて一定値にはならず変動する。このため、例え
ば他の配線の電位がドライバ6の出力電圧と同様に変動
した場合には、この影響によって相互配線3の接続状態
は正常であると判断される。すなわち、断線不良が検出
できない。
【0013】また、他の問題点として、前述した従来の
構成では、テスト時以外の通常動作時における消費電力
が大きいという問題がある。例えば、通常動作時には、
相互配線3をアナログ信号が通る場合があり、このた
め、端子4の電位は論理回路51の入力しきい値電圧付
近の中間電位になる頻度が高い。このため、論理回路5
1に頻繁に電流が流れることになり、したがって、通常
動作時における消費電力が増大するおそれがある。
構成では、テスト時以外の通常動作時における消費電力
が大きいという問題がある。例えば、通常動作時には、
相互配線3をアナログ信号が通る場合があり、このた
め、端子4の電位は論理回路51の入力しきい値電圧付
近の中間電位になる頻度が高い。このため、論理回路5
1に頻繁に電流が流れることになり、したがって、通常
動作時における消費電力が増大するおそれがある。
【0014】前記の問題に鑑み、本発明は、アナログ・
バウンダリ・スキャン対応集積回路装置として、検査の
信頼性を向上させること、および、特に通常動作時にお
ける消費電力を削減することを課題とする。
バウンダリ・スキャン対応集積回路装置として、検査の
信頼性を向上させること、および、特に通常動作時にお
ける消費電力を削減することを課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、請求項1の発明が講じた解決手段は、アナログ・
バウンダリ・スキャン機能を有する集積回路装置とし
て、第1および第2の集積回路と、前記第1の集積回路
と前記第2の集積回路との間に設けられた相互配線とを
備えたものであり、前記第1の集積回路は、前記相互配
線が接続された端子と、前記相互配線の接続状態を検査
するために、前記端子の電位の論理レベルをそれぞれ検
出し、かつ、入力しきい値電圧が互いに異なる複数の論
理回路と、前記論理回路を用いた検査を行わないとき、
この論理回路の出力電位を固定する電位固定素子と、前
記論理回路を用いた検査を行わないとき、この論理回路
に電流が流れないよう、電源およびグランドの少なくと
も一方を、前記論理回路から電気的に切り離す電源分離
素子とを備えているものである。
めに、請求項1の発明が講じた解決手段は、アナログ・
バウンダリ・スキャン機能を有する集積回路装置とし
て、第1および第2の集積回路と、前記第1の集積回路
と前記第2の集積回路との間に設けられた相互配線とを
備えたものであり、前記第1の集積回路は、前記相互配
線が接続された端子と、前記相互配線の接続状態を検査
するために、前記端子の電位の論理レベルをそれぞれ検
出し、かつ、入力しきい値電圧が互いに異なる複数の論
理回路と、前記論理回路を用いた検査を行わないとき、
この論理回路の出力電位を固定する電位固定素子と、前
記論理回路を用いた検査を行わないとき、この論理回路
に電流が流れないよう、電源およびグランドの少なくと
も一方を、前記論理回路から電気的に切り離す電源分離
素子とを備えているものである。
【0016】請求項1の発明によると、入力しきい値電
圧が異なる複数の論理回路によって端子の電位の論理レ
ベルを検出するので、相互配線がショートや断線した場
合に、端子の電位が、ある入力しきい値電圧を持つ論理
回路では正しく検査できない場合であっても、異なる入
力しきい値電圧を持つ論理回路によって、正しく検査を
行える可能性が高くなる。これにより、検査の信頼性を
向上させることができる。さらに、通常動作時におい
て、例えば端子電位として論理回路の入力しきい値電圧
付近の中間電位が入力されても、電源分離素子によっ
て、論理回路には電流が流れない。また、電位固定素子
によって、論理回路の出力電位が固定されるので、その
後段の回路は動作しない。したがって、通常動作時にお
ける消費電力を削減することができる。
圧が異なる複数の論理回路によって端子の電位の論理レ
ベルを検出するので、相互配線がショートや断線した場
合に、端子の電位が、ある入力しきい値電圧を持つ論理
回路では正しく検査できない場合であっても、異なる入
力しきい値電圧を持つ論理回路によって、正しく検査を
行える可能性が高くなる。これにより、検査の信頼性を
向上させることができる。さらに、通常動作時におい
て、例えば端子電位として論理回路の入力しきい値電圧
付近の中間電位が入力されても、電源分離素子によっ
て、論理回路には電流が流れない。また、電位固定素子
によって、論理回路の出力電位が固定されるので、その
後段の回路は動作しない。したがって、通常動作時にお
ける消費電力を削減することができる。
【0017】また、請求項2の発明が講じた解決手段
は、アナログ・バウンダリ・スキャン機能を有する集積
回路装置として、第1および第2の集積回路と、前記第
1の集積回路と前記第2の集積回路との間に設けられた
相互配線とを備えたものであり、前記第1の集積回路
は、前記相互配線が接続された端子と、前記相互配線の
接続状態を検査するために、前記端子の電位の論理レベ
ルをそれぞれ検出し、かつ、入力しきい値電圧が互いに
異なる複数の論理回路と、前記論理回路の入力と接続さ
れたプルアップ素子またはプルダウン素子とを備えてい
るものである。
は、アナログ・バウンダリ・スキャン機能を有する集積
回路装置として、第1および第2の集積回路と、前記第
1の集積回路と前記第2の集積回路との間に設けられた
相互配線とを備えたものであり、前記第1の集積回路
は、前記相互配線が接続された端子と、前記相互配線の
接続状態を検査するために、前記端子の電位の論理レベ
ルをそれぞれ検出し、かつ、入力しきい値電圧が互いに
異なる複数の論理回路と、前記論理回路の入力と接続さ
れたプルアップ素子またはプルダウン素子とを備えてい
るものである。
【0018】請求項2の発明によると、入力しきい値電
圧が異なる複数の論理回路によって端子の電位の論理レ
ベルを検出するので、相互配線がショートや断線した場
合に、端子の電位が、ある入力しきい値電圧を持つ論理
回路では正しく検査できない場合であっても、異なる入
力しきい値電圧を持つ論理回路によって、正しく検査を
行える可能性が高くなる。これにより、検査の信頼性を
向上させることができる。さらに、相互配線が断線して
いる場合において、端子電位は、プルアップ素子または
プルダウン素子によって、電源電位または接地電位のい
ずれかに固定される。このため、相互配線の断線状態を
確実に検出することができる。
圧が異なる複数の論理回路によって端子の電位の論理レ
ベルを検出するので、相互配線がショートや断線した場
合に、端子の電位が、ある入力しきい値電圧を持つ論理
回路では正しく検査できない場合であっても、異なる入
力しきい値電圧を持つ論理回路によって、正しく検査を
行える可能性が高くなる。これにより、検査の信頼性を
向上させることができる。さらに、相互配線が断線して
いる場合において、端子電位は、プルアップ素子または
プルダウン素子によって、電源電位または接地電位のい
ずれかに固定される。このため、相互配線の断線状態を
確実に検出することができる。
【0019】そして、請求項3の発明では、前記請求項
2におけるプルアップ素子またはプルダウン素子は、前
記論理回路を用いた検査を行わないとき、前記論理回路
の入力から電気的に切り離されるものとする。
2におけるプルアップ素子またはプルダウン素子は、前
記論理回路を用いた検査を行わないとき、前記論理回路
の入力から電気的に切り離されるものとする。
【0020】さらに、請求項4の発明では、前記請求項
2において、前記論理回路を用いた検査を行わないと
き、前記論理回路の入力と、前記端子とを、電気的に切
り離す入力分離素子を備えているものとする。
2において、前記論理回路を用いた検査を行わないと
き、前記論理回路の入力と、前記端子とを、電気的に切
り離す入力分離素子を備えているものとする。
【0021】また、請求項5の発明では、前記請求項1
〜4のいずれか1項における論理回路の入力段トランジ
スタのゲート長は、前記第1の集積回路を構成する他の
トランジスタのゲート長よりも長いものとする。
〜4のいずれか1項における論理回路の入力段トランジ
スタのゲート長は、前記第1の集積回路を構成する他の
トランジスタのゲート長よりも長いものとする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。
て、図面を参照して詳細に説明する。
【0023】(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係るアナログ・バウン
ダリ・スキャン対応集積回路装置の構成を示す図であ
る。図1では、アナログ・バウンダリ・スキャン機能に
係る構成要素以外は図示を省略している。図1におい
て、1,2はアナログ・バウンダリ・スキャン対応の集
積回路装置を構成する第1および第2の集積回路、3は
第1の集積回路1と第2の集積回路2との間に設けられ
た相互配線であり、相互配線3は第1の集積回路1の端
子4と第2の集積回路2の端子5との間を接続してい
る。第2の集積回路2は相互配線3を介して第1の集積
回路1に信号を送るためのドライバ6を備えており、こ
のドライバ6の出力は端子5に接続されている。また、
第1の集積回路1は第2の集積回路2から相互配線3を
介して送られた信号を受けるためのレシーバ7を備えて
おり、このレシーバ7の入力は端子4に接続されてい
る。
ダリ・スキャン対応集積回路装置の構成を示す図であ
る。図1では、アナログ・バウンダリ・スキャン機能に
係る構成要素以外は図示を省略している。図1におい
て、1,2はアナログ・バウンダリ・スキャン対応の集
積回路装置を構成する第1および第2の集積回路、3は
第1の集積回路1と第2の集積回路2との間に設けられ
た相互配線であり、相互配線3は第1の集積回路1の端
子4と第2の集積回路2の端子5との間を接続してい
る。第2の集積回路2は相互配線3を介して第1の集積
回路1に信号を送るためのドライバ6を備えており、こ
のドライバ6の出力は端子5に接続されている。また、
第1の集積回路1は第2の集積回路2から相互配線3を
介して送られた信号を受けるためのレシーバ7を備えて
おり、このレシーバ7の入力は端子4に接続されてい
る。
【0024】また第1の集積回路1は、入力が端子4に
接続された第1および第2の論理回路11a,11bを
備えている。第1および第2の論理回路11a,11b
は、相互配線3の接続状態を検査するために、端子4の
電位の論理レベルをそれぞれ検出する。また、第1およ
び第2の論理回路11a,11bはその入力しきい値電
圧が互いに異なっている。図1では一例として、CMO
Sインバータによって構成された論理回路11a,11
bを示している。この場合、CMOSインバータを構成
するP型MOSトランジスタ(以下「PMOS」と略記
する)とN型MOSトランジスタ(以下「NMOS」と
略記する)のゲート幅やゲート長を変えることによっ
て、各論理回路11a,11bの入力しきい値電圧を変
えることができる。
接続された第1および第2の論理回路11a,11bを
備えている。第1および第2の論理回路11a,11b
は、相互配線3の接続状態を検査するために、端子4の
電位の論理レベルをそれぞれ検出する。また、第1およ
び第2の論理回路11a,11bはその入力しきい値電
圧が互いに異なっている。図1では一例として、CMO
Sインバータによって構成された論理回路11a,11
bを示している。この場合、CMOSインバータを構成
するP型MOSトランジスタ(以下「PMOS」と略記
する)とN型MOSトランジスタ(以下「NMOS」と
略記する)のゲート幅やゲート長を変えることによっ
て、各論理回路11a,11bの入力しきい値電圧を変
えることができる。
【0025】本実施形態の特徴は、第1の集積回路1が
端子4の電位を検出する論理回路11a,11bを複数
個有しており、かつ、これらの論理回路11a,11b
の入力しきい値電圧が互いに異なっている点である。
端子4の電位を検出する論理回路11a,11bを複数
個有しており、かつ、これらの論理回路11a,11b
の入力しきい値電圧が互いに異なっている点である。
【0026】図1に示すアナログ・バウンダリ・スキャ
ン対応集積回路装置の動作について説明する。ここで
は、例として、電源電圧は5V、第1の論理回路11a
の入力しきい値電圧は3V、第2の論理回路11bの入
力しきい値電圧は2Vとする。
ン対応集積回路装置の動作について説明する。ここで
は、例として、電源電圧は5V、第1の論理回路11a
の入力しきい値電圧は3V、第2の論理回路11bの入
力しきい値電圧は2Vとする。
【0027】図1の構成において、相互配線3の接続状
態を検査する場合には、ドライバ6から所定のレベルの
信号を出力させ、この出力信号が端子4に正常に伝わっ
たか否かを第1および第2の論理回路11a,11bに
よって検査する。そして、第1および第2の論理回路1
1a,11bがドライバ6の出力信号の逆レベルの信号
を出力したとき、相互配線3の接続状態は正常である、
と判定する。
態を検査する場合には、ドライバ6から所定のレベルの
信号を出力させ、この出力信号が端子4に正常に伝わっ
たか否かを第1および第2の論理回路11a,11bに
よって検査する。そして、第1および第2の論理回路1
1a,11bがドライバ6の出力信号の逆レベルの信号
を出力したとき、相互配線3の接続状態は正常である、
と判定する。
【0028】図2は相互配線3の接続状態と第1および
第2の論理回路11a,11bの出力電圧との関係を示
す図である。
第2の論理回路11a,11bの出力電圧との関係を示
す図である。
【0029】まず、ドライバ6から5Vの電圧を出力さ
せる。この場合、相互配線3の接続状態が正常であると
きや、相互配線3が抵抗素子を介して電源にショートし
ているときは、端子4の電圧は5Vになる。この電位は
第1および第2の論理回路11a,11bのいずれの入
力しきい値電圧よりも高いので、第1および第2の論理
回路11a,11bはいずれも0Vを出力する(A1,
C1)。一方、相互配線3が抵抗素子を介してグランド
にショートしているときは、端子4の電位が0Vになら
ず例えば2.5Vになったとすると、この電位は第1の
論理回路11aの入力しきい値電圧よりも低く、第2の
論理回路11bの入力しきい値電圧よりも高いので、第
1の論理回路11aは5Vを出力する一方、第2の論理
回路11bは0Vを出力する(B1)。
せる。この場合、相互配線3の接続状態が正常であると
きや、相互配線3が抵抗素子を介して電源にショートし
ているときは、端子4の電圧は5Vになる。この電位は
第1および第2の論理回路11a,11bのいずれの入
力しきい値電圧よりも高いので、第1および第2の論理
回路11a,11bはいずれも0Vを出力する(A1,
C1)。一方、相互配線3が抵抗素子を介してグランド
にショートしているときは、端子4の電位が0Vになら
ず例えば2.5Vになったとすると、この電位は第1の
論理回路11aの入力しきい値電圧よりも低く、第2の
論理回路11bの入力しきい値電圧よりも高いので、第
1の論理回路11aは5Vを出力する一方、第2の論理
回路11bは0Vを出力する(B1)。
【0030】次に、ドライバ6から0Vの電圧を出力さ
せる。この場合、相互配線3の接続状態が正常であると
きや、相互配線3が抵抗素子を介してグランドにショー
トしているときは、端子4の電位は0Vになる。この電
位は第1および第2の論理回路11a,11bのいずれ
の入力しきい値電圧よりも低いので、第1および第2の
論理回路11a,11bはいずれも5Vを出力する(A
2,B2)。一方、相互配線3が抵抗素子を介して電源
にショートしているときは、端子4の電位が5Vになら
ず例えば2.5Vになったとすると、この電位は第1の
論理回路11aの入力しきい値電圧より低く、第2の論
理回路11bの入力しきい値電圧よりも高いので、第1
の論理回路11aは5Vを出力する一方、第2の論理回
路11bは0Vを出力する(C2)。
せる。この場合、相互配線3の接続状態が正常であると
きや、相互配線3が抵抗素子を介してグランドにショー
トしているときは、端子4の電位は0Vになる。この電
位は第1および第2の論理回路11a,11bのいずれ
の入力しきい値電圧よりも低いので、第1および第2の
論理回路11a,11bはいずれも5Vを出力する(A
2,B2)。一方、相互配線3が抵抗素子を介して電源
にショートしているときは、端子4の電位が5Vになら
ず例えば2.5Vになったとすると、この電位は第1の
論理回路11aの入力しきい値電圧より低く、第2の論
理回路11bの入力しきい値電圧よりも高いので、第1
の論理回路11aは5Vを出力する一方、第2の論理回
路11bは0Vを出力する(C2)。
【0031】すなわち、図2から分かるように、相互配
線3が抵抗素子を介してグランドまたは電源にショート
している場合には、第1および第2の論理回路11a,
11bのいずれかがドライバ6の出力電圧と逆レベルの
出力を行わない場合(B1,C2)が存在する。したが
って、ドライバ6に0Vおよび5Vを出力させて、それ
ぞれの場合において、第1および第2の論理回路11
a,11bの両方の出力を確認し、ドライバ6の出力電
圧と逆レベルの出力を行わない場合があれば、相互配線
3に接続不良があると判断する。
線3が抵抗素子を介してグランドまたは電源にショート
している場合には、第1および第2の論理回路11a,
11bのいずれかがドライバ6の出力電圧と逆レベルの
出力を行わない場合(B1,C2)が存在する。したが
って、ドライバ6に0Vおよび5Vを出力させて、それ
ぞれの場合において、第1および第2の論理回路11
a,11bの両方の出力を確認し、ドライバ6の出力電
圧と逆レベルの出力を行わない場合があれば、相互配線
3に接続不良があると判断する。
【0032】以上のように本実施形態によると、入力し
きい値電圧が異なる複数の論理回路を用いて端子電位を
検出することによって、一個の論理回路では見逃してし
まような相互配線の接続不良を検出することができる。
なお本実施形態では、論理回路が2個の場合について説
明したが、3個以上設けることによって、より検出精度
を高めることも可能である。
きい値電圧が異なる複数の論理回路を用いて端子電位を
検出することによって、一個の論理回路では見逃してし
まような相互配線の接続不良を検出することができる。
なお本実施形態では、論理回路が2個の場合について説
明したが、3個以上設けることによって、より検出精度
を高めることも可能である。
【0033】(第2の実施形態)
図3は本発明の第2の実施形態に係るアナログ・バウン
ダリ・スキャン対応集積回路装置の構成を示す図であ
る。図3では、図1と共通の構成要素に図1と同一の符
号を付しており、ここではその詳細な説明を省略する。
図3において、12a,12bは通常動作時すなわち論
理回路11a,11bを用いた検査を行わないときに、
論理回路11a,11bの出力電位を固定する電位固定
素子、13a,13bは通常動作時すなわち論理回路1
1a,11bを用いた検査を行わないときに、論理回路
11a,11bからグランドを電気的に切り離す電源分
離素子である。
ダリ・スキャン対応集積回路装置の構成を示す図であ
る。図3では、図1と共通の構成要素に図1と同一の符
号を付しており、ここではその詳細な説明を省略する。
図3において、12a,12bは通常動作時すなわち論
理回路11a,11bを用いた検査を行わないときに、
論理回路11a,11bの出力電位を固定する電位固定
素子、13a,13bは通常動作時すなわち論理回路1
1a,11bを用いた検査を行わないときに、論理回路
11a,11bからグランドを電気的に切り離す電源分
離素子である。
【0034】図3では、電位固定素子12a,12bは
PMOSによって構成されており、電源分離素子13
a,13bはNMOSによって構成されている。電位固
定素子12a,12bを構成するPMOSおよび電源分
離素子13a,13bを構成するNMOSのゲートに
は、テスト制御回路(図示せず)から生成出力されたテ
ストモード信号TESTが与えられる。すなわち、テス
トモード信号TESTによって、電位固定素子12a,
12bおよび電源分離素子13a,13bの導通・非導
通が制御される。
PMOSによって構成されており、電源分離素子13
a,13bはNMOSによって構成されている。電位固
定素子12a,12bを構成するPMOSおよび電源分
離素子13a,13bを構成するNMOSのゲートに
は、テスト制御回路(図示せず)から生成出力されたテ
ストモード信号TESTが与えられる。すなわち、テス
トモード信号TESTによって、電位固定素子12a,
12bおよび電源分離素子13a,13bの導通・非導
通が制御される。
【0035】図3に示すアナログ・バウンダリ・スキャ
ン対応集積回路装置の動作について説明する。
ン対応集積回路装置の動作について説明する。
【0036】まず、相互配線3の接続状態の検査を行う
テスト時には、テスト制御回路はテストモード信号TE
STを“H”にする。テストモード信号TESTが
“H”になることによって、電位固定素子12a,12
bは非導通状態になる一方、電源分離素子13a,13
bは導通状態になる。これにより、論理回路11a,1
1bは電源分離素子13a,13bによってグランドと
接続され、かつ、電位固定素子12a,12bは論理回
路11a,11bに影響を与えなくなる。すなわち、図
3に示す装置は図1と機能的に同等になり、したがっ
て、相互配線3の接続状態の検査を第1の実施形態と同
様に実行することができる。
テスト時には、テスト制御回路はテストモード信号TE
STを“H”にする。テストモード信号TESTが
“H”になることによって、電位固定素子12a,12
bは非導通状態になる一方、電源分離素子13a,13
bは導通状態になる。これにより、論理回路11a,1
1bは電源分離素子13a,13bによってグランドと
接続され、かつ、電位固定素子12a,12bは論理回
路11a,11bに影響を与えなくなる。すなわち、図
3に示す装置は図1と機能的に同等になり、したがっ
て、相互配線3の接続状態の検査を第1の実施形態と同
様に実行することができる。
【0037】次に、テスト時以外の通常動作時には、テ
スト制御回路はテストモード信号TESTを“L”にす
る。テストモード信号TESTが“L”になることによ
って、電位固定素子12a,12bは導通状態になる一
方、電源分離素子13a,13bは非導通状態になる。
これにより、論理回路11a,11bは電源分離素子1
3a,13bによってグランドと切り離され、かつ、論
理回路11a,11bの出力電位は電位固定素子12
a,12bによって“H”に固定される。
スト制御回路はテストモード信号TESTを“L”にす
る。テストモード信号TESTが“L”になることによ
って、電位固定素子12a,12bは導通状態になる一
方、電源分離素子13a,13bは非導通状態になる。
これにより、論理回路11a,11bは電源分離素子1
3a,13bによってグランドと切り離され、かつ、論
理回路11a,11bの出力電位は電位固定素子12
a,12bによって“H”に固定される。
【0038】通常動作時には、相互配線3をアナログ信
号が通る場合があり、端子4の電位は論理回路11a,
11bの入力しきい値電圧付近の中間電位になる頻度が
高い。ところが本実施形態では、論理回路11a,11
bがグランドから切り離されるので、論理回路11a,
11bには電流が流れない。また、論理回路11a,1
1bの出力電位が固定されているので、論理回路11
a,11bの次段以降の回路も動作しない。
号が通る場合があり、端子4の電位は論理回路11a,
11bの入力しきい値電圧付近の中間電位になる頻度が
高い。ところが本実施形態では、論理回路11a,11
bがグランドから切り離されるので、論理回路11a,
11bには電流が流れない。また、論理回路11a,1
1bの出力電位が固定されているので、論理回路11
a,11bの次段以降の回路も動作しない。
【0039】以上のように本実施形態によると、通常動
作時に論理回路に流れる電流を削減することができる。
また、論理回路の次段以降の回路に流れる電流も削減す
ることができる。
作時に論理回路に流れる電流を削減することができる。
また、論理回路の次段以降の回路に流れる電流も削減す
ることができる。
【0040】なお、本実施形態では、電位固定素子とし
てPMOSを、電源分離素子としてNMOSを用いる例
について示したが、電位固定素子としては、通常動作時
に論理回路の出力電位を固定できる構成であればどのよ
うなものを用いてもよく、電源分離素子としては、通常
動作時に論理回路を流れる電流を止める構成であればど
のようなものを用いてもよい。また、電源分離素子は、
論理回路と電源との間に設けてもよいし、論理回路と電
源との間、および論理回路とグランドとの間の両方に設
けてもよい。
てPMOSを、電源分離素子としてNMOSを用いる例
について示したが、電位固定素子としては、通常動作時
に論理回路の出力電位を固定できる構成であればどのよ
うなものを用いてもよく、電源分離素子としては、通常
動作時に論理回路を流れる電流を止める構成であればど
のようなものを用いてもよい。また、電源分離素子は、
論理回路と電源との間に設けてもよいし、論理回路と電
源との間、および論理回路とグランドとの間の両方に設
けてもよい。
【0041】(第3の実施形態)
図4は本発明の第3の実施形態に係るアナログ・バウン
ダリ・スキャン対応集積回路装置の構成を示す図であ
る。図4では、図3と共通の構成要素に図3と同一の符
号を付しており、ここではその詳細な説明を省略する。
図4において、図3と異なるのは、電位固定素子12
a,12bを構成するPMOSのゲートが、テストモー
ド信号TESTが印加される代わりにグランドと接続さ
れている点である。すなわち、電位固定素子12a,1
2bは常に導通状態である。ただし、電位固定素子12
a,12bは、論理回路11a,11bが動作している
ときはその出力を固定せず、論理回路11a,11bが
動作しないときのみその出力を固定できる程度の導通状
態になるように、そのサイズが設計される。
ダリ・スキャン対応集積回路装置の構成を示す図であ
る。図4では、図3と共通の構成要素に図3と同一の符
号を付しており、ここではその詳細な説明を省略する。
図4において、図3と異なるのは、電位固定素子12
a,12bを構成するPMOSのゲートが、テストモー
ド信号TESTが印加される代わりにグランドと接続さ
れている点である。すなわち、電位固定素子12a,1
2bは常に導通状態である。ただし、電位固定素子12
a,12bは、論理回路11a,11bが動作している
ときはその出力を固定せず、論理回路11a,11bが
動作しないときのみその出力を固定できる程度の導通状
態になるように、そのサイズが設計される。
【0042】また、第1の論理回路11aは入力容量が
小さくなるように設計されている。そして、電位固定素
子12a,12bは互いに異なるサイズで設計され、電
源分離素子13a,13bもまた互いに異なるサイズで
設計されている。これにより、論理回路11a,11b
は構成する素子のサイズが同じであっても、入力しきい
値電圧は互いに異なっている。
小さくなるように設計されている。そして、電位固定素
子12a,12bは互いに異なるサイズで設計され、電
源分離素子13a,13bもまた互いに異なるサイズで
設計されている。これにより、論理回路11a,11b
は構成する素子のサイズが同じであっても、入力しきい
値電圧は互いに異なっている。
【0043】相互配線3の接続状態の検査を行うテスト
時には、テストモード信号TESTを“H”にする。こ
のとき、電源分離素子13a,13bは導通状態にな
り、論理回路11a,11bはグランドと電気的に接続
される。しかもこのとき、電位固定素子12a,12b
は論理回路11a,11bの出力電位を固定しないの
で、この場合、図4の装置は図1と機能的に同等にな
り、したがって、相互配線3の接続状態の検査を第1の
実施形態と同様に実行することができる。
時には、テストモード信号TESTを“H”にする。こ
のとき、電源分離素子13a,13bは導通状態にな
り、論理回路11a,11bはグランドと電気的に接続
される。しかもこのとき、電位固定素子12a,12b
は論理回路11a,11bの出力電位を固定しないの
で、この場合、図4の装置は図1と機能的に同等にな
り、したがって、相互配線3の接続状態の検査を第1の
実施形態と同様に実行することができる。
【0044】一方、テスト時以外の通常動作時には、テ
ストモード信号TESTを“L”にする。このとき、電
源分離素子13a,13bは非導通状態になり、論理回
路111a,11bはグランドと電気的に切り離され
る。そして、論理回路11a,11bの出力電位は電位
固定素子12a,12bによって“H”に固定される。
ストモード信号TESTを“L”にする。このとき、電
源分離素子13a,13bは非導通状態になり、論理回
路111a,11bはグランドと電気的に切り離され
る。そして、論理回路11a,11bの出力電位は電位
固定素子12a,12bによって“H”に固定される。
【0045】通常動作時には、相互配線3をアナログ信
号が通る場合があり、端子4の電位は論理回路11a,
11bの入力しきい値電圧付近の中間電位になる頻度が
高い。ところがこの場合、本実施形態では、論理回路1
1a,11bは電源分離素子13a,13bによってグ
ランドから切り離されているため、電流が流れない。ま
た、論理回路11a,11bの出力電位が電位固定素子
12a,12bによって固定されているため、論理回路
11a,11bの次段以降の回路も動作しない。さら
に、論理回路11a,11bは入力容量が小さいため、
端子4につながる負荷容量も小さく、したがって、端子
4につながる負荷容量に対する充放電電流が削減され
る。これにより、例えば消費電力の増加などの通常動作
への影響を抑えることができる。
号が通る場合があり、端子4の電位は論理回路11a,
11bの入力しきい値電圧付近の中間電位になる頻度が
高い。ところがこの場合、本実施形態では、論理回路1
1a,11bは電源分離素子13a,13bによってグ
ランドから切り離されているため、電流が流れない。ま
た、論理回路11a,11bの出力電位が電位固定素子
12a,12bによって固定されているため、論理回路
11a,11bの次段以降の回路も動作しない。さら
に、論理回路11a,11bは入力容量が小さいため、
端子4につながる負荷容量も小さく、したがって、端子
4につながる負荷容量に対する充放電電流が削減され
る。これにより、例えば消費電力の増加などの通常動作
への影響を抑えることができる。
【0046】以上のように本実施形態によると、相互配
線の接続状態の検査を第1の実施形態と同様に実行で
き、かつ、通常動作時に流れる電流を削減することがで
きる。
線の接続状態の検査を第1の実施形態と同様に実行で
き、かつ、通常動作時に流れる電流を削減することがで
きる。
【0047】(第4の実施形態)
図5は本発明の第4の実施形態に係るアナログ・バウン
ダリ・スキャン対応集積回路装置の構成を示す図であ
る。図5では、図1と共通の構成要素には図1と同一の
符号を付しており、ここではその詳細な説明を省略す
る。図5において、17a,17bは論理回路11a,
11bの入力と接続されたプルダウン素子である。図5
では、プルダウン素子17a,17bはNMOSによっ
て構成されている。プルダウン素子17a,17bを構
成するNMOSのゲートには電源が接続されており、こ
れにより、プルダウン素子17a,17bは導通状態に
なっている。
ダリ・スキャン対応集積回路装置の構成を示す図であ
る。図5では、図1と共通の構成要素には図1と同一の
符号を付しており、ここではその詳細な説明を省略す
る。図5において、17a,17bは論理回路11a,
11bの入力と接続されたプルダウン素子である。図5
では、プルダウン素子17a,17bはNMOSによっ
て構成されている。プルダウン素子17a,17bを構
成するNMOSのゲートには電源が接続されており、こ
れにより、プルダウン素子17a,17bは導通状態に
なっている。
【0048】プルダウン素子17a,17bは相互配線
3の断線状態の検査に対して、有効に機能する。すなわ
ち、相互配線3が断線している場合、プルダウン素子1
7a,17bがなければ端子4の電位は不安定な状態に
なり、検査が正しく行われない可能性があるが、プルダ
ウン素子17a,17bを設けたことにより、端子4の
電位はグランド電位に落ち着く。このため、ドライバ6
から0Vおよび5Vを出力させた場合に、論理回路11
a,11bの出力がドライバ6の出力と同レベルになる
場合が必ず生じるので、相互配線3の断線状態を正しく
検出することができる。
3の断線状態の検査に対して、有効に機能する。すなわ
ち、相互配線3が断線している場合、プルダウン素子1
7a,17bがなければ端子4の電位は不安定な状態に
なり、検査が正しく行われない可能性があるが、プルダ
ウン素子17a,17bを設けたことにより、端子4の
電位はグランド電位に落ち着く。このため、ドライバ6
から0Vおよび5Vを出力させた場合に、論理回路11
a,11bの出力がドライバ6の出力と同レベルになる
場合が必ず生じるので、相互配線3の断線状態を正しく
検出することができる。
【0049】ただし、プルダウン素子17a,17bの
インピーダンスが小さ過ぎる場合には、端子4の電位は
常にグランド電位になってしまうので、検査が正しく行
えない可能性がある。このため、プルダウン素子17
a,17bのインピーダンスは、相互配線3の断線以外
の検査に影響を与えない程度に大きく設計する必要があ
る。プルダウン素子17a,17bのインピーダンスの
上限は、テスト時間の延長によって大きくすることがで
きる。このようにすれば、相互配線3の断線以外の検査
では、プルダウン素子17a,17bの影響は無視でき
るので、図5に示す装置は図1と機能的に同等になり、
したがって、相互配線3の接続状態の検査を第1の実施
形態と同様に実行することができる。
インピーダンスが小さ過ぎる場合には、端子4の電位は
常にグランド電位になってしまうので、検査が正しく行
えない可能性がある。このため、プルダウン素子17
a,17bのインピーダンスは、相互配線3の断線以外
の検査に影響を与えない程度に大きく設計する必要があ
る。プルダウン素子17a,17bのインピーダンスの
上限は、テスト時間の延長によって大きくすることがで
きる。このようにすれば、相互配線3の断線以外の検査
では、プルダウン素子17a,17bの影響は無視でき
るので、図5に示す装置は図1と機能的に同等になり、
したがって、相互配線3の接続状態の検査を第1の実施
形態と同様に実行することができる。
【0050】以上のように本実施形態によると、相互配
線の断線状態についても、安定して正しく検査を行うこ
とができる。
線の断線状態についても、安定して正しく検査を行うこ
とができる。
【0051】なお、本実施形態では、プルダウン素子と
してNMOSを用いる例を示したが、プルダウン素子と
しては、相互配線の断線時に端子電位を固定でき、か
つ、断線時以外の動作に影響を与えない構成であればど
のようなものを用いてもよい。また、プルダウン素子の
代わりに、プルアップ素子を設けてもかまわない。
してNMOSを用いる例を示したが、プルダウン素子と
しては、相互配線の断線時に端子電位を固定でき、か
つ、断線時以外の動作に影響を与えない構成であればど
のようなものを用いてもよい。また、プルダウン素子の
代わりに、プルアップ素子を設けてもかまわない。
【0052】(第5の実施形態)
図6は本発明の第5の実施形態に係るアナログ・バウン
ダリ・スキャン対応集積回路装置の構成を示す図であ
る。図6では、図5と共通する構成要素には図5と同一
の符号を付しており、ここではその詳細な説明を省略す
る。図5と異なるのは、プルダウン素子17a,17b
を構成するNMOSのゲートにテストモード信号TES
Tが与えられており、テストモード信号TESTによっ
てプルダウン素子17a,17bの導通・非導通が切換
制御される点である。すなわち、プルダウン素子17
a,17bは、通常動作時すなわち論理回路11a,1
1bを用いた検査を行わないとき、論理回路11a,1
1bの入力から電気的に切り離される。
ダリ・スキャン対応集積回路装置の構成を示す図であ
る。図6では、図5と共通する構成要素には図5と同一
の符号を付しており、ここではその詳細な説明を省略す
る。図5と異なるのは、プルダウン素子17a,17b
を構成するNMOSのゲートにテストモード信号TES
Tが与えられており、テストモード信号TESTによっ
てプルダウン素子17a,17bの導通・非導通が切換
制御される点である。すなわち、プルダウン素子17
a,17bは、通常動作時すなわち論理回路11a,1
1bを用いた検査を行わないとき、論理回路11a,1
1bの入力から電気的に切り離される。
【0053】相互配線3の接続状態の検査を行うテスト
時には、テストモード信号TESTは“H”になり、プ
ルダウン素子17a,17bは導通状態になる。この場
合、図6の装置は図5と機能的に同等になり、したがっ
て、相互配線3の接続状態の検査を第4の実施形態と同
様に実行することができる。
時には、テストモード信号TESTは“H”になり、プ
ルダウン素子17a,17bは導通状態になる。この場
合、図6の装置は図5と機能的に同等になり、したがっ
て、相互配線3の接続状態の検査を第4の実施形態と同
様に実行することができる。
【0054】一方、テスト時以外の通常動作時には、テ
ストモード信号TESTは“L”になり、プルダウン素
子17a,17bは非導通状態になる。この場合には、
プルダウン素子17a,17bに電流が流れないため、
通常動作時における無駄な電流を削減することができ
る。
ストモード信号TESTは“L”になり、プルダウン素
子17a,17bは非導通状態になる。この場合には、
プルダウン素子17a,17bに電流が流れないため、
通常動作時における無駄な電流を削減することができ
る。
【0055】以上のように本実施形態によると、相互配
線の接続状態の検査を第4の実施形態と同様に実行で
き、かつ、通常動作時に流れる電流を削減することがで
きる。
線の接続状態の検査を第4の実施形態と同様に実行で
き、かつ、通常動作時に流れる電流を削減することがで
きる。
【0056】(第6の実施形態)
図7は本発明の第6の実施形態に係るアナログ・バウン
ダリ・スキャン対応集積回路装置の構成を示す図であ
る。図7では、図5と共通する構成要素には図5と同一
の符号を付しており、ここではその詳細な説明を省略す
る。図7において、18a,18bは通常動作時すなわ
ち論理回路11a,11bを用いた検査を行わないと
き、端子4と論理回路11a,11bの入力とを電気的
に切り離す入力分離素子である。図7では、入力分離素
子18a,18bはNMOSによって構成されている。
入力分離素子18a,18bを構成するNMOSのゲー
トにはテストモード信号TESTが与えられ、テストモ
ード信号TESTによって入力分離素子18a,18b
の導通・非導通が切換制御される。
ダリ・スキャン対応集積回路装置の構成を示す図であ
る。図7では、図5と共通する構成要素には図5と同一
の符号を付しており、ここではその詳細な説明を省略す
る。図7において、18a,18bは通常動作時すなわ
ち論理回路11a,11bを用いた検査を行わないと
き、端子4と論理回路11a,11bの入力とを電気的
に切り離す入力分離素子である。図7では、入力分離素
子18a,18bはNMOSによって構成されている。
入力分離素子18a,18bを構成するNMOSのゲー
トにはテストモード信号TESTが与えられ、テストモ
ード信号TESTによって入力分離素子18a,18b
の導通・非導通が切換制御される。
【0057】相互配線3の接続状態の検査を行うテスト
時には、テストモード信号TESTは“H”になり、入
力分離素子18a,18bは導通状態になる。これによ
り、端子4と論理回路11a,11bの入力とは電気的
に接続される。この場合は、図7の装置は図5と機能的
に同等になり、したがって、相互配線3の接続状態の検
査を、第4の実施形態と同様に実行することができる。
時には、テストモード信号TESTは“H”になり、入
力分離素子18a,18bは導通状態になる。これによ
り、端子4と論理回路11a,11bの入力とは電気的
に接続される。この場合は、図7の装置は図5と機能的
に同等になり、したがって、相互配線3の接続状態の検
査を、第4の実施形態と同様に実行することができる。
【0058】一方、テスト時以外の通常動作時には、テ
ストモード信号TESTは“L”になり、入力分離素子
18a,18bは非導通状態になる。この場合には、プ
ルダウン素子17a,17bに電流が流れないため、通
常動作時における無駄な電流を削減することができる。
ストモード信号TESTは“L”になり、入力分離素子
18a,18bは非導通状態になる。この場合には、プ
ルダウン素子17a,17bに電流が流れないため、通
常動作時における無駄な電流を削減することができる。
【0059】また、通常動作時には、相互配線3をアナ
ログ信号が通る場合があり、端子4の電位は論理回路1
1a,11bの入力しきい値電圧付近の中間電位になる
頻度が高い。ところが本実施形態では、論理回路11
a,11bの入力は、入力分離素子18a,18bによ
って端子4から電気的に切り離され、かつ、プルダウン
素子17a,17bによって電位が固定される。このた
め、論理回路11a,11bには電流が流れない。また
論理回路11a,11bの出力も固定されるので、論理
回路11a,11bの次段以降の回路も動作しない。
ログ信号が通る場合があり、端子4の電位は論理回路1
1a,11bの入力しきい値電圧付近の中間電位になる
頻度が高い。ところが本実施形態では、論理回路11
a,11bの入力は、入力分離素子18a,18bによ
って端子4から電気的に切り離され、かつ、プルダウン
素子17a,17bによって電位が固定される。このた
め、論理回路11a,11bには電流が流れない。また
論理回路11a,11bの出力も固定されるので、論理
回路11a,11bの次段以降の回路も動作しない。
【0060】以上のように本実施形態によると、相互配
線の接続状態の検査を第4の実施形態と同様に実行で
き、かつ、通常動作時に流れる電流を削減することがで
きる。
線の接続状態の検査を第4の実施形態と同様に実行で
き、かつ、通常動作時に流れる電流を削減することがで
きる。
【0061】なお、本実施形態では、入力分離素子とし
てNMOSを用いる例を示したが、入力分離素子として
は、通常動作時に端子と論理回路の入力とを電気的に切
り離し、テスト時に端子と論理回路の入力とを接続でき
る構成であれば、どのようなものを用いてもよい。
てNMOSを用いる例を示したが、入力分離素子として
は、通常動作時に端子と論理回路の入力とを電気的に切
り離し、テスト時に端子と論理回路の入力とを接続でき
る構成であれば、どのようなものを用いてもよい。
【0062】なお、第4〜第6の各実施形態は、第2ま
たは第3の実施の形態とを組み合わせることも可能であ
り、有効である。
たは第3の実施の形態とを組み合わせることも可能であ
り、有効である。
【0063】また、第2〜第6の各実施形態では、論理
回路が複数の場合について説明したが、論理回路が一個
の場合であっても、各実施形態と同様の効果が得られ
る。
回路が複数の場合について説明したが、論理回路が一個
の場合であっても、各実施形態と同様の効果が得られ
る。
【0064】また、第1〜第6の各実施形態において、
論理回路の入力段を構成するトランジスタのゲート長
を、集積回路を構成する他のトランジスタで標準的に用
いられるゲート長よりも長くするのが好ましい。これに
より、テスト時または通常動作時に中間電位になる可能
性の高い論理回路の入力段トランジスタのホットキャリ
ア耐性が高くなり、したがって、集積回路装置の信頼性
を向上させることができる。
論理回路の入力段を構成するトランジスタのゲート長
を、集積回路を構成する他のトランジスタで標準的に用
いられるゲート長よりも長くするのが好ましい。これに
より、テスト時または通常動作時に中間電位になる可能
性の高い論理回路の入力段トランジスタのホットキャリ
ア耐性が高くなり、したがって、集積回路装置の信頼性
を向上させることができる。
【0065】
【発明の効果】以上のように本発明によると、入力しき
い値電圧の異なる複数の論理回路を設けることや、論理
回路の入力側にプルアップ素子またはプルダウン素子を
設けることによって、相互配線の接続状態の検査の信頼
性を向上させることができる。また、電源分離素子や電
位固定素子を設けることによって、通常動作時における
論理回路やその次段以降の回路の電流を削減することが
でき、したがって、通常動作時における消費電力を削減
することができる。
い値電圧の異なる複数の論理回路を設けることや、論理
回路の入力側にプルアップ素子またはプルダウン素子を
設けることによって、相互配線の接続状態の検査の信頼
性を向上させることができる。また、電源分離素子や電
位固定素子を設けることによって、通常動作時における
論理回路やその次段以降の回路の電流を削減することが
でき、したがって、通常動作時における消費電力を削減
することができる。
【図1】本発明の第1の実施形態に係るアナログ・バウ
ンダリ・スキャン対応集積回路装置の構成を示す図であ
る。
ンダリ・スキャン対応集積回路装置の構成を示す図であ
る。
【図2】図1の装置の動作を説明するための図である。
【図3】本発明の第2の実施形態に係るアナログ・バウ
ンダリ・スキャン対応集積回路装置の構成を示す図であ
る。
ンダリ・スキャン対応集積回路装置の構成を示す図であ
る。
【図4】本発明の第3の実施形態に係るアナログ・バウ
ンダリ・スキャン対応集積回路装置の構成を示す図であ
る。
ンダリ・スキャン対応集積回路装置の構成を示す図であ
る。
【図5】本発明の第4の実施形態に係るアナログ・バウ
ンダリ・スキャン対応集積回路装置の構成を示す図であ
る。
ンダリ・スキャン対応集積回路装置の構成を示す図であ
る。
【図6】本発明の第5の実施形態に係るアナログ・バウ
ンダリ・スキャン対応集積回路装置の構成を示す図であ
る。
ンダリ・スキャン対応集積回路装置の構成を示す図であ
る。
【図7】本発明の第6の実施形態に係るアナログ・バウ
ンダリ・スキャン対応集積回路装置の構成を示す図であ
る。
ンダリ・スキャン対応集積回路装置の構成を示す図であ
る。
【図8】従来のアナログ・バウンダリ・スキャン対応集
積回路装置の構成を示す図である。
積回路装置の構成を示す図である。
【図9】(a)〜(c)は相互配線の接続状態の不良の
例を示す図である。
例を示す図である。
1 第1の集積回路
2 第2の集積回路
3 相互配線
4 端子
11a 第1の論理回路
11b 第2の論理回路
12a,12b 電位固定素子
13a,13b 電源分離素子
17a,17b プルダウン素子
18a,18b 入力分離素子
フロントページの続き
(56)参考文献 特開2000−111616(JP,A)
特開 平6−242178(JP,A)
特開 平9−264929(JP,A)
特開 平2−154522(JP,A)
特開 昭55−39056(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
G01R 31/28 - 31/3187
Claims (5)
- 【請求項1】 アナログ・バウンダリ・スキャン機能を
有する集積回路装置であって、 第1および第2の集積回路と、 前記第1の集積回路と前記第2の集積回路との間に設け
られた相互配線とを備え、 前記第1の集積回路は、 前記相互配線が接続された端子と、 前記相互配線の接続状態を検査するために、前記端子の
電位の論理レベルをそれぞれ検出し、かつ、入力しきい
値電圧が互いに異なる複数の論理回路と、 前記論理回路を用いた検査を行わないとき、この論理回
路の出力電位を固定する電位固定素子と、 前記論理回路を用いた検査を行わないとき、この論理回
路に電流が流れないよう、電源およびグランドの少なく
とも一方を、前記論理回路から電気的に切り離す電源分
離素子とを備えていることを特徴とするアナログ・バウ
ンダリ・スキャン対応集積回路装置。 - 【請求項2】 アナログ・バウンダリ・スキャン機能を
有する集積回路装置であって、 第1および第2の集積回路と、 前記第1の集積回路と前記第2の集積回路との間に設け
られた相互配線とを備え、 前記第1の集積回路は、 前記相互配線が接続された端子と、 前記相互配線の接続状態を検査するために、前記端子の
電位の論理レベルをそれぞれ検出し、かつ、入力しきい
値電圧が互いに異なる複数の論理回路と、 前記論理回路の入力と接続されたプルアップ素子または
プルダウン素子とを備えていることを特徴とするアナロ
グ・バウンダリ・スキャン対応集積回路装置。 - 【請求項3】 請求項2において、 前記プルアップ素子またはプルダウン素子は、 前記論理回路を用いた検査を行わないとき、前記論理回
路の入力から、電気的に切り離されることを特徴とする
アナログ・バウンダリ・スキャン対応集積回路装置。 - 【請求項4】 請求項2において、 前記論理回路を用いた検査を行わないとき、前記論理回
路の入力と、前記端子とを、電気的に切り離す入力分離
素子を備えていることを特徴とするアナログ・バウンダ
リ・スキャン対応集積回路装置。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項において、 前記論理回路の入力段トランジスタのゲート長は、前記
第1の集積回路を構成する他のトランジスタのゲート長
よりも長いことを特徴とするアナログ・バウンダリ・ス
キャン対応集積回路装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09610399A JP3361472B2 (ja) | 1999-04-02 | 1999-04-02 | アナログ・バウンダリ・スキャン対応集積回路装置 |
US09/538,260 US6681355B1 (en) | 1999-04-02 | 2000-03-30 | Analog boundary scan compliant integrated circuit system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09610399A JP3361472B2 (ja) | 1999-04-02 | 1999-04-02 | アナログ・バウンダリ・スキャン対応集積回路装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000292489A JP2000292489A (ja) | 2000-10-20 |
JP3361472B2 true JP3361472B2 (ja) | 2003-01-07 |
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ID=14156063
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09610399A Expired - Fee Related JP3361472B2 (ja) | 1999-04-02 | 1999-04-02 | アナログ・バウンダリ・スキャン対応集積回路装置 |
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---|---|
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JP5187740B2 (ja) * | 2008-03-19 | 2013-04-24 | 株式会社リキッド・デザイン・システムズ | 接続検出回路を備えた半導体装置 |
US8471582B2 (en) * | 2009-01-27 | 2013-06-25 | Qualcomm Incorporated | Circuit for detecting tier-to-tier couplings in stacked integrated circuit devices |
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EP0358376B1 (en) * | 1988-09-07 | 1995-02-22 | Texas Instruments Incorporated | Integrated test circuit |
JPH02154522A (ja) | 1988-12-06 | 1990-06-13 | Nec Corp | 入力端子回路 |
US5576554A (en) * | 1991-11-05 | 1996-11-19 | Monolithic System Technology, Inc. | Wafer-scale integrated circuit interconnect structure architecture |
JPH06242178A (ja) | 1993-02-19 | 1994-09-02 | Hitachi Ltd | ピンスキャン回路 |
US5670890A (en) | 1993-04-22 | 1997-09-23 | Lsi Logic Corporation | Switchable pull-ups and pull-downs for IDDQ testing of integrated circuits |
US6222212B1 (en) * | 1994-01-27 | 2001-04-24 | Integrated Device Technology, Inc. | Semiconductor device having programmable interconnect layers |
US5517515A (en) * | 1994-08-17 | 1996-05-14 | International Business Machines Corporation | Multichip module with integrated test circuitry disposed within interposer substrate |
JP3635356B2 (ja) | 1994-08-29 | 2005-04-06 | 株式会社ルネサステクノロジ | 電圧比較回路装置 |
US5760428A (en) * | 1996-01-25 | 1998-06-02 | Lsi Logic Corporation | Variable width low profile gate array input/output architecture |
JPH09264929A (ja) | 1996-03-29 | 1997-10-07 | Nec Corp | 論理回路のテスト方法およびそのテスト回路 |
US5963046A (en) * | 1997-03-21 | 1999-10-05 | Hewlett-Packard Company | Method for detecting and locating open-circuit defects within digital CMOS integrated circuits |
US5970375A (en) * | 1997-05-03 | 1999-10-19 | Advanced Micro Devices, Inc. | Semiconductor fabrication employing a local interconnect |
US6099580A (en) * | 1998-02-11 | 2000-08-08 | Monterey Design Systems, Inc. | Method for providing performance-driven logic optimization in an integrated circuit layout design |
-
1999
- 1999-04-02 JP JP09610399A patent/JP3361472B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2000
- 2000-03-30 US US09/538,260 patent/US6681355B1/en not_active Expired - Fee Related
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---|---|
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